安平町議会 令和8年第2回定例会 2026年3月6日
「町内の外国人の皆さんにとって安平町は住みやすいのかというテー…」
2026年3月6日、安平町議会の一般質問で、内藤圭子議員が質問し、税務戸籍担当課長 奥田浩司、まちづくり担当課長 山口崇、学校教育担当次長 佐々木英生、町長 及川秀一郎、総合支所長 村上純一、企画財政担当課長 木林一雄が答弁しました。
- 質問者
- 内藤圭子 議員
- 答弁者
- 税務戸籍担当課長 奥田浩司、まちづくり担当課長 山口崇、学校教育担当次長 佐々木英生、町長 及川秀一郎、総合支所長 村上純一、企画財政担当課長 木林一雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 内藤圭子
9番内藤です。私は町内の外国人の皆さんにとって安平町は住みやすいのかというテーマで一つ聞きたいと思います。現在、安平町に住む外国人の方は200名ほどと定例会の事務報告で報告されていて、安平町にある企業の貴重な働き手となっています。一方、昨年の企業倒産の理由の50%が人手不足によるというデータがありました。人手不足が深刻な問題だとわかります。政府は2027年から外国人労働者の受け入れ制度を変更します。これまでの国際貢献を目的とした技能実習生から人材確保と育成を目的とした育成就労に変わり、最長3年の間に特定技能1号に合格するスキルを習得し、より長く日本で働いてもらえるようにするための制度変更です。2030年までは技能実習との併用や転職の柔軟化、受け入れ人数の上限を決めた上での永住要件の緩和など、より多くの外国人が日本で働ける環境を整えようとしています。この制度変更により、これまでより多くの外国人の方が安平町に住む可能性があるのではないでしょうか。安平町に住んでいれば日本人か外国人かに関わらず誰もが安平町民です。町民なら誰しもが等しく住民サービスを受けられるのは当然のことなので、そのための環境整備や仕組みづくりをする必要があると考えます。その結果、外国人の皆さんに選ばれる町になれば、それは日本人の皆さんにも選ばれる町になると考えます。これらを踏まえ安平町内の外国人の皆さんの現状と今後について質問します。1番。現在、安平町には何か国、何名の外国の方が住んでいますか。また、お子さんがいらっしゃる家族もいますか。
答弁 税務戸籍担当課長 奥田浩司
令和7年12月末現在の状況で答弁させていただきます。24か国204名でして、外国籍のいる子が居る世帯ですが、18歳未満ですが3件で5名となっています。
質問 9番 内藤圭子
この中で働いている方の数は、概算でいいので大体どれぐらいかお願いします。
答弁 税務戸籍担当課長 奥田浩司
ちょっと古い数字になりますが、令和7年の住民税の課税ベースでお答えさせていただきます。令和7年の課税ベースで言いますと、1月1日現在で安平町に住民票があった方という捉えでお願いしたいのですが109名となっています。
質問 9番 内藤圭子
今まで企業から何か役場に相談などありましたか。
質問 9番 内藤圭子
私もこれ迷ったのですが、実に幅広いことが生活していく上で問題になるので。具体的にというよりは企業の方からこういうことで困っているんですっていう相談があったかどうかの確認をしたいと思いました。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
企業と一言で言ってもいろんな業種があるのですが、政策推進課で所管している企業、工業団地等にある企業については具体的にそうした相談は受けていないという認識をしています。
質問 9番 内藤圭子
このことについては次の質問にも関係するので、そちらでもお聞きしたいと思います。お子さんがいらっしゃるということなので、学校など親御さんと意思の疎通はどうなっているのかなと思ってお聞きしたいと思います。
答弁 学校教育担当次長 佐々木英生
各学校に在籍している方については、子どもたちについては特段配慮等必要がないような状況でして、保護者とのやりとりの中で大体日本語喋れる方はどちらかがということが多いのですが、それ以外の方とコミュニケーションをとる時には例えば翻訳アプリを使用するとかの対応をしています。ただ、アプリを使っての対話ですので理解がどれほどされているのかまで、なかなか確認できないところはあるかと思いますが、学校における対応については特段問題なく進んでいる感じです。
質問 9番 内藤圭子
200名ぐらいの外国人が住んでいるということなので、そういう方たち向けの日本語学校、日本語教室みたいなのは考えているかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 及川秀一郎
日本語学校や日本語教室で、例えば日本語というよりも今まで社会教育分野で数は少ないと思いますが何か国際交流的な観点から英会話教室みたいなことはあったと思いますが、今内藤議員がおっしゃっていたような移住定住に伴って204名、そしてお子さん18歳未満で3件5名ということで、殊更その対象に日本語学校だったり日本語教室の今の段階ではニーズはないとは思っています。また、話せる方も多く、日本語をですね。子どもさんについても学校内では大きな支障は無いということですから、今の段階ではそこの必要性は認識していませんが、今後の状況によってはそういうこともあり得るのか、ただ日本語をきちんと学んでから来られているという方が非常に多く、私も福祉施設に入った後、会話した時にきちんと日本語で会話ができたものですから。そういったところもありますので殊更外国の方の人数が多いからどうだということよりも、その対象者がどうだというところからいくと、今の段階ではそこまで考えてはいません。
質問 9番 内藤圭子
さっきおっしゃった国際交流的なというところで相互理解の意味でもそういう場って作っていけたらいいのではないかなって、私もこれを調べながらそれが日本語学校じゃなかったとしても24か国もあるわけですから、相互理解のための場づくりはやっていっていいのではないかなと感じながら調べていました。2番の質問ですが、町民と同じように町のサービスは受けられていますか。
答弁 まちづくり担当課長 山口崇
私の方からは公共交通の観点からお答えしたいと思います。外国の方が安平町の公共交通の仕組みを理解する方法としては、安平町の公式ホームページは外国人住民や観光客向けに自動翻訳機能を用いた多言語対応を行っていますので、ホームページを通じて安平町の公共交通の仕組みを理解することが可能な状況となっています。また、そのホームページに詳しい情報で添付していますのが安平町の総合時刻表。4月になりますと町報で皆様の方に各戸配布、A2サイズになるのですがお配りしているものがホームページ上でも見られる形になっています。その時刻表をスマホのGoogleアプリの翻訳機能を活用することでそれぞれの母国語に対して対応することが可能な状況となっていると考えています。次に外国人の方が安平町の公共交通を実際に利用できているのかという点について、現場の対応状況を追分ハイヤー・あつまバスに聞き取りしました。まずは外国人の利用者数ですが、ハイヤーとデマンドバスでは合わせて月に2・3回程度の利用がある。また循環バスの方では週に2・3回、月ベースに換算しますと8から12回程度の利用をしているというお答えでした。次に外国人からの問い合わせに対する対応状況です。ハイヤーとデマンドバスの受付窓口を行っている追分ハイヤーの状況としては、片言の日本語やスマホアプリを利用したコミュニケーションを図っていると。またJR利用の外国人のお客さんの場合には、JRの追分駅の駅員さんと連携してつないで英語で対応してもらっていると。その上で追分ハイヤーとして抱えている印象としては町内に在住・滞在する外国人の方は日本語を話せる方が多い印象でした。あつまバスの対応もわかっている単語を並べて何とかコミュニケーションをして対応しているとのことでした。外国人の方々についても、ようやく窓口や運転手等とカタコトの日本語や英語によるコミュニケーションとスマホアプリ等を組み合わせながら、必要最低限でもありますが、安平町の公共交通を利用できる状況になっていると認識しています。
質問 9番 内藤圭子
まず安平町に移転してきた時に窓口で手続きするわけですが、外国の方が手続きする時に言葉が通じなくて、それが理解してもらっているのかなみたいな時はどのような対応をしているかお聞きします。
答弁 税務戸籍担当課長 奥田浩司
確かに日本語がわからなくて対応に困るケースがあるのですが、先ほどあったとおり本人スマホの翻訳アプリを使ったり、企業の方・支援者の方と電話でやりとりをして住民票をとるといった対応をしています。
質問 9番 内藤圭子
これはその企業で雇用しているわけですから企業の方のサポートって大事だと思うのですが。今現在その企業と役場が連携して何か困りごとを解決した経験ってあるかどうかお願いします。
答弁 町長 及川秀一郎
質問が幅広なので、例えば自分が外国の関係でいくと地域の方とのコミュニケーションを取る場だったり、安平で行けば安平自治会の方で配慮していただいたり、先ほど内藤議員も質問していただいた交通の、運転免許を持っていない方が多いのでそういったところをきちんと伝える。我々としては、ごみを出すのが難しいよねと、その分別が日本は細かいものですから、それを数年前から聞いていましたので昨年度ご承知のとおり多言語化80か国語で対応できるといった町民の方にはガイドブックということで900分類できるものは配っているのですが、さらにアプリで1800のごみがちゃんとわかるようにアプリも導入しましたし、これは二町組合の中でも報告させていただきましたが、詳細の分析は当然していませんが、利用件数としては外国の方の利用件数が300から500の間、300以上はご利用いただいているということでアプリも利用していただきながら日常生活に対応していただいていると思っていますので、福祉施設とのやりとりの中では困りごとに何かあれば役場だったり地域のところにご相談しながらというお話をさせていただきましたので。それ以外にも各種あるかもしれませんが、今の段階では地域に溶け込みながら何とか、片言の日本語かもしれませんが、住み続けることによって日本語を覚えて一層コミュニケーションを取れるような状況になってきているのかなと。ですから転入してきた時点が一番大変なのかもしれませんが、そういったサポートも先ほど答弁した形の中で企業の方でもサポートしていただいていると認識しています。
質問 9番 内藤圭子
ごみの問題が一番暮らしていく中で地域の中で守ってもらえないという声が私も聞こえました。国は外国人の人をただ地域に住まわせるだけでなく企業と自治体が連携して情報提供しながら、企業がしっかり自治体と結びつくことで企業が外国人の方たちに正しい情報を届けることでその地域の中で暮らしていけるということで。国に自分の自治体がどんな企業に何人働いているかという情報を渡すというのを私は調べたのですが、その制度はご存知でしたか。
答弁 総合支所長 村上純一
ちょっと質問のお答えからズレるかもしれませんが、特定技能の就労者が所属している企業は、町からその外国人の方が町に住むにあたって町がいろいろなごみの問題とか先ほど出ていましたが、町からの協力要請に対して協力しますというのを企業側の方で確認書を出すようになっていまして。その手続きは去年の春から始まっているのですが、今のところ町内外の企業さんから17ほど協力確認書はいただいています。お答えになっていますでしょうか。
質問 9番 内藤圭子
私が調べたのは国が把握している外国人労働者の雇用情報を自治体へ提供する制度となっていたのですよね。自治体がどこの企業に何人と把握することで企業と自治体が連携してその外国人のサポートをしていくことが今回調べている中で出てきたのですが。今、言われたことでそれで外国人のいらっしゃる企業が把握されているのでしたら私が言いたいことは結局その外国人が移住してきた時に一番身近にいる人たち、つまりそこに住んでいる自治体の人たちがお世話をするということが第一歩かなと思っているのですが。そこの企業がしっかり理解することで、もっと情報が移住してきた方にきちんと渡すことができるのではないかなと思って。それで自治体と企業が連携することがすごく大事ではないかなって今回いろいろ調べていく中で思いました。安平町の場合はまだそんなに問題が起きていないということでしたので、自治会の方たちの努力などでそういうトラブルもなく暮らしていけるのかなって今までの話で感じたのですが。次の質問になるのですが、令和4年6月の定例会の他の議員の一般質問で答弁されていますが、外国人の住民の利便性推進について町の第3次総合計画に盛り込む考えはありますか。
答弁 企画財政担当課長 木林一雄
厚生労働省の発表では、日本国内における外国人労働者は急速に増加している旨発表がなされています。一方、安平町においても先ほど報告がありましたとおり外国人は増加していますし、今後もさまざまな国籍の外国人が増加するものと予測されます。このような中、現在第3次安平町総合計画の策定の作業準備を進めていますが、その際の町民アンケートの回答の中にも外国人のごみ投げなどのルールを守れないことを懸念する回答が数件ありました。今回のアンケートは総合計画に特化したアンケートですので数件だったのですが、これが多分外国人との共生を主題としたアンケートになるともう少し件数は増えるのかなという見込みを持っています。よって外国人に町内で生活をしていただくための支援・サポートとともに外国人を受け入れる地域の不安の解消とかコミュニケーションの取り方など、外国人を町民として支える・迎える対策を総合計画の中に、書きぶりは今まだ策定作業の初期の段階ですのでどういう書きぶりになるかは明確にお答えできませんが、いずれにしても現在、策定作業中の3次総合計画の中で触れていく考えです。
質問 9番 内藤圭子
盛り込まれるということで理解します。私たち日々の暮らしの中で今回質問するにあたっていろんな人に聞いてみたのですが、何となく怖いという声が案外若い人たちから聞こえたのが驚いたのですが。私は若い時に海外で1年以上お世話になって言葉の通じない中にいきなり放り込まれて、そこでいろんな人たちに親切にされて本当によい1年間を過ごすことができたんですよね。そういう体験があるので、何もわからないところに来た人たちができるだけ困らないで生活できるようなサポートって身近な人が一番それを担うことになってしまうのですが、でもまず移動してきた窓口が親切だったら随分印象が変わるのではないかなって感じました。今、総合計画に何という言葉で盛り込むかはわからないということだったのですが、ぜひ親切な気持ちを忘れないで対応してほしいなと思います。今、私は具体的にそんなに接点は無いのですが、例えば安平の郷って安平地域にあるのですが、そこはミャンマー人の方が住んでいて、かわいらしい女の子たちで、安平の冬祭りの時にミャンマーのお菓子を紹介して皆さんに一生懸命売っていたんですよね。こんな小さな取り組みですが、そういうことが共生社会の担い手になっていく礎になっていくのではないかと思って、町が今度どんな取り組みをしていくかを期待するということとともに、こういう気持ちで受け入れるってことは外国人の方だけでなく移住者にとっても住みよい町ではないかなと感じるので、ぜひこの町の取り組みをよろしくお願いします。