みんなの議会

安平町議会 令和7年第6回定例会 2025年9月18日

ハイヤーについて

2025年9月18日、安平町議会の一般質問で、内藤圭子議員が「ハイヤーについて」質問し、まちづくり担当課長 山口崇、町長 及川秀一郎が答弁しました。

質問者
内藤圭子 議員
答弁者
まちづくり担当課長 山口崇、町長 及川秀一郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 内藤圭子

9番内藤です。よろしくお願いします。安平町は空港や港に近く立地が恵まれていると言われていますが、住んでいる人にとって安平町の交通事情はどうでしょう。田舎暮らしは車が無いとどこにも行けず何もできない。歳を取って免許証の返納をしたら住めなくなるというのでは困ります。現状に満足せず、より住民のニーズに合った公共交通を考えるために質問します。デマンドバスは商工会が交通不便地域の解消や商店街の賑わい活性化のために運行していると聞きます。循環バスは町があつまバスに委託して他の公共交通との調和を考慮しながら追分・安平・早来・遠浅の地区間をまたぐ移動を担うために運行する。ハイヤーは地域おこし協力隊が就任して順調に運行していると聞きました。今回はデマンドバス、循環バス、ハイヤーについて質問したいと思います。現在の公共交通の利用状況と予算について伺います。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

循環バス、デマンドバス、ハイヤーの利用状況については、いずれも令和6年度の実績値を用いてご説明させていただきます。なお、ハイヤーの利用状況の実績値については、ハイヤー運行全体の乗車人数ではなく町が把握できるハイヤー運賃半額助成事業の利用件数となっていますことをご留意願います。まず循環バスの利用者数は6907人、前年比プラス15%と増加しています。次にデマンドバスの利用者数は2643人、前年比マイナス26%と減少しています。最後にハイヤー運賃半額助成事業の利用件数は1万464件、前年比プラス24%と増加しています。デマンドバスの利用者数の減少とハイヤー運賃半額助成事業の増加については早来地区でのハイヤー運行がドライバー役を担う地域おこし協力隊の着任により令和6年6月24日に再開された影響が共通して表れているものです。続きまして循環バス、デマンドバス、ハイヤーの運行にかかる事業予算についてご説明します。事業予算については令和7年度の予算金額を用いてご説明させていただきます。まず循環バスについては、循環バス運行業務委託料に2541万4000円、次にデマンドバスについてはデマンド交通運行事業補助金に1756万5000円、MONETシステム使用料に198万円の合計1954万5000円。次にハイヤーの維持確保等にかかる事業予算についてはハイヤー運賃等半額助成金に520万、二種運転免許取得助成金に47万9000円、ドライバー役を担う地域おこし協力隊の配置経費2名分に993万1000円の合計1561万円。これら通常年度の予算組みに本年度については国土交通省所管の補助事業、交通空白解消緊急対策事業、通称公共ライドシェア事業と呼ばれるものですが、この採択を受けてさきの6月議会にて補正予算を計上しました886万8000円が加わります。これら全てを合計した予算金額は6943万7000円となっています。なお、ここから補助金や特別交付税措置分等の収入見込み分1832万6000円を差し引いた実質負担額ベースでは5111万1000円という金額になっています。

質問 9番 内藤圭子

今のお話を伺って町民の皆さんが循環バスとハイヤーを選んでいる現状がわかりました。デマンドの利用が減っているというのはこの地域おこしが着任してハイヤーが走っていることでハイヤーを皆さんが選択しているということがわかったのですが、棲み分けをしてと最初に私言ったのですが、この今の状況がデマンドバスとハイヤーの棲み分けができている状況かどうかの判断をお聞きしたいと思います。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

棲み分けについてということでした。この部分は民間と、どのようなバランスになっているかの難しい問題だと捉えています。デマンドバスについては過去にハイヤー事業が撤退とか縮小したことに伴いまして生まれてきた制度でして、このデマンドバスとハイヤー事業をどのように両立させるかが現在課題になっているかと思います。特に早来地区でのハイヤー事業の経緯も見ていきますと、早来ハイヤーが平成31年3月に撤退しました。その1年後になる令和2年4月に追分ハイヤーが早来地区での営業を再開したのですが、この時はコロナ禍の影響もありまして利用者数が少なく、約1年半後には令和3年10月なのですが撤退した状況があります。その後、約2年9か月空白期間がありまして、そこに地域おこし協力隊の着任を受けて早来地区での営業が再開した現状もありまして、ハイヤー事業が無い時にデマンドバス利用がしっかり皆さんの地域の足として支えていた。ここに早来ハイヤー事業が復活してきたのでその辺の利用者数が、どうしてもより便利なドアtoドアであるハイヤーに流れていると。このバランスを言いかえると損益分岐点というのでしょうか、その辺の見極めが難しい状況なのかなと認識しています。

質問 9番 内藤圭子

この問題、バランスを取りながらというところでは最後の方でもまた聞きたいと思いますので。次は循環バスが増えている要因はどのように分析しているかということと、これが他のあつまバスやJRに影響が無いのかということをお聞きしたいと思います。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

循環バスは、かつてせいこドームバス、あつまバス、安平循環線を統合再編して平成31年4月から新規運行を開始したものになっています。追分から遠浅の町内4地区をまたぐ移動ニーズに応えるバスとして運行しています。この時刻表の作成にあたっては鉄道やあつまバスが運行する路線バスといった都市間をつなぐ路線との乗り継ぎのしやすさに留意しています。こうした今使い勝手の良さが苫小牧や千歳の都市間の病院へ行く方や買い物に行く方、また通勤に使う方などに少しずつ浸透してきているのかなと認識しています。

質問 9番 内藤圭子

認知度の上昇ということも考えられると私も時間が経ってこのように利用者が増えていることは思ったのですが、路線で言うとJRとあつまバスと被るところが多いので、そちらの影響はどうかなと思いました。今の説明で経費が大体5100万円かかっているということがわかりました。利用者は使用料としてどれぐらい払っているかをお聞きしたいと思います。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

こちらも令和6年度実績ベースとなりますが、循環バスの使用料収入分としては137万9400円。デマンドバスの利用料収入分については74万2200円と、合計して212万1600円という状況になっています。

質問 9番 内藤圭子

今の説明で町がこの公共交通を維持するために、たくさんのお金をつぎ込んでいるんだなということがわかりました。2番の質問に行きます。今住民の皆さんからハイヤーを使いたくても予約が取れないとか夜間や休日の移動が不便、事務所が休みの時は予約ができないなど声が聞こえていますが、町としての問題の認識はどうなっていますか。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

只今のご質問の趣旨としては公共交通の利用に不便さや不安を感じている町民からの意見を聞く機会の設定状況や、そこで聞き取った町民意見に対する町の課題認識。そしてその課題をどのように検討して取り組みに反映しているかといった内容かと思いますので、その現状について説明します。まず、公共交通の利用者や地域住民の皆様からのご意見を聞く機会の設定については主に3つの方法で行っています。3つの方法は大きなサイクル、中ぐらいのサイクル、小さなサイクルといった状況をイメージしながらお聞きいただければと思います。1つ目は概ね5年に1度の動き。大きなサイクルという観点になります。これは安平町地域公共交通計画を策定する際にアンケート調査や町内4地区でのワークショップ方式による意見交換などを実施し、地域住民のニーズの把握や課題の整理を行って各種施策として地域公共交通計画に反映できるように努めているところです。なお、現在は令和4年6月に策定された本計画に基づきながら各種取り組みを実施しているところです。2つ目は毎年の動き。中くらいのサイクルという観点になります。こちらは利用者からの意見の反映や施策の実施状況の確認を行う機会の場になっているものです。それは先ほど申し上げました安平町地域公共交通計画の進行管理を行う組織に位置づけられています安平町地域公共交通会議において概ね年3回のペースで実施しています。この協議会は安平町、室蘭運輸支局、胆振総合振興局、地域の交通事業者3社、安平町商工会、地域住民の代表として町内4地区の町内会連合会の会長、老人クラブ連合会会長等といった17名で組織されているものでして、この協議会において町内の公共交通全体にかかる翌年度のダイヤ改正やバス停の追加などに関する協議を行っています。具体的な主な改正内容を申しますと、令和6年度改正では循環バス運行でフリー条項区画を追加、デマンドバスはバス停2か所追加の実施、令和7年度改正では循環バスはフリー条項区間の2区間の追加、デマンドバスのバス停の1箇所追加など利用者や地域住民の声を反映させながら毎年のダイヤ改正に反映できるように努めています。3つ目になります。こちらは日々の動きという小さなサイクルの観点となりますが、日常的に起こりえる利用者からの問い合わせや苦情への対応等を通じた問題の把握。地域ミーティングや出前講座等での制度説明の機会を通じた意見交換を行っています。その中で改善や見直しができるものであれば先ほど申し上げました安平町地域公共交通会議の場に諮り、地域住民を含めた関係者間での合意形成を行いながら各種施策の改善、見直しを進めています。このような形で地域公共交通計画の継続的な進行管理を進めているなか、現状の安平町の公共交通の課題として浮彫になっているものが平日の夜間、日曜・祝日にデマンドバスやハイヤー等が運行していない、平日でもハイヤー利用者が重複して予約が取れないといったニーズへの対応であり、こうした交通空白の解消に向けた対策の検討が必要と認識しているところです。

答弁 町長 及川秀一郎

一部補足します。今説明したとおりなのですが、地域公共交通会議の中で地域の交通事業者3社と申し上げましたが、JR・あつまバス・追分ハイヤーのこの3社となります。また、フリー乗降区間の1区間追加という令和6年度の循環バスの追加した場所は追分高校前付近の1か所、あとデマンドバスのバス停の2か所の追加と申し上げましたが早来学園前と安平公民館前を実施しています。7年度の改正の循環バスのフリー乗降区間2区間の追加ですが、これも地域から要望があった青葉会館前から灯菓舎っていう喫茶店ができた付近、あと2か所目は花若会館前から南公営住宅付近、最後にデマンドバスのバス停の1か所の追加は追分郵便局前ですので。箇所数は先ほど答弁したのですが、その場所の関係について補足させていただきます。

質問 9番 内藤圭子

こうやって住民の声を聞いてバス停を増やしたりフリー区間を増やしたりして、より住民にとって利用しやすい公共交通になっていることがわかりました。ハイヤーの予約がいっぱいで予約ができないことなのですが、ハイヤー事業が順調ならハイヤーを増やすことはできないのかなって単純に思ったのですが、いかがですか。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

ハイヤーの車輌が早来・追分の両エリアに各1台ずつの配置という現状となっています。そうしたところに予約が重複しますと、例えば一度遠方の病院にいきますとその間は対応できないといった実情になっています。また、現在は町によるハイヤー運賃半額助成によりましてその利用件数は伸びてはいるのですが、先ほど申し上げたとおり1台さらに増やした時の維持費等を考えていくと、損益分岐点がどこにあるかは事業経営・運営上、非常に悩ましい問題であるかなと認識しています。

質問 9番 内藤圭子

損益分岐点を実際に計算したかというところなのですが、そちらはやっているかどうかお願いします。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

特にハイヤー事業については、ハイヤー1台動かすのに最低でもシフトを組む関係で2名、3名の人員を抱えながら回している実態にあります。そうした観点からいくと、もう1台増やしてシフトを組んでいく、そこに利用者数が本当にニーズとして埋まるのかがありますので、計算上シミュレーションはできるのですが、今利用者の実態がどれだけニーズが生まれるのかの把握が難しい点だなと思っているのと、ここはハイヤー事業者さんの肌感覚ですが、打ち合わせをしている中では2台を抱えていく判断は現時点では難しいと伺っています。

質問 9番 内藤圭子

結局はデマンドバスについて、昨日も言われたのですが、電話をしても予約が取れないと。1時間前に電話をくれと言われていて電話してもなかなか予約が取れない。そんな中でだんだん諦めてしまって利用が減っているというのは、その利用者さんが言っていました。1時間前にデマンドバスを予約しろというのは私としては使う側にも使われる側にも不便だと思うのですが、そちらの方は1時間前に連絡してくれというところが、今そういうルールなのかを確認します。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

デマンドバスの乗車の時の現状のルールですが、基本的には乗車したい便の1時間前までに電話またはスマホで予約ができますとなっています。その場合、注意するところが電話の場合、朝の第1次2便を希望する場合、こちらは朝早い便になるのですが、こちらの場合は前日までに予約をお願いしたいという状況になっています。

答弁 町長 及川秀一郎

ハイヤーとデマンドの大きく違う点が、デマンド利用されている方はご承知なのですが、なぜ1時間かというと乗り合いバスみたいな形でそれぞれの配車のルートを決めていきながら目的地にお客さんを届ける形になりますので。配車のルートを決めていくのに今は人でやっていますが、一定の時間がかかるということです。今、冒頭申し上げた公共交通の交通空白の解消、こちらの形を今年度着手しています。この後のやり取りでも出てくるのかもしれませんが、そういったシステムを入れることによって電話だったりスマートフォンだったりがきちんと、予約がルート上も速やかに検索できたり、ルートが決められたりといったことができるような利便性の高いものを今導入に向けてチャレンジしている最中ですので、今みたいな問題点は十分にわかっているのですが、このデマンドバスとしての問題点としては時間があるところはご理解いただければと思っています。

質問 9番 内藤圭子

1時間前までにというところにその人も固執しているような気が私もして、またその方とも話してみたいと思います。循環バスの時間を遅くしてほしいとか、バス停を増やしてほしいとか、バス停にベンチを置いて欲しいなどの声は担当の方に届いていますか。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

そうした要望はしっかり届いています。そうした意見を踏まえながら、できるものは可能な限り実施できるように努めていまして、実施にあたっても先ほど申し上げた地域公共交通等会議にもかけながら合意形成を図って実施しているような段取り、状況となっています。

質問 9番 内藤圭子

先ほど1番の説明の時にMONETの予算が出ていたと思うのですが。現在のMONETの利用状況と、今後どのように考えているかをお願いします。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

MONETの利用状況についてお答えします。また、今後についてということでもございました。MONETの利用については、昨年度、令和6年度は利用促進を目的にスマホ予約無料乗車キャンペーンを実施させていただきました。昨年については予約者539名に増加した状況になっています。また、このMONET事業ですが令和元年から導入されていまして、令和元年から5年の間は年間で1.6人の利用実績でした。そうした状況があったので令和6年度、

答弁 町長 及川秀一郎

年間で1.6人。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

年間で1.6です。

質問 9番 内藤圭子

ほとんどいないっていう、

答弁 町長 及川秀一郎

年間で小数点って。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

具体的に言いますが、令和元年の利用者が1名、令和2年が3名、令和3年が利用者無し、令和4年が4名という状況でして、令和5年も0名でした。こちらを5年間で均しますと年平均1.6人という状況となっています。そうした状況におきまして令和6年度に無料乗車キャンペーンを実施しまして、こちらが539人になっていました。そうした実態があったのですが、デマンドバス全体の利用状況で言いますとスマホ予約を利用した方は20.4%になりまして、それでも電話予約の方が80%以上を占めている状況もありまして、この辺の課題が改めて浮彫りになったのかなと認識しています。こうした課題が浮き彫りになりましたので、今後についてなのですが今年度公共ライドシェア事業で取り組む中では新たな配車システムを検討していまして、現行のMONETシステムはスマホ予約、一方通行の予約しかできなかったのですが、今年実証事業で検討する配車システムは電話予約についてもしっかり対応ができるような電話予約にもオペレーターで対応できますしスマホ予約も受けられると。今度、管理者を置けない夜間についてはAIによるオペレーター対応も可能だというような1システムで3役こなせる配車システムを前提に実証実験を進めていきたい考え方をしています。

質問 9番 内藤圭子

MONETの本当に利用されない状況がわかりました。新しい配車システムについてですが、懸念していることがオペレーターが一方的にしゃべって、それに対してお年寄りがそれに対応していくというのがお年寄りの想定に合わない質問だとお年寄りがそれで困っちゃうとか、噛み合わない時とかお年寄りが予約できないことにならないかなという懸念をこの自動オペレーターという言葉で思いました。これから実証実験をしていくということでいろいろ改善されているのではないかなって思うのですが、そうするとMONETに関してはこのMITTに切り替えていこうという実証実験が始まるわけですが、どのようなタイミングでこういう判断になっていくかをお願いします。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

今、内藤議員からもおっしゃってくださったMITTが今新しい配車システムの予定でして、こちらが令和7年3月6日に連携協定を結ばせていただいたCICACというところが開発しているシステムです。こちらは既に桐生市のハイヤー・タクシー会社で運行している実績もありますので、このシステムが安平町においてしっかり機能するかをこの実証実験で見ていきたいと思っています。また、お年寄りの対応の不安なのですが、こちらも現行の電話対応を前提としたシステムですので、そこは今までどおりしっかりやっていくと。もう1個、利便性としては先ほど町長の方から補足していただいたのですが、デマンドバスの方が現在予約を断るケースとしては相乗りが前提ですのでご本人が、例えば11時まで病院に行きたいといった時に先に予約の方が居りますと、どうしても回る順番を調整した時に本人が行きたい時間に行けないとなると。じゃあ、それならデマンドでは間に合わないので予約しないですというケースが出ていると聞いています。利用者からするとそこでデマンドバスなのかハイヤーなのか選択が生まれるのですが、痒いところにしっかり届かないような課題もありますので、これがAIを使った配車システムが入ることで予約状況を瞬時に判断して、その中から効率的な運行ルートを弾き出しまして、到着時間等や料金まで先にわかるといったシステムの導入を検討しますので。そうしたところがうちの町にどれだけしっかりと有効に使えるかをこの実証実験で見極めていきたいと考えています。それがしっかりできますと、現行のMONETシステムから切り替えていくことも道筋が立ってそうした整理になっていく見通し観を持っています。

質問 9番 内藤圭子

実際に、例えば今年実証実験して来年から切り替わるとか、もう1年とか。その辺りの時間軸はどうなっていますか。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

現在こちらも今年の公共ライドシェア事業の実施に伴いまして交通事業者、追分ハイヤー・デマンドバスの運行を実施していただいています安平町商工会の方からその辺りを検討しているところです。導入するにあたりましても、そのシステムをどこが管理してどれだけ人を配置してというところもかかってきますので、この辺を現在協議しながら切り替えるタイミングはいつが適正になるのか、その辺りも現在協議を進めているところです。

質問 9番 内藤圭子

公共交通の難しいところは民間とのバランスがどうしても出てきてしまって。今の状況は民間とバランスが取れている状況なのかという町側の判断をお聞きしたいと思います。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

民間と言いますと循環バス・デマンドバス・ハイヤー事業があるのですが、循環バス・デマンドバスは町の方で委託をかけている状況になっています。特に民間となるとハイヤー事業がそこにあたるのかなと認識をするのですが、現在ハイヤー事業についても半額助成やドライバーについても地域おこし協力隊を投入している状況ですので、既に官民協働の事業実施体制になっていると認識しています。特にハイヤーはコロナ禍を経てソーシャル事業というか地域に欠かせない事業としてその公共性が特に認められてきて、過去の状況とは変わってきたなと捉えていまして。民間とのバランスの観点で言いますと、安平町においては今ハイヤー事業についても地域に欠かせない事業であると考えていまして、そこのバランスの在り方については、これから公共ライドシェア等を含めながら協議して、整理をしていくことが必要かなと考えています。

答弁 町長 及川秀一郎

今、山口課長が答弁したとおりですが、根本的な課題がいくつかありますが、一番大きいのが運転手の確保といったところも、これはどこの町もいろんな業種においても不足していまして、運転手の確保が大きな課題になってきていると思っています。そこで安平町では地域おこし協力隊員の制度も活用しながらやっていますが、これとて地域おこし協力隊に応募が無いことだってあり得るわけですので、公共としてどこまで人員配置に力を支援していくことができるのかといったことも当然課題になっているかなとは思っていますし、また初期費用でいくとこれからガソリン車ではなくEV車だったりハイブリッド車といったところで燃費効率の高くゼロカーボンにもという時代背景が求められてきていますので、そういったところでの初期投資に対する安平町は支援、先般させていただいていますが、そういったことが無いと民間事業者だけでこの利用者が少ない地域を住民の希望どおり配車するのは難しいなとは実感していますので、民間事業者との話し合いだったりバランスだったり、一方では住民のニーズを聞き入れることができるといったことから今回公共ライドシェアということで、日曜日がいずれにしても配車できていないわけですので、そういったところを町民の力も借りながら何とか隙間時間で運転していただける、時間単位で運転手として働いていただけるといったことを模索しながら実証実験をしていこうということですので。そこが上手くはまれば今より利便性が高くなる公共交通になるのではないかと思っています。

質問 9番 内藤圭子

次の質問です。今後、問題解消のためにどのような計画がありますか。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

先ほど課題として掲げました平日の夜間や日曜・祝日にデマンドバスやハイヤー等が運行していないといった交通空白のある時間帯の解消に向けては、国土交通省所管の補助事業・交通空白解消緊急対策事業の事業採択を4月28日に受けることができました。新たな配車システムの導入、こちらが先ほど申し上げたMITTになります。新たな配車システムの導入とセットにした公共ライドシェアによる実証実験を12月中旬に実施できるよう現在鋭意準備を進めているところです。また、実証事業用として確保する車輌1台については、公共という位置づけで安平町が用意することになることから、ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みの観点や安平町地球温暖化対策実行計画等を踏まえ、町長が先ほど申し上げましたとおりハイブリッド車を選定したいと考えています。また、この公共ライドシェア実証事業の実施にあたりましては地域の実情に合った有効性の高い事業にしていくことが求められますので、地域住民へのニーズ調査や交通事業者へのヒアリング等の基礎データの収集、実証実験に基づく分析業務も合わせて行う予定です。

質問 9番 内藤圭子

ここで新しくライドシェアという言葉が出てきたのですが。まずはこのライドシェアという言葉の意味を、このまま訳すと相乗り、一緒に乗るみたいに受け取れるのですが、いかがですか。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

ライドシェアの言葉の意味ですが、一般的にはライドシェアとは一般の人が自家用車を使って有償で乗客を目的地まで運ぶサービスと言われています。デマンドバス運行のような相乗り方式もあればハイヤー運行のような1組方式もありまして、どちらを選択するかは地域の実情に応じて選ぶことができる中身になっています。安平町での実証事業では、現在ハイヤー運行の1組方式を想定して関係者での協議を進めている状況になっています。

質問 9番 内藤圭子

他の地域だと、私が聞いたのは自分の車に連絡が来て、その自分の車でハイヤーのようなお客さんを乗せて目的地まで連れていく方法を聞いたのですが。安平町は町が車を準備して、それを使ってお客さんの送迎をする形を選択した理由を聞きたいと思います。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

安平町が今、実施しようとしている交通空白になるのですが、交通空白をターゲットとした公共ライドシェア事業をひくことになりますので、基本的には夜間・休日にしっかり運行できる体制を作る。もう1つは平日でも先ほど内藤議員から複数回出ているのですが、予約をしようとしてもタクシー会社で断るケースがあると。そうした平日の車が足りないところをまた公共ライドシェアで用意したもう1台の車輌が補完して対応できるようにという考え方をしていますので。現行のデマンドバス・ハイヤー事業を基本とした上で、そこに生まれている空白を利用者が本来利用したいと言っているところで今運行していない車輌を置いていくイメージになりますので。この点については、例えば夜間であると相乗りよりもハイヤー方式の方がうちの町であると適当であろうと交通事業者さんからそのような声を聞いていまして、そちらの方向に協議を現在している状況になっています。

質問 9番 内藤圭子

こういう形を選んだのは、ハイヤー業者さんとかとも相談した上ということがわかりました。ライドシェアの経費は、さっき交通空白解消緊急対策事業の886万8000円のこの経費で賄えるのでしょうか。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

事業費のことになりますと、先ほど6月補正で提案した予算額を述べさせていただきました。今回の9月補正においても追加補正の提案をさせていただいている状況でして、そちらが仮に承認されればということになるのですが、今9月補正では追加部分として126万9000円の予算提案の要望を上げている状況になっています。また、先ほど申し上げた令和6年度の補正部分についてですが、私の方で言葉足らずがありまして、先ほどの予算には本当の実証分だけを入れたのですが、私の方で説明するのはそこに4万4000円の会議経費も国費事業としてかかっているので、その数字に基づいて説明したいと思います。9月補正分が仮に承認を受けた場合には総事業費予算として1017万7000円という総事業費になる見込みになっています。こちらに国費で内示をいただいている金額が684万9000円となっていまして、実質負担ベースでは332万7000円となります。補助率ベースで今67%という数字を見込みながら実施していく状況になっています。

質問 9番 内藤圭子

ライドシェアのドライバーさんが募集されていましたが、応募状況をお願いします。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

応募状況については現在4名の応募がきている状況になっています。

質問 9番 内藤圭子

4名ということですが。これ10名ぐらいでしたか、もう少し必要だと思うのですが。今後どのような広報をするか。あと、この後の実証事件までのタイムスケジュール的なことを続けてお願いしたいと思います。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

募集人数にあたりましては広報上では数名となっているのですが、現状として想定しているのは4名から5名をシフト組みの現状から考えている状況になっています。また、今後のスケジュールになりますが、現在応募いただいた方を仮にこの後順調に採用できた場合には、9月下旬に予定していますドライバー予定者には2時間ほどの交通空白地有償運送講習を受講していただく予定となっています。そうした手続きや陸運局に対しても事前に公共ライドシェアを実施するにあたっての登録の手続きが必要となってきますので、そうした実務を進めていきまして、実証期間としては12月10日水曜日から27日土曜日の18日間を予定しています。こちらの期間設定についても交通事業者さんや陸運支局の方とも相談しながら、イメージとしては特に忘年会といった時期にも重なってくるので、最初は冬の運行は避けたいと思っていたのですが、よりリアルな繁忙期を目がけて公共ライドシェアをすることでいろんな課題が見えるだろうという議論をして準備を進めているところです。

質問 9番 内藤圭子

この新しいライドシェアという公共交通の試験走行をするにあたって、どんな結果だったらこれを安平町は取り入れることに進んでいくかお願いします。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

ニーズの見極めになるのかなと思いながら聞いていたのですが。今回の交通事業者様と協議していますと、そのニーズがどれほどあるかに対して、とても慎重なご意見をいただいているところです。一度この制度を組みますと、そこにかかっていく経費が発生します。先ほども申し上げたとおり運転手のシフトを組むだけでも4、5名の人を常に抱えながらその空白に対応していくことになりまして、その部分をニーズとしてどれだけ埋めていけるのかが課題でして、それを今回この事業を通じて見極めるところを想定しています。また、その分析結果を先ほど申し上げた利用実態調査と分析業務を業務委託としてお願いしていまして、それを今回の結果を踏まえた時にシミュレーションをかけ、それが安平町の将来の公共交通の姿としてどのような形で再構築していくかも合わせてこの実証実験でしたいと思っています。特に具体的にはデマンドバスとハイヤー事業。こちらはどうしても相関関係のある運行体験になっていますので、一元化がどれだけできて効率化が図れるかという観点もこの実証実験を通じて分析する予定となっています。

答弁 町長 及川秀一郎

実証実験には先ほどから出ているCICACさんによるMITTの配車システムをもう実際に稼働していて、それが道内でもそれを導入していこうという動きが出てきていますが、その中で先ほど申し上げた電話がまだ圧倒的に8割を占めている、その割合は年数が経つことにだいぶ変わってくるだろうなと。電話が減ってスマートフォンでの予約がだんだん増えてくるのだろうなとは思います。過渡期かもしれませんが、そういったところに対応できるのが新たな人員というよりオペレーターの人数ではなくてAIも活用しながらできることが大きいので。公共ライドシェア、夜間や祝日・休日の実証実験結果によって4人運転手を抱えながらも利用が少ないということになってくるとライドシェアについては実施できないことも見直ししなければ実施できないという、結果によっては出てくるかもしれませんが、ただMONETシステム自体に経費がこれまでもかかって、無料のキャンペーンをやっても、先ほど申し上げた圧倒的に1.62から500人台までってすごいのですが、でも500人が多いか少ないかというと多いと思っていません。無料であればその何倍の利用者があっていいのではないかと思っていましたので。MONETからの経費の今までかかっていた部分をこれに振り替える形でいけば行政コストも下がっていく。CICACさんのこのMITTのシステム以外にもいろんなシステムって、もう既に全国都市部でありますよね。でも、ここの過疎地域にマッチした仕組みであり、その経費も格段に安いのもCICACさん、連携協定結んだ時にも申し上げましたが、そういったところが強みですので、実証実験の結果を踏まえて現状よりもさらに快適になるようにしていかなければならないと思っていますから。せっかく国からも支援していただいた実証実験事業ですので、結果をいい方向で、全てじゃなくても導入できるように交通事業者との調整もまた公共交通会議の皆様方のご意見も踏まえながら、いい方向に持っていけるようにしていきたいと思っています。

質問 9番 内藤圭子

私も経費が気になったのですが、今までMONETに、去年で195万という数字が出ていたのですが、具体的にMITTはどうなのかなということと、実証実験をするにあたって大事ではないかなと思ったのが、これをやりますよという宣伝しないと住民の人が知らないんだったらその時間に乗ることもないだろうし、せっかくこうやって新しいことに取り組むにあたっての住民の周知が大事だなと今の話を聞いて思いました。公共交通も主にお年寄りなのですが、使っていく中でこれ便利だよという口コミで随分増えたんじゃないかなって私は感想を感じているのですが、今回に関してはお年寄りに限らず、いろんな世代に届くような宣伝をしてまずはそれを使ってもらいたいとやっていくことが必要ではないかと思いました。利用者の声を聞くということで、バスに乗ってアンケートをすると前6月議会で説明があったのですが、これは一番の早道で。ただ、バスには乗れないけど潜在的な利用者っていらっしゃると思うのです。本当は使いたいのだけど乗り方がわからないとか、どうやったらいいのかわからないという人たちもぜひ使っていただいて。そういう人たちの声をどう拾うか。5年、10年後が利用者になっていくだろうという人たちの声もぜひ拾ってほしいと思いますが、その辺りどのように考えているかお聞かせください。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

利用者の声の吸い上げ方のご質問かと思います。先ほど答弁したところが一つ基本かなとなっているのですが、1つは5年サイクルの計画策定時にアンケート調査やワークショップ形式でやっていくこと。また、年間サイクルで言いますと、そこでも日々利用者の方からいろいろなご意見いただきますので、そうしたところも丁寧に吸い上げながら対応していく。日々の動きとしては利用者様から直接の問い合わせ・苦情。こちらから出向く形としては地域ミーティングや、要請があれば出前講座の方にいきまして、そこをしっかり説明する機会を増やしながら丁寧に対応していくことが一つ基本かなと思っています。また、将来の利用者の方がより便利なシステムにしていくためにはというご質問かと思いますが、その点についても私どもとしては現在利用している方たちの声をしっかり今回の調査も通じながら聞き取って、それを新しい運行体制や現行の運営体制に反映させることで将来の利用者の方にとってもより有益な取り組みになっていけるように、そんな考えの認識のもと取り組みを進めていきたいと思っています。

答弁 町長 及川秀一郎

加えて現在安平町で進めているスマホ役場もLINEのアプリを入れている方が非常に多く、安平町のLINE登録も既に2000人を超えたということですので、プッシュ型の通知も出せる仕組みになっていますから、先ほど内藤議員がおっしゃったお年寄りだけでなく5年、10年後の若い方も逆に公共ライドシェアで行けば飲んだ後に使うところでのニーズは若い方の方がもしかするとあるかもしれませんので。そういった方にもプッシュ型で通知できるようなことも含めて周知が大切だと認識していますので、あらゆる手段も考えていきながら周知をしていきたいと思っています。

質問 9番 内藤圭子

安平町の今後こういう新しい実証実験をした場合、デマンドバスとかハイヤー事業があって、このライドシェア、選択肢がいろいろ増えるのですが、これらを減らしていく、まとめるという考えがあるかどうかお聞きします。

答弁 まちづくり担当課長 山口崇

この実証実験を通じてそちらも一つ選択肢に置いています。具体的に言いますとフルデマンド方式というものがあるのですが、デマンドバスがドアtoドアで対応できる方式が1つあります。こちらを導入すると、それこそハイヤー事業との棲み分けをどするのかという課題が残りますので、そうした観点もこの事業を通じて現在協議をしている状況とあっています。

質問 9番 内藤圭子

今回、この公共交通について質問させていただいたのですが、なかなか車に乗っている人にとっては自分事として考えられないなということも感じましたし、私がもし車が無かったらという観点で質問を考えました。公共交通は町のオーダーメイドなんだなということがわかりましたので、ぜひよろしくお願いします。

出典:安平町議会 令和7年第6回定例会 2025年9月18日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる