網走市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月24日
地域医療について
2025年6月24日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「地域医療について」質問し、健康福祉部長 結城慎二が答弁しました。
- 質問者
- 深津晴江 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 結城慎二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 深津晴江
それでは、最後に移ります。最後に、地域医療について伺います。物価高騰の影響を受け、人件費や材料費、さらには委託費などの増大などによって、全国的に医療機関の経営は厳しい状況に置かれているものと捉えております。赤字経営となり、職員の賃金カットも行われている病院もあることは御存じのことと思います。とりわけ、救急などの重要な地域医療を支える公立・公的病院の経営は危機的状況に陥り、様々な政策を動員して支援していく必要があるものと考えております。もちろん網走市でも例外ではありません。斜網地区の地域センター病院である網走厚生病院は、地域の人口、出生数の減少とともに入院患者数が減少し、加えて、看護師をはじめとする医療職の確保が難しくなったため、2025年4月より新たに1病棟を縮小して199床での運用となりました。また、市内で閉院した医院もあることは承知しております。このような中、市民の医療に対する不安の声は多く聞かれております。そこで、網走市における地域医療の現状と課題についての認識をお伺いします。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
地域医療の現状と課題に関する認識でありますが、これまで開業医誘致助成制度によりまして四つの診療所が開設しました。通常の診療に加えまして、日曜・休日における内科系一次救急の体制確保の面からも大きな成果があったものと考えております。現在、市内では地域センター病院である網走厚生病院を含む4病院と14の診療所が診療を行う体制となっております。一部の診療科において医師不足による課題が生じておりますが、現状におきましては、市内全体として必要な医療提供体制は確保できているものと考えております。
質問 深津晴江
わかりました。現在は必要な診療は確保できているという御答弁だったというふうに受け止めたいと思います。それでは、市民や病院側からも整形外科医や総合診療科の医師が求められておりますが、この整形外科、総合診療科にとどまらず、網走市として医師確保のための対策の現状についてお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
市内における今後の見通しを考えますと、救急医療の体制を含めた医療提供体制の維持に向けて開業医誘致を継続する必要があるものと考えております。このため、制度創設当初、内科の診療が可能な方としておりました助成の対象を、令和5年度からは原則として皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、歯科を除く診療科の診療が可能な方に拡大をして開業医誘致に取り組んでおります。また、個別の医療機関における医師確保については、基本的にはそれぞれの医療機関が行うべきものと考えておりますが、市といたしましても、市民の安全・安心な生活と命を守るために、必要な診療科の医師確保について医療機関や関係機関との協議を行っております。
質問 深津晴江
開業医誘致は成果が上がって大変よかったなというふうに思うのですが、やはり今後も開業医も含めて医師確保をしていく必要があるかと思うのですが、例えばホームページなどに掲載されているのは見たことがありますが、それ以外の医師確保に向けて市が動いているということ、あるいは病院に何か御支援をしているということはございますでしょうか。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
開業医誘致につきましてはパンフレットも作成をしておりまして、関係各所に配布をしております。また、個別の医療機関における医師確保につきましては、先ほども申し上げましたとおり基本的には医療機関それぞれが行うべきものというふうに考えております。ただ、市内全体の状況を考えて、特定の診療科であるとか、必要な医師確保については、それは完全に任せ切りということではなくて、市も行える支援は行っておりますし、関係機関との協議も一緒に行っております。
質問 深津晴江
それでは、令和7年度の予算に、網走厚生病院整備支援事業として7,155万円が計上されています。この事業は今年度で終了すると認識していますが、いかがでしょうか。人々が住み続けられる町にするためには、地域医療の確保は不可欠であります。現に医療機関の危うさから転居された方もいらっしゃいます。看護師等の医療従事者はもちろんのことですが、医師確保がまずは重要かなというふうに考えます。先ほどお示ししました支援事業については、会計上、もちろんスライドにならないというのは十分理解しておりますが、今までの整備支援事業費を充てるなど、基幹病院である網走厚生病院の医師確保に向けた網走市の対策の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
網走厚生病院の医師確保についてでございますが、議員のお示しの網走厚生病院の新築移転に係る補助につきましては、議員がおっしゃるとおり平成18年度から開始しまして本年度が最終年度となっております。従来、網走厚生病院に対しましては、小児医療、周産期医療、脳神経外科における医師確保や医療提供体制の維持・確保のための支援を行ってまいりましたが、今後におきましても必要な支援は行ってまいります。
質問 深津晴江
現在も様々な工夫をなさっているというふうには思っておりますが、やはりそこはもっと前向きに、確かにドクターは病院が確保するものというところかもしれませんが、例えば慈恵会医科大学ですとか、道内に限らず、やはり遠方にも声をかけるといいますか、そういうシステムを作るための予算というところは市として計上するですとか、現在も幅広くいろいろな部分でやっていらっしゃるとは思うのですが、ぜひ日本中、あるいは日本に限らずというところ、もちろん免許の問題ですから一朝一夕にはできないことも理解できますが、そこについて幅広く視野を持って進めていっていただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
全国からの医師のお話ですが、例えば現在の救急医療体制の確保という面でいきますと、道内に限らず道外の先生にも御協力を頂いて、その体制を確保しておりますし、そこに係る費用については、しっかりと市でも予算的な計上も行っているつもりでございます。特定の診療科の部分につきましては、これは様々な病院の事情等もございますので、一概に例えば道外からということもなかなか難しい状況もあります。ですから、その辺は病院とも協議を重ね、あるいは関係する皆さんとも協議を重ねた上で医師が確保されるものだと思っておりますし、先ほども申し上げました小児科、周産期、脳外科につきましてはしっかりとこれまでも医師確保、体制確保の支援を行っておりますから、こうした支援は必要であれば今後も継続してまいります。
質問 深津晴江
本当に厚生病院に脳外科があってよかったなというところをすごく実感している市民の一人です。まだまだ議論を深めたいことは多々ありますが、スムーズに議会運営を進めたいと思いますので、今回はこれで終了し、違う場面で議論させていただければと存じます。私の質問は以上です。