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網走市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日

防犯対策について

2025年9月9日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「防犯対策について」質問し、市民環境部長 田邊雄三が答弁しました。

質問者
深津晴江 議員
答弁者
市民環境部長 田邊雄三

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 深津晴江

次に、防犯対策について質問させていただきます。8月20日、神戸市において、エレベーター内で24歳の女性が刺殺されるという凄惨な事件が発生しました。被害者の恐怖と苦痛、そして、理不尽な犯行に対する無念の思いは想像を絶するものがあり、御冥福をお祈りいたします。網走市においては、このような凶悪犯罪はないものの、重大な事件に至る可能性のある事案が発生していることは、市のメールなどで発信されているところです。そこで、網走市における声かけ・つきまといなど、事案発生の実態を年齢別・性別別にお伺いいたします。

答弁 市民環境部長 田邊雄三

網走市における声かけ・つきまとい等の事案発生の実態についてですが、網走警察署に確認したところ、令和6年中の発生件数になりますが、被害に遭われた方が10歳未満・10歳代が19件で、うち女性の被害が11件。被害内容は声かけ4件、つきまとい3件、容姿撮影6件、卑わい言動1件、身体接触3件、不安行為2件となっております。20歳代以上については3件で、全て女性の被害です。内容はつきまとい、ストーカー、身体露出がそれぞれ1件となっております。

質問 深津晴江

私の独自調査による数字と大体同じかなと考えております。10歳未満・10歳代で19件について多い、少ないというところは難しいかと思いますが、このような事案が発生していることについては、重く受け止めていただければと思います。未解決ですと、再犯と言っていいのかどうかわかりませんけれども、そういう可能性もあり、市民はとても不安に感じます。事案発生の、例えば検挙に至ったかなど、てんまつについて把握されていることをお伺いしたいと思います。

答弁 市民環境部長 田邊雄三

声かけ・つきまとい等の事案の警察の対応等は公表されておりません。

質問 深津晴江

先ほどの神戸の事件も、繰り返しいろいろな部分で、犯罪と言っていいのでしょうか、起こしていたということがあります。網走市においても、結果的にはてんまつがわからない、警察が公表しないということについてはわかりますが、やはり再犯の可能性は常に抱えている状況があるのだなということはわかりました。それでは、次に、事案が起きている地域、あるいは地区がどこなのかについて、また、どのような特徴があるかについても併せてお伺いいたします。

答弁 市民環境部長 田邊雄三

最初に、事案が起きている地域・地区についてですが、網走警察署に確認したところ、網走市内の交番・駐在所別で、令和6年中、刑法犯認知件数が新町交番で52件、駒場交番で43件、呼人駐在所で5件、卯原内駐在所で2件、藻琴駐在所で3件の合計105件となっております。次に、市内で発生した犯罪の特徴についてですが、令和6年中の状況として件数の多いもので、窃盗犯が52件の50%、暴行・傷害・脅迫・恐喝などの粗暴犯が26件の25%、その他として住居侵入・公務執行妨害・器物破損などが19件の18%となっております。

質問 深津晴江

交番別の数字の御答弁を頂きましたが、たしか市からのメールでは、例えば潮見何丁目で発生したとか、そういうふうに発信されているかと思いますが、その統計などは取っていらっしゃらないのでしょうか。

答弁 市民環境部長 田邊雄三

警察で公表している潮見ですとか、どこどこということになっておりますけれども、それを交番別でまとめているというのが現在のことでしたので、交番別の集計しかないということになります。

質問 深津晴江

わかりました。ただ、新町で52件ということで、事案が発生している約半分は市民が多いところということがわかったかと思います。冒頭の神戸市における事件では、複数の防犯カメラ映像をつなぐリレー方式の捜査を展開し、2日後に犯人逮捕に至りました。網走市における防犯カメラの設置状況と、併せて網走市の防犯対策の現状と課題についてお伺いいたします。

答弁 市民環境部長 田邊雄三

初めに、市内の防犯カメラの設置状況についてですが、多くは店舗や住宅の一部などの民間施設などに設置しているものと認識しております。公道など、屋外に市が設置している防犯カメラはありませんが、市の公共施設においては、不審者対策として施設の入り口付近に防犯カメラを設置しているところがございます。次に、網走市の防犯対策の現状についてですが、不審者等の対策としては、網走市防犯協会による春の地域安全活動、秋に実施される全国地域安全運動、歳末特別警戒運動などの青色回転灯を設置した車両、通称青パトによる地域パトロールの実施や、こども110番の家として一般の住宅・理容店・郵便局などの協力の下、子供が不審者から声をかけられたり、身の危険を感じたりした際に、一時的に避難できるシェルター整備などに取り組んでいるところです。また、防犯協会各支部による日常的な小学校登下校時の青パト巡回や、新入学時期には小学校の通学路を中心とした子供の見守り活動が実施されており、市は防犯協会等の活動に対し、支援・協力をしているところです。また、町内会からの要望を踏まえ、防犯灯の設置により夜間の防犯・安全対策をしています。次に、防犯対策の課題について、町内会などの他の地域活動も同様ですが、地域のパトロールなどの担い手が不足してきている状況にあると聞いております。

質問 深津晴江

店舗などの民間と、あと、施設についても防犯カメラを設置しているということの確認ができました。最後に、何と言っても事件・事故を起こさせないことが重要だと考えます。そのための環境を整えていく必要があるかと思います。その一つに、防犯抑止を目的に防犯カメラの設置が必要かと考えます。例えば、先ほどの神戸市では防犯カメラ更新設置補助事業として、防犯カメラを設置した地域団体に対し、補助額、補助対象経費の2分の1以内で防犯カメラ1か所当たり上限8万円の事業があります。さらに、今回の女性が殺害された事件を受け、市長が防犯カメラ100台の増設やシステム整備の費用として6,500万円を補正予算に組み込み、9月議会に提案することが明らかになっております。神戸の市長は、今回の事件は防犯カメラによって犯人が迅速に逮捕された、今後の犯罪の抑止に寄与すると述べております。もちろん、網走市と神戸市では人口規模など、大きく異なると思いますが、このような姿勢で取り組んでいることがわかります。網走市の防犯カメラ設置に向けた見解をお伺いいたします。

答弁 市民環境部長 田邊雄三

防犯カメラは録画映像が犯人の解決につながったり、証拠となったり、また、防犯カメラが設置されていることを表示することで、犯罪の未然防止となる効果があると認識しております。一方、不特定多数が往来する公共空間での防犯カメラの設置は、個人情報・プライバシーの保護の観点から、その取扱いについては十分留意することが必要であると言われております。市施設などについて、管理の目が届かない場所などの防犯の観点から、コミセン・学校開放を行う一部の施設では、施設内などの死角となる場所や見通しの悪い通学路となっているシェルター歩道へ防犯カメラを設置しており、その他の施設も含め、所管課において、施設状況等に応じ、今後も必要な箇所への防犯カメラの設置は検討していくこととしております。

質問 深津晴江

必要なところにはつけていくという前向きな御答弁を頂いたかなと思います。私自身も、町中に防犯カメラが設置され、管理社会になることを望んでいるわけではございません。ただ、現在は、先ほど御答弁がありましたとおり、パトロールなどソフト面での防犯対策を取っているということですが、今後の網走市の人口推計を考えますと、ソフト面だけでは厳しい状況になることが十分に考えられます。課題として、なり手不足というところもございましたので、現在、できているソフト面だけではなくて、ハード面での防犯対策も徐々に考えていきませんかという提案の趣旨です。ほかに、網走市の施設内にせっかく設置している防犯カメラに録画機能がないことも判明いたしましたので、この件につきましては、改めて違う機会に改善を求めていきたいと存じます。ぜひ網走市民の命と心の健康も守るようにお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。

出典:網走市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる