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網走市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月26日

国民健康保険について

2019年6月26日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「国民健康保険について」質問し、市民環境部長 酒井博明が答弁しました。

質問者
松浦敏司 議員
答弁者
市民環境部長 酒井博明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 松浦敏司

-登壇- 日本共産党の松浦でございます。過日、山形県、そして新潟県での震度6強という大変大きな地震があり、被害も大変大きく受けたというふうに報道されております。被災された皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。それでは、通告に従って質問をしてまいります。1項目めは、国民健康保険についてであります。国民健康保険法の目的として、第1条で、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とするとあります。第2条では、国民健康保険は被保険者の疾病、負傷、出産または死亡に関して必要な保険給付を行うものとする。第3条、都道府県は、当該都道府県内の市町村とともに、この法律の定めるところにより、国民健康保険を行うものとする。国、都道府県及び市町村の責務として、第4条、国は国民健康保険事業の運営が健全に行われるよう必要な各般の措置を講ずるとともに、第1条に規定する目的の達成に資するため、保健、医療及び福祉に関する施策、その他の関連施策を積極的に推進するものとする。2項、都道府県は、安定的な財政運営、市町村の国民健康保険事業の効率的な実施の確保、その他の都道府県及び当該都道府県内の市町村の国民健康保険事業の健全な運営について中心的な役割を果たすものとすると、このように述べております。そのことを踏まえて質問をしてまいります。まず最初に、平成31年度、国民健康保険料の料率についてであります。6月10日の文教民生委員協議会の中で、6月4日の市の国民健康保険事業の運営に関する協議会において、諮問のとおり実施することが適当であると議決され、その旨答申を受けたと報告がありました。昨年の一般質問での答弁で、資産割については、3年後までに廃止するとのことでありました。その具体化の一つだというふうにも思います。そこで、医療分の資産割で10.80%のマイナス、後期支援分で2%のマイナス、介護分として2.10%の料率を引き下げる。また、介護なし保険で、これは12.8%、介護ありでは14.9%とありますが、これによる影響額について伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

平成31年度に資産割を引き下げたことによる影響額についてでありますが、国保料として、医療分、後期高齢者支援分、介護分を合わせて約1,700万円の減額になると試算しております。

質問 松浦敏司

そこで、資産割の料率を見直すことによって、収入が減少することになると思います。減収となる分の原資はどのように確保するのか伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

資産割を引き下げたことによる国民健康保険料の減額についてでありますが、医療分の法定賦課限度額が3万円引き上げられたことで、当市でも条例を改正し、同様の引き上げをすることとしておりまして、約1,000万円の増額が見込まれております。また、国保加入者の所得割の課税標準額が前年よりも2.0%ふえると見込んでおりまして、そのほかの要件を考慮して、今回、資産割を引き下げ、所得割、均等割、平等割を据え置くこととしても、必要な保険料は確保できるものと見込んでおります。

質問 松浦敏司

そこで具体的に伺いますが、賦課限度額が3万円引き上げられるということになるわけですが、その負担増の影響を受ける世帯、そして、どういう所得階層になるのか、その辺伺いたいと思います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

今回の限度額引き上げの対象となる世帯の所得についてでございますが、平成28年度の全国平均保険料率で厚生労働省が試算した結果では、4方式の場合、所得で880万円以上の世帯となっております。当市で対象となるのは、約350世帯と見込んでおりまして、保険料としては約1,000万円ふえるものと試算しております。

質問 松浦敏司

350世帯、約1,000万円というような答弁でありましたけれども、賦課限度額が引き上げられたことで、保険料の収入が増加すると。しかし、資産割は来年も引き下げるというふうになると思うのです。3年後には完全に資産割はなくなるというふうな方向が示されておりますが、そうなると、賦課限度額の増額を来年も国がするかどうかというのはまだ不透明だというふうに思います。限度額の増額がないとしたら、これで賄うことができるのか、その辺どのように対応するのか伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

今、議員おっしゃられたとおり、資産割は来年度以降も段階的に引き下げまして、最終的には廃止するということを予定しております。次年度の賦課限度額の改正のある、なしというのは、例年12月末ごろに判明いたします。限度額の引き上げがあった場合は、今年度と同様に資産割引き下げによる減収の一部として対応いたします。保険料率につきましては、今後、北海道の納付金額、被保険者数、国保加入者の課税標準額などを考慮して決めていくこととなりますので、状況に応じましては、資産割以外の保険料率についても改正の必要性が生じることもあるというふうに考えております。

質問 松浦敏司

先ほどの答弁にあったように、厚労省の資産では、およそ880万円以上だと最高賦課限度額というふうに言っております。だとすると、これは国保の矛盾でもあるのですけれども、いわゆる1億円があろうとも同じなのです、賦課限度額というのが。そこが私たちも問題だというふうに、これまでも指摘してきたところです。これまで賦課限度額が引き上げられるときに、全体の中間層も含めて、平準的にといいますか、一定程度の賦課をかけられたと。今回、それではなくて、あくまでも賦課限度額の人たちに対して賦課をするだけなので、ほかの層には影響を与えないという点で、私たちはその辺は賛同するところです。今後もやはり、本来だと賦課限度額というのを少し上げていかないと、どうしても保険収入が上がらない。とりわけ今の国保の状況というのは、第1次産業の人たちも一定数いますけれども、今、大半は年金生活とか、そういった低収入の人たちが非常にふえてきているというような中での国保運営でありますから、非常に原課としては大変な苦労をなされているのだろうというふうに思います。そこで、次に移っていきたいと思いますが。

質問 松浦敏司

次に、国保料の協会けんぽ並みの保険料を目指す取り組みについて伺っていきたいと思います。今、安倍政権は、今でも高過ぎる国保料のさらなる引き上げへ、自治体に圧力をかける議論を進めております。政府の経済財政諮問会議や財務省の財政制度等審議会では、国保の財政運営が主要課題の一つに据えられ、住民の保険料軽減に努力している市町村独自の財政繰り入れを早くやめさせることなどを盛んに強調されております。独自の繰り入れがなくなったら、住民の支払う保険料は一層高騰し、暮らしは立ち行かなくなることは明らかです。2018年から都道府県化されたことによって、都道府県が設定する標準保険料率にあわせて国保料引き上げを市町村に強要する仕組みを導入いたしました。この仕組みが本格化する中で、国保料をアップする自治体が広がってきております。そこで伺いますが、標準保険料率について、市町村は従う法的義務はあるのか、まず伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

標準保険料率を市町村の保険料率とするか、その法的義務があるかについてですが、これにつきましては法的義務はございません。網走市の場合は、北海道国民健康保険運営方針において、市町村は標準保険料率等を参考に、所得や世帯状況など、それぞれの状況に応じた保険料率を定めることとされておりまして、当市におきましては、保険料率の算定の際の参考としております。

質問 松浦敏司

今、答弁ありましたように、市町村は、標準保険料率をあくまでも参考にして保険料を決めるというふうに、そのことは確認できたと思います。次に、安倍政権は、昨年4月から国保の都道府県化をスタートさせて、2019年の3月から4月は統一地方選挙があるため、国民の批判をそらすために、激変緩和を国が指示したために、国保料の引き上げを抑える政策をとった。しかし、2019年度以降は、本格的に値上げの仕掛けが動き出そうとしています。その仕掛けとは、標準保険料の水準に合わせた国保料に引き上げることを市町村に強要していくことであります。標準保険料率は、一般会計からの公費繰り入れ、いわゆる法定外繰り入れを行わないことを前提に計算されています。当市は、基本的な考えとして、保険料の引き下げのために公費投入はしない、そして、してこなかったので、このことによって大きな影響はないと思いますが、公費繰り入れを行ってきた市町村にとっては大幅な保険料の引き上げを余儀なくされることが予想されます。日本共産党は、2019年度、標準保険料率を発表している38都道府県で、市町村が標準保険料率どおりに国保料を改定した場合、負担増がどうなるのか、モデル世帯を置いて試算いたしました。その結果、一つに、8割の自治体で国保料の値上げとなる。二つに、給与年収を400万円、4人世帯、こ れ は 30 歳 代 の 夫 婦 と 子 供 2 人 で 見 る と 80 % 。1,144市町村で値上げとなる。平均値上げ額は4万9,000円となる。三つに、給与年収の単身世帯、年金収入の高齢夫婦世帯、自営業の3人世帯など、別のモデル世帯でも、約8割の自治体で値上げという傾向は同じでありました。このようなことから、当市においても今後、保険料の引き上げが予想されるというふうに感じますが、見通しについて伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

当市の保険料率についてですが、毎年、北海道納付金額、被保険者数、前年所得などを勘案し、網走市の国民健康保険事業に関する運営協議会への諮問、答申を経て決定されております。今後の当市の保険料につきましては、被保険者数の増減や国保加入者の所得の見込みなど、未確定要素が多いことから推測は難しいものと考えております。なお、北海道におきまして、2030年度までに道内保険料水準の統一を目指すこととしておりまして、その場合、所得水準や医療費水準の見直しが検討されておりますことから、当市においても何らかの影響があるものと考えております。

質問 松浦敏司

何らかの影響があるということでありました。2030年までに道内保険料水準の統一を目指すということであります。国の狙いはそこにあるわけで、国はなぜ都道府県化をしたかと。その目的は、市町村が公費を投入して保険料の上昇を抑えている。この市町村の公費投入をやめさせることにあるわけです。確かに未確定要素が多いと思いますけれども、既に北海道は2019年から激変緩和措置を大きく変えました。2018年度の市町村国保の1人当たり保険料をプラス2%の抑制から、自然増分は激変緩和の対象としないとの方針に変えました。具体的には、激変緩和率10.755%イコール自然増分6.71%プラス一定割合4.04%の運用率は想定内だと言われています。要するに1人当たり保険料の伸び率を10.75%まで容認するということではないかと思いますが、見解を伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

北海道納付金や標準保険料率を算定する北海道国民健康保険運営方針は3年ごとに見直しされることとなっておりますが、その際に、市町村との十分な協議を行うこととされております。保険料の将来的な見直しは、先ほど申し上げましたように、判断が難しいところですが、激変緩和策や保険料の平準化、統一化など、今後も北海道と十分協議をいたしまして、当市の状況等について説明をしていきたいというふうに考えております。

質問 松浦敏司

いずれにしても、網走あたりだと比較的これまでが保険料が高かったというようなこともあって、影響は一定程度受けるけれども、町村が大変負担がふえるだろうというふうに言われております。次に移ります。国保料が高過ぎる原因についてであります。これまでも高過ぎる国保料の問題で、根本的要因として指摘しておりましたが、やはりこれは、国が安定運営のために投入してきた国庫支出金の割合が年々下がっているという問題です。1984年は、国保料の国の負担について大きく変わる年でありました。年間の保険料と国庫支出金割合の推移では、1984年の段階では、国の負担割合は10万円で、国保加入者の負担は約4万円。5年後の1989年には、国は約6万円、国保加入者の負担は約6万円と並びました。その後も国の負担はどんどん下がり続け、国保加入者の負担はどんどんふえ続けるという状況にありました。さらに、2003年から2007年にかけて、国の負担が急激に下がり、国の負担は約2万円で、国保加入者の負担は約8万円と、こういうふうに格差が広がっていると。2010年には国の負担は1万円にも満たない状況。こういう状況で、国の負担は右肩下がり、国保加入者の負担は右肩上がりというものであります。この状況は、国民健康保険法でいう第4条、国は国民健康保険事業の運営が健全に行われるよう、必要な各般の措置を講ずるとともに、第1条に規定する目的の達成に資するため、保健、医療及び福祉に関する施策、その他の関連施策を積極的に推進するものとするとありましたけれども、この法の精神に反するというふうに私は思いますが、市の見解を伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

国の政策が国民健康保険法第4条の精神に反するかということについてでございますが、網走市としては、国の政策は、国民健康保険法第4条に定める、国は国民健康保険事業の運営が健全に行われるよう、必要な各般の措置を講ずるの精神に必ずしも反するものではないというふうに考えております。しかしながら、国民健康保険の財政基盤強化のため、国の財政支援の継続、拡充は必要不可欠なものでありますので、今後も全国知事会、全国市長会を通じて要望していきたいというふうに考えております。

質問 松浦敏司

なかなか国に対して、反するというふうには言いにくいと思います。いずれにしても、国が国保法第4条、国は、先ほど言ったような形で言っているわけですから、その精神からすると、私は、明らかにその責任を果たしていないというふうに感じます。日本語として、率直に素直に読めば、国の責任はあるというふうに私は確信を持っているところであります。次に進みます。公費1兆円投入で国保料を協会けんぽ並みに引き下げをするには何が必要かという問題であります。日本共産党は昨年11月、公費を1兆円投入して国保料を協会けんぽ並みに引き下げるという政策を発表しております。この政策は、昨年も言いましたけれども、全国都道府県知事会、全国市長会、全国町村会などで、国に対して、公費投入で構造問題を解決するという地方の強い要望とも一致しているというふうに思います。全国知事会などが指摘している公費投入で構造問題を解決するとは、何を意味していると考えているのか見解を伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

ただいまの質疑の答弁の前に、1カ所訂正をさせていただきたいと思います。先ほどの国保料が高過ぎる要因についてのところですけれども、要望につきましては、全国知事会ではなく、今後も全国市長会を通じて要望してまいりたいということでございます。それから、公費投入で構造問題を解決するという意味についてでございますが、国民健康保険は、被保険者の年齢構成が高く、被用者保険と比べ1人当たりの医療費が高い、収入が年金や非正規雇用のため、低所得階層が多いなどの構造的課題がありまして、国保財政の基盤を強化する上でも公的財政支援は必要不可欠なものであるというふうに考えております。

質問 松浦敏司

全く同感であります。公費投入で構造問題を解決するとの地方の声を、やはり国保法第4条で定めている条項そのものだというふうに思います。その意味でも、国の責任は重大だと言わざるを得ません。いずれにしても、この間、国は、本来、国保加入者の層が大きく変動しているにもかかわらず、そこに国庫支出金をふやすのではなく、減らすという方向に、逆の方向に向いていっていると。だから、当然のごとく医療費は高額になる。しかし、加入者の構成割合は、低所得者がどんどんふえていると、こういう中でありますから、国が何らかの公費を負担して、そこを調整しない限り保険料が上がる一方というふうに私は強く感じているわけです。次に移ります。国保料を引き上げているもう一つの要因は、資産割、均等割、平等割の加算にあると思います。資産割については、今年度、ある程度の料率を引き下げて、3年後には完全に廃止するという方向が示されておりますが。そこで、これまでも均等割について取り上げてまいりました。均等割は、1人当たり2万7,500円です。4人家族だとすれば、それだけで11万円の加算ということになります。昨年の質問でも提案しましたけれども、均等割は、年齢、収入に一切関係なく、1人当たり2万7,500円という加算であり、いわゆる天下の悪税、人頭割と、これと同じ仕組みの加算であります。収入の全くない生まれたばかりの赤ちゃんに対してもこの加算はされるわけでありまして、そういう意味でも子供への加算はすべきでない。ゼロ円もしくは減額を検討すべきだと思いますが、均等割についての見解を伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

子供の均等割額の軽減についてですが、これにつきましては、国が制度として整備すべきものというふうに考えておりまして、全国市長会でも、子育て世帯の負担軽減を図るため、子供に係る均等割保険料を軽減する支援制度を創設することと要望しているところでございます。当市としても市長会を通じまして、制度創設に向けて働きかけを行っていきたいというふうに考えております。

質問 松浦敏司

制度創設に向けて働きかけるということでありましたけれども、それを待っているといつになるかわからないというのも現実だと思います。全国的に見ると幾つかの自治体では、収入のない子供には均等割をゼロにしているところもあります。それから、減額する、あるいは子供の人数に応じて減額する。もしくはその分が3人目からゼロと、こういったいろいろな形でやっていると。確かに国のやるべきことかもしれませんが、しかし、地方自治体としてできないわけではない。工夫次第でできると、このように思います。特別会計としてはなかなか大変かもしれませんけれども、前段の答弁にもあったように、国保加入者の年齢構成が高い、それから被保険者と比べての1人当たりの医療費が高い、年金や非正規のため、低所得者が多いと、こういった構造的な課題、こういうふうな問題があるわけですから、国保加入者の暮らしが大変だという認識であれば、人頭割とも言うべき均等割の子供への加算については、真剣にこの内容について検討すべきだと思いますが、見解を伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

低所得者への保険料軽減に対する保険基盤安定負担金制度のような国庫負担金がない中で、市独自の軽減を行うということは、保険料に影響があるというふうに考えられますので、国が制度化して、必要な額を補塡していただくということが、やはり必要であるというふうに考えております。

質問 松浦敏司

国の責任は、確かにそうなのですが、先ほど言ったように、やはり市独自でもやっているところがあるわけですから、そういう方向を考えてほしいと思いますが。次に移りますが、実は1995年に国保法改定がありました。国保料の応能割と応益割の、いわゆる平等割、均等割の比率について、当時、応能割が70、応益割が30であったのが、これが50対50へと応益割が拡大になりました。しかし、昨年、都道府県化になる中で廃止になったと思いますが、当市のいわゆる能力に応じた応能割、あるいは利益を得る応益割の状況、これについてどのようになっているか伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

当市の応能、応益の割合につきましては、平成30年3月に条例改正をしておりまして、医療分については、応能分の所得割が51%、同じく資産割が5%、応益分の均等割は30%、平等割を14%としておりまして、応能、応益では56対44となっております。

質問 松浦敏司

以前は70対3であったのが、今、都道府県化に伴って56対44というふうになったということで、私はやはり応能、いわゆる能力に応じて納めるというのが一番いいことだというふうに思います。ここも国が50対50にしたことによって、大変国保加入者に大きな影響を与えたということであります。いわゆる応益というのは、平等割、均等割の関係です。あるいは資産割ということでありますから、これは能力に関係なく加算されるという、こういう不平等な制度だというふうに思います。そういう意味で、応能をふやしていく、そして応益は減らしていくと、こういう姿が基本的な姿だというふうに思いますので、今後もその立場でぜひ取り組んでいただきたいと思います。次に移ります。次に、国保法第44条についてであります。国保法第44条とは、どういう法律なのか、法律の目的について伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

国民健康保険法第44条の目的についてですが、法では、保険者は、特別な理由がある被保険者で、保険医療機関等に第42条又は前条の規定による一部負担金を支払うことが困難であると認められる者に対し一部負担金の減額、一部負担金の支払いの免除、保険医療機関等に対する支払いにかえて一部負担金を直接に徴収することとし、その徴収を猶予することとされております。被保険者が何らかの理由により一部負担金の支払いが困難となった場合の救済措置としての目的があるものと考えております。

質問 松浦敏司

ただいまの答弁のとおり、国保法第44条は、特別な理由がある場合に、被保険者を救済する法律だというふうに思います。それでは、この間、44条の活用はどれだけあったのか伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

当市における国保法第44条の申請についてでございますが、平成17年3月に、網走市国民健康保険一部負担金の減免または徴収猶予の取扱要領を策定して以降、申請についてはございません。

質問 松浦敏司

17年3月の関係でいうと、その前段で私も一般質問して、救済する必要があるというふうになったのですが、残念ながら今聞くと、その後の利用はされていないということでした。つまり、被保険者が困って窓口に相談に来た場合、職員はどのように対応しているのか、今の状況について伺います。

答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)

取扱要領、第3の③におきまして、生活困難が長期にわたると判断される者につきましては、その時点で生活福祉資金や生活保護の受給もしくは親類縁者の支援を指導するというふうに定めておりまして、相談内容によりましては、遅滞なく福祉部局と連携を図るようにしております。

質問 松浦敏司

適切な対応をなさっているというふうに理解しますが、ただ、国保法第44条について、意外と知られていないというのが実態です。これはぜひ知らせる必要もあるかなと。状況によって、今、網走市は生活保護だとか、さまざまな形で救済する努力をしているということでありますから、それはそれで評価をするのですが、いわゆる救済するものがあるのだということ自体知られていない。それは多分、要綱か何かになっているのかなというふうに思うのですけれども、それはそれとしてわかりました。

出典:網走市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月26日 議事録 PDF(78ページ) 間違いを知らせる