網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日
物価高騰対策について
2024年12月11日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「物価高騰対策について」質問し、健康福祉部長 結城慎二、建設港湾部長 立花学、観光商工部長 伊倉直樹、企画総務部長 秋葉孝博が答弁しました。
- 質問者
- 松浦敏司 議員
- 答弁者
- 健康福祉部長 結城慎二、建設港湾部長 立花学、観光商工部長 伊倉直樹、企画総務部長 秋葉孝博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 松浦敏司
-登壇- 日本共産党議員団の松浦敏司でございます。通告に従って質問をしてまいります。3項目、質問いたします。時間があまりないので、前段できるだけ簡潔にして質問をしていきたいと思います。まず1項目め、物価高騰対策についてであります。今定例会で、暖房用燃料等価格高騰緊急対策事業として約4,000万円の補正予算が計上されております。高齢者世帯、障がい者世帯、一人親世帯、生活保護世帯など、1世帯当たり1万円、約3,900世帯となっております。この物価高の中での低所得者への支援事業として評価するものであります。ただ、私から言わせれば、1世帯当たり1万円でなく、できれば2万円ほど支給してほしいなという思いはありますが、しかしこれはこれとして受け止めております。それで、まず低所得者への支援についてであります。政府は11月22日の事務連絡で、重点支援地方交付金の追加について、都道府県に対して可能な限り早期の予算化に向けた検討を速やかに進めるよう求め、市町村への周知、対策の早期執行に向けた検討を求めております。そこで質問いたします。子育て世帯などの現役世代は、食べ盛りの子供を抱えている中、米の価格は2倍のまま推移し、さらにガソリン、灯油の値上がりをはじめ、日用品が次々と値上げが続いております。子育て世代はとりわけ大変だと思います。また、高齢者や年金生活者は、公的年金の実質減になっている状況や医療費の負担増で、暮らしがさらに大変だと声が届いております。市としても、何らかの支援を検討すべきと思いますが、見解を伺います。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
議員お示しのとおり、今定例会におきまして、市民税非課税世帯の高齢者世帯などを対象とした暖房用燃料等価格高騰緊急対策事業の補正予算を上程しておりまして、年内に暖房用燃料券の交付を始められるよう準備をしているところでございます。また、日用品等の価格高騰につきましては、全国的な課題でございますので、それに対する支援につきましては、これまで同様に国の財源措置の下に行われるべきものと考えておりますので、国による支援策の動向を注視してまいりたいと考えております。
質問 松浦敏司
それはそれとしてわかりました。次に、国の低所得者向けの3万円の給付について、市民から私どものところに支給はいつになるのかと問合せがあります。低所得者にとっては待ち遠しい給付金のことだと思いますが、一日でも早い給付が待ち望まれているというふうに思います。現状では、年内の給付が難しいとも聞いておりますが、当市においては、支給の見通しについてどのように考えているか伺います。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
国の給付金の支給の見通しについてでございますが、国の補正予算が可決された後、市の予算措置を含めて給付事業の準備を進めまして、可能な限り速やかに支給を始めたいと考えております。
質問 松浦敏司
わかりました。これらの給付金は、住民税非課税が対象になるというふうな例が多いわけです。一方で、住民税が均等割の世帯というのが対象とならない例が多い。しかし、均等割の世帯は、さきの文教民生委員会でも議論がありましたけれども、収入が93万円を少しでも超えたら均等割ということになって、支給の対象にならないという例が多いのですが、市として、この低所得者世帯への対応の中で、均等割世帯への対応を講ずるべきだというふうに思うのですが、その辺はいかがですか。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
現在、国から示されております給付金の対象者には、均等割のみ課税の方は含まれておりません。ですので、市としては国の制度にのっとった形で進めてまいりたいと考えております。
質問 松浦敏司
つまり均等割世帯については対象とならないということなので、支給は考えていないということですが、私の記憶では、多分均等割の世帯は約800世帯ぐらいかなというふうに思うのですが、それらについて、これから国からも交付金というのがあるので、それらを活用しての検討というのはなさらないのでしょうか。
答弁 健康福祉部長 結城慎二
議員お示しのとおり、国が対象としていない方を市独自で対象とするとなると、独自の財源措置が必要になります。国からの重点交付金のことかと思いますけれども、先ほども別の議員に対して御答弁申し上げましたけれども、今後、自治体ごとの交付金額、用途など詳細に示されてまいりますので、国の動向を見ながらということになりますが、現在のところは新たに対象を拡大する考えはございません。
質問 松浦敏司
現在のところはということで、これから、今後は国の動向によってはあり得るのかなというふうに受け止めました。次に、中小企業・小規模事業者への支援についてです。長期化する物価高騰は、全国的にも新築住宅の着工件数が減少するなど、地域経済に大きな影響を及ぼしております。また、上がらない賃金と少子高齢化の下で、人手不足が深刻になっているというふうに思います。さらに、昨年から実施されたインボイス制度によって、多くの中小・零細事業者が、煩雑な事務負担と新たな税負担ということで苦しんでいます。全国的にも、倒産・廃業が急増しているようであります。そこで、景気の動向を見る上で、網走市の新築住宅の着工件数の状況について、直近の数字をお示しください。
答弁 建設港湾部長 立花学
本市における直近5か年の新築住宅件数でございますが、令和2年度75件、令和3年度82件、令和4年度71件、令和5年度44件、本年度は11月末現在で38件でございます。全体的に減少傾向であると認識しております。
質問 松浦敏司
全国と同じような状況で、ここ二、三年は減ってきているということです。新築の件数が伸び悩んでいるというのは、やはり金額も相当かさばるというようなことで、労働者の賃金が実質上がっていないというようなこともありますから、そういうような状況になっているのだろうというふうに思います。一方で、住環境整備補助金については、当初を上回る状況になっています。今定例会にも2回目の補正予算が組まれているという状況にあることは、いわゆる住宅リフォームというのが非常に市民の思いにかなっているのだろうというふうに思います。引き続き、この制度についての利用が増えることに期待していきたいというふうに思います。次に移ります。市内の中小・小規模事業者の経営状況についてであります。この間、仕入価格の高騰やガソリン・灯油・ガスの値上がりなどで経営が苦しくなっている。比較的価格に転嫁しやすい業種もある一方で、価格に転嫁できない業種もあるわけです。小売業、運送業、飲食業など、業種によって経営状況が違うと思いますが、市として、市内の中小・小規模事業者の経営状況について、年末を迎えている中で、どのように把握しているのか、認識について伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
市内の経済動向についてでございますが、商工会議所が実施しております四半期ごとの業況判断DI値は、7月から9月の第2四半期の状況といたしましては、全体でプラスの5.2となり、前年同期と比較して8.3ポイントの改善、好転の傾向となっております。この傾向は、北海道財務局が発表しているオホーツク圏の経済情勢報告においても、10月の総括判断として持ち直しつつあるとなっており、また、網走信用金庫が実施しております管内企業業況調査における網走地区の業況判断DI値もプラスの9.4と改善、好転の方向性がうかがえる状況となってございます。その一方で、課題といたしましては、原材料の値上がり、従業員の確保難、人手不足などが挙げられており、経費増大が事業継続や地域の景気動向に与える影響が大きいのも確かであると認識をしております。また、商工会議所や金融機関との情報交換の中でも、地域の経済情勢、事業者の状況としては、問題が差し迫っている状況ではないと伺っておりますが、分野、事業者ごとに置かれている経営環境に差があるとのことでございます。物価高騰や賃金の上昇に伴う経費増と値上げのサイクルが、いつ落ち着くのかといった不安とともに、人手不足により稼働を抑えるケースなどもあるといったお話も伺っておりますので、引き続き、関係機関との情報共有を密にし、状況の把握に努めてまいりたいと考えております。
質問 松浦敏司
一定程度のところでは、プラスの状況にはあると。ただ、これは把握できる業者の方々が中心だというふうに思います。どこの組織にも入っていないような小さな事業者というのはなかなか拾われないといいますか、そういう人たちの数値として表れない状況もあるというふうに思います。いずれにしても、経営そのものは困難になっていると。いわゆる小規模事業者というのは、相当困難になっているというふうに思っております。そこで、次に移りますが、先ほど来言っております政府の重点支援交付金の対象事業の中に、中小企業、商店街などに対しても入っております。エネルギー価格や食料品価格等の物価高騰に対する支援があるようであります。市としては、現在、重点支援交付金について、どのように把握し、事業の展開を考えているのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
政府は、11月29日に令和6年度補正予算の概算について閣議決定をし、この中で、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金につきましては、1兆908億円の増加とし、内訳では、低所得支援枠が4,908億円、推奨事業メニュー分が6,000億円と示されているところでございます。今後、自治体ごとの交付金額、用途など、詳細が示されてまいりますので、国の動向を注視しながら、必要な対策を検討してまいります。
質問 松浦敏司
ぜひ、必要な対応をしていただきたい。次に、中小・小規模事業者をはじめ、市民の市民税、国保料などの滞納相談についてであります。中小・小規模事業者の経営状況は、前段でも申しましたが、私の知る限りでは、中小・零細業者は、この物価高騰で厳しい経営を余儀なくされているというふうに認識しております。そこで、現在、市税関係の滞納状況、これは個人、法人ともですが、この状況について伺います。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
市税等の収納率についてでありますが、10月末時点での前年対比となります。個人市民税では、令和6年度53.13%、令和5年度54.76%で、1.63%の減少。法人市民税では、令和6年度92.05%、令和5年度92.39%で、0.34%の減少。固定資産税では、令和6年度76.42%、令和5年度75.52%で、0.90%の増加。国民健康保険料では、令和6年度40.45%、令和5年度40.10%で、0.35%の増加。以上のことから、現状では大きな変化は見られない状況です。
質問 松浦敏司
変わらないということであります。ただ、こういう中で年末を迎え、そして新しい年を迎えるわけですけれども、経営の悪化の結果として税金や国保料などの滞納も出てくる可能性もあるということで、これは物価高騰によって経営が困難になっているというようなことを考えたときに、この滞納の状況、あるいは税を納めるという点でも、やはりしっかりした相談を受けて、そして、相手の状況にしっかりと応じた対応をすべきだというふうに考えますが、見解を伺います。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
納付に関する相談でございますが、1か月当たり約80件の相談に応じております。その主な内容ですが、相談件数の約半分が分割納付について、残り半分が期限後の納付に関するものとなっております。このうち、生活困窮を理由としたものは5件程度となっております。こうした納付相談につきましては、通常業務の範囲でございますので、正確な相談件数を把握しておりませんが昨年に比べて、大きな変化は見られない状況でございます。引き続き、適切な収納管理に努めてまいります。
質問 松浦敏司
わかりました。ぜひ丁寧な対応をお願いしたいと思います。