網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日
ごみ問題と中間処理施設について
2024年12月11日、網走市議会の一般質問で、松浦敏司議員が「ごみ問題と中間処理施設について」質問し、廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三、建設港湾部長 立花学、市長 水谷洋一、市民環境部長 田邊雄三が答弁しました。
- 質問者
- 松浦敏司 議員
- 答弁者
- 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三、建設港湾部長 立花学、市長 水谷洋一、市民環境部長 田邊雄三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 松浦敏司
では、本題に入ります。ごみ問題と中間処理施設についてです。先日、1市5町の協議会で、現在の建設予定地については白紙にするとの報告がありました。しかし、私は既に質問通告を出し、質問要旨も提出済みであることから、一部質問の中身を修正せざるを得ませんでした。このたびのことを教訓にする立場で質問をしますが、あえて質問する場面もあるかもしれませんが、議員各位の御理解をいただきたいというふうに思います。1点目は、この間の広域化事業の進め方についてであります。1市5町による中間処理施設の建設に向けて、さきの第3回定例会では、建設予定地に関連する土砂流出を防止するための補正予算として1億2,000万円が計上され、賛成多数で可決・成立されたところです。私どもは、議会で何も決まっていない処理方法についても、メタンコンバインド方式にしたいという考えは示されていても、工事費が幾らになるかも示されていないなど問題点があるということを指摘して、補正予算には反対しました。ところが、このたび、予定していた土地から産業廃棄物が出たことから、1市5町の協議会で、現在の建設予定地については白紙にするとの驚くべき報告がありました。このことで、新年度においても予算が執行できないというふうに思いますが、この1億2,000万円はどのように処理されるのでしょうか、伺います。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
建設予定地については再検討することとなりましたので、大空町東藻琴で予定していた土砂流出防止工事費は執行しませんので、減額補正の手続を今後してまいります。
質問 松浦敏司
そういうことですよね。それで、全員協議会や文教民生委員会の議論を聞いていると、なぜ早く地盤調査をしなかったのかとの問いに対して、場所の面積が当初1万3,000平米であったのが1万5,000平米に広げたとの説明で、その結果として遅れたのだと。それでは、どのような理由から面積を広げることになったのか伺います。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
中間処理施設の建設に当たっては、昨年度実施したメーカーアンケートの結果から、施設整備には1万5,000平米程度の宅盤が必要なため、現在の場所を掘り下げて宅盤面積を広げるものです。
質問 松浦敏司
たしかこれは広げる理由としては、メタンコンバインド方式を導入するために、面積を広げざるを得ないというふうに、私は捉えていたのですが、そうではないのでしょうか。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
メタンコンバインドを想定した施設の整備に当たって、各メーカーからアンケートを受けまして、そこで1万5,000平米が必要だというふうに認識をしました。
質問 松浦敏司
取りあえずそれ以上言わないのでしょうけれども、いずれにしても、当初1万3,000平米が1万5,000平米になったということは、途中で変更になったということは間違いないのだろうなというふうに思います。後でちょっと質問をしていきたいと思いますが、2点目に、建設予定地の盛土の問題についてです。これも今後の教訓とするために、あえて質問をするものです。これまでの説明によると、盛土であることを知っていたとのことであったわけです。いつの時点で盛土であるということを知ったのか。明確な根拠もないのに、大空町が大丈夫だと言っているから信用してきた、そのために現在があるのか、こんなふうに理解してよろしいのでしょうか。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
当該建設予定地は、令和5年11月に大空町議会で了承され、その後、11月中に現地説明された際に、公共残土捨場であったとの説明を受けました。数回の現地を見た状況からは、のり面には木が生い茂り、安定したのり面で、特に崩れた痕跡もありませんでした。また、宅盤面積を確保するために、現地盤を掘り下げる計画でしたので、のり面にとっては安全側となるため問題はないと判断したところです。
質問 松浦敏司
そうはいっても、普通、家を建てるときに、まず土地を購入したら一番先にやるのは、その土地がどんな土地なのかということをまず調べて、家を建てる前に何が必要か、その状況に応じてやるべき対策をするというのが一般的です。今回は家ではありませんけれども、大きな中間処理施設ですから、それこそ、私は、一番先にその土地の地質の調査をすべきと、これが本来あるべき姿だと思うのですが、それがなされなかったというのは非常に残念だし、なぜそんなことになってしまったのか伺います。
答弁 建設港湾部長 立花学
今回、中間処理施設を建設するに当たっては、建物を建設する地質調査を、今年の7月から実施しております。今回、遅れたであるとか、遅れていないであるとかということについては、私たちとしては適正な期間で行ったということで、特に先行してやるべきことではなく、今回、地質調査の結果から事実がわかったということでございます。
質問 松浦敏司
それはそれとして、後ほどまたやりたいと思いますが、さきの文教民生委員会の中で、大空町東藻琴地域の住民から請願が出されておりましたけれども、その中での意見陳述の中で言っていたのは、この予定地というのは、東藻琴の住民であれば、建設残土を捨てていたということは誰もが知っていたのだというようなことも言っておりました。そういう土地だったということ、それが認識されていないということも非常に残念だなというふうに思います。次に移ります。3点目に、問題の責任はどこにあるのだという点で質問をしたいと思います。説明によると、中間処理施設の建設に向けて、この間、約1億5,000万円ものお金をつぎ込んできました。このお金を誰が責任を負うのか、どこが支払うのか、この点についてまず伺います。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
これまで建設予定地として、手続を進めてきた費用については、広域の事業として、1市5町の各議会で予算議決をいただき行ってきましたので、1市5町が必要な費用負担を支出してきたところでございます。
質問 松浦敏司
それぞれ、各自治体で負担してきたということであります。とでありますので、結果と考えております。必要な予算についてでありますけれども、必要となる事業を執行してきたところでありますので、必要な支出をしてきたと思っております。各町もそうですが、責務として、安定して廃棄物の処理をしていくということが責務でありますので、そのことについて実行していきたいと考えております。
質問 松浦敏司
つまり現実にお金を使ってきたわけですよ、それぞれの自治体が。そして、今ストップしてしまったわけでしょう。言わば、一から出直すに近い状況になった、土地がないわけですから。そんな状況がまず一つ問題なのと、今の部長の答弁だと問題がなかったかのように言っていますが、問題は、このことによって少なくともこれまで2年遅れますと言っていたのが、そうではなくて、さらに遅れるわけでしょう、5年、6年と。と思うのですよ、私は。何も示されていないからわからないけれども。でも少なくとも2年以上、私は、四、五年は遅れるのではないかと勝手に思いますけれども、そうなってくると、さらに関係する自治体は、負担がその分増えてしまうのではないかというふうに思います。この建設が白紙になったことによって遅れるわけですからね。その間、押し迫った自治体も幾つかあるというふうに聞いていますから、そこは新たな対策をしなければならないことになるわけですよ。そういう意味でも、やはり今回のことというのは責任が生ずるべき、あるべきことだというふうに私は思うものですから、あえてそのように質問したわけです。今回、白紙撤回したことによって振出しになるということで、今、1市5町による協議会の事務局というのが網走に置かれています。道職員の方も来ています。それから、関係する町の職員もそこに構成されて入っておりますけれども、こういった人たちは今後どんなふうな処置になるのでしょうか。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
1市5町での広域化で廃棄物処理を進めていく考えに変わりはございませんので、体制もそのままでございます。
質問 松浦敏司
そうですか。私はそれぞれ一旦戻るのかなと思いました。そんな簡単に土地が見つかるというふうに思いませんし、見つかれば進んでいくのでしょうけれども、取りあえず現状のままいるということで理解いたしました。次に移ります。網走は実は過去に大きな過ちを犯しています。潮見住宅団地の軟弱地盤問題というのは、これはもう非常に心の痛む出来事です。本来ならば地盤の問題では敏感であるべきなのが網走という市だと思います。しかし、結果的には対応がなされなかった。これは、事業を急ぐあまりに慎重さに欠けていたのではないかというふうに私は捉えていますが、見解を伺います。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
様々な施設建設を進めるに当たり、建設費に大きく影響するくい長を確認するため、支持層までの地質調査は必要と考えておりましたが、当該場所において、令和4年度に行った地下水利用検討業務におけるボーリング調査の結果から、火山灰質の地山であり軟弱地盤ではないと判断し、特に現地盤を調査する必要はないと考えていたところでございます。
質問 松浦敏司
しかし、きちんと調べたら産廃が出てきたわけでしょう。だから、やはりそういう意味では、網走市というのは、過去の経験からしても、やはり一番先に、地盤というのはどうなのかということに敏感であるべきだったというふうに私は思うのです。問題は、1市5町のごみの中間処理問題に対する進め方、これについては謙虚な考え、思想というのがなかったというふうに思います。そのことが結果として、今回の状況につながったのだと思います。住民に対する説明会や懇談会の在り方など、議会への対応も丁寧な対応であったかどうか、数の力で推し進めるやり方はなかったのか。1市5町の首長が前のめりに推進してきたというのが、私の率直な印象であります。残念ながら、この間の3年間は謙虚な思想というのはみじんも感じなかったということであります。市長はどのように認識しているか伺います。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 松浦議員の御質問にお答えをいたします。予定地としていた大空町東藻琴末広の土地につきましては、大空町において正当な手続が行われ、大空町議会で予定地として決定をしたものと、このように認識しているところでございます。このような経過を踏まえて、1市5町で構成する協議会においては、中間処理施設整備に向けて各種事務、事業を適切に進めていくことを目標として、その進捗につきましては、まさに正当な手続を踏まえながら、各市町の議会への説明、審議、それぞれの市町で行ってきたものと、このように考えているところでございます。また、当市におきましては、市民の皆様に住民懇談会の開催や広報でのお知らせを、意見を交わしながらいただいてきたところです。このように認識をしているところであります。
質問 松浦敏司
それで、大空町もやってきたと、適正な手続をしてということでありましたけれども、しかし、結果としては大空町がここでいいですよというふうに言ったところが、よくよく調べてみたら、そうではなかったということが今回明らかになって白紙に戻ったということですよね。そうなると、これの責任は、大空町がきちんとした調査をしないでここでいいというふうに、1市5町の協議会に報告したという、そういう意味で、大空町に責任があると、こんなふうに捉えてよろしいのですか。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
建設予定地につきましては、手続は大空町で取られて、1市5町で、その後、検討していくということになりまして、地盤も1万3,000平米のもともとの土地でできるのかの検討をしたところで、メーカーアンケート等から1万5,000平米が必要だということで、先に道路の設計をしまして、その道路の設計でどのぐらいまで宅盤を下げればいいかというところもやって、その結果、どのような測量をしたらいいかというところで、地質調査というところになりましたので、手続はそのとおりに進んできたところで、その途中で地盤のことがわかったということと、地盤が悪かったから即建物が建てられないということではなくて、それの対策をする、対応するのに時間と費用を要するというところから、大空町が判断をして取下げの申出をしてきて、1市5町でそこは確認をして、枠組みは崩さず、次の候補地の選定も検討していくということになったところです
質問 松浦敏司
ただ、私は最初の出だしがやはりまずかったのかなというふうに思います。東藻琴の地域で焼却炉を造るありきで進んできたという中で、やはりそこの点で、その土地が本当に適地なのかどうかという点では、やはり本来もうちょっと慎重であるべきだったというふうに私は思います。次に、この1市5町の広域化というのは、これを機会に私は見直す必要があるというふうに考えています。国の手引は、これまでも言ったことがありますが、「候補地の選定については、広域化・集約化に伴い、新しくごみ処理施設を整備する場合、関係市町村間で協議をして候補地を選定する」とあります。「建設候補地の選定においては、各地域を選定した場合の経済性を明確に示すとともに、学識経験者等第三者を加えた検討を行う。住民からの理解を醸成することが求められている」というふうに、国の手引では書いております。これまでの1市5町の協議会において、この国の手引のような手続はしてこなかったというふうに、私は思うのですが、この辺について伺います。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
環境省の広域化・集約化に関する手引は、廃棄物処理の広域化・集約化を進める上で、自治体担当者が参考となる情報について、事例を基に取りまとめられているものでございます。また、手引では議員御案内の、関係市町村間で協議をして候補地を選定する方法と、もう一つ、ごみ処理施設の立地先となる市町村を決定し、当該市町村が選定・提案した候補地を関係市町村間で協議・承認する方法も解説として紹介されており、1市5町で進めています広域化はこちらの方法に該当することとなります。手引は、自治体担当者が広域化・集約化を進めていく上で、どのような進め方があるのかの参考とするものでありますので、書かれているものを全てやるものではなく、地域や状況により様々というのが実情と考えております。
質問 松浦敏司
なるほど。部長はそれなりの根拠を示して答えたのだというふうに思います。次に移りますが、一昨年3月2日に、文教民生委員会が市長に対して政策提言を行っております。その中で、「広域化について、スピードや結論重視では市民の理解を得るのは困難。市単独のごみ処理の基本的な考え方を共有し、広域化の必要性が認識されてから検討する」と提言しています。これは文教民生委員会全員の総意として提言しております。しかし、残念ながらこれらのことは無視されてきたというのが、私の実感です。どのように認識しているのか伺います。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 松浦議員の御質問にお答えをしたいと思います。令和4年3月2日に私宛てに松浦委員長の名の下に、危機的状況にある一般廃棄物最終処分場の延命及びごみ政策検討に係る提言ということで、御提言をいただいたところでございます。ちょうど2年前だと思います。今の議論を聞いていますと、デジャビュが思い浮かぶような、そんな状況でございまして、この基本的な提言の根本は延命を図れということだったというふうに思います。このことについて、提言の後、ここで書かれております提言は、当時を思い出しますと、2年というような数字が大変躍っていた時期だと思います。令和4年3月2日時点で、あと2年という議論がこの議場の場でも行われていたと思いますが、これから2年たった今、当時御提言をいただいた以上に、延命が図られている状況だと、このように思っておりますので、基本的にこの提言のとおりに延命が図られているものと、このように思っておりますので、無視をしたなどということは、私は当たらないと、このように思っております。また、広域化についてスピードや結論重視云々というような文言は確かにございます。2の④のところにそのように文言が書かれておりますが、この広域化とこの部分については、これも委員会、そしてまた本会議において、相当な議論をいただいて、網走市一般廃棄物処理についてということで、今までの検証と、そして今後の取組について、約8ページに伴うこの文書をまとめて、これを一つの今までの検証として、そして今後の取扱いとして、了解を得た上で広域の議論に入っていったと、このように思っています。そのことで、松浦議員も御承知だと思いますが、令和5年第3回臨時議会において、日本共産党議員団においても、広域の今の大空町の場所の測量について起立多数で、共産党議員団も起立の上、賛成をしていただいた。つまり、あれが広域の緒の私は予算の決議ではなかったかと、このように思っておりますので、決して無視をしたとかそういうことではなくて、きちんと手続を踏まえて、広域の議論に入っていったと、このように認識をしておりますので、松浦議員の指摘は当たらないものと、このように思っております。
質問 松浦敏司
そのことは私も覚えております。それで、私は先ほどもありますように、この際、私は建設予定地が白紙になったという点では、少なくとも一定期間、場所が決まるまで時間がかかるというふうに思っています。そこで、広域化についてはやはり一度立ち止まる必要があるのだろうというふうに思います。令和5年2月21日の文教民生委員会で示した資料によると、単独の事業の場合、約46億円かかるというふうに言われています。当時、1市4町では92億円かかると言っておりました。これを機に、冷静に考える必要があるというふうに考えています。メタン発酵の関係についても、この間、文教民生委員会で視察をする中で、果たして、メタン発酵が有効なのかどうかという点では、非常に疑問視する声が聞かれております。そういうことで、今こそ冷静に慎重に、白紙に戻すことも含めて広域化がどうなのか、単独でいった場合どうなのかという議論をする必要があるというふうに思いますが、見解を伺います。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
ごみ処理の広域化については、国の方針にも、人口減少、自治体財政状況の逼迫と廃棄物処理に関わる担い手不足から、中長期的な視点で安定的・公立的なごみ処理体制の検討が位置づけられており、全国的にごみ処理広域化の取組が進められてきているところです。斜網地区では、各市町の共通の課題となっている施設の老朽化や処分場の逼迫、今後の人口減少化やごみ処理に関わる人材の確保、処理費用の抑制などの課題を抱えているところです。中間処理施設の整備に当たっては、多額の建設費がかかることから、循環交付金を活用して財政負担を軽減することが必要となります。交付金活用は広域化の検討が前提でありますので、1市5町の枠組みで進めていくことが必要と考えております。引き続き、1市5町の共通の課題に対応できる中間処理施設の早期の整備に努めてまいります。
質問 松浦敏司
国の補助率が、メタンコンバインドの場合は5割というような、2分の1ということでありますけれども、ただ、やはりいまだメタンコンバインドは事業費が幾らかかるかも示されていないわけですよ、議会には。こんな状況なのです。それで、本当にそれがふさわしいのかどうかも含めて、きちんと議論しないと駄目だと私は思います。それで、今、網走市は生ごみの堆肥化、その堆肥化の中の75から80は堆肥化をやられているというふうになって、非常に優秀な成績を収めているということです。この堆肥化をやめてメタン発酵させるとして、その後、焼却するというメタンコンバインド方式というのは、果たしてどうなのかというふうに私は思っています。そして、今、網走市もごみの減量化というのをやっているわけです。さらには、今後、生ごみについても、人口減少の関係もあって、多分、中空知地区のメタン発酵の施設もそうですけれども、当初予定していた4割しか、4分の1しか生ごみが入らないような状況があるということからも、そういったこともしっかり計算をしなければならない。そして、今、生ごみについては、網走市もコンポストというのに補助金を出して、そして推進しているはずです。今、OECDの主流は何かといったら、やはりコンポストのようですね。だから、網走市もコンポストの普及というのをさらに進めていくと。そこで処理できない生ごみについては、堆肥化を引き続きやっていくというのが、私は本来やるべきことではないかなというふうに思うのです。メタンコンバインドは相当なお金がかかりそうです。金額は示されていないからわかりませんが、そんなことを考えているときに、やはりしっかりと冷静に対応を考える必要があると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 広域化におけるメタンコンバインドの課題を、今、松浦議員のほうからいろいろとお示しをいただいたわけでございます。総額がまだ決まらない中で、どういうふうに検討していくのかということがありましたけれども、そこも場所が変わっていく話でありますので、今後の検討になるかというふうに思いますが、基本的には単独か広域かというお話は、広域でごみというものは処理をしていかなければならないものと、このように思っておりますので、広域の推進はしていきたいと、このように思っております。今、松浦議員がコンポストを中心にやっていくべきだというお話がございました。令和4年3月3日の松浦委員長の御提言の中で、2の⑤にこのように書いております。「生ごみをメタン発酵させ発電に活用することなど、堆肥化以外の方法による生ごみの再資源化及び活用方法を検討すること」という御提言をいただいております。そうした御提言も踏まえたとは言いませんが、呈するにあって、様々なメタンコンバインドというものも検討してきたというのも、これは事実だと思います。今の御発言と2年前の松浦議員の御提言の矛盾というものを私は感じるわけでありますが、そこを私は問うことはございませんけれども、様々時代の要請で変わってきているのだなということを受け止めさせていただきたいと、このように思います。
質問 松浦敏司
確かにそういうのはあります。その当時のメタンコンバインドに対する私の認識と、今の認識というのはかなり変わってきています。その辺は、これまでの2年間の流れの中で起きていることなのだろうなというふうに思います。文教民生委員会の提言に沿うという御答弁もありましたけれども、なるほど、確かにその部分もないわけではないというふうに思いますが、しかし、この間のメタンコンバインドに対する変化というのは、私はあるのだろうというふうに思います。最後に、最終処分場の関係について伺います。現在の最終処分場は二軸式破砕機の効果もあって、容積が減容になっているということのようです。今後も掘り返して破砕するという考え方を示していましたが、その中で、最長6年の延命もできるというふうな考えを示しておりましたが、その根拠について、改めて伺います。
答弁 廃棄物処理広域化推進室長 田邊雄三
最終処分場の残余容量については、毎年10月に行う測量を基準として経年変化を把握し、延命化対策に反映させてきたところですが、令和6年10月に行った測量結果では、残余年数を4年と推計をしております。また、延命化策の一つとして、予定していたかさ上げによる埋立容量の拡張では、3年4か月の延命効果を見込んでいましたが、広域による中間処理施設の整備の遅れが見込まれる中、かさ上げを行ったとしても、使用期限が令和14年1月となり、供用開始に間に合わない可能性が出てきたところです。そこで、今年度行った業務で、減容効果が認められた掘り起こしによる破砕処理を、同規模で今後2か年継続して行うことにより1年程度延命化が図られる見込みとなり、令和15年1月までは使用可能との考えを示したところでございます。
質問 松浦敏司
ということで、わかりました。当初より相当延命されるというふうに思います。これまで、最終処分場はあと3か所分の土地は確保しているということは承知しているところでありますが、今、市民の中には、今回の中間処分場が暗礁に乗り上げたというような状況を受けて、ごみ問題がわからなくなってきたという声も届いております。そのため、最終処分場のこれからどうなるのかということを、やはり誤解のないような形で示していく必要があるかというふうに思うのですが、見解を伺います。
答弁 市民環境部長 田邊雄三
11月25日開催の文教民生委員会において、次期最終処分場の配置計画をお示ししたところですが、中間処理施設の整備に遅れが見込まれる事態となり、現在の最終処分場について、最大限の延命化を図ることが目下の課題であると認識をしております。今後、中間処理施設整備計画の見直しが明らかになった段階で、次期最終処分場の整備計画についても改めて検討の上、今後の見通しをお示ししたいと考えております。
質問 松浦敏司
やはりごみの問題というのは、非常に我々人類にとって切っても切れない問題です。江戸時代までは100%リサイクルといいますか、サイクルがされていたのですが、近代化する中で、ごみというものが発生してくるということで、それも処理の仕方がいろいろあるということであります。焼却という方法、しかし、今、調べてみたら日本という国は世界一焼却が多い国ということもわかりました。それはやはり領土が、国の面積が小さいということも当然あるのだろうというふうに思いますが、それにしても焼却に頼りすぎているというのも一方ではあると。ここをやはりもう一度考えないと、CO₂の関係もありますから、そういった点でも、今しっかりと冷静に、そして慎重にごみの処理の在り方について検討をしていく、その時期ではないかというふうに私は思っておりますので、そのことを述べて私の質問を終わります。