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由仁町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日

夜間の防災訓練と避難について

2023年6月20日、由仁町議会の一般質問で、加藤重夫議員が「夜間の防災訓練と避難について」質問し、町長 松村諭が答弁しました。

質問者
加藤重夫 議員
答弁者
町長 松村諭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 加藤重夫

夜間の防災訓練と避難について町長にお伺いします。最近、全国各地で地震や台風、豪雨などによる多くの災害が発生しています。平成23年3月の東日本大震災や平成28年4月の熊本地震、記憶に新しい平成30年9月の北海道胆振東部地震など大規模な自然災害が発生し、各地に大きな被害をもたらしています。今年は、関東大震災から100年となる節目の年となり、災害への備えを改めて認識する契機であると考えているところであります。由仁町においては、平成24年から地震や水害を想定した防災訓練を実施しておりますが、北海道胆振東部地震においては午前3時過ぎに発生しており、災害はいつやってくるか分かりません。私は、夜間の災害発生時に十分な対策を講じる必要があると考えており、次の2点について町長の考えをお伺いします。1、夜間の災害発生を想定した訓練について。2、夜間に支援が必要な人たちの避難についての2点をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 松村諭

加藤議員の夜間の防災訓練と避難についてのご質問にお答えをいたします。まさに天災は忘れた頃にやってくると言われますが、去る6月12日、由仁消防団春季連合演習後の18時55分に発生し、由仁町で震度3を観測した地震もまさに突然の出来事であり、平成30年9月6日午前3時8分に発生した北海道胆振東部地震の記憶が思い起こされたところであります。この3年間、新型コロナウイルス感染症の蔓延により防災訓練の中止を余儀なくされておりましたが、災害対策本部となる役場庁舎を含め、げんき館など避難所となる施設の非常用発電機につきましても非常時に備えた試験運転を常に実施してきたところであります。また、災害時における職員の参集や災害対策本部の設置、避難所の開設などは発生の有無にかかわらず、関係機関との連携を含め、迅速に対応できる体制を整えているところであります。北海道胆振東部地震におきましては、未明に発生した災害にもかかわらず、地震発生後30分後以内には職員が到着し、被害状況確認のため町内巡回開始や避難所開設に取り組んだところであります。また、関係機関等との連絡、情報共有につきましては、地震発生21分後の陸上自衛隊第72戦車連隊を皮切りに、栗山警察署、空知総合振興局からも被害状況などの把握に関する照会を受け、発生から約2時間後の午前5時には陸上自衛隊第72戦車連隊の隊員、札幌開発建設部岩見沢道路事務所の職員2名、栗山警察署からも職員が来庁し、由仁町災害対策本部会議に参画をし、対応について協議したところであります。議員ご質問の夜間訓練につきましては、必要性を感じているところでありますが、昼夜を問わず、最優先とするものは町民の生命の安全と被害の拡大防止であることから、速やかに職員を招集し、災害対策本部の設置と避難所開設に向けた訓練が重要であると考えております。このことから、平成25年にはあらかじめ日時を指定せず、職員に非常参集命令を伝達し、災害発生後どのくらいの時間で登庁できるかなどを把握するために非常参集訓練も実施したところであります。今年は、この訓練から10年が経過し、新採用職員も増えておりますので、職員の防災意識を高め、どのような時間帯においても迅速な被害状況の確認や避難所の開設ができるよう、町民の皆さんの生命と安全を確保するために中心となる災害対策本部設置訓練を実施したいと考えているところであります。続いて、2点目の夜間に支援が必要な人たちの避難についてのご質問にお答えをいたします。災害の発生を予測することはできませんが、昼夜を問わず、支援が必要な人たちへの避難につきましては、職員が、あるいは地域担当職員が確実に誘導することが、これは理想でありますが、対応するまでの時間あるいは移動までの距離などを考えますと極めて難しいものがあります。したがいまして、避難につきましては自助、共助を基本とし、地区民生委員や隣近所の方などと共に助け合いながら避難していただくことをお願いをするとともに、地域支え合い活動の推進に関する条例に基づく協定を締結している自治区におきましては、災害発生時の安否確認や避難時の支援についても拡大して対応していただきたいと考えております。大雨の災害時におきましては、気象庁の発表による警報や札幌管区気象台や札幌開発建設部、江別河川事務所とのホットラインを活用した情報にも努め、警報が発表される前に避難所を開設することが可能であることから、昼間の避難開始を想定しているところであります。夜間に災害が発生した場合につきましては、道路の陥没等による2次災害の危険性があることから、速やかに被害状況や安全性を確認し、避難所の開設状況などの情報を防災無線等を通じて正確に町民の皆さんに発信するよう努めてまいりたいと考えております。

質問 2番 加藤重夫

政府の中央防災会議では、千島海溝で巨大地震に備えた人命救助、支援物資の搬送計画等を決めておりますけれども、自力脱出が困難な人の割合が7割だとされる新聞報道がありました。町長、今答弁ありましたように自助、共助が重要だと私も考えているところであります。防災専門家は、夜間防災訓練は必要だと話しております。夜間防災訓練は、全国で実施されておりますけれども、1年前のデータになるのですけれども、1年前の4月現在で全国の主要自治体の約3割が行っているそうです。夜間防災を行っていない自治体の9割近くが必要性を認めております。有識者は、早急に対応するように求めているところであります。また、国の防災基本計画で夜間を含めた様々な条件の下、訓練するように定めているところであります。地域防災に詳しい大学の教授なんかによりますと、災害のほとんどは突発的に起きている。日頃の練習でできないことは、本番でもできないと肝に銘じておく必要があると指摘されております。さらに、国は個別避難計画づくりを進めておりますけれども、3年前のデータなので、今は少しは増えているかと思いますけれども、個別計画を作成している市町村は3年前のデータでは9.7%と10%もまだ満たないような状態であります。シニア世代の防災は、自主性とサポート、両輪で進めることが大事だと防災支援協会の方のお話ですけれども、由仁町民に対して防災に対する意識啓発が効果的に行われているのかどうか、お伺いして私の質問を終わりたいと思います。答弁のほどよろしくお願いします。

答弁 町長 松村諭

加藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。まさに議員ご指摘のとおり、この防災対応、防災対策につきましては、これでいい、ここまでで十分だという、いわゆる上限はないわけであります。これは、町民の皆さんの命を守るために必要なことでありますから、ですから上限はないと私は考えているところであります。したがいまして、実際には訓練を実施しなければなりませんが、これはまずできることから取り組んでいかないと駄目だと思っております。そこで、ご質問の意識啓発についてでございますが、常日頃から意識づけを図るべきものであると考えております。令和3年の2月には、由仁町防災ハザードマップを更新しまして全戸に配布したところではありますが、災害発生時には、まずは自分の身を自分で守ることが重要であります。災害が発生したときのために、まずは自分で行える備え、行動を意識していただくことが大切であります。したがいまして、町民の皆さんにはふだんから懐中電灯、ラジオ、食料や薬、通院治療をしている方には、その方に処方された薬などがあると思いますので、必要最低限の備蓄、さらには私どもが示しております避難所や避難ルートへのそういったものを再確認していただくような意識啓発が大切だと考えておりますので、このような防災意識向上のためにこれからもいろいろな媒体を使いまして町民の皆さんに意識啓発活動を進めていきたいと考えているところであります。

質問 2番 加藤重夫

万が一、災害時には最小限で被害が済むことを望みまして、私の質問を終わりたいと思います。

出典:由仁町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる