由仁町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月12日
児童生徒の学力向上に向けた取組について
2022年9月12日、由仁町議会の一般質問で、加藤重夫議員が「児童生徒の学力向上に向けた取組について」質問し、教育長 田中宣行が答弁しました。
- 質問者
- 加藤重夫 議員
- 答弁者
- 教育長 田中宣行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 4番 加藤重夫
児童生徒の学力向上に向けた取組について教育長にお伺いします。毎年度全国の小学校6年生と中学校3年生を対象とした全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストが一斉に実施されています。当町の調査結果については、毎年度第3回定例会において教育長から教育行政報告がされていますが、平成29年度、平成30年度には中学校で全道、全国平均を上回る科目があるものの、令和3年度、令和4年度は小中学校ともに全国、全道平均を多くの科目で下回る結果となっております。その年度において差はあるものの、総じて近年の当町の全国学力テストの平均正答率は全国、全道平均と比較すると低い状況であると認識しているところであります。子供たちの学力をこのテスト結果だけで判断することはできませんが、重要なツールの一つになっていることは間違いありません。教育委員会は、調査結果の分析を実施し、分析結果に基づいた実効性の高い取組を進め、学力向上に向けた改善策を講じるよう学校に対し指導すると教育長が述べています。その実効性のある学力向上のための改善策は、どのようなことを行ったのか、効果が出る兆しはあるのか、今後学力向上をどのように進めていくのか、教育長にお伺いします。
答弁 教育長 田中宣行(教育長は2022年9月まで)
加藤議員の児童生徒の学力向上に向けた取組についてのご質問にお答えいたします。全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストについては、当町の児童生徒の学力が全道、全国と比較する貴重な機会であると考えており、ご質問の中でも触れられておりましたが、当町の近年における全国学力テストの正答率は全国、全道平均と比較すると低い傾向にあり、学習面での課題の一つであると認識しております。また、全国学力テストは小学校6年生と中学校3年生を対象としておりますが、調査を行っていない学年を含めた全体の学力実態の把握や課題の抽出は学びを深めていく上で大事な取組と考えております。そこで、当町といたしましては、主要教科を中心にNRT標準学力検査を小学校2年生以上の学年で実施をし、全国学力テストの結果と合わせて全体的な実態を把握し、小中学校教職員で組織する由仁町学力向上委員会において児童生徒の各学年、教科ごとの課題や改善策を示しており、学力の改善に向けた取組を進めているところであります。一方で、この取組に対する効果でありますが、単に全国学力テストの平均正答率だけが効果の測定として本筋ではないと考えており、各学年で細かく標準学力検査の結果を分析し、課題がある学習内容を指導していることから、おおむね効果は出ているものと考えておりますが、今後も児童生徒に対する学力の底上げは学力テストの結果を問わず、必要な対策であると考えております。コロナ禍で実施できないこともありましたが、放課後学習や長期休業期間中の学習など継続的に学校で行っており、今後も学習指導や学力向上委員会での取組が学校現場での教職員の指導力を深め、児童生徒の基礎学力の改善と向上を目指してまいります。以上でございます。
質問 4番 加藤重夫
いろいろな取組がされていることと思います。由仁町の教育環境が大きく変化していることと思います。当町においても国が推し進めるGIGAスクールネットワークの構想によりまして、児童生徒1人1台の端末の整備によるICT等を活用した個別、最適な学びと郷土的な学びの実現とかALTの配置、教職員の指導力向上に必要な校内外における研修機会の確保、自主的な研修の支援など様々な施策を講じているところでございます。また、当町はほとんどの学級が30人前後の少人数学級を満たしていると。教育環境の充実が図られていると思っております。このような施策により教職員の意思や児童生徒の学習意欲の向上、そして学習習慣の定着が図られているのか最後にお聞きして、私の質問を終わりたいと思いますが、教育長、答弁よろしくお願いします。
答弁 教育長 田中宣行(教育長は2022年9月まで)
まず、教育環境の変化についてでありますけれども、GIGAスクールネットワーク構想によりまして1人1台の端末が整備されております。これまで黒板の板書が中心であったものがタブレットのディスプレーと併用している姿で授業をしているというのが当たり前の姿になっております。私たちの日常生活と同じように新しい時代の教育現場においてICT化は今後ともどんどん進んでいくものというふうに考えております。この変化について、教職員においても大きなものと捉えられておりまして、当町においてはGIGAスクールサポーターを設置しておりまして、専門的知識を生かして教職員は自ら研さんに努めております。また、一方で人としてのつながりも重要なものと考えておりまして、従来から小学校、中学校でALT、外国語指導助手を配置しておりまして、生きた英語を届けております。ただ、外国人が英語を教えるということは発音だけではなくて、外国人と触れ合うこと、コミュニケーション能力を養うことに重要な機会になっているというふうに考えております。このほか教職員定数の加配措置を使いまして、中学校の数学で習熟度別に授業を行っております。数学という教科は、特に一歩つまずいてしまうと、その先に行けないということがありますので、基礎的な部分と応用的な部分を分けて教えるというような取組もやっております。それと、学習習慣についてでありますけれども、全国学力テストの中で児童生徒質問紙調査というのがありますけれども、特に中学校では家庭学習が中心になるというふうに考えておりますけれども、家庭学習の時間が少ないという結果も全国と全道と比較しても当町においては低くないというふうに結果が出ておりまして、それに向けては家庭に対する指導、お願い、家庭での学習環境の習慣化に向けまして、各学校で保護者会だとか、懇談会や面談を通じて家庭への指導を呼びかけているところであります。最後になりますけれども、教育環境は、現場環境は、ICT化によりまして大きく変わっております。学校での授業あるいは家庭学習にかかわらず、デジタル機器の活用だとか、直接人が携わる部分のメリットの両面で生かしながら教職員の意識改革、児童生徒の意識、学習意欲の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 4番 加藤重夫
デジタル化は、今後ともますます進んでいくと思っております。子供たちに対する教育環境の整備は重要であると思っております。また、学力の向上は本人にとって一生役立つ教養であるとも考えております。成長過程における重要な時期でありますので、これからの社会を生き抜くための基礎的な知識の習得に加えて、資質と能力の育成に努めていただくことを願いまして、私の質問を終わりたいと思います。