由仁町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月5日
学校の防犯対策について
2025年6月5日、由仁町議会の一般質問で、加藤重夫議員が「学校の防犯対策について」質問し、教育長 石井洋が答弁しました。
- 質問者
- 加藤重夫 議員
- 答弁者
- 教育長 石井洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 加藤重夫
学校の防犯対策について教育長にお伺いします。本来学校は、夢を育む安全で楽しい場所でなければならないと思っておりますが、先月東京都の小学校で児童間のトラブルをめぐる面談後、相談がうまくいかず、知人男性2人を呼び、教員に暴行したり、ガラスを割るなどの事件がありました。学校による保護者対応の難しさが浮き彫りになった事件です。新聞報道によりますと、現役の教員はいつ自分の学校で起きてもおかしくないと話していました。また、専門家は、危機管理体制の検証が必要と訴えておりますが、当町の児童生徒が安心、安全に学ぶためにどのような防犯対策をしているのかお伺いします。
答弁 教育長 石井洋
加藤議員のご質問にお答えいたします。議員ご指摘のとおり、学校は子供たちが安心して学び、夢を育む場所でなければなりません。令和7年5月に東京都立川市で起きた不審者侵入事件では、保護者対応の場で保護者の知人が暴力行為に発展してしまいました。このように学校の安全が脅かされている事件が発生したことは、教育現場にとって大きな心配と不安を引き起こす事態でもあります。由仁町におきましても日頃から危機意識を持ち、未然防止と対応力の向上に努めるために学校保健安全法の規定に基づき、各学校において危機管理マニュアルを定めて対応を行っております。当町の町立学校の防犯対策として重要な学校への不審者侵入対策、教職員の危機対応訓練、関係機関との連携、保護者との信頼関係構築の4つの視点からお答えさせていただきます。1点目の学校への不審者侵入対策でありますが、玄関の施錠管理を徹底し、訪問者が来校された際には用件など不審者ではないことを目の前で確認をして、それから入校させております。もし仮に不審者に侵入された場合は、児童生徒の安全確保を最優先に警察へ通報することとしております。2点目、教職員の危機対応訓練につきましては、定期的に、2年に1度ですが、警察署員に指導いただき、実際の事案発生時に冷静かつ迅速に対応できるよう備えております。特に不審者の侵入を想定し、護身用具のさすまたを実際に教職員が手に取り、有効に使えるよう訓練をしております。このさすまたは、非常時にすぐ対応できるように職員室に配備しております。3点目、関係機関との連携につきましては、学校と町の教育委員会、警察署などとの連携体制を整備し、情報共有と迅速な対応が可能な体制を構築しております。4点目の保護者との信頼関係構築につきましては、東京都立川市で起きた事件では保護者対応のクレームが発端になって起きております。他の学校ではありますが、毎回保護者からクレームを受け、正論だけでは対応できず、教員の精神的負担も大きい現状であると報道されているところです。当町でもいつこのような状況になるとも限りません。保護者との対話を大切にし、早期の相談、情報共有を通じてトラブルの深刻化を防ぐよう努めております。以上でありますが、今後とも子供たちが心身ともに安心して学校生活を送れるよう適宜防犯対策を見直し、教職員の研修、関係機関との連携や保護者との協力体制の強化を図ってまいります。以上でございます。
質問 5番 加藤重夫
保護者は、学校に来るとき身分の確認などパスされやすく、誰かを一緒に連れてきても対策は難しいというふうに言われております。また、先ほどの質問にありましたように先月の東京の事件では、学校に男2人が来校して暴れたことについては、想定を超えていたと話しております。事件を目撃した児童にスクールカウンセラーや心理士を派遣し、丁寧な対応を図るとしておりますけれども、この点については当町はどうなのかが1点と、続けて質問しますから。また、文部科学省は、学校への不審者防止対策として、防犯カメラの設置を支援する補助金制度を拡充しています。令和5年から7年度まで補助率2分の1に引き上げて、申請も何かしやすくされているようです。また、平成14年11月に学校施設の安全管理に関する調査研究協力者会議を設けて対策を強化しているところでございます。文部科学省では、学校への不審者侵入をさせないための3段階チェック体制というのもあります。これは、当町はどんなふうになっているのか。また、不審者が侵入した場合の非常ベル、そして子供たちに対しての訓練等があると思うのですけれども、その4点再度お伺いして質問を終わりたいと思いますので、答弁のほどよろしくお願いしたいと思います。
答弁 教育長 石井洋
加藤議員の再質問にお答えいたします。1点目のスクールカウンセラーや心理士を派遣しているかどうかと、そういう件ですけれども、当町でも北海道教育委員会のスクールカウンセラー活用事業によって年間19回、1回当たり4時間、合計76時間の訪問を受けて、不登校とか友人関係の問題とか心身の健康などなど、いろんな児童生徒が抱えている課題に心理的なサポートを行っております。当然ですけれども、養護教諭とか各学校の教職員も情報を共有して、児童生徒のこういう問題に対応しているところです。それから、2点目ですが、不審者侵入をさせないための3段階チェックですけれども、文科省が示しているのは第1段階が校門のところ、第2段階が校門から校舎の入り口まで、第3段階が校舎への入り口というチェック体制を確立して対策を講じているかどうかということなのですが、当町の小中学校では校門がありませんので、第1段階から第2段階のところはちょっとなかなか防犯体制というのはないのですけれども、死角の原因となる障害物もありませんので、その辺は学校の内外からの監視はできると思います。3段階目の校舎への入り口のチェック体制ですが、これは先ほども答弁で申し上げたとおり、危機管理マニュアルに基づいて玄関を施錠していて、訪問者には目視で、目で不審者かどうか、保護者かどうか見ておりますので、そういう意味では不審者の侵入防犯対策は講じているというふうに思います。それから、非常ベルですけれども、防犯用の非常ベルというのは特に設置しておりませんが、夜間の対策については無人の警備システムを設置し、警備会社との連絡体制を整えております。それから、訓練については、昨年小学校で警察署の職員を講師として不審者侵入の訓練を実施しております。実践的な指導をしていただいて、今後もこういうふうな実践的な訓練を計画的に進めていきたいというふうに思っています。以上です。
質問 5番 加藤重夫
いろいろな対策をしていても、これでいいということはないと思います。切りがないという話もしている方もいらっしゃいます。事件がないのが一番でございますけれども、児童生徒が安心、安全で学べることを望みまして、私の質問を終わりたいと思います。