みんなの議会

由仁町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日

地域交通体制づくりと高齢者の交通安全対策について

2022年12月14日、由仁町議会の一般質問で、佐藤英司議員が「地域交通体制づくりと高齢者の交通安全対策について」質問し、町長 松村諭が答弁しました。

質問者
佐藤英司 議員
答弁者
町長 松村諭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 6番 佐藤英司

通告に従いまして、質問させていただきます。地域交通体制づくりと高齢者の交通安全対策についてお伺いします。今年9月に北海道中央バス株式会社の由仁三川間が廃止され、住民の足がまた1つ減りました。この路線は、利用者がほとんどいない路線であったため廃止されたものと聞いておりますが、利用者が全くいなかったわけではありません。由仁町も後期高齢者の人口が25%を超え、今後自家用車を運転できなくなる方が増えることは容易に想像でき、高齢者を含む交通弱者の移動手段の確保は緊急の課題と考えます。そこで、町長に2点お伺いします。住民生活の基礎となる移動手段を守るため、町としてこれまで様々な取組をされてきたと思いますが、今回の中央バスの廃線により公共交通空白地に近くなった古山地区と三川地区のこれまでの検討状況と今後の見通しについてお伺いします。もう一点、高齢者の交通安全対策です。高齢者は、反射神経や判断力などの低下により交通事故の被害者にも加害者にもなる可能性もあります。近年は、ブレーキとアクセルの踏み間違えや対向車線の走行など痛ましい事故も多数見られ、個人差はありますが、高齢者の運転が事故の危険度を増す要因となることは事実と思っております。由仁町は、免許の自主返納が増えていないと感じていますが、その原因は車に代わる移動手段の確保が難しいこと、それに対する支援がないためと私は思っています。自主返納の支援に様々な特典を設けているところもあると聞いていますが、町として免許返納者を増やすことで事故の減少につながるという取組について、どのような考えをしているかお伺いします。

答弁 町長 松村諭

佐藤議員の地域交通体制づくりと高齢者の交通安全対策についてのご質問にお答えをいたします。まず、1点目についてでありますが、中央バス路線の由仁三川間の廃止につきましては利用者の減少、とりわけ乗客が全くいない便もかなり多かったことから、廃止もやむを得ないとの結論に至ったものであり、貴重な交通手段を失ったことは私も非常に残念な思いであります。ご質問にもありましたが、路線廃止によりまして古山あるいは三川地区沿線のバス停はなくなりましたが、現状ではこの地区にJRの駅がございます。JR室蘭線は、単独では維持困難な線区で、現在路線の存続に向けて経営改善中でありますので、歩ける方、お元気な方にはJRを積極的に利用していただくことも公共交通を地域で守り、支える1つの手段と私は考えております。ご質問の検討状況と今後の見通しについてでありますが、この区間につきましてはバス利用者がほぼいないという状況から廃線となったものであります。さらに、町内における地域交通の担い手となる交通事業者にあっては人員の高齢化、なり手不足など直ちに代替交通を実施することは大変難しいと聞いているところであります。まずは、いつ、どこで、どのような人がどのように、どのくらい交通手段の確保に困っているのかをきちんと分析し、そのニーズを具体的かつ的確に把握し、どのようなものをどの程度用意するのかをしっかりと見極めていく必要があると私は考えております。さらに厳しさを増すことが予想される公共交通環境でありますが、町民の皆さんの足を確保すべく、今後も交通事業者や関係機関と、これは古山地区、三川地区だけの問題ではありませんので、引き続き協議、検討を進めてまいります。2点目の高齢者の免許返納によります交通安全対策についてでありますが、車に代わる移動手段の確保が非常に難しいことが免許返納が進まない要因の一つではないかということは、まさに議員ご指摘のとおりであると考えております。都市部では、自動車以外にも様々な交通手段が整備され、免許返納後においても大きく個人の移動が制限されることはありませんが、当町のような過疎地域におきましては免許返納後の移動手段の確保が難しい状況を鑑みますと、仮にその誘導策を講じたとしても、その効果については大きな疑問を感じるところであり、現時点において特典制度などによる返納誘導は検討しておりません。しかしながら、以前他の議員から同様の質問があり、家族、家庭が主体となって自主的な返納を促す対応が重要であると答弁させていただいたところでありますが、免許返納が事故防止、交通安全対策につながるところでもあります。今の暮らしも高齢者自身や家族が安全、安心でいられる環境であってこそでありますので、これまでも実施しております老人クラブへの交通安全教室など警察とも十分に連携しながら、免許の自主的な返納の啓発活動に取り組んでまいります。

質問 6番 佐藤英司

どうもあれですけれども、ちょっと私も納得いかないところもあるのですけれども、それでは今のあれで町長の口から一言、デマンドタクシーの話が出てくるかなと思ったら、今回何も出てこなかったのだけれども、今は道路を挟んで東側がデマンドタクシー、右側は何もない。町長、あれですか。今言う古山、三川、その辺の地区にデマンドタクシーの考え方はあるのですね。それだけちょっと答え。

答弁 町長 松村諭

まず、デマンドタクシーの考え方ということでございますが、デマンドタクシーにつきましては、かつてバス路線が走っていたエリアを中心に運行しているものであります。そういう制度に乗っかって運行しているものでございますので、デマンドタクシーのエリアから外れたところを全く考えていないということではありません。デマンドタクシーという名称を使わなくてもいわゆる足のない地域については、これからニーズ調査を実施して、どういう足を確保したらいいのかということで答弁をさせていただいたところであります。

質問 6番 佐藤英司

町長の考え方は了解したのですけれども、やはり今言う家族の支え、確かに地域の支え、これが一番大事な話なのです。町長もおっしゃる、そのとおりだと思うのです。ただ、家族もいない、地域もいない、老人会にも入っていない老人もおられるのですよね、町長。それは御存じだと思うのだけれども、そういう人たちをどうやって支えるかという問題です。それから、今のこれからのデマンドタクシー、もうちょっとこれからを含めて考えてもらいたいと思うのですけれども、引き続き町民の足の確保、特に高齢者に向けた対策を前向きに1つ検討をしていただきたいと思うのです。それで、町長は今この辺の交通網を整備するとしても現在委託している由仁ハイヤーさんのドライバーさんも高齢化し、何かやっても実際として運行している後続業者が非常に困難な状況にあるというのを町長は御存じだと思うのですけれども、今後地域交通の確保について町はどのように考えているか、1つだけお聞きをします。

答弁 町長 松村諭

現在、町が運行を委託しておりますデマンドタクシーは、町内の民間事業者のほうに委託をしております。まさに佐藤議員ご指摘のとおり、運転手の方が大変高齢化しております。また、募集をかけてもなかなか運転手を確保することが難しいと、そういったお話も聞いております。いわゆる足のないエリアのほうから何とかデマンドタクシーのいわゆるこの制度を活用したくても、何とか我が自治区まで運行エリアを拡大してもらえないかと、そういった声もいただいているところであり、私どもも委託業者のほうに何とか拡大してもらえないのかということも投げかけております。しかし、現実的には今人員の問題などがありまして、なかなか簡単にエリアを拡大することはできないという回答をいただいております。ただ、このまま手をこまねいているわけにはいかないと私は思っております。業者のほうに持続的にこれからも町内においていわゆる事業展開をしていただくためには、どんな問題があって、どうそこを解決したらいいのか。そこで我々行政として何かお手伝いすることはできないのかということを業者のほうには、これは正式ではありませんけれども、会議を重ねるごとに業者のほうにお話をさせていただいているところであります。極めてイレギュラーな形になるかもしれませんが、例えば将来の事業を担っていただけるような方を国の制度を使って募集して、由仁町に住んでいただいて事業を継承するですとか、あるいは従業員として働いてもらって、何年か後には社員となってとか、いろんな方法が考えられますので、そこはこれからも事業者の方と協議を進めていきたいと考えているところであります。これは、大変難しい問題でありまして、お話をしても、はい、分かりました、では来月からやりましょうというふうにはなかなかいかないものですから、ちょっと時間はかかるかもしれませんが、じっくり考えて検討して進めていかなければならないと思っているところであります。あと、もう一点は、この足の問題については非常に多いわけなのです。先ほどデマンドタクシーということが議員から御質問がありました。これは、国土交通省の事業に乗っかって展開しているものでありますが、かつてあったバス路線のバス停から800メートルのエリアのところを対象とする事業でありまして、声がありましたので、私どもも担当課において図面にバス停を全部落としまして、800メートルを全部拾い出しをして、エリアの拡大ができないかということを調整している。その作業を進めてまいりまして、何とか希望のあった自治区全部ではないのですが、エリアを拡大することができました。自治区の方には大変喜んでいただいたのですが、既に2年を経過したのですが、残念ながら1名の利用者もないというのが現実であります。これは、時間帯が悪いのか、運行方針の問題なのか、そこはまだ調査を実施しておりませんが、足がない足がないという声だけで、では運行しますよというわけには、これはなかなかいかないと思いますので、そういった足の確保、困られている方の声をしっかりと聞いて、これから進めていきたいなと考えているところであります。

質問 6番 佐藤英司

本当にこれは町長、この高齢者の足の確保は、これからいろいろと今言う大変困難な状況だと思うのですけれども、前向きにこれから今言うデマンドタクシーも含めて古山地区とか三川地区、これから今言う東のほうも西のほうも、ずっと西三川も含めて1つ検討をお願いしたいと思うのです。それで、今本当に先ほど言いましたけれども、日本の国民の大体の平均年齢が男性で81.5歳、女性が87.6歳で、これはますます高齢化する状況になると思うのです。それで、今回のようにこのような利用者がいないことから中央バス路線の由仁三川間が廃止になりました。今後ほかの路線も利用状況によっては、減便や路線廃止がされる可能性があると思います。今言う私も、町長が言いましたけれども、三川、古山、由仁間、この駅までと言うけれども、駅まで来る人が大変なのです。500メーターや300メーターぐらいだったら老人の足で歩くのでしょうけれども、さっきも言った家族の支えがあって汽車で何とか来るという感じなものですから、その辺を含めて今度はそのための町民の足を確立するために町内循環バス及び運行状況を見直すとか、そういう協議、検討を進めていただきたいと思いまして、それをお願いして、これからも十分にそういうものを検討していただきたい。それをお願いして、私の質問を終わります。何か町長、答弁ありますか。

答弁 町長 松村諭

佐藤議員のご指摘をしっかり受け止めまして、今後進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

出典:由仁町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる