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浦臼町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月11日

本町における地域おこし協力隊の現況と将来について

2026年6月11日、浦臼町議会の一般質問で、柴田典男議員が「本町における地域おこし協力隊の現況と将来について」質問し、町長 川畑智昭が答弁しました。

質問者
柴田典男 議員
答弁者
町長 川畑智昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 7番 柴田典男

おはようございます。令和8年第2回定例会一般質問において、私の方から町長に1点質問をお願いしたいと思います。件名につきましては、本町における地域おこし協力隊の現況と将来についてであります。令和6年度において全国で活動している協力隊員は7910名、うち道内は1307名で全国の16.5%に及びます。道内受け入れ自治体は161団体であり、道内定住率は77%となっております。道内隊員数の多い自治体は、東川町の80名を筆頭に別海町、厚真町、沼田町、ニセコ町、美唄市がそれぞれ目立っております。本町の隊員は現在4名で、それぞれスキルを活かして町の活性化に一役も二役も活躍しているものと拝見しております。道内自治体の平均が1自治体当たり約8.1名の採用をしています。本町も、将来に向けて隊員募集拡大を考える機会と捉えます。隊員を増やすことで人口の増加を図り、農業や商工会の活性化に役立つものと考えます。ただ同時に、役場の担当職員の業務が増え負担となっては、一般業務に支障をきたします。そこで次の質問をします。一つ目として、本町における協力隊活動の現状と課題は。二つ目として、協力隊事業に地方創生交付金等の活用をしているのかどうか。3番目として、定住に向けて、あるいは起業、就農に向けた支援の体制、更に商工会員増加に向けた連携などは検討されているのか。4番目として、民間委託あるいは専任コーディネーターの活用を検討してはどうかということであります。この4番目に関して、参考までに民間委託を実施している自治体の例を挙げてみますと、起業家育成型として厚真町。専任コーディネーター型として清里町。地元法人委託型として沼田町を参考としていただきたいと思います。それぞれに人口増加に効果が出ている自治体であります。特別交付税のサポート経費の活用も図られます。今後に向けた町の積極的な政策を期待します。以上です。

答弁 町長 川畑智昭

柴田議員のご質問にお答えいたします。地域おこし協力隊制度は、都市部の人材を地方へ受け入れ、地域ブランドや地場産品の開発・販売、農林水産業への従事、住民支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図ることを目的として、平成21年度に創設された国の制度であります。1点目の本町における協力隊活動の現状と課題についてでありますが、まず募集の面では、農業支援員やデジタルサポート隊員を継続的に募集しておりますが、現時点では採用には至っていません。地域おこし協力隊として本町で活動し、定住したいと思っていただけるよう、町の情報や募集内容のより明確な発信に努めてまいります。次に、活動面においては、現在4名の協力隊活動により町の魅力発信や交流人口の拡大、地域行事への参画など、地域活性化に向けた様々な取組が進められています。これらの活動を支えるためには、単に隊員を受け入れるだけではなく、活動期間中の支援や任期終了後の定住・定着につなげるための伴走支援が重要になってきます。本町におきましても、担当課職員が日常的に隊員との面談や相談対応を行っており、活動全般に対する助言から任期終了後の起業や定住に向けた相談など、幅広い支援を行っているところであります。一方で、担当課職員の業務量の増加を伴うものであり、受入人数の拡大にあたっては、隊員の活動環境や支援体制の整備・充実と併せて検討すべき課題となっています。2点目の地方創生交付金活用の有無でございますが、これまで地域おこし協力隊の事業活動に係る経費については、特別交付税の範囲内で対応しており、本交付金を活用した事例はございません。3点目につきましては、地域おこし協力隊制度の成果を高めるためには、任期終了後に本町へ定住し、地域の担い手として活躍していただくことが重要であると考えます。起業を希望する隊員に対しては商工会と連携した相談体制を整えるとともに、地域とのつながりづくりを目的として、商工会青年部への参加などを通じた交流機会の創出を図っています。就農希望者に対しては、JAピンネや農業委員会と連携し、就農に向けた相談や情報提供を行うなど、円滑な就農につながるよう支援を行っています。今後におきましても、関係機関との連携を図りながら、隊員一人ひとりの希望や適性に応じた支援を行い、定住・定着の促進と地域の担い手確保につなげてまいります。4点目のご質問、民間委託や専任コーディネーターの活用についてでございます。まず、民間委託につきましては、従来の行政が直接雇用する会計年度任用職員とは異なり、専門的なノウハウを持つ民間事業者を活用することによる戦略的かつ効果的な隊員の募集や選定、柔軟な働き方が可能となり、任期満了後の就業先となることで定住に直結しやすい点等がメリットとして考えられます。専任コーディネーターにつきましては、隊員の活動に特化した専門的なサポートや活動の質の向上等のほか、地域住民との継続的な関係構築も期待できます。現在は町の担当課職員がこの役割を担っている状況にあります。これらは現時点において、直ちに導入できるものではございませんが、先進事例等を参考にするとともに、地域の実情に精通しているかなど委託先としての適格性の判断や隊員の採用数、職員の業務負担に応じて検討してまいりたいと思います。以上でございます。

再質問 7番 柴田典男

それでは再質問させていただきます。国勢調査によると、本町の人口は5年間で11.49%、199名の減少により、現在1533名との報告がありました。人口減少を少なくしたいという町長の思いは、現実として歯止めがかかっていないのが現状ではないかと思います。今回提案した協力隊の増員については、財政、経済、町の活性化の点で現実的な施策の一つと考えられると思います。交付金収入があり、起業、就農をすれば最も効果が得られると思います。更に今回、民間委託、コンサル委託への移行がなぜ本町に必要なのか。清里町や厚真町、あるいは沼田町の成功事例を参考にいろいろと見させていただいた中で、本町においても取り入れることはできないのかということで提案させていただいております。役所の直接管理による業務量の増加が職員にとって大きな負担となっていないか。本町のような小規模自治体では専任職員を置く必要があるのではないか。特別交付税のサポート経費の活用によって経費を抑え、専門のノウハウを活用することにより、様々な連携が生まれていくと思います。将来の隊員の定住・定着、そして商工会との連携により、本町の活性化への波及効果は大きなものがあると考えております。参考までに3町出させていただいたのですけれど、東川町が80名、厚真町は36名、沼田町は34名、美唄市が26名、ニセコ町では32名と、それぞれ相当数の協力隊員が現状としているわけです。よく報道に出ます北海道内で住んでみたい町、行ってみたい町。どうでしょう、住んでみたい町の候補としてこれらの町が全て挙げられるのですね。ということは、何かしらの効果が出ているということがわかると思うのです。私も、町職員がそれぞれ担当するのではなく、委託によって各課にこういうことができるのだよという専門ノウハウが知識として入るのではないかということで、ぜひ理事者に考えていただきたいと、将来のうちの町のために考えて欲しいなと思っているところであります。いわゆる委託することによるメリットもあれば、デメリットもあると思います。メリットを考えてみたのですけれど、一つ目として、隊員との伴走で孤立を防ぐことができる。2番目として、起業・定着までの一貫支援が可能となる。3番目として、何よりも職員の負担が軽減され、本来の一般業務に集中できるということがあります。リスクとして考えられることは、全面委託によって丸投げ的な活動になる可能性がある。2番目として、一番大切な地域との関係構築が希薄になる可能性があること。3番目として、委託することによって本来隊員は給与のほかに活動助成金が別枠として、国からも限度額が指定されているわけですけど、その活動予算が減額となる可能性があるということがデメリットとして挙げられるわけですが、それにしてもこれだけ小さい自治体ですから、全ての業務を職員がやっていく、それぞれの課でやっていくのも大変なところがあるということで、委託について検討しますというお言葉はありましたが、町長のもっと積極的な方針をお聞きしたいなと思って再質問いたします。

答弁 町長 川畑智昭

再質問にお答えいたします。私も例として挙げられた3つの町、厚真、清里、沼田について、どういう現状になっているのかを調べさせていただきました。厚真町につきましては、道内外でそういった町の協力隊に対する取り組みをサポートしているエーゼロという会社でしたか、特定の会社が担われてるということで、起業型と研究型という二つの採用型が目立ったところですけれど、確実に将来その町で起業することを目的とした方を受け入れるという、本当に特化型なのかなと受け取りました。清里町につきましては、仕掛け人ラボという組織が協力隊で構成されたような組織で、それも協力隊を募集して構成しているというような形で、協力隊が協力隊を受け入れて支えていくというような形を取られているのがわかりました。沼田町につきましては様々あるのですけれど、商工業に関しましては地元の商工業者に直接委託をかけて、そこで業務を覚えて、将来的にそこでの就業も含めて支えていくというような形で、それぞれ3者3様で協力隊を支えているというのがよくわかったところです。本町でそのような、いずれかの取り組みができるかというところですけれど、今のお話にもありましたように、職員が全て支えるというのはやっぱり限度があると思っています。小さな町ですから、全職員60名弱の中で30名の協力隊を支えるというのはかなり厳しいですし、現実的ではないのかなとも思っております。その中で、今までは少しずつ増えていって、それが将来別な形になっていければなと思っておりましたし、以前の一般質問で集落支援員という形のご質問をいただいたときも、他の町では集落支援員の方が協力隊を支えているという実情もありました。その時も申し上げたのは、やはり適材といいますか、そういう方がいて初めて成り立つのかなとその時はお答えしましたけれど、今回のお話では民間という可能性も一つとしてあるということでございますので、積極的な言葉を求められているということですが、これだけ人口減少が進む中で本当に新規就農者も含めて協力隊というのは、町の人口減少に少しでもブレーキをかける一つの施策だと思っております。来年からすぐやりますというようなことは言葉としては言えませんが、何とか協力隊を増やしていけるような仕組みは職員と共に検討していきたいと思っています。

再質問 7番 柴田典男

参考に挙げた3町については多分見るだろうなと思ったから挙げておいたのですけど、おっしゃるとおり、自分も調べたとおりの内容です。ただ、厚真町についてはいわゆる震災復興も兼ねてということもあって、都市部から起業するための志願者を中心に募集しているわけです。それでそのまま着任して、町内で起業して定住をしているというのが現状にある。これだけの人数を令和6年で募集したから、今活動しているということになります。清里町については専任で1名ということなのですが、作戦的にそういう方々を募集しようという内容が多いんですけど、沼田町だけはやっぱり独自的に地元の商工会の方々と連携している。協力隊がその町に定住して残ろうとする一番のいい方向というか要因は、地元といかに連携して3年間を過ごせたかというのが一番大きいなと思うのです。この中でいくと、やはり沼田町のやり方は地元に密着した中で、商工会と密着した中で定住者を増やしていこうというのが基本にあるので、一番参考になるのかなと思うのですが、是非とも、他にも参考になる町があるのかもしれないですが、この3町に職員を派遣しませんか。勉強してこいということで、お宅はどのような内容でどのような委託をやっているのかと、本当に実際に行って勉強した方が、話を聞くのが早いと思うのです。別海まで行くとちょっと遠いですけれど、それぐらい職員を派遣して勉強してこいということで、やりませんか、どうですか。

出典:浦臼町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月11日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる