みんなの議会

浦臼町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月12日

(1)防災対策の一考察として/(2)ジビエ事業の拙速的な進め方に問題はないか/(3)グランドデザイン事業の進め方に問題はないか

2018年9月12日、浦臼町議会の一般質問で、柴田典男議員が「防災対策の一考察として」「ジビエ事業の拙速的な進め方に問題はないか」「グランドデザイン事業の進め方に問題はないか」について質問し、総務課長 河本浩昭、産業振興課長 石原正伸、町長 斉藤純雄が答弁しました。

質問者
柴田典男 議員
答弁者
総務課長 河本浩昭、産業振興課長 石原正伸、町長 斉藤純雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 柴田典男

第3回定例会におきまして、議長のお許しを得ましたので、町長に3点についてお伺いしたいと思います。1点目は、防災対策の一、考察としてであります。近年、集中豪雨は時、場所を選ばす、記録的な降雨量が大変な災害を全国各地で引き起こしています。本町においても、7月初旬の大雨は各所の内水増水により水中ポンプ稼働を連日にわたって余儀なくされました。水田冠水の被害は、8月にかけて4回を数え、収量、品質的に大きな影響が予想されています。そんな中で、樋門管理人との連携が重要であると感じました。樋門閉鎖は河川管理事務所へ通知されますが、町へその報告が来るのに時間差があり、初動対策におくれを生じているのです。対策として、各樋門管理人との情報を密にして、現場の状況が町として把握している体制をとっていただきたいと思うのであります。また、滝里ダムなどの放流時の事前の情報も樋門管理の上で大変重要ではないでしょうか。さらに、大雨の都度に排水ポンプを設置するのでは、多くの時間と経費が費やされます。7月、8月の期間はポンプ設置状況にして、発電機だけの運搬設置の対策にできないのかお伺いいたします。次に、ジビエ事業の拙速的な進め方に問題はないかということでお伺いをします。ジビエ事業の目的は、エゾシカによる農業被害を減らすために、捕獲を推進すると同時に、食肉としての有効活用を目指すものであり、今回、国のモデル地区としての指定を受けたことは、町の活性化事業の一つとして、町のためになるものと期待を持って、実施設計の予算計画の段階で賛成したものであります。しかしながら、その後の担当課の進捗状況や個人としてジビエ事業の内容を勉強していくに当たり、その難しさを覚えるものでありました。最大の問題は、加工可能な食肉の確保であり、成功のかぎは猟友会が左右するということであります。コンソーシアムの設立で、地元の猟友会と打ち合わせを重ねていると説明がありながら、実際は猟友会に対して理解不足の状況があります。猟友会の中には、射撃場付近の建設が望ましいとの意見もありました。町が建設予定としている鶴沼地区では、町内会を挙げて誘致に異議の声が上がっています。なぜか。決してジビエ事業を否定するものではないのです。むしろ有害鳥獣被害防止のために必要な事業と認識しているのが現実であります。やや感情的なところが前面に出てしまったところはありますが、町としてその進め方に問題があったと言わざるを得ません。かつて、一般廃棄物処分場建設の折は、町側は何度も住民との懇談を重ね、その理解、解決のもとに順次事業を進めていったと伺っております。建設ありきから進めるのではなく、どのような理解が必要なのかから始めなければならなかったのです。2回目の住民説明会の折に、町長から変更できませんの発言がありました。これでは住民との話し合いの余地はありません。猟友会のメンバーの中には、ジビエに大変詳しい方がいます。ライフル射撃場では指導員の立場にあります。この事業にスタッフとして参加してもいいと言っておられる方であります。ほかのメンバーにも加工に興味を持っている方がいらっしゃいます。この際、NPOのような団体を立ち上げて、ジビエに特化したプロジェクトチームをつくり、町の活性化策とした創生事業として展開していくことはできないでしょうか。関連として、モデル地区の指定では近隣13の市町からエゾシカを集めるとなっていますが、各市町の猟友会へはあいさつを済ませたのでしょうか。道は、狩猟期のシカに対して8,000円、その減量化施設に対しても補助を出すとしておりますが、その詳しい内容をお伺いしたいと思います。次に、アイマトンは年間1,500頭のシカ肉を処理していると説明されたと思いますが、知床のエゾシカファームからは300頭くらいの提供と聞いております。では、残りの肉はどちらから提供を受けているのかお伺いをします。先ほど、先般牧島議員も養鹿場についての質問があったわけですけれども、エゾシカファームの養鹿場は、この知床ファームの場合、年間800頭を囲いわなによって、冬場にすべて捕獲しているそうであります。それを年間を通して提供しているというお話を伺っております。私も本町では養鹿場については不可と考えております。その点についてはいかがなものか。先ほどの説明でお伺いしたので、重複するのであれば省略してもいいですけれども。次に、グランド事業の進め方に問題はないかという点でお伺いをします。平成29年度グランドデザイン検討委員会が発足しました。産業観光の推進を目的に、その基本構想を策定するものと判断するものであります。18名の委員により、当初農業後継者不足、農業活性化のための6次産業化、ワインの里としてのブランド化、鶴沼地区の活性化による観光振興を総合的に進めるための会議とお伺いしました。平成29年度において、5回の検討委員会、団体ヒアリング、冬のお試しツアーの実施が報告されました。しかし、具体的内容を含め、コンサルからの報告書を議会に示されることはありませんでした。平成30年度の推進協議会へ移行して、そのまま行ったわけであります。推進協議会の委員の任期は、平成32年の3月末とお伺いしました。最終的にどのような結論を求めるものなのでしょうか。現在の内容を伺う限りにおいては、町の産業振興の活性化について話し合いよりも前回の道の駅建設で議会が否決した当時と何ら変わりない同様の進め方ではないかという声が聞こえてきます。あの当時、なぜ賛成を得られなかったのか、その反省、検討もせずにコンサル頼みの似たような進行にはなっていませんか。改めて、その点についてお伺いします。一つ、推進協議会と検討委員会の違いは何か。二つ目として、検討委員会は2分科会に分かれて会議をするとなっていますが、会議実施の実態とその内容はいかがなものか。3、道の駅に特化した内容となっていませんか。4、コンサルとの契約内容の概略と期間及び契約金額はどのようなものなのでしょうか。5、これからJR跡地、あるいは駅前開発の問題がこれから課題となってくると思われます。それとあわせて、本町の将来に向けたグランドデザインを検討することが本題と考えますが、いかがですか。以上、お伺いします。

答弁 総務課長 河本浩昭(総務課長は2019年3月まで)

柴田議員のご質問にお答えをいたします。7月初旬の大雨につきましては、内水の増水による水田冠水の被害の影響を軽減するため、水中ポンプ等を稼働して、内水排除を実施したところでございます。樋門の閉鎖につきましては、管理人が滝川河川事務所へ報告を行った後、河川事務所から町へ報告されておりますが、すぐには報告が来ないことから、時間的ロスが生じるのは議員ご指摘のとおりでございます。ポンプ等の設置におきましては、おくれがないよう管理人との情報共有、連携を密にした体制づくりを整えてまいります。滝里ダムの放流時の対応につきましても、関係機関からの情報収集、連携を図りまして、管理人との情報共有に今後努めてまいります。また、7月から8月にかけては、大雨による内水被害も想定されることから、ポンプ等を設置したままの状態の方がより早く内水排除の対応が可能ですので、盗難等のおそれや国の許可も必要となるなど課題もございますので、今後検討してまいりたいと考えてございます。以上でございます。

答弁 産業振興課長 石原正伸(産業振興課長は2019年3月まで)

2点目のご質問にお答えいたします。ジビエ倍増モデル整備事業につきましては、限られた時間の中で事業参画の意思を決定し、本年3月9日にモデル地区指定を受けてから動き出した事業でございます。これまで事業の実現に向けて議員の皆様と意見を交し、協議をしながら事業の検討を行ってまいりました。議員ご指摘のとおり、事業の詳細が決まっていない段階での鶴沼地区住民への説明でございましたので、十分な説明ができなかったことで事業に対して異議の声が上がり、さらには過去の経過を踏まえた地域住民への心情的な配慮が足りなかったことで、混乱を招いていることに対し反省しているところでございます。次に、事業運営組織、NPOに関するご質問ですけれども、地元猟友会の方 で 運 営 に 興 味 を 持 た れ て い る 方 が い ら っ し ゃ る こ と は 承 知 し て お り ま すが、ジビエ事業の成功には捕獲収集、処理加工、流通販売、経営管理などそれぞれの分野で専門的な知識と経験を有する人材が必要となることから、現実的には時間的な要因もあり、NPO法人を設立し、運営することは困難であると判断した経過がございます。次に、各地区の猟友会との協議に関する質問ですが、8月中旬から各市町の担当者を介して、猟友会の方々と協議を行っており、現時点で八つの市町に伺い、同席していただいた猟友会は5支部でございます。残りの猟友会につきましても日程調整を行い、近日中に伺う予定でございます。次に、本年度から北海道が新たに実施いたします助成制度に関するご質問ですが、詳しい実施要綱等が公布されておりませんが、8月19日に開催されました狩猟者を対象とする講習会に出席してございます。その内容では、10月1日から来年1月末までの狩猟期に食肉として利用可能なエゾシカを北海道が指定します食肉処理施設へ搬入した場合、搬入経費として1頭8,000円が支給される内容でございます。ただし、捕獲促進が目的であるため、支給は2頭目以降から対象となり、許可捕獲、いわゆる駆除の個体は対象外とし、重複して支給は受けられないといった制度となってございます。また、指定を受けた食肉処理施設に対する支援策としまして、本事業で搬入されました個体から発生する骨や内臓などの廃棄に係る経費につきましては、最大200万円の補助も盛り込まれてございます。次に、株式会社アイマトンのシカ肉仕入れ先に関するご質問ですが、近年の実績をお聞きしましたところ、知床から100頭、阿寒から400頭、日高から900頭、池田町から100頭となってございます。次に、養鹿の実現可能性についてのご質問ですが、先ほど牧島議員のご質問にお答えしましたとおり、当町においては非常に課題が多く困難であるというところは、私どもでも認識してございます。ただ、将来的な安定供給という部分で計画を練った場合に、必要となった場合を想定した養鹿を計画してございますので、将来必要になった段階で細かな検討を行ってまいりたいと思います。次に、グランドデザイン事業の進め方に関しましてのご質問にお答えいたします。検討委員会につきましては、平成29年7月に公募により集まっていただいた18名の委員さんで構成しており、基幹産業である農業と観光を結びつけた交流人口をふやすことで産業の活性化を図るため、ソフト事業を中心にワークショップ形式で意見を交し、農を生かした観光プランや農畜産物等の特産品の販路拡大について検討してきた委員会でございます。また、本年設立しました推進協議会につきましては、検討委員会の意見を参考に策定したグランドデザインを踏まえ、ハード事業を中心に観光拠点となる鶴沼公園、温泉、道の駅周辺エリアの一体性を持たせながら、どのように整備を進めていくか検討を行っていく組織でございます。次に、検討委員会の開催及び協議内容に関するご質問ですが、平成29年7月に第1回の検討委員会を開催して以降、全5回の委員会を開催しており、分科会を設けずに農業と観光の現状と課題や将来に向けたイメージについて意見交換を交してございます。具体的なアイデアやソフト事業の活動イメージ、また各種体験ツアーなどの検討を行ってきており、外国人留学生を対象とした冬のお試し体験ツアーやサイクリングツアーなど試験的に実施し、ご意見等を聞きながら調査を行っているところでございます。次に、道の駅に特化した内容となっていないかとのご質問ですけれども、さきに述べましたとおり鶴沼エリアを拠点に町全体で集客を図るための方策を検討しておりますので、道の駅に特化したものではございません。次に、委託事業の概要についてお答えいたします。業務内容につきましては、グランドデザインに基づき、農業振興と観光振興にかかわる具体的な展開を図ることを目的として、農産物や特産品の試験的販売、本町の魅力ある資源と農業を組み合わせた着地型体験観光の企画や試験的事業の実施などの展開を図りながら、観光・交流拠点となる道の駅周辺の再整備構想の検討を行います。また、これらの企画事業を総合的に進めていくための運営組織の構築もあわせて検討する業務でございます。契約方法につきましては、平成29年度から継続的な事業であることや試行段階であることなどから、1社随意契約により締結し、契約金額は2,381万4,000円、履行期間は平成30年4月26日から翌年3月20日までとなってございます。次に、JR跡地に関する課題とあわせて検討してはとのご意見ですが、議員ご指摘のとおりJR札沼線の廃線に伴う用地利用の課題は今後出てくることが想定されますが、時期が定まっていない状況にございますので、内容が明らかになった段階でグランドデザインとの調整を図ってまいりたいと考えております。以上です。

質問 3番 柴田典男

先ほども申し上げましたとおり、ことし4回、一部の水田が冠水の被害に遭いました。そういった中で、その都度いろいろ樋門管理人が深夜を問わず現場へ行って、石狩川が増水した場合、樋門をとめなければいけない。大変な労力がかかっているわけであります。その中で、何回か、これではどうだろうかと思った事案がありますのでご紹介したいと思います。1回は、樋門の閉鎖をしたのが午前の1時ごろ、役場が調査に走ったのが朝の7時半です。その段階で、役場の職員的には樋門が閉まっていることは存じ上げていないのです。だから、樋門はあいているものと思って、役場の職員は巡回したのです。たまたまそのときに問い合わせがありましたので、もう既に夜中の段階で閉まっていますよと返事をしました。だから、最速で水中ポンプの設置と排水の要請をした経過があります。それから、排水ポンプの設置をして、排水ポンプが実際に動いたのが昼ごろです。ということは、夜中の1時に樋門がとまってから、排水作業が始まったのが昼ということは、およそ12時間程度のロスがありました。そのときはね。例えば、1時間に10センチから15センチの内水がふえたと仮定した場合、12時間ですから、もうその時点でメーター50はいくわけですよね。ですから、連絡が大事ですよというのは、その点が一つです。それで、もう一つ、次の事例は7月の9日、ここは晴れておりました。全道的に晴れていたのですね。ところが、朝7時半に樋門管理人が石狩川の樋門に行ったときに、石狩川が晴れているのですけれど増水したのです。とめざるを得ないという報告が来たのですが、その時点で建設会社が水中ポンプの片づけ作業をしていたのです。これはもう要らないだろうということで、要請があっての片づけだったのですが、実はそのときに樋門はもうとめなければいけない状況だった。それで、何とかしてくれという樋門管理人からの電話があったので、即役場に電話して、作業中止と排水作業の要請をしたのが1回あります。それから、もう1回は日曜日の夕方です。このときも樋門管理人は樋門を閉めなくてはいけませんでした。ポンプは1台稼働状況、動かせる状況にありました。もう一台は横転していたのかな。結局もう抜けていたのですよ。抜けていて横倒しの状況。ですからもう使えない状況で1台だけしか使えない。樋門管理人は樋門を閉める。ところがスイッチを押す人がいない。もうあけてもいい状況なのですが、スイッチを押す人がいないのです。日曜日で。では、これをだれに要請すればいいのという問い合わせがあったのですが、私は連絡できなかったものですから、その方にスイッチ入れていいのではないですかということで、スイッチ入れさせていただきました。それで1台稼働した経過があります。これらをやっていたときに、4回内水で冠水した経過あるのですけれど、このうちの2回は冠水を未然に防げた状況があったということが言えます。ですから、毎回毎回設置します、片付けますとやりますと、きょうの補正予算にも出てくるのですけれど、120万円の補正予算が上がっているわけで、言ったことがあるものですから、水中ポンプだけを7月から8月までの設置状況にできないですかという質問をしたわけであります。そうすれば、雨降っている状況で水中ポンプ急いでやって、そうすると曲がりが強烈な圧がかかるものですから、水中ポンプから抜けてしまうという状況が今回1機あったわけですから、やっぱり落ちついた時点でちゃんとした作業をして、水中ポンプだけを設定しておく。そして、何かあったときに発電機だけを持っていって稼働するという方法を と れ れ ば 一 番 い い の で は な い か な と い う こ と で お 伺 い し た わ け で あ り ます。今回も北海道、大変な地震で被害が大変なところもあったわけでございますけれども、やはり防災というのは臨機応変な対応、そしてやっぱり判断力、決断力が求められると思います。そこら辺でぜひ。あともう一点は、そういう指揮系統設置の防災担当の課長なのか、あるいは副長なのか町長なのか、そこら辺を、どこら辺がゴーサインを出すところなのかを1点と、先ほど言ったとおり水中ポンプの常設についてこれから検討していただきたいと思いますけれど、その点について再度お伺いします。

答弁 総務課長 河本浩昭(総務課長は2019年3月まで)

ただいまのご質問にお答えをいたします。今、議員の方から3点の事例を上げられておりまして、そういった観点からもお互いに労力を少なくスピーディーに対応するという趣旨だと思いますので、ホースの設置につきましては恐らく国の許可はいただけると考えておりますし、ただ2カ月間そこに置くことで風雨だとか紫外線等でホースの劣化も進むと思いますけれども、ちょっとその辺を勘案しながら、7月、8月の台風あるいは川の水が多くなる可能性がある時期には常設をする方向で検討をしていきたいと思っております。それから、発電機設置の指揮系統ということでございますけれども、これにつきましては総務課の庶務係が担当なのですけれども、発電機の設置についてはこういう状況なので、今回ここに発電機を設置したいということで、私の方から副町長の方にお伺いを立てます。それで、いいよと言ってゴーサイン出してくれるときもありますし、念のためここにもという話が出ることもございます。結果につきましては、町長に報告をさせていただいております。以上でございます。

質問 3番 柴田典男

やはり、今回のさまざまなああいう災害の関係を見ても思うのですけれども、やはり迅速な対応が本当に必要なのだなと思うのです。例えば、今回も浦臼町も停電の状況が2日続いたものですから、いろいろあったときに、やはり即決してもいい場面があると思うのですね。だから、いや、それは会議をして相談しますという返事が来られると、ちょっと待てよというときもあるものですから、そこら辺これから今回のことを教訓にして、これからに向けて、安全・安心ということで相談していただきたいなと思います。それから、水中ポンプについては、先ほどちょっといろいろ会談していましたときに、美唄市で既に水中ポンプを夏前から設置して、それはもう国から許可をもらっているようなのですけれど、実際やっている市町村もあるということをお伺いしましたので、できれば調査していただいて、どういうことなのか調べていただければと思います。特に答弁は結構です。

質問 3番 柴田典男

3月の段階で私は実施設計に関することで賛成しました。これはやっぱり町としてこれから活性化していくために国とのつながりも太いパイプができるだろうと。職員もこれを機会に勉強していくことによって、小さな町ですけれど、大きな事業として町が育つのではないかと期待をしたわけであります。そして、減量化施設もあわせてできれば、本当にシカの害も減っていけばいいのではないかということで賛成したわけでありますけれども、その後私としてもいろいろジビエについて勉強し、猟友会ともいろいろ情報交換をしながら、今の現状、浦臼町が進めていることはどうなのだろうかということでいろいろ相談はしました。養鹿施設については、先ほどの質問の中でも答えられていたとおり、私の調査でも浦臼町では無理と思います。これだけ雪多いところで。知床ファームは年間2,000頭のうちの800頭を冬の間に囲いわなで入れるのです。連れてくるのではないですね。囲いわなで冬の間に800頭囲い込むわけですから。今、浦臼町で囲い込んだやつを、何十頭もそんなわなをつくれる場所はそうそうないと思います。ですから、あと雪の多さのかげんからいって、私はかえってその点については省いて構わないと思うのです。もう一つの理由は、確かにアイマトンと今契約しています。例えば、地元のハンターの人が持ち込みました。アイマトンの検査を受けます。よし、これはいいだろう、これは加工肉にしよう。いや、これはちょっと内臓を撃ったので、これは使えないなと。これは減量化にそのまま持っていくといったら、肉としての処理はゼロ、そのまま減量化に行きます。その場合は処理料は取らないというのが私どもに対する説明でした。今、質問として確かめたいのは、ほかの町の人が例えば持ってきました。アイマトンの方が検査します。同じようにやっぱり内臓を撃っているので、これは使えません。そのまま減量化施設に行きます。この場合の処理料をどうするのか。それがまず1点。それから、アイマトンは先ほどの説明で、全道から1,500頭からのシカを集めている。といってそれを処理した場合、そこに残渣物が出てくるはずなのですね。ハンターが撃ったのではない肉の加工もその場でされる可能性がある。では、そこから出た残渣物は会社経費として今まではアイマトンがやっていたはずなのに、浦臼町の工場に持ってきただけで、浦臼町の施設に入れれば無料なのか有料なのか。それをお伺いしたいと思います。その点で、アイマトンを検査にするということは、私は将来に向けて余りいいことではないのではないかと思います。今まで1,500頭の経営をしながらやってきたアイマトンがわざわざ浦臼町に来て、その工場で使わせてくれということになって来たとしても、では先ほど、例えば今までの説明の中で、足りない場合はどうするのだという説明もありました。では、先ほど80頭、400頭ではどうするのだとなりますけれど、アイマトンは別に心配要らないと思うのですよ。それだけ今まで来ているのですから。1,500頭。では、あえてハンターが撃った肉をここに持ち込まなくても、今まで1,500頭を全道から集める実績を持っているわけですから、来るわけですね。例えば、おれが撃ったのだぞと言ったハンターが持ち込んだ肉は、いや、これはここ撃っているから使えないわと認可しない場合も可能性としてあると思うのですよ。経営なのですから。アイマトンとしては。だから、すべて運営を任せるという説明はありましたけれども、私は個人としてはそれはどうなのかなという疑問はあります。先ほどNPOという説明が、まだ時間がないからだめだと言いましたけれども、きょうの質問の中にもハンターを養成したらいいのではないかといった質問の方もいます。先ほど、私の質問の中に、浦臼町の猟友会の中にライフル射撃場の指導員の方がいらっしゃる。もう持ってこいの方がいて、その方は参加してもいいと言っているわけですね、スタッフとして。そうお聞きしていると答弁書にも書いてあったから、知らない人ではないと思います。将来、スタッフとして、捕獲収集、処理加工、流通販売、経営管理などそれぞれの分野で専門的な知識と経験を有する人材が必要となることからと書いてある。であれば、この捕獲収集の部分は専門家なわけですよ。もう既にそこにスタッフはいるのではないですか。そこからもう一度考えていく方法はないですかと思います。場所については、きょう行かれるのかな。ですから、何とも言えませんけれども、とりあえずそこら辺で再度もう一度基本に帰って練り直す、先ほどもそういう質問がありましたけれども、やることも必要なのではないかなと思うわけですね。平成31年度の10月を目指しているから時間がないのだという答弁ありますけれども、慌ててやって失敗するよりも、道、国にも言って、うちは小さい町で、その10月までには無理だと、もう一度考え直してやるから、もうちょっと時間下さいという方法はあるはずなので、選定した段階から考えていっても、では、もうおたくは無理ですねなどという返事はないと思いますよ。どうですか、町長、そこら辺、もう一度やってみませんか。

答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)

本当に時間がない中で、私たちも正直すべてを把握していないというのは先ほども言いましたけれども、今柴田議員の言ったことが可能であれば、それは本当にそれが一番なのかなという思いはありますけれども、既に事業としてある部分、進んでいる状況でありますので、できれば今のままで進めていく方を力を入れたいなと思います。国にはちょっと非公式でそういった来年の10月が延ばせるのか、そういったこともちょっと聞いてはみたいと思います。以上です。

答弁 産業振興課長 石原正伸(産業振興課長は2019年3月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。今、マニュアルをつくっている最中ですけれども、基本的に使えるシカを浦臼町に搬入してもらうというのが大前提で考えております。というのは、使えない、そもそも廃棄しなければならないものをうちの町に持ってくる必要がないわけですから、ごみ処理場ではないという考え方を持っていきますと、まず使えるものを持ってきていただきたいというところをお願いするというのが大前提です。ただし、使える、使えないという部分の識別については、実際あけてみないとわからない部分もあったり、いろいろと難しい部分があろうかと思いますので、当町に搬入されてきたものが仮に使えないとなった場合には、これからの協議になりますけれども、関連する市、町と協議をしながら、その部分は廃棄処分料として、市、町にそういった場合は負担していただくですとか、そういったところを協議していきたいなと考えてございます。あとアイマトンさんの既存の事業で1,500頭処理している部分から出る骨ですね、これらも無料で処理するのかというお話がございましたけれども、これも事業系のごみになりますので、当たり前にいけば産業廃棄物という位置づけになりますので、こちらについても基本的には企業の方でそれなりの処理料を払って、事業を経営していただくと。企業側に負担していただくというスタンスで考えております。あとNPO法人の関係ですね。地元の猟友会の中でそういった明るい方がいらっしゃるのもわかっていますし、捕獲収集については本当に専門的な方ですので、仕事されているという部分もありますけれども、都合をつけて少しでもこの事業にご協力いただきながら、アドバイスをいただきたいなと思ってございます。トータルとしてそのNPO法人というものを立ち上げることができれば一番よいわけですけれども、今の町の状況からいきますと、非常に厳しいかなという部分で、処理、加工、販売、流通はアイマトンが今既にプロフェッショナルとして事業を経営してやっていますので、そういった部分についてはアイマトンさんにお願いしていきたいと思いますし、事業経営につきましてはまたアイマトンさん既存の事業プラスアルファ、このモデル事業の部分も加わってきますので、そういった部分ではまた違った経営手法といいますか、検討しなければならない部分があろうかと思いますけれども、それもあわせてアイマトンさんの方に進めていただきたいなと考えてございます。以上です。

質問 3番 柴田典男

どちらの加工場を聞いても、最初から採算合っていた加工場はないとお伺いしています。採算ベースに乗れるために、例えばペットフードであったり、加工品をつくって、やっとそれから採算に乗ってきたのだというところもあります。今回アイマトンについては、そちらの方はないということですから、ですから先ほど言ったそういう方をスタッフに入れてということで、例えばそういう加工業、そういうのも含めた中で考えていく方法はあるわけですから、はなから、いや、これではだめだと決めるのではなくて、やはりどうすれば成功の方に行けるのかということで、やはり考えていくべきなのだと思います。今回またきょう鶴沼に行って、ぜひお願いしたいのだということで行かれるということでございますけれども、私、3月の段階で行政区の再編のお願いをしました。そのときに町長の答弁は、今喫緊で困っている町内会があるので頼むと、お願いしたいと言ったときに、いや、町内会長会議をやったときに、やらないでいいという町内会長が2人いたから、進めないと言ったのですよ。今回、このジビエに関して逆でしょう。勘弁してよと言っている町内会長が散々来ているわけでしょう。だけど、今回、おれは進むのだとやるわけでしょう。矛盾していませんか。片方で困っている町内会長いるわけですよ。なのに、そのときには、いや、こっちの町内会長はいいと言ったからいいのだ。今回は、勘弁してくれと言う町内会長3人そろって要望書来たわけでしょう。だけど、いや、今回はもう時間がないから進めさせてくれということですよ。それでは、私どもも純粋に、どうなのだろうという疑問を持たざるを得ません。一貫していくのも結構ですけれども、やはり日ごろの会話ですから、それをやっぱり重ねていけばこういうことにはならないはずですので、ぜひ考えていただきたいなと思います。

質問 3番 柴田典男

今回、グランドデザインについて質問に及んだのは、一部から大丈夫だろうかという声が聞こえてきたからこの質問に至りました。数年前に道の駅の建設予算で、私どもは否決をした経過があります。その後、28年度、最初、鶴沼グランドデザインという名称で説明を受けた記憶があります。その後、浦臼グランドデザインという名称で説明を受けました。今回見たら、産業観光グランドデザインとなっています。推進協議会をつくったので、よろしく頼むということで、コンサルにもお願いした形でなっていました。ここは担当にお聞きします。今までの進捗内容を教えていただきたい。ちょっとお聞きしたところ、ハード面とソフト面があって、ハード面については道の駅の位置ですとか機能ですとかを検討したい。ソフト面では農業振興を含めて、例えば新規就農者であったり、農産物加工であったりを進めていくということですが、今までどのような内容で進められてきたか、もし公表できるところがあればお聞きしたいです。29年度に検討委員会、5回やっていると思います。30年度になってからは一度も開催されていないと思います。推進協議会の中に検討委員が3人いるはずなのです。なぜそういうことの協議になるのかがわからないのです。片一方で検討委員会をやって、片一方で推進協議会をやって、それでその検討委員が推進協議会も兼ねているというわけですよ。その進め方が私としてはちょっと疑問なのですよね。推進協議会も今年度5月か6月に1回開いただけではないですか。30年度内にそれぞれスケジュールがあったはずなのですが、その進捗は本当に進んでいるのかについてお伺いします。

答弁 産業振興課長 石原正伸(産業振興課長は2019年3月まで)

ただいまのご質問にお答えいたします。平成29年度、全5回で検討しました検討委員会につきましては、ニュースレターというのを全戸配布させていただいておりまして、それぞれ第1回から第5回までどういう協議をしてきて、どういうご意見が上がったかと。そして、町の魅力、外から見た魅力も含めて、町に潜在している魅力をどんどん前面に出していくことによって、交流人口ですとか、観光人口ですとか、そういったことで引き込むことができるのではないかという一人一人のご意見をいただいています。それらをまとめたのがグランドデザインという計画書があるのですけれども、大変申しわけないのですけれども、この冊子ですね、まだ議員の皆様にはご説明する機会を設けていなくて、後日冊子はございますので、改めてどういった協議をしてきたかというのは説明させていただきますけれども、コンサルタントも中に入っていますけれども、基本的には農家の方々ですとか、若い方を中心にうちのまちでこういうものを生かしていったらいいのではないか、こういうことができるのではないかという本当に自由な意見を出していただいたものを形にした内容になっています。ソフトが本当に中心ということですので、うちの町の農業の農作物、畜産物もあわせて魅力をどうやって外に出していくのかと。外から引き込むためにはツールとして農業体験、収穫体験をしたらいいなとか、それを引き込むには冬といううちの町でいう豪雪地帯というマイナスをプラスに変えるような発想のツアーをやってみようですとか、あとサイクリングツアーもあわせてこの景観を見ていただきながら、人に体験してもらおうというような取り組みをやってきてございます。検討委員会については、本年度1回開催してございまして、6月5日に今年度の会議を設けてございます。その際には、29年の振り返りということで、1年間かけてどういうことで検討してきたものを皆さんにもう一度振り返っていただいて、では30年からはどんな取り組みをしていこうかと、今年度どういう展開をしていこうかというところを皆さんと検討しております。予定としては、本年度3回を開催する予定でおります。検討委員会については3回ですね。主にソフト部分を重点的に検討しますし、あわせて同時並行する部分では、協議会の方では検討委員会の委員が3名入っているのは、推進協議会の方はハードを中心に進めてきますけれども、ハードだけ進めていくのであれば、中身がなくなってしまいますので、1年間かけて検討委員会でソフトについて検討してきた部分も皆さんにやはり正しく伝えて、その趣旨を理解していただいた中でハードをどうやってつくり込むかという、そういった正しい情報を取り入れながら、ハードについても検討するという趣旨で3名の方に入っていただいています。推進協議会については、第1回目の会議を行った後、この後も年に6回の会議を開催する予定でございます。それぞれの事業の進捗状況とあわせて、ソフト事業も同時並行で動かしていきますので、そういった部分もあわせて皆さんにご意見をいただきながら、ハードの部分も検討していこうということで進めている状況です。以上です。

質問 3番 柴田典男

今度、その29年度にコンサルがまとめた部分の冊子があるということでございますので、ぜひ詳しい説明をいただければと思います。それから、ソフト面については検討委員会がやっていると。ハード面については推進協議会がやっていると。そこが道の駅として特化しているのではないかというところだったのです。どうもコンサルから出されたいろんな資料をその推進協議会でまた検討しているようなお話もお伺いしました。では、それでは前回私どもがさんざんやって、あのときの失敗をもう一度繰り返したくはないわけですから、似たようなことは避けていただきたいと。だから、なぜあのとき議会として反対せざるを得なかったのかというところをもう一度反省に立って、その理由を考えて、今回のハード面について取り組んでいただきたいと思います。以上です。

出典:浦臼町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月12日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる