浦臼町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月16日
(1)計画的な町道側溝の整備を/(2)総合戦略における農業振興策の位置づけは
2015年9月16日、浦臼町議会の一般質問で、折坂美鈴議員が「計画的な町道側溝の整備を」「総合戦略における農業振興策の位置づけは」について質問し、町長 斉藤純雄、産業建設課技術長 馬狩範一が答弁しました。
- 質問者
- 折坂美鈴 議員
- 答弁者
- 町長 斉藤純雄、産業建設課技術長 馬狩範一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 折坂美鈴
平成27年度第3回定例会におきまして、町長に2点の質問をしたいと思います。まず、1点目の質問であります。計画的な町道側溝の整備を。8月12日、鶴沼地区を中心とした集中豪雨は2時間で100ミリという極めて短時間に多量の雨が降り、河川増水、一部上流での出水や土砂流出、浸食被害などがありましたが、短時間であったため、農作物への被害についても56万5,000円という少ない値であったとの報告を受けました。この時期、短時間に集中してという降り方のゲリラ豪雨はここ数年は常となっており、どこで災害が起こるかわからないという状態が続いています。今回、被害が少なかったことの理由の一つには、河床の砂利上げや素掘り側溝の掘削など整備されていたことが功を奏したと考えられます。防災の観点から、老朽化した橋梁や町道を計画的に整備していくのであれば、町道側溝の整備についても計画的に行っていくべきと考えます。特に、山側について、災害危険箇所を徹底調査することから始めるべきと考えます。2点目であります。総合戦略における農業振興策の位置づけは。人口減少問題対策として、本町では基幹産業である農業振興策なくしては解決できないと考えます。そこにはJAとの協力、連携も必要になってくるのではないでしょうか。より具体的な施策として、どのような意見が上がっていますか。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
折坂議員のご質問にお答えをいたします。道路側溝は道路整備時に周囲の排水状況や経済性を考慮し整備しております。全施設の再整備は、基本的に市街地であれば宅地化し、周辺地形が変わった場所、農村部では排水形態が変わった場所について整備を進めてまいりました。現在、現施設の簡易的補修や土砂上げなどの維持管理が主となっており、道路側溝の整備計画は作成をしておりません。議員ご指摘のように、近年の集中豪雨による大規模な土砂災害の観点からも、側溝整備の重要性については十分認識をしておりますので、今後道路側溝の現状を的確に把握し、必要な箇所は整備をするよう努めてまいります。次に、2点目の総合戦略における農業振興策についてでありますが、人口減少問題への対応は、地域社会を取り巻く様々な要素が重なり合い生じているものでありますので、人口減少の進行の緩和策としましては、さまざまな分野の対策を横断的に取り組むことにより、効果が得られるものと考えております。地域を支える基幹産業である農業を強化し、経営の安定化を図るとともに、労働環境の改善などにも取り組み、農業の魅力を発信することにより、担い手の育成や新規就農につなげ、町の産業全体の活性化を図りたいと考えており、事業の内容にもよりますが、農業の振興にはJAとの協力、連携は欠かせないものと思っております。農業振興に関していただいているご意見につきましては、新たな作物等への挑戦や農作業の効率化や省力化、付加価値をつけ、ブランド化などの取り組みへの助成制度を創設し、強い農業の確立に向けて後押しをするといったご意見を多数いただいております。また、強い1次産業が確立された場合、6次産業への進展につながることへの考え方もいただいているところであります。以上でございます。
質問 5番 折坂美鈴
自然災害、近年たくさん続いておりまして、今回の鬼怒川の氾濫につきましては、死者を含む多くの犠牲者を生み、地域住民には多大な被害を与えております。農作物の被害も甚大なものが続いておりまして、心配するところでありますが、ここは24時間に500ミリという多量の雨が降ったということで、日本の川はこの500ミリの集中豪雨が降ったときに堪えられる川はないというふうに聞いております。だから、どこで自然災害が起こるかわからないというところで、本当に怖い思いを私たちは実感しているところでありますが、この鬼怒川の堤防が決壊したもう少し上流になると思うのですけれども、自然堤防があるところがありまして、そこが業者によって削られて、ソーラーパネルを設置した、そういう業者があったのだそうですけれども、そこはその自然堤防がなかったということで、越水という水が越えるですね、そういう現象が発生したということを聞いておりますが、自然災害は仕方のないものではありますが、人災にならないように自治体としては治水対策、こういうものをしっかりしていかなければいけないということと、この業者に対して、業者がこういうことをしたことに対して、周辺の昔から住んでいる住民たちは、ここの自然堤防を削ると大変なことになる、今に洪水が来たら大変なことになるという訴えを自治体に上げていたそうなのですね。私が言いたいのは、この町民の訴えを真摯に聞くべきではないかというところで、浦臼町にも当てはまるのではないかというところで、この例を出させていただいているのですが、浦臼町におきましては、山の木を伐採して、牧場を開いたところがあります。山の保水能力が低下しているのではないかというふうに周辺の住民は危惧しているところなのですよね。川の水が今までよりもちょっとの雨ですぐ増水をする、そういう現象もあります。側溝が整備されていないので、ちょっと雨が降ると道路に雨水がずっと流れ出ています。この状態がずっと続くとどうなるのだろうという、山の保水能力にも今、木がなくなったことで小さくなっておりますので、そういうことを心配するわけであります。そういう住民の声が上がっているところをきちんと調査をして、そこの対策を早急にやってほしいというところを今再質問したいと思うのですね。町長の答弁の中にも、側溝整備については土砂災害の観点から整備をしなければならないということは認識しているので、道路側溝の現状を的確に把握するとありますので、それでは今現在こういう危険な箇所、例えば川の配管にしてもちょっと不具合があって、流木などが流れてきて、しょっちゅう詰まっている場所とかもあると思うのですよね。現場をくまなく回っていらっしゃる担当の方にしかわからないと思うのですけれども、今取り組もうとしている箇所、整備が必要と思われる箇所がどのくらいあるかというところをお聞きしたい。どのくらい把握していらっしゃるかということをお聞きしたいのと、住民の声をきちんと聞いてくださっているか、皆さんの意見を聞くというところを常日ごろやっていってほしいのですけれども、そういうことを今後やっていくかどうかという、この2点をお尋ねしたいと思いますが。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
本当に今どんなものが起こっても不思議でないような気候変動が日本じゅうで起こっていますので、議員おっしゃるように、事前に手当てをしていく、この必要性は本当に充分認識をしております。まず、今言われたように町内にどれだけあって、どういう対策が必要かという、そのある程度の計画づくり、そこから進めることがまずスタートになるのかなというふうに思っていますので、担当とも話をしながら、そしてまた近隣の住んでいる方の意見というのは一番参考にもなると思いますので、そういった中で進めていきたいなというふうに思っています。以上です。
答弁 産業建設課技術長 馬狩範一
質問にお答えします。現在、私の方で確認しているという場所は山側に突っ込み線形になっている主として素掘り側溝になっている路線というのがかなり見受けられますので、そこは重点的に降雨の後にパトロールをしているという状況ではあります。以上です。
答弁 産業建設課技術長 馬狩範一
はい。
質問 5番 折坂美鈴
素掘り側溝についてなのですけれども、もうちょっとの雨で、草が生えているところをきちんと今回掘削をやっていただいたので、水の通りがよく、すぐにあふれなかったのかなという思いもありまして、そういう思いを実感したものでありますから、その素掘り側溝の整備について担当の方とお話しましたが、今後も中山間事業のお金を利用しながらやっていくというお答えはいただいているのですが、その素掘り側溝を計画的にトラフを入れていくという考えはないのかという、そういう予算は今後つけていただけるのかというところもお伺いしたいのですけれども。
答弁 産業建設課技術長 馬狩範一
山間部のその素掘り側溝については、経済性の面もありますから、そこは十分考慮してやっていきたいと思いますが、町場の古くなった側溝、それから素掘り側溝については本当に地域の住民の声を聞いて、早急に整備するところはしていきたいと考えております。
質問 5番 折坂美鈴
JA全中は、JA全国大会の組織協議案の中で、地方創生への積極参画を提起したとあります。JAの参画は各地で広がっているというふうに聞いております。それで、私ももちろん行政とJA、それと農業者らが一体となってこの人口減少問題、農業の活性化策に取り組むというのが理想的だというふうに考えておりますので、総合戦略の審議員のメンバーの中にも、ピンネ農協の方も参加しておられましたので、その方からどのような意見が出ていたのかなと思って質問をいたしました。強い農業の確立に向けて後押しをするというようなご意見をいただいたとありますけれども、また強い農業が確立された先に6次産業化への進展につながるというご意見があったということですが、この総合戦略においては、具体的な施策を立てていく場所ですよね。ちょっと具体的な意見ではないなと、そういうふうに感じたのですけれども、一体何をしてくれるのだ、みんなで力を合わせてどういうふうに強い農業の確立をやっていくのだというところを話し合っていかなければいけないと思うのですね。それから、6次産業化への進展と言いますけれども、言うはやすしですよね。6次産業化へと国も推進しているのですけれども、一体だれがやるのですかという話です。農業者は限界が来ていると私は考えています。この6次産業化へ向かうために、どういうことをみんなでやっていったらいいのかということをもう少し具体的な策として、いろんな提案が出てくればいいなというふうに考えておりますし、みんなで話し合うべきこと、重要なことではないかと考えております。それで、ちょっと私の考えを述べさせていただきたいと思いますが、町長の考えの中にも、農業活性化策のキーとしたいというような先ほどのお話がありまして、私もそういうふうに考えています。それで、今さまざまなメディアでも報道されておりますので、皆さん御存じかと思いますけれども、島根県の隠岐の島に海士町というところがあります。ここは2,400人の人口しかないのですけれども、そのうちの20%がIターン、Uターンを含めまして移住者なのですよね。若者からいろんな世代の方までたくさんの方がこの町に入ってこられている、それはなぜかというところをみんなで検証していったらいいのではないかというふうに考えているのですが、この町も一時は財政再建団体に陥ってしまうかもしれないという危機があって、そのときにみんなどうしたらいいのかわからないでいたわけです。そこに町長が登場いたしまして、町長は自分の給料を50%削減すると言ったのですね。自分は責任をとるから、みんなやりたいことをやってくれという、そういう姿勢が職員につながり、その役場の職員の姿勢が町のみんなに伝わり、住民の皆さんがこの町を変えていくのにはどうしたらいいかということを一生懸命考えたそうであります。この町は海に囲まれた漁業の町ですので、まずやったことはCASという冷凍システムを5億円かけて、平成17年に買いました。そして、細胞を壊さずにその鮮度が保たれる冷凍庫ということで、養殖の岩ガキがあるそうなのですが、普通は1年かけて養殖するところを3年かけて養殖するというカキをブランド化しまして、それを海士町の売りにしております。そういうこともやっております。それから、学校がなくなるという危機に対して、みんなでどうしたらいいか、高校の存続に向けてみんなで考えたそうで、学習センターというのをつくった。これは公設の塾というようなもので、島にいるからといって教育の質が下がることのないようにというみんなの考えで、こういうボランティアの人がたくさんこういうところに集まってやってくれたということであります。それから、人が入ってくるということは、そこに雇用の場があったわけで、その雇用の場をみんなで創出したのですね。漁業だけをやりに来たのではなくて、居酒屋さんで働いている人もいれば、観光業についている人もいる、いろんな職種に皆さんが、Iターンの方がついているわけです。Iターン者に対する制度というところでは、商品開発研修生制度というのもあるそうです。水産資源を活用し、加工や販売を手がけ、若者を一定期間雇用する制度だそうです。そういうふうに農業でも6次産業化するのだったら、そこに雇用の場ができるわけですから、そこに新しい人を入れるとか、浦臼町の場合にも考えられる施策ではないかなというふうに考えています。ここは、ないものはない、だけど必要なものはすべてあるというキャッチフレーズだそうです。浦臼町でもどこかで聞いたフレーズではないでしょうか。浦臼町はコンビニもありませんし、何もない町というのも、前ホームページにアップされて、それはイメージ悪いのではないかと思って、下げた方がいいのではないですかという意見を言ったこともあるのですけれども、逆転の発想ですよね。ないものはないのです。浦臼町もないのです。けれども豊かな自然があるし、農作物は本当にいろんなものがとれます。ここで自給自足ができるような町ですよね。そういうところをアピールするということで考えていただきたいのですけれども、農業の振興策についてもう一度お尋ねをいたします。私の考えとしては、農業を活性化させるためには、その柱としてまず一つは、町のにぎわいをつくるということで、道の駅です。道の駅を中心に交流人口をふやすことをまず最初にやっていただきたいと思います。この町がどんなに暮らしやすいいい町かという、すてきな町だねとみんなに思っていただけるように道の駅を中心ににぎわいを創出してください。それから二つ目に、農産物をブランド化してください。ここでJAとの協力が絶対に必要だと思っているのですけれども、浦臼町にはいろんなものが豊富に農産物がとれるわけでありますから、浦臼町ならではというものを力を入れて売っていく、そういうことをやっていただきたいと思います。三つ目に、これは一番重要だと思うのですけれども、新規就農対策です。人が浦臼町に入ってくるということに対して、職員の方とお話をしたりしたこともありますが、余り積極的ではないのですね、職員の方ね。本当に代々続いてきたその土地を見ず知らずの人に譲れるのだろうかという意見も聞いたことがあります。確かに、障壁は高いです。けれども手をこまねいていても人口は減るばかりなのだから、やっぱり人を入れないといけない。離農を希望する人のところに、どうしても農業をやりたいという若者を探してきて、マッチングさせる。研修期間は必ず必要ですから、そこで人と人とのつながりですよね、本当にこの人なら自分の土地を譲ってもいいという人があらわれるまで、その研修というのをしっかりやるというところですね。そこをやはりJAとの協力によってやるというところをお願いしたいと思います。先日の婚活で、農業に興味ある女性の方が来たと聞いていますけれども、そういう中でもJAの紹介により人脈でその女性を浦臼町に連れてこられたのですよね。そういう情報網というか、そういうものをJAさんはいっぱい持っておられると思いますので、そういうことを利用しながら、とにかく浦臼町に来ていただける方を探す、このことをやっていかなければ、人口はふえていかないと私は考えますが、町長の考える人口の増加策、農業の活性化策について少しお伺いできればと思いますが。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
先ほど、柴田議員のときにも話しましたけれど、うちの基幹産業の農業を外して、人口減少対策を考えるというのは非常に難しいと思います。魅力ある農業、また農産物がたくさんありますので、そこは今総合戦略でいろんな意見が出ている中から、随時やれるものをやっていく。例えば、農産物の加工研究所といいますかセンターといいますか、そういったものは今JAのところを借りてやっていますけれども、もうあの施設ではちょっと足りない部分もあるのではないかというような思いもありますので、そういった皆さんの意見を聞きながら、少し前に進めればなという思いは持っております。また、先般新聞に地域おこし協力隊がその3年間の後に70%その町に住んでいるというような記事が出ておりました。それはどういうことなのかなという思いがありまして、今うちの町もこの春から募集をしているのですけれども、一人として来ていないのが現状であります。来ているところに聞きますと、国の定めた報酬よりもその町独自の報酬をちょっと上げるとか、いろんな支援策を考えて、そして募集をしているというようなことも聞いておりますので、そういった地域おこし隊の方にも協力をいただいて、うちの魅力をもっともっと発信をしていければなというふうに思っております。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
その地域おこし協力隊の方がなぜ来ないのかというところが、私は問題だと思っているのですよね。その報酬の面もあるかもしれないのですけれども、その町に魅力がないのかもしれないのですよ、私たちの住んでいる町に。そこがわかっていただけていないのかもしれないですよ。本当は魅力がたくさんあるのに、そこをアピールするのが自治体の仕事ではないでしょうかね。先ほど言った雇用の場というところで、もう少しそれをつくらないと、地域おこし協力隊の人ももちろんそうですし、人は入ってきませんから、加工のことを考えていらっしゃるのであれば、その場を雇用の場とするというところまで発展させた計画というのを立ててほしいと思いますし、その加工に興味を持った人、その加工を得意とする人に特化して、地域おこし協力隊の人を募集すれば、その分野が得意な人が、ああ、この場所で私のやりたいことがあったと、来てくれるのではないでしょうかね。まず、そういう場をつくることが私は必要だと思います。そのことについてどう思うか、それともう一点は新規就農者対策についてがちょっとおくれていると浦臼町は思いますけれども、そのお話がちょっと今は聞かれなかったので、対策についてちゃんと考えていらっしゃるかどうか、もう一度お聞きをいたします。
答弁 町長 斉藤純雄(町長は2020年3月まで)
うちの魅力がないということではないと思うのですけれども、近隣では上砂川町とか歌志内市が結構一人二人来ていまして、うちと同じ時期に募集しているのに、なぜうちに来ないのかというのが本当に若干不思議なのですけれども、いろんな方の意見を聞きながら、もう一回、再度たくさん来てくれるように努力をしたいというふうに思います。それから、新規就農についてはこの後、野崎議員さんの質問にもありますけれども、今のところうちの町での支援策というのは本当に議員指摘のとおり余りやっていないのが実情であります。これについては、新規で来られる方のその担う部分も少しあるということもありますので、そこら辺しっかりと関係者と相談しながら、どんな支援をして、新たな新規就農を呼び込むかということは検討していきたいというふうに思います。以上です。