みんなの議会

浦臼町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月16日

(1)男女共同参画社会の実現に向けて/(2)コンサルタント業務委託について見直しを

2023年3月16日、浦臼町議会の一般質問で、折坂美鈴議員が「男女共同参画社会の実現に向けて」「コンサルタント業務委託について見直しを」について質問し、町長 川畑智昭が答弁しました。

質問者
折坂美鈴 議員
答弁者
町長 川畑智昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 5番 折坂美鈴

令和5年第1回定例会におきまして、町長に2点の質問をいたします。まず、1点目であります。男女共同参画社会の実現に向けて。統一地方選挙が近づき、北海道新聞は道内地方議会での女性議員の割合が一向に高まらないことについて、女性を阻む見えない壁があると、一面で報じました。私もそう感じております。道内179市町村の地方議会のうち女性ゼロワン議会は104市町村もあり、浦臼町議会も村立以来、その状態が続いています。人口構成を反映しない偏った議員構成は政策がゆがむおそれさえあり、議会への関心低下やなり手不足につながると北海道新聞では指摘されていますが、私も全く同感で、危機感を抱き、まさに議員懇談会でこの問題を提起させていただいたところでありまして、継続して話し合うことになりました。議会だけでなく、JAや農業委員会、土地改良区などの組織でも、女性の組織運営参画の向上を目指していますが、社会全体の男女共同参画に対する機運が醸成しておらず、政府が目指す女性活躍時代とはほど遠いのが実態であります。浦臼町では、管理職に女性を登用するなど男女共同参画には前向きに取り組んでいると拝察いたします。1、浦臼町での管理職の女性登用についての考え方を伺いたいです。管理的職業の女性の割合について、数値目標は設定していますか。2、私は特に政治の場で女性の参画が進んでいないと感じますが、その理由について町長のお考えはありますか。3、少子高齢化の進展に伴い、将来の労働力不足が懸念されている中、女性の活躍推進は欠かせないことです。そのためにも議会や会社役員に女性の割合を一定数割り当てるクオーター制は有効と言われていますが、日本ではまだまだ進んでいないのが現状です。町長はクオーター制についてどう考えますか。女性が活躍することは、多様性を認め合い、人権を尊重する社会の実現につながります。だれもが能力を発揮できる環境と自分らしく働くことができる社会づくりを目指そうという議論を促すため、町長の発するメッセージに期待を込めて伺います。

答弁 町長 川畑智昭

折坂議員のご質問にお答えいたします。1点目の管理職の女性登用についての考え方でありますが、管理職に占める女性の割合の目標は設定しておりません。本町の2022年の管理職に占める女性の割合は14.2%と全国平均から見ますと高目の水準ではありますが、政府が目指しております登用割合には届いていないのが現状です。本町では、浦臼町における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画に基づき、女性職員の活躍の推進に向けた体制整備を行っております。具体的には、育児休業を取得しやすい環境の整備や男性職員の育児参加のための特別休暇の推進等、女性が長く働き活躍できる環境づくりを目標としております。女性が長く働き活躍できる環境が整うことにより、今後は管理職に占める女性の割合も増加するものと認識しております。2点目の女性の政治の場への進出が進まない理由についてのご質問にお答えいたします。私自身専門家ではありませんので、通常の認識しか持っておりませんが、一般論として、政治の場だけではなく日本社会全体に、いまだ男性優位の意識や風潮が根強く残っていること、今は共働きが普通になり以前に比べ薄まってきているかと思われますが、育児や家事は女性の仕事という意識が今も残り、女性にとって両立しての活動が困難であること。さらに、政治家のイメージは、今も男性中心であり、女性が政治家になることに対する社会的な偏見から、一歩を踏み出すことにためらいを感じるケースもあるなど、複数の要因が重なっての現状と考えられます。いずれも意識や気持ちの持ち方など精神面に由来する部分が大きいと感じますし、家を基本単位とした日本の伝統的な社会構造からいまだ残る意識が今の世界的な流れと乖離してしまっていると思います。3点目として、クオーター制に対しての考えはとのことですが、特定の人種、性別、年齢、民族などの要素に基づいて、あらかじめ定められた割合の人数を確保するよう規定する制度で、政治分野では女性の立候補を促すために有効とされています。この制度の導入によって、多様性の促進や機会均等を実現することを目的に、多くの国で実施されていますが、一方で資格や能力よりも人種や性別に基づいて選ばれることが不公平だとの批判もあります。議会の構成に対して私見を述べる立場にはありませんが、女性の社会進出全般に対する意見として申し上げれば、本制度のようなある程度の強制性を伴った対策をとらなければ、大きな変化は望めないと考えます。世界的に見れば、採用する国は着実にふえており、日本においても一部の企業や団体では自主的に導入している例もあります。全国的な活動の広がりや道内でも導入に向けた具体的な動きが始まるなど時間はかかったとしても世界的な潮流に沿った方向に今後向かうものと思います。以上です。

質問 5番 折坂美鈴

3月8日は国際女性デーでありました。ジェンダーギャップ指数の2022年版、日本は146カ国中116位、政治分野では146カ国中139位と、下から数えて8番目だったんです。北海道は全国で行政と教育が最下位、政治は12位ですが、高橋知事の在職期間が長かったからで、女性ゼロ議会の数は40位ということであります。浦臼町の場合の管理職に占める女性の割合についてお尋ねをしましたけれども、14.2%ということで、全国平均から見ると高目の水準とおっしゃっておりますが、北海道市区町村の女性管理職の割合も同じく14%ということですが、全国で見れば38位という不名誉な数字であります。それで、浦臼町の場合は女性が長く働き活躍できる環境づくりを進めたから、女性が長く働き、今後は管理職に占める女性の割合も増加すると町長はおっしゃっていましたが、まず、女性が働きやすい環境になっているかどうかということを直接女性の管理職にお聞きになったかどうかということをお聞きしたいと思います。ぐるっと見渡してもわかると思いますけれども、私も9人の議員の中で1人だけ女性であります。2名の管理職の方が浦臼町におられますが、それもこの大勢の男性の方の中で2人であります。それぞれ皆さん男性の方に申し上げたいのですが、想像をしていただきたいのですが、自分の周りほとんどが外国人、そういう環境の中で自分たった1人、そういう場合に発言がしにくい状況にあると感じませんでしょうか。そういうことを私たち日々感じているんですけれども、働く環境は整えたかもしれないけれども、そういう部分の精神的な部分の配慮はいただけているかどうか、そこをまず1番ではお聞きしたいと思います。政治の分野のジェンダーギャップの話になりますが、最近の新聞報道では、統一地方選挙が近づいていることを受けて、女性議員の比率が一向に高まらないことについて毎日のように報道されました。多様性が求められる議会において、まちづくりとか暮らしとかに密接に結びついているはずの地方議会に女性は欠かせないと言われているんですけれども、道内の女性議員ゼロワン自治体と表現されていますが、北海道全体の57%というのは全国の38%を大きく上回っているということです。これらの報道を見て、議場におられる皆さんはどのように感じていらっしゃるかと思います。私が議会懇談会でこの問題を投げかけたときは、まだこの新聞報道の前でありました。議会に対する町民の関心が薄れている、そのために議会改革をして、議会を見える化していかなければいけないのではないかという提案をいたしましたが、賛成の声を上げてくれた議員は1人しかいませんでした。女性議員をふやすためにこの社会の仕組み自体を変えていかなければならないと訴えましたが、今でも差別はしていない、クオーター制については平等ではない、女性はゼロでも構わないという声もありました。ジェンダー平等に対する議会の理解も得られていないと私は感じました。私は今まで女性1人という議会で15年間を務めてまいりましたが、女性としてではなく1人の議員として評価されたいという思いから、この種の発言は今までしてきませんでした。しかし、無意識のうちの発言とは思いますが、議員の中で女性の1人枠という言葉が聞かれました。女性は1人いればいいという感覚だと思います。私はお飾りなのかと非常に悲しく憤慨もいたしました。これが女性が阻まれている見えない壁なのです。見えない壁というのは、個人個人の認識にあると私は思っております。ジェンダーギャップ指数2022での順位でわかるように、まだまだ政治は男のものという認識があるというのは町長もそのようにおっしゃっていただいたんですけれども、北海道でなぜこのように低いのか、女性の活躍ができないのかというところでは、やはり第1次産業が昔から盛んであったということにも関係しているのか、男は外で働き女は家で家庭を守る、そういう明確な役割分担が慣習や家族観として残っているのではないかと私は思うのです。けれども、町長もおっしゃったように、今はそんな時代ではありません。浦臼町もその傾向が顕著にあらわれているように、若い年代では共働きが多いです。子供をゼロから1歳児から保育所に預けて女性も働くのが一般的になっております。子育ても夫婦で協力してやっている家庭も多く見られます。若い世代には女性議員に対する理解もあり、評価もしていただいているのですが、その上の年代が主となる議会や議員を支える後援会の役員の皆さんだとかは、いまだに昭和的な価値観をお持ちの方がまだまだ多いと私は思っております。普通に一般の社会に男女が半々いるように、議員や組織の役員の中にも女性が半分いることが普通と思える社会の実現には、まず個人個人の意識改革から始めていかないとだめだと思っております。そして、多様な働き方ができる環境づくり、法整備へとつなげていかなければ少子化はなくなりません。少子化が進み、労働人口が減っていけば国の存亡にもかかわると、かのイーロンマスク氏もおっしゃっております。その危機感を国民全体で共有する必要があると思っています。上智大学の三浦まり教授は、人口の半分を占める女性が能力を発揮できないと地域の発展はないとまでおっしゃっております。女性が活躍できない状態がここの浦臼町でも続けば、浦臼町は消滅するのではないかと、そのくらいの危機感を私は持っております。女性が活躍する場を整えるということは、多様性を認め合える大人の社会になるということなんです。多様性の部分が町長のお言葉にはなかったので、そこについてお尋ねしたいです。最後に、クオーター制についてでありますが、クオーター制について、げたを履かせるという言い方をよく使います。このことが不平等だという考えの方がいらっしゃるようですが、先ほど申し上げた役割分担の中で、女性は往々にして家事、育児、介護、農業であれば補助的な仕事や手作業を受け持つことが多いです。それらをすべてこなして、こういう場に出てこなくてはいけないと思うと二の足を踏むということもおわかりにならないでしょうか。今までだれもやったことがないことをやるのは勇気が要るでしょう。村社会で周りの人に何と言われるか気になるでしょう。クオーター制は現実的ではないでしょうか。そんな女性はいるわけないとお思いでしょうか。私は、男性より女性が能力が落ちるとは1ミリも思っておりません。私が浦臼町で出会った女性は優秀でご自分の意見をはっきりおっしゃる方が多かった。このような人材が議会にいたら議会も変わるのにと何度も思いました。同時に、でも議会に女性1人では何もできないということも感じております。背広をクリーニングに出してもらい、ワイシャツにアイロンをかけてもらい、革靴を磨いてもらって、今までさんざんげたを履かせてもらっている男性と同じスタート地点に女性が立つために、女性にげたを履かせてもらって何が悪いのでしょうか。ノルウェーでは、クオーター制を導入したことで女性の社会進出が一気に進んだということです。浦臼町もこうなればいいなと私は思うのですが、町長、どうでしょうか。

答弁 町長 川畑智昭

一番最初の質問として、女性職員に女性に対する配慮ですとか環境づくりの面でどうかという問いかけをしたかというお話だったかと思いますけれど、すいません、私自身が直接そういうことはしておりません。職員の女性、男性を問わずですけれど、昇格に当たりましては、当然クオーター制などは引いておりませんので、人事評価に基づいた上での書類のやりとりですとか、面談に応じて管理職として重責を果たせるかどうかの判断をさせていただいて決定しておりますので、そこには余り女性ですとか男性ですとかという判断は逆に入っていないところでございまして、もう一点、普通の社会であれば男女半々というのが基本的な割合ですけれど、役場は長い歴史の中で割合としては半々ということにもなっておりませんし、やはり途中で退職される方という女性の割合も多かったということもありまして、ある程度の年齢層に行く女性職員というのは本当に限られているというのが実態としてありますので、女性を優先的にという考え方もありませんけれど、平等に能力として判断した場合は今の割合になっているというのが現状でございまして、女性に対して差別しているという感覚は一切ございません。ただ、十分な配慮がなされた上での対応をしているかどうかにつきましては、すいません、対応している所管の方で把握しているかと思っております。次に、2番目が多様性についてのお話だったかと思いますけれど、多様性という言葉、クオーター制の中で一言だけですけれど書かせていただきまして、クオーター制の持つメリットといいますか、そのために進められているのだなという判断をしておりますけれど、当然多様性、日本は本当に単一種族民族ということで、女性、男性という多様性が問題にされていますけれど、多分外国ではもう少し人種ですとかもっと多様な中でのクオーター制というのもとり行われているところがあろうかと思いますけれど、実際、女性の方がふえれば、こういう言い方がいいのかどうかわかりません。女性視点でのご意見という言い方をしていいのかどうかわかりません。それが差別に当たるかどうかも、ちょっとわかりませんけれど、やはり男性とは違った視点を持たれているなというのは思いとしてはありますので、そういう意味では多様性はあるべきだとは思っております。町長、どう思われますかというのが、ちょっとどうお答えしていいのかわからないのですけれど、どうしても議会に対して物を言うという立場ではないと思っておりますので、一般論としては当然そういう社会に進んでいくべきだとは思っています。ただ、なかなか日本では進んでいないなというのも現状としてはあると思っているところです。3番目がクオーター制についてのご質問でしたけれど、お答えしたとおり、当然強制力といいますか、強制性を伴った制度でありますので、これが一たん決まればそういう方向にもいやが応でも動いていくんだなという感覚はありますけれど、なかなか本当に一番上の政府がそういう感覚になかなかならないとは見ておりますので、言われたように下からの持ち上げといいますか、そういう機運というのがあって初めて上が動かざるを得ないというところにならなければ、なかなか上は動かないのかなと現状は認識しています。それから、多様性については、当然進めるべきだと思いますけれど、現状がなかなかそうなっていないというのが私の現在の見方です。

質問 5番 折坂美鈴

下が動かなければ上はなかなか動かないとおっしゃるのは、ちょっと違うと思います。やっぱり法整備を整えていかないとその機運がだんだん醸成されていかないのではないかと言っているので、クオーター制をということを私は申し上げているつもりなんですけれども、残念ですが、町長の考え方については私と同じ意見を持っていらっしゃるのかなということで安心はしておりますが、きょうの議論をもとに、例えば庁舎内でも、それから今統一選挙というところですので、町内でもそういう議論が活発になればいいなということで質問をさせていただいたところです。私は立場は変わるかもしれませんが、4年後の議会に女性を二、三人立てることを企てたいと考えております。その機運が盛り上がるように浦臼町での男女共同参画計画が策定され、クオーター制を導入することで町長に後押しをしていただきたいと考えております。いかがでしょうか。

答弁 町長 川畑智昭

クオーター制の導入というのは町という意味ですか。どの組織に対して。町という組織に対してということですか。

質問 5番 折坂美鈴

いいえ、町議会という組織に対して。

答弁 町長 川畑智昭

私が直接配下にあるのは行政という組織ですけれど。

質問 5番 折坂美鈴

お答えいただけませんか。

答弁 町長 川畑智昭

お答えようがないので、質問の続きということで。

質問 5番 折坂美鈴

女性議員がふえているところの背景を見ますと、そこの市長とかがすごくそういうことに理解があって、そういう制度をつくり上げて、議長とともにですね、ふえたというような記事を見たことがあるので、そういう意味で申し上げました。

答弁 町長 川畑智昭

この質問をいただいたときに、町として議会に対して何ができるのかというのはちょっと調べたところありますけれど、基本的には三権分立ということで行政と立法といいますか議会は独立した立場という意味でいえば、議員の構成について町がどうこうできるものではないなという認識でいました。今おっしゃられた例は、公権力といいますか、そういう形ではなくて議長と共同歩調でというような意味合いなのかとは思いますけれど、それにつきましては、すいません、町として口を出せる分野ではないという認識でおりましたので、そのあたりは少しどういう経過があってそうなったのかを調べさせていただきたいと思います。

質問 5番 折坂美鈴

令和5年第1回定例会におきまして、町長に2点目の質問をいたします。コンサルタント業務委託について見直しを。私は、近年浦臼町がコンサルタント会社への業務委託で失敗を繰り返している現状を憂いています。最たるは、道の駅再整備の問題であります。これまで幾度となく定例会や委員会で指摘してまいりましたが、産業観光推進グランドデザイン事業では、コンサルタント会社に六千数百万円の委託料を支払いながら、結局計画は白紙に戻されました。町民の血税がむだに使われたことについて、だれも責任をとろうとせず、しかも町民に何の説明もないまま町民は新聞報道でその内容を知ることになったのです。令和4年は、庁舎内で検討すると、昨年での1定での町長答弁がありました。議会には8月に官民連携方式へ方向転換することの説明は受けましたが、その後は新聞報道の数日前、2月の新年度予算の説明時にようやくこれまでの経過説明があり、深い議論はできませんでした。令和5年度予算では、サウンディング応募に向けた事業手法の検討をコンサルタント会社に450万円で委託、さらに令和6年1月から3月の間にサウンディング応募を支援してくれるコンサルタント会社に1,090万円の委託料が予定されています。しかし、そこで必ずしも企業とのマッチングが成立する保証はありません。民間委託が失敗した場合のB案はないので、失敗すれば委託料はまたむだになり、事業もまた路頭に迷うことになりませんか。民間委託がかなったとしても、そこには今までグランドデザイン検討委員会などで町民と積み上げてきた議論が反映されるかどうかわからないと聞いています。このようにすべてをコンサルタント会社にゆだねるやり方は、職員のやる気や成功体験の喜びを奪うことになり、優秀な人材は育たないと私は考えます。コンサルタント会社に依存するのをやめて、その分を職員の研修費に回して、優秀な人材を育てることが長期的な視点から見ても浦臼町の発展につながると私は強くそう考えます。コンサルタント依存体質からの脱却を目指すために、これまでコンサルタント会社がかかわってきた以下3件について詳細を伺います。1、道の駅再整備について。令和4年度に引き続き5年度も町の姿勢や考え方が明確に示されていないことが問題であります。町の将来像が描けません。令和5年度から準備が始まる令和7年度からの第5次総合振興計画には道の駅の再整備はどう反映されるのか伺います。2、多世代交流施設建設について。令和5年度に多世代交流施設が建設されますが、その前提である基本設計、実施設計が3カ月という短期間に行われたことの説明を求めます。3、町立診療所建設について。検討委員会開催をコンサルタント会社にゆだねていますが、4回の開催予定が大幅におくれている理由は何でしょうか。

答弁 町長 川畑智昭

2点目のコンサルト業務委託の見直しについてのご質問にお答えいたします。初めに、浦臼町産業観光推進グランドデザイン事業につきましては、平成28年度より浦臼町の交流拠点施設整備として、温泉施設と道の駅機能や農産物直売機能について、ハード・ソフトの両面からさまざまな検討を行い基本構想を策定いたしました。道の駅再整備について、町の姿勢や考え方が明確に示されていないとのことが問題であるとのご指摘でありますが、町といたしましては当該事業を推進し、観光拠点として整備を進めるに当たり、事業効果はもちろんのこと、町の財政的負担を考慮し運営面でも安定した経営を続けられることが必須であると考えます。そのため、浦臼町産業観光推進グランドデザイン事業計画を基本とし、民間事業者の有するアイデアやノウハウを活用し、コロナ禍の対応を含め最新の観光トレンドを取り入れ、十分な集客を確保できる機能を備えた拠点施設を建設するために望ましい事業方式、運営方法を選定する事業手法の検討調査を行う旨の方針についてお示ししたところでございます。道の駅の再整備について、令和7年度から第5次総合振興計画にどう反映されるかとのご質問ですが、前段でも説明いたしましたように、施設整備・管理運営を一体的に実施するPFI方式、DBO方式、官民連携運営手法など令和5年度に事業手法の方向性を決定し、事業を進めてまいりますので、その結果を後に策定いたします第5次総合振興計画に登載し、魅力あふれる観光拠点づくりを目指してまいります。次に、2点目の多世代交流施設建設につきましては、基本・実施設計業務委託の契約期間につきましては、令和4年5月25日から令和5年2月17日までの9カ月間となっております。委託業務の検討経過につきましては、基本設計において、測量や地質調査、また建物の規模感や予算等について、庁舎内やコンサルタント業者と協議してまいりました。その成果を11月14日に開催いたしました全員協議会でご説明させていただき、設備や構造計算等の詳細について検討する実施設計へと進んでまいりました。また、2月17日に開催しました全員協議会では、実施設計の成果であります平面図、立面図、配置図を提示してご説明させていただいています。以上の段階を経まして進めてきたところであり、当初のスケジュールから大きく外れたものではないと認識しています。3点目の診療所建設検討委員会がおくれている理由につきましては、昨年12月にコンサル担当者がコロナに感染し、作業がおくれたこと、またことし1月には町担当者がけがのため長期不在になったことにより、コンサルと町の意思疎通がうまく図れなかったことにより、委員会の開催について調整がおくれたことが主な原因でございます。しかし、現在まで2回の検討委員会を開催し、新しい診療所施設に求められる機能や運用面を考慮した各部屋の面積や配置などについて協議しており、年度内に計画を策定できるよう進めているところでございます。以上です。

質問 5番 折坂美鈴

この質問のテーマは、自主性、主体性ということにしたいと思います。町の主体性があるのか、町民、職員の自主性は育っているのかというテーマに沿って質問していきたいと思っています。第4次総合振興計画で、町の重要施策であったはずの道の駅なんですけれども、これが前の計画から数えて10年の間、結果的にほったらかしの状態になっているのが今の状態であります。いつの間にか温泉が道の駅に変わっているのです。町の説明によると、町単独での建設が無理なので、官民連携の道を探るということだったんですが、そこには町の主体性が見られないと私は考えています。懲りずにまたコンサル委託に進む姿が垣間見えまして、大変な危険性を感じるわけでございます。町民にも何の説明もないので、町民の関心も薄れ、道の駅はもう建たないのではないかと、町民にもあきらめられているのではないか、私は考えるわけです。サウンディングということでご紹介しましたけれども、サウンディングというのは対話型市場調査ということだそうで、町が持っている資産を事業者にアイデアを提案してもらうということだと皆さんに理解していただきたいと思うのですけれども、これだと町の主体性がないと相手の思うようにやられるのではないかなという非常に怖い思いをしています。グランドデザインを白紙に戻すという言い方を町長がしたと私は聞いております。ここでもう六千数百万円のコンサル料をむだにしたわけです。でも、だれも謝ろうとしない。説明さえしない。町長は、副町長の時代からすべてにかかわってこられました。現在は町長として、なぜこうなったのかの説明を議会だけではなく、ご自分の言葉で町民にするべきだと、これはもう今までもさんざん言ってきたので、今回は違う視点からの質問にしたいと思いますが、官民連携がうまくいかなかった場合のB案、これを示すように私はずっと言ってきたんですけれども、それもありません。令和7年度からの総合振興計画に第4次総合振興計画では重要施策であったんですけれども、道の駅は第5次振興計画においては重要な町の顔になっているかということをお聞きしたかったんですけれども、町長の答弁では最新の観光トレンドを取り入れるとか、管理運営方式はPFIとかDBO方式でやるよという説明をされたんですけれども、私が聞いているのは中身の話でありまして、どのような道の駅を建てたいと思っていらっしゃるのか、町長の思い、これを聞いてみたいなと思って質問したので、そこでそのことについて町長の思いをもう一度聞かせてください。官民連携がうまくいかなかったら、またコンサル料がむだになるのではないかということを心配していると申し上げましたが、果たしてこの官民連携がうまくいったら、万々歳なんでしょうか。観光客が喜ぶ道の駅であっても、その利益が企業だけでなく町民にも還元され、町民が道の駅ができてよかった、私たち幸せになったねと、そう感じられる道の駅ができるのでしょうか。心配なんですよ。大きな施設ができて、お客さんいっぱい来るなとなったとしても、維持管理コストに後々苦しむことにはならないでしょうか。そういう心配もあります。それよりも、前の斉藤町長が、身の丈に合った道の駅というのをよくおっしゃっていましたけれど、そういうのを検討してはどうかと私は思うわけで、今でもキャンプ場をこんなふうに変えたらお客さんがたくさん来るようになるんじゃないか、そういうことを工夫しながら、考えながら行動している職員もいるし、古い施設だけれども、お客さんに気持ちよく使っていただきたいということで、丁寧に清掃をし、笑顔で接客をする、そういう町民もいます。新鮮な野菜を毎日苦労して育て、お客さんに喜んでもらうように出荷している農家の皆さんもいます。10年の間に私たちは大分高齢化してきたし、力も落ちてきました。でも、今からでも遅くないと思います。その人たちの考えやアイデアを生かした道の駅を目指した方がいいのではないかと私は思うわけでありまして、たとえ小さな道の駅であっても、みんなで考えた道の駅にお客さんが集まってくれたら、結果が出たらうれしいものでありますし、そこで町民の理解が得られれば、地域外の人材とか組織の手をかりるのもいいかもしれないです。コンサルを頼るやり方は、町民や職員の自主性をつぶしてしまうのではないかと、そういう心配があります。そして町民のまちづくりへの関心も薄まります。町民に何も知らされず、町は信頼を失う、そういう弊害もあると思っています。それが道の駅に関する私の考えですし、町長の考えをお聞かせいただきたいのが1番です。2番の多世代交流施設についてでございます。私は、予算審査委員会で、町長が基本方針の中でゼロカーボンシティーに向けて令和5年度から取り組むとおっしゃっていながら、令和6年5月に開設予定の新築の多世代交流施設で再生可能エネルギーを活用した施設になっていない、これはどうしたことだと指摘をさせていただきました。電気代がこれほど高騰しているのに、国の補助金もあるはずなのに、今後のランニングコストを抑えることにもつながるはずなのに、大変残念だと申し上げました。このことについては検討したはずなんですが、やらなかった。どうしてでしょう。計画段階で、町長の強い意思でゼロカーボンに取り組むのだと、そういうことでやっていれば、補助金申請の準備もできたのではないですか。私が指摘している基本設計、実施設計が短期間に進められたことにこの理由があるのかなと私は考えました。いかがですか。それから、3番目は町立診療所の建設にかかわる検討委員会にコンサルを立てましたね。220万円です。ある記事を見たんですけれども、自治体が計画を立てる際の話し合いに向けた資料作成、これやアンケート調査の集計など外部業者に委託するやり方は補助金でも認められつつあると、全国農業会議所の専門相談員である澤畑さんという方が書いた記事の中にありました。ああ、それで補助金があるから、そんな簡単に委託するんだなと私は思ったんですけれども、その記事の続きには、これをやると会計検査への対応が煩雑になるので活用したくないという市町村も少なくないということが書いてありました。ファシリテーションを活用したワークショップで合意形成を図るやり方で十分ではないかと提案されていました。コンサルに委託して、完璧な資料を作成し、それをたたき台として町民に見てもらって話し合いを始める、こういう行政の提案型というのを今までもやってこられたのでしょうけれども、これをずっとやっていたら、職員も町民も自主性が育たなくなるのではないでしょうかね。考えなくなるのではないでしょうか。そういう懸念を私は感じました。地方行政の人手不足が深刻になっているのに、今地域計画とか本当にたくさんのものを立てなければいけない時代です。そのたびに何名もの検討委員を集めてこういうことをやっていると、5年後の会計検査が入るかもしれないと心配して、かえって膨大な事務に追われるのではないか。これでは、このままでは自治体職員がつぶされてしまうとその記事は書いてありました。私もそう思います。220万円の委託料を払って、本来の業務ではなくて、その補助金をもらうための事務作業に追われるのだとしたら、職員を育てることにもならないし、本末転倒ではないかと私は思いました。もし、浦臼町は違うというのであれば、どうぞ、反論、お願いします。220万円の委託料、これ自分のところでやれていたら、このお金があれば、私がいつも求めている町内会の街路灯維持費ぐらい簡単に出せるのではないか、私はそう思いました。答弁お願いします。

答弁 町長 川畑智昭

まず、1点目のグランドデザインにつきましては、1点、前町長の話もちらっと出ましたので、最初の計画のときに身の丈に合ったということで事業を進めていたという記憶はございます。最初の部分につきましては、ああいう経過をたどりましたので、結果的にはそこで話は切れているわけですけれど、グランドデザインというものに進んでいった中では、特にそういう最初に縛りはなかったと私は記憶しておりますし、29年に発注してからほぼ3年目あたりに金額的なものも正確な形で出てきたと思っておりますけれど、そのときに15億円という金額が出てきておりましたので、私は町長としてはその時点から引き継いだという認識でございます。ただ、私が引き継いだ時点で、その15億円という金額が、それこそ私たちの町の身の丈に合ったものではないという判断をさせていただきましたので、グランドデザイン自体は進めていく考えには変わりはありませんでしたけれど、いかにその事業費を圧縮するか、実現可能なものにしていこうかという考えで令和2年、3年という期間を委託料もいただきながら検討した経過がございます。令和4年度につきましては内部で検討させていただきたいということで予算化を一たん取り下げたところでございます。結果としては、2月14日に皆さんに予算説明の折に、ざっとしたものでしたけれど、検討した結果をお示ししたところでございます。去年の9月でしたか、サウンディングにつきまして、初めてそのあたりの説明をさせていただきまして、11月には国交省が主催するサウンディングに手を挙げたいということで進めてきたところでございます。それ自体で事業者が決まるものではなくて、それによっていろいろなこうしたらいいとかというアドバイスをいただくという意味では実りのあったサウンディングになったかと思っております。その次の段階が町として中身を組み立てて、本格的なサウンディングにつないでいくかという流れになりますので、先ほどお話ありました四百数十万円の委託料を組ませていただきまして、町として、あのときもご説明いたしましたけれど、あくまでも基本的な構想としてはグランドデザインをベースにするという形になりますけれど、あれも最終的な詰めを行ったものではなく、あくまでも構想という段階でございますので、サウンディングを行って、それに対して当然民間のノウハウ、スキルを生かした中で組み立てていくという流れということで考えておりますので、議員の皆さんにはそういう形で進めさせていただきたいというお話をさせていただいたところです。町長として、どのような道の駅にといいますか、あの辺の開発をしていきたいと考えているのかということですけれど、今ここに至った経過の中核的な部分になりますけれど、どうしても素人といいますか、役場の考えを重視されるお考えを先ほどからいただいておりますけれど、それはそれで当然大事なんですけれど、私が一般的な周りの道の駅を見ていますと、明らかにもうビジネス化されていると見えておりまして、当然素人だけの感覚、考えだけでは、利益を生まないまでも、経営が成り立つようなところまでは行けないのではないかという思いはずっとありました。そのために、民間の知恵なり資本を投じた形で、当然町の意見も一切入らないということはないと考えておりますので、町の意見も組み入れた中でそういう形で事業を進めていければという思いでご説明をさせていただいておりますので、一番はやはり将来に悔いを残すような事業はしたくないという思いがあります。今、執行方針でも申し上げましたけれど、今後、今回のコロナやウクライナが終息した時点で、国の地方に対する財政支援が本当にどうなっていくかわからないというのが、どの町もどの首長も今心配しているところでもありますのでそういう意味で将来、5年後、10年後かわかりませんけれど、交付税がいきなり大幅にカットされるような事態も想定した中で大きな事業というのには取り組んでいかなければならないと考えておりますので、一番心配といいますか、懸念しているところはそのあたりになりますので、決して大きな赤字、大きな負担というようなことにはならないような事業がまずそういう形で進めるべきだと考えております。すいません、足りなければまた補足しますけれど、次につきましては多世代の関係ですけれど、今回、執行方針の中でゼロカーボンの話をされたということと結びついてお話をされていただいているんですけれど、基本的には令和5年4月1日からの宣言と考えておりますので、あれと直接的な結びつきではないということでご理解いただきたいと思います。令和5年度から設計を組む、実際に建てるという施設につきましては、当然考え方の中で進めていくことになりますけれど、多世代はもう既に設計が開始されておりましたので、多世代と直接的な結びつきではお話は私の中ではちょっと違うという考えでいます。最後、町立診療所なんですけれど、これは多分全体的な話で、職員の自主性がどこにどう反映されるんだというところですけれど、当然職員も一緒になって行動するわけです。ただ、医療的な面ですとか、病院の中身的なものになりますと、どうしても職員では足りないところが出てきますので、それを補うという意味での、もともとそういう足りない部分を補ってもらうのがコンサルという考え方でこれまでもやってきておりまして、今回もそういう形で進めさせていただいておりますので、職員が全くかかわらない、全くその場にいないということではないということはご理解いただきまして、職員のスキルアップにもつながっているものと考えています。以上です。

質問 5番 折坂美鈴

道の駅の件ですけれども、私はほかの道の駅はどうでもいいんですよ。道の駅、ビジネス化されているから、最近はというお答えでしたけれども、私はいかに町民にお金が落ちるかということのみを検討してほしいと。ほかはどうでもいいです。理事者にはいつも言っていますけれど、夢を語ってほしいんですけれども。前もそういう質問をしたと思うのですけれど、自分はこんな道の駅をつくりたいんだよなと、そういうところをお聞きしたくていつもそういう振りをするんですけれども、なかなか、やはりどんな中身の道の駅が建つのかという、そういうところのお話が聞けず残念でした。それから、多世代施設については苦しい答弁だったと思います。令和5年4月からゼロカーボンシティーに向けて取り組むと、急に思いついたわけではないですよね。その前からきちんとそういう準備をされて執行方針されると思うのですけれども、5年4月からやるからその前に設計をした分、多世代交流施設ではやらないというお答えだったんですけれども、それはちょっと違うかなと思いました。私の15年間の議会の中で質問させていただいて、理事者とは対立することが多かったんですけれども、浦臼町の発展とか活性化というのを目的とした議論、そういう立場は違えども思いは一緒のはずなんですよね。町長は、対話を得意とする、そういう方であると私は思いますので、これからはもっと、一定の人とするのではなく、たくさんの町民の方と対話をしていただいて、住民協働のまちづくりに向かって邁進していただきたいというエールの気持ちを込めていつも質問しています。そのことで何か反論あれば、どうぞ。

答弁 町長 川畑智昭

私もそういう受けとめ方をしております。道の駅というのは本当に難しいところです。ただ、お金を落とす方策を考えほしいと言いますけれど、そのお金を落とす方策がなかなか職員なり素人では難しいというところがあるというのは、私はそう思っています。そういう意味では、コンサルの力もかりるべきだという考えはしていますけれど、空港のある町に代表されるように、やはり民間ですから当然そのときそのときに応じて変わることもあるでしょうし、難しい部分も当然出てくるのかなという思いはありますけれど、実際に浦臼町、本当にたくさんの資源があるというのは思っております。それは多分皆さん同じかと思いますけれど、農業にしても自然にしても歴史的なものにしても、本当に多くの資源がありますので、道の駅にそれらをすべてつなぐというのは難しいことかもしれませんけれど、その宝といいますか、資源を生かせるようなグランドデザインというか地域振興といいますか、観光につなげていければという思いはありますので、まだばらばらに動いていますけれど、少しずつそういうものがつないでいければとは思っております。それはグランドデザインにとどまらない話ですけれど、もう少し広げた形で観光化とか地域振興につなげていければという思いはあって進めているところもございます。あとゼロカーボンについて、苦しいといいますか、急遽思いついたわけではありませんけれど、当然時代としては取り組んでいかなければならない課題ということで、数年前から国の方も動いていますし、町としても検討していかなければならないということで、ただそんな急に思いついたわけではありませんけれど、宣言自体は去年の4月から考えていたというほど古いものではありませんので、タイミング的には既に設計に向いてある程度の方針を決めて動いていたというタイミングでは間違いなくありましたので、今回の宣言に間に合ったか、間に合わないかと言われますと、間に合わなかったと考えています。よろしいですか。

出典:浦臼町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月16日 議事録 PDF(78ページ) 間違いを知らせる