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浦臼町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月15日

中学校の部活動の地域移行について

2022年6月15日、浦臼町議会の一般質問で、折坂美鈴議員が「中学校の部活動の地域移行について」質問し、教育長 河本浩昭が答弁しました。

質問者
折坂美鈴 議員
答弁者
教育長 河本浩昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 5番 折坂美鈴

令和4年第2回定例会におきまして、教育長に1点の質問をいたします。中学校の部活動の地域移行について。スポーツ庁は、少子化と教員の負担軽減の観点から、2023年からの3年間で休日の部活動の活動主体を学校から民間クラブなどの地域社会に移すという提言を上げています。浦臼町では、部活動の地域移行を今後どのように進めていくのか伺います。1、いろいろな課題がある中、現場の教員や子供たちの意見を聞くことが必要と考えますが、行っていますか。2、保護者の理解や協力も必要になると思いますが、説明会などの予定はありますか。3、民間へ託すことで保護者の負担が増えることになり、参加をためらう生徒が出ないよう、会費の助成などの行政支援は考えていますか。4、地方では、民間のスポーツクラブ自体がないので、新たに講師を確保して組織を作るのは難しいし、現実的ではないように思います。今ある少年団組織の中に組み込んだり、近隣自治体と連携して組織を作ることになるのか、そうすれば試合のあり方についての検討も必要になってくると思いますが、少年団の講師との話し合い、近隣自治体との協議、国への要望などは考えていますか。

答弁 教育長 河本浩昭

折坂議員のご質問にお答えをいたします。文部科学省では、学校の働き方改革を考慮して、部活動改革として、教職員の勤務を要しない日、休日の部活動を令和5年度以降、段階的に地域移行を図るものとしております。部活動は、学校教育の一環として位置づけられた活動であり、体力や技能の向上に資するだけではなく、人間形成の機会にもなっております。しかしながら、その活動は教職員の献身的な勤務によって支えられており、長時間勤務の要因になるなど多大な負担となっている状況であります。そのような状況を踏まえ、このたびスポーツ庁に提出された運動部活動の地域移行に関する検討会提言は、生徒のスポーツに親しむ機会を確保しつつ、持続可能な部活動改革として提言されたものであります。今回ご質問の1点目及び2点目につきましては、現在のところ行ってはおりませんが、生徒に一番近い教員との情報共有は必要でありますので、今後意見交換や、必要に応じ保護者への適切な周知を行ってまいります。3点目と4点目につきましては、議員ご指摘の新たに講師を確保して組織を作るのは難しい、現実的ではないとのご意見は、私も考えを同じくするものであり、提言におきましても課題としております。生徒数の減少が加速化する深刻な少子化の進行により、持続可能性の面で厳しさが増している状況下にあって、本町が多様なスポーツ環境の整備や生徒の多様なニーズに合った活動機会の充実を図ることは困難であると認識しており、今後多様なニーズに継続的に対応していくためには近隣自治体のスポーツ団体の加入が現実的であり、実際にそのような事例も見受けられますが、送迎や月謝等の保護者負担が課題となることも想定されることから何らかの支援も必要であると思っております。スポーツ庁においても検討会議の提言を踏まえ、実践研究の事例集の作成、普及、ガイドラインの改定や関連する諸制度の見直し、関係団体の要請や概算要求など必要な施策を検討し、改めて通知等により連絡するとしておりますので、それらも踏まえた中で地域移行に向けての課題等を精査し、教育委員会での協議を行い、財政的な支援を含めた行政支援が必要な場合は町長部局との協議を行ってまいります。また、近隣自治体との連携についても情報を収集し、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 5番 折坂美鈴

ただいまの答弁では残念ながらまだ何もやっていないということなんですけれども、もう来年から段階的に始まることでありますし、情報収集であったり、保護者や関係者の意見聴取はもっと早目に始めるべきではないのかなということをここでは真剣に言いたいということを思っています。それから答弁を聞いておりますと、近隣自治体へのスポーツ団体はいろいろあるから行きたい子はそこへ行けばいいわと、それが困難な子には少し月謝の負担を行政でちょっと支援すればいいかなぐらいに人ごとみたいな感じの答弁に聞こえるんですよね。私は、教育長もおっしゃったように今まで学校教育の一環としてやってきた部活動のあり方を変えるということは、スポーツとか教育の根本から変えることになるという大変重要な議論であると、この問題はですね、そう認識をしております。昨今では、北京オリンピックでワリエワ選手、15歳のドーピング問題が大きな波紋を広げましたが、15歳以下は保護の対象として認められ、フィギュアスケートの年齢制限は17歳に引き上げられたという最近のニュースがありました。勝敗にこだわり過ぎる競技のあり方にも疑問を呈した事件であります。心身ともに発達段階にある15歳以下の子供たちは、まず、誰もがスポーツや文化活動をする権利を有しています。そしてスポーツや文化活動を通じて楽しさを感じたり、人間関係を学んだりすることから心身の健全な育成のためにもその権利を保障してあげることは私たち大人がすべきことであります。どういう形が子供たちにとって一番望ましい方法なのかは、今、一生懸命考えてあげる必要があります。それが発達段階の子供たちを保護するということになるのかなと私は考えました。一つずつ質問したいと思いますが、まず、1番ですね。浦臼町での課題として上げられるのは指導者の確保。これをどうするのかということが1点とスポーツ団体の整備をちょっと難しいということをおっしゃっていましたけれど、具体的に考えているかなというところを聞きたかったのと、あと保護者の経済的な負担、送迎の負担、これらの問題があると思っています。これ解決に向けて今の段階でやっていることはあるのかなと思ったんですが、まだ何もやっていないという答弁だったと思いますので、教育長の中でのお考え、町としてのお考えがあれば、今の3点についてちょっと答えていただきたいと思います。保護者への説明もまだということでしたが、私が保護者から聞いたところではアンケート調査はあったよと聞いたんです。そういう答弁ではなかったんですけれど、教員や子供たち、保護者の意見聴取をしたのであればどういう声があったのかお聞きしたいなと思ったんですけれど、アンケート調査の結果について少しこの場で報告できることあればしていただきたいと思います。2点目でありますが、保護者の意識改革についての考えを伺いたいと思います。私は保護者の意見を聞いてみたんですが、皆さん、子供たちのために一生懸命考えていらっしゃいました。それぞれに考えをお持ちでありまして、保護者にとっても180度考え方を変えなければならないんですよね。今まで自分たちが子供時代に経験したことと違う初めて経験する大きな問題なので、アンケートではなく実際にひざを交えてというか、保護者の皆さんと今後どうしていこう、子供たちのためにという話し合いをすることが絶対必要だと思っています。本当に初めて経験することなんですよね、私たちは。だからそれをみんなで考えるというスタイルでやってほしいなと思っています。民間に託すということは、今まで支払っていなかった会費などを費用負担するということになります。今まで教育長もおっしゃったけれども、教師の献身的な勤務によって支えられてきたんですよと。長時間勤務の要因であるし、指導経験がない教員はストレスがかかっていたんですよという、そういう説明を保護者にもしなければいけない。これを解消することで、学校教育の質の向上につながるんだということで、保護者の理解は得られると思います。そういう説明も必要になってくるでしょう。今後、民間に託すとなれば費用負担が伴うので、指導者への謝礼は受益者が負担するものという、そういう考えも保護者に持ってもらわなければいけない。保護者の考え方も変えなくてはいけない。やっぱり話し合いが必要だと思うんですよね。そこのところは、もっと重要に考えていただきたい、計画していただきたいと思っています。それと低所得者への助成については、子供たち誰もが等しくスポーツや文化活動を楽しめる環境づくりとして、要請、支援をお願いしたいという気持ちはあります。それから、3番目の行政支援についてなんですけれども、とてもやっていただきたいということが一つありまして、それは指導者の確保なんですけれども、文科省では人材バンクの活用などをすればいいのではないかみたいなことが書いてありましたけれども、ライセンスの取得とか研修会への参加費用、こういうものを行政で見るのはどうかと私は提案したいと思っています。地域の人、保護者の中で、専門的な技術や知識を身につけてもらって指導者を育成する。探してくるのではなくて、地域の人の中で育成するという考え方もあると思うんですね。私はこの方が浦臼町に合っているのではないかなと思っているんです。実際、保護者が今まで子供たちを教えてきたというのは少年団もありましたし、昔から浦臼町にはそういう気質の保護者が多かったので、そういうライセンスを取るお金を出してもらえたりとかであったら、ああ、やってもいいなという人が現れるようなそんな気持ちもするのです。それから、一定の報酬が得られるのであれば指導者をやりたい人も出てくるかもしれないので、どこかから探してくるというよりも育成の方向で考えられてはどうでしょうかと考えました。それから、保護者の不安の声が大きいのは、やはり送迎の負担ということを聞いています。サッカーを例に挙げますと、サッカー少年団はもう今は地元にないそうで、今は奈井江町のチームに6人ほどが通っているとお聞きをしました。親の理解がある子は、送迎は親が必然的にやるということでやっていますので、ここは問題ないわけですね、覚悟を持って親が送り迎えするので。でも、今の現状でも、親の理解と協力がなければ、やりたいなと思ってもやれない子が小学生の中にもいるという現状もあります。中学校でも専門的にサッカーを続けてレベルを上げたい子は、砂川市や滝川市に行くそうなんですね。そういうチームに行くそうなんです。親はそういう子供たちに理解があるから送迎も不満はないんですね。きちんとやっていけるんですけれども、今までもそうしてきましたしね。問題は、それ以外の子供たちの親にとって送迎が負担になっているということなんですね。なので近隣自治体の組織に希望する全員を入れてですね、部活動を民間に下ろすときにですよ、専門的な指導を受けさせるということは自治体判断でできるとなっていますけれども、そうかもしれませんが、送迎の問題が浦臼町の場合あるわけで、行政でというか教育委員会でサッカーはこっちの、それからダンスだったらこっちだと、卓球だったらこっちだと、あちこちの他市町まで送迎できるかという問題もあると思います。その辺の検討についてお答えいただけますか。

答弁 教育長 河本浩昭

ただいまのご質問についてお答えをしたいと思います。まず、指導者の確保、整備というのは先ほども申し上げましたとおり非常に難しいと考えております。それから、先ほどアンケート調査というのがされたというのはちょっとどのようなものなのか。うちで去年、実際にはそこまでは至っていないのですけれど、習い事等をされているかどうかというのを調査した経過はあるんですけれども、部活動に関してのアンケート調査というのはこれだというものが思い浮かばないので、申しわけありませんが、もしかすると学校で独自に行っているのかもしれませんし、ちょっとこの部分については不明なところであります。それから民間に託すということですけれども、例えば、今現在スポーツが町内で完結して行われているというのが、唯一、多分、剣道ぐらいだと思うんですよね。剣道については実際に町内の指導者、一部町外の方もいますけれども、指導者によって定期的にB&Gでやっておりまして、その中の中学生が中体連にも剣道で出ているという状況になっております。ただそのほかのスポーツについて、今現在ないものを、例えば指導者を連れてきたとして余りにも少子化が進んでいるものですから、そのスポーツをするだけの、もし3人ずつやるようなスポーツであれば、ゲームをするような子供たちが揃わないということもあると思いますし、先ほども言いましたけれども継続的なということを考えると、今成立しても3年後にはわからないという状況ですね。子供たちの何をやりたいというのも、3年後にはもう生徒総取り替えですので、すっかり変わっているような状況もあるかと思います。そういうことで難しいのではないかと考えます。それから町内で指導者ライセンスを取得するような要請ということですけれども、それもなかなか現状は難しいのではないかなと思っておりますし、その辺は検討してみたいと思っております。それから、保護者等々の意見交換というようなこともありましたけれども、その具体的な中身がどんなのかというのが不明な点もありまして、私は当初、部活動がそっくり社会教育事業に置き替わるのだろうなというイメージを実は持っていたんです。だから学校とは切り離されてという感覚で考えていたんですけれども、でもやり方としては、選択肢の一部としてはその部活をぜひ指導したい教職員も当然中にはいらっしゃるので、その方については今までのような奉仕というような形ではなくて、校長の許可をとって兼職、兼業として適正な報酬を得て指導をするという選択肢も当然含まれております。ただ、そこにもそのスポーツ競技に対する専門性があるというのがまず第一条件となってきますので、そのような教職員を本町にということも子供たちのスポーツに対する指向ですね、どの競技ということで変わってくるという状況もありますので、非常に難しいなと考えております。現状、浦臼中学校を見ますとスポーツの部活動、卓球とバレーで、バレーは休部中ですので、今現在卓球のみなんですね。だからとりあえずは卓球をできることを維持していくということも考えられるんですけれど、でも余りにもそれでは短期的で子供たちが卓球以外のこともしたいという、当然あると思いますので、そこら辺にも何らかの対応ができないかなと考えたときに、やっぱり町内でも難しいのかなと考えておりますし、そのための送迎だとか講師への謝礼、経済的な部分で、その部分が何らかの形でフォローできればなと思いますし、そのことにつきましてはまだ私個人的な考えはいろいろ言えますけれども、教育委員会の中でまだもみ方が足りないものですから、そこら辺を十分に委員会の中で議論をしまして必要な意見交換だとかそういったものも行いまして、最初の答弁でも行いましたけれども、それで財政支援等々が必要であればさらに総合教育会議等で町とも協議をして、何らかの支援が得られるような形の取り組みをしていきたいと現状では考えております。以上です。

質問 5番 折坂美鈴

本当に難しい問題だなと。今のお話を聞いていても思うんですけれども、まずは話し合い。これは情報もいろいろ保護者たちも入ってくるので不安な状況にあると思うんです。今後どうなっていくのかなという。その不安を解消していくためにも、決定はなくても、こういう考えでいるとか、保護者の考えはどうだとか、そういうことを聞く場というのは早急に行っていただきたいなという思いはあります。それで再々質問では、4番では新たに講師を確保して組織を作るのは難しいし、現実的ではないとこのときは思って書いたんですが、ちょっと保護者の意見などを聞くうちに考え方を変えて、今変わってきています。ぜひ、難しいとおっしゃったけれど地域に指導者を育成して、小さな町でもやっていけるようなサークルを作っていったらできるのではないかなというそういう考えに変わっていったわけです。団体競技は生徒自体の数がそろわないので、それは無理かなというのは保護者の方もみんなわかっています。団体競技は無理だなと。だけど例えば、陸上部とか教育委員会でも走り方教室でしたか、何か重点的に行っていらっしゃるようでしたけれど、楽しく運動の基本を学ぶとか、指導者さえ確保できれば楽しくできる運動に子供たちをつなげていけるという、そういうことはできるのではないかなというところもあります。それから、今年はダンス部を作ってほしいという、そういう保護者の要望もありましたよね。教育委員会にも話し合いに行っておられますし御存じだと思いますけれども。ダンスだったら民間の競技団体は他市町にあります。指導者もいらっしゃいます。こういうところで入部希望者を町として募ってもらってサークルを作る。まず、それは今、実証実験としてでも事業としてでもやれることではないかなと思うんですけれど。例えば、平日の週1回だけそういうサークルを、今は少ないと聞いていますので、もっと人数を増やすことによって講師の先生も来やすくなるという、そういうサークル活動を少しやってみてはどうかなと今は感じております。今、卓球しかないと、中学校にはとおっしゃったけれども、だから今の子供たちは本当は卓球ではなくて違うことをやりたいけれど、これしかないからやっているのだという子もいるかもしれないですよね。ですから陸上がある、ダンスがある、剣道があると、そういう子供たちに選択肢があるということは今よりメリットとして大きくなるのではないかなと思うので、そういうことを考えてはどうかなと。ほかの自治体にやればいいやという短絡的な考えではなくて、小さな町でもできることをぜひ考えてほしいなという思いがあります。今の提案した意見などは保護者の意見だったんですよね。そういう考えを持った保護者もいっぱいいて、自分たちの子供たちのために何かしてあげたいとみんな思っているんですよね。そこを叶えてあげられるように教育委員会も寄り添っていくということが必要かなと思うので、もう一度言いますけれども、説明会というかそういう保護者との腹を割った話し合いというか、みんなで考えるスタイルを絶対やってほしいということと、まずはやってみる。何かサークルを作って子供たちにやらせてみる。そういう発想も必要ではないかなと私は考えています。人がいないからできないとあきらめたくはなくないですか。小さな町でもできることを模索していただきたいというのが再々質問での私の意見なので、それについての答弁をください。

答弁 教育長 河本浩昭

確かに議員おっしゃるように、小さな町だからできないというのはすごく残念ですね。学力の部分についてはICTだとかタブレットが導入されてきて、例えば都市との格差がそれで縮めることができるのかなということで、今後有効に活用していきたいなということで思っているんですけれども、いかんせんこのスポーツに関しては、特に団体スポーツとかということになりますと人数が必要で、何とかならないかなと思います。それで今、中学校の部活動ということだけに限ると3年間のことになってしまいますので、そうではなくてもうちょっと小学校のときからずっと続けていけるようなスポーツというか学校部活動というものから、ちょっと社会教育事業としての考え方を入れた中で検討していきたいなと思っております。中学校の部活動の地域移行ということになると、それこそ中学校3年間だけのことになってしまいますので、恐らくスポーツってそうではないと思うんですよね。学校でやるスポーツ、スポーツにはそれぞれ教育的な意味だとか価値だとかというのもありますけれども、必ずしも本来はそうではなくて自発的にやりたいスポーツを楽しむ、人生が豊かになる、そう結びついていくものだと思いますので、中学校という部分にこだわるかこだわらないかという部分もあるかと思うんですけれども、検討の時間をいただきたいと思います。議員のご意見は受け止めたいと思います。以上です。

出典:浦臼町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月15日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる