浦臼町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月23日
浦臼町のまちづくりの根幹を問う
2022年3月23日、浦臼町議会の一般質問で、折坂美鈴議員が「浦臼町のまちづくりの根幹を問う」について質問し、町長 川畑智昭が答弁しました。
- 質問者
- 折坂美鈴 議員
- 答弁者
- 町長 川畑智昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 折坂美鈴
令和4年第1回定例会におきまして、町長に質問をいたします。浦臼町のまちづくりの根幹を問う。今定例会では、川畑町長の令和4年度に向けた町政運営の基本姿勢が示されたところですが、私は町長の掲げるまちづくりの根幹が揺らいでいると感じました。町長就任以来、コロナ禍の渦中にあり、ご自身の思い描いたような取り組みを実行できないジレンマは続いていることでしょう。人口減少の影響で、公共交通をはじめこれまで民間が担ってきた事業を町が代わって、あるいは支援することによって維持する事案が増えており、新たな経費負担の増加や短期間での大きな支出は今後の町の財政運営に多大な影響を及ぼす可能性があり、事業選択に慎重を期すというのは理解できます。しかし、この問題はコロナ以前からあった課題が、コロナによって一層顕著になっただけであります。米価下落や異常気象も重なって、農業収入の減少もある程度予想できたことであります。困難に直面したときにさまざまな問題を解決に導くのは地域力であり、その力を発揮するのは地域の農家や住民による徹底した話し合いだと、3月4日付日本農業新聞の論説にあります。これは津別町の若い農家30人が地域農業をさまざまな角度から話し合うプロジェクトを立ち上げたことを評価したものであります。それに比べ、浦臼町は徹底した話し合いを続けてこなかったことを猛省してもらいたい。浦臼町は、今年度、産業観光推進グランドデザインを中断しました。それどころか川畑町長になってから話し合い自体を開催せず、事業の経費削減の検討しか行ってきませんでした。この点については、2回の定例会のみならず、町の監査の立場からも何度も指摘をしております。多方面の意見を聞かず、一部の観点(建設費用)だけで事業の実行を先延ばしにするのは余りにも短絡的で、将来的なビジョンが欠落していると考えます。コロナ禍の今は、本来考えるべき課題に改めて向き合う機会が与えられたととらえ、新しい時代への備えを構築する時期と考えるべきです。私がこう考えるのは、産業観光推進グランドデザインはまちづくりの根幹を話し合う場所であったと認識しているからであります。フォーラムでは、道の駅はその目的コンセプトが観光寄りになってしまうと、関係者以外には興味のない話になってしまうので、町がどういうものを目指すか、コンセプトの位置づけが大事という寒地土木研究所の松田先生の助言がありました。町内をレンタサイクルでガイドをつけて農家を回り、少人数の体験型の観光を模索しました。お土産に農産物を買ってもらうなど、生産者と消費者をつなげ、コロナ後の新しい旅行のスタイルとも合致していたと考えます。温泉の改修では、町民の交流拠点との考え方にもなり、町内に点在する空き家に宿泊機能を持たせてはという提案もありました。これは民間のやる気や活力を引き出す効果もあるのではないでしょうか。農作業体験を絡めて、農産物を売る仕組みを作ろうと汗を流していた職員もいました。自分たちの町をどうするか、みんなで真剣になって話し合う場所であったはず。議論の積み重ねが地域の内発性を高めることにつながり、それが活発な地域の雰囲気は、移住者や新規就農者に魅力的に映る効果もあったはずです。これらの過程を重視せず、財政的な問題だけで次につなげていこうとしないのは、外に開かれた未来を否定することにつながりかねません。産業観光推進グランドデザインについての令和4年度の予算が組まれていないことの説明を求めます。私は、この計画を実行に移すことを今年度の最優先課題としていただくことを強く望むものであり、町長の再考を強く求めます。1、浦臼町の最上位の計画である第4次浦臼町総合振興計画の中に道の駅再整備は位置づけられていて、これをやめるほどの重大な事案が発生したとは考えにくい。ハード面の予算は一旦見送るとはどういう意味でしょうか。今年度は今までみんなで考え、積み上げてきたものを実行するときではないでしょうか。理由なく計画変更するのは、町のトップとして責任ある態度とは思えません。2、道の駅再整備は町長の公約でもあります。町長の残り2年の任期中に、町民との約束をどのように果たしていくのか、今後の計画の骨格を伺います。3、今年度の予算全体が内向きと考えます。地域内で経済が回らず、町外への流出を止められません。地域の活力を取り戻すため、地域外貨の獲得、人材の確保、観光や町民の交流の拠点として、道の駅周辺整備に着手することを一刻も早く進めてほしい。道の駅周辺を拠点整備する意義について、町長はどう考えますか。4、令和3年に検討したゼロカーボンの道の駅と温泉の合体案である施設建設について検討を求めます。脱炭素社会に取り組む町の姿勢を示すこととランニングコストの削減に寄与すると思います。5、施設建設費用の捻出のためには、不必要な事業や補助金はないか、浦臼町財政の徹底的な見直しを求めるものです。6、駅前再開発事業の見直しを求めます。多世代交流施設建設の必要性を含めて検討するべきではないでしょうか。既存施設の改修で対応できるのではと考えます。
答弁 町長 川畑智昭
まず、グランドデザインに関するご質問にお答えいたします。1点目ですが、ご質問の中で、道の駅再整備について、これをやめるほどのという表現をされていますが、静川議員にお答えしましたように、町にとって道の駅は必要な施設という思いは今も変わっていませんので、やめるということは考えていません。ただし、非常に大きな事業費が明らかになった時点で、町の将来の財政運営への影響を考えたときに、簡単に先には進めない重大な事案となったのは事実です。そのため、事業年度の分散や平準化、既存施設の改修利用など経費の縮減策を検討してきたところですが、今年度の事前報告では、木造建築やゼロカーボンへの対応など新たな検討項目も提示されました。一時の中断は、責任ある態度ではないとのご指摘ですが、行政全般に責任を負う身として、町の将来に影響が及ばないよう事業構築することが当然の責務だと考えていますので、今回の対応とさせていただきました。ハード面の予算は一旦見送るの意味につきましては、ハードに限定したようなわかりづらい表現をしてしまいましたが、施設等ハード面を含め、全体的に検討すべき事項があるという判断から今年度の予算化は見送らせていただくというものです。2点目の今後の計画についてですが、先に静川議員に申し上げたとおり、新年度の早い段階で持続可能な事業内容、事業年度等の具体案の検討を開始し、年内中に議員並びに町民の皆様に説明できるスケジュールで進めてまいります。また、任期最終年となりますが、令和5年度の当初予算に関連予算を計上していきたいと思います。3点目、拠点整備の意義ですが、観光拠点としてはもちろん、地域の経済活動、地域間交流、情報発信などさまざまな機能を有する施設として、対外的には町の顔であり、町民にとっては大勢の来場者が行き交い、にぎわうことにより、自信や誇りとなり、新たなアイデア、取り組みの発想、実行する場になると考えます。最初の計画時以来、一貫して町にとって、また町民にとっても設置すべき施設という考えに変わりはありません。4点目のゼロカーボンへの取り組みについて、これまで提示してきたグランドデザインの資料にはなく、今回の概要報告の中で初めて提案されたものです。一昨年、菅前総理大臣のカーボンニュートラルへの挑戦を日本の新たな成長戦略と位置づけることとした発言から、急遽活発に動き出したもので、今後の行政運営の中で取り組んでいかなくてはならない課題と考えています。今回の施設建設に当たっても、何が導入可能か、初期投資、維持管理経費を含め、検討してまいります。5点目の財政の見直しにつきましては、建設費用の捻出のためという特定の目的のために行う考えはありませんが、今後とも随時行ってまいります。6点目の多世代施設の必要性につきましては、先の静川議員にお答えしましたように、人口減少、少子高齢化が進み、民間交通事業者の撤退が相次ぐなど、にぎわいが失われつつある今、多世代が集う交流の場を町の中心部に設置したいという考えから提案させていただきました。検討委員さんからも設置に賛同いただき、多数のご意見をいただいたところであり、設置の可否を改めて検討することは考えていません。また、既存施設の改修利用を提案いただいておりますが、検討委員会の中でも同様な意見が出され、活用の可能性を検討した経過があります。しかし、移動距離や施設の構造、他の利用との競合など各施設ともそれぞれ目的を持って設置されたものであり、想定している利用内容では目標とする自由で気軽な活動が制限されることになることから、コンパクトで使い勝手のよい施設建設の方向で結論に至ったところでございます。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
道の駅については、町長はやめるとはおっしゃっていなんですけれども、では、こうやるよということもはっきりおっしゃらなかった。12月の定例会の時点ではですね。それにこの一旦見送ると、事業費をですね、言ったのは事実でありますし、コロナを理由に先を見通せないということで明言を避けられたという状態だと思います。やるなら先延ばしにする必要はないのではないかと。先ほど、静川議員のお答えには、一旦ちょっと立ち止まって考えるというようなご答弁でしたけれども、私はその必要はないと思います。急がなければならないと思います。月形町でも道の駅は検討されておりますし、今後、先延ばししても、資材の高騰やらが予想されるべきものであります。少しでも早く検討していただきたいということで、町長の背中を押す質問とさせていただきたいと思います。グランドデザインに関する質問ということでお受け取りのようでしたが、私は浦臼町のまちづくりということで質問させていただきたいと思います。令和4年度の予算について、私が意見を言えるのは今日が最後になりますので、ぜひ町長と有意義な議論をしたいと思っております。項目ごとに質問を考えてきましたので、ぜひ答弁の方をよろしくお願いしたいと思います。まず、1番であります。もう一度言いますけれども、第4次浦臼町総合振興計画はうちの町の最上位の計画であります。先ほどの質問でも、静川議員はおっしゃっていますけれども、この中でその後期基本計画の主要政策として道の駅、休養村センター、キャンプ場、既存施設の再整備を計画的に進めると載っているんですよね。そして、この計画では、実施計画は令和4年度までに終えるということになっております。振興計画の策定は、検討委員さんとの話し合いを経て、みんなで決めた計画という前提があるはずですから、これを令和4年にやらないのは、それ自体、町民との約束違反、ルール違反ということになると、私は思っています。百歩譲って、コロナによって大幅な計画の変更をするとしても、住民説明会で、こうこうこういう理由で変更しましたという丁寧な説明が必要だと思いますが、今年度の町政懇談会では一切道の駅の話はありませんでした。私は、コロナは言いわけにならないと思っています。条件は皆一緒ですから、コロナ後の社会に対応するべくほかの町でもワーケーションとか移住者対策など一生懸命工夫を凝らしてやっているではないですか。コロナだからやれない、できないという選択肢はないと、やるしかないと12月の定例会でも申し上げたはずです。1番目はルール違反ではないですかということの質問ですね。2番目は、町長の公約で出されましたけれども、令和4年と5年で多世代交流施設をやろうと。議会でいただいた説明では、令和4年、5年で多世代交流施設、そして令和5年と6年で町立診療所の建て替えを考えているという説明があったんですけれども、優先順位ということについて、私は意見したいのですけれども、この振興計画の主要計画、道の駅の再整備が後回しにされたんです。振興計画にはなく、十分な議論を尽くしたとは言えない施設、振興計画にはないとは言いませんが、改善して使えるという施設が優先され、もう一つ、診療所についてもそうでした。修繕して使うとなっていたんですよね。耐震化の診断も今年やりましたが、その結果についてもOKという診断が下っていながら、診療所については建て替えと、もう計画として考えているというお話があります。その、なぜ優先させたかという理由の説明が、生活に近い事業からやっていくと、町長、おっしゃったんですけれども、そこはちょっと理解できないですね。今だからこそ、攻めのチャンスだと思います。もっと攻めていく計画を上げてほしかったと思っています。そして、計画にないことをするなと私は言っているのではなくて、私も小中学校にエアコンつけてくれというのをずっと言っておりますけれども、いまだに予算はつかないですよね。ルールがあるから、優先順位は簡単には変えられないということで、私も理解をしていますから、それでも何度でもかなえてほしいということで言い続けるんですけれども、普通はこうなるのが、今回はルールどおりではなかったなと。町立診療所については、老朽化が著しいとおっしゃっていましたけれども、そして早く建てかえた方が経費も安く済むという説明が議会にあったんですけれども、それならば温泉はどうでしょうと。どれだけ今まで直し直し使っているか、修繕費用をどれだけ使っているかと見てもすぐわかると思うんですけれども、温泉の方の老朽化の方が先ではないかなとだれもがそう思うのに、町長のさじかげんでこうなるのだなというところの思い、優先順位について伺いたいということ。それと次に、会議のあり方なんですけれども、今回の駅前再開発検討委員会やこれから作るとおっしゃっている営農対策協議会、それから町長就任後初めて行った若手の農業後継者との懇談など、町長は対象者や目的を絞って会議を開いていらっしゃいますが、これは狭い範囲の中で何かを選ぶという形になっていなかったかどうか、検証する必要があると、私は思っています。町民が自分たちはこの地域に暮らす一員だと、地域を構成する一員だという認識のもと、自分たちの暮らす町をどうしていこうかという話から始めないと、建設的な自発的な意見というのは出てこないのではないかと思いました。最初に厳しい財政状況であるとか、あるいはこういう補助金があるからどう使いましょうみたいなことを言われれば、それなら私に使ってよ、私はこんなに生活困っているんですよ、それぞれが要望を言い出したら、少ない予算の奪い合いになるのではないでしょうか。言葉は悪いですけれど、今だけ、金だけ、自分だけとなってしまいませんか。庁舎内の会議でもそうではないでしょうか。それぞれの施策について、常に横断的な話し合いができていたのでしょうか。浦臼町をこうしたいのだという町長の強い思いを職員の皆さんと共有ができていなければ、それぞれの課で優先したい事業があると思いますので、予算をうちに下さいという予算のここでも奪い合いになるのかなと思いました。徹底した話し合いの結果、こうなったんだという説明があれば、もちろん納得します、議員も。でも、また結果だけではなくて、その話し合いをする過程というか、その中で生まれてくるものも絶対あると思うんですよね。そういうことが重要なので、徹底した話し合いというのは絶対に必要だということを申し上げています。以前、グランドデザインでフォーラムをされまして、そこで講演された帝京大学の大下先生、ちょっとお名前の読み方間違っているかもしれませんが、大下先生のお話の中でも、地域力ということをおっしゃっていて、地域力の大切さや連携とか連帯の重要性についてお話しされておりました。グランドデザインの議事録の中でも載っていますので、ぜひ読み返していただきたいと思います。優先順位や会議のあり方についての質問が2番ですね。3番、町長は道の駅を観光施設ととらえておられるのでしょうか。12月の定例会ではそのような答弁をなさったんですけれども、私は道の駅は単なる観光施設ではないと思っております。最初の質問でも言いましたけれども、寒地土木研究所の松田先生の講演の議事録もありますから見ていただきたいんですが、道の駅の無限の可能性について語っていらっしゃいました。例えば、交流の場として、道の駅は発表会などをやるときでも、マスコミの注目度が高くなるので、たくさんのお客さんに見てもらえてうれしいという声も載っていました。道の駅を交流の場として活用するという点も、私はおもしろいなと思った。それと、一番に重要に思っているのは、道の駅は農業の振興と切り離せない関係だと思っています。振興計画の中では、農と浦臼町ファンを育むというのが振興計画の重点テーマになっていまして、本町のまちづくりの中心を農業の振興と交流人口、関係人口の増加を目指すとなっております。道の駅に直売所や農産物の加工品を置くことは、浦臼町のPRになります。浦臼町のファンを増やすことになります。浦臼町でお金を落としてくれるという循環が生まれると思います。道の駅は町の顔でありますし、立派な町の営業マンになり得ると私は思います。これをあきらめるのかなというところで強く言いたいんですけれども、道の駅の今の状態ですね、町の顔なのにどっちが温泉かどっちが道の駅かわからないという今の状況、これをいつまで続けるおつもりですか。先延ばしにしていいんですかというところです。それから、農業の関係といいますか、以前から食糧難がいずれ来ますよというお話を町長ともやったと思うんですけれども、ロシアのウクライナ侵攻という思いもよらない悲しい事態が不幸にも起こってしまいまして、世界情勢はもう混沌としています。食料を輸入に頼っている我が国は、今後も食料の輸入が滞ることが予想されます。本当にもう減産している場合ではないんですよ。そういうことが食料安全保障とかも、やっと今、国も言い出しているところで、くしくも戦争でこのことに着目されたという悲しいことなんですけれど、証明されたんですよ。今、稲作農家というのは米価の下落と補助金もカットされるということで大変厳しい状況に置かれていますが、いつか私たちの時代が来るよと、今は我慢のときですと、耕作放棄地を作らないように、野菜を作って、直売所で売ってもうけてくださいと、そうやって頑張りましょうという町長の町民へのメッセージになるのではないですか、道の駅を整備するということは。未来への希望を示すチャンスではないかと、私はかねてから思っていました。そして、この後の話になりますけれども、エネルギーと食料の自給自足を目指そうというメッセージにもなり得ると考えています。ここでは、道の駅を長期的視点から未来への投資であると考えられませんかというのが3番目の質問であります。4番目です。令和4年度中に策定される予定の、次の第5次浦臼町振興計画に道の駅がどう盛り込めるかと、ここを決めないと話し合いは進められないと思うんです。お答えの中にもありましたけれども、ゼロカーボンの話に載っていましたけれど、そこを私はここでは強く言いたいと思っていまして、第4次計画の中にはSDGsの文言は載っていましたけれども、具体策は何一つなかったんです。近隣自治体でも脱炭素社会に向けた取り組みを全面的に打ち出すようになっていますので、この第5次振興計画の中には浦臼町もこれに取り組んでいかなければ周回遅れになりますよと言いたいです。ぜひ、道の駅でこれに取り組んでいただきたいと考えています。国もこのことを推進しているので、補助率も大きいです。国の補助をもらって、ぜひやりましょう。そこに浦臼町産の木材を使いましょう。森林環境譲与税の使い道がなくて、基金に積んだままのものがあります。金額は非常に少ないですけれども、これも使っちゃいましょう。資金不足でありましたら、クラウドファンディングというものがあると思います。寄付を募集したらどうでしょうか。お礼は浦臼町のお米を定期的に配送するとか、浦臼町の宿泊券を発行するとかいろいろできると思います。道の駅にぜひ電気自動車を2台買ってください。地域おこし協力隊を複数人置いて、観光案内だけではなく、地域の困りごと支援、直売所に出荷する野菜の集荷、買い物代行、タクシーにかわる事業などをやってもらいましょう。協力隊が自力で会社を立ち上げられるように支援していきましょう。温泉のコミュニティーホールでイベントを開催しましょう。地域のみんながかかわれる道の駅をつくりましょう。また、脱炭素社会に向けた取り組みとして、発電についてはここでは示されたのは太陽光でしたけれども、地中熱ヒートポンプシステムという方法もあって、これは北竜温泉や当別町の道の駅、砂川市の市庁舎でも採用されています。2020年に開園された北竜町のやわら保育園なんですけれども、これは隈研吾さんが設計したといってすごい話題になっていますが、ここも地中熱ヒートポンプシステムというのが使われていまして、ここの例を挙げさせていただきたいと思いますが、この地中熱ヒートポンプシステムを使うのに1億4,300万円、これだけでかかるそうなんですが、再生可能エネルギー普及促進事業、国の事業が当たると補助率3分の2、9,500万円出るそうですから、自己負担は4,800万円で済むという。そして、年間のランニングコストは地中熱の場合150万円かかります。エアコンと灯油ボイラーを使うと248万円かかるということで、年間の運用コストが100万円下がるという試算も出ております。30年間のランニングコスト、メンテナンスコストを合わせて補助金があるのもあって、30年間で2,800万円の削減につながるということですよ。重要な二酸化炭素の削減については、地中熱は46トン、年間ですね。なのに対して、エアコンと灯油ボイラーを使うと65トンもかかるということで20トンの削減が見込まれているという方法もあるそうです。ぜひ検討ください。そして、5番目の質問なんですが、今回の予算審査特別委員会では、財政の見直せるところはないかという観点から、多くの質問をさせていただきました。予算編成に骨を折られた職員の方については反発を覚悟で言わせてもらったんですけれども、普通、企業の経営者だったら、やりたいことがあるのだったら、まず現状を見直すというのが常套手段かなと思ったので、いろいろそこについて質問をさせていただきました。まず、収入を増やす方法を考えるとして思ったのが、ふるさと納税ですね。お米が主流と思われる近隣自治体でも工夫次第で売り上げを急激に伸ばしているところが見られます。ここの研究に予算と人材をつぎ込んでもいいのではないかと、私は考えています。歳出においてですが、公共交通大変なお金がかかっています。約4,000万円と私は見ているんですけれども、これだけの巨額の費用がかかっていますが、そのうちの補助金はたったの1割なんですよね。450万円ほどの補助金が1年間にあると。あとの9割は自主財源や利用料で賄わなければならないということになるんですけれども、この1割程度の補助金をもらいたいがために、乗り合いタクシーはまだまだ使いにくい、そういう状況は変わらないです。私はずっと言っているんですけれども、町が運営主体になって、有償旅客事業、ここに取り組んでいただければ、もう少し町の内部まで小まめに回れるものがつくれるのではないかと思っています。停留所だって、スクールバスみたいに毎年見直せばいいのではないですか。必要とされる高齢者のそばに停留所をつくればいい。いろいろ工夫次第で歳出を削減したりとか、できることはいっぱいあるのではないかと思います。アイデアを出し合ってください。雨竜町、北竜町でもこれから有償運送に取り組むという記事も見ました。仕組みだけつくって、運行はタクシー会社に移行するという、そういうことをやってほしいのだということをずっと提案してきましたけれども、ぜひもっと検討を続けていただきたいと思います。長いですが、次に農業予算です。農業予算では、町長肝いりの事業に大きな補助金が動いております。今後5年間にわたって支援が手厚く続くという事業がありますけれども、そのような方法も反対はしないんですけれども、そういう手厚い支援が1人でも多くの町民に当たるように、もっともっとアナウンスしなければいけないし、町長の十分な説明、なぜこれをやるのかという説明が足りていないのかな。もっと説明をしてくださいと思いますし、ほかの作物をつくる農業者もいるわけですから、そういう方たちにも、今困っています、稲作農家、やはりいろいろ支援が当たるように農業活性化支援事業ともう一つありますけれども、こちらの方も使いやすく見直していただきたいと思います。それから、ジビエ事業ですが、いつまで町単独で支援するのかなといつも思っています。事業者から減量化施設の利用料はいただいておりません。今は免除中ですけれども、これはもういただくべきものではないかと、自立を促すべきではないかと私は思っております。支援の仕方もいろいろありまして、機械や種を買うのに半額助成するよという直接的な支援だけではなく、前も申し上げたんですけれども、売り先を確保するとか、そういう方法もあるんだよというお話をさせてください。最近、やっと国も力を入れ始めたみどりの食料システム戦略ですね、有機農業者を増やす計画なんですけれども、韓国では給食に有機農産物を使うシステムにしただけで急速に有機農業者が増えたのですが、日本でもありました。自治体が取り組んでいるんですね。千葉県いすみ市というところで、市内の小中学校の給食のお米はすべて有機米です。有機米というのは無農薬、無化学肥料ですね。野菜も一部は地元の有機農産物にしたということで、もう全国から視察が急増中だそうです。ここも昔から有機米をやっていたわけではなくて、歴史は浅いです。取り組みは2012年からで、ここの市長がSDGsに向けた取り組みとして、有機米の生産に取り組み始めて、失敗もありながらまとまった量の有機米の生産に成功し、今度は売り先を考えたときに市内の小中学校の給食を考えたそうです。給食は4年目で有機米100%になりました。有機農家が増え、コウノトリもやって来たということで話題にもなりました。小さな自治体なら、特に浦臼町は給食を無償化しているわけですから、なおさら取り組みやすい事業ではないかと思います。首長のさじかげんでこういうこともできるんだなということでお話しをさせていただきました。苦境に立たされている米農家の生き残り策ではないかなと、私は本当に思っているんです。この事業のいいところは、子供たちの問題にもなりますけれども、今は急激に発達障がい児というのが増えているんですよね。農薬が子供の健康に何か影響を与えているのではないかと危惧する親も増えております。ですから、こういうことをやることによって、農家が潤い、町も潤い、子供たちの健康もよくなり、SDGsの理念にかなう事業だとか、三方良しの事業になるのではないかと期待できると思います。最後に、多世代交流施設について、この施設は私は必要なものだとは思います。関連する活動も個人的にはしていますので、その必要性については痛感しております。いろんな世代の方が集まって交流をすることでみんなに元気になってもらうと、いいことだと思うんですが、でも真新しい施設が必要だとは思わないんですよね。必要なのはハードではなくてソフトです。毎週でも毎日でも交流の場が開催できるような人材と皆さんがそこに集まれる足が必要だと、私は思います。多世代交流施設の建設費用については静川議員もおっしゃっていたので、ここでは言いませんけれども、バスのターミナルにいろんな機能をあわせるという話だったので、そこを考えるんですが、バスを利用する人がそんなにいるのかという、浦臼町にですね。中央バスもなくなり、JRもなくなり、駅前ににぎわいをということでしたけれど、この駅前に交流施設を整備しなければいけないという、その理由がはっきりわからないという気がいたします。道の駅を交流施設にどうですかという話を先ほどしたんですけれども、そういう考え方もあると思います。なるべく既存の施設を使いやすく改修するということで、ここは解消できないのかという意見として、6番目の質問にしたいと思います。答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 川畑智昭
多岐にわたりますので、抜けたらご指摘ください。まず1番目ですね、振興計画に掲載されて、年度まで入っているのに、その年度に従っていないという部分は約束違反ではないかというお話ですけれど、確かに計画立てた時点では、ある程度の固まった金額的なものは出ていなかったというのは事実でありますし、そこが幾ら幾らという考えがなしに、こういうスケジュールでということで計画としては立てていたものですから、今回一番の理由としているのは金額的な問題、経済的な問題が町の将来にとって大きな問題になる可能性があると、このまま進めばそういう考え方で今回1年あけさせていただきたいというご提案をさせていただいているわけですから、その金額的な部分が明確になっていない時点での振興計画となっておりますので、そことの行き違いにつきましては、約束違反だと言われたらそうなのかもしれませんけれど、あえて時間的なものは一定期間置いて、この事業に取り組んでいきたいという考え方を今回示させていただいているところです。2番目の優先順位につきましては、これは診療所とのことでよろしいでしょうか。前回の全員協議会の中でもお話しをさせていただきましたけれど、今年度、耐震診断を行っております。その中で、2階建てという部分もあるのか、耐震強度自体は大丈夫だという回答をいただいているんですけれど、いかんせん昭和50年代前半の建物ということもあって、全般的にもう改修の時期を迎えていると。さらに、暖房機器につきましては、集中暖房ということで、全館にわたって管が配管されているということで、それももう使えないということで、全体的に改修を行うとすると、小規模な診療所施設を建てかえるのと大差ない金額が試算として出てきているところです。ですから、古いものを使って安くという考え方には、今の私たちはなっておりませんので、また医師の方からも大きな暖房経費がかかって大変なんだというご意見も寄せられておりますので、維持費の面からも現状の施設を使い続けるということはメリットにはならないという判断で、診療所につきましては建て替えの方向でご提案をさせていただいたところです。ここで、町民との対話もこの場所で出てきたような気がしますけれど、確かにコロナのせいにするわけではありませんけれど、そういう機会が多くなかったのは事実です。ただ、農業青年との話し合いも、やはり農業の将来について、今後についてということにテーマを絞った中での話し合いでしたので、若手の農業者の方だけにお集まりいただいて、お話しする機会を設けたところです。本当はもっと広い範囲でということが望ましいのかもしれないんですけれど、なかなか緊急事態であったり、まん延防止の時期であったりしたのもあって、一気に人を集めるというのがなかなか難しいタイミングでもありましたので、対象を絞って、テーマを絞った中での話し合いとさせていただいたというのが事実です。必要性につきましては、当然必要なことだと思っておりますので、今後はそういう対応もしていける時期になっていくのかなとは思っております。3番目ですけれど、観光施設としてだけとらえているのかということですけれど、これにつきましてはご質問の中でお答えしましたとおり、本当に多様な機能ですとか効果がある施設だというのは、これはもう以前からそういう考えでありますので、観光施設だけに固執した考え方を持っているわけではありません。中にも書きましたけれど、町民にとっても自信となり誇りとなる施設となり得るという考え方は当然ありますので、これを進めるという意思表示は町民にとっても前向きな考え方として受け取っていただけるとは当然考えておりますけれど、今申し上げましたとおり、やはり先立つものといいますか、町の将来にかかわる大きな金額がかかるものですから、その部分は一度立ち止まって考えさせてほしいというのが今回の提案となっているところです。4番目、第5次振興計画の中で、ゼロカーボンの取り組みが記載されていないということになっておりまして、先ほどの答弁の中でもお話ししましたけれど、菅首相がCOP26でしたか、正確ではありませんけれど、国際的な会合の中で発言して、その後、一気に今の状況に進んできたという感を持っておりますけれど、町村会といいますか、首長たちの集まりの中でも議題となったところです。今回の他市町村の予算を見ておりますと、計画作りに着手するという市町村が一部、記事として出ているのを確認しておりますけれど、なかなかこの北海道のどの町もそのカーボンニュートラルという意味では、排出より吸収の方が当然山林面積が多いというのもありまして、ニュートラルという意味では排出はマイナスという状況がはっきりしている中で、さて、それぞれの町がどのような取り組みをしていこうかというのがちょっと議題となったところではありますけれど、一般的に考えられるのは、先ほど議員も申し上げておりました太陽光ですとか、地中熱ということで考えられるわけですけれど、最近よくニュースで目にするのは海岸沿いの市町村が洋上風力発電ということで、かなり大規模な投資をして、カーボンニュートラルに対応していこうという記事がよく出ておりますけれど、この内陸部ではなかなかそういうのは難しいということで話し合いにもなったところですけれど、今後は今確認しているところでは、各市町村、公共施設に太陽光をつけるとか、既存施設ですね、新規のものにつきましては先ほど言われた地中熱等の考え方もできるんですけれど、そうそう新設の施設があるわけではありませんので、太陽光パネルを各施設につけるですとか、電気自動車を導入する、またあるいはその充電のできる場所を作るという、とりあえずそのあたりからのスタートになるのかなという話し合いはしておりますけれど、それだけでは計画としておもしろみというか、余り前向きなものにはなりませんので、プラスアルファで一体何ができるのかなという部分はちょっと担当とも話はしているところですけれど、当然これは避けて通れないことになりますので、取り組んでまいる考えではいます。5番ですけれど、税収ですとか歳入歳出の関係ですね、ふるさと納税につきましては前回の予特のときにもお話しをしましたけれど、とりあえず間口を増やしていこうという考え方で今進めているところです。次に、公共交通、4,000万円、5,000万円というお金が当分といいますか、この先かかっていくということで、本当に大きな投資になります。このあたりも財政的に今後考えていかなければならないという思いに至った要因の一つでもありますけれど、とりあえずは10月からはお話しさせていただいた運行形態で始めさせていただきたいと思います。あとはその内部的なそれらへの接続などにつきましては、今とりあえず検討していこうというのは、AIを活用したより柔軟な運行形態がとれないかということで、それは近隣に事例がありますので、調査をさせていきたいと考えているところです。あと農業への支援措置につきましては、今回少し大きな金額を新たな作物に補助として付けさせていただいております。さまざまな作物を作っていられる方があって、それぞれお困りになっているというお話もありましたけれど、今回のニンニクにつきましては町の特産品化、産地化を図っていきたいということで、特に力を入れていきたい作物として大きな予算をつけさせていただいたところです。その他すべてに対応できる支援措置がとれるかというのはなかなか金額的にも難しいかとは思いますけれど、先ほどもお話にありましたけれど、全般的な支援措置の中で活用いただければと思いますので、それは周知不足だと言われたらそうかと思いますけれど、2年目にも入りますので、実際に使われた方からの口コミ等も含めて、幅広く農家の方には伝わっていくのかと思いますし、新たにチラシ等で周知していくことも可能ですので、より積極的に活用していただければと思います。あとジビエの予算につきましては、今すぐ利用料を受け取るのを中止するというのはちょっとお答えできかねますけれど、少なくとも当分の間ということでお約束をして進めている事業でもありますので、何年とは申し上げられませんけれど、5年程度経過後にそのような話し合いに持っていきたいと思います。6番目の多世代の施設につきましては、議員からも施設といいますか、中でやること自体には必要性を感じているということのお話もいただきました。私といたしましては、これも道の駅と同じことになるのかもしれないですけれど、町民の方にお集まりいただきまして、有意義な話し合いを持っていただいて、ご提案、ご提言をいただいた事業でもありますので、これを今ご意見をいただいたからといって、すぐ見直すということにはこの場ではお答えしかねますので、委員さんのご意見を尊重させていただきまして、この今の状態で進めさせていただきたいと考えています。以上です。
質問 5番 折坂美鈴
たくさんの質問をいたしましたが、真摯に答えていただき、ありがとうございます。町長におかれましては、温情派の町長であるということは、私も理解しております。要望があればかなえてあげたい、そういう思いもわかります。しかし、ルールにのっとってやっていただきたいなという、私の考えは変わりませんので、今後ともその点については熟慮をお願いします。それから、予算の使い方ですけれども、特に重点的にここをやるよというのはもちろん町長のさじかげんで決まっていくわけでございますので、そこについては熟慮をお願いしたいと、そういうことを言うしか私にはできません。将来性とかバランスを考えた予算にぜひしていただきたいと思います。最後に、やはり財政的な問題があって、取り組めること、取り組めないことがあるというお話がどうしても出てくるんですけれども、そこを観念的な言い方として、大学受験を控えた高校生を町民とすると、財布のひもを握っているのが町であります。お金がないからあきらめてというのは最後の手段としてください。その前に、子供とどうして大学受験を受けたいのか、どんな夢があるのか、そういう話し合いをいっぱいしてくださいということ。それから、親ですから、子供の夢はかなえてあげたい、節約するなり収入を増やす努力をするなり、借金を考えるなり、いろんな方法を考えていただきたい、やりくりをしていただきたい。それでもどうしても借金を返せないとか、そういう状態になったときに初めてあきらめてと言うのではないかと思うので、やはりそういう努力をしてほしいということの例えとして言わせていただきました。やっぱり、子供は親にお金がないと言われたらあきらめるしかないのですけれども、そのことで、ああ、あのときああしていればとか、幾つになっても、やはり自分の人生、ああしていれば変わっていたのではないかな、あのときって、そういう思いをいつまでも引きずるものではないかなと思うんですよね。ですから、できることは全部やってほしいというのが思いであります。ぜひ、町長から、こういう時代ですけれども、夢を持った今後の町政運営にしていただきたいということで、今日、傍聴の方もたくさんいらしていますので、そういう夢を語っていただきたいなと思います。どうぞ。
答弁 町長 川畑智昭
どうしても、職員上がりの町長ということで、財政が気になって仕方がないところはあります。ただ、そればかりではおもしろみもないですし、発展性もありませんので、今回の、議員、どうとらえているかわかりませんけれど、にんにくについては若い方と話し合いの機会を持って、本当にやりたいんだという真摯なまじめな意見を受けまして、こういう形で進めさせていただいています。その点については、将来的に作付が増え、これが将来的な新規就農までにつながるようになって、多少人口にも影響するようなことになればなという、ちょっと長い目で見た思いで予算化をさせていただきました。だから、そういう同じような考えで道の駅も進められたらよかったんですけれど、やはり投資する金額が違い過ぎるものですから、やっぱり少し時間を置いて考えさせてくださいという立場を今回とらせていただきました。当然、がんがん進めてうまくいくこともありますし、一旦立ち止まって考えてうまくいく場合もあります。今回は後者の方をとらせていただいたわけですけれど、一言もやらないとは、私は言っておりません。やります。ただ、将来的に禍根を残さない形で進めていきたいという思いだけで今回の提案とさせていただいておりますので、皆さんにがっかりされているところもあるのかなという思いはありますけれど、間違いなく進めてまいりますので、その点だけはご理解をいただきたいと思います。