浦河町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月10日
多文化共生社会の取組について
2024年12月10日、浦河町議会の一般質問で、中山康子議員が「多文化共生社会の取組について」質問し、企画課長 長崎哲之が答弁しました。
- 質問者
- 中山康子 議員
- 答弁者
- 企画課長 長崎哲之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 中山康子
それでは、通告に従いまして、一般質問1件いたします。多文化共生社会の取組について、ますます労働者不足が加速し、全国的に海外からの労働者に頼らざるを得ない実情にある、飲食料品製造業、工場製品製造業、介護職、水産業など、職種は多岐にわたり、その中でも当町の基幹産業である軽種馬産業に従事する外国人が30年ほど前に来日し、後にフィリピンやマレーシアから騎乗スタッフとして働き始めます。やがて、平成27年頃からインド人が徐々に増え始め、10月末現在の外国人登録は547人、その中でインド人が家族を含め400名ほど、フィリピン、ベトナム、インドネシア、最近では南アフリカと、様々な国籍の方が来日し、軽種馬産業のみならず、水産業、飲食業など貴重な担い手となっているのが現状です。この間、役場でも税金、健康保険、年金等のセミナーを実施したり、地域おこし協力隊員の母子支援、庁舎内のユニバーサルデザイン、多文化推進事業では日本語教室、料理教室、総務省のふるさとワーキングホリデー制度を活用し、ヒンディー語人材を受け入れたり、子育て医療課では、まちなか元気ステーションで行われているにこにこカフェに、町内の子育てママとインド人親子との交流会を実施したり、つい先日は図書館主催のインド映画の上映会もあり、そこでインドのお菓子やチャイも振る舞われ、すてきな時間を過ごしました。異国で暮らす外国人にとって、言葉や文化の違いがあることに戸惑いもあるが、このように取り組む当町の支援はすばらしいと思います。また、課題としては、幼稚園や小学校入学時の日本語支援、給食問題が受入れ側が困難な場合や、英語教育を学ばせたいと、就学前に帰国する例もあります。易しい日本語と英語学習の取組も視野に入れたり、互いの文化交流で、例えば、町民芸術祭でインドのダンスを踊ってもらうとか、多くの町民に周知されることにより、もっと距離が縮まるのではないでしょうか。言葉の壁、食文化の違い、生活習慣の多様性の違いを認めながら、お互いに理解しつつ、多文化共生社会に取り組んではどうでしょうか。以上のことから、2点質問いたします。一つ目、現在、浦河町の外国人登録数と国籍別は。二つ目、今後の多文化共生の取組は。2点お伺いいたします。
答弁 企画課長 長崎哲之
私のほうからは、中山議員の1点のご質問についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり、浦河町に在住する外国人は増加を続けており、軽種馬産業、それから農業や漁業などの第一次産業を中心に、近頃では飲食店やホテルなどに従事する方、また奥さんや子供など家族滞在の方も増加傾向にあります。全国的に様々な職種において人材不足となる社会情勢の中で、議員もご指摘のとおり、今後も外国人材の需要は、高い水準で推移していくものと思われます。そのため、多文化共生の必要性が今後一層高まっていくものと考えております。議員ご質問の1点目、現在の浦河町に在留する外国人の人数と国籍の内訳ですが、11月現在で、浦河町内での人数は547人となっており、国籍別の内訳としては、多い順で10人以上いる主な国籍で申し上げると、インド人が371人、フィリピンが65人、ジンバブエが23人、ベトナムが19人、インドネシアが15人、南アフリカ共和国が14人となっており、そのほかの国としてはスリランカ、韓国、マレーシア、ネパールなどあり、トータルで20か国となっております。質問の2点目、今後の多文化共生の取組としてはというところで、先ほども20か国から547人の外国人が在住していると申し上げましたけれども、このうち奥さんやお子さんなど家族滞在は50名を超えている状況です。こうした出産や育児、教育など行政的に支援を必要とする外国人住民に対応するため、地域おこし協力隊や、今年度からですけれども、国際交流員CIRという制度を活用した人材、それから議員にもご指摘いただいた、ふるさとワーキングホリデーなど様々な制度を活用し、ヒンディー語人材の通訳ができる人材確保をするなど、浦河町としてはこれまでも先進的に多文化共生に取り組んでまいりました。今後はヒンディー語だけではなく、外国人全般の一元的な相談窓口、他市町村では外国人サポートセンターのようなものを開設しているところもありますけれども、そういったものも開設に向けた検討をしており、現在、国などの補助制度の活用なども含め、準備を進めているところです。議員ご指摘のとおり、言葉の壁、食文化の違い、生活習慣の多様性などを共通して理解していくには様々な課題があり、行政だけでは解決できるものではないと考えております。町としては、引き続き多文化共生を推進していきながら、外国人を雇用する事業者、子育てや教育などで外国人と触れ合う機会のある方、それから海外の文化や風習に興味のある方など多くの町民の皆様に理解と協力をいただきながら、町民も外国人もともに暮らしやすいまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほうをお願いしたいと思います。以上です。
質問 2番 中山康子
では、まず1点目の11月末で547人、10月の町報を見て調べたのですけれども、20か国。これ全部、軽種馬産業と、ちょっと最近ではホテルにもインドネシアの方が来られて、すごい流暢な日本語で「浦河は楽しい」と言ったら、「楽しいよ」と言って、そんな会話もしたのですけれども、職種は大体軽種馬産業なのでしょうか、差し障りがなかったら業種も教えていただきたいのですけれども。
答弁 企画課長 長崎哲之
やはり多いのは軽種馬産業で、6月議会で辻議員からもご質問いただいたときに、5年6月現在での在留資格人数では技能と言われている軽種馬の方が300人を超えています。その他のALTで来ている方ですとかが2名程度。それから、技術、人文、国際業務というような方が9職種で通訳とか、それからエンジニアとか、そういった方が8名。特定技能と言われている外食産業も含めた農業とか技能実習とかも含めて特定技能が2人。それから技能実習が11人。あと、特定活動というのがワーキングホリデーなどの方がお一人、あと家族滞在が55人、あと配偶者ですとか、もともと永住権持っていらっしゃる方も7名ということで、トータルがちょっとこの集計時期がずれているのですけれども、1年ごとにそういう国のほうに報告がされている数字で申し上げると、一番多いのはやはり軽種馬産業というふうになっております。
質問 2番 中山康子
分かりました。私も5年前に日印友好協会を立ち上げて、あまりそれまではよく分からなかったのですけれども、もう前回、神原議員も国籍のことで質問したとき、たしか十四、五か国ぐらいしかなかったので、ちらっと最近聞いて20か国になったということで、すごい興味を持って、この数を皆さんにも知ってもらいたいなと思って質問いたしました。本当にもう頭が下がる思いでいっぱいなのですけれども、もうとにかく協会ではなく、できないことも行政が一生懸命やってくれているので、例えば警察と何年か前に津波の啓発だったり、119番の啓発だったり、後にまたいろいろな部分でセミナーのほうを視察に行ったら、ごみの出し方とか、それから健康保険でしたっけ、年金とか、もう様々な、もう改めて私も日本人として勉強させてもらうこともいっぱいあったのですけれども、特にやはり外国人にとっては、この日本の仕組みがすごい理解しづらいので、そこは行政も大変だろうなと思っているのですけれども、やってみて、すごい理解できないなとか、もうちょっとこれをどうしたらいいのかなとかと、そういう困ったことはたくさんあると思うのですけれども、ざっくりでかなり違和感感じるなみたいな問題とかはありませんでしたか。
答弁 企画課長 長崎哲之
相談件数、地域おこし協力隊の方の活動の中で今困っている方で相談件数が多いのは、やはりお金の面、年金ですとかには非常に関心が高い。それと税金の部分で確定申告というのがあるのだけれども、どうしたらいいのだとか、あと仕事の内容のことが多いのと、お子さん、ご家族がいる方はやはり学校、幼稚園に通いたいのだけれどもということが多いです。一方、課題としては、やはり教育の部分ですね。お子様方が、議員もご指摘あったとおり、すごく気に入っていると、浦河にいたい。でも、インドの方は外国で小学校入るときも英語で学校が、学校の授業が英語でスタートするのですよね。早くからヒンディー語と英語で授業していくというのがなかなか日本の環境ではインドほどはいかないので、やはり母国に子供が帰ったときについていけなくなったら困るからということで、小学校入るときを機にお帰りになると。だから、環境はすごくいいのだけれども、子供に英語の教育とインドの歴史とか文化を学ばせたいのだけれどもというのは、なかなか我々のほうではちょっと難しいのかなと、そういうことが大きな課題になっていますので、そこをどういう対応ができるかというのは、浦河だけでは完結することではないので、北海道ですとか関係機関、場合によってはいろいろインドに関係する専門的なところに支援をいただかなければならないのかなというふうに考えております。
質問 2番 中山康子
全くもって、ここ数年、やはり幼稚園に行っていて、小学校に上がるときに就学のためにやはり公用語、ヒンディー語のほかにインドは英語を習うものですから、そこを母国に帰って習わせたいという意見もあったり、では浦河で何かそういうふうに教育のシステムをやってほしいなという声も、つい先日、ある新聞社の方がインタビューに来られて、私も同行したのですけれども、そんな話をじかに聞いたり、つい最近では、もう間もなくインドに帰る親子のお話も、英語習わせたいという話も聞いているので、ここは今すぐどうのこうのではないのですけれども、せっかくいろいろな支援をしてくれて、それがあれば定着、公教育、英語教育があれば定着もしてもいいのだけれどもみたいなのもよく聞こえるので、これを浦河町としてどういうステップで踏むかというのは、早急にできることではないのですけれども、ないのですけれども、例えば英語教育、で我々が、もしかしたらヒンディー語を教えてもらうとか、ではなくて、そのほかにもいろいろなジンバブエとかスリランカとか、いろいろな国の人たちが浦河にいるので、何かそういうグローバルな学校みたいなものもできたらいいかなと、もう妄想しているのですけれども、あとは本当に英語教育、易しい日本語でももちろんなのですけれども、互いの文化の歴史を知れたらいいな、で、こちらも日本の文化を教えてあげたいなとか、そういう浦河国際学校ではないけれども、そういうのもあったらなと思うのですけれども、そこは難しいですよね。どうでしょう。
答弁 企画課長 長崎哲之
辻議員のほうからも日本語学校というようなお話もいただいて、やはりなかなか自治体の規模でできることに限度があるのかなと思うのですけれども、とはいえ、実際そうやって望んでいらっしゃる外国人の方が一定数はいらっしゃると。例えばこれがある程度定着する、オール日高管内で考えれば、1,000人近くのインド人の方がいらっしゃるという形もありますので、そこは広域とか、北海道辺りに、事ある事には要望はしているのですけれども、そういった形でやはり対応していくという、大きなロットで対応するということであれば、ある程度そういう、例えば東京都で外国人が集中しているところであればインターナショナルスクールが開設されていっているというところはありますので、そういったところの連携ですとか、そういうような、やはりウェブを使ってのというようなことは手法としてはあるのかなと、可能性としてあると思うのですけれども、まだまだそこには、まだ実際のところ国籍も増えていますし、全てが全部そろえることはなかなか難しいですし、日本の小学校でさえも、なかなか英語の授業というのが追いついていないというような状況でもありますので、できることをまずはその手法は探らせていただきたいと思いますし、幸いなことにCIR国際交流員ということで、日本語も英語もヒンディー語もできる人材は、今年獲得することができまして、実際学校での宿題のフォローアップとかにも入っています。ですから、そういったことのきっかけをちょっと取っかかりにして、どういう形でやれば、よりよい就学した外国人児童のフォローアップができるかというのは、教育委員会等も含めて連携していながら、トータルで考えていきたいというふうに思います。
質問 2番 中山康子
ありがとうございます。これは以前、企画課のほうで作った冊子なのですけれども、平成27年13人。そのとき13人だったのだけれども、今6、7年たって、もう四百何十人。この平成27年には恐らく300人も400人もインド人、いや、ほかの外国人も来るなんて想定していなかった中で、私は本当に行政としていろいろな手だてをして外国人が住みやすいようなまちづくりをしてくれているのは、すごくありがたいなと思っています。私自身もインドの人たちと関わることによって、もう今、ナマステしか分からないですけれども、いろいろな文化の違いをもう通訳を介して教えてもらったりして、すごいお互いに興味を持ってもらっているのですよ。最近、一つ、すごいいいなと思ったお話があって、東部小学校に来ている今、1年生の男の子が最近スケート少年団に入ったと。1月にスケート大会ありますね。そのときに出るかもしれないから、みんなで応援に行こうかという話で、片や、もう真夏、常に30度、40度ある国の子たちが浦河に来て、しかも冬、この寒い中で入って一生懸命、北海道の文化、北海道のスポーツをやろうという、スケート靴を履いて、いいなと思ったので、時間があったら応援に行きたいなと思っています。もしよかったら町長も来てください。これはね、私が気になって、平成30年、2018年に結構新聞の記事をスクラップするのが大好きで、まさか今これが役に立つとは思わなかったのですけれども、ちょっと読ませてください。日高管内の軽種馬牧場で馬を調教するインド人騎乗員が増えている。最も多い浦河町では、11月末現在、124人と、人口の約1%に上る。スーパーで買物をするインド人も見かけるようになった。ちょっと省略して、後半、2年間、この記者が2年間、モンゴルでボランティアの経験がある記者も異国で働く心細さはよく分かる。それでもモンゴルを愛するようになったのは現地の人の優しさに触れたから。お酒をくみ交わし、互いの文化を語る。そんな住民の取組を期待したい。向こうの人たちはすごくお酒も好きです。言葉が分からないとインド人もいるけれども、意外と日本語も達者なインド人もいます。町長もお酒好きなので、もし機会があったら、そういう輪に入っていけたらなと。私たちは議員の立場でもあるのですけれども、協会も辻議員、久保田議員助けてもらいながら弱小でも頑張っているので、せっかくこんな小さい町に20か国の外国人がいる。何かいい手だて、何かいい方法、もしかして、さきのお酒を飲むシチュエーションも考えながら、お互いに共存共栄しながら、いいまちづくりにしていきたいなと思います。企画課のほうも大変ですけれども、どうぞよろしくお願いします。以上で私の質問を終わります。ありがとうございます。