浦河町議会 令和6年第5回定例会 2024年9月17日
(1)防災計画、防災・減災対策の強化について/(2)「北の流氷」映画製作への取組について
2024年9月17日、浦河町議会の一般質問で、荻野節子議員が「防災計画、防災・減災対策の強化について」「「北の流氷」映画製作への取組について」について質問し、総務課参事 葛西生昇、商工観光課長 伊藤雅教、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 荻野節子 議員
- 答弁者
- 総務課参事 葛西生昇、商工観光課長 伊藤雅教、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 1番 荻野節子
2点について質問したいと思います。1点目は、防災計画、防災・減災対策の強化についてです。町は9月1日に大規模な防災訓練をしましたが、私は最初は参加としていましたが、緊急な用があって行けなくなりました。まず、私が浦河町に住むようになって記憶に残る大きな災害、特に地震は昭和57年(1982年)3月の浦河沖地震、平成15年(2003年)の十勝沖地震、平成23年(2011年)の三陸沖地震です。浦河町内でも被害があり、当時のことはいろいろ思い出します。近くは胆振東部地震のブラックアウトなどもあります。1982年、昭和52年の浦河沖地震は40年以上も前になりました。ここにいらっしゃる大半の方々はまだ小・中学生、高校生ぐらいでしょうか、そんなに経過してきています。それでもそれぞれの記憶には残っているでしょう。浦河沖地震、三陸沖地震などの規模の災害が起きると考えれば、大きな地震の経験者が少なくなっており、改めて町の防災計画を、現在、そして少し近い未来に合ったものにしていくことも必要ではないでしょうか。町の今の防災計画は平成25年につくられ、平成30年までの間に一部変更はされていますが、基本は平成25年、11年前のものになっています。見直しや強化をする必要があるのではないでしょうか。どのようにお考えでしょうか。世の中の変化は急速に進んでいます。今はAIなどと機械化が進み、声をかけ合わない、顔を見ないで画面を見ている、人間と人間の確認の仕方も大きく変化してきています。そういう中での防災計画の在り方も考えられるのではないでしょうか。さらに町内を見ても、人口減少、地域の構成、コミュニティーなど、社会そのものの在り方も変化してきています。そういう中での防災計画、みんなが力を合わせて、命、暮らし、地域を守っていく防災計画、しっかり対応すべきではないでしょうか。二つ目ですが、いざというときの避難所は機能するのでしょうか。避難所のあるところ、避難所の運営、備蓄品はどうなっているのか、それぞれみんな分かっているのでしょうか。私は通常から分かっておく取組が必要と思いますが、どうですか。そこへの対策はありますか。全国で大きな災害があったときの避難所の在り方がいろいろ言われています。浦河町の避難所となっているところは、町の前回の議会で出してもらった資料で見ると88か所あります。この88か所は、地震、津波、洪水、土砂災害、高潮、大規模火災とに分かれて指定されています。備蓄品は42品目、避難する9,000人に対応できる、1,350人の3日分の物品が準備されているということです。それらは幾つかの場所に分散して保管されているということです。ところが、避難所全てに必要なものが配置されているわけでもないのです。避難所としての必需品、食料、オムツ、使い捨てトイレ、ベッド、パーティション、テント、マットなどなどは大きな倉庫で保管されています。避難所になるところへ、必要なものは特殊なものを除き配置しておくべきではないかと思います。避難所の運営の仕方、備品の使い方など、地域の避難所ごと、自治体ごとに1年に1回は使い方も含め訓練などを進めてはいかがでしょうか。使い方が分からないでは困ることになります。避難所の運営の在り方、職員の配置、自治会の役割などをしっかりしておくべき。そのためにも、避難所の在り方などを1年に1回くらいは考え、話し合ってもよいのではないでしょうか。③として、防災計画について見直しや改善などを地域住民と話し合ってはどうでしょうか。地域の避難経路、避難する場所、どこへ逃げるか、周りへの声かけなど、どうしたら全員が無事避難することができるのか話合いを進めてはどうでしょうか。④として、自主防災組織の再確認です。町内には、東町は八つの自治会で、堺町は26の自治会で連合組織をつくっています。それぞれですが、合同でなく1単位の自治会ごとに自主訓練ができればよいのではないかと思います。全体としてまとまりながらも身近な単位での自主訓練を行い連合として確認する、そういう自主防災活動が望ましいのではないかと思いますがいかがでしょうか。南海トラフが来ると言われているところでは、自分たちで避難場所まで歩き、不具合のあるところの改善をまとめたり要望を上げたりしているということです。浦河町内でも自治会で逃げる道を歩いてみたりしているところもあります。高いところへ逃げるには階段や手すりが必要という要望もあります。そういう要望にも応え、安心安全を自ら守られるような対策も必要ではありませんか。五つ目ですが、既に出されている住民要望への取組はどうなっていますでしょうか。避難所となる学校、公共施設などへのクーラーの設置、避難道路の確認と道路の整備など、どうなっているでしょう。道路については、高いところへ逃げてと言われますが、そこへ行く近い道路の整備、階段などを整備してほしい、入船町や5丁目地域、東町など、要望があります。さらに、他市、他の町では避難道路に暗いときに役に立つ蓄光板、光をためておく板を道路脇につけて道路を明るくしているところもあるといいます。このような対策は考えられないでしょうか。六つ目になりますが、津波タワーを国は奨励していますが、浦河町では話し合ったことはあるのでしょうか。私は高知県で実物を見ましたが、そのタワーに着いて、そして登っていくことが大変だと思いました。高い津波に対応するとのことですが、高齢者や子供は高いところまで行くのが大変、もっと別なところ、方法はないのかと思いました。町の考えはどのようになっているのでしょうか、お尋ねしたいと思います。二つ目ですが、仮題ではありますが「北の流氷」映画製作への取組についてです。まず一つとして、映画の製作はどこまで来ているのですか。映画製作の準備、製作の進み具合は。二つ目として、資金面や応援隊の取組、組織的取組はどのようになっていますか。町民サイドでつくられた応援隊はえりも町と浦河町だけでしょうか。他町はどのような考えを持っているのか、浦河町としてはつかんでいるのでしょうか。②ですが、今進めるべきことは、4町が力を合わせ映画の完成に向けて取り組むことではないでしょうか。作る、やると決めたのですから、それぞれが責任を果たすことではないでしょうか。まず、4町合同の応援組織をつくって動き出すことはどうなっていますか。難しいのであればどうするのか、それを決めて、それぞれがまず取り組むことではないでしょうか。どうでしょう。ロとしては、作る映画の意義をしっかりつかみ徹底することではないでしょうか。個々の町や個人のことではありません。作られる映画は、SDGsという言葉が出てくる前から荒廃した山を生き返らせ、海を豊かにして人の暮らしも豊かにした物語です。SDGsの先駆的役割を果たした物語です。今の世界の目標、まちづくりの目標を体現した物語がベースになっていくのではないでしょうか。映画の意義、果たす役割は大きいのではないでしょうか。そこをしっかり打ち出し、映画成功に力をみんなで合わせることではないでしょうか。私は、今年6月にたまたまこの映画の舞台となる百人浜を何十年ぶりで見る機会がありました。浦河へ来て初めて百人浜に行ったときには、本当に広い砂浜に一石一字塔があったように記憶しているのですが、今年はそこがもう緑の大地になって、全く考えていた風景とは変わっていました。それだけの変化が現実にはあって、それを物語として広めていく、そういう大きな役割を持っている、そういう取組を今しようとしているのではないでしょうか。それが今この地球の温暖化、特に日本の温暖化を見ても分かるように本当に自然が壊されていっている、そういう中で改めて自分たちの暮らしているこの地域の環境を守っていく、そういうことにも役立つ意義のある映画を作ろうとしているのではないでしょうか。それを成功させるためにみんなが力を出す、そして世界へ広め、日高山脈襟裳十勝国立公園としての大きな役割を果たす役目を持っているものではないかと思います。行政と民間が力を合わせ、映画製作、上映に見える力を出す、そのときではないでしょうか。どうなのか、改めて町の考えも聞きたいと思いますし、その考え方も含めて私たち町民も応援する力をさらに大きくさせていくことではないかと考えていますが、お考えをお尋ねしたいと思います。以上です。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
荻野議員のご質問の1点目、防災計画、防災・減災対策の強化についての6点のご質問にお答えします。まず1点目、町の防災計画の見直し、強化の必要性についてですが、地域防災計画につきましては、町と防災関係機関との連携など行政側の対応に関する計画であります。計画は毎年、防災会議において修正しているところですが、今後も必要に応じて修正してまいります。2点目、いざというときの避難所は機能するのか、また、備蓄品の在り方などについてです。いざというときは自分の身は自分で守るという自助が最も重要であることから、備蓄や心構えなど住民個々の日頃の備えが大切です。先ほど荻野議員もお話ししていたように、町の備蓄の考え方につきましては、大規模災害時に最大9,000人の避難者を想定し、そのうち15%に当たる1,350人分の3日間の食料、飲料水を用意しております。また、大規模災害時に避難所を機能させるには地域の皆さんの協力が必要であります。このため、訓練、避難所運営ゲームなどを通じて一緒に考える取組が必要であると考えております。3点目、住民との話合いで防災計画の見直しや改善を行ってはどうかとのことですけれども、町内においても、例えばここは津波の浸水エリアになっているけれども土砂災害の危険性は少ないですとか、またはその逆など地域によって実情は様々で、その課題等も大きく異なってきます。なので、自治会単位などでの訓練実施を呼びかけて、訓練の際に話合いの場を設けるなどして地域の課題の共有を図ってまいります。4点目、自主防災組織の再確認、防災ウオッチングなどを住民と一緒に進めてはどうかについてですけれども、災害時に地域で助け合う共助を機能させるには、自主防災組織など地域の皆さんの協力が不可欠であります。自治会単位などで自主防災組織が結成されていますが、積極的に活動しているところもある一方で、必ずしも機能しているとは言い難い状況にあります。このため、自治会などに対し、訓練などを通じて定期的に地域の実情を把握するよう働きかけてまいります。5点目、地域要望への取組と避難所となる学校へのクーラーの設置についてですが、まず学校のエアコン設置につきましては、学校側で計画的に設置されることとなっております。防災の観点からすぐに設置するということは難しいと考えておりますけれども、補助金等を活用した設置について研究してまいります。また、地域要望に対する取組についてですが、こちらは地域の声を聞きながら、必要とされる施設等があれば一緒に考えていきたいと考えております。6点目、津波避難タワーについてです。津波避難困難エリアにおいて、すぐに高いところへ避難できるという点に関しては避難タワーは有用であると考えます。その一方で、建設後の維持管理や、階段を何段も登らなければならずお年寄りにはきついといった問題があることから、どこにどのようなものが必要なのか検証を深めてまいります。
答弁 商工観光課長 伊藤雅教(商工観光課長は2024年9月まで)
私のほうから、荻野議員の2点目の仮題、「北の流氷」映画製作への取組について答弁させていただきます。その前に、まず今回、議員の皆さんがおそろいのポロシャツを着ていただきまして本当にありがとうございます。議会中継も広く中継されていますので、この部分が多くの方にメッセージとして伝わればいいなと思っています。本当にありがとうございます。まず、1点目の映画製作の準備についてであります。映画製作につきましては来年6月以降にクランクインとなります。再来年夏以降の劇場公開予定で進められているところであります。今月3日から5日にかけて田中監督も来町され、秋の風景として紅葉やサケの遡上シーンの候補地の洗い出しを行ったところであります。また、先月行われた4町の担当者会議では、食事や宿泊、資機材、車両、SNS班を構成し、各部門ごとの責任者を決めて具体的に動き出すこととしております。続きまして、2点目の資金面や応援隊の取組など組織的な取組についてであります。映画製作に関わる資金面につきましては、4町がそれぞれの立場で企業などにスポンサー協力をお願いしているところであります。おかげさまで多くの企業の方にご協力いただき、現在、約8割程度の資金調達ができているところであります。町内には田中組、えりもには「北の流氷を応援する会」が活動している状況であります。講演会の開催や募金活動、イベント時のPR、のぼりやバッジ、ポロシャツの作成などに取り組みながら映画のPRを行っていただいているところであります。実際に4町の中で具体的な取組が行われているのはこの2町となっております。②のイであります。「4町合同の応援組織をつくって動き出すことについては」であります。クランクインまであと9か月余りとなりました。映画完成に向け取り組むことはたくさんあります。4町が力を合わせることはもちろんのこと、町民の皆さんにもご協力していただきたいです。さきにも述べましたが、各部門ごとの責任者を決め具体的に動き出すこととしております。その中には、浦河とえりもの応援する会はもちろん、4町の町民の皆さんにもご協力していただき取り組んでいきたいと思っております。応援組織といたしましては、今現在、具体的な4町合同の組織とかというのはありませんけれども、今回、部門別にいろいろ役割分担を各町で決めましたので、そこで町民の皆さんにもいろいろご協力をしていただくことがありますので、その部分をどういうふうにするかも含めて、4町とどういうような、例えば実行委員会がいいのか、そういうのも含めて在り方について、これについては4町と協議してまいりたいと思っております。最後のロとハにつきましてはまとめて答弁させていただきます。浦河町をはじめ4町の自然や文化が、映画を通じて全国、さらには国際的に発信されることで、観光地としての知名度向上に加え、ロケ地巡りなどの観光資源として効果的に活用され、観光客誘致の促進が期待されるところであります。また、今回、映画の題材となっている襟裳岬の緑化事業は、地元の昆布漁師たちが半世紀以上も前から持続可能な開発目標SDGsが重視する環境への配慮や、地域の持続可能な発展の理念に先駆けて取り組んだものであります。本年、日高山脈襟裳十勝国立公園が誕生し、新たな観光地として注目される中、日高十勝地域においてはより一層の発展が見込まれるところであります。4町の小さな町の取組ではありますけれども、この地域だけでなく北海道全体の魅力を広めるコンテンツとして国内外へ発信してまいりたいと思っております。以上です。
質問 1番 荻野節子
防災のほうですけれども、毎年修正しているということですが、主に修正しているのはどういうことですか。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
主な修正としましては、こちら法律ですとか道の防災計画にも基づいているところがあるので、そちらのほうが修正があったときにそれに倣って修正をするといった形が最も多いです。
質問 1番 荻野節子
いや、それはもちろんだと思いますけれども、あまり災害が起きるというふうにもならないけれども、先ほども言いましたけれど、やはりこの地域コミュニティーも減ったり前ほどの力を発揮できないとか、私の住んでいるところを見ても集まるのは高齢者中心で、若い人はなかなか自治会の行事をしても出てこないですよね。そういうこともあるので、そういう細かい、大きな防災というよりも、あったときに地域の力をどう発揮できるのか、そういうところの取組をもう少し自治会とよく話し合ってやっていく必要があるのではないか、そういうふうになれば若い人にも協力してもらうようなことをどうしていくかとか、そういうようなことも必要ではないかなと思うのですけれども、そこはどうですか。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
災害時、一番大切なのはやはり自助になってくるのですけれども、その次にやはりどうしても共助という形になってきます。なので、特に発災直後は公助で賄えない部分というのはどうしても出てくるので、そういうときはやはり地域の皆さんと協力していただいて助け合っていただかないとこちらからも公助に移れない部分もあると思いますので、その辺なかなか難しいとは思うのですけれども、地域に入って一緒に話し合って考える機会が持てればなとは考えております。
質問 1番 荻野節子
コロナ時期を挟んで何となく自治会の集まりも、初めは様子見、うちも集まって食事をしたりというふうにようやく復活してきたかなというところですからなかなか難しいけれども、そういうことを1年に1回でもやられていることが大切ではないかなと。そこのところはぜひ努力してほしいし、やはり自治会にも呼びかけて進めていくことが必要ではないかなというふうに思います。よろしくお願いします。二つ目ですけれども、備蓄品、例えばうちの東町生活館も避難場所になっているのですけれども、電池だとか、ちょっと光を当てるものだとか、そういうのはあるけれど、例えば水とか食事だとか、それから紙オムツとか、使い捨てトイレとかパーティションとか避難所に必要なもの、それは例えば東町の倉庫とか堺町のどことかと、そこに何千とか何百とか置いてあるというのは頂いた資料の中で数も出ているし置かれている場所も分かるのだけれども、本当に道路が駄目になったり隣の地域に行けないとかとなったときに運ぶのも大変だと思うのですよね。だからそういうものも、どのくらいの数にするかは別にしても、避難所をすぐ開ける、そういうものは置いておいたほうが、避難所ごとに全部に同じものをというほうがいいのか、それぞれその地域の個性とか、そういうのが私は必要ではないか。今回の能登のときには、避難所まで行けなくて自分たちの野菜ハウスの中で1か月以上もやっていたわけでしょう。だから、そういうこともあり得るわけだから、例えば東町生活館とかふれあい会館とかそういうところにも一定のものは置けるような、そういう備蓄品の配置はどうなのかなと。そして、1年に1回ぐらい集まってそれを使ってみる、そういうこともやってこの自助・共助を学んでいくというか、そういうことはどうなのかなということで。今回この資料を見るとそれなりの物が置かれていると、備蓄されているというのは分かったのですけれども、それを自治会とかに渡して、ちゃんと1年に1回ぐらいは使ってお互いに確認し合うというか、そういうのはどうかなと思って在り方として提案してみたいなと思ったのですけれども。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
今現状でいうと、各避難所、生活館等には最低限のアルファ米と水の配置をしております。場所によっては自治会、自主防災組織となるところなのですけれども、年に1回訓練をやって、賞味期限が来る前に全て消費してなくなったから持ってきてくれというところもある一方で、生活館に2年前に切れたものがあるというところもあります。なので、こちらとして把握することも大切なのですけれども、できれば地域の皆さんにどこに何があるというのを把握していただいて、先ほど荻野議員がおっしゃられたように1年に1回訓練して試してみるといったところが本来の姿かなと思いますので、その辺についても地域のほうにも呼びかけていければと考えております。
質問 1番 荻野節子
生活館に電池とか投光器みたいなものはあるけれども、食事類があったかなと。新しくなっていろいろ物を移動したけれどもそんなものは見なかったなと思うので、町がどこにでも行ってというより、ちゃんと自治会担当者を決めているではないですか、改めてそういう方々に協力してもらって点検してもらって、そして希望も聞いてやっていくという日常的な意識づくりとか取組が必要ではないかなと思うので、ぜひそういうことも考えていただきたいなと思います。そして、そういうときにどんなものがあればいいのかという意見も聞いたらいいのではないかなと、そういうことで要望として伝えます。三つ目ですが、いろいろな災害、地域によって、先ほども言っていましたけれども、私の住んでいるところは地震といったら津波が大変だとか、それから山のほうへ行くと地崩れとか、川の近くの人は洪水とか、それぞれ違うし、何の避難所かというのはそれぞれ丸がつけられていて見れば分かるようになっているけれど、そういうのもきちんと伝わるようにしたほうがいいのではないか。自治会によって課題が違う、そういうのもあるので、だからそれなりに細かくできているので、そこのところを本当に皆さんに分かっていただく、そしてそれを使ってもらう、そういう呼びかけも必要ではないかなと。それをそれぞれお互いが確認し合う、その点検も自治会長会議とかで聞くとか、そういうようなきめ細かい取組を続けていったらどうかと思いますが、どうですか。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
先ほどもお話ししたように、地域によって実情が異なるというところで、やはり全体ではなくて地域ごとの話合いが必要になってくると思いますので、自治会に呼びかけて、できれば地域で集まっていただいて課題を共有しましょうというような場を設けていただけるような取組、そこに我々も入って一緒に考えることができればなと思います。
質問 1番 荻野節子
これと併せてですが、特に5丁目とか入船町地域では津波が、海岸が近いし、それで高いところに逃げるといったら旧日高線のあるところ、文化幼稚園があったところ、あそこまで逃げるというふうに話としてはなっているのだけれども、逃げていくのに上るところがない、ぐっと回ると遠いのでそういうのもつけてほしいという要望だとかが出ていますし、東町は取りあえず浦河高校、海岸線は浦河高校へ行くというふうになっていて、浦河高校の中へ入れれば高くなりますし、柏団地のずっと奥は津波も来ない、浦河町の防災地図によれば、そういうところへみんなで行ってみる。そこで何が必要か、そういう取組も5丁目とか入船町ではやっているようなのですけれども、その中で行くのに時間がかかるとかそういうことも出ているようなのでそういう話も聞いて、何がそこに必要なのか、そういうこともやれるところからやっていくということも、そのことが自助・共助につながっていくのでないかと思うのですが、そこの辺りは丁寧にやっていただきたいなと思うのですよね。あと、学校だとか公共施設のエアコンの問題ですけれど、いつ起きてくるか分からないので計画的にということですが、今回のこの夏の暑さ対策で東町の生活館は子供たちが食事をしたりお勉強したりする事務室はクーラーがついて、大きな大会議室というか運動するところにはすごく大きな扇風機が二つついていてそれなりに使ってみていますけれども、音がうるさいというのはありますけれどもそれなりに風は回って何とか使わせていただいていますので、そういうのもそれぞれのところにつけていく、そういうことをぜひいろいろな財源を使ってやっていけたら、防災ばかりではなくて学校とか体育館の運営費とかそういうところで見ていければいいのではないかなと思いますが。私の見ているところは自分の周りだけですけれど、そこのところはさらに全体的にぜひ進めてほしいなと思います。ぜひそういうことも住民と話し合って考えていってもらいたいと。六つ目の津波タワーについては、場所によっては必要なのかもしれませんけれども、管内でも新冠町とか新ひだかとかではもう具体的に考えられているようなのですが、私が見た津波タワーはとてもこれは登れないわという感じでした。そして、海の近くに造るわけですから使わなければさびるのだろうし、だから必要なのかもしれないけれどもよく考えたほうがいいのかなと。全面的に国が全部面倒を見るわけではないですよね、きっと、だからそこはよく考えた方がいいかなと。そして、地域に残っているのは本当に高齢者中心ですから、そういうふうに思いました。それで、町としては、エリア的には有効かもしれないけれども何が必要かは検討してくということなので、ぜひそういう方向で取り組んで、住民の安心安全を納得させるような取組をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。答弁は要りません。二つ目なのだけれども、映画のことなのですけれども、やる気を少し見せるという今回のポロシャツではありますけれども、来年クランクインして再来年の上映ということでいろいろ風景の洗い出しとかをやっていらっしゃるようなのですけれども、4町の会議も部門ごとの責任者を決めたということなので少しは進んでいるのだなということですけれども、やはり4町それぞれに応援隊をつくるというのは無理なのですかね。
答弁 商工観光課長 伊藤雅教(商工観光課長は2024年9月まで)
そこにつきましては、映画の担当になってから4町の担当者レベルで打合せをすることが多いのですけれども、やはり4町で一緒に頑張っていこうという中で、そういう民間の方の組織もあったほうがいいよねということで話はしています。ただ、その部分につきましては各町それぞれのいろいろな状況もあると思いますのでこれ以上はしませんけれども、本来でいくとやはりそれぞれあるべきなのかなと思っています。ただ、今回、部門別に例えば宿泊班とか機材班とか車両班とかと分けたのですけれども、そこの考え方としては、それぞれに各町が、例えば浦河町だったら宿泊班のリーダーになりますと、広尾町さんはどこだかのリーダーになりますと、そこの中で各班に4町が入ります、それ以外にも足りない部分は当然ありますので、そこは町民の皆さんにもご協力していただきながら、エキストラもありますのでそういった部分の中で取組が進んでいけばいいなと思って、今そういうふうにして部門別の取組をしております。
質問 1番 荻野節子
部門ごとの責任者を決めたということで、取りあえず4町として動いていく方向は見えたということでいいのでしょうかね。待たされている側は動きがはっきり見えていかないと不安なのだと思うのですが、先日会ったときは率直なご意見もいただいたので私もあえてどうなっているのかというのを聞いたところなのですけれども。本当に目標はすごく大きな、日本に、そして世界に打っていくような中身なわけですから、そういう点ではみんなそこに確信と夢を持って取り組む、そういう気迫が全体に伝わっていくようなことが今必要なのではないかなと思うのですけれども。今回、部門ごとの責任者も決めて進めていくという、その動きが本当にみんなに見えるようにするということが大切だと思うのですが、どんなテンポで進んでいくのですか。
答弁 商工観光課長 伊藤雅教(商工観光課長は2024年9月まで)
部門別の部分につきましては、9月の頭に決めた部分でありますのでこれから具体的に、例えば監督とも連携しながら、例えばホテルだったらどういうところにどれぐらいの部屋数が必要だとか、あと資機材だったらどういうものが必要だとか、車両という部分もどういうものが必要だとかというものが具体的に、まだ製作会社が決まっていないのでさすがに詳細な部分はいきませんけれども、今、監督の中で過去の事例も踏まえてどういうものが必要なのだという部分のレクチャーを受けながら、正直、私たち4町も映画の部分というのは素人なので、そこは監督とかのお話を聞きながら取り組んでいきたいなと思っています。
質問 1番 荻野節子
ぜひそういう見える活動、そしてお互い知恵を出し合うという、そこのところをもっとテンポを上げてやっていく必要があるのではないかと。そういうことを今ある民間の応援隊にも提案していく、本来であれば民間団体は民間団体で動いていくというのが当たり前なのだけれど、何となくそういうふうにはまだ、出そうか出さないか、出してもちょっととか、そういう状況だから、それを引っ張りながら押しながら、そういうことが今本当に求められているのではないかなというふうに思うので、そういう決めたことで動き出して、必要であればあなたたちにこういうことをやってほしいとか、そういう関係を行政の組織と民間ともつくっていく、そういう今お互い励まし合って頑張るということが大事ではないかなと思います。そこのところをやはりつくり上げないと、本当の映画の成功というのは見えないのではないかなと。だけれども、中身的には本当に、どんな映画になるかは別にしてもこういうものという大筋は分かるわけですから、それは今のこの地球温暖化に対応するSDGsの取組、温暖化をやっていくためにはやはり人の暮らし方を変えていく、そういうことも大きいと世界的にも言われているわけですから、本当に中身的に訴えるものは全国、世界にも共通するものだと思うので、そこをお互いに確信にして具体的に一つずつ積み上げていく、そういうところでどこがリーダー力を発揮するかというところだと思うのですけれども、そこはどうなのですか。覚悟のほどは。
答弁 商工観光課長 伊藤雅教(商工観光課長は2024年9月まで)
先ほどのそのSDGsとか世界の発信という部分の在り方につきましては、当然、皆さんのほうに知っていただきたいという部分があります。なので、田中監督にもこちらのほうに来ていただいてシンポジウムとかそういう部分の中で訴える場面、過去にもありましたけれども、あともうラスト1年を切りましたのでそういう場面もあったほうがいいのかなとは思っています。あと、覚悟の部分ですけれども、そこは本当に4町どこがということではなくて、やはりそれぞれ浦河は浦河にできることもありますし、広尾さんだったら広尾さんにできることがありますので、そこは4町連携して取り組んでいきたいと思っていますし。監督からも今一つオーダーがありまして、4町の窓口というか、その人に言ったら全部伝わるという人をまず誰か決めてくれと言われています。そこについて今4町と協議しながら進めていきながら、4町どこがという部分ではなくて、4町でやはり協力してやっていきたいなと思っています。
質問 1番 荻野節子
そういうことだと思うのです。私も今回5月か、辻さんたちがやったシンポジウム、あのときに監督が映像を使ってお話ししたのですよね。あの映像がすごくよかったと思う、私たちの町もこんなにきれいに写るのだという、この今の人間目線ではなく鳥の目線とか海からとか上からとか、そういうのを見て本当に改めてすごいなというふうに思ったのですけれども。そういうのを使ったシンポジウムとか宣伝とか、小さい集会でも応援してほしいという、そういうのをやはり小まめに広めていく、そういうことも大事だし、応援してくれる企業とかの方にも集まっていただいてこういうものをつくるという、そういう取組もやはりすべきだし、4町それぞれ対等に力を出すとは思うけれども、私的に見ればやはり浦河町出身の監督であるし、私的には監督のお父さんが私が議員になったときの議会事務局長でもあり、すごく身近に感じているわけで、ぜひ伊藤課長の覚悟のほどがやはり必要なのではないかと思うのですけれども、その辺りはどうですか。
答弁 商工観光課長 伊藤雅教(商工観光課長は2024年9月まで)
気概というか、ここまで私も映画のほうを担当させていただいていて、やはり映画の世界というのはなかなか難しいのだなと実感していますけれども、田中監督の思いというのも十分伝わっています。なので、やはり田中監督が地元にかける映画という思いもあると思いますので、そこは監督の撮りやすいように、いい映画になるように4町とも協力して、しつこいですけれども、誰がというわけではなくて4町で連携して取り組んでいきたいと思いますので、ご理解のほど、よろしくお願いしたいと思います。
答弁 町長 池田拓
いい映画をつくるというようなアプローチというか準備をしなければならないことがあると思うのですが、私自身は、監督が思い切っていい役者を使っていい映画をつくるためには肝はやはりお金だと思っているのです。ですから、4町でもちろん出資とかという感じで出していますけれども、そのほかにいろいろな企業を回ってスポンサー等をお願いしてきました。ご質問にもありましたけれども、町内の企業が集まってどうのこうのというのはできるかもしれませんけれども、遠くは九州からの人に浦河なりえりもなりに来いといったって無理な話ですから、そこのところはなかなか難しいのだろうなというふうには思っていますけれども。これからも、伊藤のほうから今8割という話もありましたけれども、さらに目標額を上回って、例えば出演料が300万円の役者さんなのか、お金が少し余裕があるから500万円の役者を使えるのかとか、そういった監督がお金の面で苦労しないようなことをやるのが肝だと思っています。もちろん地域の雰囲気を盛り上げるだとか、それから車をどうするとか宿をどうするとか、そういったようなことももちろんしっかりと取り組まなければなりませんけれども、基本はやはりお金だというふうに思っていますので、そこのところはしっかりとこれからも力を入れて集めて歩きたいなというふうに思っています。おかげさまで営業は大分うまくなりました。ちょっと進む道を間違えたかなと思うぐらいですけれども、冗談はさておき、これからもしっかりと取り組んでまいります。ただ、「海難1890」のときに串本町の田島町長に、どうして近隣の市や町を巻き込んで映画を作らないで串本1町で頑張ったのですかと私は聞いたことがある。そのときの田島町長の話は、そんなの面倒くさいでしょうという話でした。そこは、私、本当に今かみしめています。やはり町の数が増えれば増えるほど自分事でなくて他人事になっていくおそれがあると。そういう意味ではこの4町、質問のとおりなのですよ、質問のとおりなのですけれども、残念ながら温度差があるというのも事実。そういう中で、そうはいってもこの4町でもう進んできましたので、何とか監督にそういった細かいことを心配させることのないように職員共々しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
質問 1番 荻野節子
今、町長が言ったように、複数でやるということはなかなか大変なことです。それぞれの温度差もありますしね。でも、やはりここを中心として頑張っている監督ですし、私たちもそういうところに誇りを持って頑張っていくという、それぞれやはり覚悟を決めて、本当に全国に、世界に打って出るようないいものを作っていく、そういう大きな志も持って覚悟も決めて頑張って成功させて、その中心にぜひ伊藤課長は座っていただきたいなと希望を述べて、終わります。