浦河町議会 令和4年第4回定例会 2022年6月21日
(1)命と暮らしを守る防災対策を/(2)町有林、民有林の維持管理の在り方について
2022年6月21日、浦河町議会の一般質問で、荻野節子議員が「命と暮らしを守る防災対策を」「町有林、民有林の維持管理の在り方について」について質問し、総務課参事 葛西生昇、産業課参事 菊地伸二、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 荻野節子 議員
- 答弁者
- 総務課参事 葛西生昇、産業課参事 菊地伸二、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 1番 荻野節子
皆さんのご配慮で、今日質問できることになりましたので、できるだけ簡潔にしたいと思いますけれども、書いてきたことはお話ししたいと思います。今回は、二つについて質問したいと思います。一つは、命と暮らしを守る防災対策をということでお尋ねしたいと思います。地球温暖化に伴う気候変動が、人類の生存条件を脅かしています。特に、日本では豪雨被害や猛暑等の災害が多くなってきています。激甚化が進んでいるのではないでしょうか。これは、気候変動の現れでしょう。その主な原因は、地球温暖化、人間活動の影響が大きいと言われており、人災、人為的災害の側面が大きいことが、長年にわたる世界的研究によって解明されてきているということです。災害は、待ったなしに襲ってきます。その点で、地域の防災計画、対策はしっかり進めていくことが求められています。住民の安心・安全、暮らしを守る仕事をする地方自治体の役割は大きくなっています。一つとして、地域防災計画の必要性は明確です。北海道も、浦河町も、地域防災計画はつくられており、必要な見直しもされていると確信しています。その計画を、住民みんなのものにする取組をすべきではないでしょうか。6月の広報だったと思いますが、一緒に新しい津波ハザードマップが配布されました。浦河町は、一定の取組をしていることは認識しています。これらの町の取組を何よりも町民一人一人に分かってもらう、理解し、行動に移すことができるようにすることが求められているのではないでしょうか。災害の現場で救助に当たってきた方々の災害の現場の状況からも、一番大切なことは被害防止の8割、9割は迅速な避難ということだと言っています。そのためには、なぜ避難が必要かということを、住民全体のものにしていく努力、そしてハザードマップや避難の重要性について、日頃の取組がよく分かってもらうことではないでしょうか。そのためには、まず防災計画とは何か、どのようにつくられているのかをよく知ってもらうことではないでしょうか。その計画を学び、必要な避難訓練、避難所の運営の訓練を行ってみる、ハザードマップに沿って危険な場所の点検など、一緒に行ってみてはどうでしょうか。これまでの全国の災害の経験の中で、熊本県の人吉市球磨村地区の洪水の状況について、国の防災科学技術研究所が現地調査を実施したところ、浸水範囲、浸水ともにハザードマップとほぼ同じであったということです。このことからも、洪水対策、避難計画、災害対応には、ハザードマップの有効性が示されたと指摘しています。日頃から、ハザードマップ、自分の町の防災計画、避難の在り方などを学び、身につけておくことが大切ではないでしょうか。避難訓練の一つとして、ハザードマップの学習、地域の点検、防災計画を学ぶ取組を進めてはどうでしょうか。②として、避難場所となる公共施設の耐震化や使いやすさなど、計画的に進めてはどうか。現在のように、コロナウイルス感染症など密にならない、それができる施設の在り方など求められています。町では、公共施設の長寿命化計画がつくられています。それらも考慮して、安心・安全の避難所づくりを進めてはどうでしょうか。③として、防災対策での人づくりについてです。改定防災計画を進められていることでしょうが、行政組織として必要な防災管理は官公庁の代表中心のものです。女性の入る余地がないというか、組織のトップは、ほとんど男性ですから、いないとなるのでしょう。それはそれとして、町独自で民間の会社、組織や個人等を中心とした防災会議はつくられないのでしょうか。一番、避難の中心となる住民の声が生かされる防災組織が必要ではありませんか。いかがでしょうか。昨年6月にも聞いていますが、女性の登用はどのように進めていますか。町内の防災士は、今32名ということで、うち、女性は3名ということです。実践的な取組が必要ではないでしょうか。これまでどんな取組をしてきましたか。町のやる気、必要性をしっかり考えていくことではありませんか。防災ということの徹底、今の時代、これは男性、これは女性と区別されていなくなっているのではありませんか。道内も、全国的に見ても女性の比率は低くなっています。全国トップは徳島県です。防災会議に占める割合は、女性は46.9%ということです。ここでの取組は、防災会議の定員を増やして、増やした分を全部女性にしたということです。一人、二人だとなかなか広がらないし、お断りする、やりたくない、一人では嫌だ、そういうことがあると思います。一挙に増やし、女性が増えて進んだこともたくさんあるということです。町としても、もっと真剣に考えてはいかがですか。現在どんな考え、取組をして、女性の登用や意識的に増やしていく、そういうお考えはあるのでしょうか。改めてお尋ねしたいと思います。二つ目ですが、町有林、民有林の維持管理の在り方についてお尋ねいたします。私有林や民有林への指導は、民有林は基本的には山の持ち主がきちんと育て、山作りをして、商品化も進めていくのは当たり前だと思います。現在は、外国からの安い木材が入ってきて、売るほうが高くつくというか、もうけがない、民有林の動きが見えていません。一昨年から浦河町では、上杵臼地区にある民有林の持ち主へのアンケート調査を行ってきています。その結果は、どうだったのでしょうか。民有林の管理は、うまくいっているのでしょうか。まず、3年にわたってまとめたアンケートの結果は、どのような結果が出ているのでしょうか。問題点が明らかになっているのか、その結果に基づく取組など進んでいるのでしょうか。昔からそれなりの広さの私有林を持っている方は、きちんと手入れなどが行われていると思います。この上杵臼地区の民有林は、植林組合から個人所有になったところが多く、既に町内から離れた方、亡くなった方、残っていても手入れができなくなっているなど、山として整備されているのか不安です。ほとんどが現場に行っていない。そういう中で、今回のアンケート調査になったと思いますが、その結果として、自分で管理できるのか、何とかしてほしい、名義など、どうなっているのか、具体的なアンケートの結果が分かれば、知りたいと思います。そういう中で、きちんと管理ができる、その指導を町がするのか、森林組合がするのか、それぞれがするのかですが、その辺りも含めてどのようにお考えになっているのかお尋ねしたいと思います。基本的には、所有者の責任だと思いますが、所有者が対応できないところは指導する、そういうことも必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。2点目として、今、浦河町では木質バイオボイラーを使っています。順調に動いているようですが、地産地消を考えてはどうなのか。地元での林産業の在り方、発展させる考えは持っているのでしょうか。製材業の復活、町としては、どう考えているのでしょうか。前にも櫛桁議員が聞いていますが、そこのところは、今後のことも含めてどのようにお考えになっているのでしょうか。今、全国的には、自伐型林業など、新しい取組も進んでいるようです。そういう経験なども生かして、今後の町の在り方も考えてはどうかと思いますが、地域に合った取組も含めて、改めてお尋ねしておきたいと思います。以上です。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
荻野議員ご質問の1点目、命と暮らしを守る防災対策をについてお答えいたします。その中の3点あったまず1点目なのですけれども、地域防災計画を住民みんなのものにする取組をについてです。防災に対する意識を保ち続けるには、やはり防災訓練や勉強会などを繰り返し行うことが重要であります。町では、津波、土砂災害、洪水内水のハザードマップを作成し、これまでも自治会などで行う防災訓練や勉強会などに、町の担当者も参加し、これらのハザードマップを活用していただいております。訓練等を通じて災害を想定し、どのタイミングでどこに避難するべきか、参加者が地域の点検を行いながら情報ができると考えております。町としましても、防災情報の提供や防災訓練の支援などにより、行政と地域の皆さんが防災に対する意識を共有しながら、これまでどおり取組を継続していきたいと考えております。次に、2点目の安心・安全の避難所づくりについてです。身近な避難所であります生活館などは、計画的に大規模改修による延命化を進めているところであります。このほか、町が管理する指定避難所につきましても、公共施設等個別管理計画に定める方向性に基づき、長寿命化を進めてまいります。次に3点目、防災対策での人づくりについてです。防災会議は、防災計画の作成により町と行政機関や公共機関等が必要な防災対策を確立し、住民の生命や財産を災害から守ることを目的としていることから、防災会議の委員につきましては、関係機関の職員のほか、自主防災組織の代表者や学識経験者の中から町長が任命することとなっております。その一方で、防災計画では自らの身の安全は、自らが守る。自分たちの地域は、自分たちで守ることが防災の基本であるなど、町民や事業者の責務についての記載もあることから、町民や事業所の参加、また積極的な女性の登用について、防災会議の場で協議し、進めていきたいと考えております。以上です。
答弁 産業課参事 菊地伸二
私のほうからは、2番目の町有林、民有林の維持管理の在り方の2点の質問について答弁をさせていただきます。まず、1点目。私有林(民有林)への指導は、一昨年からの調査結果のまとめ、その後の取組はについてです。森林経営管理法に基づき、令和元年より森林所有者に意向調査のアンケートを実施しております。対象者は、令和4年2月現在で約560名おり、森林調査簿と地籍が一致していることが確認できた件数から、順次実施をしております。令和元年度から3年度までの送付数につきましては391名、69.3%になります。うち、返信があった件数が187名、47.8%となっております。令和4年度につきましては、残り約170名分ほどありますが、これの意向調査を予定しております。3年間の意向調査の結果としましては、返信のありました187名のうち31名の方が、所有者自ら管理や整備を行っており、160名の方が何もしていない、または無回答という結果となっております。また、今後の経営管理について自分で経営や管理を行っていきたいという回答が38名、町内林業事業体に経営や管理を委託したいという回答が62名、その他が56名、無回答が31名となっております。その他の56名のうち、売りたい、手放したいという回答が16名、未定や考えていない、その他の回答が40名となっております。先ほど、町内林業事業体に経営や管理を委託したいという回答が62名と答弁させていただきましたが、この62名のうち、令和元年度の意向調査でこの回答をした所有者が36名、小班の数で150か所あります。この150か所について、令和3年度に現況調査を実施しております。この36名のうち、森林経営計画への参画が可能と判断された森林は、所有者数で8名分、小班の数で16か所あり、今後、森林経営計画への参画を勧めるるための説明会や、個別相談を行っていく予定としております。36名中の29名、小班の数で90か所は、現在天然林化している場所でありまして、人工林としての整備が必要ない場所となっておりますが、再度、所有者に人工林としての整備をしていく意向があるかなど、現況調査の結果を所有者にお返しし、再度、意向を確認することも必要と考えております。今回の現況調査を実施した結果、小班面積が小さい、木の本数が少ない。また、飛び地であったりと森林経営計画への参画が難しい箇所が森林所有者数で19名、小班の数が44か所あります。これらの森林については、森林経営管理法に基づき、町が管理していく方法ということもありますが、森林は森林所有者が経営管理していることが前提となりますことから、森林経営計画に参画が難しい場所につきましては、団地化の可能性などについても協議をし、所有者と一緒に森林整備を進めていけることを検討してまいりたいと思います。今後も意向調査により得た情報を基に、現況調査などを実施し、併せて森林所有者からの相談の受付や、指導を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。次、2点目、木質バイオなど地元での林産業の在り方、発展させる考えはについてです。浦河町の森林は、町有林7,941ヘクタール、道有林1万297ヘクタール、国有林2万7,200ヘクタール、私有林1万2,700ヘクタールの合計5万8,138ヘクタールであり、浦河町の総面積の約84%を占めており、この広大な森林資源を管理するため、浦河町森林整備計画や森林経営計画に基づき、森林整備を進めております。森林には、国土保全、水源涵養、木材生産、生態系保全など多面的な機能を有しており、この機能を持続的に発揮させていかなければならなく、町有林の造林間伐や、私有林への補助事業を行いながら、森林整備を進めております。森林経営計画における伐採面積につきましては、間伐等で町有林が約368ヘクタール、私有林は約1,303ヘクタールとなっております。町有林整備において、伐採により搬出される立木の一部につきましては、これまで同様、公共施設への構造材などの利用や、町のバイオマスエネルギーセンターの燃料として利用しておりますし、カーボンオフセットにも取り組んでいるところであります。私有林につきましては、森林環境譲与税を活用し、森林所有者の負担軽減を図りながら、私有林整備の拡大にも努めてまいります。森林が持つ作用性を維持しつつ、林産業を発展させていくことが必要ではありますが、チップ工場の誘致や建設となりますと、近隣町との業者との競合により、森林資源の減少につながる懸念があり、難しい面があります。新型コロナウイルス、ウクライナ情勢によるウッドショックにより、国産材の価格は値上がりしていることから、さらに情報収集に努め、関係機関と協議を行い、調査研究を進めてまいりたいと考えております。林業の担い手育成の対策につきましては、町単独の対策として林業事業体に対し、就業現場における安全かつ効率的な労働環境を整備するため、安全装備への助成を行っております。また、日高地域林業担い手確保推進協議会と連携を密にし、北の森づくり専門学院などの情報を収集し、町内での実習生受入れ体制を構築し、関係機関とともに担い手の育成にも努めてまいりたいと考えております。以上です。
質問 1番 荻野節子
これまでの答弁とあまり変わらなかったのですけれども、確かに各自治会とかでやっているけれども、避難をするとか、それからディグといいましたか、図上で訓練する、そういうことだけれども、例えばハザードマップとか、とにかく家に貼っておくには、こんなに大きく貼る場所、これは今、一番新しい津波ハザードマップ。その中に、各地域別の小さいのがあって、自分のところはこれを、小さいのを見ていればいいということだけれども、やはりこういうのをちゃんと広げながら確認していく、そういう学習というのか、それを地域ごとにやはりちゃんとやっていく、そして理解を深めるという。土砂のも、土砂はばらばらにはなっていて、いいですけれども、この防災地図は、すごく大きいわけで。だから、自分のところだけ分かればいいということでもなくて、外出してどこで遭うかも分からないというのもあるし、やはり全体を見ながらそういう取組を改めてやってはどうかというのが、今回の私の提起なのですよね。だから、全国的にも今、NHKでもこの間のように地震とか、大雨が降るというときは、ハザードマップに従って、ちゃんと安全な場所に逃げてくださいと言っているわけだから、そういう取組を、もっときめ細かく、せっかく作っているこういうものを、みんながそれぞれの段階で理解して、さらに広げていくという、そういう取組を改めてする気はないか、聞いておきたいと思います。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
ここ2年間ほどやはりコロナの影響で、自治会活動自体ができないということで、なかなか集まれないというところだったのですけれども、今年4月以降に入りまして、二つほどの自治会活動、みんなで集まるに当たって、防災訓練なんかをやってみたいのだよなというような相談も受けております。やはり、地域からの声が上がって、こちらから押しつけるのではなくて自主的に活動したいというところに対しては、我々としましても積極的に応援したいと考えておりますので、ぜひ、我々と地域の皆さんと情報を共有する意味でも、ぜひ、役場を利用していただければなと思っております。
質問 1番 荻野節子
こういう話を自治会長会議だとか、いろいろなところでちゃんとやって広げていく、例えばこういう自治会でこういうふうにやってこうでしたとか、経験を広げる、そういう忙しくて大変でしょうけれども、今回、若い参事さんが誕生したのですから、ぜひ取り組んではどうかと思うのですが、いかがですか。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
アドバイスありがとうございます。今月末に自治会長会議もありますので、早速そちらのほうでも、こういうような取組ができますよということで周知していきたいと思います。
質問 1番 荻野節子
ぜひ、積極的に取り組んで、みんなのものにしていく。そういうことが大事ではないか。特に、日高というか、この東部3町は、この津波ハザードマップにあるように、大きいのが来るので、その点はぜひ積極的に遠慮せず進めていただきたいと思います。それともう一つですが、防災計画は、本当に私たちにもらったのは膨大で読む気もしないというパターンだけれども、ここが変わりましたとか、そういうところで、もう少しこういう防災ハンドブック、こういうのを活用して、町ではこういうふうになっていますとか、それから買っている缶詰も、こういうふうに使っていけばいいとか、そういうことも含めた、これを身につけてもらう取組も一緒に進めて、本当に全国の教訓からそういうことが被害を小さくして、命も守っていると、そういう結果も出ているわけですから、それも併せて丁寧に提案してはどうかと思いますが。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
本年度、防災ハンドブックにつきましても改定する予定となっております。まず、防災ハンドブックもそうなのですけれども、まず災害が起きたときに自分の身を守るには、もう初動が大切で、まず自分の身を守るためにどうしたらいいのか、そこをまず一番最初に考えていただいて、その後に防災ハンドブックでこういう身を守るためにこのような準備をしてくださいですとか、そういうようなところを周知していければなと思います。
質問 1番 荻野節子
ぜひ、そういう形で進めていただきたいと思います。それから、三つ目の女性の登用の問題ですけれども、やはり官公庁でつくるのにはなかなかそこを増やせというのは、いろいろな組織のことだからあれですが、もうちょっと住民側の防災組織、そういうのをつくっていく、そういう必要があるのではないのかなと。そして、だから自治会とか、東町でも連合自治会の防災組織もつくって、そこには各自治会の婦人部の人が入っているとか、それから医療班として看護師さんが入っているとか、そういうのをやはりもうちょっと全町規模に広げていく、そういうことは考えていませんか。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
やはり、現状では公共機関、組織の代表者ということで、どうしてもやはり男性の方が多くなってはしまっているのですけれども、今後、そういう民間の団体、自治会の代表者等についても防災会議のメンバーとして入っていただけないかということで、会議の中でも協議して新たに枠を広げられるような方向で持っていければなと思います。
質問 1番 荻野節子
やはりどうしたら増えるかなということを考えていく必要があるのではないかなと。その文化活動とか、その他、ほかの組織では結構女性は浦河町を見れば、本当に活躍しているなと、高齢者が多いですけれども。だけれども、元気な人はそういうところで頑張っているわけですから、そういうところへ訴えるとか、やはりやる気にさせる、そういう取組というのを、町としても進めて、命を守るという点で進めていく必要があるのではないか。どうやって、女性のそういう会議への参加を増やしていくのかというのを考えて、もう役場の中でも議論をする、そういうことも必要ではないかと思いますが、どうですか。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
防災会議に限って言うと、先ほども申したように、どちらかというと充て職的なものが多いので、どうしても男性の方が中心になってしまうというところなのですけれども、やはり防災対策、特に避難所の運営とかに関しては、女性の視点というのが物すごく大切になってきますので、今、町でも防災士を取得するのに、町で講座の受講料ですとか、旅費を支援したりというところで、積極的に女性の方にもお声がけして、今年度に限って言えば、2名の方が応募ありまして、二人とも女性になっております。なので、できればこちらからの呼びかけとして、積極的に女性に呼びかけて、リーダーと言うと嫌がるかもしれないのですけれども、女性の力を貸していただきたいということで積極的にアピールしていきたいと思います。
質問 1番 荻野節子
やはり町のやる気の問題ではないかなと私は思うのですよね。やはり、そこのところが町としてこういうふうにして、つくっていきたい、増やしていきたい、そのためには、女性にも半分くらいは女性に入ってほしいとか、そういう町としての考えをきちんと持つとか、その上に立って、地域にも訴えていくとか、そういう姿勢が必要なのではないか。やはり、去年の6月だからちょうど1年前にも女性の登用についてやっているけれども、その後ほとんど動きが見られていない。コロナ禍もあったし、なかなかそういう集団で何かをやるということができなかったけれども、やはり女性の視点で見る、そういうところもいろいろあるわけで、そこのところから見ると、やはり女性自身が自覚するということも大事なのだけれども、そういう働きかけも大事なのだと思うのです。女性の自覚をつくるというのも、何でもやはり町も積極的に女性を登用していく、そういうことが一つは私は大事なのではないかなと思うのですよね。だから、役場全体を見ても女性の多くは非正規雇用とか、そうではなく、やはりきちんと責任を持った仕事をしてもらう、そういう体制を役場自身がつくっていく、そういう中で女性の自覚も高める、そういうことも一つは必要なのではないかということにもなるので、この全国の進んだところも学んでやっていく。そこのところが必要ではないかなと。人口減少の中で、若い人が減っていっているけれども、それなりの60歳済んでも、70歳済んでも、それなりに頑張れる人はいると思うので、そこをもっと真剣に考えてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 池田拓
ご意見として、しっかり受け止めたいというふうに思います。ただ、荻野さんご存じのように女性というふうに強調されますけれども、時代はジェンダーフリーでありますから、男性、女性という区分ではなくて、そういうくくりを分け隔てなくというのが世の中の大きな流れであります。ただ、ご質問の趣旨は私自身も十分心得ておりますので、そこのところは重く受け止めてしっかりと対応してまいりたいというふうに思います。
質問 1番 荻野節子
そういうふうに言わなくてもいいようなものをつくってほしいのです。今、どう見たとしても、ここに座るそちら側の人だって、ほとんど女性がいないでしょう。だから、やはりそういうのをいろいろな形でお互いに努力してつくっていくというのが、ジェンダー平等を進めていくことなのです。そこのところを私は、だからできるところから進めていく。女性自身の自覚も高める。そうでないと、なかなか難しいのです。だから、そこのところを私は区別するわけではないよ。でも、そういう気持ちをしっかり持ってやってくことが、特に避難所運営だとか、いろいろな形で生きてくるのではないかと思うので、しつこく言っているわけです。そして、これからも防災会議の必要な体制をつくっていくということですから、そういう形で、ぜひ進めていってほしいし、女性の登用については、やはり意識的に進めていただきたいということを言っておきたいと思います。それから、この新しくできたハザードマップなのですが、やはりこういうふうにちゃんと地域ごとに目印が、ここは白泉生活センターとか、この幌別自治会館とか目印になるものが書いてあって、ここまで逃げないと駄目だよと色もついているから、もうここら辺は、津波の大きいのが来るところだからずっと逃げなければいけない。こういう新しいのを作って、見やすくなったなと思ったのだけれども、こういうときに当たって目印を入れるときには、改めてそこの場所を確認して図に入れることが大事ではないか。今回、細かいことを言って悪いけれども、もうそこの家の目的は変わっているのに、古い施設名で載せているところもあるので、古い人は分かっていても、新しい人は分からないから、せっかくお金をかけて作るのだから、やはり何年かもつようにきちんとした点検をして、印刷に回すという、そういうことをしないと、せっかく作っても何だろうというふうになるので、そこのところは、これからは気をつけてやっていただきたいと思います。やはり、こういうできたものを町民みんなのものにして、そして自らも命を守り、被害を少なくして、元気で住みいいまちづくりをこういう面からも進めていくというところで、ぜひ職員の皆さんは、町民を巻き込んでしっかりした体制をつくっていただきたいと思います。1番目については、それだけですね。それから、町有林のほうでご回答いただいて、それなりにアンケート結果もまとめられているので、やはりこの大変な財産もあるわけですから、そこのところをさらによくしていく、そういうことが大事かなというふうに思うので、結果としては何もしていないという人が160人もいるとか。そういうところを今後またお手紙を出したりしてやっていくのでしょうけれども、そこのところをこれからどうしていくかということですが、そういう手がつけられていないというか、何の手も入れていないまま残っているところ、そういうところを一度、このアンケートに答えてくれた人で、自分でやるという人も、それからできないという人も含めて、できれば現場を見てもらって、そして今後どうしていくかという、そういう取組は考えられませんかね。
答弁 町長 池田拓
今、私有林で一番問題なのが、ずっと木材価格が低迷してきて林業としては極めて厳しい状況になってきた。結果としてどういうことが起きたかというと、山を例えばおじいさんが持っていた、孫、子はみんな東京だ、本州や内地に行ってしまった。追いかけられない。そういう例が多いのです。ですから、今の荻野議員の質問は、ここにいて浦河町内から近隣に住んでいて、どこの誰だか分かっていてという前提に基づいてのご質問だと思うのですけれども、今の残り百九十何人だかと言っていますけれども、ここのところから先はさらに追いかけるのが大変。もう死んだ人の名義にそのままになっている。あるいは財産放棄している。そういったようなところをたどっていくのが大変。これは、浦河に限らず、日本全国の大きな課題。特に一時バブルの頃に、不在地主でもって、本州の人たちに細かく区切って売ったとか、浦河にはそういうところは少ないですけれども、そういったようなことが今、全国的に大きな問題になっているので、それを解決するのに法律が変えられていますけれども、現実問題やはり基本的には私有財産ですから、そこのところに行政としてどうやって関わっていくか。しかも相手がどこにいるか分からない。あるいは相手がいないかもしれない。そういったようなこともありますので、なかなかご質問の趣旨は私どもも考えていることは同じですので、そういった方向では進めていきたいと思いますけれども、なかなか一朝一夕には解決の手だては見いだせにくいというのも現実としてあるということもご理解をいただきたいというふうに思います。木材を、あるいは森林を有効に利用することは、この温暖化対策を含めて重要なことだというふうには認識は人一倍しておりますけれども、乗り越える道というのはなかなか高い部分もあるのだなというふうに思います。
質問 1番 荻野節子
今、町長が言われたとおりの状況が民有林のところでは起きている、そういう中でできることを手をつけてはどうかな。でも、なかなかそれもうまくいくかどうかですよね、この人数からすれば、はっきりしているという人数からすればね。だけれども、山をそのままにしておくというのもちょっと心苦しいかなということもあって、改めて取り上げてみたのですが、できればそういう見学会などもして、改めて自覚してもらって、山づくりに何とか参加できるようにしてはどうかなと思ったのですが、なかなか大変だと思いますが、連絡をつけられるところ、やる気のあるところがはっきりすれば、そういうところから手をつけて進めていっていただければなというふうに思います。それと、二つ目の地産地消は、今の木材の状況から言っても、今のこの日高の状況から言っても、浦河町でまたやるというのは大変難しいかなというふうに思っていますが、地産地消も考えたほうがいいかなと思って改めて提案してみましたが、やはり近隣との問題もありますし、人の問題もありますが、いい方向で努力していただきたいということと、あと人づくりについては、積極的に取り組んでいってほしいなというふうに思います。答弁はいいです。そういうことで、ぜひ頑張って進めていただきたいと思います。以上で終わります。