浦河町議会 令和3年第4回定例会 2021年6月16日
(1)防災に女性の視点を/(2)新型コロナウイルス感染症対策への今後の取組、対策について
2021年6月16日、浦河町議会の一般質問で、荻野節子議員が「防災に女性の視点を」「新型コロナウイルス感染症対策への今後の取組、対策について」について質問し、総務課参事 土居覚、保健福祉課参事 盛美穂子、商工観光課長 真下修、町長 池田拓が答弁しました。
- 質問者
- 荻野節子 議員
- 答弁者
- 総務課参事 土居覚、保健福祉課参事 盛美穂子、商工観光課長 真下修、町長 池田拓
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 1番 荻野節子
それでは、2点についてお尋ねしたいと思います。一つ目は、防災に女性の視点をということでお尋ねしたいと思います。今年5月20日から改正災害対策基本法が施行され、避難指示の対象は全員となっています。防災計画とは誰のため、何のためにあるのか、改めて考えていきたいと思います。1から4まで併せて聞きますので、よろしくお願いします。まず一つ目には、改正災害対策基本法についての町の対応についてです。近年の災害の発生は想定外が常に起きている。大雨は激甚化していき、土砂災害も増えています。地球温暖化で海面水量が上昇し、温度も高くなり、地震は太平洋側に高い頻度が集中、この頃は浦河でも小さい地震が結構増えているのではないかと思います。いつ大きな災害が起きてもおかしくない状況になっています。自然災害を止めることはできません。そのようなときに、どう人の命を守るのかが問われていると思います。様々な災害を経験し、問題点が指摘され、その都度、全国的に改善が図られてきています。しかし、災害は減らず増えています。被害も年々大きくなり、増えていく傾向にあります。災害時に人はどう動くのか、そもそも防災計画は何のためにつくられるのか、住民が自分の命を守る、この視点からの取組が今言われているようです。そういう問題意識を持った防災の在り方、防災計画のつくり方を議論、検討していってはどうかと思いますが、その点についてお尋ねしておきたいと思います。行政と住民が問題意識を共有し、共に向かい合うことができる社会を目指していくことではないかと私は思いますが、町の防災の在り方、どんな視点を持つのか、防災計画のつくり方への町の考え方について聞いておきたいと思います。二つ目ですが、避難所の在り方についてです。今回の改定災害対策基本法や大きな災害を経験してきたところ、東北の地震、熊本地震、それから岡山の大きな水害など、そういう災害を経験してきたところでの教訓などから専門家の人たちが提起していることから、避難所の在り方について今、取り上げられているところです。そこのところについて、町としてもきちんとした考え方を持って進めていってはどうかと思います一つには、感染症対策、福祉避難所の在り方についてです。現在は新型コロナウイルス感染症が感染症対策になると思いますが、平常時から、患者が自宅療養者が災害時の危険エリアに居住していないかどうかの確認、そういうこともきちんとしておく。そして、今のように感染が広がっている中で避難所ということになると、ほかの人と分離できる避難先の検討、そういう場所を調達する、そういうことを基本法では明確にしているというところです。これらについて政府は各自治体への取組を求めているということですが、なかなか地方の自治体にとっては大変なことですが、そこのところを明確にすることがこれからは求められていくのではないかと思いますが、その点についても聞きたいです。それから、福祉避難所などは浦河でもきちんと位置づけられていると思いますが、高齢者、障害を持っている方など配慮の必要な方々の避難所となるところです。ここにほかの人が入り込まないような、対象者を明確にするということが大きな災害を経た大きな教訓だということです。町としてはどのような対応を考えられているのでしょうか。それから、避難所をつくる。浦河町はいろいろな場所に避難所となるところが決まっていますが、既に決まっているところの環境の確保、特に駐車場など、それから周りの広さ、衛生面の考慮など、整備を日頃からしていくことが大切だということですが、その点での浦河町の考え方はどのようにされているのか。私たちの見る限りでは、一定の広さもあり、衛生面の考慮などもされているのではないかと思いますが、日常的な整備についてはどのようになっているでしょうか。今大きく取り上げられていることは、性暴力への予防、対策ということです。これはこれまでの災害避難所で起きたことの経験を踏まえた上での対策ということです。トイレ、更衣室、入浴施設など、安全な場所に安全対策をして設置する、そういうふうになっているということです。男女を別な場所、明るくするなど、細かい配慮が必要ということです。これらのきちんとした考えを持ち、まとめることも大切だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。それから、今、皆さんも新聞でもご覧になったかもしれませんが、浦河町でも持っている段ボールベッド、段ボールを組み立てて作るベッドですが、これが、北海道の中ではこれまでに保管しているところで、結露やカビの発生で、いざというときに使えなかったなどの訴えがあったことから、道では今年5月から道内の市町村の調査をしているということです。浦河町ではどうなっているのか、どういうところで管理しているのか、いざとなって使えないということにはならないと思います。三つ目ですが、防災に女性の視点をということです。男女共同参画、ジェンダー平等など社会の変化も含め、防災の在り方も考えるときなのではないでしょうか。この女性の視点をというのも、これまでの大きな災害の教訓、避難所などでの教訓から出されていることです。まず防災会議への女性の参加ということです。浦河町に今ある防災会議は公的なもので、役所の所長さんだとかが多く入っていて、そういう方々が中心の防災会議ですが、これはこれとして、町として住民を中心とした防災会議をつくってはどうなのでしょうか。その中に女性にも入ってもらって、女性の意見を反映できるようにしてはどうでしょうか。人口の半分は女性、ジェンダー平等、男女共同参画という面からも、国の防災会議でも避難所運営ガイドラインづくりに女性の委員に入ってもらい、国的な法律の決定にも参加してということです。そこで突然入ってくださいと言っても、なかなかそういうふうにはならないわけです。ですから、そこで重要なのは、防災リーダーになる女性の育成、これは欠かせないものだと思います。さらにガイドラインづくりにも女性の声を反映できるように、町としても考えてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。さらに、日中は、地域には女性の人たちが多くいます。男性は仕事に行ったりしている人が多い。そういうときの災害時の避難のときは、女性たちは、どこに、誰が、どんな人が住んでいるか、日頃の経験や付き合いがあり、実践的な貴重な力になると思います。そういうことで避難所の運営にもしっかり入ってもらう。そういうことをきちんと位置づけていくということが、本当に人の命を守る、そういう点でも大事ではないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。それから、国は避難所チェックシートをつくっているようです。担当課でもご存じのようですが、この活用は町として持っているのか、日頃のチェックもしているのか。例えばですが避難所のスペース、授乳室がある、男女別更衣室、男女別休養スペースがある、介護、介助が必要な人のためのエリアがある、単身女性や女性のみの世帯用エリアがある、女性専用スペースがある、トイレなどは安全で行きやすい場所に設置されている、女性トイレ、女性用品、防犯ブザーの配置、そういうことのチェックシートです。入浴施設は安全で、可能な限りバリアフリーに対応した入浴施設、避難場所の運営体制、管理責任者には男女両方を配置しているのか、運営ルール、避難者による食事作り、片づけ、清掃等の負担が特定の性別や立場の人に偏っていないかなど、そういうチェックシートです。さらに、暴力防止、安全の確保、衛生環境、感染症予防など、この避難所チェックシートは結構細かくつくられているものです。そういうものを活用して浦河町の防災、さらに避難所の在り方、あったときでは遅過ぎるので、今からきちんとした対応、計画、考え方をまとめて進めていってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。そういうきめ細かい運営をしていくためには、やはり女性の視点、そういうことが大事ではないかと考え、改めてここで取り上げたところです。ぜひお考えをお聞かせ願いたいと思います。二つ目ですが、新型コロナウイルス感染症対策への今後の取組、対策についてお尋ねします。一つは、これまで6名の議員からコロナウイルス関連の質問、提案もされています。私は、3点について、質問、提案をしていきたいと思います。一つは、PCR検査の社会的検査の拡充、大規模検査でコロナの封じ込めを、そういう点での現在の状況、今後の方向について聞きたいと思います。5月の連休明けから全国、全道、日高で新型コロナウイルス感染症の数が増え続けています。特に日高地方は5月月末まで毎日数名ずつの発表が続いていました。ここに来て少し少なくなっていますが、時々発表されています。浦河町内でも25名以上が感染していると聞きました。学校、幼稚園など子供たち、生徒たちに広がっていることが気がかりです。私は、コロナを封じ込めるためには、PCR検査を、特に介護、福祉、教育現場など多くの人と接するところでしっかり進めるべきと提案もしていますが、浦河町では国の臨時交付金の3次補正でPCR検査をすることを提案しています。先日の厚生文教常任委員会で聞きましたところ、準備ができ、関係機関に案内していると答えていました。その後、このPCR検査はどのようなところまで進んでいるのでしょう。私たちは、国会でも、道議会でも、コロナ封じ込めのためには大規模な検査が必要と迫っています。なかなか動きのない中で、国も道もようやく重い腰を上げ、PCR検査が進んできています。浦河町はどこまで進んでいるのでしょう。ワクチンも重要ですが、学校、保育所、幼稚園、役場などではワクチンはまだこれからです。重要なところで封じ込めるためにも必要です。現在の到達点、今後の取組の方向はどうなっていますか。二つ目ですが、このPCR検査をはじめ感染者への対応、指導は道立保健所が行っています。これまでの答弁の中でもはっきりしていると思います。その保健所ですが、保健師の体制が不足で、対応できない状況が生まれているのではありませんか。感染症が広がる中で、感染症を受け入れる病院も、病床の不安、重症者のICUの不足の深刻化、マスク、プラスチックグローブなど医療物資、衛生機材の不足など、現場は大変な状況です。保健所は30年間、1990年から2018年までの間に、全国850か所から469か所へと減っています。感染症病床も、全国で1万2,199床から1,882床へと大きく減らされています。これでは今回の感染症への対応はできません。これは国の責任です。ICU病床、人口10万人当たり日本は4.3、イタリアは12.5、フランス11.6、日本の現状に合っているとは言えません。これではこの感染症に勝つことはできないのではないでしょうか。国民の命は危険にさらされています。町として、浦河の保健所の体制、機能の強化、充実をしっかり道へ要求すべきと思います。感染症の中心は道の保健所が担い、そこが指示、対策を取るのであれば、そこの強化がきちんとされなければ、正確な情報も出てこないで住民を不安にするだけです。浦河町として、そこのところをしっかり道に要求してはどうでしょうか。浦河保健所を見ても、本当に昔から見たら多くの人が減らされていると思います。しっかり要求すべきと思いますが、いかがでしょうか。あわせて、医療体制の充実、医療に対する財政支援も求めるべきだと思いますが、どのようにお考えになっているでしょうか。そういう環境を充実しながら、このコロナとの戦いを続けていかなければならないのではないでしょうか。三つ目ですが、緊急事態宣言など自粛が長く続く中で、中小企業、個人事業主、商店など、事業主や働く人たちへの十分な保障、生活支援をどのように考えていますか。先ほどの武中議員への答弁もありましたが、併せて聞いておきたいと思います。特に宿泊業、飲食業、飲食関連事業、酒屋さんや魚屋さん、運転代行事業者など、全く仕事がない日が続いているということです。商工会議所にお聞きしましたら、3月、4月は大丈夫と言っていましたが、5月の緊急事態は、なかなか厳しいと聞いています。昨年借り入れた資金もなくなり、返済が始まっているとか、本当に大変なようです。このままでは店を閉める、倒産、閉店なども出てくるのではないでしょうか。この町の経済、にぎわいを支えてこられた方々です。打つ手はないのでしょうか。道の休業補償金など対象になるところもあるでしょうが、対象になるか、ならないかも分からないという心配も聞きました。銀行や社会福祉協議会の小口資金なども今年は、まだ借り手も少ないということです。返済があるからではないかということです。事業者向けの特別給付金など町としては考えることはできないのでしょうか。先日、この5月に行った浦河町の非課税世帯への1万円の給付金は大変喜ばれていると思います。そういう町民の一人一人に届く対策を考えてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。以上です。
答弁 総務課参事 土居覚(総務課参事は2022年3月まで)
私から、1点目の防災に女性の視点をという質問に対してお答えいたします。まず最初の防災の在り方なのですけれども、最後の4問目の主体が行政でいいのかとか、行政と町民の問題意識を共有し、共に向かい合える取組は、これをまとめてお答えさせていただきます。まず、主体が行政でいいのかという件ですけれども、まず防災は、行政が行う公助の取組と連携して、自分の身は自分で助ける自助、近所の人たちと助け合う共助による取組を進めることが重要であると考えております。その中で行政と町民の問題意識の共有に関する件ですが、個人が自身で安全を確保できるよう、また、地域の防災能力を高めるために、行政からハザードマップ等の啓発できるような冊子を配布したりですとか、防災情報を事前に周知いたしまして、行政と地域住民が地域の防災情報を共有し、防災訓練などで連携して地域の防災対策を進めることが必要であると考えております。次に防災計画のつくり方なのですけれども、まず町の防災計画なのですけれども、町の防災計画のつくり方の考えですが、町の防災計画につきましては、当町に関わる災害対策に関する総合的かつ基本的な性格を有するもので、国の防災計画、北海道地域防災計画と相互に連携する計画となっております。災害対策基本法の規定に基づき浦河町防災会議が作成しておりまして、当町の防災に関し、当町並びに防災関係機関が必要な体制を確立することや、災害予防、応急復旧対策、災害復旧等を総合的かつ計画的に実施することにより、町民の生命、身体及び財産を災害から保護するとともに、災害による被害を軽減し、社会秩序の維持と公共福祉の確保に資することを目的として作成しております。それで、災害対策基本法の改正の関係ですけれども、そちらのほうで今回要支援者に対する個別の避難計画、これは市町村のほうに努力義務として法律になっております。町のほうといたしましても、昨年度から自治会の防災訓練の際に各自治会で配慮が必要な方のピックアップをお願いして、その方の避難計画作成について協力をいただいているところです。次に、大きな2点目の避難所の在り方の件ですけれども、初めに感染症対策ですけれども、避難所の受入れ時に受付において避難者の体温を測定することや、マスクの着用の確認、手指消毒液の設置など適切な誘導に努めることとしております。また、全体的に避難所の開設を増やしたりですとか、避難所内におきましては、避難者間の距離を確保するため、収容人数や1人当たりの避難スペースの見直しを行っております。また、間仕切りやテントを活用して、避難者同士の接触を少なくすることや、発熱者や発熱相応の症状が出た方のために専用スペースを確保する対策を取ることとしております。そのほか、避難者の健康状態を定期的に確認することや、避難所内の定期的な換気、トイレ清掃などによる衛生環境の確保などを実施することとしております。次に福祉避難所の件ですけれども、現在町では、民間が運営する施設1か所を福祉避難所として指定しております。こちらは、災害時に指定避難所にまず避難していただいた方の中に、指定避難所で生活することが困難な高齢者、障害者、妊産婦等の特別な配慮を必要とする方がいる場合、福祉避難所となっている施設の管理者と調整の上、開設することとしております。また、町の指定避難所のうち、小中学校ですとか独立した個室のある施設の中に福祉避難所的なスペースを持たせることとしております。今後、これら福祉避難所に使用する指定避難所では、これまで以上に介護や医療相談などを受けることができる体制づくりが必要と考えておりますことから、医療関係者、社会福祉施設関係者、民生委員、ボランティア団体などと、連携強化に向けて関係者と協議を進めてまいります。次に避難所の環境の件なのですけれども、現在、当町には55か所の指定避難所がございます。2018年9月に発生した胆振東部地震の停電を踏まえ、現在、主要避難所となります総合文化会館とファミリースポーツセンターの非常用電源の一部を改良しております。また、生活館等に小型発電機を配置し、避難所の停電対策を進めているところです。なお、町有施設を改修する際に、防災設備に対する検討ですとか設備の追加を行っており、現在、ファミリースポーツセンターの改築時には、建物内の防災関連施設の検討だけではなく、駐車場の拡張を行うなど避難所機能を拡充する検討を行っております。また、避難所における衛生面などの管理につきましては、昨年、避難所マニュアルの見直しを行った際に、衛生管理の注意点やポイントを新たに加えております。こちらにつきましては、事前に自治会や団体等の防災訓練や勉強会のときに周知を図ってまいりたいと考えております。次に性暴力の予防の件ですけれども、過去の大震災などには、女性に対する性暴力やDV問題、子供への暴力が報告されております。災害時の暴力問題は、暴力問題への認知度の低さですとか、避難所等での女性への配慮のなさや防犯対策の不備などの社会の姿勢ですとか、避難所における意思決定の場の男女不平等といった現状があると言われております。これらの対策には、避難所における男女ごとの避難スペースですとか、トイレ、更衣室の確保、災害後早い段階から暴力防止の啓発をするですとか、相談支援の充実、警察、医療機関などとの連携体制づくりが必要であると考えますことから、自治会や団体等の防災訓練や勉強会の際に啓発を行うとともに、被害者が速やかに必要な支援を受けられるよう、警察やボランティア等の連携など仕組みづくりを進めてまいります。次に段ボールベッドの保管の件ですけれども、議員おっしゃるように、北海道内でも、結露などにより、いざ使うといったときに使えなくなったという状況が各地で発生しているようです。メーカーのほうに確認した中では、湿度が50%を超えなければ、あとは水漏れがないのであれば、その辺で保管してもらえれば長期保管も大丈夫だという形では聞いておりますけれども、町のほうといたしましても、結露等の影響を考慮しまして、役場庁舎と総合文化会館の物品庫に現在は保管しております。次に、防災に女性の視点を、男女共同参画、ジェンダー平等からの防災、この5点について答弁させていただきます。まず一つ目の質問ですけれども、防災会議への女性の参加の件ですが、浦河町防災会議の委員は浦河町防災会議条例の規定に基づき、行政機関や公共機関等の職員と自主防災組織の代表者や学識経験のある者の中から町長が任命することとなっております。このうち自主防災組織の代表者や学識経験のある者、こちらにつきましては、平成24年に改正された災害基本法の規定により、新たに町防災会議条例に加えた区分で、広い意味では、自主防災組織の代表者や大学教授等の研究者の方、そのほかボランティア団体ですとかNPO、女性、高齢者、障害者団体等の代表者を想定しておりますことから、次回改選期に当たります令和4年5月の防災会議委員の改選の際には、町防災計画に多様な意見を反映できるよう、これまでの指名等による任命に加えまして、一般公募するなどして、広く住民が参加できるよう委員の任命を進めていきたいと考えております。次に二つ目の質問、女性防災リーダーの育成の件ですけれども、国は、内閣府男女共同参画局のガイドラインで、女性は防災と復興の担い手と位置づけておりまして、地域の防災を担う女性リーダーの養成を推進しております。災害発生時に被害を最小限にするためには、地域における共助が不可欠となってきます。災害発生後、被災者の救助、救急活動等において重要な役割を担う自治会等が組織する自主防災組織には、男性ばかりでなく女性も主体的に役割を担い、積極的に活動することが重要となってきますことから、引き続き自主防災組織の体制活動の強化を図るために、女性リーダーの養成を図ってまいります。次に三つ目の質問、ガイドラインづくりの件ですけれども、災害から受ける影響は女性と男性で異なり、女性が置かれている状況が厳しくなる傾向があると言われております。これまで町の各種防災マニュアルや啓発冊子の作成ですとか、防災備蓄品の検討においては、女性職員や女性防災士からの意見を反映しております。今後、これらマニュアルの改訂ですとか防災備品見直しを行う際には、これまでどおり女性職員や女性防災士の意見を聞くとともに、女性団体等との意見交換会などできないかということに対して検討してまいります。次に四つ目の質問、避難所運営ですが、避難所運営では、男女のニーズの違いや子育て家庭等のニーズに配慮する対策が必要となります。このことから、二つ目の質問の中でもお答えしましたとおり、避難所の運営におきましても、女性も主体的に役割を担い、積極的に活動することが重要となりますことから、女性リーダーの養成を図ってまいります。次に五つ目の質問、避難所チェックシートの活用の件ですけれども、当町の避難所マニュアルには令和2年5月に、内閣府男女共同参画局が公表したガイドラインに示されております避難所チェックシートの内容を参考にしまして、避難所開設時や避難所運営時に留意すべき項目を掲載しております。この内閣府の出したマニュアルが50点ほどのチェック項目があるのですけれども、この中で町に必要であるというものを今マニュアルのほうに加えております。なお、避難所マニュアルにつきましては、他の市町村の対応等を参考にしながら随時必要な見直しを行ってまいります。以上です。
答弁 保健福祉課参事 盛美穂子(保健福祉課参事は2025年6月まで)
私のほうからは、2点目の新型コロナワクチン、感染症対策への今後の取組、対策についての2点についてご答弁申し上げます。一つ目のPCR検査の社会的検査の拡充、大規模検査で封じ込めをについてですが、当町では、5月18日から65歳以上の高齢者を対象としたコロナワクチン接種が始まり、4割以上の方が接種を終了しております。医療・介護・障害者施設等の職員を対象に郵送型PCR検査を支援する方針を決め、実施要綱の作成が終了したことを先日の委員会にてご報告しております。今後は、各施設へ検査内容を周知し、施設における感染予防の一環としていただけるよう支援したいというふうにもご説明いたしました。また、施設入所者の接種のほうも終了し、高齢者ワクチンの余剰分を利用した施設従事者の接種も進んでいるところですが、感染拡大防止のためには、PCR検査の実施により、さらに安心・安全な施設環境を提供することが議員ご質問の到達点ではないかと考えますので、また、PCR検査の実施の効果を検証し、ほかの施設へのPCR検査の必要性、効果などを研究し、より安心・安全な町内各施設の運営に効果が出るようにこちらも支援していきたいと考えております。2番目の保健所の体制・機能強化を道に求めてはどうかについてですが、このコロナ禍において、多くの自治体の保健所の職員は、その業務の多さに疲弊しているとの報道がされているところです。この災害とも言える新型コロナウイルス感染症に関して、保健所は、入院先の調整、感染者の感染経路の調査、軽症者の経過観察、PCR検査の手配など対策業務の第一線で活動しており、その果たす役割は重要であると認識しております。町としても、これまでも連携した事業の取組も多数あり、保健所の充実は町の業務の充実へとつながっていくことは想像できるところです。町といたしましても、保健所の人員確保を含め、さらなる充実に向けた体制強化について機会のあるごとに道に対し要望していきたいと考えております。以上です。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
荻野議員の大きな2点目の三つ目の質問でございます。中小企業、個人事業主、働く人たちへの保障、支援については、現在、国や北海道で各種施策が展開されているところでございます。大きく分類すると、売上げ減少、事業継続対策、休業、感染対策、雇用対策、資金繰り対策など、それぞれに支援策が用意されているところであります。武中議員の質問でも触れましたが、事業者の支援として、緊急事態措置協力支援金や道の特別支援金、国の月次支援金のほかにも、資金繰り対策として実質無利子、無担保の公庫の特別貸付けや信用保証枠の確保などがあります。雇用対策としては、雇用調整助成金として、仕事量の減少により労働者を休業させた場合の休業手当の支援があります。ハローワークによりますと、町内での利用は少ないとのことでございます。また、パート労働者など短時間やシフト勤務の方への勤務時間減少分の補填として、休業支援金・給付金が設けられております。これらの制度の周知を関係機関と共に進めてまいりたいというふうに考えてございます。また、町独自の支援策についても、関係機関と協議の上、必要に応じて制度化していきたいというふうに考えてございます。
質問 1番 荻野節子
防災計画の考え方は、国や道のそういう基本的なものに乗って、連携してやっていくということで、それは当然だと思うのですが、できたものの徹底を図っていくということも大事だし、その中でいろいろな意見も聞いていくということも大事ではないか。だから、地域の防災訓練などに参加して、町の考え方、自分の命は自分で守ることも考えてくださいとか、そういうPRというのか、そこに目を向けてもらう、そういうのだとか、それから、町でもこういういろいろなのを出しています、津波のハザードマップ、それから土砂災害ハザードマップとか、こういうものも配りっ放しではなく、見方だとか、そういうのを徹底していくとか、そういうようなことは考えていませんか。
答弁 総務課参事 土居覚(総務課参事は2022年3月まで)
ただいまの質問なのですけれども、防災計画のほうは、昨年も6月に荻野議員から質問をいただいていまして、厚くて何だか見づらいというような話もありましたので、そちらのほうに関しましては、防災訓練の際にダイジェスト版といいますか、要点をつかんだものをできないかなということで作業を進めております。ハザードマップとかは、地域の防災訓練ですとか、あと団体の勉強会のときに、こういうのを使って被害想定とか避難訓練する方法もありますよということで、研修のメニューとして周知しているところです。
質問 1番 荻野節子
去年あたりから、コロナもあって集まるなというのもあるので、なかなかやれていないのですけれども、そういうのをきめ細かくやっていくことは大事だし、災害の教訓が岡山の水害のときの反省会というのか、学者やいろいろな人たちが集まってやったときに、自分のうちに水が来るという、そういうことはほとんど想定していなかった、だけれどもその町では、ここの川があふれたら、ここが水につかるよというものを出していたけれども、ほとんど見ていない、知らないという人が7割近かった。そういう中で、今学者の人たちもそういう計画の在り方とかつくり方を、そこから住民にも参加してもらう、住民と行政が同じような共通認識を持つ、そういう取組も必要ではないかということが、今国の改訂基本計画をつくる中でも話し合われたというふうに聞いているのですけれども、そういうところの徹底を、この計画を本当にみんなのものにしていく、そういう努力が、今ダイジェスト版もつくっていくということですから、浦河町では今年も新しいこういうのを出していますし、それなりの取組はしていると思うのですけれども、大変でしょうけれども、そういう努力も必要ではないかと思いますが、その点はどうですか。
答弁 総務課参事 土居覚(総務課参事は2022年3月まで)
ただいま議員おっしゃられましたように、行政から情報を出す、一方通行ではなくて、その出した情報を住民の方と共通認識を持つことが必要だと思っておりますので、そこは今後も今まで以上に啓発のほうをさせていただきます。
質問 1番 荻野節子
浦河はこれまで、近くは胆振東部地震とかあって、その後も電源とかいろいろな強化をしていっていることは分かっていますので、そういう点をさらに進めることと、それから、避難所の在り方にも努力されているので、今後もそういう努力を進めてほしいと思うのですが、防災会議への女性の参加というところとリーダーの育成というところで、今度、改選期が令和4年なので、反映できるようにしていきたいということなので、ぜひお願いしたいと思いますが、リーダーの育成については、やはりここが私は鍵かなと。浦河の多くの女性は引っ込み思案なのか、力があってもなかなか出てこないというか、遠慮するというか、そういうところが多いかなというふうに思うのですが、女の人ばかり集まるところには結構いろいろ集まるのだけれども、男女一緒にとか地域の中でというと、なかなか参加しづらいのかなというところもあるので、そういうリーダーの育成というところに少し力を入れたらどうかなと。これは防災ばかりでなくて、もちろん私たち女性の側自身の努力も必要だけれども、呼びかけてやっていくということもやったらどうかなというふうに思うのです。いい例が、今、介護のほうで、うらこれリーダーというのをつくって、その人たちが地域で中心になって介護にならないように集まったりしているでしょう。その人たちをつくるために、包括支援センターで1年に3回くらい、総合文化会館のふれあいホールに、各自治会の自治会長さんやいろいろな人に呼びかけて集まってもらって、そして何回か研修会をやって、その中からリーダーが生まれていったのです。それで、今その人たちが中心になって動いている。米谷議員も自治会長として参加して、今リーダーをやっている。そういうふうに何とか育っていくものではないかなと思うので、そういうことを考えてほしいと思うのですが、いかがですかね。
答弁 総務課参事 土居覚(総務課参事は2022年3月まで)
ただいまの防災リーダーの件なのですけれども、防災リーダー、頭数だけをそろえたりするとなると、またそれはそれで実際に動けなくなったりするので、確かに荻野議員おっしゃるとおり、ちゃんとスキルをつけてもらった中でなっていただければ一番だと思っています。まず自治会の中で何かやるとなると、男性がどちらかというと中心になるというのが今までの一連の流れでもありますので、その辺は、男女バランスを取りながらリーダーができるような形で、今後、啓発させていただきたいと思います。
質問 1番 荻野節子
東北の大震災の後、そこの大きな教訓として、地域の、逃げるときとか、それから避難所に集まった後のいろいろな取組の中で、やはり女性の視点が大事だ、そういうところからそういう防災の会議でも、それからいろいろなところでも、3割くらいは女性が入ったほうがいいという、結論ではないけれども、そういう方向がいいという教訓らしいのですが、仙台市では、行政、それから商工会議所とか、そういういろいろな団体が一緒になって研修会を開いて、そしてそういうリーダーをつくっていっていると。だけれども、あの中の全体を見ても、女性の防災リーダーとか、それから防災会議への参加というのは、進んでいるところで3割くらい、全くゼロという自治体も多い。そういう現状だから、なかなか厳しいのだと思うのですけれども、例えば保健師さかとか、看護師さんとか、学校の先生とか、自治会だとか、保母さんだとか、介護士さんだとか、そういう人たちにも積極的に入ってもらって、私たちのように、知識はないけれども何とか頑張りたい、そういう人たちと一緒に育っていく、そういう取組をして、意識的に育てていかないと、なかなか女性の参加というのは難しいかなというふうに思うので。これは、防災のところだけではなく、浦河のこれからいろいろな仕事を進めていく上での女性リーダーの育成という、そういう捉え方もして育てていく、そういう取組をぜひしてもらいたいなというふうに思うのですけれども、どうでしょうか。
答弁 町長 池田拓
最終的な理想の形としては、男性、女性、老若、様々なカテゴリーがありますけれども、そういうことにとらわれないで様々な立場から意見を言える、そういう人材を集められるのが最終的な理想型だと思いますけれども、当面、人々の意識がそこまで到達するまでの間は、今ご質問の趣旨にあったようなことも十分意識をしながら取り組んでいかなければ、なかなかそこのところの壁というのは越えていくことができないのかなというふうに思いますので。これは防災に限らずなのですけれども、そういったようなご質問の趣旨も踏まえて、これからは取り組んでまいりたい。今までも取り組んでこなかったということではないのですけれども、例えば引っ込み思案とか、そういったようなことも確かにあるのかもしれませんけれども、今まで以上にそこのところについては意識をしながら進めていく、そういったような方向でいきたい、このように考えております。
質問 1番 荻野節子
そういうことで、本当に災害はいつやってくるか分からないわけですから、意識できるときに意識をしながらいろいろなことにお互いに取り組んでいく、それが今大事かなというふうに思いましたので、改めて防災のことを取り上げ、防災に関わる人たちというか、一人一人が自分の命を災害から守っていく、そういう考え方も広めていく、そういうことも大切だなと思ったので取り上げてみました。ぜひこれからも町としても努力していただきたいと思いますし、そういう呼びかけをいろいろな場を使ってやっていってほしいなというふうに思います。二つ目の項なのですが、コロナ対策のところのPCR検査のところは、今、予防注射も進んできているところですが、やはり浦河町は介護施設とか、福祉施設での患者の発生というか、そういうのは聞いていませんけれども、札幌とか大都市は、クラスターは、本当にお年寄りの施設とか障害の施設だとかが多いわけですが、浦河町も施設はそれなりにあるわけで、そういうところで発生すると広がりやすいので、せっかく予算もついているわけですから、活用していただくように一層の呼びかけをしていただきたいと思います。それと、三つ目の緊急のところですが、先ほどのいろいろな対策、道の対策もあるということですが、武中議員の答弁でも言っていましたけれども、道や国のいろいろな支援もあるのですが、飲食店以外の、酒屋さんとか、代行さんとか、そういう飲食店に関わる事業者の人にもああいう支援があるという理解でいいのですか。
答弁 町長 池田拓
真下課長。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
今のご質問ですけれども、北海道の特別支援金というのがまずありまして、こちらのほうが対象になる業種が二つありまして、まず一つが時短対象飲食店との取引がある事業者。これが直接的には、食料品店ですとか、それに関わるお魚屋さんも含めた、酒屋さんもそうだし、農業、漁業の直接食品を納めているところ、こういったところがまず一つ対象になります。そのほかに二つ目として、外出往来の自粛要請による影響を受けた事業者というところで、こちらのほうで、タクシー事業者ですとか旅館、ホテル、あとは昼間営業の飲食店。今回は、夜お酒を出していたり、8時以降やっているところしか休業協力金は出ないのですけれども、それ以外のところについても、こちらの自粛要請による影響を受けた事業主として、この二つのどちらかに該当する場合については対象になる。これが道の支援金の対象でございます。
質問 1番 荻野節子
業者の人に聞くと、その道のお金が、申請しても、うちに当たるのかどうかというのがよく分からないのと、申請してもなかなか出てこない、今すぐ役に立たないという声も聞いたのですが、どのくらい出るのにかかるものなのか、その判定にどうかかるのか、そこのところの改善はできないのか、そこはどうなのですか。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
道の支援金ですけれども、道の支援金は、実際に私はやったのですけれども、2週間程度で入りました。この部分につきましては、今、商工会議所を通じて各事業者にこういった制度がありますというのをPRしていただいていますし、自分で手続ができないという方については、商工会議所がお手伝いするというような体制もできております。
質問 1番 荻野節子
では、分からなければ、商工会議所と相談して進めていけるということでよろしいですか。それと、そこのうちの中まで踏み込んで聞くわけにもいきませんけれども、なかなか皆さん大変なのかなと思うのですが、銀行では教えてくれないので、社会福祉協議会で、緊急小口とか、特例生活福祉資金の利用状況などを聞いたのですが、令和2年、去年は結構、緊急小口、単身で10万、家族のある人は20万というところは、相談件数が34件あって、実際に決定して利用できた人は14件、今年は1件しかないということで、まだ状況が見えないからなのかもしれませんが、それで結局、ただでもらうお金ではないから返済が、返済の猶予とかもあるようですけれども、これもなかなか厳しい状況にあるから、なかなか借りるのもちゅうちょするし、返せないような状況であれば、そこはちょっととなるわけで、そういうのも聞いた中ではあるので、何とか相談に乗っていくということと、さらに、町長は幾らでもお金があると思っているのかと私はいつも言われているのですけれども、外れるような人たちを含めて、何か考えてもらいたいなというふうに思うのですが、どうなのでしょうか。
答弁 町長 池田拓
国会が閉じたわけなのですけれども、正直、今回の国会で、この補正については通してほしかったなという思いがありましたけれども、補正の話は残念ながら議論にならなかったようで、私自身としては非常に残念に思っているところであります。では、町単独でどれだけ打てるのだ。コロナが始まる前は、いわゆる財調基金は7億超していたのですけれども、今は5億を切るような状態。5億を切るということは、町民1人に4万出すと、それで4億8,000万ですから、財調がすっからかんになります。あしたご審議いただくのですけれども、災害とかが起きたときのお金の出し道がなくなるわけなのです。そういうことを考えますと、今の財調の基金の残高の中で町が独自に何らかの金を打てるのかというのは、極めて厳しいのだろうなというふうに思っています。様々なこと、いわゆる想定外のことが起きることも頭のどこかには入れておかないといけないので、そういう中で、今の中ではなかなか厳しい。秋の臨時国会まで待つのか。それがまたそこでもって巷間うわさされているような形になりますと、さらに政府のほうから財源の裏打ちがないと、こういう町村ではなかなか打ちづらいなというのが正直偽らざる気持ちであります。そういう中で何ができるかは、質問の趣旨を受けて検討させてもらいますけれども、非常に厳しいのかなと今の段階では考えております。質問の趣旨は分かりますし、困っている方がだんだん増えてきて、真綿で首を絞められる以上に、農林漁業をはじめとして経済が深刻になっているということは、私自身も、ご質問を受けなくてもそこのところは感じてはいますけれども、今お話ししたような、こういう小さな貧乏町のかまどとしては厳しいのかな。前から議会で何回もお話ししていますけれども、これがここまで我慢すれば全部落ち着くのだよという際限がないではないですか、それが分かっていれば、では、ここは思い切るかという決断もできるとは思いますけれども、そういう際限のない戦いの中に今、私ども入っているわけですので、その中でもって町独自で打つには、かなり厳しい限界があるのかなと、そういうふうに今の段階では判断しているということをご理解をいただきたいと思います。
質問 1番 荻野節子
なかなか厳しい中で、言っているほうも無理かなという思いはありますが、ぜひ前向きの検討をお願いしたいと思います。今日はありがとうございました。