みんなの議会

浦河町議会 令和2年第4回定例会 2020年6月17日

がん検診について

2020年6月17日、浦河町議会の一般質問で、佐藤利明議員が「がん検診について」質問し、保健福祉課参事 盛美穂子、町長 池田拓が答弁しました。

質問者
佐藤利明 議員
答弁者
保健福祉課参事 盛美穂子、町長 池田拓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 14番 佐藤利明

通告書に従って、一般質問をいたします。今回は1件で、がん検診について質問したいと思います。がんは2人に1人が罹患し、3人に1人が亡くなってしまう病気と言われています。そのがんも早期に発見し、早期治療することで克服できると言われています。しかしながら、がん発見のためのがん検診の受診率は高くはありません。その理由として、時間がない、自分は健康だから大丈夫だ、また経済的理由もあるなどなど、当町も特定健診に併せてがん検診も実施していますが、受診率は高くないと伺っています。今、厚生労働省承認の管理医療機器でがんリスク検査キットが販売されています。医療機関でもがん検査で実際に用いられているがん腫瘍マーカー検査と同じで、自宅でがん検査ができるキットです。病院や健康センターでのがん検診はやはりハードルが高い、ちゅうちょしている方々がいるとしたら、まず家庭で簡単にがんがあるのかないのかが検査できるキットを使用して、早期発見の手助けをしていくことも、がん撲滅方法として有効と考えます。以上のことを鑑み、お伺いいたします。1、がん検査キット購入者にキットの価格の7割を助成してはと考えます。2、がん発見で大変有効なPET検査がありますが、保険適用外検査に助成も必要と考えます。以上2点、理事者の考えをお伺いします。

答弁 保健福祉課参事 盛美穂子(保健福祉課参事は2025年6月まで)

ただいまの佐藤議員のがん検診についてのご質問にご答弁申し上げます。一つ目のがん検査キット購入者にキット価格の7割を補助してはについて、ご答弁申し上げます。がん検診の目的の一つに死亡率を下げることが挙げられます。がん検診実施のための指針には、死亡率を下げることができるがん検診とその検査方法が示されております。胃がん検診がエックス線検査と内視鏡検査、肺がん検診は胸部エックス線検査とハイリスク者の喀痰細胞診の併用、大腸がん検査は便潜血検査、子宮頸がん検診は子宮頸部細胞診、乳がん検診はマンモグラフィー検査です。これらの検診は、がんを早期に発見でき、さらに治療を行うことで死亡率が低下することが科学的に証明されております。がん検査キットは、自宅にいて自分で簡単に採血でき、採取した検体は郵送、結果もメールであれば数日で判明するというものです。このキットには3種類あり、一つは男性向け、二つ目は女性向け、三つ目は胃がんになりやすい状態か調べる胃がんリスク検査です。がん検診を受けたことがない、仕事が忙しく病院や検診日に行けない方には、がん検査キットは便利な方法だと思います。しかし、検診機関などを通していませんので、町として検診結果を把握できないことや、精密検査受診の有無を把握できないなど、検診を受けてがんであった場合の指導体制が確立されておりません。死亡率や罹患率の減少には、がん検診実施のための指針に示す精密検査の未受診の把握、検査受診の指導、医療機関と連携した情報把握が必要です。また、がん検査キットの三つの検診だけではなく、町で実施している各種がん検診も受けていただくことが効果的であると考えますので、がん死亡を減らすため、効果的でかつ受けやすい検診の仕組みや内容を研究して考えております。二つ目のご質問、がん発見で大変有効なPET検査がありますが、保険適用外検査に助成も必要と考えますについてご答弁いたします。PET検査は、陽電子放射断層撮影と言われ、ブドウ糖に放射能を出す成分を組み込んだものを体内に注射することにより、その注射された放射性物質がどのくらいがん細胞に集まっているかを数値化して、それを画像として表現したものです。MRIやCTなどの検査と併用し、総合的な診断に活用されます。がんの転移や再発の有無などを診断するのに効果的な検査方法ですが、一方では、がんによっては早期がんの発見が難しいものや、多くの種類のがん検診ができないなど解決が必要な点があるため、町として支援し得るものなのか、今後も経過を見極めていきたいと思います。現状のがん検診のほかに、がん検診を受けることにつながるような新たな方法で導入できるものがあるのか、受けやすい検診の仕組みや内容を研究したいと考えております。以上です。

質問 14番 佐藤利明

ありがとうございます。答弁にもありましたけれども、死亡率を下げる、これが、やはりがんのあれでありますし、また、もう一つは、多分僕の記憶の中で、5年以上前かもしれませんけれども、いわゆる健康保険税の補正が組まれて、4,000万円ほど一般会計から入れたことがあります。いわゆる4,000万円を入れた理由が、がんの罹患の方が増えたと。では、何名ぐらい平均で増えたかというと、大体5名だと言っておりました。単純に計算すると、1人に800万ほどの医療費がかかっているということになります。今の日本の皆制度で、例えば3割負担でいうと240万円、基本的には払わなければならないけれども、高額医療で、8万ちょっとで済む問題ですけれども、残った医療費は、国や道や町や、また皆さんの健康保険税で賄われているわけですよ。そのことで、やっぱり死亡率を下げる意味もありますが、皆さんの健康保険税の保険料を下げるという意味も、僕はあると思います。そのためには、早期のがん発見が最高に有効だと。そして、なおかつ、女性であれば、例えばマンモグラフィーのことを言っておりましたけれども、なかなか日赤へ行って、男性の方々のレントゲン技師の方々に恥ずかしい、それも、やっぱりあると思うのです。女性特有の病気なんかもありますし、やはりハードルが高い。だけれども、がんは心配だという方には、家庭で。本当に簡単らしいです。やったことないのですけれども、血を採って送ると、調べてみたらこういうような結果が送られているそうです。どこに罹患しているか分からないのですけれども、マーカーとして高いですと。なおかつ、女性専用だと乳がんの特定もできる。また、男性でありますと2種類の検査がありますけれども、いわゆる前立腺がんの検査が瞬時に分かる。そういうのもありますし、そして、一番の、面白いことに罹患数が多いがんの部位というのは何かというと、男性は前立腺がん、女性は乳がんです。死亡率はというと、どちらも含まれません。実は、乳がんも前立腺がんもがんの入り口なのですよ。これがあると転移の問題がありますし、だから、そのとき、初めて取っかかりになる。俺は健康だという方でも、それを調べると、自分はがん因子を持っていたということで。町の検診を受けようかとか、なると思うのです。そういう意味でも、簡単に。インターネットで売っているわけですよ。いろんな検査があって、血液と尿とプラスでちょっと高いのですけれども、それでも2万円はしませんけれども、いわゆる成人病だとか、皆さんがお金をかけて行く1日、そうそう、ドックと同じ検査結果ができるという。それは、家庭でできるというのは、すごく最初の取っかかり。いわゆる町の検査を受けようかという取っかかりになると思うのです。その辺も、やっぱり、これから答弁の中でありましたけれども、いわゆる誰がやったか把握はできないけれども、この結果表を持って、町のほうに行く。例えば僕も骨折してボルト2本打ち込んだのだけれども、装具を今つけているのですけれども。装具も、やはり7割補助で、後申請で戻ってまいります。ありがたい制度です。町でも、この結果を持って、実は、自分はがん検診を受けましたと。これで証明されて、結果がある人とない人がいると思うのですね。それをもって補助していくという感じにすると、浦河町の保健センターでも、この人はがんだと、そこで初めて掌握できると思うのですよ。結果が出ても出なくても来てもらう。それがやっぱり人一つ、町民の命を守る、そのことに僕はつながると思います。やはり、自分の中で、若いときに、乳がんになって、最初になると、乳がんですから、一番怖いのはリンパに転移すること。そのためにも放射線とか、いろんな治療を受けるわけです。髪の毛が抜けたとか、いろんな症状はありますけれども、やはり3か月に1回、また6か月に1回検診して、よくなりました。1年ぐらいすると、また1年ごとに来てくださいということが言われます。その中で生活に追われるのですよ。若い方は小さい子供もいる。旦那さんのお給料はそんなに高くない。だけれども、治療費は高い。その中で、忙しいからといって、検診を、6か月ぐらいになると安心してしまうのだね。3か月だと、ちょっと心配で真面目に行くけれども。6か月に延びたよと、それで安心してしまって、それが1年間投げてしまうと、その方は亡くなっているのですけれども。やはり手を差し伸べなければならないということを僕はしっかり訴えていかなければ駄目ではないか。そのためにも、がんというのは、本当に恐ろしいですよということを、そのためにも取っかかりをつくってあげるチャンスになればなと思って、僕は質問しました。そして、今がんで亡くなる方は、これは18年ですから2年前です。37万3,000人の方が亡くなっています。では、単純に計算すると、1日に幾ら亡くなると、1日に1,020人ぐらい毎日がんで亡くなっているのですよ、今も。そのぐらい油断できないがんであるし、今自分たちも健康でいる場合に、2人に1人は罹患すると知っていても、自分は大丈夫。これは、なぜか災害でもそうだけれども、津波が迫っても俺は大丈夫だとか、そういう思いがあると思うのです。そういう気持ちにならないように、やはり取っかかりとして、検査キットの奨励をやるとかという気持ちになってほしいなと思うのですけれどもね。まだ、治療法が確立していないとか言っておりましたけれども、どうでしょうか、もう一回答弁を伺いたいと思います。

答弁 町長 池田拓

検査キットの関係、従来ご質問の中にもありましたように、検診の会場だとか、そういったようなところに、なかなか足を運ばない人が、それを契機に健康に関心を持ってもらって、検査を受ける動機づけになればいいなという、非常に有効な方法の一つだというふうに考えますし、最初に払うのがいいのか、現場のほうでは検診の結果がなかなか分かりづらいということを懸念しているようですので、逆に、例えば保健センターのほうに来て、検診結果を持ってきて、それでもって受けたよということで、それに対する助成だとか、いろんな方法があろうかと思いますので、そこのところは、確かに動機づけという意味では有効な手だての一つだというふうに思いますので、しっかりと検討させていただきたいなというふうに思います。もう一方の提案があったPETの関係、これは、なかなかご案内のように高額ですよね。ですから、今の段階で、町がPETを利用された方に助成までいけるかどうか、研究はしますけれども、今の状況では、受ける機関も、病院もかなり限られていますので、そこのところは、なかなか難しいのかなというふうに、現段階では自分自身は考えておりますけれども、現場のほうにそこのところもしっかりと研究、検討をさせたい、このように考えております。

質問 14番 佐藤利明

ありがとうございます。しっかりと検討ということで、前向きではなくてよかったなと思って。ちょっと話変わりますけれども、砂川市立病院で、いわゆるがん患者ががん治療をするときに脱毛してしまう。男の人はいいと言ったら語弊がある。女性の方にとっては大変な問題であります。その中で、昨年9月に厚労省が頭を冷やして治療するというあれがありまして、いわゆる毛が抜ける率が少ない、ウイッグというのかな、あれをつけなくてもいいような状態になっているようなのがありまして、これが砂川市立病院のがんの先生が採用して、一緒に治療をしている。だけれども、これは6か月間で12万円かかる。PET検査並みに高いのですよ。だから、そういうのにも将来的には助成できればいいなという、これはちょっと脱線しますけれども、そういう思い、砂川でやっているということで紹介しました。今、PET検査も最新鋭の治療がありまして、高いのですけれども、いわゆる自分の内臓が3Dで出てくる。僕見ると気持ち悪くて失神するかもしれませんけれども、それだけ部位が分かるというのはすばらしいけれども、高いのですよね。がん患者でない方は10万円を超えますし、がん患者は、再発防止のために施設が安くして、3万円くらいで。苫小牧の市立病院も3万円かな。うちの女房が3万円でやってもらったのでね。それで、安心のためにも有効なので、町長も申し上げたように10万円の補助というのは高い。でも、将来的には、本当に。がんの治療となるとやっぱり金額も大きいのですよ。3か月に1回、6か月に1回行っても2万、3万円かかる。薬をもらってくると、また四、五千円かかる。そういうのがあって、だんだん行かなくなるというのも。やっぱりそれが大きい理由もあるので、何とか手助けになればいいなと思いながら、この質問をいたしました。やはり自宅でできるという検査をどのように町が掌握するかを考えていただいて、僕も言ったように、結果表を持ってきて受け付けるだとか、やっていただければありがたいなと思って、そのようにしっかりと検討すると言ったので、これで質問は終わりますけれども、よろしくお願いしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。以上です。

出典:浦河町議会 令和2年第4回定例会 2020年6月17日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる