浦河町議会 令和元年第4回定例会 2019年6月19日
町内に住む高齢者のごみ問題について
2019年6月19日、浦河町議会の一般質問で、米谷友光議員が「町内に住む高齢者のごみ問題について」質問し、町民課長 佐々木俊也が答弁しました。
- 質問者
- 米谷友光 議員
- 答弁者
- 町民課長 佐々木俊也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 米谷友光
おはようございます。発言通告書に従い、町内に住む高齢者のごみ問題について、質問いたします。最近、高齢者のごみ出しをめぐる課題についての報道がありました。筋力の低下や関節疾患等がある高齢者にとって、大きなゴミ袋や重い新聞の束などをごみ集積所まで運ぶのは大変な作業です。また、認知症や前段階の軽度の認知障害者になると、ごみ出しの曜日やごみ分別のルールを守ることが難しくなっています。近年、こうした身体機能や認知機能の低下によってごみ出しが困難になった高齢者への支援が課題となっています。背景には、社会全体の高齢化や核家族化により、地域社会とのつながりが希薄になったことで、家族や近隣住民の手助けが得られない高齢者がふえているそうです。高齢者自身でごみを出すことが難しいにもかかわらず、無理に自分で出し続ける状況の中で、転んで骨折したり、けがをしたりして寝たきりになる高齢者が出ることも心配されます。また、ごみが出せずに、家の中にため込んで、住環境が不衛生になり、ごみ屋敷となることも懸念されております。また、ごみ出しルールが守られず、曜日の間違いや分別間違いでバツごみとなったり、いいかげんな出し方をすることによって、集積所でカラスなどの被害が多くなり、ごみの散乱を招き、近隣住民とのトラブルに発展することもあります。町内の高齢者に意見を聞いたところ、ごみ箱のふたが重たい、集積所まで遠い、ごみ箱まで行くのに国道を渡らなければならないので交通事故が心配など、町内でもさまざまな課題を抱えている高齢者が多くいることがわかりました。高齢者のごみ出し問題の現状と課題について、どの程度把握しているのかをお聞きいたします。このように、ごみ出しが困難であるという状況は、高齢者や周辺住民の生活にさまざまな形で悪影響を与える問題となります。こうした課題に対処するため、近年、ごみ出し支援に取り組む自治体がふえてきているそうです。ごみ出しが困難な高齢者や身体的、精神的弱者にかわり、自治体のごみ収集員や地域住民によるボランティアの方たちが玄関先から集積所までごみを運搬する取り組みです。ごみを回収する際に声かけを行い、高齢者の安否を確認している自治体もあるそうです。近隣市町村の苫小牧市では、日ごろ、ごみ出しに苦慮しているひとり暮らしの高齢者や障害者などの方たちに声かけを行いながら、戸別に訪問して、ごみを収集しているそうです。浦河町でも高齢者のニーズに合わせた収集をすることはできないのか、お聞きいたします。しかし、これからごみ出し支援に取り組もうとする自治体でも、財政問題が大きく立ちはだかっているそうです。高齢者のごみ出し支援は自治体のほかにも自治会やNPO法人、事業者、地域住民等が担い手になることも期待されています。札幌市の一自治会では、ごみ出しが困難な方の家の前にふた付ポリバケツを用意して、毎回、近所の方がごみ出しの手伝いをしている自治会もあると聞きました。浦河町のごみ出しが自治会主体の現在の形になって、30年近くになったと思います。自治会員の年齢構成も変わっています。各自治会と相談して、ごみ出し弱者にとって、よい方向に持っていければよいと思いますが、町の見解をお聞きいたします。以上のことから、次の4点について、質問いたします。1、町内に住む高齢者のごみ問題の現状と課題は。2、高齢者のごみの分別や収集日の間違い等への対応は。3、ごみの戸別収集等、高齢者の生活ニーズに合わせた収集はできないか。4、町内の地域によって、ごみの収集方法に違いがあるが、自治会等の意見を聞いてみてはどうか。以上です。よろしくお願いいたします。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
おはようございます。ただいまの町内に住む高齢者のごみ問題についてというご質問、まず一つ目の高齢者のごみ問題の現状と課題はということで、ご答弁いたします。少子高齢化や核家族化が進む中で、当町におきましても高齢者のみの世帯が増加している実態にあります。そうした中で、ごみ出しに関する現状と課題について、よくある問い合わせや地域包括支援センターが把握している具体的事例で申しますと、先ほど、米谷議員のほうから全てお話があったとおりなのですけれども、まず分別のルールがわからない、あるいは覚えられない。それから筋力の低下や関節疾患により、重たいごみを集積所まで運べない。金属製の上ふたのごみステーションについては、持ち上げることができない。それから地域によっては、道路の反対車線にある集積所まで運ぶことが、交通安全上、危険な実態にある。そういったことが挙げられまして、ごみの分別、排出に関しましては、今後何かしらの支援が必要であるというふうに認識しているところでございます。続きまして、二つ目のご質問であります。高齢者のごみの分別や収集日の間違いなどへの対応はということです。実際に、ごみの集積所に排出された違反ごみにつきましては、内容物から高齢者が出したものかどうかという判断ができないため、現状、町民課といたしましては、高齢者に特化した具体的な対応は行っていない状況にございますけれども、介護サービスを利用している高齢者につきましては、ホームヘルパーがサービスの中でごみの分別、排出の援助を行っている実態があります。ただし、それも制度として、時間的な制限がある中で、ごみ出し以外の生活援助もございますことから、ヘルパーによる援助で全て賄われない場合もあるというふうに認識しております。また、要介護者ではない高齢者で、近くに家族がいらっしゃらない方や、地域の方々からの協力が得られない場合には、自力でごみ出しを行わざるを得ないという実態があることも承知してございます。続きまして、三つ目のご質問でございます。ごみの戸別収集など、高齢者の生活ニーズに合わせた収集はできないかということです。議員ご承知のとおり、当町のごみ収集業務につきましては、町内の一般廃棄物収集運搬業者に委託しているところでございますが、現行の収集ルートに加えて、新たに高齢者へのきめ細かな対応をする場合には、収集車両の増便や作業員の確保が必要となります。今後、ますます対応が必要な高齢者が増加していくことが見込まれる中で、収集業務の効率、費用面から現実的には難しいものというふうに考えております。しかしながら、高齢者のごみ出しについては、当町のみならず全国的にも課題となっている問題でございます。既に対策を取り入れている自治体も見受けられます。その中では、先ほど米谷議員のほうからもお話がありましたとおり、直接的に行政が支援を行う事例と、地域コミュニティーによる取り組みに対して、間接的に行政が支援するという事例がございます。当町といたしましては、昨年度より福祉サイドのほうで進めております生活支援体制整備事業による地域での支え合いの取り組みの一つとして対応を図ることができないか、その仕組みづくりの中で進めていくことが理想であると考えております。保健福祉課と連携を図るとともに、他の市町村の事例も参考にしながら研究してまいりたいというふうに考えております。四つ目のご質問でございます。町内の地域によって、ごみの収集の方法に違いがあるが、自治会などの意見を聞いてみてはどうかということです。現状におきましては、ごみの収集方法に関しての地域からの要望につきましては、随時お受けしております。お受けした中で、収集委託業者との協議を行いながら、対応が可能な要望事項については、その都度、改善を図っているところでございます。先ほど答弁しておりますとおり、現行の収集ルートを大幅に変更しなければならない要望や個人的な対応となってしまう要望につきましては、対応が非常に難しい場合もございますことから、現行の収集体制に不都合が生じている場合におかれましては、まずは、その都度、ご相談いただいた中で対応していきたいというふうに考えてございますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。
再質問 12番 米谷友光
それでは再質問させていただきます。まず一つ目ということで、現状、ごみ問題の現状と課題ということで、最近いろいろな資料を拝見しますと、本当に大都市を主にしていて、ほとんど市町村は少ないように、資料にはありましたけれども、今後の問題としては、皆さんが言うように、本当に少子高齢化がどんどん進むに当たっては、こういう問題が物すごい大きな問題になるのではないかと。浦河町の現状と課題ということなのですけれども、先ほど、私がちょっといろいろなことを調べさせてもらった中でのことだったのですけれども、本当に浦河町内にも、先ほど課長のほうからもあったように、私たちの自治会でもそうだったのですけれども、鉄ふただったものですから、高齢者の方から、重いということで、昨年、新設を、補助をいただきながら、していただいたりということで、一応は対応させていただいているのですけれども、結構、皆さんの意見を聞いていると、やっぱり先ほど言ったように、入る場所があるものですから、結構遠いところに運んでいる高齢者もいて、運べないという人もいることはいるのです。ただ、その辺も踏まえた中で、その話をしましたら、札幌の方から、札幌の南区なのですけれども、自治会の中で、ポリバケツを家の前に用意していて、自治会員が一緒に運んでいるところもあるみたいな話をされました。そういうことができるのだったら、何かいろいろな形の中で考えなければならないなと思いながらやっていたところです。こういう問題がどんどん現状として、先ほど言ったような話が出るかと思いますので、もうちょっと高齢者に対して、ある程度アンケートをとったり、どういう問題があるかということの現状の把握は、今度どのようにするのか、そういう考えはないのか、お聞きいたします。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
ただいまのご質問でございますけれども、先ほどの答弁の中でお話ししました、福祉サイドで行っております生活支援体制整備事業の関係でございますけれども、この事業につきましては、社会福祉協議会に生活支援コーディネーターを委託しまして、平成30年度から取り組んでいるところでございます。地域で暮らす高齢者が抱える課題解決に向けた具体的な生活支援サービスの取り組みということで、現在は、まだ準備段階でございますけれども、昨年の中では、高齢者が現に抱えております困りごとのアンケート調査というようなことを実施しているということで、その中でも、ごみ問題関係については、アンケート調査の回答の中でございました。そういうこともありまして、一方で地域での協力に関することについても、一部調査を行っております。今後につきましては、そういったマッチング作業を行いながら、町民課のほうも含めた形で仕組みづくりと地域に対する支援内容などを検討いたしまして、場合によっては、すぐ取り組みが可能な地域があればモデル事業として、先行して実施して、進めていければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 12番 米谷友光
はい、わかりました。一応、アンケートをとられていたのですね。失礼いたしました。地域支え合い支援制度ということは、私もちらっと聞いたのですが、内容を全然わかっていなかったものですから、私自身が。失礼いたしました。支援制度の今、現状の体制というのは、これは、できているということでよろしいのですか。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
繰り返しになると思いますが、平成30年度からの生活支援体制整備事業で、社会福祉協議会のほうにコーディネーターを置きながら、地域の支え合いの取り組みについては、現在、準備段階ではございますけれども、少しずつ進められておりますので、今年度以降、具体的な取り組みがどういうことができるのかということを今進めているという状況でございます。
再質問 12番 米谷友光
平成30年度からだと。今後、活動をぜひ進めていただければというふうに思います。また、苫小牧市なんかでは、インターネットで確認したところ、要するに、高齢者で要望のあった方からは、一応そういう戸別収集をしている状況にあるように、インターネットの配信ではなっているのですけれども、そういうのを含めて、今後、浦河町でもそのようなというか、ある程度、高齢者に対して、戸別収集できるのか、できないのか、そこまでやれるのかどうかということはいかがでしょう。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
ただいまのご質問にお答えします。町が直接、収集業者に委託する部分については、現状としては、負担等を考えたときにはちょっと難しいのかなと。できる限り地域の中で協力をいただきながらできないかということを重点というか、先行して考えていきたいというふうに考えております。
再質問 12番 米谷友光
確かに、私も全部、その業者というのでも、苫小牧市はきっと職員ですよね、回収に当たっているのが、だと思ったのですけれども。それであれば、業者に、今のをやると、やはり事業が多くなるので、それは財政的にも負担になるかと思いますので、その辺は、やっぱり地域と、ある程度、相談しながら進めていって、いかに財政的な負担にならないようにやるには、ある程度、ボランティア等、自治会の協力も必要かと思いますけれども、今後、そのような形というのは。今言ったように、業者として、財政的なものがあるのでできないというのではなく、もう少し、それは現状の中で考えていくべきではないかと、私は思いますけれども、それをもう一度お願いいたします。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
地域によっては、そういった取り組みが難しいところも、今後は出てくるのかなというふうに思います。今、事業として進めている中では、地域の支え合い、見守りですとか、安否確認なんかも含めた形でごみ出しという取り組みが先行して進められているところも、地域もあるということでございますので、そういった取り組みの中でモデル的にできるところがあれば、まずは先行して進めさせていただいて、その中で難しい部分については、また改めて、どういった形がいいのか、検討しながら進めてまいりたいというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。
再質問 12番 米谷友光
わかりました。何かそういうふうに言われてしまうと、後は、言葉が出なくなってしまって、ちょっと困っております。先ほども課長のほうからあったのですけれども、介護を受けていてヘルパーさんがいる方がいまして、その方であれば、ある程度、何とかごみの分別収集ができるかと思うのですけれども、やはり介護を受けていないというか、そういう方もいる中で、地域としても、そういう方がいることも確かでありますので、今後、やはり、そういうものを受けていない人には、何らかの支援が必要ではないかと私は思っているほうなのですけれども、その辺、介護されていない方のごみ出し問題に対してのことをお聞きいたします。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
恐らく介護サービスを受けられている方というのは、ある程度、支援がある方というふうに認識しております。先ほど答弁しましたとおり、時間的な制限もあって、全てが解決しているわけではないというふうに考えております。逆に介護サービスにまだ至っていない、そういった方のほうが、そういう部分で、まだ苦労されている部分があるのかなというふうに思っておりますので、ある意味、そこも含めた形での体制ができないのかなということで、進めてまいりたいというふうに考えております。
再質問 12番 米谷友光
大体そういうことなのだろうと、私も思っているのですけれども。あと、ごみのほかにも、粗大ごみということで、町のほうでも、曜日を決めて回収しているかと思うのですけれども、その中で、高齢者は、大きなごみに対する処理ができないような話もよく聞いたりするのですけれども、それも含めて、粗大ごみだからといって無料ということにはならないと思うのですけれども、粗大ごみを今後どのように対応していくか、何か考えがあればお聞きいたします。
答弁 町民課長 佐々木俊也(町民課長は2021年3月まで)
粗大ごみにつきましては、最近、ごみが、人口は減少しているけれども、減っていないというお話の中で、恐らく、いろいろな財産の処分だとかということで、粗大ごみについては、ある程度、減らない形で、うちのほうでも収集している実態にあるのは認識しております。今、収集のほうにつきましては、月2回やっている中で、直接搬入される方と、ご自宅のほうに取りに行っているケースがございます。今後、委託業務にしてもらおうかなというふうに思っておりますけれども、どこまで、収集の、自宅に取りに行った際にお手伝いができるのかということもあると思いますけれども、そこら辺についても、また協議をさせていただきたいというふうに考えております。
再質問 12番 米谷友光
はい、わかりました。地域だけでの支援は、ちょっと無理かなと、私は思っている部分もありますので、ある程度、やっぱり自治体の支援が必要かと思っております。どうしても、先ほど、戸別収集はできないという言い方はされておりますけれども、現状的には、認知症とか、身体的な高齢者は、やはり、ある程度、本当に戸別収集というのが、私は必要だというふうに考えていますので、そのあたり、何かいい方法がないのかなと思っても、どうしても、どこかで無理がかかってしまうのかなというふうに思いますので、ぜひ今後も、十二分に高齢者の意見を聞いていっていただきたいですし。本当に、私としてはある程度、高齢者にアンケートをとって、戸別収集してほしいというのであれば、していただきたいという思いがあるほうなのです。やはりごみの問題というのは、物すごく、これから大きな問題となりますし、本当に最近、うちのほうでもバツごみであれば、町民課さんのほうで言ってくれれば、処置してくれてはいますけれども、決して少なくなっていないのです。だから、そういうのを含めて、これから考えていってもらいたい事案だと、私は思っておりますので、今後やっていただきたいというしか、もうないのかなと思いながら、います。今後いろいろな形になるかと思いますけれども、高齢者に対してタイムリーな動きをしていただければと思います。これで終わります。ありがとうございました。