浦河町議会 令和4年第5回定例会 2022年9月14日
巨大地震と津波が発生した場合の被害について
2022年9月14日、浦河町議会の一般質問で、米谷友光議員が「巨大地震と津波が発生した場合の被害について」質問し、総務課参事 葛西生昇が答弁しました。
- 質問者
- 米谷友光 議員
- 答弁者
- 総務課参事 葛西生昇
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 米谷友光
最後の質問となりましたので、極力簡単に終わらせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、千島海溝、日本海溝の巨大地震が発生した場合の被害想定に対して、町はどのような対策を取るのか質問をいたします。北海道は、7月29日の北海道新聞で千島海溝沿いと日本海溝の北側にある領域で、巨大地震と津波が発生した場合の被害について、昨年12月に国が公表した想定を基に道内の太平洋沿岸の38の市とまちを対象に、地域ごとの実態を反映させた上で想定をまとめ、公表しました。最大の被害が出るのは、早期避難率が低く、冬、夕方に起きた場合とし、死者数は政府想定より多い、最大14万9,000人としました。通勤や通学で沿岸駅の市街地や港湾部の人口が深夜より夕方のほうが多いことが分かったためだそうです。地震の規模はマグニチュード9で、津波や揺れによる死者数は最多が釧路市で最大8万4,000人、苫小牧市が4万人、函館市が2万9,000人と続いていて、浦河町では冬、夕方で最大2,600人となっています。着目すべきは、早期避難率を高めて効率的に避難を呼びかけ、既存の津波被害ビルなども活用すれば最大9割減らせるとした点です。道内には、まだ少ない津波避難タワーの整備などを進めればもっと減らせるとも指摘しています。住民は強く長い揺れがあれば、すぐに逃げる意識を持ち、地域では避難訓練を続けることが大切だそうです。千島海溝、日本海溝が巨大地震が発生した場合の避難所、避難ルート、避難体制等の現状と課題はどのように考えているのか、お聞きいたします。また、生活館や学校の前に避難所の看板が設置されてはいますが、あまり目立たないような気がします。目立つ看板にはできないのか、避難ルートの看板も含めてお聞きいたします。今まで図上訓練や車椅子などを使用した避難時間等の訓練はしてはきましたが、今後どのようなことに重点を置くのかもお聞きいたします。また、地震が冬に発生した場合、津波から逃れても屋外に長時間過ごすなどして、低体温症になり、命の危機にさらされるおそれのある人が日本海溝で4万2,000人、千島海溝で2万1,000人に達するとしています。町内では、冬の巨大地震を想定すると、避難所や避難ルート等の除雪など対策はどのように考えているのかもお聞きいたします。また、低体温症の対策を含めて津波避難施設等の整備はどのように考えているのか、お聞きいたします。また、何年か前に町内の防災無線が整備されました。しかし、風向きや家屋の機密性により、防災無線が聞きづらいなどの課題もありましたが、防災情報システム、防災行政無線などを設置している自治体もあると聞きますが、今後どのような対策を検討しているのかもお聞きいたします。以上のことから、次の質問をいたします。1、千島海溝、日本海溝で巨大地震が発生したときの対策はどのようになっているのか。1、避難所、避難ルート、避難体制等の現状と課題は。2、避難所、避難ルートの看板の設置状況は。3、今後の避難訓練はどのようなことに重点を置くのか。2、町内で被害者が一番多いのが冬の夕方になっているが、冬季の対策は。避難所や避難ルートの対策は。低体温症の対策は。3、津波、避難施設等の整備は。3番、防災無線が聞こえないなどの課題はあるが、防災システム、防災行政無線等の設置はできないかであります。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
米谷議員ご質問の巨大地震の被害想定に対する町の対策について、お答えいたします。まず1点目の避難所等の現状と課題についてです。町内には指定避難所が55施設あり、そのうち地震に対応した施設が19施設、津波に対応した施設が28施設となっております。津波の際の避難ルートは、遠くへではなくより高いところへ避難するよう呼びかけており、今年広報6月号と一緒に配布した津波ハザードマップには避難経路のイメージを図示し、地震や津波から身を守るための行動パターンについても掲載しております。課題につきましては、大津波警報が発表されたときに、実際に多くの方が高台や安全な場所に避難できるかどうかが大きな課題であります。このため、町民一人一人の防災意識の啓発が重要であると考えております。次に看板の設置状況です。指定避難所55施設中36施設に看板を設置しており、そのほか常盤公園など屋外の避難場所5か所、避難経路を示す看板が24か所、標高を示す看板は町内に83か所に設置しております。次に、今後の避難訓練はどのようなことに重点を置くのかとのご質問ですけれども、大規模災害時において、やはり公助には限界がありますので、まず一次避難の際には自助、共助が特に重要となります。このため、自治会や地域単位など参加者が災害を想定し、まず身を守る行動を第一に考え、どのタイミングでどこに避難すべきか、地域の実情を把握し点検を行いながら、情報を共有できるような訓練に重点を置きたいと考えております。次に冬季の対策についてです。冬季期間の災害時においても、津波の際には基本的に一次避難であるより高いところへ避難し、まずは身の安全を守ることを第一に行動していただくことには変わりありませんが、冬の期間は津波などから身を守った後の安全な場所への二次避難が重要になってきます。そこで、低体温症対策についてなのですけれども、低体温症の対策としましては、避難所において、停電時でも暖房設備を動かせるかどうかが重要となります。文化会館やファミリースポーツセンターには施設の一部の電源を賄うことができる自家発電設備があり、町内21か所の避難所にはLPガスまたはガソリンによる発電機を設置しており、停電時でも暖房を動かせるように対策を取っております。次に津波避難施設等の整備についてです。津波避難施設としては、津波避難タワーの整備が考えられます。しかし、数億円となる建設費用や建設後の維持管理、また平常時における用途や使い勝手などを考えると、すぐに整備するとはなりませんが、地域の実情や声を考慮し、慎重に判断したいと考えております。次に防災無線の関係です。気象条件などにより聞こえない、聞こえづらいといった声も耳にしております。防災情報につきましては、町ホームページをはじめ、SNSやUHBテレビのデータ放送などでもお知らせしているところではありますが、災害時にはエリアメールの機能を使って町内にいる方の携帯電話に一斉に情報を配信することが可能となっております。災害時には、防災無線と同じ内容をこのエリアメールで配信することにより、防災無線が聞こえない等の課題に対応するとともに、エリアメールで受信できることについても周知してまいりたいと考えております。また、学校や福祉施設など27か所には、防災無線の放送が受信できる戸別受信機を設置しております。
質問 12番 米谷友光
本当にある程度の施設はあるということは分かってはいるのです。今回のやはり発表の中で、一番びっくりしたというのが浦河町でも冬の深夜で2,400人、それで今回本当に冬の夕方で2,600人という想定なのですよね。そのときに思ったのは、あ、浦河町も昼にいる人は、やはり近隣の近くに勤めに来られる方もいるだろうしということは物すごく思ったものですから、ではその対策というのは一体どのようになっているのだろうかなという、ちょっと思いもあったものですから、今回質問をさせていただいたのですけれども、その中で確かに自治会とかそういうところにはある程度そういう、私たちもまた来月はちょっと防災訓練というか、ちょっと簡単なことをやることにはなっているのですけれども、それを含めて、防災担当者の町内の各事業所等にもやはり何かあった場合のことを啓発していくということも必要なのかなというふうには思ったものですから、まずその辺はどのように考えているのか、お聞きいたします。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
実際としましては、町民の方に周知してそれが事業者の方にもつながるのかなとは考えてはいるのですけれども、あと町内の事業所、その他においても事業所と個別の災害協定等を結んでいることもありますので、その辺は事業所とも協力しながら防災対策に努めてまいりたいと考えております。
質問 12番 米谷友光
分かりました。ぜひ事業所等にも、ぜひやっていただければというふうに思います。それで、あと看板なのですけれども、今の避難所の看板というのは、人が走っているような看板、学校とかにある。あれは、規格品なのですか、それとも売っているというのですか。あれは違う、仮に見やすいような看板というのは立てることというのはできるのか、できないのかだけちょっとお願いします。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
独自に見やすいものに作り替えることは可能です。確かに、道路を走っていてもすぐに分かるかと言われると分かりにくい現状もありますので、ただもう既に同じ規格で町内にずっとつけている部分もありますので、今から変更するとなるとちょっと難しいかなとは思います。
質問 12番 米谷友光
分かりました。きっと一番今回の看板のことで思ったのが、やはり看板を見て分かるというか、きっと観光客の方だとかよそからビジネスマンとかが来ていて、何かあったときもすぐ分かるような看板というのはどのような、あれよりもちょっと赤だとか黄色のほうが見やすいのではないかなというふうに思ったものですから。でも、どこに行っても、どこのまちに行っても人の看板がついているので、きっとこれしかつけたら駄目なのかなという思いもあったものですから。できれば、今後、お金もかかることなのであれですけれども、できることであれば見やすい看板にしていただければというふうに思います。それと、流れできてしまったので、あと、ですからこれこそビジネスマン、またそういう人型に戻して分かるような看板、あと、今私がずっと、自分の自治会であれなのですけれども、逃げるルートの看板というのも必要なのではないかなと思うのですが、その辺はどのように考えているのかお願いいたします。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
実際に逃げるルートにつきましては、災害の状況によっても変わってきたりするので、ここだよともし言ったとしても、もし災害によってはそこが駄目な場合もあるので、ちょっと現実的には、明確なルートを示すような看板はちょっと難しいかなと考えております。
質問 12番 米谷友光
そういうこと。いや、うちらの自治会でも結構新しい方とか、いろいろと今こういう時代ですので、その人型にも本当に分かるような形の中で、今回自治会報等では流すつもりなのですけれども、それを含めてある程度そういう看板があればなと思って、いや、そう言われたらそうですね、雨が降ったりいろいろなことが考えられますので、そこだけというわけにはいかないですね。分かりました。それはそのようにしておきます。あと、先ほども数億円のかかる避難タワーの件なのですけれども、きっと浦河町でそれを要望しているのはうちらの自治会しかいないのかなというふうに思ったりして、ちょっと心苦しくは聞きますけれども、どうしてもうちらはすごく広いものですから、どうしても本当に津波などが来たときに逃げるにしてもちょっときついのかなと思うのと、子供たちを含めれば、日中とかに来た場合に何かそういうのが一つあればなと。ただ、今言ったように数億円もかかるなと言われれば、何か要望しづらくなりましたけれども、できれば、希望としては造っていただきたいという要望だけしておきます。分かりました、ではそういうことで。では、冬の夕方に一番多いということなのですけれども、確かにうちらの自治会も発電機も買っていただきましたし、何かあるときはそれは大丈夫かなという思いもあるのですけれども、やはり冬に起きたらどうしても除雪等、ルートだとかやはりそういうものは、結構その辺はお金的に、財政的にも結構厳しいのかなと思うのですけれども、その辺はどのように考えられているのかお願いします。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
やはり冬期間の除雪とかは必要になってくるとは思うのですけれども、やはり除雪に関して言いますと生活道路第一、優先的にやらなければならないので、さすがに平時に避難路だからといって常に除雪するというのはちょっと現実的には難しいと考えております。
質問 12番 米谷友光
いや、私もそうは思っていたのですけれども、でもやはり冬にどうしても起きた場合のことを想定すると、やはりある程度の除雪等の体制というのも組んでおいていっていただければなというふうに思いますのでお願いいたします。あと、防災情報システムということで、エリアメールとかは、うちらは要するにスマホなどにいつでも入ってくるということですか。そうか。でも、結構私もちょっと勉強させていただいたら、結構ここの近隣の自治体でも防災無線を設置している自治体もあるのですよね、大きい苫小牧市辺りでもしていますよ。やはりどのようにというか、やはりエリアメールでの問題があるということなのでしょうか。その辺はどのように考えられているか、お願いします。
答弁 総務課参事 葛西生昇(総務課参事は2025年3月まで)
今、苫小牧市さんの話が出たのですけれども、苫小牧市さんはどちらかというと、当初は携帯電話を持っていない方にラジオを配布していたりしていたのですけれども、それも今はちょっと縮小してきているようなことをちょっとホームページで目にしましたので、どちらかというとエリアメールとかそちらのほうに移行しているのかなとは考えております。
質問 12番 米谷友光
そういえば、ある方からこういう防災無線というのがあるよと言われて、ちょっと私も・・・。そうしたら、隣と言えば隣のまちでも何か使用されているというふうにも聞いたりしたものですから、ではそういうのがあるのならちょっと勉強させていただきますということにはしたのですけれども、そういうことであればうちもちょっとまた考えなければならないかなとは思います。分かりました。それでも、これからどうしても冬に向けて、冬の2,600人というのを考えますと、浦河町民の4人に1人ということになる被害想定もされていますので、できれば先ほど言いました避難タワー等も、お金もかかるということもよく分かって重々、ちょっと要望しづらいところもありますけれども、その辺も含めて防災訓練等も今後ともよろしくお願いしたいと思います。今日はどうもありがとうございました。