浦河町議会 令和4年第2回定例会 2022年3月16日
(1)コロナ禍における町内業者への支援対策について/(2)日高山脈襟裳国立公園化に向けての現状と今後の進め方について
2022年3月16日、浦河町議会の一般質問で、米谷友光議員が「コロナ禍における町内業者への支援対策について」「日高山脈襟裳国立公園化に向けての現状と今後の進め方について」について質問し、商工観光課長 真下修、産業課参事 伊藤圭悟が答弁しました。
- 質問者
- 米谷友光 議員
- 答弁者
- 商工観光課長 真下修、産業課参事 伊藤圭悟
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 12番 米谷友光
初めに、ロシア、ウクライナ問題が早急に解決することを望みます。それでは、発言通告書に従い、次の2点について質問いたします。1点目は、コロナ禍における町内業者への支援対策について質問いたします。新型コロナウイルス感染症の国内での発症が確認されてから3年目を迎えました。その間、アルファ株、デルタ株、最近ではオミクロン株と、まだまだ変異を続けながら猛威を振るっています。そのたびに緊急事態宣言が発令され、まん延防止等重点措置が取られ、飲食店や事業所に時間や人数の制限等がされ国民に大きな影響を与えています。町内でもまん延防止期間中には繁華街ではシャッターが下ろされ、寂しい町となっていました。今年も3月の恒例である転出入者たちの歓送迎会もほとんどが中止となり、町内の経済状況にも厳しいものがあります。しかし、世界的に見ると、アメリカやイギリスなどの国ではコロナによる制限を撤廃し、イベント、スポーツ観戦などをコロナ前の平常時に戻し、マスク着用を義務化していない国も多くなってきています。最近の報道によると、再延長されていたまん延防止等重点措置も今月21日の期限で解除する方向で最終調整に入っています。慢心しているとリバウンドも警戒しなければなりませんが、ようやく普通の生活に戻れるのかと期待もあります。しかし、この2年間で大きく影響を受けた業種もあると聞いています。新型コロナウイルス感染症が町内経済に与えた影響をどのように把握しているのかお聞きいたします。また、この2年間で何度かの休業を余儀なくされ、後継者問題などの不安を抱く人もいると聞いています。これからアフターコロナに向けての支援等はどのように考えているのか、町の見解をお聞きいたします。最近の報道で、国民に新型コロナが落ち着いたらやりたいことはと聞きましたら、8割以上の人が国内旅行、次が外食、友達に会いたいだそうです。普通にできていた、どこかに出かける、外食をする、友達とゆっくり会ってお話をするなどができなかったことへの反動の結果だそうです。町として、事業者への支援を含めた何か企画等はないのかもお聞きいたします。長期化したコロナ禍の中で、事業継続に不安を抱いている人もいると思います。以上のことから、次の4点について質問いたします。1、新型コロナウイルス感染症が町内経済に与えた影響をどのように把握しているのか。2、アフターコロナに向けての支援等をどのように考えているのか。3、影響を受けた事業所に対して、浦河版Go To EatやGo To トラベルなどの支援はできないのか。4、長期化しているコロナ禍で事業の継続に不安を感じている人もいますが、対策はどのようにするのかです。2点目は、日高山脈襟裳国立公園化に向けての現状と今後の進め方について質問いたします。現在、環境省は、日高山脈襟裳国定公園区域及び周辺地域の国立公園化を進めています。日高山脈襟裳国定公園は、昭和56年に北海道襟裳自然公園から国定公園に指定され、公園エリアは、日高、十勝管内、1市11町1村にまたがっています。総面積は約10万ヘクタールを超える国内最大級の国定公園となりました。特徴は、氷河がつくり出した険しい地形や、日本唯一の地質が見られるほか、北海道を代表する野生の動植物が多数生息しています。日高山脈は一般的な登山道が少なく、沢伝いに頂上を目指すような冒険的ルートが多く、経験者向けの山として知られています。令和4年度には国立公園になるとは聞いていますが、現在の進捗状況とスケジュールについてお聞きいたします。また、町政執行方針の中で、当町と様似町、えりも町、広尾町の4町で国立公園化に連動しながら誘客運動を進めるとありますが、今後のイベントなどの企画やPRを検討しているのかお聞きいたします。町内にも神威岳、楽古岳、野塚岳など、全国的にも有名な山があります。今後、町として、国立公園になった際の活用方法についてもお聞きいたします。以上のことから、次の3点についてお聞きいたします。1、令和4年度には日高山脈襟裳国定公園が国立公園になるが、進捗状況とスケジュールは。2、浦河町、様似町、えりも町、広尾町の4町広域組織で今後PRやイベントなどはどのようになっているのか。3、浦河町としてどのような活用方法を考えているのか。以上です。よろしくお願いいたします。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
米谷議員の質問の大きな最初の1点目と、2点目の2番目、3番目について、私のほうから答弁させていただきます。まず、1点目のコロナ禍における町内事業者への支援対策についてでございます。新型コロナウイルス感染症が町内経済に与えた影響をどのように把握しているかという点でございます。日高信用金庫が四半期ごとに公表する景気動向調査の結果により回答いたします。この調査は日高信用金庫管内の業況を業種別に天気で示しているもので、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた令和2年第1四半期以降、製造業、卸売業、小売業、サービス業は各期において、この区分が7区分あるのですけれども、一番低調の大雨で示されています。建設業がその時期により薄日や雨とされているところであります。また、令和4年の自社の業況見通しにつきましては、7区分の回答で、よいという部分が「非常によい」「よい」「ややよい」の3区分の合計が7.1%、普通が36.2%、「やや悪い」「悪い」「非常に悪い」の悪いの合計が56.7%となっておりまして、1年前の同じ調査との比較では、「よい」から「悪い」を引いた差でございますけれども、こちらは18.2%の改善となっているところであります。また、日本銀行札幌支店の12月13日の金融経済概況によりますと、個人消費について下押し圧力が依然として強いが、一部に持ち直しの動きがあるとしております。これらのデータから、町内経済に与えた影響は、金額としては算出できませんが、調査対象となっている業種への影響は大きいものと見ております。2点目のアフターコロナに向けての支援等をどのように考えているかです。アフターコロナに向けての支援につきましては、国が1月から始めております事業復活支援金、こちらは法人の上限が250万円、個人の上限が50万円と、それに町が上乗せする浦河町中小企業等事業復活応援資金、こちらは法人、個人同額の10万円の給付事業を実施しているところであります。3点目、影響を受けた事業所に対して浦河版Go To EatやGo To トラベル等の支援はできないか。まず、このそれぞれの事業についてのご説明をさせていただきますが、Go To Eatにつきましては令和2年11月から現在の事業が始まり、事業期限も令和3年3月31日まででしたが、数度の延長によりまして販売期間が今年の令和4年4月8日まで、利用期限は5月10日までと延長されております。こちらにつきましては、25%のプレミアムがついて8,000円で購入したものが1万円の利用ができるというもので、町内では42の店舗で利用可能でございます。また、日高信用金庫で購入可能となっておりまして、現在のところ約350万円ほどの残があるということでございます。Go To トラベルにつきましては、令和2年7月に事業が始まり、令和2年12月28日以降、一時停止となり、その後、再開未定となっております。国内旅行35%の割引と15%の地域共通クーポン券が付与されるもので、最大1泊2万円の割引となるものでございます。町内では五つの宿泊施設と、地域共通クーポン券は29店舗が登録されているところでございます。さらに、北海道が実施しております道民割でございます。令和3年の12月6日から、今年、令和4年の3月10日までの予定でございましたが、1月25日以降のチェックイン分から停止している状況であります。こちらは最大5,000円の割引と2,000円のクーポンということで、町内四つの宿泊施設が登録しているところでございます。これらの事業につきましては、今後も継続または再開される予定でありますため、現時点では浦河町としての上乗せや別の制度の支援ということは考えてございません。4点目、長期化しているコロナ禍で事業の継続に不安を感じている人への対策はという点でございます。コロナの感染拡大に伴いまして、これまで事業者に対し、国の支援策のほかに町として売上げ減少、事業継続対策として中小企業等事業継続支援金、浦河町事業PRバックアップ補助金、休業・感染対策支援として休業協力・感染リスク低減支援金、浦河町ウィズコロナ事業者応援支援金、資金繰り関係として新型コロナウイルス感染症対策保証料補助及び利子補給金など、現在まで約1億6,080万円の事業を地方創生臨時交付金の活用により実施してきたところであり、財源が確保されるのであれば新たな支援策についても検討したいと考えております。また、これまでの数度にわたる支援事業等への申請書類作成支援により商工会議所と事業者との関係が強まっていることから、さらに相談強化を図る取組に支援してまいるところでございます。次に、大きな2件目の日高山脈国立公園化に向けての現状と今後の進め方につきまして、2番目と3番目について私のほうから答弁いたします。浦河町、様似町、えりも町、広尾町の4町広域組織での今後のPRやイベント等でございますが、4町で構成するえりも岬とんがりロード観光協議会の新年度の事業計画は今後の総会によって決定することになっておりますが、これまで4町それぞれの長所を生かした観光情報の発信を通して国立公園のPRをしていくこととなります。具体的には、4町で作るパンフレットやウェブサイトでのPRや、海外へのプロモーションが可能になれば現地へ出張しての営業が考えられます。次に、3点目の浦河町としてどのような活用法を考えているのか。日高山脈襟裳国定公園は誰もが簡単に行って楽しめる場所が少ない公園で、登山するにも難易度は低くないと聞いております。まずは、日高管内国道沿線から日高山脈を見る場合のビューポイントが少ないことから、町内での活用可能なビューポイントを生かす取組を進めることによりドライブ観光と当町の食を結びつけて、さらに自然体験プログラムを活用した滞在型観光を推進し、イーグルウオッチングや乗馬、星空やアポイ登山と絡めた宿泊客の誘致を図りたいと考えております。以上でございます。
答弁 産業課参事 伊藤圭悟(産業課参事は2022年3月まで)
私のほうからは、前後しますけれども、米谷議員からご質問のありました大きな2件目の1点目、日高山脈襟裳国立公園化に向けての現状と今後の進め方はについての1点目の進捗状況とスケジュールについてご答弁させていただきます。日高山脈襟裳国定公園の国立公園の指定につきましては、議員もご承知のとおり、最速で令和4年3月末を目標に進めてまいりました。令和3年度においても日高、十勝両振興局の関係市町村との協議も数回行われておりましたが、一部エリアの規制等に関わる部分で地元理解をいただくため、当初のスケジュールより遅れている状況となっております。あくまで現段階、令和4年2月4日に行われた説明会における資料からのスケジュールになりますが、現在は北海道や関係市町村からの意見聴取とそれに基づく調整を行っている状況であります。この調整が終了した段階で環境省において原案が作成され、5月をめどにパブリックコメントが実施され、8月には北海道知事や環境大臣への意見照会が行われ、12月の指定を目指し事務手続が進められている状況となっております。以上です。
再質問 12番 米谷友光
はい、分かりました。それでは、再質問をさせていただきます。今の課長の説明では、コロナ禍における町内事業者支援は十分にされているというふうに聞こえたのでございます。確かにそれはある程度そういうようなことを聞いているのです。その中でどうしても細部まで今の支援金等が行き届いているといったらそうではないようにも聞いているのですが、やはりそういうのが届いていないというところがあるみたいなので、それを本当にどのようにするのかということだと今度思うのです。今の現状で決してアフターコロナではないですけれども、今の状態ですとまだウィズコロナと言ったほうがいいのだろうとは思うのですけれども、ではその中で本当に今まで手の届かなかったというか、ある程度支援をできなかったそういう業種もあると聞いておりますので、そういうところに対して何か方策、対策支援等というのは考えられないでしょうか。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
米谷議員ご指摘のとおり、業種によりまして制度のひずみといいますか、その間で十分な支援を受けられていない業種があることは私も承知しているところでございます。ただ、そこの部分をピンポイントで支援するということがなかなかできないということもありまして、それをカバーするためにこれまでも国の支援のほかに町の単独事業として上乗せや拡大をして支援をしているというところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 12番 米谷友光
はい、分かります。そういうことだろうとは思うのですけれども、ぜひ、今後こういう状況というのがまた起こり得る可能性というのは十分にあるわけですから、今後やはり国、道のほうにも支援体制というか、ある程度そういう細部といったら全部100%にはなかなかなりづらいのでしょうけれども、やはりそれなりの対策、支援をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。それとあと、私が言っているGo ToEatやGo To トラベルはほとんどが今のところはちょっと中止になってしまっているような状況ということなのですけれども、ぜひアフターコロナになったときに浦河産の何か商品でも使いながらそういう企画等を浦河町でやることによって皆様に対するそういう商売に対する意志を固めるみたいな、そういうことということで浦河町として何か浦河町の魚介類や農産物などを利用しながらぜひそういう町民に向けての企画などというのをやっていただければと思って質問させていただいたのですけれども、もしも何かありましたらちょっとお願いいたします。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
なかなか難しいところなのですけれども、これまでも町としては、特産品をつくるための開発補助金ですとか農業のほうでもいろいろな施策を打ってきたところでございます。それぞれの海産物、農産物が地域内で回るような仕組みというのが、どういったことができるかというのはいろいろあるとは思うのですけれども、全体的な考え方はそういったものを町内で流通させて町内での域内流通を図って経済をそこで回すということが一番大事なことかと思いますので、その部分につきましてはちょっと意を用いながら検討させていただきたいというふうに考えております。
再質問 12番 米谷友光
ということで、よろしくお願いします。それで、やはり今コロナが、確かに21日でまん延防止が解除というか、なるような話にはなっていますが、まだまだ分からないところがあるのですけれども、やはり今、本当にコロナがアフターコロナで、では今後これをどうするかといったときには本当に正念場というか、やはり浦河の経済がそういう事業所も含めてどうやるか、今までもいろいろな問題がありながら皆さん努力してやってこられたのだと思っています。その中でやはり今の状態、これからどうするかということを考えるにはある程度行政の力もそこに入っていければなというふうに思って質問させていただいているのですけれども。ですから、今後このアフターコロナになったときに、本当に事業所、商店街にしてもひとつ落ちこぼれないような状況をつくっていただければと思っておりますので、よろしく。これでは答えはないですよね。すみません。では、そういうことでよろしくお願いいたします。2点目の日高山裳国立公園化に向けてということでお聞きいたします。スケジュール等は、この間、道新にも地権者との問題でということで何か出ていたようにも記憶しております。そういうことで遅れているのかなと思いながら聞いていたのですけれども、そういうことで、国立公園ということで、本当に札幌とか東京に行きますと結構いつ国立公園になるのとよく聞かれます。その中で、近々なると思いますので、よろしくお願いしますということでしておりますが、なかなかこのような状況の中で1年遅れるような状況にもなっていますし、今後どのような形の中で、進め方としては今年の12月には国立公園になるようなスケジュールになっておりますので、そういう状況ということなのだろうとは思うのですけれども、きっと国立公園だって、日本で最後くらいの国立公園かとは思うのですけれども、でもないですか。それでもこういうことですので、ぜひ何か本当に活用できないのか、やはりこういう交流人口とかを増やすにも何かそういうのが必要で、確かに山ばかりなので、先ほど言ったように景観とかなんとかというのがあればちょっと考える、山好きの方はそれなりに来てやはり神威岳とか楽古岳などは結構登っている方もいるというのは聞いておりますので、そういう形の中で本当にこれをどのようにして活用していく、そういうことがまた浦河町の経済にもつながるのだろうと私は思ってちょっと質問させていただいたのですけれども、そのような形で国立公園化することによっていろいろな事業が生まれたりなんかするということは今後どのようになるかなというふうに思って質問させてはいただいたつもりなので、もしもそれで答えられることがあれば答えていただければと思います。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
今回のその国立公園化の部分につきましては、登山をする方につきましては、やはり上級者向けの山でございますので、それ以外の一般の方というか広く浅くその国立公園に目を向けていただきたい、足を向けていただきたいということからすれば、私どもはやはりアポイ岳ですとか襟裳岬といった部分を4町の取組の中でもPRしていきたいというふうに考えてございます。これまでの観光というのは大型バスで団体旅行客が温泉に行ったりとかというようなことが多かったのですけれども、今、コロナの始まる前からですけれども、個人旅行、小団体旅行といいますか、車1台で回るといったそういった小さい旅行にシフトしてきておりますので、その中で襟裳岬が札幌圏や十勝圏から来ても一番奥に観光地としての場所がありますので、そこに向かう道すがらでしっかりとその観光客に足を止めて手に取ってもらえる商品をそろえて、そこで何とかお客さんを引き止めたいというようなことを考えていきたいというふうに考えております。
再質問 12番 米谷友光
すみません。ちょっと取り留めのない質問をして。それで、先ほども4町、浦河、様似、えりも、広尾町の4町とか言ってしまったのですけれども、考えてみますと日高管内7町全部入っていますのでそれも含めてなのですけれども、やはり国立公園化になることにイベント等何かそういう、4町で一応協議するということになる、そういうものというのは何もないのでしょうか。何かあるのであればお願いいたします。
答弁 商工観光課長 真下修(商工観光課長は2023年3月まで)
4町の話しか今しておりませんでしたけれども、確かに日高7町で日高管内の観光連盟というのがありますのでそちらのほうの対応になるかもしれませんけれども、そういったイベントとかというのは今のところ具体的になっているものはございませんが、そういった取組が今後出てくることになれば積極的に関わっていきたいと思います。
再質問 12番 米谷友光
分かりました。国立公園になりますので、きっとまた日本で一番でっかい面積を有すると思いますのでぜひ活用していただければと思いますので、よろしくお願いします。以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。