浦幌町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月7日
浦幌町における今後の教育環境
2025年12月7日、浦幌町議会の一般質問で、本間里奈議員が「浦幌町における今後の教育環境」について質問し、教育長 上田、総務課長 獅子原が答弁しました。
- 質問者
- 本間里奈 議員
- 答弁者
- 教育長 上田、総務課長 獅子原
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件名は会議録の目次の表記です。
質問 本間里奈
通告に従い、質問いたします。浦幌町における今後の教育環境。浦幌町における教育環境は、様々な政策の下、地域で子どもたちを育む風土が醸成されており、子どもたちがこの町で生まれ育ったことに自信と誇りを育む環境や、生き抜く力を身につける機会が長い年月をかけ今もなおつくり上げられています。また、登録博物館を保有する本町においては地域の歴史、文化の継承と振興にも力を入れており、博物館法改正における今後の博物館の方向性について議論され始めています。さらに、社会教育の一環として様々な世代に学ぶ機会が提供されていることから、子どもからお年寄りまで幅広い世代みんなでよりよい未来をつくり上げるための環境が提供されています。しかし、人口減少社会やSociety5.0の到来、グローバル化の進展など、社会情勢の変化や様々な教育課題が山積しています。本町においても来年度開校する上浦幌学園同様に市街地においても近い未来同様の検討が必要であることや、生きづらさを抱える子どもとその家族への支援、教育施設の維持管理、学校外での学びの機会の充実の必要性、様々な課題と向き合いながら本町の未来を考え続ける必要があることから、新教育長の今後の方向性について5点お伺いします。1、学校教育における子どもたちの学びの環境づくり、学校運営や学力向上に対し今後必要な手だては。2、上浦幌学園開校準備における現在の進捗状況は。3、財源や人員が限られていく中、博物館、図書館等の教育施設を発展していくためにどのような工夫をしていくのか。4、町内4か所ある公民館の位置づけと社会教育のこれからの役割は。5、様々な課を横断した子どもたちを支える取組に対し、教育委員会としてどのように各課と連携していくのかお伺いします。
答弁 教育長 上田
本間議員のご質問にお答えします。1点目の学校教育における今後必要な手だてについてでありますが、子どもたちは一人一人多様な可能性を持って生まれてきます。そして、私たち大人が経験したことのない変化の時代を100年生きることになります。未来を生きるために必要とされる力や、それを踏まえた学校教育の在り方も変化しており、本年9月に国の中央教育審議会がまとめた初等中等教育における教育課程の基準等の在り方についての論点整理においても、今後の方向性について多様な子どもたちの深い学びを確かなものにと示されております。質の高い探求的な学びの実現、情報活用能力の抜本的向上など、学校教育活動に様々な変化が求められる中で、本町が培ってきた教育資源を生かしながら学校運営と子どもたちの学びをしっかりと支えていけるよう、教育行政の機能強化を図りたいと考えております。2点目の上浦幌学園開校準備における現在の進捗状況についてでありますが、上浦幌学園の校舎改修工事は、本年5月の着工以降おおむね順調に進み、11月時点で一部の内装作業を除き主要な工程が完了し、残る仕上げについても令和8年4月の開校に向け、計画どおり進めているところです。教育課程など学校運営については、義務教育学校の特性を生かし、9年間を見通した4・3・2制を基盤に教育課程編成を進めております。教科担任制の拡充のほか、教育課程の中核となる総合的な学習の時間につきましては、上浦幌地区で大切にされてきた知愛の理念を引き継ぎつつ、子どもたちが変化の時代を主体的に切り開く力を育めるよう新たなカリキュラムを令和8年度から展開する予定です。なお、上浦幌学園設立等準備委員会では、地域及び保護者に参画いただきながら協議を進めているところです。今後予定されておりますCS・PTA合同研修会や開校説明会も含め、引き続き児童生徒、保護者、地域等、広く関係者と情報共有や連携を図りながら、地域と共に魅力ある学校づくりを進めてまいります。3点目の財源や人員が限られていく中、博物館、図書館等の教育施設を発展していくためにどのような工夫をしていくのかについてでありますが、博物館は博物館法第3条に基づき地域の自然や歴史を文化や学術の面から資源化し、新たな価値を付与して発信することのできる知の生産拠点として存在意義が大きいと認識しております。学芸員配置も含め、博物館法に基づく登録博物館として維持、充実を図っていくことで、さらに多世代に深い学びを提供すること、様々な地域課題、社会課題に向き合うこと、各行政領域のシンクタンクとして機能することなどを目指したいと考えております。図書館は、図書館法第3条に基づき読書という知の供給を通して人々の自発的な学びを支え、民主的な社会の形成者を育成する場として重要な使命があると認識しております。また、今後は子どもたちなどの読書習慣への支援強化、居場所としての機能強化などが重要と考えております。限られた財源や人員の下で両館の機能を最大限発揮し、地域に貢献していくため、教育事業を目的とする基金の創設などにより財源確保の工夫をしてまいりたいと考えております。また、専門特性や機関の独立性の確保にも留意しつつ、様々な領域との連携と組織再構築を進めたいと考えております。4点目の町内4か所ある公民館の位置づけと社会教育のこれからの役割についてでありますが、公民館は社会教育法第20条において住民が日々の生活に役立つ学びや文化活動に取り組む場として位置づけられております。本町においても地域コミュニティの中心として、世代を問わず住民の皆さんが集い、学び合い、つながりを深める大切な拠点として活用されております。町内4か所設置している公民館は地域の生活圏の中心にあり、文化、芸術活動、各種サークル活動、講演、講習会など地域の実情に応じた活動が展開されているほか、高齢者学級、児童生徒の学びや活動の場及び世代間交流の場としても機能しているところです。これからの社会教育の役割につきましては、人口減少や社会環境の変化が進む中で、世代や立場を超えて学びつながる環境づくり、そして地域の自治や協働の力を高めることへの貢献が一層重要になると考えております。具体的には、子どもたちの学びを総合的に支える体制の強化や、地域課題、社会課題に向き合う学びの充実などに着手し、公民館、図書館、博物館など社会教育資源が連携して住民の学びと暮らし、そしてまちづくりを支えられるよう取り組んでまいります。5点目の様々な課を横断した子どもたちを支える取組に対し、教育委員会としてどのように各課と連携していくのかについてでありますが、本町ではこれまでもうらほろスタイル推進事業など、子どもたちを中心に据えたまちづくりや各種事業が推進されてきました。今後は生きづらさを抱える子どもとその家族への支援も含め、この町に暮らし関わる一人一人が学ぶ喜びにあふれる町を目指し、教育委員会が中核的な役割を担いながら、関係各課と共に取り組んでいきたいと考えております。以上、本間議員の答弁といたします。
再質問 本間里奈
それでは、再質問に移ります。まず1点目、学校教育についてお伺いいたします。答弁いただいたように本町ならではの学びの環境づくりについて今後も注視させていただきたいところではありますが、1点学力についてお伺いいたします。教育委員会ホームページで公開されている全国学力・学習状況調査の結果を拝見いたしますと、小学6年生、中学3年生の国語と算数、数学の各領域の正答率は全道、全国平均を下回っているものが多く、これは今年度だけではなく数年にわたり大きな課題であると感じています。そんな中、昨年度までこのように公開されていた資料と様式が変更されていたりと以前よりも詳細に分析や改善が記載されていることから、この資料を作成するに当たり今回何を重点に分析に取り組んだのかお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。今回大事にしたのは、調査を受けて学校と教育委員会の振り返り、交流というプロセスを大事にしました。そもそも本調査の目的が現状と課題を把握して今後の学校や教育行政の取組に生かすことにあるため、その目的に照らして取り組んだところです。学校間でもお互いのよい取組を参考にしたり、小中一貫で取り組みたいことを話し合ったりしたほか、町全体として取り組みたいことについても意見交換をしました。以上です。
再質問 本間里奈
このように少ない学校数ではある中、学校を超えて共有いただくことはとても重要だと思います。教育長として、この学力向上に関し就任以前から以前後で見えてきた課題はどのようなものなのでしょうか。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。今回の調査結果からも読み取れることの一端でもあるのですが、浦幌の子どもたちは議員の質問にもありましたように地域で育まれてきたこともあるのか、例えば将来の夢や目標を持っている割合は全国、全道平均に比べても高い傾向にあります。一方で、学ぶ喜びへの実感や学ぶ意欲、それらを原動力として自ら力をつけていく、学んでいくということには伸び代があるのではないかなと考えております。私としては、子どもたちが日常生活や授業の中で分かったとか、できたとか、これはどうなっているのだろう、気になるなという子どもたち自身にエンジンがかかって学びに向かっていけるような、そういった授業の改善、またそれを先生方の授業改善も教育委員会として支えていけること、それから学校に限らず放課後を含めまして社会教育での学びの環境の充実といったものも課題であり、取り組んでいきたいことと考えています。以上です。
再質問 本間里奈
様々な課題を把握されていることがとても分かりました。お答えいただいたとおり、この調査結果の中には子どもや学校をめぐる課題が変化、多様化する中で、子どもたち一人一人と学校教育活動を着実に支えていけるよう、行政の体制整備を図ると記載がありました。この記載の内容について、どのように体制整備や機能強化を行うのか詳しくお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。この間、学校教育活動については学校裁量に委ねてきた部分も多かったのではないかと認識しています。就任以降、学校や関係者との協議などを重ねる中で、学校教育に様々な変化が求められていく中で、町としてのリーダーシップや支援、また町全体で取り組むことへの期待や要望を受け取ってきました。また、社会が変化して子どもたちの生活はもう既に変わっている中で、子どもたちの学びと育ちを支えていくという責任が私たちにあると考えています。学校教育に関する専門性の高い職員の配置、育成、活用を図ることを考えておりまして、それを通じて細やかな学校支援に取り組むほか、私ども教育行政を担う職員の資質向上にも努めたいなと考えております。また、もちろん学校及び関係者との協議を重ねながらなのですが、教育委員会事務局内も各係間の連携を強化して、子どもたち一人一人の学びが担保されるよう努めていきたいなと考えております。以上です。
再質問 本間里奈
1点目の最後になるのですが、このように様々な改善や今後充実が図られていく中で学校と教育委員会の関係として実際に現場を見ていただいたり、学校との情報共有がとても重要であるとは考えております。そうすることで様々な問題の早期発見にもつながったり、また小中の接続においてもこういった教育行政がしっかりサポートすることで円滑に進む場合もあると考えておりますが、この学校との関わりについて教育委員会としてはどのように考えているのか、また既に取り組んでいることがあればお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。まず、学校管理職との関係ですが、校長会、教頭会などの場を、その機会を単に伝達とか連絡の場とするのではなくて、協議や情報共有を充実する場として活用することを試みてきました。それ以外にも先ほどご質問いただいたように、全国学力・学習状況調査についてなど、別途協議する場を設けることもしております。また、学校現場に足を運ぶことや、管理職以外も含めて学校を支えるスタッフの方々との面談やコミュニケーションの充実にも努めてきました。ただ、現在の体制の中でそれが既に十分にできているとは考えておりませんで、先ほども申し上げましたように体制強化図りながら、より一層の情報共有、意思疎通を図って学校経営、学校教育を支えていきたいなと考えています。以上です。
再質問 本間里奈
では、2点目の質問に移りたいと思います。先日行われた教育の実践交流会においても、上浦幌学園開校に向けた大きな動きとして担当教員からこのカリキュラムの説明をいただきました。資料としてもとても分かりやすく、その担当教員の情熱であったり、地域に対する思い、すごく分かりやすくて、また前段の講話についても外部から見た本町の可能性についてお話しいただいたなど、本町の子どもたちの学びの環境における将来像について、みんなで理解できる意味のある場だったのではないかと感じております。以前も一般質問において、この上浦幌学園開校については質問させていただきましたが、開校に向けて大詰めを迎える中で開校後も踏まえた上浦幌地域における教育委員会の役割はどのように考えているのでしょうか。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。私ども教育委員会としましては、何より子どもたちの学びの環境を充実していくということが重要だと考えております。子どもたちがふるさとの人や資源と関わりながら力をつけていけるよう、人員配置も含めまして魅力ある学校づくりを進めたいと考えています。また、子どもの数が減って直接の保護者の割合が地域の中でも減るなど、地域の合意形成は難しい面もあると考えていますが、教育委員会としては入学前、また中学校卒業後も含めて子どもたち、また地域の一人一人の方々が学びとつながったり、地域とつながったりすることを支えられるよう教育委員会事務局内はもちろんですが、関係各課と連携して取り組んでいきたいなと考えています。以上です。
再質問 本間里奈
ぜひ続けていただけたらと思います。先ほどの教育実践交流会においては、市街に住んでいる保護者の方の参加も多く感じました。将来浦幌小学校、浦幌中学校においても同様な未来を想像……行く先というか、上浦幌学園開校を見る中で自分たちも同様な未来を想像しやすくなったのではないかなと感じています。その教育の実践交流会で見させていただきました9年間を見通した学びのプロセスというのは、市街地においても検討、整備が必要ではないかなと思っておりまして、検討することで現在行われている特色ある取組がより地域や保護者への理解につながるのではないかなと感じました。市街地において同様な準備が必要になった場合、この今回の上浦幌学園開校準備の経験から課題や成果も含め、今後どのように生かしていくのかお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。議員ご指摘のように、上浦幌学園側だけでなく浦幌学園側でも以前より児童生徒数が減少してきていることや、浦幌小学校の施設の老朽化の課題があること、また何より上浦幌学園の準備が進む中で、議員おっしゃっていただいたとおり9年間を見通した学びづくりが進んでいるという、その成果も鑑みまして浦幌学園側でもハード面、ソフト面含めて子どもたちのよりよい学びの環境づくりを進めていきたい、そのための議論や準備を進めていきたいなと考えております。その際9年間はもちろんなのですが、就学前や放課後などとの一貫性も図って、この町で子どもを育てたいという保護者の願いがかなえられるよう、また結果としてそれが、そういう思いで定住される方が増えるようなところまで目指して取り組んでいきたいなと考えております。以上です。
再質問 本間里奈
様々いろいろな課題や困ったことも今まであったかと思いますので、そのような点、次に生かす場合にはぜひ踏まえながら行っていただければと思います。3点目に移りたいと思います。博物館の方向性等については、先般の総務文教厚生常任委員会において所管事務調査でも議論させていただきましたので、この答弁いただいた後半の財源についてちょっとお伺いしたいと思います。博物館白書にも記載がありましたとおり、現在浦幌町立博物館は登録博物館としてデジタルアーカイブ整備のための補助金を調達するなど、外部資金の調達については既に動いていることが分かりました。このほかにも登録博物館であることから、特別交付税の申請も行うことができるのが登録博物館である利点でもあると思います。特別交付税の算定に関わり、博物館関係における現在までの申請状況はどうなっているのか、担当課の総務課にお伺いいたします。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまの件でございますが、特別交付税にはルール分と特殊財政需要分というものがあります。そのうちの特殊財政需要分というのは、標準的な自治体運営では想定されない特別、突発的、特殊な財政需要を金額として評価したもので、その中に博物館に要する経費という項目がありまして、博物館の運営費、設置、改修に伴う費用などが対象となります。特別交付税ではあるため、特別交付税の特に特殊財政需要分ということで、幾ら交付されたかということはなかなか判明しないものでありますが、かかる経費については報告をしているところであります。著名な文化財、資料を大量に保管していてコストが高いですとか、地域振興、観光政策として国レベルの事業を任されている、また小規模自治体で負担が過大である、こういった特殊な財政負担があれば博物館法の登録の有無にかかわらず特別交付税で補填される可能性があるものとなっています。以上です。
再質問 本間里奈
ということは、町としてはこれに関わって既にもう申請はされているという認識でよろしいでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
毎年かかる経費の報告がありまして、その中で本町として関わっている経費については報告しているところでありますが、先ほど申し上げたとおり幾ら交付されたかというのは判明がしないものですから、それがうちで報告したうちの幾らがその対象になっているかというのは分からないというところであります。以上です。
再質問 本間里奈
外部資金の獲得については、このように課をまたいで教育委員会が連携していくことが重要であると考えております。総務課としては、今後こういった協力や支援体制についてどのようにお考えでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまの件でございますが、現在は博物館の財源確保ということもありまして、教育委員会を中心に進めているところでありまして、理事者を含めまして教育委員会、まちづくり政策課、総務課において検討しているところであります。この資金調達の実施に当たりましては、役場に知識、ノウハウが蓄積されるよう部署を横断した実行チームを組織し、率先して進めることを検討しているところであります。そのため、年度内に職員を対象とした資金調達の研修会も開催し、今後の実施に向けた協議を進めていく考えでありまして、将来的には博物館の費用等にかかわらず、それ以外の分野においても活用ができれば、そういったことも視野に入れながら今検討しているところでございます。以上です。
再質問 本間里奈
ぜひいろんな人と協力しながら、このように取り組んでいただければと思います。4点目に移ります。公民館についてですが、広い面積である本町において4か所における公民館の存在意義はとても大きいと感じております。また、答弁いただいたように地域の実情に応じた活動については、多世代に向けた講座が充実していたり等、公民館に足を運びやすい環境が充実していると感じております。しかし、町全体で考えたときに4地域における学びや世代交流の場としての平等性というか、どの館も同じように全てができているのかということに関しては、まだ地域の実情はそれぞれあるものの、若干の偏りがあるのではないかと感じています。社会教育資源が連携して地域を支えていくと答弁いただきましたが、このような機会の偏り、そして運営体制や機能、施設そのものの維持について今後どのように向き合っていくのかお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。議員ご指摘のように、4館にはそれぞれ特徴があると考えています。公民館ですが、重要なのはその場があるということのみならず、そこが持つ社会教育機能が大事だと考えております。それぞれの地域の自治、協働の力を支えられるよう今後のそれぞれの館の在り方、スタッフの体制も含めて検討していきたいなと考えています。その際、それぞれの地域が培ってきた特徴、特によいところをきちんと引き継ぎながら発展させるという考えで、本町全体に必要な学びの機会、環境が提供できるように取り組んでいきたいなと考えております。以上です。
再質問 本間里奈
ぜひ館同士の連携も意識しながら充実に努めていただきたいと思います。また、この社会教育に関しましては、文化、芸能に関わる団体の豊富さや、子どもたちの学びに対する地域の協力性については、長い歴史をかけ築き上げられてきた社会教育のたまものであると感じております。しかし、今までの歴史を踏まえながらも変化していく社会に合わせた仕組みや体制の定義づけや強化が今後必要であると考えます。答弁いただいた世代や立場を超えて学び、つながる環境づくりや地域の自治や協働の力を高めることへの貢献については、どのようなことから着手していくのかお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。既に着手しつつあることとして、例えば今外国籍の事業所への労働者も増えておりますので、多国籍交流の事業を企画したり、またアイヌ文化への理解深化の機会を支援したりしております。また、再生エネルギー導入に伴うゾーニング検討においても、それに当たっての本町の自然、歴史等に関する知見の共有などに努めているところです。これまで積み上げてきました対象年齢別の学びの機会というのも大変重要だと考えているのですが、今例示しましたように人口減少が進み、構造が変化している本町の実態や見通しを踏まえて私たちがこれからどんなふうに暮らして、どんな町をつくっていくのかという、その視点から必要な学びの提供というのも今後重要な使命だと考えています。以上です。
再質問 本間里奈
ちょっと話戻ってしまうのですが、今まで発行されていた公民館だよりに加えて、今年から教育委員会ニュースなどでより詳しく様々な取組が発信されていることから、いろんな方に知っていただく取組もそうですし、こういった知っていただく機会のさらなる充実や、またより分かりやすいものへの冊子化等も視野に入れつつ社会教育の充実に取り組んでいただければと思います。では、最後5点目のほうに移ります。課を横断した取組についてですが、ここまで、4点目までのやり取りの中でも子どもたちの小中9年間の学びだけではなく、未就学からというお話もいただきましたが、社会教育においても多世代に対する学びの環境を教育委員会として意識されていることがありました。これはあくまで、中には小学校以降の子どもたちに対してという印象がまだあるのではないかなと思っておりまして、年齢に応じて行政としては担当が違うかもしれませんが、この町で生まれ育った子どもたちをより長い目で支えていくという視点で考えた場合、町として一貫した考えがより必要だと感じています。その点教育委員会としては、就学前の子どもたちに対して教育的な学びの関わり方など教育施策がもしありましたらお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。先ほど義務教育学校のところでも答弁させていただいたように、この町で子どもを育てたいという願いがかなえられることとか、その結果としてそのような思いで定住される方が増えていくということを目指したいときには、議員ご指摘のように生まれてから、就学前から子どもたちの可能性を最大限引き出していくという教育方針の一貫性や、その実現というのが重要だと考えています。現在こども子育て支援課とは放課後の学びの観点や居場所づくりの観点で連携をしているところですが、今後就学前についても連携を図りながら、保護者や住民の期待に応えられるような取組をできたらなと考えております。以上です。
再質問 本間里奈
さらに、生きづらさを抱える子どもたちと、その家庭の支援については様々な理由や特性があることから、行政としてもより専門性の高い相談体制や様々な分野からのアプローチが必要だと思っています。教育委員会が中核的役割を担う上でどのようなことに取り組むのか、また既に行っていること、これから行うことがありましたらお伺いいたします。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。具体的にまず特別支援教育に関わってですが、これまでも関係部署、関係機関によって浦幌町特別支援教育連携ネットというのが組織されておりまして、情報共有や連携が図られてきましたが、それをより充実させることができたらなと考えております。現在関係者と相談していることとしては、個別の一人一人に応じた支援計画について各課で様式を統一して就学前から学齢期、社会参加に至るまで切れ目ない支援の一助にできないかということを考えております。また、こども子育て支援課の協力を得まして、児童発達支援管理責任者による学校への定期訪問今試行しておりまして、より日常的な情報共有や細やかな支援が実現できるように協議や取組を進めているところです。また、不登校や不登校傾向のある子どもたちについてですが、これも現在こども子育て支援課で民間事業者と協働しながら居場所づくりの施行をしていただいています。今後は学校との接続の観点から、教育委員会としてそこを主体的に担うということを検討しているところです。以上です。
再質問 本間里奈
どんな子どもたちでも、この町で生まれ育ってよかったなと思っていただけるような環境をぜひ今後も進めていただければと思います。最後になりますが、今回の一般質問を通して様々な課題や考えについて議論させていただきましたが、今後も山積する様々な課題と向き合いながら、絶えず住民と共に本町の未来を考え続ける必要があると思っております。教育長として、教育委員会として今後ありたい姿についてお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 上田
ただいまのご質問にお答えいたします。教育委員会としては、子どもから大人まで一人一人の学びを支えるということに責任があると考えておりまして、またその集合としてのまちづくりも支えていくことが大事かなと考えておりますので、町や人の未来を見据えながら関係各課とも連携して取組を進めたいなと考えています。その際、私ども教育委員会事務局、教育行政の担当者自身が私も含めてですが、学び、挑戦する姿勢というのを持ち続けることが大事かなと考えておりまして、それを体現できるような教育委員会になっていけたらと思っております。以上です。