浦幌町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日
上浦幌学園開校に向けた町の意向
2025年3月7日、浦幌町議会の一般質問で、本間里奈議員が「上浦幌学園開校に向けた町の意向」について質問し、教育長 水野、教育次長 佐藤、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 本間里奈 議員
- 答弁者
- 教育長 水野、教育次長 佐藤、町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 本間里奈
それでは、2項目の質問に移ります。上浦幌学園開校に向けた町の意向。12月定例会において浦幌町立上浦幌学園の設置を可決し、令和8年4月1日に開校することが決まりました。また、昨年から上浦幌地区の義務教育学校設立等準備委員会が発足され、開校に向け様々な議論がされています。しかし、開校に向け残すところあと1年の現在、上浦幌地区としても新しく生まれ変わる学校に対して期待が高まっている反面、現在の上浦幌中学校を拠点にどのような特色を持った学校になるのか等、地域からは教育委員会の意向が分かりづらいといった不安な声も聞こえています。地域の宝である子どもたちのために教育委員会がしっかりと責任を持ち、開校準備をしていく必要があると考えることから、以下3点についてお伺いします。1、開校に向け、教育委員会と準備委員会はどのような役割分担で準備を進めているのか。2、開校準備において現在課題となっていることはどのような点か。また、今後開校に向け、どのようなスケジュールで方向性の共有や決定が行われるのか。3、浦幌町として上浦幌学園を開校する上で、地域性を生かした上浦幌学園ならではの特色として実現したいことはどのようなことか。
答弁 教育長 水野(教育長は2025年3月まで)
本間議員の2項目めのご質問にお答えします。上浦幌学園開校に向けた町の意向について、1点目の開校に向け、教育委員会と準備委員会はどのような役割分担で準備を進めているかについてでありますが、上浦幌地区の義務教育学校設立等準備委員会は保護者の代表3名、学校運営協議会委員4名、校長、教頭、教員6名、保育園父母の会代表1名、地域有識者4名、教育委員、教育委員会職員4名の計22名で構成しています。準備委員会は3つの部会で構成され、総括部会では学校全体の基本方針や運営体制に関する協議を進めています。主に校名、校歌、校章の決定や施設設備の改修計画、閉校、開校に係る業務に関することについて協議をしています。学習指導部会では、義務教育学校としての教育課程や学習活動について協議を進めています。主に教育課程の編成や学年行事、日課表に関すること、乗り入れ授業など授業交流、校内研修に関することについて協議しています。生徒指導部会では、児童生徒の生活指導、規律、服装に関する協議を進めております。主に児童会、生徒会に関すること、生徒指導体制に関すること、制服、校則に関することについて協議をしております。教育委員会は総括部会の委員に加わっており、学校全体の方針、施設整備や行事計画などについての協議に参加しているほか、準備委員会の運営を行っており、準備委員会の結果を基に学校施設に関する方針の決定と全体調整、施設整備や教育課程、教職員配置の調整、地域住民や関係機関との連携、準備委員会だよりによる情報発信を行っています。2点目の開校準備において現在課題になっていることはどのような点か、また今後開校に向け、どのようなスケジュールで方向性の共有や決定が行われていくのかについてでありますが、開校準備における現在の課題は主に4点あります。1つ目は、施設改修の進行管理です。現在施設の設計や改修計画の最終調整が進行しており、今年度中に実施設計が完了し、来年度から本格的な工事を開始します。学校の授業や行事との調整を図りながら令和8年4月の開校までに工事を完成させる必要があることから、工事の進捗や完成までのスケジュール管理が重要となってまいります。2つ目は、義務教育学校としてのカリキュラムの具体化です。4・3・2制と教科担任制の導入に向けた教育課程の整備が進められております。今年度も各教科の乗り入れ授業を行うなど、導入に向けた試行が進行中です。小中一貫教育の特色を生かした学びの連携の具体化に向け、検討を進めています。3つ目は、生徒指導、学校生活ルールの策定です。校則や生活指導の方針が未確定の部分があり、児童生徒の主体性を尊重した内容にする必要があります。児童会、生徒会の役割や小中一貫での自治活動の在り方について検討を進めています。4つ目は、地域、保護者との情報共有と不安解消です。教育委員会の方針が保護者、地域に伝わりにくいとの声があり、さらなる情報共有の強化が求められています。各学校の特色や方針についての不安の声があり、PTAやCSの集会など様々な場面での説明や広報活動が重要であると考えています。今後の開校に向けた方向性の共有や決定のスケジュールについて、開校に向けた方針決定、共有は準備委員会と教育委員会が連携して進めることになります。準備委員会は年4回の開催を予定しており、各部会で検討、協議した内容を準備委員会で承認、決定していきます。地域住民、保護者への情報発信として、準備委員会の結果については準備委員会だよりを発行していますが、教育委員会として引き続き地域との対話を大切にしながら、円滑な開校準備を進めてまいります。3点目の浦幌町として上浦幌学園を開校する上で、地域性を生かした上浦幌学園ならではの特色として実現していくことはどのようなことかについてでありますが、現在準備委員会の学習指導部会で教育課程や学習活動について検討が進められており、具体的な内容については準備委員会で協議されていくことになります。教育委員会としては、上浦幌学園で実現したいことについてはふるさと学習や探究活動の推進、地域と連携したキャリア教育、課外活動の充実といった地域資源を生かした学びの構築、小中一貫教育を生かした縦割り活動や異学年交流の推進など義務教育学校ならではの特色の発揮、複式学級の解消を通じたより質の高い教育の提供、学校運営協議会と連携した地域参画型の学校づくりや学校行事の新たな形の構築など、地域との協働による学校運営を実現したいと考えております。上浦幌学園の開校について教育委員会として責任を持ち、準備委員会や地域と協力しながら、子どもたちのために特色ある義務教育学校の実現を目指してまいります。以上、本間議員の2項目めの答弁といたします。
質問 本間里奈
では、1点目から質問させていただきます。役割分担についてですが、この準備委員会、3つの部会の中でも特に学習指導部会と生徒指導部会については開校後にも大きく影響する部会であると考えております。この2つの部会に教育委員会が関わっておらず、総括部会にしか加わっていないのはどのような理由なのでしょうか。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。基本的に学習指導部会と生徒指導部会については、教職員が中心に話を進めております。その内容につきましては、教育委員会が事務局を務めております準備委員会で報告を受けて、承認をして、決定しているということで、関わっていないということでございませんので、そういった部分では教職員の主体的な協議ということを尊重しているという状況でございます。以上です。
質問 本間里奈
やはり知識のある方に決めていただくというのはすごく大事だとは思いますが、町の学校のためなので、何か困ったときに相談ができるときに教育委員会がいたほうがいいのかなと私は思っております。今後、より具体的な内容を詰めていくところになるかと思いますが、この2つの部会と教育委員会が関わっていくような考えは今後あるのかお伺いします。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。この準備委員会、上浦幌地区の義務教育学校設立等準備委員会を立ち上げるに当たりまして、事前に地域の方、PTA、教職員、学校、そういったところとどういうような形が望ましいかということを相談させていただきながら、この3つの部会を設けさせていただいております。その3つの部会の構成メンバーも、それは教育委員会も意見申し上げましたが、地域、学校、教職員の意見を踏まえまして構成のメンバーを決めてございます。ですので、学習指導部会、生徒指導部会は学校を中心に行いたいという希望でございましたので、教育委員会はあえて入ってございません。ですが、全体を統括する総括部会については教育委員会職員、教育委員含めまして4名入ってございます。全体の意思決定をする準備委員会につきましても教育委員会事務局として責任を持って進めてございますし、その中で学習指導部会、生徒指導部会で話し合われた内容については全体で協議して、承認、決定してございます。その内容につきましても準備委員会だよりで、今のところ第6号まで発行してございますが、全町民に周知を行うべくホームページ、ライン、それから広報の折り込みということで行ってございますので、教育委員会としましてはそういった地域の声も尊重しながら皆さんでつくる義務教育学校ということで、教育委員会が全てを決めるということではなく、地域の意見を踏まえながら進めていくという考えの下に進めてございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 本間里奈
設立当初と進めていく中で課題が見えてきたり今後もしていくかもしれませんので、もし地域や教職員のほうから教育委員会も関わってほしいという要望があった場合は、柔軟に対応していただければと思います。2点目に行きます。現在の課題についてですが、特に1つ目と4つ目についてお伺いします。1つ目の課題について、今後施設改修工事を行われていくと思いますが、2つの学校が一つになるということで、既存の備品の整理や移動といった作業も今後想定されます。このような作業を今学校で働かれている担当教員が行うだけではなくて、町の財産であることから、1年かけて教育委員会が計画的に関わりながら行っていく必要があると考えますが、どのようにお考えでしょうか。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。現在2つの学校ございますので、今後必要な備品についても整備していくことになりますが、重複する備品等もございますので、それは今後有効活用も含めまして、ほかの浦幌地区の小中学校ございますので、必要なものは管理替えを行いながら、あるいは教育関係ではなくても使えるものがございましたら、そういった備品については有効活用していくような考えでございます。いずれにしても、少しずつ学校のほうに協力いただきながら、不要なものについては整理をしながら、廃棄処分も実際に今年度も行ってございます。7年度につきましても少しずつ整備を進めながら、校舎改築も含めて、物品のスペース問題もございますので、ある程度学校の中で整理しながら、実際に年度末の引っ越し作業におきましては教育委員会がある程度スケジュールも協議しながら進めていくことになると思いますが、現場のいろんな部分で教職員の協力がなければ実際には進んでいきませんので、今のところは学校の中で整理を行っていただいておりますが、今後については先ほど言った備品の整理についても教育委員会でも進めてまいりたいと考えてございます。以上です。
質問 本間里奈
現場の先生にもなるべく負担のないよう協力いただければと思います。また、実際に改修することで見えてくる設備や金銭的な課題も今後出てくるとは思いますが、課題を踏まえて今後補正予算と地域や学校の声を改めて生かしていくようなタイミングを今後考えているのかお伺いします。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、まだ7年度予算の審議もこれからということで、今のお話はまだまだ先のことかなということで考えてございます。必要な予算については今回の予算に計上しているつもりでございますので、先のことは分かりませんが、基本的には地域の要望を踏まえて予算を計上しているということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 本間里奈
では、まだまだ先で、ぜひ協議できたらと思います。4つ目の課題についてです。スケジュールの発信、今までもお便り等を通して情報発信いただいておりますが、来年度と開校年度に入学予定の子どもがいる家庭にとってはどんな学校になるのか、特に中身について知るタイミングがとても重要だと感じています。一番新しい準備委員会だよりで柱となる特色については紹介いただいておりますが、今後はどのような内容をどのようなタイミングで残り1年間周知する予定なのか、もし考えが現状決まっていればお伺いします。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。先ほど教育長の答弁もございましたが、年間4回の準備委員会を計画してございますが、その準備委員会の間、間に毎月のように各部会を行っております。その都度必要な案件について協議して、一つ一つ決めていっている状況でございますが、まず学習指導部会につきましては7年度は試験的な試行の段階に入りますので、いろんな先ほどお話ししました4・3・2制ですとか、そういった部分も、あと日課表ですとか、あと学校行事ですとか、そういったものは7年度に実際やってみて、そこ検証して、改善できるものは7年度中に改善して、8年度は本格実施というような形になってございます。生徒指導部会についても、第6号で示したように制服ですとか指定ジャージについては決定したと。今後児童会、生徒会の関係ですとか、いろんな校則関係についても協議が進められると思いますので、決まった段階で周知をして、実際に行っていくといった中で不具合があれば、また直していくと。その繰り返しで8年度の本格実施に向けて進めていくということでございますので、総括部会については全体の統括と校舎の管理ということで、今後、今現在教育委員会では文部科学省の補助事業についても申請を行いながら、4月の末までに内示が決定されれば業者の選定ですとか入札、契約という段階になって、実際には発注した後にそのスケジュールが示されるということで、学校のほうとも協議しながら、学校の授業に支障が出ないように進めながら、8年の4月の開校に向けて進めていかなければならないという非常に短い期間の施工にはなるのですが、そういった時々のいろんな課題に準備委員会なり各部会は協議して進めていくということでございますので、今から何が何をということはちょっと申し上げづらいのですが、タイムリーなものを話し合った中で、決まったものはまた準備委員会だよりで皆さんにお示ししたいと考えてございますので、よろしくお願いします。
質問 本間里奈
実際に子どもを行かせる家庭にとっては今何が審議されているのかとか、見通しが持てるような、今こういうことで、いつお知らせできるかは別ですがみたいな紹介だけでも安心できるかなと思いますので、ぜひ協議いただければと思います。最後、3点目に行きたいと思います。今後開校する上で特色として実現したいことですが、地域と協働による学校運営を実現するには来年度の準備段階から、例えばですが、職員を上浦幌支所に追加したりとか、学校内に専門的人材を配置する等、検討する必要もあるのではないかなと考えております。あと1年で仕上げていくためにはそれぐらい人だったり、時間をかけていく必要があると私は考えておりますが、人材的な面で何か手だてを考えていれば、お伺いしたいと思います。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。現在上浦幌中央小学校、上浦幌中学校につきましては、やはり複式ということございまして、教職員等が不足しているという現状がございます。現状今上浦幌中学校に国語の教員を町費負担教員として1人採用してございます。また、事務職員が未配置ということで、事務職員につきましても町費負担で事務職員を配置してございます。また、上浦幌中央小学校におきましては、特別支援教育支援員を1名配置してございます。新年度におきましては、新たに上浦幌中央小学校に町費負担教員、これは算数の教員なのですが、1名配置する予定となってございます。また、上浦幌中学校に未配置でありました特別支援教育支援員を1名配置するということで、人的にはそのような形で7年度以降配置するべく今進めてございます。これで足りるのかということはまだ分からないのですが、できる限りの人的、そういった支援も含めながら上浦幌地区の義務教育学校が8年度以降うまくいくような形で教育委員会としても今考えているところでございます。以上です。
質問 本間里奈
本当に残り1年というのはすごく短いと思っておりますので、そのような支援もぜひ今後も検討いただければと思います。また、まちづくりであったり、人口減少対策という観点でも開校後他町村からも魅力的に思われるような上浦幌学園になることが私はとても大事だと思っておりますが、まちづくりという観点で町長としてどのようにお考えがあるかお伺いします。
答弁 町長 井上
ただいまの本間議員の質問にお答えします。先ほど教育長が答弁させていただいた内容と重複すると思いますが、やはり上浦幌として特色のある教育を進めていきたいと期待しているところであります。とりわけ上浦幌の教育でありますから、郷土愛を育む知愛という教育理念がありますので、これまで積み重ねてきた取組について尊重しながら進めてほしいなとも思っております。また、魅力ある学校づくりということでありますし、それは今人口減少がどこでも起こっていて、子どもたちも減っています。つまりどの自治体も義務教育学校に関しては関心が高まるのだなと思います。他町村からもモデルの学校となるように学校づくりをしっかりと進めるためには、教育委員会だけではなくて、行政も支援できるところは支援させていただきたいと思っております。以上です。
質問 本間里奈
最後になりますが、今後開校に向けた町の取組は単なる学校の統合に向けた準備ではなくて、答弁いただいたとおり、義務教育学校ならではの特色の発揮、より質の高い教育の提供、地域資源を生かした学びの構築が実現された上浦幌学園になることを期待しております。そして、何よりも子どもたちに今までの小学校、中学校よりもいい学校になったな、楽しいなと思ってもらえなければ意味がないと思っております。だからこそ町の責任はとても重く、地域と連携した準備が必要だと考えております。また、今後どうしても人口が減ってしまう中で学校を維持するためにも山村留学等、町外からの子どもたちの受皿の検討も改めて考えていただきたいなとも思っておりますが、開校後の教育委員会の役割も含めて教育長の考えをお伺いします。
答弁 教育長 水野(教育長は2025年3月まで)
本間議員のご質問にお答えいたします。1年生から9年生までの義務教育学校の一番いいところは、中学生が何せ優しくなる、温かな雰囲気の中で1年生から9年生までが笑顔の学校生活を送れる、これがどの義務教育学校行っても校長先生、先生方が話された内容であります。そういうことからいうと、少人数の中ではありますが、みんな笑顔輝く学校ができると、そんなふうに自負しております。今後とも教育委員会は上浦幌地区のよさ、そして子どもたちのよさを引き出すような学校づくりに取り組んでいきたいと思っております。ほかからの地域も集めるというのではなくて、来たくなるような、あそこで子どもを育てたいのだというような学校づくりをまずは目指したいと考えております。以上です。