浦幌町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月6日
浦幌町で働き続けたいと思ってもらえる仕組みづくり
2025年6月6日、浦幌町議会の一般質問で、本間里奈議員が「浦幌町で働き続けたいと思ってもらえる仕組みづくり」について質問し、町長 井上、総務課長 獅子原、副町長 山本が答弁しました。
- 質問者
- 本間里奈 議員
- 答弁者
- 町長 井上、総務課長 獅子原、副町長 山本
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 本間里奈
通告に従い、質問いたします。浦幌町で働き続けたいと思ってもらえる仕組みづくり。行政職員の業務が従来と比べ多様化しており、さらに専門性も高まってきている中、子どもからお年寄りまで安心して暮らすことのできる町政を運営するためには、今後も人材確保、人材育成に対する課題に向き合い、改善していかなければならないと感じています。しかし、浦幌町役場においては、様々な理由から定年を待たずに退職する職員がいるなどの理由により必要な職員数を確保することが困難なため、今後も採用方法の柔軟化など必要な手だてを講じていく必要があると考えます。また、男女共同参画という視点で考えた際には、職員の男女比率や出産や育児に関する休暇制度についても現場の声を聞きながら改善する必要があると思います。さらに、今年度から十勝町村職員採用試験の最終試験の試験日が統一され、希望する町村を1つだけ選択して受験する方法になりました。従来の方法とは異なり、受験者には町村のよさや職場環境等を見比べた上で浦幌町を選んでいただくことがこれまで以上に重要になると考えています。そのためにも浦幌町役場の魅力の発信や特色ある職場環境づくりが必要であることから、以下2点についてお伺いします。1、十勝町村職員採用試験の実施方法の変更によるメリット、デメリットをどのように捉えていますか。また、本町を希望していただくために改善、工夫する考えはありますか。2、浦幌町における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画は、計画期間が今年度末までとなっていることから、改善すべき課題として挙げられた管理職における女性職員の育成や出産を控えている全ての対象職員に対する配偶者出産休暇等の制度活用の呼びかけ、男性職員の育児休暇を取得しやすい環境整備についてはどのような成果が得られたのか。また、今後の展望はどのように考えているのか。
答弁 町長 井上
本間議員のご質問にお答えします。1点目の十勝町村職員採用試験の実施方法の変更についてでありますが、試験日が統一され、希望する町村を1つに絞って受験する方式に改められたことにより、受験者が特定の町村に集中せず、受験者の分散が期待できる点はメリットであると受け止めております。一方で、受験者が町村を1つ選ぶ形式になったことで他町村との比較において選ばれる町となるための情報発信や職場環境の改善は、これまで以上に重要になると認識しております。そのため本町では、これまで実施している十勝町村職員採用説明会において浦幌町の特色や先輩職員の声を動画なども活用して紹介しているほか、今後は1次試験合格者に対する個別のアプローチ等を実施し、受験者に本町を選んでいただけるよう積極的な対応を図ってまいりたいと考えております。2点目の女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画の成果及び今後の展望についてでありますが、浦幌町における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画につきましては本年度末で計画期間が終了となりますが、計画に基づき取り組んできた課題に対して一定の成果が得られていると認識しております。その理由として、管理職に占める女性職員の割合については令和7年度において22.6%となっており、令和3年度以降増加傾向にあり、5年前と比較して約10ポイント上昇しております。今後も引き続き女性職員がキャリア形成を図りやすい職場環境づくりに努めてまいります。また、男性職員の配偶者出産休暇等の制度利用促進に関しては、パンフレット等を活用した周知により利用者数は年々増加傾向にあり、令和6年度には男性職員1名が育児休業を、4名が育児参加休暇を取得している状況です。今後におきましても国の動向や他自治体の先進事例を参考にしながら、男性職員を含めた誰もが育児休業等を取得しやすい職場環境の整備に引き続き取り組んでまいります。以上、本間議員の答弁といたします。
質問 本間里奈
それでは、1点目について再度お伺いいたします。答弁いただいたとおり、選ばれる町となるための改善として具体的にどのような環境や条件が必要と考えているのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、給与等の待遇面につきましては町村間における大きな差はないので、待遇面以外での部分の取組が必要だと感じております。具体的には、職員のモチベーションと定着率の向上を図るべく、働きやすさ、やりがいや成長を実感できるような仕組みが必要かと考えております。以上です。
質問 本間里奈
説明いただいたとおり、モチベーション、やりがい、とても大事だと思っています。さらに、毎年度広報紙等で新採用職員の紹介を見る中でも浦幌出身の職員が増加しているように感じておりますが、その点についてはどのように捉えていますでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、ここ3年間で新規採用職員は28名おりまして、そのうち町内の出身者は6名となっております。決して数字的には多いものではありませんが、町内出身の職員が増えることは喜ばしいことであると思っております。以上です。
質問 本間里奈
他方で、町外出身の方も多く働いていただいていると思いますが、浦幌町で働くことに併せて新しい土地で暮らしていくために行政としてどのような支援をしているのか、もし行っていることがあればお伺いいたします。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、令和5年度より実施しております新規採用職員町内合同研修に職員を参加させております。町外出身者は、町内に知り合いがいないことから、孤独を感じるといった意見もございました。役場以外の町内同期との交流につきましては、ここで交流を図ることにより同世代の仲間ができ、まずそのことによりプライベートの交流にも発展し、業務を終えた後の活動についてもよい方向に向かっているのではないかと考えております。以上です。
質問 本間里奈
私自身も町外から移住していて同じように孤独を感じる時期もありましたが、様々なつながりで今に至っていると考えます。今後もこのような合同研修に職員が参加していただくことは可能なのでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
事業主体が町ではないものですから、何とも言えませんが、業者のほうでそういった取組を続けてやっていただけるのであれば、当然職員はそこに派遣をさせて参加をさせる考えであります。以上です。
質問 本間里奈
ぜひ紹介していただければと思います。情報発信についてですが、動画を活用した紹介というのはとても分かりやすくていいのかなと思うのですが、この動画を活用した紹介に至った経緯とその反響はどのようなものなのでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、毎年十勝町村の職員採用説明会を実施しておりまして、その中で各町村1分程度の動画を公開し、紹介をしているところであります。それをきっかけに採用説明会だけではなくて、町のホームページへ掲載することで、それも効果的であるのではないかというふうに考えまして、ロングバージョン、1分ではなく、少し長めのバージョンの動画を作成し、公開しているところであります。反響としましては、今までこういったものはなかったので、よい取組だといった声はいただいているのですが、その効果についてはちょっと分かりかねる部分がございます。ただ、動画を公開してから約8か月で1,000回以上再生されておりますので、ある程度一定の効果はあるのではないかと捉えているところであります。以上です。
質問 本間里奈
私も動画を拝見させていただいて、若手の職員だったり、分かりやすいような動画であるなと思いました。また、このような紹介に加えてベテランの方を紹介いただくような動画もあると、受験を希望する方々は長期的なキャリアの見通しが持ちやすいと考えておりますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、これまでそういったことを検討したことはありませんでしたので、これからそういったものが効果的であるかどうかも含めて検討してまいりたいと思います。
質問 本間里奈
やはり見通しを持って働き続けたいと思ってもらえるようなアプローチは多方面から必要だと思いますので、ぜひ検討いただければと思います。職場環境の改善が重要と答弁いただきましたが、今後職場環境を改善するに当たってどのような方法で改善を行っていくのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
職場環境の改善についてでございますが、これまでも行政事務改善委員会において職員からの意見を募集し、その項目について取り組んでいるものもございます。そのほか、職員組合等から要望等もいただいておりまして、そのことについて協議をするといった取組を行っているところであります。以上です。
質問 本間里奈
ぜひ様々な視点で検討いただければと思います。特に働き方が多様化していく中で若手の声を取り入れるというのもすごく大事かと思いますが、このように若手の声を取り入れて既に改善したことがもしあればお伺いいたします。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、若手職員のみを対象とした意見の聴取というものは行っておりませんので、先ほどの行政事務改善委員会の意見の中に当然若手職員の意見も入っていると思いますが、その辺の分析はしていないので、採用された意見が若手の方が言ったものなのかベテランの方が言ったものなのかちょっと分かりかねますので、その辺は把握していないところであります。以上です。
質問 本間里奈
それでは、ほかの質問に行きますが、職場環境の改善について現段階で改善しようと検討しているものはあるのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
職場環境の改善で現段階で改善しようと検討しているものはございませんが、今後においてはテレワークですとかフレックスタイム制度など柔軟な働き方を提供し、ライフスタイルに合わせた働き方が可能となるような取組について、こういったことについては今後検討しなければならないのではないかと考えているところであります。
質問 本間里奈
私も以前の一般質問でも部活動の地域移行に関わって同様の質問させていただきましたので、ぜひ早急な検討を行っていただければと思います。さらに、子どもからお年寄りまで多岐にわたるサービスを提供していただく上で若手だけではない職員の多様性も重要と考えております。その上で専門職も含め中途採用にも力を入れる必要があると思いますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
職員の採用に当たりましては、十勝町村職員採用試験のみでは町が希望する職員は、人員の確保は難しい状況となっておりまして、そのためこれまでも社会人枠などを設けて町独自での採用試験を実施しているところであります。これからにつきましても積極的に独自の試験を実施していきたいと考えているところです。以上です。
質問 本間里奈
それでは、2点目の質問に移りたいと思います。まず最初に、確認させていただきたいのですが、今年度末でこの計画が終了となりますが、今後同様の計画を作成する予定はないということで間違いないでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
計画の関係でございますが、現計画は本年度までの計画となっておりますので、本年度中に令和8年度以降の計画の策定を予定しているところであります。策定に当たりましては、これまで同様副町長を委員長としました関係職員で構成します浦幌町安全衛生委員会で協議をした上で策定をする予定としているところでございます。以上です。
質問 本間里奈
現場の声をぜひ取り入れて検討いただければと思います。答弁いただいた中で成果として管理職に占める女性職員の割合が増加したとお答えいただきましたが、この増加にはどのような背景があったのかお伺いします。
答弁 副町長 山本
ただいま女性管理職が増えた背景ということなのですが、振り返りますと私が役場に奉職してもう四十数年たつのですが、そのときは管理職の中には女性職員というのはいらっしゃいませんでした。その後役場の中でも男女共同参画についての研修会とか、当時ワークショップとは言わなかったのですが、班単位でその言葉自体の勉強会とか、そういったのもやってきましたし、あと社会的にも女性の進出というのが周りの職場とか、そういったところでも増えてきたということがありまして、ちょっと言葉が難しいのですが、女性だからとか男性だからということがなくなってきたのではないかなと捉えています。今の役場職員の採用もそうなのですが、見る中で特に男性とか女性とか限定はしていません。この女性管理職増えたというのもそういったこともあって、ちょっと難しいのですが、結果的に今女性が増えたというような形で、特にはその背景というか、今までの流れの中で我々自身もそういったものを勉強したりとかしていく中で変わってきたのかなと捉えているところであります。以上でございます。
質問 本間里奈
結果として今増加に当たっているということで、今後もそうなっていくことを願っておりますが、数値として、割合として考えていくときに今後どれぐらいの割合を目指しているのかというか、このまま現状維持なのか、より増やしていきたいのか、そのような点でどのように考えているかお伺いいたします。
答弁 副町長 山本
職員以外でも各種委員さんとか、そういった中でも年間調査をして目標数値を定めながらやっているところでありますので、この職員につきましても職員全体とか、管理職の中もできればこういった数値を何%ということはちょっと今申し上げられませんが、現状を少しずつやっぱり上げていくような形が理想ではないかなと考えているところであります。以上でございます。
質問 本間里奈
多様さといいますか、いろんな方が関わっていただけるような環境をぜひ今後も目指していただければと思います。育児参加休暇を取得する動きが増えているとお伺いいたしましたが、この流れはとてもよい流れだと感じております。ですが、周知するだけではなくて、休暇取得中のほかの職員への負担や休暇を取得した後、職員が復帰した後のキャリア等の影響についてはどのようにお考えなのでしょうか。
答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、育児休業により長期間職員が欠ける場合、やはりその職場をフォローする体制が必要であると考えます。しかしながら、職員数の多い自治体であれば、1つの業務を複数の職員が携わるなどしておりますので、問題はないと思うのですが、本町のような職員数の多くない自治体の場合にはどうしても1人の職員のみが携わるといった業務も存在し、職員1人欠けるということは影響が大変大きいものがあると考えております。職員数を増員するというのは、なかなか難しい現状にあります。このような課題の解決に向けてどのような取組ができるのかということを今後検討が必要かなとは考えているところであります。また、復帰後の影響についてでございますが、給与の面では育児休業期間中は昇給はいたしませんが、育児休業から復帰後の昇給につきましては育児休業期間中も勤務していたものと捉えて昇給する仕組みとなっておりますので、影響はないところです。ただ、復帰に当たって不安を抱くこともあるかと思いますので、そういった不安を取り除くような取組は必要であると感じております。以上です。
質問 本間里奈
人数を増やすことは、なかなか厳しいと答弁いただきましたが、このような環境をつくるという視点ではやはり人数についても再度検討いただく必要があるのではないのかなと思っております。また、復帰後の影響については答弁いただいたとおり、よかったなと思いますので、ぜひ復帰後のフォローについても力を入れていただければと思います。最後に、町長にお伺いしたいのですが、今お話ししたとおり職員数に限りがある中でも多様な働き方が進む社会の中で今回の採用方法が変わることをきっかけに選ばれる町になるために今から少しずつ職場環境の整備や浦幌で働き続けたいと思ってもらえる仕組みづくりに取り組む必要があると私は考えております。そして、重ねてになりますが、子どもからお年寄りまで安心して暮らせる町になるよう行政サービスを続けていただきたいことから、町長として今後の行政職員の働き方や職場環境についての考えをお伺いいたします。
答弁 町長 井上
ただいまの本間議員の質問にお答えします。町民の皆様、子どもからお年寄りの方まで安心して暮らすことができるまちづくりを目指すためにも私はやはりその指揮を執る行政職員が重要になってくると思ってございます。また、その中でいって残念ながらここ数年浦幌町役場職員の採用希望というのも事実上激減しているというのが実態であります。このままだと先ほど来言っているとおり、将来まで安心して暮らせるまちづくりという部分に非常に影響を及ぼすのではないかなとも危惧しております。議員がおっしゃるとおり、やはり選ばれる町になるためにはこれまでの習慣だとか考え方を変えて新しい仕組み、そういったものを取り入れていかなければならないかなとも思っております。既に町職員としては副業の解禁といったところでは少し自由度の高い働き方を認め、また先ほど総務課長からのお話もありましたが、コロナ禍時代に合ったフレックスの導入、あるいは今後は職場のこの場所ではなければ仕事ができないではなく、テレワークといった環境さえ整えばその場所以外でも働けるような、そういった仕組みを取り入れていくことでより自由度の高い働き方の多様性を求めた、そういった職場の変化が必要かなと思ってございます。また、それにあっても先ほど来お話がありましたが、特に若い職員の方々からのご意見を取り入れることがよりそのニーズに近くなるのではないかなと思いますので、職員組合も含めながら町の若い方々ともお話をしてよりニーズに近いものを取り入れたいと考えてございます。また、もう一点、女性の職場環境という部分で今育児休業を取得しやすい職場環境の整備という点におきましては、むしろ子育てに専念ができるように職場内で休暇取得を応援するような、そういった風通しのよい職場環境づくりがまさに必要だなと思ってございます。その点にありましては、管理職をはじめとして、職員の状況をつぶさに把握をしながら、もし育児休業を取りたいという職員がおりましたら、精神的な負担が決してかからないように周りからもフォローができるような、そういった職場環境づくりを進めていくことが必要だなと感じております。以上、答弁とさせていただきます。