みんなの議会

浦幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日

修学旅行に対する支援

2023年6月19日、浦幌町議会の一般質問で、本間里奈議員が「修学旅行に対する支援」について質問し、教育長 水野、教育次長 佐藤、まちづくり政策課長 岡崎、町長 井上が答弁しました。

質問者
本間里奈 議員
答弁者
教育長 水野、教育次長 佐藤、まちづくり政策課長 岡崎、町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 本間里奈

通告に従い、質問いたします。修学旅行に対する支援。浦幌町の小中学校における修学旅行先は、新型コロナウイルスの影響で近年は目的地の変更があったものの小学校では札幌近郊へ、中学校では道外への修学旅行が主流となっています。本町の学校管理規則を基に学校と教育委員会が協議しながら目的地等について柔軟な対応がされており、低所得者の家庭については修学旅行問わず以前から様々な支援があるものの、昨今の物価高や燃料費の高騰に関わり一般の保護者負担はもちろんのこと、旅程を考える学校現場の負担も大きくなっているという現状があります。また、上浦幌地区に関しては、生徒児童数の減少で数年前から旅行会社を通した団体予約をすることが厳しく、修学旅行中の移動手段はバスではなく、タクシーを使わなければ移動ができない。宿泊施設の費用の負担も大きいことから、年々保護者負担も大きくなっています。この問題は本町だけの問題ではなく、十勝管内では他市町村が既にこの課題に取り組み始めています。豊頃町では小中学校等修学旅行費交付金として居住する保護者を対象に一定金額を交付したり、陸別町では修学旅行費交付金事業として一部を助成、幕別町は実費負担をしていたりと、今後本町でも支援を考えていく必要があることから、以下の点について伺います。1、中学校における修学旅行先が道外へ行くことになった経緯について説明ください。2、近年の様々な料金の高騰により、例年どおりの金額で子どもたちの学びの機会を担保することができなくなった場合、修学旅行にかかる費用の差額分や一定金額を補助する等、町としての支援をする考えはありますか。

答弁 教育長 水野(教育長は2025年3月まで)

本間議員のご質問にお答えします。1点目の中学校における修学旅行先が道外へ行くことになった経緯についてでありますが、修学旅行につきましてはそれぞれの学校が集団生活の在り方や広い知見と豊かな情操を育成することを狙いとし、修学旅行実施基準に基づき旅行先や行程を計画しているところであります。中学校において、ここ数年は旅行先を道外とすることが多くなってきておりますが、経緯といたしましては、ふるさと教育やキャリア教育の延長として地域の資源が商品化されるまでの製造過程の見学や、首都圏の企業を訪問し、その職場環境を体感することなど、修学旅行を通して直接見聞することにより、日頃の学習や地域産業に関することをより拡充して学べる重要な機会として実施しているところであります。旅行先といたしましては主に関東圏となることから、航空運賃などにより経費が高額になる可能性もあるため、費用負担に関しては慎重な協議が必要ではありますが、このような経験をすることは中学校生活において非常に貴重なことと捉えております。2点目の物価高騰等に伴う修学旅行費用の支援についてでありますが、現在本町においては給食費の無償化や医療費助成の対象範囲を拡大するなど子育て支援対策を重点的に取り組んでいるところであり、また今年度からは実用英語技能検定も保護者負担をなくし検定料を全額町費で負担するなど、学習環境における支援対策にも力を入れているところであります。確かに上浦幌中学校の修学旅行に関しては、団体割引の非適用であったり、宿泊施設や交通機関の少数利用による単価増であったりなど浦幌中学校に比べ行程の計画は難しいところもありますが、保護者負担が高額にならないよう学校としても工夫をしながら実施しているところであります。今後においても、生活における物価高騰だけでなく、旅行運賃の高騰も避けては通れない状況であると認識しておりますが、本町の財政も同様に様々な物価高騰の影響を受けているところであり、限りある財源の中で教育行政を執行していくには単に保護者の負担増となっている部分の金銭的補助といった方法だけではなく、経費負担を最小限に抑えた中でどのような修学旅行の実施が望ましいものか、学校を通じ保護者の意向も踏まえた中で引き続き検証が必要であり、現時点では町費補助等の支援は難しいものと考えております。学校生活における修学旅行とは、児童生徒にとっても最も大きな行事の一つであることから、充実した内容と費用負担とのバランスを考え、よりよい思い出と経験となるよう今後においても学校と十分連携を図りながら取り組んでまいります。以上、本間議員の答弁といたします。

質問 本間里奈

修学旅行は、日頃の学習や地域産業に関することをより拡充して学べる重要な機会とのことですが、行き先が道内だったことと比べ、道外で実施することによってどのような活動がどのように変わったのか具体的に教えてください。

答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)

ただいまのご質問にお答えいたします。例えば平成27年度の上浦幌中学校の場合、初めて道外である静岡県御殿場市のとらやの見学を実施しておりますけれども、上浦幌中学校ではふるさと学習の一環として農業に関する学習を進め、農作物の生産にも取り組んでまいりました。そこで、室町時代に創業された老舗ようかんのとらやが原料である小豆を上浦幌地区で契約栽培していたということから、経済教育の一環として修学旅行の行き先を道外であるとらや御殿場工場とし、実際に見学することで地域の基幹産業である農業への理解を深めるとともに郷土に誇りを持たせ、今後の学習に生かすことができた貴重な体験となりました。また、令和元年度の浦幌中学校の場合、それまで地域活性化への取組に向け、道内であります函館市においてアンケート調査を実施してきましたけれども、道内の観光地である函館市であるがゆえに約10年間の調査結果に大きな変化が見受けられず、マンネリ化となっている状況でございました。そこで、課題等を十分検討した結果、道外の住みたいまちランキングの上位で近年急激に人口が増加し、多様な人々が居住している神奈川県川崎市の武蔵小杉地区を選定しまして、北海道、十勝、浦幌町をあまり知らない人々を対象に改めてアンケート調査を実施しまして、併せて調査の際に渡す返礼品につきましても本町の特産品を配付し、ふるさと寄附のPR活動も実施しまして、総合的な学習の時間につなぐことができ、より地域発展、地域振興を考える上で効果的な活動となった。以上のような状況でございます。

質問 本間里奈

説明の中でふるさと寄附のPRを行っているという話もありましたが、ふるさと寄附の担当であるまちづくり政策課により、ふるさと寄附のPR活動への予算づけという考え方の下、何かしらの補助を行うことを検討してもいいのではと思いますが、まちづくり政策課としてはこういった活動の成果をどのように捉えていますか。

答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)

ただいまのご質問にお答えいたします。ふるさと寄附でいただいたものを充てるかという部分とは話が別になりますけれども、実際に浦幌町に皆さんからたくさんの寄附をいただいているのですが、その寄附をした理由は何なのかというのをはっきりこちらで把握することはできないような状況になってございますが、昨年寄附をいただいた道外の方から、北海道旅行中に七飯の道の駅で浦幌町の中学生がアンケート調査を頑張っているので、応援したくなりましたというコメントが寄せられたことがありましたので、修学旅行先でPRをする中学生の頑張っている姿を見ながら、返礼品を目的ではなくて、そういったことが動機づけになったという事例があったということでは把握をしてございます。以上です。

質問 本間里奈

次に、上浦幌中学校での修学旅行の実施についてですが、保護者負担が高騰にならないよう学校としても工夫しながら実施しているということですが、現状として団体割引の非適用どころか、少人数であるがゆえに旅行会社に発注することもできず、旅行の手配などを全て教員が行うことで何とか成り立っているという状況もあるかと思います。学校現場がこれ以上できない工夫をされていることは十分理解した上で、そのほかに教育委員会として行っている工夫があればお尋ねします。

答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)

ただいまのご質問にお答えいたします。ただいま議員のご指摘でございますが、旅行会社に発注できないということではありません。私が上浦幌中学校の平成30年度から令和4年度までの修学旅行実施計画書を確認しましたところ、それぞれの年度であっせん業者が違いますけれども、旅行代理店による行程等が組まれておりました。そこでまず、一つの工夫としまして、へき地教育振興法第2条というのがあるのですけれども、この規定に基づく証明というのがありまして、これを教育委員会のほうで発行いたしております。この証明書を発行することによりまして、旅行代理店で提出いたしまして、そうするとJRなどの公共交通機関が学生団体割引の適用になるというようなことがございます。また、過去におきましては、スクールバスの登下校の運行に支障がない場合においては、近郊の空港や最寄りのJR駅までの送迎によりまして交通費が負担軽減となるような支援を実施してまいりました。しかしながら、発着時刻の関係で場合によってはうまく接続できないということが多々あったかなと感じております。今後の支援策につきましては、どのような形態で支援ができるのか、あるいはできないのか、学校の要望等も踏まえまして、教育委員会内部はもとより、財政的な問題も生じることから、町理事者とも十分協議してまいりたいと考えてございます。以上です。

質問 本間里奈

最後に、答弁でもありましたとおり、本町は子育て環境に力を入れていますが、義務教育としては一番お金のかかる行事への支援も今後子育て世代や若年層への移住定住の魅力にもつながると思いますので、教育委員会だけではなく町長としてのお考えを最後にお伺いいたします。

答弁 町長 井上

ただいまの本間議員の質問にお答えします。修学旅行の費用負担に関しましては、先ほど冒頭に教育長も申し上げましたとおり、本町は町独自の子育て対策を進めておりまして、その中には給食費の負担や、あるいは医療費等の無料化、そういったことを財政的な支援を行っております。また、近隣自治体では修学旅行に対して支援を行っているようではありますが、生まれてから高校卒業までの子どもに対する支援を並べて考えたとき、恐らく本町はかなり手厚い支援をしているのではないかと思っているところでございます。しかしながら、本町の中学生が行う修学旅行というのは、およそ観光や体験型イベントに主体になりがちなそういったものではなく、学習だとか経験の要素が大半を占めていて、本町が掲げるうらほろスタイルを基本としたキャリア教育、こちらにのっとった大変すばらしい内容であるというのは私自身も理解しております。今後物価高騰がこのまま継続する、そういった中の影響で今までしていた修学旅行の内容が今よりも減退する、そういったことがあるようであれば、本町としてのうらほろスタイルを軸とした教育の形を持った修学旅行ができないのであれば、意にそぐわないと私も思っております。いましばらくお時間をいただきながら、物価高騰あるいはそれ以外の影響になる部分を検討させていただきながら、教育委員会あるいは学校サイド、そういった部分とも情報共有をさせていただき、何らかの支援ができるとなれば、その時点においてまたご検討させていただきたい、そう思いますので、答弁とさせていただきます。以上です。

質問 本間里奈

子どもたちがこの町で生まれてよかったなと思えるような支援を今後も町として前向きに検討願いまして、質問を閉じさせていただきます。終わります。

答弁 町長 井上

ただいま言われました中身、また教育委員会ともしっかりと連携しながら、そして一方で、先ほどまちづくり政策課長からの報告ありましたとおり、修学旅行においてはその場で町のPRをしていただいて、そのときに出会った方々からの応援のメッセージも来ているというふうなことは大変中身的にも充実していることが判断としてあるのかなと思います。そういった部分も考慮しながら、今後の教育、修学旅行の在り方について総体的に検討してまいりますので、どうかその部分についてもご理解いただきたいと思います。以上です。

質問 本間里奈

終わります。

出典:浦幌町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる