浦幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月11日
公共施設での弱者に優しい配慮を
2022年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、阿部優議員が「公共施設での弱者に優しい配慮を」について質問し、町長 水澤、教育次長 佐藤、副町長 山本が答弁しました。
- 質問者
- 阿部優 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、教育次長 佐藤、副町長 山本
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 阿部優
通告に従って、一般質問をさせていただきます。公共施設に弱者に優しい配慮をという題でございます。人は、大なり小なりいろいろな障がい、個性を持っております。社会は健常者はもちろんですが、障がいを持たれている方、高齢の方、いろいろな疾病を抱えている方、どの個性の人にも同じ目線に立つことを求めております。これは、自分たちの特権を決して要求しているのではなく、他の人々がすることと同じことをしたいためであり、普通の生活がしたいのです。年を取ってもほかの人と同じように尊厳を持って生きていきたいのであります。昨年ある障がいを持つ者が小学校を訪れた際に、そこにおられた小学児童に聞かれたそうです。この体育館に入るのに何が不便ですかと聞かれたそうです。当人は車椅子使用者なものですから、車椅子が楽に通れるドアの幅と階段のない出入口があったらいいねと答えたと言っております。また、そこにおられた先生からは、ここは町の避難所になっているので、階段部分に手すり、できればスロープが欲しいと言われたそうです。町民が集う場所は、生活弱者に優しい施設でなければと自分は考えます。一見外から見ますとスロープや手すりが見えますが、玄関、会議室に入るためには人の手を煩わせなければならない施設がまだまだあります。介護者が1名で済むなら簡単にお手伝いのお願いをできますが、何人もの方に介助をお願いしなければならないとなると、訪れたい、参加したいと思っても実際の行動を控えてしまうそうです。令和3年3月議会にて公共施設のユニバーサルデザインの取組について質問させていただきましたが、その後どのように対応されているかを改めて伺います。町内の各施設長寿命化は理解していますが、公共施設のバリアフリーに関して特に施設の段差はどの程度の高さの差を段差と考えておられるか伺います。利用者の個性や年齢に関係なく段差解消が必要と考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
阿部議員のご質問にお答えします。公共施設での弱者に優しい配慮についてでありますが、第4期まちづくり計画を上位計画として策定している第4期浦幌町地域福祉計画において、いつまでも安心して暮らせるまちづくりの推進を基本目標として、誰もが住み慣れた地域で安心して快適に生活できる環境が求められていることから、公共施設や交通等のバリアフリー化を中心としたまちづくりを計画的に推進しているところであります。また、公共施設を利用されている方で、何らかの助けを求める意思表示があった場合の合理的配慮の構築につきましては、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律に基づき、障がいを理由とした不当な差別的取扱いにより権利、利益を侵害することにならないよう役場職員を対象として適切に対応するために必要な職員対応要領及び職員対応マニュアルを策定し、障がいの特性を理解するとともに、個々の特性や状況に適した配慮を推進しているところであります。1点目の公共施設における段差の高さの考え方については、各公共施設のバリアフリー化に関しては浦幌町公共施設等総合管理計画において公共建築物の施設類型別の基本方針として、障がいがあるなどの理由により施設の利用に支障とならないよう段差解消や多目的トイレの改修など計画的に実施しているところであります。なお、段差と考える高さの差については明確な基準はないものと考えていますが、2点目の質問にあるとおり、利用者の個性や年齢に関係なく、つまずいて転倒するなどの危険を回避するため、各施設の管理者が適切に判断し、段差解消を実施してまいります。以上、阿部議員への答弁といたします。
質問 阿部優
感覚といたしまして、段差についての間隔については分かりました。では、玄関前の段差及び階段についての考え方について。例えば浦幌町の体育館西側の出入口に3段の階段がありますが、入りました玄関の中には5センチ程度の段差があり、解消のために木製のスロープがあります。その目的が理解できません。何のための目的か伺いたい。
質問 阿部優
実際にこれ学校のことですので、学校のほうに、教育委員会のほうにちょっとお答え願いたい。(何事か声あり)
質問 阿部優
それでは、もう一度申し上げます。段差の間隔について私分かりました、町長からの答弁いただきましたので。では玄関前の段差及び階段についての考え方について伺いたい。これは、浦幌小学校体育館西側の入り口であります。あそこの階段を上がりました玄関の中に5センチ程度の段差があって、そこにスロープが入っているのです。では、そこまで、どうしてその先にスロープがないのにそこだけそういうスロープがあるのかということをお聞きしたいなということです。(何事か声あり)
質問 阿部優
スロープ設置の理由についてをお答えください。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、スロープがついているという認識もございませんでしたし、ついた理由についても承知してございません。
質問 阿部優
私がよくどの課の方にも言うのですけれども、現場をやっぱり見ていただきたいと、常にやるときにはということであります。実際に私も偶然見たものですから、こんな言い方しかできないのですけれども、それがいつつけられたものか、いつどのような形でやったものか分かりません。それで、昨年の3月のときに私が最後に投げたような形の中で言ったものですから、どうなったのかなということの確認のためです、今回。そういうことで、これはうわさによりますと来年度ですか、正面玄関のほうにはスロープつきの階段、玄関が整備されると聞いておりますが、それも必要なのですが、先ほども私が述べたように、先生が言っているように、万が一避難所となった場合に介護する方、サポーターの方が少しでも楽にやっていただくためにやはりそういう場所には私は必要なのではないのかなということで今回質問させていただきました。もし計画もなければ何もなく、せっかく第4期、第3期とあるわけですから、その中で少しでも早くそういうことをやっていただかないと、今後災害のためには大変なのかなと考えておりますので、よろしくお願いします。
答弁 教育次長 佐藤(教育次長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。教育委員会では、先ほど答弁にもありました浦幌町公共施設等総合管理計画及び令和2年度に策定いたしました浦幌町学校施設長寿命化計画に基づきまして各学校や公民館等町内文教施設のトイレの洋式化及びスロープ、手すり等の設置につきましては優先順位をつけまして第4期まちづくり計画に登載しながら順次整備計画を進めているところでございます。ご承知のとおり、各公民館につきましては既にトイレの洋式化及びスロープ、手すり等の設置が完了しまして、今年度避難所でもあります浦幌小学校の体育館トイレの改修を実施したところでございます。ただ、ご指摘の体育館の西側の玄関につきましては、実施計画の中で検討はしましたが、いろいろとスペースの問題等ございまして、設置はせずに、来年度予定しております、児童玄関の経年劣化による破損が著しいということございまして、来年度改修に向けまして今年度実施設計を行いまして、児童玄関にスロープ、手すり等を設置していくという考えで進めているところでございます。以上です。
質問 阿部優
児童玄関のほうというのは理解いたしました。あくまで西側玄関のところに、昨年私がお伺いしたような状況の中で、せめて手すりぐらいあるといいのかなと考えておりますけれども、そのついでには恐らくスロープをやれば手すりもつくのだろうという考えありますけれども、全ての施設をやっていただく、それから障がい者に優しい、高齢者に優しい施設というのはやっぱりスロープイコール手すりが必要なのでないのかなとせめて私考えます。民間ですと安く上がるのですけれども、公共施設、どうしてもその後の対策もあるので、ある程度の金額がかかるのかなと私考えます。ただ、そうやって言っている最中に何か事件があったら私は嫌だなという思いから今回質問させていただきました。どのような考えかお聞きいたします。
答弁 副町長 山本
先ほどからのご質問のことですけれども、まず私も先ほど再質問の中で体育館の西側玄関の状況というのを、今までも利用したことはあったのですが、阿部議員のご指摘があったような内容についてきちんと理解していなかったことにつきましては、今後改めてきちんと確認をさせていただくような形を取らせていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。それで、今浦幌小学校の関係ですけれども、阿部議員からも児童玄関についてはご理解いただいたと思うのですが、基本的には児童玄関と、それから教職員の玄関と、それから体育館の玄関ということで、浦幌小学校の中に3つの玄関があります。その中でやはり子どもたちが利用するということで、中にはけがをしたりとか、そういった場合で車椅子を使用したりとか松葉づえついたりすることもあろうかと思いますので、優先順位的には平常時で日常的に多くの利用があるところからということで、来年度スロープの設置と、それから経年による劣化しておりますドアの改修を行うということで進めさせていただきたいと思います。また、今ご意見のありました手すりの関係ですけれども、これまでも、先ほど次長から説明のとおり、いろいろ公共施設の関係ではまず洋式トイレから整備してきたわけなのですが、本来であれば並行して洋式トイレを設置したときもトイレの中に手すりを当然つけています。それから、同じように玄関、出入口につきましてもそういった配慮が必要だったかと思いますので、今後いろいろ公共施設を整備する中、そして今体育館の西側の玄関につきましてもそういった手すりの設置ということに関しましては前向きに検討させていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
質問 阿部優
前向きな一応ご答弁いただいたと思います。ただ、予算がないということで決して済みませんので、ほかにも学校施設なんかでも、浦幌町、地盤が悪いところでございますので、玄関と、それから普通の路上との間の段差になってしまったところあります。やっぱりそういうところもできれば、先ほど私は何センチぐらいを段差と考えるといったときのスタイルとして、5センチぐらいの段差であれば仕方ないと。でも、10センチ以上段差となるとやはりお年寄り、それから障がいを持った者はすごく歩きにくいのだと私思います。決して車椅子ばかりではありません。その中でそういうところができたらそれを、段差をどう解消するか、それから手すりをつけるかということを、建築した時点でもう既にそういうことを考えていかなければならないのが浦幌の各公共施設だと私考えておりますので、今後ともやっぱりそういうことも含めて考えていただきたいと思います。もう一点、やはり同じようなことは図書館といいますか、博物館といいますか、あそこの普通の障がい者用の駐車場から入るときにも同じことがあったそうです。そのときは、段差がなかったので、近くにいた女性の方に後ろを支えていただいて、上がったそうです。だから、そういうこともやっぱりありますので、これが3段、4段になるとそういうことはできません。だから、あくまで大きな段差とならないうちにやはり改修していただければ、私としては今回質問させていただいたかいがあるかなと思います。これはできれば早急にその辺もやっていただきたいと思います。そんなにお金はかからないと私考えておりますので。基本的なもの掘り返すと金かかります。その辺は適度に、適正な中でやはり処理していただきたいと思います。以上です。もしお答えいただけるのなら、よろしくお願いします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
阿部議員の質問でありますけれども、残念ながら浦幌町、公共施設全てユニバーサルデザインになっているということではありません。また、旧施設、古い施設については、もともとそういう考え方がなかったのだろうと思います。ただ、現在の状況の中では、やはり全ての障がいのある方も平常の方もひとしく施設を利用できるような環境づくりというのが求められているのは当然であります。残念ながら今現在はそういうことになっていないということでありますので、当然施設整備は進めていく必要があるだろうと思います。ただ、残念ながら一気にこれをやるということはなかなかできないというのもご理解をいただきたいと思いますし、町としてはいろんな施設をそういうユニバーサルデザインにしていくという基本的な考え方ありますので、順次、それもできるだけ早急にといってもその時期というのは明確にできませんが、できるだけユニバーサルデザインに公共施設をしていくという考え方の下に今後事業を進めていく必要があるだろうと考えているところであります。