浦幌町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月11日
高齢ドライバーに対する交通安全対策と交通手段の確保
2016年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、阿部優議員が「高齢ドライバーに対する交通安全対策と交通手段の確保」について質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 山本、副町長 鈴木が答弁しました。
- 質問者
- 阿部優 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、まちづくり政策課長 山本、副町長 鈴木
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 阿部優
浦幌町議会会議規則第61条第2項の規定により、通告をさせていただきました一般質問について、項目について質問させていただきます。高齢ドライバーに対する交通安全対策と交通手段の確保ということであります。昨今急に目立ち始めました高齢ドライバーによる交通事故が大変危惧されているところであります。そこで、質問させていただきます。平成27年度に策定されました浦幌町老人福祉計画によれば、平成29年度には69歳以上の高齢者人口は1,948人であります。高齢化率38.57%に達するものと推計されております。なお、平成28年12月1日現在浦幌町内の運転免許証所持人数は3,447人で、うち65歳以上は1,129人であります。さらに、75歳以上の高齢の方のドライバーにつきましては426人と聞いております。浦幌町内において現在まで大きな事故の報告はございませんが、今後において安全性が心配されるところであります。そこで、次の2点について伺います。急増している高齢ドライバーによる交通事故に対し、浦幌町としてどんな安全対策を考えておられますか。2、平成29年3月から道路交通法が改正となり、運転免許証更新の際に認知機能検査が義務づけられます。その際、運転免許証が更新されない場合、または高齢者が運転免許証を自主返納した場合において、交通手段が確保できない高齢者が生じるものと思われます。このような高齢者に対し、町内及び町外への移動に当たり補助制度などを導入する考えはないか伺います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
阿部議員のご質問にお答えをいたします。高齢ドライバーに対する交通安全対策と交通手段の確保についてでありますが、全国的に交通事故の件数は年々減少傾向にある一方、65歳以上の高齢者が占める割合は増加しております。さらに、近年では事故の被害者だけではなく、加害者になるケースもふえております。その背景には、高齢者人口の増加とともに高齢による安全運転に必要な記憶力、判断力及び視力や反射神経の低下などが影響していると言われているところであります。このような状況下において、来年3月には道路交通法が一部改正となり、75歳以上のドライバーに対する認知機能のチェックが強化されることになります。現行制度では、認知機能検査では認知症のおそれがあると判断された場合、特定の違反歴がなければ医師の診断を受ける必要はありませんでしたが、改正後は違反歴がなくても診断を受けなければなりません。また、信号無視や一時不停止などの規定の違反をすると、臨時認知機能検査が実施され、認知症や認知機能の低下のおそれがあると判断された場合は臨時に実施される高齢者講習の受講が義務化となります。1点目の高齢ドライバーに対する交通安全対策につきましては、歩行者を含めた事故防止啓発活動を行っておりますが、高齢ドライバーに特化した対策は行っておりません。今後につきましては、今回の道路交通法の改正について周知を図るとともに、寿大学等の高齢者の団体に対して警察の協力を得ながら啓発を進めてまいります。また、心身機能の低下や運転の弱点を自覚し、それをカバーするための自動車教習所などで実施される安全運転講習会や運転適性検査がありますので、これらを自主的に受講していただくよう広報紙等により周知してまいります。2点目の運転免許証が更新されない、また自主返納された高齢者への町内、町外移動に対する補助制度の導入についてでありますが、免許の更新ができなかった方及び自主返納により自家用車での交通手段の確保ができない方の移動につきましては、来年1月から運行するコミュニティバスや既存の公共交通機関であるJRや本別浦幌間の生活維持路線バスを利用していただきたいと考えておりますが、それに対する補助制度の導入についてはありません。以上、阿部議員への答弁といたします。
質問 阿部優
今私の質問に対してご答弁いただきました。少しこの件につきましても質問させていただきます。まだ来年1月から、このバス運行という新しい交通手段ができるということでありますけれども、そのバスの移動に対する全貌は11月、12月の広報紙によりましてされておりますけれども、それだけでは若干わかりにくいという方がおられます。これをさらに高齢者全般を含めましてもう少し啓蒙するお考えはないか伺います。
答弁 まちづくり政策課長 山本(まちづくり政策課長は2019年3月まで)
コミュニティバスに関するお問い合わせということで、私のほうからお答えさせていただきます。ただいま阿部議員からおっしゃられたとおり、コミュニティバスの啓発につきましては広報の11月号、それから12月号でそれぞれこれから1月から運行に当たっての路線ごとのご紹介をさせていただいています。また、広報1月号におきましてもこれから具体的な車両のデザインとか、それから患者輸送バス等の路線を再編、統合する形になりますので、そういった形のご紹介をしてまいりたいというふうに考えています。また、今回のコミュニティバスにつきましては、現在運行されております患者輸送路線バス、それから留真バス、これに加えまして市街地循環バスということで運行してまいりますけれども、現在患者輸送バスを利用されている方々にも車両に乗り込みまして、こちらの乗り方とか、デザインとか、運行時間等は特には変更ございませんけれども、こういった形でお知らせするような形で現在予定をしているところでございます。以上でございます。
質問 阿部優
ご丁寧なご答弁をいただきました。そこで、もう一点伺います。その先であります。例えば本別町内、それから帯広市内に参ります際に、ちょうど福祉車両等の運行もされているということは当然あるのだろうと思いますけれども、その中間におきまして移動する車両といいますか、移動手段が若干確保しにくいのではないかという点から、以前私質問させていただきましたが、タクシーとか、そういうものを利用する際の補助手段等もちょっと考えていただきたいなということを質問したことがあるのでございます。その中でやはり今回すごく運転が生きがい、もしくはそれが本当に足として使われている場合におきまして、いきなり先ほど言われました認知機能の検査で更新されないと。それから、もう自分で自主的にだめだといった場合において、何か手段が欲しいなという方が恐らくおられると思います。そのきっかけとなるべくことで私今回質問しておりますので、その点につきましてちょっとお考えをいただけないか伺います。
答弁 副町長 鈴木(副町長は2019年3月まで)
ただいまのご質問についてお答えさせていただきたいと思います。以前におっしゃったとおり、公共的なバスだけではなくて、個人利用が直接図られるタクシーの利用についてどうかというようなご質問だったというふうに思います。また、改めてというようなご質問だと思いますけれども、先ほどの説明のとおりでありまして、コミュニティバスを運行した中で、まずはそのことについてご利用をいただきたいということが1点でございますし、また先ほど町長の答弁にございましたとおり、本別浦幌間におきましては生活維持路線バスが従前より運行してございます。そういった形で、いわゆるJRも含めて公共交通機関が町内ございますので、この公共交通機関、そして新たに加わりますコミュニティバス、これらを含めた全体の公共交通機関の利用をお願いしたく、そしてこのことについては先ほど来説明させていただいていますとおり広報、または患者バスのご利用に当たられている方々については直接お話をさせていただいて、利用を図っていただきたいということで進めてまいりたいと思ってございますので、このことについてはそういった形で進めたく、現在も計画を進め、そして明年1月から始まるということも含めましてご理解いただきたいと思います。
質問 阿部優
今るる説明があったのでありますけれども、今まで本当に便利で使われてきました運転免許証及び自家用車、これが急激に目の前からなくなるということは、高齢の方にとっては耐えられないということで、やはり出て歩く機会が減るという危惧がございます。そういうことも含めまして、これから介護保険制度もいろいろとあると思いますけれども、その中身を見てやはり出るきっかけをつくっていただける、単に生活維持路線、それからコミュニティバスだけでは足りないのではないかなというふうに思います。気軽に使える部分というのは、わがままだというのはわかりますけれども、そういう中身の中で考慮いただけると、私も今後いろいろな件の中で、私どもも恐らくそういう時代に入ってくると思いますけれども、一考いただけるようなお考えはないか伺います。
答弁 副町長 鈴木(副町長は2019年3月まで)
ただいまのお話、質問の中では、比較的個人利用が容易にできるタクシーの利用という部分だというふうに思われますが、先ほど来説明させていただいておりますとおり、公共交通機関、コミュニティバスも含めた交通機関を利用していただきたいというのが第1点でございます。まず、1点的には自主返納された方々におきましても、ご高齢ということの中にありましては、やはり健康面としては健常な方はそういった公共交通機関を多く利用していただくというのが第1点でございますし、そういった中では健康増進も図られていくのかなと。いわゆる玄関から玄関とまでなりますと、ある面では健康的にはどうなのかなと。やはり歩くことが困難でない方につきましては、またそういった健常者の方についてはできる限り歩きながら、そして公共交通機関も利用していただくということが健康増進につながるのだろうというふうに思ってございますし、またご心配されております自主返納にあっても、病的な関係、例えば介護を必要とする方々がそういった形での自主返納ということになった場合どうなのだという意味合いもあろうかと思います。このことにつきましては、認知の度合いによっては外出支援サービスといったことの助成制度も設けておりますので、そういった介護にかかわる健常でない方々に対する支援、従前から持っておりますので、これら含めた中で総合的に進めることができるというふうにも判断してございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 阿部優
今副町長のほうから細かい説明があったのですけれども、私の心配はどちらかといいますと、そのなってしまうまでの間、もし自主返納、自分ができたと、わかったと。危ないからやめようといった時点で、それから自主返納かかわったとき、そのときに既に例えば福祉課等による、それから町民課のほうに私はこういうことになったのだけれどもという形があるのは、まだ健康な人だと私は思います。その人たちに対していかがなものかなと。例えばであります。留真温泉でも行ってみませんかというような形の中で、利用していただく券などを今100円の割引券がありますけれども、それよりもう一つ増した中で、出て歩く機会をふやせるような形の中の考慮をしていただく。これは、高齢ドライバーに特化したことではないと私は思います。本来私80歳以上という、例えばの話ですけれども、年齢にしたかったのでありますけれども、今回高齢ドライバーということの方に対する処置ということの中で伺います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
阿部議員の質問で、お年寄りを大切にしようという気持ちというのは本当に大切だろうというふうに思います。免許がなくなったために外出ができないということになれば、それは大変なことでありますけれども、私どもといたしましては循環型のバス、コミュニティバスを来年1月から発進をすることになりました。できるだけ多くの皆さんに利用してもらいたいと思いますし、どこでも手を挙げていただければとまって乗車できるような形をまず進めていきたいというふうに考えていますし、そういう面では町内循環型のバスは気楽に使ってもらいたいなというふうに思っているところであります。ただ、町内から町外へ出るという問題については、例えば直営のこと、先ほど本別方面というふうにありました。本別方面についても今まで生活維持路線バスを走らせておりますので、これの利用について促進を図っていただければありがたいなというふうに思います。また、帯広方面についてはJRということであります。今いろいろ問題になっているのは、やはりJRをどのように使って活用していこうかという問題です。これをJRの運行形態に合わせた時間帯もあわせた活用をぜひお願いをしたいなというふうに私どもとしては思っていますし、JR路線をどうやって維持していくかということも大きな問題ですから、そういう面では公共交通路線、これを違う面で大切にしてもらいたいなというふうに思っているところであります。また、もう一点、福祉的な部分、これについては免許証を返上するということだけではなく、例えば留真方面に行くということについては、今までの留真に行くバスはずっと出ていますから、そういうものを利用していただきたいと思いますし、福祉施設とは別に、これは福祉施設とは、交通路線とは別な問題としてもこれからは町の政策として十分取り上げていかなければならないということは阿部議員が指摘されているとおりだというふうに思います。これは、路線とはまた別問題として今後とも福祉政策としては、町としては順次進めてまいりたいというふうに思っていますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
質問 阿部優
町長より心優しい答弁をいただきました。私といたしましては、自分たちもこれから、ここにいる全員でありますけれども、やはりそういう状態になっていくのだろうと。やはり出かけるチャンスを何とかして維持していきたいと。なるべくなら人のお世話になりたくないというのが常である。その中で先ほど言いました、ちょっときっかけとしましてやはり温泉の利用も図りたいなんていうことを考えておるわけでありますけれども、そういうことで先ほどこういうことはどうなのだろうということを申しました。それから、JRの利用促進、もちろんそうであります。その中で例えば帯広、釧路へ行かれた先の一方の足の、その先の足です。利用できるチャンスがあれば、またそういうチャンスもふえてくるのかなということで私は質問したわけでありますので、その点についても町長、何かちらっといいことを言ってくれたようなような気がするのですけれども、もう一度確認させていただきます。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
再確認ということでありますけれども、私が先ほど申し上げさせていただいたのは、お年寄り皆さんが本当に気楽に外出できなくなるということについては大変問題があるというふうに思っていますから、コミュニティバスを気楽に使ってもらう体制をこれからも構築していく必要があるということで、ぜひ利用していただきたいということと路線バスも気楽に使っていただきたいと。それとあと、循環バスは留真温泉もずっと回っていますから、そういう面でのご利用もお願いをしたいということを申し上げました。また、JRについては、今JRの路線廃止といういろんな問題がありますから、駅の廃止も含めてぜひ公共交通については利用促進を図ってもらいたいなというふうに思っています。ただ、その後帯広に着いてからの足の問題というのは、これはまた別な問題でありますから、これについて今言及するということはできませんけれども、お年寄りの皆さんの動きやすい環境づくりというのはいろんな面でこういう交通関係だけでない部分がありますから、こういう面については福祉政策の中でいろいろ取り組んでまいりたいというふうに思っていますので、先ほどの繰り返しになりますけれども、答弁とさせていただきたいと思います。
質問 阿部優
優しい答弁をいただきましたので、これで私の質問を終わらせていただきます。