みんなの議会

上富良野町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日

(1)高齢ドライバーの事故防止について/(2)帯状疱疹のワクチン接種の補助について

2024年3月7日、上富良野町議会の一般質問で、井村悦丈議員が「高齢ドライバーの事故防止について」「帯状疱疹のワクチン接種の補助について」について質問し、町長 斉藤繁が答弁しました。

質問者
井村悦丈 議員
答弁者
町長 斉藤繁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 井村悦丈

私は、さきに通告した2項目について質問いたします。まず、1項目めですが、高齢ドライバーの事故防止についてでございます。年々増加傾向にある高齢ドライバーによる四輪車のブレーキ・アクセルの踏み間違いによる急発進事故が懸念されています。年齢別に事故割合を見ると、65歳以上の高齢ドライバーのうち、特に75歳以上の高齢ドライバーでの割合が高く、その傾向は10年前と変わらず、加齢の影響が運転能力の低下をもたらしていると考えられ、高齢ドライバーに特徴的な事故形態の一つと言えます。運転免許証を保有する高齢者は、この10年間で約2倍に増え、今後も増加することが予想されています。自主返納を考える方もおられる一方、家族から促されながらも、日常の利便性を考え買い物や通院等、日常生活に欠かせなく自動車免許を返納されない方も多いと思います。最近では新車に対歩行者衝突被害軽減ブレーキ装置が標準搭載された車種も多くなってまいりました。国のサポカー補助金も2011年11月で終了し、今後再開されるかどうかについてもいまだ不明であることから、新車・中古車購入時にディーラーにて後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置をオプションで装着を勧めても余計な出費を嫌う傾向にあるとも言われています。現在所有する車種、年式にもよりますが、後付け― 84 ―のペダル踏み間違い発進抑制装置が取付け可能であります。このような事故を100%防げるわけではございませんが、衝突防止または被害軽減、歩行者の安全を守り、高齢者が安全に運転を継続していただけるよう、ペダル踏み間違い急発進抑制装置の購入及び設置費の補助を我が町でも行ってはどうか、町長にお伺いいたします。次に、2項目めでございます。帯状疱疹のワクチン接種の補助についてです。新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、10か月が経過、新型コロナワクチン特例接種も令和6年3月まで無料で受けられ、これまでの日常が戻りつつある中、最近は病院内でも目にし、メディアでもよく帯状疱疹いう言葉をよく聞くようになってまいりました。御承知のとおり、帯状疱疹は、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われております。多くが子どもの時に感染する水疱瘡が治った後でも体内神経節に潜伏しているウイルスが加齢や疲労・ストレスなどで免疫力が低下することによって再び活性化し発症しやすくなり、症状は、体の左右どちらかの神経に沿って痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが帯状に表れる皮膚疾患であり、多くの場合は皮膚症状が治ると痛みも消えますが、帯状疱疹が現れる部位によっては、角膜炎顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすこともあると言われております。帯状疱疹ワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあり効果や接種希望者の予診などによって違いがありますが、接種費用は、生ワクチンで確認したところ6,600円から8,000円、予防効果の高い不活化ワクチンは2回接種する必要があることから総額4万円と自己負担額はかなり高額なワクチンです。町民の皆さんからは、帯状疱疹ワクチン接種にかかる費用の助成をしてほしいという声も多く聞きます。健康で健やかな生活を過ごすことは、年齢を重ねてから特に大切なことだと考えます。そこで3点、町長にお伺いいたします。一つ目、帯状疱疹ワクチンの効果をどのように考えるか。二つ目、帯状疱疹ワクチンの周知と接種推進はなされているか。三つ名、帯状疱疹ワクチンの接種助成についてのお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 斉藤繁

10番井村議員の2項目の御質問にお答えいたします。まず、1項目めの高齢ドライバーの事故防止についてでありますが、令和5年における、富良野警察署管内での交通事故は44件、町内では16件発生し、そのうち、65歳以上の高齢者運転による事故は6件となっています。国の支援のサポカー補助金につきましては、令和3(2021)年11月29日までで終了していますが、それ以降の国産新型車につきましては自動ブレーキの義務化が2021(令和3)年11月から始まっているところであります。また、国産の継続生産車、輸入車につきましても2026(令和8)年7月から義務化されることとなっているところであります。その他の車種につきましては、後付け装置の設置も可能ではありますが、全ての車両での設置が可能ではないことから、設置不可能な車種または既に装置の設置済みの中古車もしくは新車を購入された方は補助対象外となり、整合性を図ることから、装置の購入に対して町独自の補助制度につきましては考えておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2項目めの帯状疱疹のワクチン接種の補助についての3点の御質問にお答えさせていただきます。まず1点目の帯状疱疹ワクチンの効果をどのように考えているかについてでありますが、議員も御承知のとおり、帯状疱疹は小児期に水痘にかかり、治癒後も知覚神経節体内に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが加齢・疲労・ストレス等免疫力が低下した際に再活性化し、70歳代をピークに高齢になるほど発症しやすいと言われております。帯状疱疹は、人から人に伝染して蔓延する病気ではありませんが、発症した場合、皮膚に帯状の赤い発疹に加え、強い疼痛を伴い、約10%から20%が治癒後も疼痛が残る帯状疱疹後神経痛に移行するほか、顔面神経麻痺や難聴、失明等が起こることもあると報告されており、ワクチン接種により帯状疱疹の発症予防効果は、50歳以上で1年目は生ワクチンで67%、不活化ワクチンで97.7%と認識しております。次に2点目の帯状疱疹ワクチンの周知と接種推進についてでありますが、予防接種には定期接種と任意接種があり、帯状疱疹ワクチンは任意の予防接種に該当します。予防接種法に基づく定期接種においては、接種を受ける努力義務が課せられており、市町村長は対象者等に対する十分な周知や勧奨に努めなければならないとされておりますが、任意接種は予防接種法に― 85 ―規定されておりませんので、個人の必要性や希望に応じて接種をするものであり、帯状疱疹を含めた任意接種については、特に町民に対する周知等は行っていないことを御理解願います。次に3点目の帯状疱疹ワクチンの接種助成についてでありますが、議員も御承知のとおり帯状疱疹のワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があり、特に不活化ワクチンは予防効果が高い反面、費用が2回分で約4万円と高額であります。定期接種においては、予防接種法で接種が定められておりますので、基本的には公費による負担で行われますが、任意接種においてはさきにも答弁したとおり、法に基づかない個人の必要性や希望に応じた予防接種のため、全額が自己負担となるところであります。現在、帯状疱疹ワクチンは、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において定期接種化の検討が進められており、伝染し集団に蔓延しないこと、他の任意接種との整合性から現時点では費用助成は考えておりませんが、今後も国の動向等に注視し、必要な情報については町民に対し周知するとともに、他の自治体での接種助成の状況を情報収集し、費用の助成を含め今後も研究してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます

質問 10番 井村悦丈

1項目めの御回答によると、設置済み中古車、新車は補助対象外であり、整合性を図ることから町独自の補助制度については考えていないということですが、当時、令和3年11月29日頃、対象年齢になっていなかった方々もおられ、予算の関係上、装備されなかった方もおられるかと思います。現在サポカー補助金も終了し、改めて不安を感じて、この年齢になって不安を感じ、事故防止、安全のために、このような方々を対象に助成を行ってはどうかと思いますが、この町から悲惨な交通事故を起こさない、防ぎたいという思いは町長も同じだと承知しておりますが、これに対しての交通安全対策は何かお考えですか。

答弁 町長 斉藤繁

10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。自動ブレーキの義務化が令和3年、2021年に始まって、それまで補助、国のサポートがあったわけですが、その後に年齢に達した方等、いろいろ諸事情はあるかと思いますが、あと答弁させていただきましたが、全ての車が設置可能ではないということはそうなのですが、それを理由に令和3年にサポカー制度が終了すると、それを契機に新車を買った方、既にこの間買った方もしくは設置済みの車を買った方は補助金なしでもう既に買ったわけですが、そういう方との整合性を図る、国が一度制度設計したのを後から制度が変わる、国は変えていないわけですけれども、町がそれを引き継いで継続したりすると、なかなかその両者の整合性を図るのは難しいのかなと、混乱を来す場合もありますし、不平、不平等な扱いになっては困りますので、そういう意味で制度設計が一度決まったのは、なかなかそれを変更するのは難しいのかなというふうに考えておりますし、あと車の安全装置というのは自動ブレーキにかかわらず、ABSなんかは今ほとんどついておりますけれども、踏み間違いのほかに車間を自動的に制御したり、車線の逸脱をアラームで教えてくれたり、日進月歩で進んでおります。そのような安全装置に対しても今後どうなのかという、たまたま踏み間違い、急発進については義務化になる前にサポートがありましたが、日進月歩する技術に対して、個別に、制度は当然将来も多分ないのだろうと思いますし、これは当時の令和3年度までの過渡期ということで理解しておりますので、この制度を町で独自でまた復活するというのはなかなか難しいことかなというふうに認識しております。以上です。

答弁 町長 斉藤繁

すみません、答弁漏れがありました。交通安全対策ですが、高齢者の交通事故に対する交通安全、町としてどうするのかということなのですが、基本的なことかもしれませんが、やはり啓発、もちろん御家族も含めて、高齢者の方の事故防止には努めていかなければなりませんが、あらゆる場面に通じて啓発をしてまいりたいと思っております。以上です。

質問 10番 井村悦丈

今御答弁いただきましたけれども、2025年12月までには、新車においては自動ブレーキの搭載が義務化されるということ― 86 ―で、その後に車を購入された方には問題ないかもしれませんけれども、なかなか高齢になって、次の車は、新車買おうかなという人もなかなかおられないのかなというふうに考えます。そんな中ですけれども、そういう方々に対しての安全というか、家族が安心できるためにも補助金を出してもらえないかなということで、今回取り上げさせていただいたわけですけれども、その辺はどうでしょう。車種によってはつかないと言われておりますけれども、結構踏み間違い装置だけだったらつくようなことも工場で言っておられましたので、考えとしてはどのようにお考えかなというふうに伺います。

答弁 町長 斉藤繁

10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。繰り返しになりますが、サポカー補助は令和3年度までございましたので、それについて、また復活、町で国の制度をまた変わって復活すると、先ほど申したとおり不公平感等がございますので、それらの整合性を担保しなければなりませんので、町独自の施策については、現在のところ考えておりません。ただ、非常に10万円ほどでつけられる車はつきますし、また先ほども申しましたそのほかの装置についてもオプションで今は新車でつけられるようになっておりますので、それらの装置についてはどうなのだと、それらの装置に対する整合性等も含めて、総合的に判断すると、やはりなかなか復活は難しいかなと考えております。以上です。

質問 10番 井村悦丈

そのような中でも近隣市町村では、中富良野町では令和3年度より限度額2万円とか、富良野市では令和5年度、昨年度より80%補助の限度額7万2,000円というような補助対策がなされています。そのほか、道内では三笠市、苫小牧市、新得町などが行っているようですが、どうしても生活には自動車が欠かせないものであることから、できるだけ皆さんに安全に運転を継続していただき、誰が事故を起こすか分からない、しれないと、他人ごとではなく自分ごととして向き合うことが大切だと思う中、重大事故を防ぐためにも設置推進をしていただきたいなというふうに考えております。人生100年時代、まだまだ65歳を過ぎても仕事をされている方もおられますから、何とかその辺のところを再度、過去にも御質問があったようでございますけれども、再検討いただけたらというふうに思っております。次に、2項目めの帯状疱疹ワクチンについての答弁でございますが、厚生労働省の予防接種法に基づく定期接種以外の任意接種ワクチンということは十分認識しております。公費で予防接種法に基づいた定期の予防接種として65歳以上高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチン、またインフルエンザワクチン一部助成を行われているところで、子どもに対してはおたふくかぜワクチン、インフルエンザワクチンなど、定期接種、任意予防接種の助成を行っているところでございますが、大人のワクチン予防できる感染症の一つに帯状疱疹があります。2023年11月現在、全国市町村では314の自治体による助成が既に行われています。それ以外にも一部保険組合、国保組合、共済など、費用補助が行われているようですが、道内では32の自治体で対象となり、対象としている自治体もございます。そのような中で、上富良野町でも何とかやっていただけないかなというふうに思っていますが、どうお考えでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。ワクチンの接種は、さきにも述べさせていただきました定期接種と任意接種がございまして、定期のものについては公費で負担させていただいております。任意のものでも、例えばおっしゃるとおり、インフルエンザですとか肺炎球菌のワクチン接種に関しては補助を出しております。この任意のものでも出している理由といたしましては、やはり感染症であること、人から人に移って社会的にちょっとマイナスな部分があるので、感染を抑えるという目的、公衆衛生上、利益があるということで助成させていただいております。その中で、今回の帯状疱疹のワクチンも任意なのですが、先ほども述べさせていただいたとおり、人から人に伝染しないということで、その辺のことも含めてどうなのか。また、あと国のほうでも今検討されておりますので、この辺の動向を見極めながら、そして他の市町村のことにも言及されました。他の市町村がやっている、やっていない、単純にそうではなくて、どのようにやっているのか、その辺も財源等も含めて、ワクチンが2種類ありますので、どちらにどうなのかという、その辺詳しく調査研究も進めながら、今後検討を続けてまいりたいと考えております。以上です。

質問 10番 井村悦丈

今後、国の動向等に注視、必要な情報については町民に対し周知するとともに、他の自治体での助成状況を情報収集し、費用の助成を含め、今後も研究しますということは、行― 87 ―われる可能性もあるということでしょうか。

答弁 町長 斉藤繁

10番井村議員の御質問にお答えしたいと思います。調査研究はもちろんそうなのですが、今後のワクチンの費用、今は高額なものですので、それらの価格なども今後の我々の政策に対して大きな影響を及ぼすのかなと。それらも含めて情報収集、調査研究は進めてまいりたいと思っております。

質問 10番 井村悦丈

さきの高齢者ドライバー事故防止についてもそうですが、お歳を召して健康で健やかに安全・安心に暮らせるような施策を今後もお願いしたいと思います。御返答は要りません。これで終わらせていただきます。

出典:上富良野町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日 議事録 PDF(93ページ) 間違いを知らせる