足寄町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日
高齢ドライバーが免許を返納しやすい環境づくりについて
2024年9月11日、足寄町議会の一般質問で、矢野利惠子議員が「高齢ドライバーが免許を返納しやすい環境づくりについて」質問し、町長 渡辺俊一、総務課長 保多紀江、福祉課長 森岡彰寿が答弁しました。
- 質問者
- 矢野利惠子 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、総務課長 保多紀江、福祉課長 森岡彰寿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 矢野利惠子
これ以上、やらないというのなら、この次のところに行くしかないので。次に、高齢ドライバーが免許を返納しやすい環境づくりについて。高齢になると免許を返納したほうがよいとは考えますが、なかなか踏ん切りがつかないことが多いです。免許返納をしやすくするために、次のことをしてはどうかをお聞きします。1、返納したときに返納祝い金を出す。2、交通の便のよくないところに住んでいる住民には、町内の公営住宅などを積極的に優遇あっせんし、郊外から町なかへの移住サポートをする。お願いします。
答弁 町長 渡辺俊一
矢野議員の「高齢ドライバーが免許を返納しやすい環境づくりについて」の一般質問にお答えいたします。1点目の「返納したときに返納祝い金を出す」ことについてですが、運転免許証が不要になった方や、加齢に伴う身体機能の低下のため、運転に不安を感じるようになった高齢ドライバーの方は、自主的に運転免許証を返納することができますが、買物や通院等が不便、公共交通機関が少ない、バス代等がかかるなどを理由に、運転免許証返納まで踏ん切りがつかない高齢ドライバーの方は多いと考えています。一方で、全国的に高齢ドライバーによる運転操作ミス等による交通事故が多く発生していることから、高齢ドライバーの運転免許証返納は、これからの交通安全推進のため、本町としても積極的に推進していく必要があると考えています。本町では、運転免許証を返納する際の運転経歴証明書を取得する場合に必要な交付手数料1,100円を補助するとともに、あしバスや患者輸送バスなどの運行を実施し、交通手段の確保を行っていることから、運転免許証返納時の祝い金進呈については考えておりませんが、引き続き運転免許証返納について、高齢ドライバー本人並びに御家族の理解が得られるよう情報提供するほか、必要な対応について検討してまいります。2点目の「交通の便のよくないところに住んでいる住民には、町内の公営住宅などを積極的に優遇あっせんし、郊外から町なかへの移住をサポートする」ことについてお答えします。郊外にお住まいの独居高齢者や高齢者世帯等の方が運転免許証を自主返納し、買物や医療機関への通院、介護サービス利用などの日常生活上の支障が生じた場合、御本人たちが市街地への住み替えを希望されたり、町福祉課の職員が相談を受けて課題解決策の一つとして、住み替えを提案することもあります。公営住宅は、住宅に困窮する低額所得の方に賃貸することを目的に整備しておりますが、本町におきましては、郊外において生活上の困難を抱えた方が公営住宅への住み替えを希望された場合には、住宅を所有している方でも公営住宅への入居申込みを認めています。希望する住宅への入居申込みが募集数を上回った場合は、公営住宅法において、住宅に困窮する実情を調査した上で、公正な方法で選考することと定められていることから、入居者選考委員会において選考をしています。選考においては、危険な家屋に居住している、立ち退き要求を受けている、現に住宅に困窮している等を確認し、住宅困窮度の高い方を優先することとなるため、郊外居住者の優遇入居を行うことはできませんが、選考から漏れた場合には、他の公営住宅を紹介し、条件が合えば入居いただくことになります。今後も高齢者の方が住み慣れた町で安心して暮らせるよう、「いくつになってもひとりになっても安心して暮らせる愛のまち」実現に向けて取り組んでまいりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げ、矢野議員の一般質問の答弁とさせていただきます。
質問 4番 矢野利惠子
1点目の、返納したときの返納祝い金のことについてですけれども、返納するときの運転経歴証明書を取得する場合の1,100円を補助すると。1,100円要らないから、それは高齢者の場合、免許返納した人はそれを自分で払うから、それよりも気持ちの問題、きっかけが欲しい。たとえ1万円でもいい、それがきっかけとなって免許を返納するということになるのだから、そこを考えてほしいなと。今回の補正で上がってきたけれども、当初予算で地方交付税、また言いますけれども、46億8,000万円が、今度は2億1,500万円補正になって48億9,000万円もの地方交付税。この中のちょっとぐらいをこれに充ててもいいのではないか。これで財政調整基金から2億円入れるところを戻している。それだけ余裕があるのだったら、この高齢者のささやかな望み、たとえ1万円でもいいのだ、気持ちの問題だから、この願いに応えてもいいのではないか、そこをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 渡辺俊一
交付税の関係と財政の関係については、確かに交付税が増えてきていますけれども、当初予算でも財政調整基金繰出ししながらやってきている中ですので、トータルとしてそれが増えたからということで、財政的に2億円も増えたのだからということで楽になるのではないかということではないのかなと思っています。ただ、当初から財政調整基金等を取り崩ししながら今の予算をつくっているということを考えると、決してその増えた分が財政調整基金を取り崩すのを少なくしたからということで、それで財政的によくなったのではないのかというのはちょっと違うかなと思っています。それから、運転経歴証明書の1,100円については、これをつくったときに、返納ができるよとなったときに、免許証を返すのがなかなか難しいよというか、自分の証明書として自分を証明する、その証明書というのは運転免許証で今までやっていたのがなくなるよと、そういうことでいくと何か証明になるようなものがやはり欲しいというような声がありまして、そのときに免許証の経歴証明書というのが出せますよということになって、それは今までと同じように顔写真がついた身分証明書として交付できるものということでありましたので、そのときに身分証明になるようなものがやはりなくなるのはつらいという部分のための、そういう声もあったので、それで、それを交付してもらうためのかかる経費について補助しましょうということでできたものでありますので、これは今マイナンバーカードだとかというのができてきているので、自分の身分を証明するというものはほかにもできてきているのかなと。ない人もいるかもしれませんけれども、持っていない人もいるかもしれませんけれども、そういうものもできてきているので、これがないとという状況では今はなくなってきているかなというふうには思っています。やはり免許証を返納するといったときに、一番返納したくないなと思うところというのは、先ほども申し上げましたけれども、やはり自分が自由に移動して歩くことができないだとか、買物だとか通院だとか大変だねとかというようなことがあって、できるだけ返納したくないと、自分が運転できる間は免許証を持っていたいというふうに思っている方が多いのかなと思っています。ただそうは言っても、一定の年齢が来て運転が不安になってくる人たちもいるわけで、家族の人たちもやはりもうそろそろ免許証を返納したほうがいいのではないかというようなことで働きかける、そういうようなこともあるのかなと思っています。そういった部分で、一番不安に思われる移動手段、そういったものをやはりきちんとしていかなければならないのかなというところでありまして、足寄町にもいろいろな交通手段がありますけれども、それだけで足りない部分もあるのかなというところで、そういう交通手段をどうしていくのかといったところのほうが、返納をためらう方たちには大きな部分なのかなというふうに感じています。そんなところで、どちらかというと、返納祝い金という一時金的な形でのものよりも、交通手段をどうしていくのかといったところを検討するべきなのかなというようなことで考えているところであります。そんなことを考えながら、これからも、高齢になって運転にちょっと不安があってという方たちが返納しやすいような環境というのは、やはりつくらなければならないのかなというふうに考えているところであります。以上でございます。
質問 4番 矢野利惠子
取りあえず、町は住民の願いとかけ離れたことを考えているなと。マイナンバーカードは79%にまで普及している。そんな中で、運転経歴証明書を取得する際の手数料1,100円をおまけする、出す、そんなこと、私は誰一人としてそんな要求をされたことがない、これを出してくれなんて。マイナンバーカードがあるから、こんなのは要らないはずですしね。そして、私は2人ほど免許を返納した方を知っていますけれども、80歳すぎの人ですけれども、両方ともなぜ免許を返納したかというと、事故を起こしたのですよね。事故を起こしたことをきっかけに免許を、もう八十何歳にもなるからということで返納している。私が言いたいのは、そんなふうに事故を起こす前に、きっかけとして祝い金を出して、そして免許返納のきっかけをつくってもらいたい。事故を起こして免許を返納するのではなくて、祝い金があるから返納してもいいのではないか、そういうところを、住民の気持ちを考えてほしい。住民と、気持ちとかけ離れた経歴証明書1,100円を補助する、そんなことは私は誰一人にしてそういう要求をされたことはない。今の現状を考えて、だからきっかけとして祝い金をやってもらいたい。大体、高齢を理由に免許を返納する人は一体年間何人いるのか、何百人もいるわけではないから、そんなにそんなに予算を取らないと思う。そういう予算の問題もあるかもしれないけれども、そうではなくて、住民が何を考えているか、そこを検討してやっていってほしいが、取りあえず住民の意見、住民の気持ちを考えてほしい。そこを寄り添うことができるのかどうか、ちょっとお尋ねします。
答弁 町長 渡辺俊一
運転経歴証明書の関係は、その当時、そういうものが欲しいという方たちがいらっしゃって、そういうのを交付していたということもあって、そのときの必要性というのがあったのかなと思っています。ですので、矢野議員は今、そんなこと聞いたことは一回もないということでありますけれども、その当時はそういう必要性があったということで出していますし、現在は、先ほども言いましたけれども、マイナンバーカードもあるので、自分を証明する、そういう証明書というのは一定程度ほかにもあるということで、少しずつきっと運転経歴証明書の発行の数、今はよく分かりませんけれども、少なくなってきているかもしれないなというふうには思います。あと、先ほど言いましたように、住民の方たちがなぜ返納をしないのかといったところでいくと、先ほど言ったようなことで、自分の行動に制限がかなりかかってしまうというようなことがあって、まだちょっと返納はしたくないなと思われる方が多いのかなというふうに思います。先ほど言われたように、交通事故だとかそういったものが一つのきっかけになったりだとかというのもありますけれども、祝い金の贈呈、その一時的な一回きりの一時金で、それが後押しになって返納するよというのが果たして、どの程度いらっしゃるのかなというところもあるかなというふうに思っています。それで、皆さんが先ほど言われたように、例えば1万円でもいいからというようなことで、1万円の祝い金みたいなものがあるから、それならば私は運転免許証を返納しましょうとなるかなというのをちょっと私としては考えています。必ずしもそのことで返納するという、それがあるから私は返納しますと言われる方は多分少ないのではないのかなというふうに思っています。そういうこともあって、どうなのかなというところだというふうに思っています。それが例えば、祝い金のこの1万円をもらえるから私は返納しますという方がたくさんいらっしゃるとすれば、それはきっかけとして非常に大きなきっかけにはなるのかなというふうに思っていますけれども、今段階でそういうきっかけになるのかなという思いがあるので、現状の中ではもっと広く考えて、住民の人たちの返納してもいいと思われるような条件づくりというか、そういったものがやはり先なのではないのかなと考えているところであります。以上でございます。
質問 4番 矢野利惠子
気持ちの問題だからということで、この返納祝い金を出してもらいたいというのは、高齢の80歳すぎのドライバーの方に言われて、そうか、そうですよねというふうに、前から自分はそれを言っているということで今言ってみたのです。それ以外にもサポートするということは、またこの後に一般質問される方がいますので、その方にバトンタッチして、その対応をどういうふうにするかという町長の答弁は、そちらの方に任せたいと思います。どうしてもやらないというなら、事故を起こしたのをきっかけに免許を返納するという、今の現状がそのまま続いていくしかないのかなと。2番、交通の便のよくないところに住んでいる住民に、公営住宅などを優先的にあっせんしてもらいたい。どういうことを言いたいかというと、もう高齢になったら保証人になってくれる人がいなくなるのですよね。保証人は必ず公営住宅に入るときには2人つけなければならない。地域によっては、とあるまちでは、障害を持っている人、それとあと高齢な人には、公営住宅に入る際には保証人が要らないとなっている。そういうような優遇措置を足寄町でも取れないのか、それを聞きたいと思います。
答弁 総務課長 保多紀江(総務課長は2025年3月まで)
保証人の関係なのですけれども、確かになかなか保証人を探すのが大変だというようなお声は聞きます。ただ、足寄町としましては、今現在お二人の保証人をつけることを定めておりまして、その理由といいますのは、もちろんよくあるお家賃の滞納の関係もございますけれども、例えば高齢になったりとかすると、逆にお金的な問題もありますが、もし何か不測の事態が発生したときには、身元を引き受けていただくというようなこともあって、保証人をつけることをお願いしているところでございます。以上です。
質問 4番 矢野利惠子
保証人のいる人はそれでいいかもしれないけれども、何かあったときはそれさえもないという人もだんだん多くなってきている。やはりそのときには町が責任を持ってやっていかなければならないと思う。何かあったときには、誰一人見る人がいないという、そういう場合には、町がやはり責任を持っていくということをすべきではないか。それを将来的に考えてもらいたいなと。無理やり保証人、保証人といって、何かあったときにその人が責任を取ってと、その何かあったときに責任取る人さえも今見つからない状況のときが多い。それはやはり町で責任を持って何かあったときは、本当に全く天涯孤独で身寄りがない場合には、町が責任を持つという体制を整えてもらえないだろうか、お聞きします。
答弁 総務課長 保多紀江(総務課長は2025年3月まで)
保証人がいない、本当にお身内のいない方というのも確かにいらっしゃると思いますが、今は確かに身内の方ということもありますが、知人の方を保証人にお願いしてという方もいらっしゃいます。また、今やはり保証人がいないとか、遠いところに身内の方がいらっしゃる方もいますので、保証機関という、保険料を払ってそういうのを保証してくれるという、民間の住宅とかで使っているような制度もありますので、そちらの制度の導入についても今ちょっと検討しているところでございまして、ただ、今、仕組みづくりとか他町の状況とかも今確認しておりますので、まだ今すぐというわけではないのですが、検討しているところでございます。また、本当に引受人のいない方については、福祉課と公営住宅にお住みの方は総務課になりますが、一緒にサポートしているというところもありますので、御理解いただきたいなと思っております。
質問 4番 矢野利惠子
例えば、家族と全く疎遠になってしまって、保証人のいない人に対しては、どのようなサポートをしていっているのですか。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
現在福祉課のほうで、公営住宅にお住まいになっていた独居の方でお亡くなりになった場合の過去に対応した事例なのですけれども、御家族がいらっしゃらない、どうしても連絡が取れないという部分については、福祉課のほうでだびに付すだとかというところまでをさせていただいて、対応をしています。その後、だびに付した後、御家族の方等と連絡が取れた場合については、遺骨等の引渡し等についてもさせていただいている状況でございます。以上でございます。
質問 4番 矢野利惠子
遺族が、遺骨を引き取りたくないというふうに言った場合は、どのようになりますか。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。過去の事例におきましては、皆さん、御家族の方というか、御親族の方が引き取っていただきましたけれども、その間、判明するまでの間につきましては、一旦安置をさせていただいておりまして、そして、もしその方が出てこない場合については、町にあります有縁無縁仏のほうに納骨をさせていただくというような形になると考えております。以上でございます。
質問 4番 矢野利惠子
分かりました。高齢の人で免許を離した人で、いつまででも自分が生まれ育ったそこに住んでいたいという人もいるのですよね。もう車もないから町なかに引っ越したほうがいいよと言っても、なかなかそれは決心がついていない。そういうところを優遇措置をして、公営住宅、今、公営住宅はたしか余っていますよね。昔は公営住宅入居者募集なんてなかったのに、ここ五、六年前から入居者募集というのが回覧に入るようになってきた。そこを考えたら、やはり公営住宅に、本人はなかなか自分は行きたくないと考えているから、そこはもう町のほうから、優遇をしてあなたに用意しますから、町なかへ引っ越したらどうですかということを積極的にやってもらいたいなというのが私の希望だったのですよね。そこのところを、本当に今後もこんなにどんどん人口が減ってきたらやっていかなければならないことだと思う。将来的にそういうことも考えに入れてやっていってもらえるのかどうかお聞きします。
答弁 町長 渡辺俊一
やはり御本人がずっと住み慣れたところで住み続けたいという方が多いだろうなというふうに思っています。ですから、例えば郡部のほうで住まわれていた方がまちの中にという、これはなかなか簡単に踏ん切りがつかないというところもあるのかなというふうに思っています。できるだけ自分でやれるうちは、なるべく今住んでいるところでということで考えている人が多いと思うのですけれども、今後の部分でいくと、とはいえ、やはり運転免許証の関係だとか、自動車の関係だとか、自分の交通手段だとかいろいろなことを考えていったときに、まちの中に住んでいたほうが買物だとか、それから病院に行くにしても便利になるわけで、そういうことを考えていくと、なるべくまちの中に住んでいただいたほうが、その方の生活していく上でも非常によいことなのかなというふうに思っています。ただそうはいっても、やはり御本人の意思があるので、勝手にこっち来てくださいとかというような話には、ここ空いているからここに来てくださいとかということはなりませんので、そこはお話ししながら、例えば保健師さんが行っているところだとか、それから民生委員さんがたまに顔を出していくとか、そういういろいろな機会の中で、やはりいつまでもここで住み続けるのはちょっと厳しいよねという方たちに、まちの中で住んだらどうですかというような声かけだとか、そういったものはしていただけるかなというふうに思っています。それで、公営住宅だとか、そういったところがお話のとおり空いているところもありますので、そういうところでもいいよということで、お話が進めば引っ越しをしてまちの中に住んでいただくというようなことは可能だというふうに思っています。そこが積極的に言える人と言えない人というのはやはりあるのかなというふうに思っていまして、お話しして、説得でもないかもしれないけれども、お話ししながら、やはりこれから生活していく上で一番いいところ、もしかしたらまちの中だよねというようなことになれば、そういう形で来ていただくと、引っ越していただくというようなことは可能だというふうに思っています。以上でございます。
質問 4番 矢野利惠子
取りあえず、住民の立場に立って、それで町政を進めていってほしいなと。上から、予算がどうの形式がどうの法律がどうのとか、そうではなくて、住んでいる人の立場に立って、そして、いろいろな物事を進めていってもらいたいというのが私の希望です。今までの答えがそういう答えなので、あとは、高齢ドライバーのことのその後の方針については、次の一般質問をする方々とも重複していますので、そちらの人に任せたいと思います。ありがとうございました。