浦幌町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月12日
「牛乳で乾杯」条例を
2015年6月12日、浦幌町議会の一般質問で、差間正樹議員が質問し、町長 水澤、産業課長 岡崎が答弁しました。
- 質問者
- 差間正樹 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、産業課長 岡崎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 差間正樹
次の質問に移らせていただきます。牛乳で乾杯条例を。全国的な牛乳消費量の減少、円安による飼料価格の高騰、農家の高齢化の加速など酪農業を取り巻く環境が厳しさを増す中でも、やはり新規参入、後継者の確保、法人化などいろいろな努力がされております。根室管内中標津町から始まった牛乳で乾杯条例は、こんな中でも牛乳生産をする他府県に広がりを見せ、牛乳消費量回復に対する一つの希望の動きとなりつつあるのではないでしょうか。浦幌町においても各種団体が牛乳で乾杯を取り上げ行っているようですが、いまだ盛り上がり、継続性に欠けているようです。そこで、町として牛乳で乾杯条例を制定し、牛乳生産を応援し、牛乳消費の回復を消費者、家庭や地域にアピールするべきではないでしょうか、質問いたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
差間議員の2項目めの質問にお答えいたします。牛乳で乾杯条例についてでありますが、近年の酪農を取り巻く環境は高齢化や後継者不足による搾乳農家の戸数が年々減少していく中、先行きが不透明な状況は改善されず、労働時間の過重、飼料費の高騰等により規模拡大も伸び悩んだことから、生乳生産量は減少傾向で推移し、生乳生産基盤の弱体化が懸念されております。特に本年5月に農林水産省が国内の生乳生産量の減少から品薄となるバター1万トン及び脱脂粉乳5,000トンの追加輸入を発表するなど、その影響に顕著にあらわれております。本町においても、この5年間で搾乳農家戸数は約25.3%、経産牛頭数は約11.7%減少している厳しい状況の中ではありますが、搾乳農家の皆さんの生乳増産への努力により、平成26年度の生乳生産量は約3万4,800トンで前年度と比較しますと約0.5%の減少にとどまり、減少率は鈍化している状況であります。しかし、生乳の増産に当たっては、搾乳農家の皆さんの努力にも限界があり、引き続き生乳を安定的に生産、供給していくために浦幌町農協と連携し、本年度から3年間、優良な後継牛の確保並びに乳量増産及び搾乳牛群の産乳力を向上させることを目的とした生乳生産基盤強化対策事業を実施することとしたところであります。また、本町での牛乳、乳製品消費拡大への取り組みといたしましては、浦幌消費者協会の主催でホクレン農業協同組合連合会の事業を活用した町民に対する料理講習会が毎年実施されており、牛乳、乳製品の知識、調理方法等の普及、啓発が行われております。道内自治体では、地域の牛乳やお酒などの振興を目的とした条例が制定されている例がありますが、本町においては生乳生産量が伸び悩む中、酪農の経営安定と生産基盤を強化し、生乳の供給拡大を図っていくことが現状第一に取り組むべき対策と捉え、当面牛乳で乾杯条例を制定する考えはございませんので、ご理解願います。しかしながら、ご指摘のように地域社会で生乳生産を応援し、多くの方々に酪農の応援団となっていただくことは、厳しい環境の中、日々努力されている搾乳農家の皆さんのやる気ややりがいなど生産意欲の向上はもとより、相互理解によって消費者と生産者が食でつながっていくものと認識しており、農業関係団体や消費者団体とも連携を図りながら、広く町民の皆さんに酪農への理解を深めていただくため各種情報を発信してまいりたいと考えております。以上、差間議員の2項目めの答弁といたします。
質問 差間正樹
管内でも、質問の中でも申し上げましたが、酪農家においては高齢化等で離農予定の農家も出てきております。やはり農家を取り巻く環境の厳しさの中で、管内JAも独自の乳価助成、これは今、日本全体を覆っている生乳不足というのですか、そこからくるバターを緊急輸入すると、そういった動きに出ております。これは、消費者にとってよりも、生産農家にとっては全く悪い影響を与えるような結果にもしかしたら今後なっていくかもしれない。生産力の落ちた農家が国内に取り残されて、輸入がふえていくといった事態になるかもしれない。そんな中で、やっぱり各JAは独自の乳価助成にも乗り出しております。これは、浦幌町においてもJAと連携しながら、各種施策を今までも当然行ってきております。このことは、農業を守る、それだけではなしに私たちの地域を守る。本当に大事な施策だから行ってきていると思います。生産力の落ちた状態を放置するのではなくて、やっぱり経営の安定に向かいながら生産基盤を強化していく、こういったことをやはり町も向かっていると思います。農業の関係団体、消費者団体とも連携を図りながら、広く町民の皆さんに酪農への理解を深めていただく、こういったふうに町長も今述べていただきました。私は、牛乳で乾杯条例をつくるということは、これを起爆剤として牛乳のいろんな加工方法についても、いろんな消費方法についても、もっともっと町民の知恵が盛り上がるだけではなしに、町自体もJA、農家と連携しながらいろいろな動きが生み出されていくのではないかと思ってこの質問を今回いたしております。再度、牛乳で乾杯条例は今後つくっていく方向にはないのかどうか、ご質問いたします。
答弁 産業課長 岡崎(産業課長は2019年6月まで)
ただいまのご質問につきましてご説明させていただきます。おっしゃられましたとおり、酪農基盤を守るということは大変重要なことでございまして、浦幌におきましても、答弁のとおり搾乳農家さんの減少ですとか乳量の減というものは顕著にあらわれております。そういったこともありまして、先ほどお話ありましたように、浦幌農協ではプレミアム乳価ということで、増量があった分について1円、5円を上乗せするというような制度がありましたし、町といたしましては搾る環境をつくるということで、最初から雌牛がおなかの中に入っている牛を購入した場合の助成ということで、そういった基盤のほうを整備、それで搾った分については農協が整備ということで、基盤なり経営のという部分の安定化につなげていこうということで制度設計をしています。お話のありました牛乳乾杯条例に関しましては、今申し上げましたとおり、町といたしましては酪農の経営安定と生産基盤に向けた対応をイの一番として実施したいというふうに考えておりますけれども、おっしゃっていますとおり消費者や地域にアピールしていくということは大切なことだと思っております。また、牛乳は栄養価の高い飲み物ということもありますので、そういった部分の啓蒙につきましては町長が町政執行方針の中にも述べられていましたが、食育推進計画を策定するということで準備を進めてまいりたいというふうに思っていまして、どのような方策があるのかということはその中で関係部署とも協力しながら検討してまいりたいと考えているところでございます。
質問 差間正樹
終わります。