浦幌町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月5日
人口減少対策
2014年9月5日、浦幌町議会の一般質問で、二瓶隆議員が「人口減少対策」について質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 菅原、副町長 門馬が答弁しました。
- 質問者
- 二瓶隆 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、まちづくり政策課長 菅原、副町長 門馬
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 二瓶隆
5番、二瓶隆でございます。今回の定例会において、通告に従い一般質問をさせていただきます。人口減少対策についてを伺います。本町では、平成23年度から平成32年度までの10カ年の第3期まちづくり計画において、最終年度の浦幌町の人口を5,000人と想定し、いかに人口減少を食いとめるかを重点に計画を進めてきておりますが、計画書の中の数値を見ますと、平成22年3月における人口は5,762人であったのが、平成26年7月末現在では5,290人となり、この4年余りの間に約500人近くの減少をたどってきております。過疎地域である我がまちが人口減少対策を図ることは非常に困難であることは一定程度理解するものでありますが、第3期まちづくり計画では、定住対策推進のためのプロジェクト、これを進めるとし、3本のプロジェクトについては予算措置をし、人口減少対策を強力に進めると言っております。本年の5月に民間有識者の日本創生会議が、全国の市町村の約半数が人口減で将来消滅する可能性があると、この試算を出されたわけでございますが、この報道は非常にショッキングなことであり、その中で国は、人口減少対策としての地方創生に対応すべく新たな閣僚を配置するようなことも報道で言われております。まさに日本国自体が、人口減少対策は喫緊の最大重要課題として大きくクローズアップされております。このような状況にあって本町として、定住対策推進のための重点プロジェクトについて、計画期間に捉われずスピード感を持って進めるべきと思いますが、町長のお考えを伺っておきたいと思います。計画時から現在までの各種要因による人口、あるいは第3期まちづくりの重点プロジェクトにおける平成23年度から各年度別の事業等も含めてコメントをいただきたいと思います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
二瓶議員のご質問にお答えをいたします。本町においては、昭和34年をピークに人口は減少の一途をたどり、平成20年3月末には6,000人割れとなりました。その後も転出が転入を上回る社会動態による減少や、死亡数が出生数を上回る自然動態による減少が続くなど人口減少に歯どめがかからず、このまま人口減少が進むと、町民生活の活力低下を招くばかりではなく、地域経済や町財政にも大きな影響を及ぼすことになりますことから、地域経済や財政に影響を与えることなく、平成23年度を初年度とする浦幌町第3期まちづくり計画において、人口減少への横断的対策を強力に進めるための三つの重点プロジェクトを策定し、そのプロジェクトに沿った施策を現在推し進めているところであります。重点プロジェクト一つ目の子どもを産み育てる環境整備では、中学生までの医療費の無料化や通常保育料の第2子半額、第3子以降の無料化、各種予防接種に対する助成を行うなど、子育てにかかわる経済的負担の軽減を図り、未来を担う子どもたちを安心して育てられる環境づくりに取り組んでまいりました。2月に厚生労働省が、女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率について公表いたしましたが、その結果、本町の出生率は1.69でありまして、全道で10番目、十勝管内では1番目に高い出生率でありました。この結果がこれまでの取り組みの成果のあらわれであるとしたら、大変喜ばしいことであると思っているところであります。しかし、人口を維持するための出生率には達していないことから、出生率をより高めるために、今後も子育て環境の充実に向けた施策に取り組んでまいります。二つ目の重点プロジェクト、雇用機会の新規創出では、各産業の担い手の育成、確保のため、新規就農者への補助金の交付や、中小企業者等への新規雇用者1名に対し補助金を交付するなどの事業を進め、雇用機会の創出を図り、定住人口の増加に努めてまいりましたが、現在まで多少の雇用増にはつながっているものの、定住人口の増加にまでは至っていない現状であります。今後も雇用機会の創出を図り、定住促進につながる施策について検討してまいります。三つ目の重点プロジェクト、居住環境の整備では、新規移住者、町内在住者の住宅新築、中古住宅購入に対する補助や、住宅のリフォームに対する支援を実施してまいりました。住宅の新築、中古住宅購入に関する申請は、平成23、24年度で27件、住宅リフォームにかかわる補助については、平成23、24年度では45件の申請があり、本町への定住促進に一定の成果があったものと考えています。また、移住等を希望される方々に本町での生活体験をしていただくための住宅1戸を平成24年度に整備し、平成25年度から移住体験事業を始めています。現在までに18組の方々にご利用いただき、体験された方から完全移住につながった事例もあります。本定例会に補正予算を提案し、可決いただきましたが、今年度は旧教員住宅1棟2戸を改修し、来年度からは移住体験住宅を3戸にふやし、さらなる移住者の増加を目指してまいります。人口減少問題は、本町のみならず日本国全体の問題となり、国を初め各地方自治体が緊急の課題として対策を模索しているところであります。本町においても、国や北海道の動きを注視しつつ、これ以上の人口流出を防ぐため、浦幌町に住みたい、住んでよかったと思う人を増加させるために、三つの重点プロジェクトを中心に施策を展開するとともに、新たに必要な施策についての検討も進めてまいります。以上、二瓶議員への答弁といたします。
質問 二瓶隆
ただいまるるご答弁をいただいたわけでございますが、第3期まちづくり計画における重点プロジェクト3本伺いました。子どもを産み育てる環境整備、二つ目として、雇用機会の新規創出、三つ目として、居住環境の整備、これらについてそれぞれにお答えをいただいたわけでございますが、現在までの進捗状況を答弁されて、その効果については一定程度ということの中で、余り詳しい内容ではなかったと思いますが、計画を進めてから4年目になります。検証することもかなり難しい部分もあるかと思いますけれども、人口減少、定住対策は浦幌町にとって最重要な課題であり、冒頭申し上げましたとおり、スピード感を持って進めるべきであろうと思います。この三つの重点プロジェクトについて、いかに効果を発揮すべきか。それは、町民がこの政策についてどのように満足、あるいはまたどのように理解をしているのか。そこで、重点プロジェクトを進めるに当たって、住民と行政が一つになり、推進組織等のようなものを立ち上げながら住民の意見を反映することはできないのか、その辺を再度お聞きしたいと思います。
答弁 まちづくり政策課長 菅原(まちづくり政策課長は2015年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。現在本町におきましては、人口減少対策につきまして、三つの重点プロジェクトを策定いたしまして対策をとっているところでございますけれども、これらにつきましての進捗状況等につきましては、今現在は町の総合振興計画審議会あるいはその下部組織であります各部会におきまして今現在の計画の進捗状況を精査、検討していただいているところでございます。ただ、それだけではなく、今現在進めておりますまちづくり出張説明会、地域に出向きまして、浦幌町の現状あるいは新規事業等につきましても、私どもまちづくり政策課あるいは関係課が各行政区に出向きまして、いろいろお話をさせていただいております。そういう機会も持ちながら、まちづくり計画がスムーズに推進されることを考えまして、今現在はそういう形で実施しているところでございます。
質問 二瓶隆
町長は日ごろから、浦幌町に住みたい、あるいは住んでよかった、そういった方を増加させるための重点プロジェクトかと思いますが、町民に対して日ごろ言われていることに対しても、協働のまちづくりを進めたい、そう常日ごろ言われているわけですが、浦幌町に住む定住が図られて人口減少対策になることにおいての協働とは、町と町民が同じ思いでまちづくりを進める、これが本来の協働のまちづくりかと思います。したがって、先ほどの説明の中で、関係のある各課とも連携をとりながらという説明もありましたが、町職員も、浦幌町に住んでこそ意味のある仕事が進められると思います。そこで、町職員、要するに町長以下全職員、行政においても、消防職員においても、教職員等においてもそうでございますけれども、その中で、通勤あるいは世帯が分かれて住んでいるとか、いわゆる単身赴任のことでございますが、そういった方々がいるのかどうか。ということは、先ほど申し上げたように、行政と町民が一体となって進める協働のまちづくりということも言われておりますので、まず職員のことについても伺っておきたいと思います。
答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)
町職員が町政を進めるに当たって、地域に根差して、きちんと自分のまちに住みながら仕事をしているのかというご質問だというふうに思います。基本的に当然、町の職員である以上、町民とともにまちをつくるわけですから、我がまちに住んで一緒にまちづくりをするというのが大原則だというふうに思っております。その中で、そういう事例があるのかというご質問でございました。今、数人いるというふうに思っております。ただ、その方々については、当初浦幌町に住んでいたわけでございますが、親の面倒を見なければいけないですとか、あるいはご主人が転勤によって他町村に行ったというような事例の中で数件あるというふうに思っております。あと、当然採用等にかかわっては、基本的に居住については、法律的には強制的にどうのこうのということはできないわけでございますが、ただ、採用に当たっては当然、地域に住んで一緒に仕事できますかというような中身で確認をさせていただきながら採用等もやっているわけでございまして、新たに他町村に住んでという事例については、最近ではないというふうに思っております。以上です。
質問 二瓶隆
今、確かに差しさわりのない答弁であったかと思いますけれども、私が申し上げたいことは、町長は事あるごとに、町民と一緒になってこの浦幌をやっていかなければならない。将来人口、これらも一つの目安として、5,000人を割らないようなまちにしたいという言葉も当然言われております。このことについては、平成22年度でしたか、私も一般質問の中でさせていただいたときにも、まず庁舎内においても職員同士の連携がいまいちなされていないのでないか、そういったお話もさせていただいたこともございます。そういった中で、遺憾に思われるような言葉もいただきましたが、差し当たって町民と協働でやる浦幌町にとって、町長の思いというものを職員自体が心に受けとめて行動してもらわなければいけないなと。それでこそ町民にも説得力があるのかなと思いますが、その辺を町長はどのようにお考えか、最後に町長に伺って質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
議員のご質問にありますように、協働のまちづくり、これは浦幌町の大原則という形で私どもは考えているところでありまして、町政執行もそのように取り計らってきているつもりであります。職員とそういう共通認識を持っているのかというご質問でありますけれども、私どもとしましては、職員の皆さんにも、常に町民の目線に立った仕事をするように、そして町のためにどのような仕事ができるのかということを常に問いかけながら、共通の認識を持って仕事をしていただいているというふうな認識を持っているところであります。そういう面では、二瓶議員から指摘があるような、指摘とは言いませんけれども、そういう疑念があるようなことがもしあるとすれば私の不徳のいたすところでありますし、今後そのようなことのないように職員とともに一致団結しながら町政を進めてまいりたいというふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 二瓶隆
以上で終わります。