みんなの議会

浦幌町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月12日

定住・移住対策に関して

2010年12月12日、浦幌町議会の一般質問で、二瓶隆議員が「定住・移住対策に関して」質問し、町長 水澤、副町長 門馬、保健福祉課長 広瀬が答弁しました。

質問者
二瓶隆 議員
答弁者
町長 水澤、副町長 門馬、保健福祉課長 広瀬

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 二瓶隆

私は、本定例会において、通告に従い、定住・移住についてを伺います。本町の将来のまちづくりの方向性とその実現のため、基本目標を示す新たな指針として、また町の最上位計画として位置づけられる第 3 期まちづくり計画が町から町議会に提案されました。先の臨時会で可決されたところでございます。平成 23 年度から平成 32 年度までの 10 カ年間の第 3 期まちづくり計画において、人口減少をいかに歯止めをかけるか。その対策として、町長の決意の表れである定住対策重点プロジェクトが示されたところであります。そこで定住・移住対策に関して 2 点伺います。1 点目として、第 3 期まちづくり計画において、定住対策を図るべく重点プロジェクトで住宅取得に対する補助金の手当が計画されていますが、本町での生活体験により浦幌の良さを知っていただき、定住・移住につながる施策も重要と思うところであります。第 3 期まちづくり計画の実施計画においては、毎年、ローリング方式により柔軟に対応するとのことでありますが、今後、生活体験型の定住・移住対策として、体験住宅を整備する計画を実施計画に盛り込む考えはあるのか、これを 1 点伺います。2 点目として、高齢者が安心して暮らせるまちを目指すのも定住対策につながるものと思います。第 3 期まちづくり計画においては、重点プロジェクトに位置づけされていないのも現実であります。高齢化社会に対応する施策として、介護福祉対策が重要であり、町民も大きな関心を寄せており、その方向性によっては大きく変わっていくと思います。そこで方向性に関して、在宅介護福祉に重点を置いて進めるのか、または施設の充実を図っていくのか、このことについて伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

二瓶議員のご質問にお答えします。1 点目の定住・移住対策に係る生活体験型住宅の整備計画についてでありますが、ご承知のとおり、第 3 期まちづくり計画で取り組む定住対策推進のための重点プロジェクトは、人口減少への横断的対策を強力に進めるため、3 つの重点プロジェクトからなる各施策を有機的に連携させ、本町の人口減少に歯止めをかけるものであります。重点プロジェクトの一つである、居住環境の整備充実では、平成 23 年度から新築住宅建設補助及び中古住宅購入補助を新規移住者と町内在住者を対象に行って参りますが、現在、関係要綱の制定作業を進めているところであり、早い段階で町内外にお知らせして参りたいと考えているところであります。ご質問のありました生活体験型住宅の整備につきましては、近年、人口減少対策として定住・移住施策に取り組む自治体がふえており、十勝管内でも生活体験型住宅を整備し、体験希望者を募集する動きが広がりつつあります。生活体験型住宅は、新築や旧教員住宅を改修したものなどが多く、生活用品や電化製品を備え、その地域で実際の生活を送りながら、移住のための情報収集や地域を知るための活動拠点となるものであります。先進自治体からの情報では、生活体験型住宅での実生活を経て、移住に結びつくという期待がある反面、中には生活体験型住宅を観光目的に道内旅行の拠点として利用する人もおり、受け入れにあたっては、生活体験型住宅の整備に加え、移住体験希望者の細かい事前審査を行うなどの対策が必要であると考えております。人口減少問題は、本町のみならず国全体の問題であり、人口減少という大波に対応するには、自治体としての覚悟とさまざまな取り組みが必要であると認識しております。第 3 期まちづくり計画は、実際に浦幌町で居住する方への定住促進に重点を置き、住宅取得に係る補助金の交付により新規移住者と町内在住者を支援して参りますが、生活体験型住宅による移住体験につきましては、人口減少対策として定住・移住施策を進めるにあたって、今後、町内の経済団体との協議を進める中で検討して参りたいと考えておりますので、ご理解を賜るようお願いいたします。2 点目の高齢者の定住対策についてでありますが、第 3 期まちづくり計画の重点プロジェクトにはありませんが、基本計画では高齢者が住み慣れた地域でいきいきと暮らせるよう、社会参加や在宅生活への支援の充実と高齢者施策の充実を目的とした 8 つの主要施策を掲げ、高齢者福祉の充実、さらに介護予防事業や要介護者支援事業の充実などを図ることとしており、高齢者が安心して暮らせるまちづくりは、高齢者の定住につながる重要な施策として位置づけているものであります。現在の在宅介護サービスは、介護保険制度による訪問介護サービスやショートステイ、デイサービスなどの事業のほか、町の介護サービス事業や地域包括支援センターを核とした地域支援事業における介護予防サービス等を実施しています。また、施設サービスでは、特別養護老人ホームや地域密着型グループホームなどにおいて介護サービスが提供されております。ご質問の「在宅介護福祉に重点を置いて進めるのか、または施設の充実を図っていくのか」につきましては、浦幌町の高齢者福祉施策の指針でもある第 4 期老人福祉計画及び介護保険事業計画が平成 21 年度から平成 23 年度までの 3 カ年計画であることから、来年度の第 5 期計画の策定にあたっては、今後の高齢者の状況や要支援・要介護者等のニーズ調査と把握を行い、高齢者が安心した生活を送るためにはどのような介護サービスを必要としているのかなどを関係機関と協議して、浦幌町の高齢者福祉対策と第 3 期まちづくり計画との整合性を保ちながら、高齢者が住み慣れた地域で末永く暮らし続けられるよう、浦幌町の高齢化の実態に則した在宅サービスと施設サービスのあり方について検討を行い、よりよい高齢者福祉の実現に努めて参ります。以上、二瓶議員の答弁といたします。

質問 二瓶隆

答弁をいただいたわけですけれども、より詳しい説明をいただきたく再質問をさせていただきます。1 点目の生活体験型の定住移住対策に関して、今後町内の経済団体との協議を進め、検討するとのことでございますが、町長は、本年の町議会第 1 回定例会において、平成 22 年度町政執行方針の中で、定住化対策である定住促進住宅として旧教員住宅 2 棟 4 戸を改修すると述べておりますが、このような対応でどのような経過なのか。また、現在の入居状況はどうなっているのかを伺います。2 点目として、高齢者にかかわる定住対策について平成 23 年度、来年度に第 5 期老人福祉計画及び介護保険事業計画で私の質問に関しまして検討するという内容かと思いますが、第 5 期計画において、在宅福祉対策か、施設の充実か、どちらを重点として進めるのかについて方針を定めるのか、それとも検討することを計画の中に織り込むのか、このことについて改めて伺います。

答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)

1 点目の定住促進のための住宅の改修及び入居状況についてという関係につきましては、私の方から回答させていただきます。今年度の予算におきまして、旧教員住宅でありました 2 棟 4 戸について改修を図りまして、定住の促進を図るということで活用してきております。この改修にあたりましては、まず町外の方が浦幌町に来た時に、住宅が確保できないという時のための住宅として、まず 1 点は確保していくということと、2 点目としては、公営住宅については所得制限があるということで、それらについても入居できない人のために確保していくということと、もう一つは町内において住宅の確保が難しいという方について、そういった方々について定住をしていただくということで改修を図りまして、現在の入居状況については 4 戸全て入居しております。先ほどのご質問の中での生活体験住宅について今後どうしていくのかということでありますけれども、基本的には生活体験住宅を確保して移住体験等のそういうものを実験的にやっていきたいというふうに考えております。町内の経済団体との協議ということでございますけれども、ほかの町村においては、既に生活体験住宅をやっているところもありますけれども、先ほどの答弁にありましたように、状況的には観光目的で来られて、そこを拠点に何カ月か滞在して帰っていくということで、なかなか移住に結びつかないというような現状の報告もございます。したがいまして、本町においては、そういった生活体験住宅をやっていく上では、来ていただいて、ただそこに滞在してもらうということではなくて、それに加えて町内においての体験等を何かしてもらうことがあるのか、ないのか、そういうことも提供できるような形で考えていきたいなということでありまして、そういったことも含めて町内のいろいろな団体の方とも協議しながら、どういう形でそれを進めていくことができるのかということも含めての考えでございます。以上でございます。

答弁 保健福祉課長 広瀬(保健福祉課長は2011年3月まで)

1 点目の第 5 期の介護保険事業計画の関係でございますけれども、現在、65 歳以上の高齢者の方は 1,860 人おられまして、今後団塊の世代が 65 歳を迎え、高齢者が増加する傾向が続くと予想しております。また、まちづくり計画の人口推計の中では、平成 27 年には 65 歳以上の人口が 1,960 人、平成 32 年では 1,950 人と想定し、現在に比べ約 100 人ふえるというふうに推計をしているところです。高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるための支援として、介護保険事業を実施しているところでございますけれども、元気で自立している方々につきましては、要介護者にさせないための介護予防事業、要支援、要介護者の方には、これ以上介護度を重くしないための事業、また介護を必要としている方には、サービスの充実ということが必要だというふうに思っております。第 5 期介護保険事業計画を進めるにあたりまして、要介護の世帯、寿大学等にニーズ調査の実施を行い、また関係機関の介護事業担当者による現状や将来の分析を行うなど、町民のニーズの把握に努めていき、本町にとって必要とする介護サービスのあり方を検討し、定めていくようにしていきたいというふうに思っております。以上です。

質問 二瓶隆

まず 1 点目として、旧教員住宅については、生活体験型の住宅として利用することではなかったということが改めてわかったわけでございますが、先般、商工会主催による町理事者の、また商工会理事、町内経済団体、議会等が参加した中で、生活体験型による定住・移住対策に関して、懇談会の開催があったわけでございますが、その中で道内における自治体の取り組み、かなり多く紹介されたわけでございます。その中で、浦幌町が生活体験型の定住・移住対策を進めるにあたって、住宅の確保は申すまでもございませんが、体験者に提供する住宅をどのように用意をするのか。このことについてももう一度詳しく伺いたいと思います。2 点目として、私の思うには、第 3 期まちづくり計画において、将来の浦幌町の人口を推計した上で、その中においては、各分野にわたって基本計画、実施計画を策定し、高齢者人口についても将来人口を定めた上で各施策を計画したものととらえておりますが、平成 21 年度も終えて、22 年度もうあと残りわずかとなったわけでございますけれども、そういった中で現状データを把握、利用により第 3 期まちづくり計画の策定にあたってきた中で、第 5 期老人福祉計画の策定に関して在宅福祉か、施設充実か、重点として進める方針を現時点で決めるのに、何か困難な部分というのが具体的にあるのかどうなのか。老人にとりましても、我々ももうあとわずかで老人の、いわゆる先ほど説明のありましたように団塊の世代に入る年となってくる中で、不安材料がある町であっては困るというふうに考えるものです。町長がよく言われる、本当に安心して住めるまち、住んで良かったまち、そういった浦幌にしていただきたいというふうに考えるわけです。そういった中では、先般も町営牧場に関しましても臨時職員である方が指定管理にするにあたって、3 年 3 カ月で一般公募という中を十分にお示ししたのかどうかもわかりませんが、繰り返しでまた新聞等の資料というのも何かと思いますけど、新聞によりますと、これは他町村のことなのですが、指定管理者移行で退職金の割り増し、近隣町村がこういった配慮をしているのも現実でございます。そういった中で、本当に安心して住めるまち、来て良かったというような形とするならば、そういった配慮も必要なのかなと。言っていること 2 度、3 度でわかりづらいかと思いますけど、やっぱり安心して住めるまち、定住・移住するならば、指定管理者に移行した人方にも 3 年 3 カ月後は一般公募じゃなく、またそのまましていただけるよというものもあったとすれば、また一安心なのかなというふうにも考えるものですから、こういった定住・移住と関連するものと思いながら、質問させていただきました。このことについて、ご答弁をいただいた時には、これで質問を終わりたいと思いますけど、最後の質問といたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

答弁漏れがありましたらお許しを願いたいと思いますけれども、今後の住宅サービス、施設サービスについて、今後第 5 期計画でどうするのか、今できないのかというお話でありましたと思いますけれども、先ほど答弁をさせていただきました。来年度、第 5 期計画の策定にあたるということになっておりまして、それまでに十分お年寄りの皆さんのニーズ等について調査をさせていただくということで考えているところであります。住宅サービスと施設サービス、どちらを優先するのかという問題については、私はどちらに片寄るということにはならないだろうと思います。今、浦幌町の介護保険料はご存じのとおり 4,224 円ということで、管内で一番高い形になっています。ということは、管内で施設サービスが一番利用されているというふうに、逆にとらえていい部分だろうというふうに思います。管内で今、施設サービスが 6.6%ということで、管内で一番利用されているというのが浦幌町の現実であります。そういう中で、施設の方にだけ進んでいくということになれば、当然介護保険の方にはね返るということになりますので、これについてはそれだけで、施設サービスだけで進めていくということにはなかなかならないだろうというふうに思います。そういう意味では、在宅介護サービスと施設サービスを常ににらみをしながら、高齢者の福祉サービスを進めていく必要があるだろうというふうに思います。今年 11 月末で浦幌町の高齢化率、65 歳以上の方が 32.77%になりました。高齢化率が進んでいるという状況でありますけれども、今後ともお年寄りの福祉については、状況を見ながら、また皆様のニーズにこたえながら、高齢化福祉を進めていきたいなというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)

生活体験型住宅の住宅の確保という関係でございますけれども、先ほども答弁申し上げましたけれども、基本的に生活体験型住宅については確保していきたいという考えでございまして、その確保の仕方といたしましては、まず一つには教員住宅等の空き家が出た場合には、それを活用していく。あるいは、旧浦幌高校の教員住宅について、今後道の教育長の方に町の方で取得したいという形で申請をしていきたいというふうに思っておりまして、そういった住宅も活用していきたいというふうに考えております。また、こういった生活体験型住宅については、国・道も今政策的に推し進めている内容でございますので、そういった中で、活用できるような事業があれば、そういうものも活用しながら、住宅の建設ということも考えながら確保していきたいというふうに考えております。以上でございます。

出典:浦幌町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月12日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる