みんなの議会

津別町議会 令和7年第4回定例会 2025年6月18日

エコツーリズムについて

2025年6月18日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「エコツーリズムについて」質問し、町長 佐藤多一、産業振興課長補佐 渡辺新、産業振興課長 石川勝己が答弁しました。

質問者
高橋剛 議員
答弁者
町長 佐藤多一、産業振興課長補佐 渡辺新、産業振興課長 石川勝己

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 議長より、発言のお許しをいただきましたので、先に通告をさせていただきました件につきまして、質問のほうをはじめさせていただければと思います。質問事項は、エコツーリズムについてということでございます。去る5月 27 日、今年の「観光白書」が公表されました。それによりますと、日本人の国内旅行につきましては、人口減少と少子高齢化の影響を受けまして、消費額は 25兆円余りと過去最高となりましたけれども、コロナ禍前の 2019 年に比べて 8.2%減の5億 4,000 万人にとどまったと報告をされました。また、同白書では、解決策として「旅行回数の増加や滞在の長期化に向けた対策が必要」ということで指摘をしております。そのため各自治体では、ワーケーション等に力を入れ、さまざまな取り組みがなされているところでございます。津別町におきましては、エコツーリズムの推進を表明し、現在その準備が進められております。そこで次の点についてお伺いをしたいと思います。一つ目、エコツーリズムを津別で行う意味はどこにあるのか。二つ目、エコツーリズムの全体構想はどこまで進んでいるのか。3点目、策定作業を進める上で課題は何か。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

それではご質問にお答えします。はじめに、エコツーリズムを津別町で行うことの意味についてでありますが、まず、環境省では「エコツーリズムとは地域固有の自然や歴史文化などの資源を活かしながら、自然の保全と観光の両立を図り、地域の活性化を目指す持続可能な観光のこと」― 79 ―と定義しています。つまり、自然景観を見るだけの観光ではなく、自然や生態系の保全に貢献し、地域住民と協力しながら、観光による負荷を最小限に抑え、訪れる人々に町の環境や文化についての理解を深めてもらおうとするものです。ご承知のとおり津別町は、第6次総合計画に 10 年後の目指す姿として、「エコツーリズムによる人的交流・観光が活発に行われています。」と位置づけて取り組みを行っているところです。具体的には、取り組みの基本となる「つべつエコツーリズム全体構想」を策定すべく、現在、協議会において作業を進めているところです。まだ案の段階ではありますが、本町におけるエコツーリズムの目的を「自然環境の保全、観光による地域振興、環境教育の機会を創出し、将来世代を含むすべての人が健康で心豊かな生活を送り、自然のサイクルと調和し続ける社会の実現」としております。豊かな森林環境や、そこに存在する動植物、津別峠やチミケップ湖などの景勝地、基幹産業である農業、林業・林産業の営み、そして道の駅あいおいや木材工芸館キノスなど、多くの観光資源が津別町に存在しています。これらを守り活かしながら、地域経済の活性化と関係人口の創出を図り、次世代に対する教育的価値を高めながら、津別らしいエコツーリズムのあり方を構想し、推進しようとしているところです。次に、「エコツーリズム全体構想」の進捗状況についてですが、策定にあたっては、令和4年度に環境省や日本エコツーリズム協会を訪問して情報収集を行い、令和5年度には有識者による講演会や先進地視察を行うとともに、所管の委員会である産業福祉常任委員会での協議をいただき、令和6年5月 31 日に津別町エコツーリズム推進協議会を設立したところです。協議会は、これまで6回の会議を重ね、「つべつエコツーリズム推進全体構想(案)」をまとめているところです。今年度は、協議会においてさらに内容の精査を行い、9月から 10 月ごろまでには全体構想を決定し、環境省に認定申請を行う予定であり、年度末までには認定を受け、令和8年度から具体的な取り組みを進めていくことになります。次に、策定作業を進める上での課題についてですが、全体構想は既にまとまりつつ― 80 ―ありますが、エコツーリズムを進めるにあたっては、町民の皆さまとの協働が重要であると考えております。つまり、観光スポットである景勝地観光のみならず、住民の経験、技術、知恵は貴重な観光資源となります。そうした人的地域資源をベースに、町全体で観光振興と地域の活性化を図ることが重要であり、「全体構想」で明確にして推進していくことが必要となります。令和8年度より、具体的な取り組みを進める予定ですが、進める中で新たな課題も出てくると思われます。それらは都度知恵を出し合い、さらに津別らしいエコツーリズムを磨き上げていきたいと考えているところであります。以上、答弁とさせていただきます。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 今回の質問とさせていただきましたのは、エコツーリズムについてということなんですけれども、現在、計画の策定段階ということですので、関連事項も含めまして、主に計画全体に対する追加質問をさせていただければと思っております。このエコツーリズム自体は、私はよい取り組みなのではないかなと考えております。と言いますのは、これ一つの観光の形態ではあろうかと思いますけれども、これがもたらす波及効果って非常に大きいのではないかなと考えまして、津別町の町民にプラスに働くことのほうが多いんじゃないかなと思います。ただ中身とか、やり方とかいろんなことがありますので、その細かい中身を今現在計画で詰めているところなのかなと、そういうところで今お聞きした感じでは考えているところでございます。津別の主要産業といえば、先ほどもご答弁にございましたけれども農林業なんですけれども、エコツーリズムに関して言えば、これらも観光とは関係なさそうなのに、これらも全て資源になるということで、そう考えると津別町が持っている観光業における資源のポテンシャルというのは、私、結構あるのではないかなと、そのように考えております。ですけれども、現状を鑑みますと、津別町の観光というのは主要産業にはなり切れていないかなということでちょっと感じているところでもございます。この観光自体には、交流人口を増やして、ひいてはそれが関係人口に発展するというような可能性― 81 ―もあるということで、先ほども言いましたけれども、それも津別町にプラスになるのではないかなと思います。昨年 12 月に、私、人口減の対策ということで一般質問をさせていただきまして、その中でワーケーションですとかテレワークというこちらのほうの取り組みについても質問させていただきました。その時のお答えというのが、先行自治体の事例も含めて、そういうところを見ていると、いろんな課題、問題が今、出て来ているところがあるので、わが津別町においては、その辺のことも考慮しながら慎重に検討するというようなお答えだったかなと思います。そこでお聞きしたいんですけれども、今、全国の自治体で、先ほども言いましたけれどもワーケーションですとか、テレワークはちょっと違うんですけれど、「田舎づくり」ですとか、田舎づくりというのは、生まれが東京とかだったりして田舎がないという方に、田舎をつくっていこうという、うちの町をぜひあなたの田舎にしてくださいみたいな、そういう取り組みなんですけれども、そういう取り組みですとかをやっている自治体というのがございます。これらの取り組みというのは、このエコツーリズムの中に内包されていると考えてもよいのかどうか、まずお聞かせいただければと思います。

答弁 産業振興課長補佐 渡辺新(産業振興課長補佐は2026年3月まで)

まず私のほうから、エコツーリズムが、今、答弁の説明でありましたとおり町内のさまざまな自然環境だけではなくて、歴史、文化とかそういったものを含めて観光資源にして、それを保全しつつ観光に取り組んでいく、観光の資源として活用していくといった内容になっています。先ほどおっしゃいましたワーケーションというのは、やはりあくまでも仕事をするためにこちらに来るということになりますし、田舎づくりというのも、こちらに来ていただいて自分の拠点をつくっていただくということになると思いますので、目的とか性質上、全てがエコツーリズムに内包されるかというと、そうではないんですが、ワーケーションにしましても、田舎づくりにしましても、都市部の方が田舎に拠点をつくるということで、そういうことであればエコツーリズムに非常に親和性は高いというふうに認識しております。ワーケーションでいいましたら、ワーケーションの中― 82 ―にもさまざまなパターンといいますか形態があると思うんですが、短期間であればエコツアーに参加する側にもなりますし、それが例えば地域解決型といったワーケーションの形態になれば、こちらのほうに拠点を完全に移すということも想定されますので、そうなればエコツアーのガイドとしてやる側にという立場になることも可能性があるかなというふうに考えております。よろしくお願いします。

質問 7番 高橋剛勲

今、お答えいただいて、そうなれば非常にいいなと。単純にもう津別にとって人口が増えて、逆にガイドさんまでとなってくれたら、本当にすごく素敵なことだなと思いますし、本当にいいことだなと思うので、そういうふうになっていくように計画も考えていただければなと思いますので、よろしくお願いしたいなと思います。次に、この構想というのを掲げるからには、そのやっぱりテーマ、こういうことが目的ですというのを掲げることというのは非常に重要なのかなと思います。お聞きしたところ、まだ構想(案)ということで、まだ非公開なんですよということでお伺いはしているんですけれども、テーマだけはお伺いをさせていただきまして、そのテーマというのが、「健康的で心豊かな生活が営まれ、自然の循環と調和し続ける社会の実現」ということでお伺いをしたんですけれども、言葉自体は非常に意味はもちろんわかりますし、いい言葉というか美しい言葉だなと思ったんですが、ただ、これ私の理解がちょっと及んでいないところもあるのかもしれませんけれども、この社会というのがどうしてもわからなくて、社会というと全体という意味になるのかなと思いまして、津別でやるエコツーリズムで、社会を実現するというのがちょっと私どういうことなんだろうって、わからなかったんです。この「社会」という言葉を「津別」に置きなおすと、「自然の循環と調和し続ける津別の実現」だったら、「ああ、なるほどな」と思うんですけど、社会の実現ということでお伺いしたので、これ津別町と置き換えてもいいものかどうか、もしよかったら教えていただければなと思うんですが。

答弁 産業振興課長補佐 渡辺新(産業振興課長補佐は2026年3月まで)

社会の実現という言葉を使っておりますので、非常に壮大なスケールといいますか、全世界の全ての社会を変えるというような捉え方にはなってしまうと思うんですけども、少なくとも津別でエコツーリズムを行うことによって、記載されていたような「社会」といいますか「コミュニティ」が形成されるということが目標の一つだと思っております。また、エコツーリズムで津別を訪れた方が、津別の自然ですとか、文化とかそういったものに触れて、そういったものがいいというふうなことを、その経験を今後の中で生かしていただければ、それは社会への貢献とか社会への波及とかということになりますので、そういったことの効果も期待されることであるかなと思っております。よろしくお願いします。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 今のお答えをお伺いしていますと、エコツーリズムを津別でやって、その津別で経験をしたことを、その経験をした人たちが社会に向けて少し発信していくというか、そういう感じで広げていくというようなイメージということで、わかりました。それだったら、「ああ、なるほどな」と思うところもございますので理解をいたしました。ただ、テーマというのにこだわったのは、やっぱり一番、さっきも言いましたけれども、日本語にすると主題じゃないですか。そこがやはり一番重要ということで、認識をここははっきりさせておかないといけないかなということで、あえて聞かせていただきました。次に、スケジュールについてもちょっとお伺いできればと思います。先ほどご答弁で、策定時期は8月から 10 月ぐらいでということで、認証は年内ぐらいでということで、実際の行動は来年度以降ということでご答弁いただいたんですけれども、さまざまな事業を行うにあたって、これからいろいろ構想が出来上がって、具体的なものがいろいろ出てくるときに、例えば告知ですとか、あと住民への説明ですとか、そういうことが必要になってくるんだろうと思われます。これらのことに関して言えば、ものによっては非常に時間がかかるのではないかなというようなものもあるんですけれども、そういったようなことというのは、いつ、どのような形で始め― 84 ―られるのか。今わかっていればお答えをいただければと思います。

答弁 産業振興課長補佐 渡辺新(産業振興課長補佐は2026年3月まで)

町民の皆さまへの周知、また理解への深化を高めていくということになりますが、すみません、時期をちょっと今メモがなくて恐縮なんですが、先ほど来、国立公園の一般質問で説明させていただきました、熊野古道のある地域の田辺市のほうから、ツーリズムビューローの会長、多田さんをお迎えした勉強会と、あとエコツーリズム協議会ができたときに、アドバイザーとして来ていただいております先生を講師として、そういった町民向けの勉強会というのをこれまで行っております。これに加えまして、今後、ガイド向けの説明会、あるいは勉強会、そういったものを行っていって、こういったエコツーリズムについて理解を深めていただくとともに、ガイドとして参加していただける人をこれから探していくというような形の動きとなるかと思います。よろしくお願いします。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 そうしますと、今、勉強会ですとかそういったようなことで今もうやっている、始めているというようなお話しで、住民に告知のほうはやっているということなんですけれども、今、考えておられる、このエコツーリズムという事業を進めるにあたって、町民の協力がやはりどうしても不可欠なのではないかなと思うところがございます。この町民には、今こういうことなんですよという勉強会はされていると思うんですけど、実際には、この事業に関して、どのように町民には関わっていただきたいと考えているのか、考えがあれば教えていただきたいなと思います。

答弁 産業振興課長補佐 渡辺新(産業振興課長補佐は2026年3月まで)

やはり理解をまず町民の皆さんが全体的にこのエコツーリズムというものを理解していただいて、津別町でエコツーリズムを展開しているということを、これをできるだけ多くの町民の皆さんに理解していただくことが、まずそこが土壌づくりだと思っております。その土壌がないと、やはり何か誰か― 85 ―特別な人たちがやっている取り組みということで、なかなか浸透はしませんので、まずは、その土壌づくりとして町民の皆さまには多くの方にエコツーリズムというものをやっているといったものを理解していただきたいなと思っております。その上で、やはり先ほどからお話ししていますガイドというプレイヤーがいないと、これがまた実際にはせっかくエコツーリズムというものをつくっても事業の展開がなかなか進まないことになりますので、できるだけ多くの方にエコツーリズムのガイドというのは、特にプロフェッショナルを求めるわけではなくて、どなたでも持っているような特技、そういったものを津別に訪れてくれる方に対してお示しすることで、何か関心を持っていただく、そういったことでもガイドとしての活躍ができるということになりますので、そういったものでガイドを協議会としても養成しながら、そういったものを増やしていきたいというふうに考えております。以上、よろしくお願いします。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 例えばなんですけど、打ち合わせの時にもちょっとお話させていただいたんですが、私が仮にガイドをやるとしたら、津別町の釣りのポイントを案内して回るとか、あとは、誰でも化石をとれる場所に案内しますとか、そういうことなんですよ。私ができるとしたら。そういうことって、ちょっとこれも打ち合わせの時に話になったんですけど、例えば土地の侵入だったりとか、いろんな難しい問題は、権利の問題とか法律の問題ってどうしても出てくるので、そういう問題はとりあえず置いておいて、町民の例えば山菜だったら、あそこは採れるよねとか、いろんな例えば秘密情報だったりとか、特技だったりとかって町民の方っていろいろ持たれていると思うんです。今の話ですと、そういったちょっとしたことというか、本当に自分が津別で子どもの時からやってきたようなこと、そういったようなことでも十分戦力になれるという考えでいいのかどうか、教えてください。

答弁 産業振興課長補佐 渡辺新(産業振興課長補佐は2026年3月まで)

議員のおっしゃるとおり、そういったいろんな特技、そういったものがエコツーリズムのコンテンツの一つになるかというふうには思っています。ただやはり、正直言うと私も昔はいろんな所にあまり関係なく釣りに― 86 ―行ったりとか、いろんな所に入って行く、そういうのが子どもは楽しいというものがありましたが、今はやはりコンプライアンスが非常に厳しくなっている社会の中で、どうしてもエコツーリズム協議会がやっていることが、人の土地に勝手に入ってとか、そういうことにはなりませんので、ある程度そういったものを所有者の方に理解を求めた上でそういったツアーを展開するとか、そういった事務局の仕事というものも今後出てくるのかなというふうに思っております。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 結局のところ、今のお話ですとそういう特技で全然OKと、力になるよ、ガイドになれるかもしれないよということなんですけど、そうなんですよね、難しいのは。やはりそこで例えば昔はそうですけど、釣り行こうと思って、川に行こうと思って、ポイントが近くにあったら一番近くに行こうと思ったら、近くの畑の縁の所を歩いて回って行くという感じだと思うんですけど、多分、そこを普通に歩いていた所も、多分、私有地だと思うんですよね。それは現状では多分許されないことだと思いますし、またもう一つのやり方としては、大丈夫な所から川に入って、上るか下がるかして川をどちらかに動くというパターンもあるんですけど、これをやると、岩に苔がついていたりとかしたらすごく滑るので、今度は安全面はどうなんだろうという話になったら、じゃあ誰が責任を持つのという話になって、非常に難しい問題が出たりとか、そういったようなことも当然協議会の中では話されていかれるし、そういうことも考えていらっしゃるんだろうなと思いますので、ただ、そういうふうに窓口を広げていかないと、どんどん広がっていかないので、それについてはよろしくお願いしたいなと思います。それで、このエコツーリズムによって、今、日本全国で、特に観光地等でオーバーツーリズムの問題というのが出てきます。ごみですとか、駐車の問題ですとか、いろんなことでこのオーバーツーリズムの問題というのが出てきます。それと、これはある程度、何と言いましょうかお金をかけてやっていかないとしょうがないのかなという部分もありますが、それと、このガイドをやることによって、町民が受け取る経済的な利益というのも出てくるのかなと思うんですけれども、このバランスというのはどう考えておられるのか、お考えがあればお伺いをしたいと思い― 87 ―ます。

答弁 産業振興課長 石川勝己(産業振興課長は2026年3月まで)

先ほどの質問の補足にもなりますけども、その土地に入る、他人というか所有者の方の許可を得るというのは、当然出てくる場合もある。そういうのも含めまして、協議会としてというか、これはエコツーリズムを津別町として進めるにあたっては住民合意ってそこにも当然かかってくると思いますので、協力を得やすいような雰囲気づくりも含めて、今後、協議会で全体構成ができた後も含めて、町民の方にもご理解をいただいて、主役にもなっていただきたいというふうなところも考えております。あと、その町民の方々の利益の部分というか、経済的な利益のバランスというふうなお話をされましたが、今、どのように進めていくかと、本当に具体的に協議会で揉んでいる最中ですので、議論経過の中というよりは、先進地の参考事例としては、例えば協議会の事務局が、このエコツアーをつくります。このためのガイドを要請します。お客さんを集めます。ツアーを行います。そのガイドになっていただいた町民の方に、いわゆる報酬を払いますというようなことでもあるんですが、そうではなくて、先ほど釣りの案内をしますというふうにおっしゃられた議員の一つの例え話を使わせていただければ、事務局のほうに「私は、こういうガイドができます」で「こういうようなことをお客様に伝えます」というような登録をしてもらって、「それを、こういう料金で設定します」「こんな時間かかります」というパッケージをつくってもらって、それを協議会の中で議論をして、「いいですね、やってもらいましょう」というふうな登録制で、いわゆる許可というか承認というか、それでお願いします。そういうのがたくさん出てきて、それをまとめて事務局、協議会としては周知をして、お客さんを集めるというような役割分担というのが必要かというふうに思います。どんなふうに進んでいいかわからないので、今、収益のバランスでちょっとお答えにくいんですが、そういうようなことも考えているということで、ご理解をいただければと思います。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 わかりました。今のお話ですと、大体、もう少し時間がかかって、課題も潰して、先進事例も見な― 88 ―がらということなのかなと思います。それと、先ほど策定の時の課題ということで、どんな課題がありますかということでお話はさせていただいたんですけれども、これ策定後にも結局さまざまな問題というか課題って出てくると思うんですけれども、策定後に、今考えられる課題というのはどのようなものがあるか教えてください。

答弁 産業振興課長 石川勝己(産業振興課長は2026年3月まで)

あくまでも、それも想定になりますので、先進地の事例を勉強させていただいている最中ですが、ガイドさんが徐々に減ってくるとか、高齢化を迎えるとか、それから集客というかオーバーツーリズムでごみの問題だとか、いわゆる保全をする部分と経済活動というか、観光を盛り上げる部分とバランスが崩れてしまってきている所もあると。それが大きな自然環境、自然景観が多い。例えば、知床とか屋久島とか、そういう所になるとそういう問題があるようです。津別はこれからですし、地道に小さいところからコツコツやろうということにしていますので、出てきた課題については、またそれなりに考えながら進んでいきたいというふうに思っています。

質問 7番 高橋剛

〔登壇〕 私がお話させていただく質問は、大体これで終わりかなと思います。最後に、ちょっと意見を述べさせていただければと思います。私自身も体力が続けば協力できるところはできるだけ協力していきたいと思っておりますので、何かありましたら、また議会のほうにもお知らせいただければと思います。今、さまざまなお話を担当のほうから聞かせていただきまして、やはり思うのは、これは役場だけが頑張ってもだめで、業者さんだけが頑張っても多分だめで、絶対に必要なのは多くの町民のコンセンサスを得て町民の協力を得ることだと私はそのように理解をいたしました。そのためには、本当にそういう協力を得られれば、いろんな面からでも上手くいく可能性が高いのではないかなと思っております。先ほど渡邊議員とのやり取りでも、国立公園の関係でも、やはりこれが一つの契機になるというようなお話もございましたし、先ほど私も言いましたけど、交流人口が― 89 ―関係人口になるということを考えても、そういった面からでも、きっとエコツーリズムを推進して、うまくいけばですけど津別町にとってプラスになっていくのではないかなと思います。最後に町長にお伺いをさせていただきます。これも繰り返しになりますが、先ほど、業者だけでも役場だけでもだめで、やはり町民を巻き込んで理解を町民からいただくということが重要なのではないかということで申し上げましたけれども、町長のお考えがあれば最後にお伺いをして、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

お答え申し上げます。最初に、このエコツーリズムを推進していくというのは、これ実は阿寒摩周国立公園に編入することと連動しているんですよね。令和4年の 12 月に、ここの所長さん、阿寒摩周国立公園の管理事務所の所長さんにも来てもらって、上里地区の国立公園編入についてのいろいろ話し合いを持ったところです。その中で編入に対して、編入に向けた取り組みとして、このように話されています。編入に対して、環境省はエコツーリズム推進法に基づく、こういう法律があります。国も推進していくという。基づくエコツーリズム全体構想の認定を前提とし、構想策定には地域住民、ガイド事業者、NPO、有識者、関係行政機関が参画するエコツーリズム推進協議会を設置することとされていますということで、これに基づいてこれがつくられています。国のほうでも、その取り組みに対して協議会ができて、取り組みに対して補助制度を持っています。エコツーリズム推進法という法律がありますので、それに基づいてやりますので、この名称が略称ではエコツーリズム地域活性化支援事業というふうになっていまして、交付金の正式な名称は、生物多様性保全推進交付金という名前になっています。こういうことは、しっかり理解した上で国立公園も編入させていただいて、そしてそこにエコツーリズムの事業も展開していくという取り組みの内容になっているところです。それを今度スタートして勉強会等々を始めたときに、結構な町民の方たちの参加がありました。参加者名簿を見てもずいぶん来られているなという。ですから、関心を持たれている方は結構いるんだと思うんです。そういうことで、町からも、これからも― 90 ―PRはどんどんすべきだと思いますけれども、多くの町民の理解というふうになると非常にまた重たくなってきますので、やっぱり関心のある方が相当数いるということですから、その方たちにまた一緒に学ぶ機会を設けていって、できることを出し合いながら、進めていくべきかなというふうに思っています。ですから、あまり大上段にならなくてもいいのではないかなと思っていますし、この間の推進協議会の中では、埼玉県の飯能市ですか、そこの片野さんが来られて、役場の方ですけれども来て講演をしてもらったんですけれども、その中で、津別にも滞在して担当のほうと一緒に町をぐるぐる回ったようでありますけれども、感想文も残してくれたんですけれども、それを見ますと、いい所がいっぱいありますねと。例えばとかいって、いろんな提案もあって、バスターミナルにエコツーリズムの取り組みを紹介する、そこでせっかくある道東テレビさんとタイアップして、そこで取り組みの紹介をしたらどうでしょうかというようなことだとか、幼稚園の子どもたちが、今、NPOの森のこだまと連携して、森の案内を毎年してもらっています。森のことを、結構、園児たちも承知していますので、そういう実態を知って、逆に園児に大人向けに案内を園児がすると、そういう取り組みもあってもいいんじゃないでしょうかだとか、いろいろ先進地、先にそういう認定を受けた所から来て、津別のよさだとかというのもいろいろ話してくれていますので、そこは参考にしながら、これから楽しいこともいろいろ組み入れながら進めてまいりたいなというふうに思っています。協議会の会長は私なんですけれども、副会長は佐藤議員さんと観光協会ということで、あと森のこだまの上野さんがお二方副会長になって、実にさまざまな外部機関も含めて、いろんな方たちが協議会の構成メンバーに入っております。そして1回1回の会議の中で発言もありますけれども、必ずそれぞれにアンケートの用紙も配っていまして、気付いたことだとか思ったことを後でもいいですから、また送ってくださいということで、それらも全部集約しながら、今とりあえずは 45 ページぐらいの全体構想が案としてできていますけれども、さらに議論を深めながら、この秋には固めて、そして環境省のほうに提出していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。

出典:津別町議会 令和7年第4回定例会 2025年6月18日 議事録 PDF(79ページ) 間違いを知らせる