みんなの議会

津別町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月18日

津別町の一般会計の財政状況について

2024年12月18日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「津別町の一般会計の財政状況について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長 仁部真由美が答弁しました。

質問者
佐藤久哉 議員
答弁者
町長 佐藤多一、保健福祉課長 仁部真由美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 議長のお許しをいただきまして、先に通告の案件について一般質問を行います。津別町の一般会計の財政状況についてお聞きしたいと思います。つい先日、お隣の北見市で財政健全化計画が発表されました。何やら大変苦しい財政状況になっているようです。津別町では現時点で決して悪い財政状況ではないと認識していますが、投資的大型事業が続き町民からは将来を不安視する声も聞かれます。そこで、いくつか気になる点について伺います。1番、これから、津別病院や特別養護老人ホームに対する大型の補助が見込まれるが、町長はこれらの財源をどのように調達する考えなのか。2点目、地方債残高が令和5年度決算において 100 億 5,000 万円となっている。このうち国が負担してくれる債務を除いて、町が自力で返済しなければならない債務額がどれくらいあると認識しているか。3点目、財政の主な指標のうち、経常収支比率と実質公債費比率が今後上昇すると考えているが、町長の見通しはどのようなものか。また、今後比率を抑える必要はないのか。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、ご質問の財政についてお答え申し上げます。はじめに、今後大型の補助が見込まれる津別病院や特別養護老人ホームに対する財源についてですが、津別病院につきましては、企業病院であることから、交付税等の措置がなく、また建て替えに対する補助金や地方債等の財源もありません。そのため、病院の規模により建設費は大きくかわりますが、現段階では、令和2年度に創設した津別町病院施設整備基金にできる限り多くの積立てを行い、これを主要な財源とする考えであります。また、特別養護老人ホームにつきましては、過疎債の対象施設となりますので、こ― 7 ―れを財源として想定しているところです。次に、地方債残高のうち、国が負担する債務を除き町が自力で返済しなければならない債務額についてですが、令和5年度決算における地方債残高 100 億 5,000 万円のうち、普通交付税の基準財政需要額に算入されるのは約 73 億円であり、町が自主財源で返済していかなければならない金額は約 27 億円と試算しております。次に、主な財政指標である経常収支比率、実質公債費比率の今後の見通しと、比率の抑制についてでありますが、義務的経費の支払いに充てる財源の割合を示す経常収支比率は、近年の社会保障費の増大で比率が上昇する環境に加え、大型事業の起債償還の開始による公債費の増加、物価の高騰、人件費の値上げ等により、上昇することが避けられない状況であります。また、実質公債費比率につきましても、経常収支比率と連動して上昇するものと見込んでいるところです。今後の比率の抑制の必要性については、先ほど申し上げましたとおり、昨今の情勢や、起債の償還、大型事業の影響により、当分の間は比率の上昇を抑制することは難しい状況にあると考えております。今後、厳しい財政状況が続くことが予想されることにかんがみ、予算編成においては、限られた財源の中で、行政課題の緊急性や重要性を検証した上で、事業の取捨選択を行い、現在実施している事業についても、継続の必要性について絶えず検討を行い、事業効果を高め、持続可能なまちづくりにつながる財政運営を行ってまいる考えでありますので、よろしくお願いいたします。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 町民の方の関心は、非常に今、津別病院が今後どうなっていくのかということに大変関心があるようで、私もよく聞かれます。それと相まって、特別養護老人ホームはどこに建つんだ、いつ建つんだという話もよく聞かれるので、今日、1点目として、この質問をさせていただきました。津別病院に関しましては、現在、基金が令和5年度末で4億 3,000 万円、今年度、令和6年度末では5億円を超える基金が積み立てられていくと思いますけれども、準備はいくらかしているんですけれども、一番心配なのは、今後どういった形で病院が― 8 ―運営されていくのか、病院の将来像というか、そこのところに皆さん不安を感じているようであります。これは役場の保健福祉課と経営母体である丸玉木材さんのほうとの間で、一つのチャンネルで交渉していることで、私ども議会としては、横やりを入れるというか、余分なチャンネルを増やすことでなくて、あくまでも行政を信頼して、そのチャンネルを町長、副町長にきちっとコントロールしていただいて話を進めていただきたいと。私どももその話が進んでいって、いい報告が聞ける日を待ち望んでいるわけですけれども、何よりも心配なのは、その時にどういう形態になって、20 億円かかるのか、10億円かかるのかわからない状態で、今、基金を積み上げていっても今のところ不安しか残らないんですけれども、これについて見通し、交渉事ですから議会で言えないこともあるかもしれませんけれども、町長の今の思惑があればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

津別病院さんとは協議が始まっておりますけれども、現段階で、まだ議員の皆さんにお話をする状況にはまだ至っておりません。経営側としていろんな構想もあるようですので、どれを選択していくのか、それを選択することによってどういう影響が出てくるのかというのを、経営側としてもさまざま考えておられますので、その部分について、これからさらに協議の場を進め、持たれていくという形になってまいります。お金の部分については、とりあえず基金を設定していまして、令和6年度末で5億円程度にはなるというふうに思いますけれども、病院の規模、要するにベッド数はどれぐらい持つのか、あるいは持たないのか、さまざまいろんなことが出てまいります。それによって建築費が2倍になったり、2分の1になったりとか、さまざま変化しますので、この部分については、今何とも申し上げられませんけれども、とりあえずいざとなった時にあわてないように、お金だけはしっかり貯めていくと。しかし新設するのに、それがいつになるのかというのはわかりませんので、その時に貯めていたお金が十分対応できる額に積み立てられているかどうかというのは、また別の問題になってきますけれども、とりあえずは貯めながら、もし不足であれば、例えば残りの部― 9 ―分を 10 年で分割払いするだとか、債務負担行為組んで、20 年で分割払いをするだとか、それはさまざまな方法が考えられると思いますので、まずは、あり方の問題について、今後、協議を進めながら、一定の時期が来ましたら、また所管の委員会も含めましてご協議させていただきたいと考えております。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 わかりました。1点だけちょっと確認させていただきたいと思います。積んだお金以外に必要な部分のお金に関して、相手は企業病院ですから過疎債ですとか、それから交付金とか補助金とかというのはないというご回答なんですけれども、全く使えるものがないのか、これから何か考えられるのか、今、債務負担行為でという形で、でも結局は自己資金というか自前のお金ということになるんですけれども、どこかから引っ張ってくることは全く不可能なのかどうか、そこのところだけお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

これは担当のほうでいろいろ調べてもらっているんですけども、今聞いている範囲では、こういう企業病院というか、民間病院と同じですので、民間病院を建てるときに補助金というのはありませんので、ないというふうに聞いているところです。これが町立病院とかそんなような形になると、また助成制度があるわけなんですけれども、企業病院、いわゆる民間病院として建てる場合については、補助制度はないというふうに聞いております。何か担当課のほうで補足する点があればお願いします。

答弁 保健福祉課長 仁部真由美(保健福祉課長は2026年3月まで)

ただいまのことですが、今のところ使えるというか、町長の答弁のとおりでございますが、今後、何かあるかどうか、また担当のほうでも探していきたいと思っております。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 まだまだ知恵を絞っていく必要もあるのかなと思いますけれども、私ちょっと思っているんですけれども、どう形が変わっていくかわ― 10 ―からないですけど、クラウドファンディングとかという形で病院を応援する手というか、それをお膳立てするようなことはできないのかなと思います。もちろん何十億円もクラウドファンディングを組むことは難しいので、一部分をそういったもので賄うこともできないのかななんていうふうに思ったりしております。次に、特養の関係ですが、昨年の今ごろ、12 月の全員協議会で特養の建設概要と概算が示されました。当時 17 億円ということで、自己資金6億 3,000 万円、残り 10 億7,000 万円について町のほうに要請というか打診が来たということを報告受けております。議会でも実際にまだそれについて議論したこともないですし、その後、建設費の高騰でこの金額がかわってくるかもしれません。ただ町長その時に、令和9年度の完成を目指して特別養護老人ホームを建てる意向だということをお話しいただきまして、過疎債を使ってということであれば、その時期のその年、その前の年、その辺の過疎債がほとんど特別養護老人ホームの部分で枠が埋まってしまうということで、事業のローテーション的にこれで問題ないのか、もう一度確認したいと思いますので、町長お答えいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

全員協議会でお話しした金額というのは、概算の概算という状況であります。つい先だって恵和福祉会さんのほうで、いちいの園の改築に関連してプロポーザルを実施して、3者が応募して、その中で1社が決まったようであります。ですから、そこを通じて今度さまざまな設計に入っていくということになると思いますし、また町のほうでは熱供給として近くに供給する施設、木質バイオマスの施設をつくりますので、それによって少し向こうの建設費が軽減されていくのかどうなのかということを、これから細かくいろんなことが出てくるかというふうに思います。内容的に、これは町としての補助対象にすべきだろうか、どうなんだろうかだとか、そういうことも細かく見ていかなくちゃならないと思います。いずれにしましても、これは過疎債の対象になるということでありますから、これはその制度を使わせていただくことになります。残り3割については、町がまた財源を見つけなくてはならないという、いわゆる一般財源の対応になるわけですけれども、そういった部分でいけば、やはり事業が増えていく、支援が増えていくということになれば、当然、全体の― 11 ―財政も膨らんでまいりますので、先ほど、1回目の答弁で申し上げましたとおり、今までいろんなことを推し進めておりますけれども、これはもうそろそろいいのかなとか、これはこういう形に組みかえていったほうがいいのかなという、この問題に限らず財政全体のものを見ていくという形で調整していくものと考えております。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 わかりました。10 億円の過疎債を使うと、もちろんそこから資金調達をすると、過疎債とはいえ3億円は自分たちの自己返済しなければいけないお金が残るということで、財政的にはまた厳しくなるのかなというふうには思っております。

出典:津別町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月18日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる