小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月18日
議案第1号「小樽市一般会計補正予算」案について
2024年6月18日、小樽市議会の一般質問で、高野さくら議員が「議案第1号「小樽市一般会計補正予算」案について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人が答弁しました。
- 質問者
- 高野さくら 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 中島正人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 高野さくら
5項目めの質問をします。議案第1号小樽市一般会計補正予算案について伺います。政府が今月から実施する定額減税で、自治体や企業から膨大な負担に悲鳴が上がっています。企業では、給与システム改修などで数十万円かかるなど、賃上げを阻害しかねません。給与明細への減税額記載の義務づけだけではなく、減税と給付金が一体となっている上、1人4万円の減税の内訳が所得税と住民税に分かれるなど仕組みが非常に複雑です。令和6年度に入手可能な課税情報を基に把握した推計所得税額を用い、調整給付の対象を推定し給付額を計算、対象者に確認書を送付するなど事務に追われることになり、計算ミスなどを招くおそれもあります。そして、給付の算定に当たっては、定額減税で引き切れない金額がある場合に、その差額を1万円単位で切り上げて支給することから不公平が生じます。そこで伺いますが、国から交付されている事務費分は1件当たり約3,000円として計上されていますが、事務費全額を補うことができず、不足分が約7,600万円にも及んでいます。不足額が大き過ぎるのではないでしょうか。新規非課税世帯等支援給付金事業と定額減税調整給付金事業費はどちらも委託にするとのことでしたが、税情報の漏えい等の危険から委託はなじまないと考えますが、対策は十分とお考えですか。一部の課税者には、減税で不足する分は給付することになります。それならば、定額減税など複雑なやり方ではなく、一律に給付支給のほうがいいと思いますが、自治体としてそれは可能でしょうか。市の一般財源から7,600万円も支出します。政府が進めてきた制度なので、国が事務経費も含めて交付金を100%出すべきではありませんか。必要な事務経費も出すよう国に意見を上げることを求めます。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、議案第1号について御質問がありました。初めに、事務費の不足額につきましては、今回の令和6年度新規非課税世帯等支援給付金給付事業及び定額減税調整給付金給付事業は、可能な限り迅速な給付を行うため、業務を委託し、事業者によるシステムでの一括管理により実施することといたしました。これまでの給付事業に比べ、振込口座情報の申請受付、審査、入力の作業量が多くなることから、作業内容の精査を行いましたが、国からの事務費用に対する交付分では不足が生じたものであります。次に、委託時の情報漏えい対策につきましては、委託事業者と締結する契約書に個人情報取扱特記事項を記載して遵守させるとともに、事業者へ提供する税情報等は必要最小限にとどめ、事業者にはシステムや端末の管理、データの収受、守秘義務等について厳格かつ慎重な対応を徹底させてまいります。次に、一律に給付支給で対応することにつきましては、定額減税は令和6年度税制改正において、物価上昇による国民の負担を軽減するため、税収の一部を国民に還元する制度として既に6月から実施されているものであり、本市が独自に定額減税とこれに伴う調整給付に替えて市民に一律に給付を行うことはできません。次に、国に対する事務経費の要求につきましては、国の施策により行う事業の場合には地方自治体の実情をより的確に反映し、必要な事務経費を確保していただくよう、今後、全国市長会などを通じ国に要望してまいりたいと考えております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)
再質問 5番 高野さくら
幾つか再質問させていただきます。最初に、大型工事についてですけれども、市長に、5年前倒しが可能になったのかということで、前倒しになった経過の公表や検証が必要だったと思いませんかということをお聞きしましたけれども、国が判断するものだと思うというような御答弁だったかと思います。しかし、新幹線の札幌延伸を前倒しした経過や検証については、市としてもいろいろなことで前倒しになって関係市町村ともいろいろ協議をしてきたわけですから、十分な技術的、財政の裏づけをもってやってきたのかということは、やはり、公表や検証が必要だと思いますので、その点についてもう一度お答えをお願いします。あと、JR北海道から経営分離予定の函館本線の長万部-小樽間の経済効果はどれくらいあるのかとお尋ねしましたところ、北海道では試算をしていないというような御答弁だったと思うのですけれども、そもそもどれだけ経済効果があるのか試算もしないで新幹線ありきで進めていくということ自体がおかしいと思います。試算していないのであれば、道に試算するように求めるべきだと思いますけれども、お答えください。バス転換についてなのですけれども、市長答弁は今まで議論していて、バスの運転手不足は課題だという形でバス転換にしたということで進めていたから、それ以外は今のところ考えていないというような答弁だったかと思います。しかし、先ほど私が質問したように、北海道の担当者の方は、もうここ最近、特にバスの運転手不足なのだと。今までではなく、ここ1年にも満たない、半年間で本当にバスの運転手不足が生じているというようなことを言っているわけです。だから、今まで議論していたよりもさらにバスの運転手不足が深刻になっているということですから、改めて沿線自治体に呼びかけて並行在来線の存続についても検討する議論が必要ではないかと思うのですけれども、その点について伺いたいと思います。次に、子育て関連について伺いたいと思います。手宮保育所の建て替えと最上保育所の存続についても質問しましたところ、今後、市内の全体の保育所等の在り方についていろいろ検討するから、現在では、はっきり残しますなどといった答弁はなかったかと思います。しかし、先ほどほかの議員からもお話がありましたけれども、私も子ども・子育て事業ニーズ調査の結果を見ましたけれども、5年前と比べて就労のために保育事業を利用する方が増えているのです。あとは、利用したいけれど利用できないという回答の中には、保育所に入れないといった理由から利用したくても利用できないという状況があって保育の利用ニーズが高まっているということを考えれば、手宮保育所と最上保育所は、やはり残していくということが必要ではないかと思いますので、その点を伺いたいと思います。小樽公園再整備についてなのですけれども、高学年でも遊べるエリアが必要ではないかとお尋ねしたところ、現在の再整備では小学校低学年と言いながらも高学年でも遊べますよという答弁だったかと思います。しかし、子育て世代の方からは、年代が違う子供がいると一緒の公園で遊べないから公園選びも悩むといったことも聞かれていますし、たとえ小さい子供が遊べるエリアとしながら実際の遊べる遊具が6歳から12歳だったとしても、子供は周りを見て遊ぶか遊ばないかというのを判断されるのです。自分より小さい子供が遊んでいると遠慮して遊ばないというふうにもなってしまいますから、だからこそ、小学校高学年の子も遊べるエリアも設ける必要があるのではないかと。そのことで、子ども・子育て世代も安心して利用できるのではないかと思いますので、その点について伺いたいと思います。教育に関連してなのですけれども、教員不足について伺いました。北海道教育委員会は、教員確保のために対策を十分に行っていると思いますかということでは、実際にいろいろ北海道もいろいろな対応をしているけれども、これまで以上に取り組んでいきたいと思っていますというような答弁だったかと思います。私も教員不足について質問するに当たっていろいろお伺いしましたけれども、令和7年4月1日現在で7人が欠員となり、ここ5年間で一番配置できない状況も生まれると聞いていますし、現在、授業は問題なく行っているけれども、1人欠員になっているとも聞いていますし、教員確保のためには北海道教育委員会にさらに対策などを取り組んでもらうように働きかけもぜひ行っていただきたいと思いますが、その点について伺いたいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
高野議員の再質問にお答えいたします。1点目につきましては、北海道新幹線の開業について、当初2035年の開業年度を5年前倒ししたことの検証、公表について、経過の公表や検証が必要ではないかということのお尋ねでありました。本答弁では、今後、その必要性について判断していくということで御答弁させていただきましたけれども、当時の政府与党のワーキンググループでは、5年前倒しすることの財政上や技術上の課題について整理を行っていると伺っておりますので、こういったものが我々として調べることができるようであれば、我々なりに財政上と技術上の課題がどのように整理されて5年間前倒しになったのかということについて調べてみたいというふうには思っております。次に、並行在来線について、長万部-小樽間の経済効果はどれくらいなのかということで北海道に試算を求めるべきではないのかということであります。求めることは求めていきたいとは思っておりますけれども、並行在来線について経済効果だけが物差しではなくて、我々が判断した背景には、長万部-小樽間の今の鉄道収支については年間約二十数億円ということでバス転換を決めたわけでありますから、高野議員の御指摘だと経済効果を見て判断してということだと思うのですけれども、我々としては経済効果だけを物差しとしているわけではなくて、鉄道収支についても重要な物差しであると判断をしていることについては御理解をいただきたいと思っております。並行在来線のバス転換について、ドライバーの不足について指摘をされているという問題でありますけれども、並行在来線のバス転換の問題につきましては、今後、近いうちに北海道新幹線並行在来線対策協議会後志ブロック会議が開催されるだろうと。既に幹事会が開かれていますので、協議会本会議のブロック会議が近々開かれるのではないかと思っておりまして、その中で運行ダイヤ等が一定程度示されるのではないかと思っております。ただ、ドライバー不足というのがより顕著になっておりますので、一つの考え方としては。長万部-小樽間の全区間を同じ交通モードということではなくて、区間ですとか、例えば利用者数に応じて最適な交通モードを考えていくというのも一つの考えではないかと思っておりますので、そういった御意見はブロック会議で述べていきたいと思っているところでございます。両保育所について、はっきり残すと言ってくださいというような御質問だったかと思いますけれども、本答弁の中でもお答えをさせていただいておりますが、市内全体の保育所等の今後の在り方については、今年度、令和7年3月までに市内の保育所等の規模や配置に関する方針を策定することとしておりますということで御答弁させていただきましたけれども、私といたしましても保育環境の充実は少子化対策の重要な柱でありますし、私の公約であり、また、御指摘もそのとおりだとは思っております。単なる数合わせということではなくて、子育て世代の皆さん方にとって安心して子育てができるということはどういうことなのかということを様々な観点から考えていくことも必要だろうと思っているところでございます。私の答弁の最後になりますけれども、小学校高学年も遊べるという、低学年と高学年が一緒では望ましい在り方ではないのではないかというようなお尋ねだったかと思いますが、私どもといたしましてもアンケート調査の結果を受けて、6歳以下の子供と小学校低学年のゾーニングというのは一定程度、整理させていただいたものですけれども、これは本答弁の繰り返しになりますけれども、小学校低学年ゾーンに設置する予定の遊具は高学年でも遊べると考えておりますので、改めて高学年の利用を制限するという考え方はございませんので、御理解いただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 中島正人
高野議員の再質問にお答えいたします。道教委に対する教員確保に向けた要請についてのお尋ねだったかと思いますけれども、これまでも道教委には4月当初の速やかな教員の配置、それから、欠員が生じた場合の臨時的教員の確保などについて要望してきておりまして、今後も継続してまいりたいと考えておりますけれども、教員が配置されないという場合に一番困るのは本市の児童・生徒であり、教職員でありますので、市教委としても速やかな教員の配置に向け努力してまいりたいと考えているところでございます。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)
再々質問 5番 高野さくら
再々質問をしたいと思います。子育て関連に関してなのですけれども、市長の先ほどの答弁を聞きましたら、やはり、子育て環境を整えることも大事だけれども、市内全体で考えなければいけないという答弁だったかと思うのですが、そうであれば、将来的なことをいろいろ考える中では、なくすことも含めて考えるということなのでしょうか、その点を確認させていただきたいと思います。公園の再整備についてなのですけれども、小学校高学年エリアについては新たに考えないというような答弁でした。別に私は全部、低学年エリアの中で高学年エリアを考えなさいというわけではなくて、低学年エリアの中に一つでも高学年も遊べるエリアがあれば、本当に小さい子供から少し年齢が高い子供まで遊べるのではないかという思いもあり、そういった意味も考えて高学年エリアも遊べるところが必要ではないかということを言っていますので、その点について再度お答えいただきたいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
高野議員の再々質問にお答えさせていただきます。公立保育所について、なくすということも含めて考えていくのかということでございましたけれども、これからいろいろな議論の中で考えていきますので、今時点での御答弁は差し控えさせていただきたいと思っております。公園再整備につきましては、本答弁の中にもあったような気がいたしますけれども、遊具等のレイアウトにつきましては、現在、詳細設計の中でもまだ検討しているということでございますので、可能であれば、いただいた御意見について配慮といいますか、反映できるような形で臨んでいきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。