津別町議会 令和8年第3回定例会 2026年6月16日
まちづくり基本条例について
2026年6月16日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「まちづくり基本条例について」質問し、町長 佐藤多一、住民企画課長 迫田久が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤久哉 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、住民企画課長 迫田久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 議長のお許しをいただきましたので、先の通告どおり一般質問を行います。1点目、まちづくり基本条例について。現在、町の最高規範となる「まちづくり基本条例」の制定に向けて素案を作成検討中ですが、進捗が遅れていると聞いています。そこで、何点か質問をさせていただきます。①なぜ、素案の作成が遅れているのか。また、現在の「津別町まちづくり基本条例策定委員会」の委員数は何名か。②今後の条例制定までのスケジュールを再度お示しください。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、まちづくり基本条例についてお答えいたします。はじめに、条例素案作成の遅れと条例策定委員会の委員数についてですが、まちづくり基本条例を策定すべく藤脇伸一氏を委員長に、これまで 11 回開催してきたところですが、本年1月 15 日以降開催されておりません。事務局サイドにおいての原案を委員会に提出し、委員の皆さまからご意見・ご質問を伺い、修正作業を行うとともに、より多くのご意見を委員各位に改めてお伺いしたところ、多くの項目についてご意見をいただきました。このため、これを受けての修正・見直しに時間を要し今日に至っている状況にあります。― 54 ―策定委員会の委員数については、設置条例が令和5年9月議会において可決され、当初は議員2名、役場職員2名、一般町民4名の8名で構成しておりましたが、途中一般町民女性1名が都合により辞任されたことから、現在は7名となっております。次に、今後の条例制定までのスケジュールについてですが、策定委員会において最終意見の集約を行った上で、条例案について議会および町民への説明と意見集約を行い、パブリックコメントを経て私の任期を終える本年 12 月の議会に条例案が上程できるよう進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 このまちづくり基本条例に関しては、令和4年の12 月に私、町長と一般質問で、なぜ今、基本条例をつくるのかということで議論をしております。その時のことからですが、基本条例の策定には町長は約2年いるというお話で、1年では性急、ちょっと時間が足りないし、3年やるとだれるという、町長の言葉を借りればそういうようなお話がありました。なので、ここへ来て3年以上かかってしまうということで、少し遅れているのかなと思いまして質問したわけであります。その中でちょっと気になったのが、本年の 11 月に改正された委員会で原案を出されたと。これも2年以上たっているわけですよね、第1回から。原案がこの時初めて示されたわけなのかどうかというところをちょっとお尋ねしたいのと、原案に至るまでの期間がなぜ、最初は勉強会で半年ぐらいかかったと思うんですけども、その後のスピード感がなぜなかったのかということと、それの原因の一つとして女性の方が辞められたのは1年以上前だと思うんですけれども、従来 10 名の構成という話でした。議員が2名、職員が2名、町民が6名ということで 10 名という構成だったと思うんですけれども、現実には、その6名が3名という状況になっております。であれば、その議論の活性化という部分において、少し町民側の意見の活性化が物足りなくなるんじゃないかというような懸念は抱かれなかったのか。また、補充されようと、10 名が8名でスタートした時点で、ずっと8名でいくと決めたのか、また7名になった時に新たに補充ということをどのように考えられたのかお聞きしたいと思います。
答弁 住民企画課長 迫田久
それでは、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。期間を要している件につきましては、この間、元北大教授の神原教授にアドバイザーとしてお願いをしております。神原教授が実は1年間ほど体調を崩しまして、ご指導いただけないというふうな時期がございました。その時期がありまして遅れたというふうなところと、先ほど町長からありましたとおり、策定の原案までといいますか、原案を策定してからちょっと整理に時間がかかっているというようなところでございます。この間、その原案につきましては1月の段階で報告をさせていただきましたけれども、素案につきましては、その前の段階で一度示させていただいているかなというふうに思っております。次、委員の人数のところでございますが、委員会の設置条例につきましては 10 名以内というふうな形で書かせていただいているかなというふうに思っています。この委員会を立ち上げるにあたりまして、委員の選考等々を行いました結果8名というふうな形で当初から進めさせていただいております。これにつきましては神原先生のご指導もございまして、あまり人数は多くなくてもいいというふうなところのご指導もあったというふうに聞いております。そういった中で、途中で町長の答弁にもございましたとおり、途中で1名欠員されております。そういった中でいきますと、この間、佐藤議員からもあったとおり勉強会等々で委員の方々には勉強していただきながら進めてきたというふうな観点もありまして、途中から入ってもなかなか厳しいものがあるというふうな判断のもとから、7名の中で現在進めさせていただいているというふうなところでございます。以上です。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 遅れてしまったものはしょうがないと言えばしょうがないんですけれども、アドバイザーの先生はもちろん顧問ですから、ご指導いただきながらやっていくんですけども、普通やっぱりアドバイザーの先生がそれだけ体調を崩して1年間できないとなれば、代わりを探すだとか、もしくは自分たちで独自― 56 ―に進めていく、そうしたノウハウが全然ないわけではないと思うんですよ。そこのところで、なかなか進捗できなかったというところに、ちょっと疑問を感じるんですけれども、この後の2のほうに移ってまたお話ししますけれども、やはり大事なのは、町民とともにつくり上げるという姿勢で、決してそのアドバイザーの先生や行政が満足するものではなくて、町民とともにつくり上げていくものだというふうに考えた時に、少しここでの停滞は、行程の中で無駄な時間だとは言いませんけど、1年間も停滞させる必要があったのかなというところが疑問なのですけれども、アドバイザーの先生がいなければ本当にこの作業は進まなかったのか、もう一度確認したいと思います。
答弁 住民企画課長 迫田久
アドバイザーの先生がいなかったら進まないのかというふうなところですけども、当然、議員のご指摘のとおり津別町のまちづくり基本条例ですから、私ども町民と皆さんがつくり上げるというふうなのは確かに、それで出来上がれば、それはそれでいいのかなと思っておりますが、この条例をつくるのには最初から神原教授のご指導をいただいているというふうなところでありまして、それらの先生のご指示が必要だったというふうな判断で遅れたというところと、やはり先生が復帰してから、その原案というふうなところを練り上げて、その後の素案というところにいくまでにも時間を要したというふうなのも事実でございます。そういったところから今の状態になっているというふうなところでございます。議員がご指摘のとおり、じゃあ、それを先生が体調を崩された時に、それを無視して進められたかというふうなところにつきましては、その当時の判断としては進められなかったというふうな判断だというふうに思っております。以上です。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 このことについて議論すれば見解の相違というところに出てきてしまうのかもしれませんけれども、うちの町の場合、前に町長とも議論したんですけれども、まちづくり基本条例の柱となるものについては、既に、その実践の中でやってきていると。前にもちょっとぶら下がりの条例の話とかをしたんで― 57 ―すけれども、この基本条例を使って、その下にそれを実行するための条例というものは結構もう出来上がってきていると。そういう意味では、今ルールを明文化するというか、そういう作業が多いのかなというふうに思っておりましたけれども、今ここに至って、これだけ遅れてしまったので、そのことについて今ここで議論してもあまり建設的ではないのかなというふうに思っております。②のほうですけれども、このスケジュールの問題なんですけれども、私はもうちょっと早く完成形が見られると思っておりました。今の話ですと、この議会が終わった後、秋ぐらいまでに町民に対する説明会、それからパブリックコメントをこなして 12 月条例ということですけど、先ほども申し上げましたとおり、このまちづくり基本条例というのは住民とともにつくり上げる条例でなければいけないと思っています。なぜかというと、条例をつくることが目的ではありません。条例をいかに現実的に動かしていくか。条例によって行政と住民がともに行動ができるようなものをつくり上げることだと思っております。そういった意味では、住民に対する周知ですとか理解ですとか、なぜこうしたのかというディスカッションですとか、そういったものは必須だと思っております。回数は書いていないですけど、このスケジュール感でいくと、中央公民館に1回説明会でチラシで集めて、その後パブリックコメントをやって、もう次は議会。そんな感じのスケジュールかなというふうに思っておりますけれども、私はむしろ、もう住民に対する説明会に 10 名しか来なかったら 100 名になるまでやってみるとか、もしくは今年行われるのかどうかわかりませんけれども、先ほど町長の所信表明がありましたから、まちづくり懇談会のようなところでこうしたものを議題にして、住民の方の意見を吸い上げる。12 月前でもまだ変更がきくんだぐらいの、住民に聞く時は最終通告じゃなくて、住民の意見をまだ十分吸い取る余地があるんだと、そういう条例でなければいけないと思っています。確かに行政とか議会に任せておいて条例というのはあると思いますけど、まちづくり基本条例というのは、そういう町民の思いも入った条例になるべきだと、そのように考えておりますが、町長はどうお考えでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
条例の制定は、自分の進退の関係もあって 12 月議会で上程さ― 58 ―せていただければ大変ありがたいなというふうに思っています。条例を制定する上では、当然1カ月のパブリックコメントの期間というのが必要になってきますので、そうすると後ろからぼっていくと、こういうスケジュールになっていくなというのが見えてくると思いますけれども、町民との対話といいますか意見交換というのは、これ去年のまちづくり懇談会でもお話ししているんですが、まちづくり懇談会でやりたいですということで言っていますので、1回ぽっきりで終わらせるというつもりは私の中ではないので、懇談会を通して、ただ、17 カ所、18 カ所になるかどうかというのはちょっとあれですけども、もうちょっと数は少なくなるかもしれませんけれども、基本はまちづくり懇談会で、それ1本で今年はやってみたいなというふうに思っています。当然、それは通常ですと 10 月末から大体 12 月の頭にかけて、自分の日程も調整しながら 16 カ所、17 カ所ぐらいで開催していましたけれども、それはもう全く無理な話ですので、先ほどのパブリックコメントの日程等々でいけば、やっぱり8月あたりで集中的にやっていくという形になってくるかなというふうに思っています。そうすると、やっぱり6月、7月でしっかり最終の素案というんですが、原案というのが委員会の中できちっと決められて、それを持って町にお話しに出かけて行くという形をとりたいなと。それをまた受けて、今度は全員協議会等々でも審議をしていただきながら、そこでまた修正等々するものがあればそうして、そして最終的には皆さんの意見何かをこんなふうに入れて、こういうふうに変えながら、これを最終的なものとしたいと思いますということで、ご意見いかがでしょうかということでパブリックコメントをするという、そういう流れになっていくかなというふうに思いますので、今、事務局のほうにも毎回発破をかけているところですので、頑張って進めてもらえればなと。私も委員ではありませんけれども、日程等空いている時は委員会にも出席していますので、何よりも藤脇委員長にはご苦労かけて大変申し訳ないなというふうに思っておりますので、何とか 12 月にうまく進んでいくように最善の努力をしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 今のお答えを聞いてちょっと安心しました。やはり住民との関係性の明文化ということを考えれば、やはり住民の方に一方的な― 59 ―説明会ではなくて、そこで住民の声を拾って、まだ条例を変更する余地は十分あるんだと、そういうような姿勢で懇談会に望んでいただければなというふうには思います。実は、議会のほうも昨年の8月の初めに、議会関係の素案というか、それについては出席している2人の議員さんのほうから議員協議会に報告はあったんですけど、議会としてもそれを討論したわけじゃなくて、ただ今はこういう状況だという報告だけだったので、議会関係の条例の部分についても、議会でやはり議論する必要もある。そういう時間も今の状況では見出せるのかどうか少し心配しているところであります。原案が正直言って8月にまちづくり懇談会をやるということは、もう出てきていなければまずいと思うんですけど、6月末なり7月中旬に原案は出来上がるのかどうか、ずばりお聞きしたいと思います。
答弁 住民企画課長 迫田久
原案につきましては、先ほど町長の答弁にもあったとおり、今、委員さんのほうからいただいたご意見に対して修正案ならびに考え方を整理させていただいておりまして、原案のほうにつきましては、次回の委員会にかけるまでのものにつきましては出来上がっております。以上です。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 次回の委員会はいつを予定されていますか。
答弁 住民企画課長 迫田久
〔登壇〕 今、出来上がっておりますので、今月中には開きたいというふうには事務局としては考えておりますが、藤脇さん等々の委員の日程調整につきましてはこれからというふうなところです。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 日程があえば、ぜひ傍聴に行かせていただきたいというふうに思います。今、聞いたスケジュールでも、かなりタイトなスケジュールだというふうに思っております。特に、絶対そのパブリックコメントの期間を1カ月とらなきゃいけないということで、これは条例を提出する前に義務的にやらなければいけないことですので、― 60 ―その1カ月を空白と考えると、やはりそのスケジュールはすごくタイトな感じがしております。町長としては、12 月でけりをつけたいというところもあるかもしれませんけれども、まちづくり基本条例自体をやりたいという意思を示して、これを進めてきたのは町長でありますので、町長が退任された後になるかもしれませんけれども、もし十分な議論が必要であれば3月上程ということも視野に含めた上で、ぜひ、このまちづくり基本条例、住民とともにつくり上げた条例になるようにしていただきたいなと思いますが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
そもそも、このまちづくり基本条例、自治基本条例というところのほうが多くなりましたけれども、内容的にはそんなにそんなにどこも大きく変わるものではないというふうに見ています。ただ、例えば美幌町さんの自治基本条例なんかを見ますと、いろんな委員会の役員は 70 歳あたりとするというような、その表現を 70 歳までとするだとか、70 歳を一つの目安にするだとか、いろんな表現の仕方というのは各町村で違うわけなんですけれども、そういった一つの例ですけれども、そういったことも委員会の中でこういうふうにしていきましょうということで決まって、町民に投げかけた時に、いや、それはどうなんだろうかとか、いろいろまた出てくることも考えられます。一つの例ですけれども、そうすると、さらにこれはまだ議論が必要だぞというような状況がもし出てくるようなことになれば、それは何としてでも 12 月ということではなくて、そもそもこの条例で一番大事にしたいのは、つくる過程が一番それが大事だというふうにずっと思っていますので、できればいいというものではなくて、そこの過程、ですから、この間の1年はちょっと痛かったなというふうに思っているんですけれども、そうは言いながらも後戻りはできませんので、早々のうちに進めてまいりたい。ですから場合によっては、流れによっては伸びるということもあり得るのかなというふうに思っていますけれども、私としては何とか 12 月に制定したいなという思いであるということです。
質問 6番 佐藤久哉
〔登壇〕 町長と私の考えが一緒だということは確認できました。本当にまちづくり基本条例というものは、条例をつくったところが終点ではないということ。そこが始まりだという考えでおります。町長も同じ思いだと思いますけれども、単にこれは条例をつくり上げることは、今までやってきたこと、それからこれからやらなきゃいけない、住民と行政の関係性を明文化したものであって、これを実際にその条例に則ってまちづくりを行っていくことが一番の本旨なのであると。そういう部分は共通認識かなというふうに思っております。そうした意味でつくり上げる条例ですから、私も町長5期最後の集大成として 12 月に条例ができてほしいと思っていますけれども、そこにこだわらないところがまた町長のいいところなんじゃないかなと思っておりますので、あわせて状況に応じた判断をいただきたいなというふうに思います。