みんなの議会

津別町議会 令和6年第5回定例会 2024年9月19日

防災のリーダーづくりについて

2024年9月19日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「防災のリーダーづくりについて」質問し、町長 佐藤多一、防災危機管理室長 中橋正典が答弁しました。

質問者
佐藤久哉 議員
答弁者
町長 佐藤多一、防災危機管理室長 中橋正典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 議長のお許しをいただきましたので、先の通告どおり2点について一般質問いたします。最初に、防災についてであります。防災のリーダーづくりについてお聞きしたいと思います。北海道地域防災マスターについて、北海道では災害による被害をなるべく少なくするため、地域における防災活動を活発にしていこうと考え「北海道地域防災マスター」― 26 ―という制度を設けています。毎年この資格を取得する講習会が振興局内の自治体において回り順で行われており、津別町では平成 29 年度に実施され、かなりの数の方が資格を取得されていると聞いています。現在、何名程度の方が資格を取得しているのか伺いたいと思います。次に、防災士について、現在、津別町に防災士の資格を有している方はいないと担当の方から聞きました。防災士は、災害時や災害予防に対し地域のリーダーとして活躍いただける心強い存在だと思います。町職員や消防職員に資格取得を勧奨し、助成を行ってはどうでしょうか。二つ目として、防災訓練についてお聞きしたいと思います。先日、9月8日の防災訓練に私も参加してまいりましたが、参加者の多くが行政関係者と自治会の役員だったように見受けられました。もっと一般の方に参加していただき、町全体の防災意識を高めていくべきではないかと思います。そこで、防災訓練のイベント化を提案したいと思います。防災訓練の後にコンサートやマジックショーなどのミニライブや特産品の廉価販売会などを行い、防災の大切さを体感するとともに楽しいひと時を過ごしてもらってはどうでしょうか。町長の考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、防災についてお答え申し上げます。はじめに、津別町における北海道地域防災マスターの認定者数についてですが、北海道地域防災マスターとは、地域の防災活動リーダーとして平常時や災害時に必要な防災知識を習得して活動する人であり、管内ではオホーツク総合振興局が研修会を実施し、研修受講後にマスターとして認定し、幅広く防災知識等の普及啓発活動を行ってもらうこととしています。津別町の認定者数は、平成 20 年度1名、平成 29 年度 23名、令和5年度3名の計 27 名で、このうち自治会長5名、町議会議員2名、職員が5名であり、1名の方が転出されています。次に、防災士についてですが、今日、災害に対し、自助、共助、協働を基本に社会― 27 ―のさまざまな場で防災力を高める活動が期待されていることから、災害に対する十分な意識と一定の知識、技能を習得した人をNPО法人日本防災士機構が民間資格として認証しています。全国では 29 万人以上の防災士が認証されていますが、津別町の職員や消防職員で防災士の資格を持つ者はおりません。現在、防災を担当する職員には、防災関連の専門研修や講習会を受講させており、その他の職員についても、それぞれの業務における災害時の対応や職員研修会等に随時参加させ知識を高めているところです。こうしたことから、今のところ防災士の資格取得については考えておりませんが、引き続き業務や研修を通じて防災知識を高めた職員が各自治会や地域において防災リーダーとして活躍することを期待しているところです。次に、防災訓練についてですが、9月8日に津別小学校体育館で実施しました防災訓練は、全町民に参加を呼びかけ、参加者全員でテントやベッドの組み立てと撤収を行う作業体験をする、初めての大がかりな訓練でありました。参加人員は、一般参加者 121 名、関係者 63 名、計 184 名で、開催に向けて自治会連合会に協力を要請したところ、ぜひ参加してほしい自治会のリーダーや関心の高い町民が参加し、予想を超える人数となりました。ご質問の、さらにより多くの町民に参加していただくべきではないかというご指摘と、防災訓練をイベント化してはという提案につきましては、全国各地で開催されている防災訓練なども参考にし、毎年多くの町民に参加していただけるよう、テーマや趣向、実施場所などを検討するとともに、既存のイベントとのコラボレーションなども検討に加え、防災訓練が家族や地域の防災力を高めるきっかけとなるよう工夫してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 最初の北海道地域防災マスターについて再質問したいと思いますが、このサイトを見ると資格取得者の名前が掲載されているんですけれども、あくまでも本人の了解を得た人だけであり、私が拝見したサイトでは、町議の方1名の名前だけで、ほかの方の名前がなかったので1回目にこうした質問をさせていただきました。― 28 ―津別町で開催された時 23 名の方が受講して、その資格を持っているということであります。それ以外、推察ですけれども津別町の職員等がこうしたもので受けているのかなというふうに思っております。この 27 名の方というのは、津別町の私は財産ではないかなと思っております。この財産を有効に使っていくべきではないかなと、今、平成 29 年に受けた方が大半ですけれども、その後、この方たちをクローズアップしていくというか、この方たちを活用していこうという行政側としての働きかけがないのではないかなというふうに思います。せっかく資格を取っていただいたので、防災訓練ですとか、いろんな形で防災に関わっていただけるようなことを行政としてやっていくべきではないかなというふうに思います。特に、これは平成 29 年ですから、ここからもう7年たっております。知識のグレードアップといいますか、もっと講習を受けた時よりもステップアップしていくような研修を町のほうで企画できないものかなというふうに感じております。私、振興局のほうに問い合わせしましたところ、防災危機管理室のほうで、そうした出前講座はやらせていただくことは可能ですというか、どんどんやりたいようなお話をされておりました。津別町にも、それぞれの自治体の中に自主防災組織をもったり、自治会として防災に取り組んでいるところも多々ございます。そうしたところを集めて、こうした防災の研修をぜひこれからは企画していって、そうした方に中心になっていただいて進めていってはどうかと思いますが、まず町長の考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

今、資格を持たれている方は 27 名、一人転出されていますので 26 名になるかと思いますけれども、私の手元には資料はあるんですけれども、これ公表しているかどうか、それは振興局のほうで考えがきっとあるかと、後ほど担当のほうでわかればお答えしたいと思いますけれども、北海道の防災マスターとして認証されていますから、できれば、ちょうど津別でいけば認知症が進んでいたりして後見人の研修を受けたりして、その後のフォローアップ研修なんかも受けて町で実施しておりますけれども、同じように、やはり道のほうにおいてもこういった資格を取られた方に対するフォローアップ研修だとか、そういったことも要望していきたいなとい― 29 ―うふうに思いますし、また町独自でいろんな機関から、気象台だとか、開発局だとか、それから振興局だとか、いつでも行きますから研修をやる時には呼んでくださいというふうに言われていますので、こちらからも担当者や職員も向こうに行ったりとか、こっちで講師を呼んで研修会を行ってもらったりしておりますけれども、そういう中に自治会の関係者の方も入ったりしておりますので、あわせてまたそこを少しずつ拡大していくような形をとっていきたいなと思っております。

再質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 お答えはわかりました。防災マスターに関しては、この 26 名ばかりでなく、もっと増やせるような努力もしていっていただきたいなというふうに思っております。ちょっと平成 29 年、この年、私、大病を患いまして、この時期にはそうしたものを受ける機会があったんですけれども受けるような状態でなくて、ぜひ今度、近場であれば受けたいなというふうに思っております。ちなみに今年、調べたら、今年は湧別町だということで、もっと近くの定住自立圏程度の近隣町村に来たら、ぜひ仲間を誘って受けたいなというふうに思っていますけども、こうした方を増やしていくことも防災の取り組みとして大事なのではないかと思いますので、ご理解いただきたいと思います。次に、防災士についてですが、実は答弁がニュアンス的にはわかるんですけれども、はっきり私は勧奨したり、助成したりしてはどうかという質問をしているんですけれども、勧奨したり、助成したりはしませんというようなニュアンスの答弁ではあるんですけれども、はっきりお答えいただいてないのかなと思いますので、そこのところを確認したいのと、防災士について私が調べた範囲では、非常に全国各地で防災訓練や、それから防災活動の組織づくり、それから独自のイベント開催等で地域の防災に対して貢献されている事例がたくさんありました。ぜひ津別町にも防災士が誕生してほしいなというふうに思っております。私もちょっと勘違いしておりまして、防災業務や、それから防災に関する何か職に携わっていなければ、もしくは救命士の資格を持っていなければ防災士というのはとれないのかと思ったんですけれども、答弁の中にございましたように、これはNPОの日本防災士機構というところが持っている民間資格でございますが、しかし現実に、― 30 ―ここに答弁ありましたけれども、8月末現在で全国では 29 万 4,016 名、北海道では5,926 名の方が防災士の資格を取っております。津別町は人口 4,000 人ぐらいですから、人数割りからしたら津別町にも4名ぐらいいてもいいのではないかなという計算になりますけれども、ぜひ防災士の方が誕生していただければいいなと思っていますけれども、今一度確認の意味で津別町では現在、勧奨や助成をする考えはないというところなのかどうか。一つ、その前に言うのを忘れていました。ちなみに北海道の自治体で今、助成制度を行っている自治体は 17 で、オホーツク管内で申し上げますと、紋別市がその助成を行っています。以上のことを踏まえた上で、もう一度確認の答弁をお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

お答えしたつもりでいるんですけれども、もう一度言いますと、今のところ防災士の資格取得については考えておりませんということであります。と言いますのも、いろんな先ほど言いました機関から、さまざまそういう研修会も出前で行きますとか、あるいは、こういうのにぜひ参加してくださいというのがたくさんありますので、そこにやっぱり集中的に行くような形で、ようやく今、担当も含めて防災に対するいろんな訓練も含めて軌道に乗ってきたかなというふうに考えておりますので、そこのところをまず、もう少し進めさせていただきたいと、そして、さらに必要を感じるようになれば、そういう資格取得というのも将来あってもいいのかなというふうに思います。

再質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 この質問に関しては、私はダラダラやる質問ではないというふうに思っておりますので、町長と私の間で防災のリーダーづくりについてお互いに認識が深まっていけばいいのかなというふうに思っております。町長も防災のリーダーづくりが大切だということは十分理解されているようなので、あとは進め方の問題になってくるのかなというふうに思っております。人口減少対策として津別町はいろんなことをやってまいりました。津別町がこれからなかなか人口が増えていくということは難しいと思います。それは日本全体の少子高齢化の中で、そして地方に分散化がうまくいっていない中で津別町だけがどんどん― 31 ―どんどん人口が回復していくということは考えられない、そうした人口が減少していく中で、体力のあるうちにということで、津別町は人口が減っていっても将来困らないようにということで、現在まちなか再生のような形で体力のあるうちに幾つかのハード施設を整備してまいりました。これから人口減少対策の中でもう一つやらなきゃいけないことが、私は人材の確保、人材育成だというふうに思っております。その中でも、やはりこの防災という分野においては少子高齢化、高齢化していく中で防災のリーダーづくりということを本当に意識してやっていかなければ、きっと近い将来に困ることになるのではないかと思って、今日の質問をさせていただいております。先ほど申し上げました、北海道防災マスター26 名の方の中には、さらにステップアップして防災士の資格を取っていただき、津別のリーダーとなっていただけるように私としては願っております。この部分については町長がいろんな検討をした中で考えていきたいというご答弁でしたので、考え方としてすれ違ってはいないのかなというふうに思っていますので、今一度、町長から地域防災についてリーダーづくりが必要だというところを確認していただければいいのかなと思っておりますので、何かありましたら、ここのところでご答弁いただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

項目の三つ目の答弁でもお答えしたわけなんですけれども、今回の防災訓練の中で自治会の中でもリーダーとなっていただきたい方、そういう方にもぜひ参加していただきたいということで、自治会連合会にも要請をして参加をしていただいておりますので、そういうところを意識しながら、そして研修会も含めてそこでいろんな知識も踏まえて習得していただいて、いざという時に、その知識が十分に役立つように、そして訓練というのは体を動かしますので体でも覚えていただいて、いざという時に対応する体制を整えて、今後とも進めていきたいなと思っております。

再質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 続きまして、防災訓練のほうの再質問に入らせていただきます。防災訓練のほうですが、9月8日、私も参加して思ったのは、非常に顔ぶれが、そ― 32 ―れぞれの自治会の中で中枢を占めている方が多いのかなと思ったんですけれども、逆に、もっと子どもさんとか子連れのお母さんとかがいっぱい来てくれればいいのになと、でもそういうイベント構成になっていないのかなというふうに感じました。テントをつくったり、ベッドをつくったりするのって、それなりに見方をかえれば楽しいのではないかなとは思ったんですけれども、やっぱり防災訓練という言葉自体が固いのか、防災訓練というものを体験してみようとか、行って見てみようと、そういうような町民の注意喚起を呼び起こすことが今の防災訓練ではできていないのかなというふうに思いました。今、ネットという便利なものがあるものですから、他の自治体の防災訓練の様子をいろいろ検索してみましたところ、防災をイベント化して楽しい防災訓練というか、そういう形にもっていっている自治体が多々ありました。ここに1回目の質問で書いたんですけれども、コンサートなんかですと、コンサートをやっている最中に災害が起きたと想定して、コンサートを一時中止して、そのまま防災訓練に入っていくとか、それから防災グッズが当たる防災クイズをやったり、これはどうなのかと思いますけど消防車や救急車の試乗会をやって、子どもたちを集めるとか、小さい子から、それから普段関係ないと思っている方が一人でも多く集まってくれる防災訓練になればと思ってこうしたことを提案したんですけれども、1回目の答弁をいただいた中では、前向きな答弁をいただいているので、私としてはちょっと満足しているんですけれども、来年度以降やられる時に、ちょっと言いづらいんですけども、もう少しお金をかけていいんじゃないかと思うんです。町長、やっぱり楽しい防災訓練をやるということが、どれだけメリットがあるかというところを、ここで議論することは難しいかと思うんですけれども、私は防災訓練だから粛々とやらなきゃいけないんじゃなくて、もうちょっとお金をかけて遊び心がある防災訓練でもいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤多一

おっしゃることはわかるんですけれども、まだ遊び心を持ってやる余裕は、まだそういう状況にありません。やはりここまで結構大きな訓練っていうのははじめてやりまして、これはマスコミ各社も来ていましたけれども、非常に評価されました。例えばテントを立てたり、ダンボールベッドを組み立てするのは、― 33 ―三つ、四つ組み立ててやるというのはどこでもよくあるんですけれども、あれだけ 40個も、会場も満杯になるほどテントを立ててみて、実際に避難所になるとこんな景色になるのかというのがはじめてわかりますよねということで、非常にこういうのはやっぱりいいですよねというふうな言われ方をされたところであります。そんなことで、まずは自治会等からも少し大きめの訓練をということは前々から言われていましたので、それが今回ようやく一つすることができたということでありますので、これを同じパターンでもっていくのか、少し工夫を入れていくのか、これは自治会の方たちとも、いざとなった時に大きな力を発揮していただける防災組織はもっているところはたくさんありますので、そことも協議をしながら、今度はこんな訓練にしていこうということで話し合いながら、来年に向けていきたいなと思います。その中で少し遊びのイメージも心の底の中で入れていくのか、あるいは、ふるさとまつりだとか、七夕まつりだとか、さまざま別のイベントがありますけれども、そういうところに防災のコーナーを設けて何か面白いことをやっていくのかとか、いろいろ取り組みとしてはあると思いますので、今後検討させていただきたいと思います。

再質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 私も参加して思ったんですけれども、自治会というか自主防災組織が幾つかある中で温度差があると思うんです。すごく何というんですか、もう普段から防災意識が高くて、そして防災に備えている自治会と、そうでもない自治会と、その温度差というのを埋めていくのは、やっぱり一般の方にどんどん参加していただいて、今すごく防災意識の高い自治会を見て、うちも頑張らなきゃと思ってもらえる自治会の一般の方が参加していただけるような防災訓練がいいんじゃないかと私は考えているんです。そうすると、今 120 名が 200 名になってほしい、300名になってほしいというのは私の思いの中にありまして、そうしたところに「今日なんか抽選で防災グッズがもらえるみたいだから行ってみる」みたいな、ちょっとニンジンで釣るような形であっても、私は、防災訓練はそれなりに意義があるんじゃないかなというふうに考えるんです。確かに、なかなか私も今まで防災訓練については何回か質問をいたしまして、例えば三つに地域を分けて3年に1回は大がかりな防災訓練が回り順で来るようにしてはどうかと、過去にそうした質問もいたしました。とに― 34 ―かく一人でも多くの方に防災訓練に携わっていただけるような形を、これからもぜひ検討していただきたいと思います。そのために私は多少のお金は使ってもいいんじゃないかなというふうに思いますので、防災担当の方がどう考えるかわかりませんけれども、他の部署とも協議しながら、ぜひたくさんの方に参加していただける防災訓練にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 防災危機管理室長 中橋正典

私もはじめての試みということで、今回の防災訓練を企画しました。確かに言葉は訓練ということで、ちょっと硬いのかなと。例えば言葉だけかえて例えば防災フェスと名乗ればいいのかなというものでもないし、ちょっとまずはやってみようということでやってみました。私の当初の見込みとしては、関係者を含めて 100 人ぐらいかなという見込みだったのですが、思った以上に自治会のほうで呼びかけをしてもらったこともあって、総勢180 名ということで非常に手ごたえを感じたところです。今後についても答弁にもあったとおり、場所をかえたり、中身をかえたりということで、「また今年もあれか、あれだったら行かなくてもいいな」と言われないような感じで、とにかく中身をかえながらというか、興味を持ってもらえるような形で継続していければというふうに考えております。佐藤議員からいただいた言葉を参考にしながら進めていきたいなというふうに思っております。以上です。

再質問 7番 佐藤久哉

〔登壇〕 ぜひ、そういうふうにお願いしたいと思います。

出典:津別町議会 令和6年第5回定例会 2024年9月19日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる