津別町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月14日
パブリックコメントの現状と課題について
2024年3月14日、津別町議会の一般質問で、巴光政議員が「パブリックコメントの現状と課題について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 巴光政 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 議長より発言のお許しをいただきましたので、先の通告に従いまして一般質問させていただきます。質問事項は、パブリックコメントの現状と課題についてであります。質問の相手は町長でございます。パブリックコメントは町政における公正の確保と透明性の向上及び町民参加の促進を図り、もって開かれた町政運営を推進することを目的とするとしています。手続きは、政策、制度等を決定する際に、政策案や資料を公表し、それに対する町民等の意見を求め、それを考慮しながら最終決定を行い、考え方を公表することになっています。そこで、次の点について伺います。一つとしまして、過去2年間の政策等の策定等の手続き件数と町民等の意見件数、意見の修正件数についてはどのようになっているか。二つ目としまして、公表は、町長等が指定する場所での閲覧または配布、インターネットを利用した閲覧の方法等により行うものとするとなっているが、指定する場所について広げる考えはないか。三つ目としまして、公表に関して、広く町民等の意見を求めるならば、広報等に折り込みをしてお知らせしているが、政策変更点のポイントを何点か載せるなど工夫して周知をするのがよいのではないか。四つ目としまして、政策案や資料を閲覧する場合、何ページにも及ぶ場合は、指定する場所で意見を考えるには条件的に無理があり、資料を持ち帰るなどの対応ができないか。以上について伺います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、巴議員のご質問にお答えしたいと思います。はじめに、過去2年間の政策等のパブリックコメント手続件数と、それに対する意見件数及び修正件数についてですが、令和4年度と本年度の2カ年について実績を報告いたします。パブリックコメントの実施件数につきましては7件で、これに対する意見の提出は、現在実施中のものもありますが4件であり、このうち意見を参考に修正を予定しているものが1件あります。次に、公表する場所の拡大についてですが、津別町パブリックコメント条例施行規則により、役場庁舎、中央公民館、多目的活動センターのほか、公表する政策等の案に応じて必要な場所としているところですが、より多くの方が閲覧しやすい環境を整えるため、さらに適切な場所を指定することはやぶさかではありません。昨年、待望の図書館がオープンしましたので、これを加えることも考えております。次に、公表に際して政策等の変更点のポイントを載せるなどの工夫についてですが、案の理解度を高めるため、必要な関連資料も公表することとしていますが、ご提案の要点の表示など工夫して、さらにわかりやすい情報提供にしていきたいと考えております。次に、資料の持ち帰りについてですが、閲覧に供している資料等については、常時備えておくものでありますので、持ち帰りはできませんが、同様の資料について量にもよりますが配布することはできると考えております。また、閲覧資料については、全てホームページにも公表していますので、端末機さえあればどこでも閲覧が可能となります。自宅にパソコン等がない場合は、図書館に設置してあるパソコンを活用していただき、初めて操作される方は職員にお声をかけていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 今、冒頭に目的について述べましたけれども、それで再度、その目的について質問したいと思います。先ほどの目的、あと手続きについて相違ないか町長にお伺いします。
答弁 町長 佐藤多一
条例を読まれたかというふうに思います。ここに目的が書かれております。読み上げますと、これは平成 23 年9月 26 日の条例ですけれども、この条例は、パブリックコメント手続きに関し、必要な事項を定めることによって、町政における公正の確保と透明性の向上及び町民参加の促進を図り、もって開かれた町政運営を推進することを目的とするということであります。これに基づいて進めているということです。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 今のことで間違いないと思いますけれども、そこで①についての現状について聞いたわけですけども、実施数が7件、応募し4件の意見があって、修正1件の予定があったことをどう判断するか、つまりパブリックコメントの制度が十分に生かされていると判断するか、不十分と考えるか。私は、パブリックコメントの趣旨、特に町民参加の促進を図るから考えて、極めて不十分ではないかと考えます。また、政策に生かされた町民の意見がパブリックコメントの実施に対し4件についても制度が十分に生かされているかは大いに疑問を感じますが、町長はどう受け止めているか伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
このそれぞれのパブリックコメントに出す計画、これは当然それぞれの町民からの委員さんが、その計画に携わって、そして時間をかけて練り上げてきたものです。それをこういう形になりましたということで、ご意見ございますかということで公表しているものです。それに対して、ここをもっとこうしたらどうかとか、そういう意見が出てくれば、それは受け止めて、必要か必要でないかも含めて検討して、そして最終的に、また議会と相談をさせていただくということでありますので、そういう流れの一つの方法といいますか、それをきちっとしながら進めているという認識にたっております。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 今、質問したのは、いろんな意見やなんかが件数的に少なく、結局見ていないのではないか、それを町民が本当に知っているのかとい― 72 ―うようなことをお聞きしたつもりでいます。そのことに関して、一つの方法だからこの程度でいいと考えるとするなら問題だと思いますし、あらゆる方法を通じて町民の声を拾い上げるということが必要だと思います。現状では、条例にあるから最低限やっているといった姿勢が感じられるわけです。その点について②に入っていきます。公表の関係です。例えば、公表の場所として、先ほど役場庁舎、公民館、多目的センターということで、そのほかも必要に応じてということでありますけども、例えば、そこで十数ページもある政策案を閲覧し、意見を求めるなど、あまりにも実態にあわないと感じます。読むだけでも町民にとっては大変な努力を要するもので、そのようなことを公共の人が出入りする場で求めることが実態にあわないことは明らかで、町民の感覚と大きくずれていると言われても仕方がないのではないかと思います。それで今回、新しく図書館を追加して図書館の閲覧室を利用してはということの提案ですけども、それは先ほどの回答の中にも入っておりました。あと、広めることに関して、町長等が指定する場所での閲覧または配布の関係でもありますので、配布の関係は④のところで再度質問したいと思います。次、③の公表について、広報等で知らせる場合、意見を求める場合、長い政策案で、今回、町が重視している部分はどんな点かについて要約的な解説を付け加えることで、町民がとっつきやすくするための方法ではないかと考え、意見を出しやすくしてはどうかということですが、その点について伺います。
答弁 町長 佐藤多一
それはお答えしたと思います。答弁で必要な工夫をして、さらにわかりやすい情報提供にしていきたいというふうにお答えしましたので、そのようにしていきたいと思っております。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 公表に関して、意見を出しても取り上げてもらえるといった実感、まちづくりへの参加をしているという実感が得られるのかが重要ではないかと考えています。そのためには、パブリックコメントで出された町民の意見、町の意見、修正検討事項について、限られたインターネットでの公表だけではなく、広報を通じて町民に明らかにするよう検討してはどうだろうかと考えますが、その点― 73 ―伺います。
答弁 町長 佐藤多一
パブリックコメントは、行政手続法の改正があって、こういうふうにパブリックコメントを市民や、町民や、都民やさまざまな方たちが、しっかり目を通していただけるようにすべきであるということで、我が町も条例をつくって、これは議会にかけて条例を可決されて、そして今、進めているところであります。そういう中で、もっとこういう形も取り入れたらどうかという部分がありましたら、それはそれで組み入れられるところは組んでいきたいと考えているところです。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 とにかく公表しているから何かいいんだというような姿勢というか、条例で決まっているからそのとおりにやっているというような、そういう感じが受けられます。町民参加の促進につながるのかどうかと考えさせられますが、インターネットで確認している町民はごく一部に限られていると思われます。意見と政策修正につきましては、当然、広報を通じて町民にも広く周知すべきものと考えますが、この辺の検討はいかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
町民の方にもこういう形で出して、ご意見があれば、それを組み入れて、そして計画をつくっていくわけです。それが出来上がったものは、当然こういう計画ですということで、また町民に広報を通じてお知らせをしていくということになります。今まで、平成 23 年ですか、この条例が制定されて、随時パブリックコメントを行っているところでありますけれども、やっぱり限られた方から来ます、氏名、住所とかというのは書かなくてはいけませんので、どなたから来ているかというのはわかります。大抵の場合は、意見はほとんどメールで送られてきますので、ですから当然、そういう方たちはインターネット上で全部チェックをして送ってきているというふうに判断しています。この間、1人手書きで書かれた方がおりましたけれども、それはインターネットを見て書いてきたのかちょっとわかりませんけれども、いろいろ意見も出てきますので、ちょっとこれはどう考えても無理だなという部分も― 74 ―もちろんありますし、それはお返しするような、お返しというのは、こういうことでということで伝えておりますので、必ずしも形上、体裁だけ整えているんだということでは、やっているこちら側としてはそういうつもりはありませんので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 6番 巴光政
〔登壇〕 例えば、その返事を返したというようなこともあれば、やっぱり全体のものとして、町民全部の人が、こういう意見に対しては、町はこう応えてくれたんだなというようなことがわかるように、返してもらう全体の中でも、知らせることによって、より多くの町民が関心をもってくれるのではないかなと、そう思うわけなんです。ですから、インターネットで一部の人が意見に対して回答をもらったという、本当にその人だけが情報に対して、これはこうなんだとわかるのではなくて、もう少しみんなが意見を述べたけども、これはこうだったんだなという町民全体がある程度、そのインターネットといったら本当の一部だと思うんですけども、それ以外の広く町民が、こういう意見に対しては、こういう回答があって出ていたんだという、そういうようなことが全体のものとしていけば、もう少し意見を出す人も増えてくるのではないかなと私は思っております。それで4番の政策案や資料の閲覧に関してですが、条例の政策等の案の公示等、これは第8条の2項に閲覧または配布、インターネットを利用した閲覧の方法等により行うとはあるわけですけれども、先ほどの②のところでも質問いたしましたが、その配付に関してなんですけども、全町民に配布するということではなくて、希望者、申し出があれば町民に配布しますと先ほども言われていましたけれども、その辺を積極的にもう少しやってみてはどうかということの提案であります。例えば、指定する先ほど役場庁舎とか公民館、さんさん館ですかそういう所にも、少しこういう意見を今求めてますよというポップを貼ったりとかで、希望者は資料を差し上げますよというようなことで、もう少し広く町民が利用できるというか、実際にその場ではなかなか何十ページもあるようなものは書けないので、これ家に持って帰って、もう少しじっくり見てみたいという人のために、そういうようなポップがあったら、役場に行ったらもらえるからもらってきて、ちょっと検討してみるかなとい― 75 ―うことにもなると思いますが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
希望があれば配布することはできるということになってますんで、配ることに全然問題はないというふうに思います。ポップをあげたりとか、そういうようなことは、また工夫してみたいと思います。
質問 6番 巴光政
最後に、なぜこの問題を取り上げるかについて、一言述べておきたいと思います。町は、自治基本条例、またはまちづくり条例を検討中ですが、その内容は、今回、問題提起した内容も含め、町民のまちづくりへの参加、町民が主人公となるまちづくりの姿にも通じるものとして重要な要素が含まれていると考えられるからです。以上で質問を終わらせていただきます。回答は求めません。以上です。