みんなの議会

美唄市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日

(1)パブリックコメントについて/(2)地域連携について/(3)教育行政について

2018年6月15日、美唄市議会の一般質問で、山崎一広議員が「パブリックコメントについて」「地域連携について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
山崎一広 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 山崎一広

平成 30 年第2回美唄市議会定例会にあたり、大綱3点について、市長並びに教育長にお聞きします。最近、さまざまなところで、日本の将来の人口推計についての報道等を耳に、そして目にするところでありますが、つい先日も、国立社会保障・人口問題研究所や政府推計によります 2040 年度の社会保障給付費の推計が明らかになり、団塊の世代が 75 歳を迎え、急激に高齢化が進む 2025 年を見据えた「社会保障と税の一体改革」は、来年秋の消費税増税で区切りを迎えますが、2025 年を境に、高齢者数の増加は緩やかになる一方で、働き手の中心となる 15 歳から 64 歳の生産年齢人口の減少は加速し、その先には、社会保障制度を支える現役世代の激減時代が待ち構えております。また、道内の国立大学の帯広畜産大学、小樽商科大学、北見工業大学の3大学は、少子化で大学間競争が激しくなる中、2022 年春までに生き残りをかけ、それぞれの大学が持つ強みを生かし、いわゆる農商工連携と経営効率化を進め、競争力を強化するねらいで、運営法人の統合を視野に、全国で初の検討を進めているところであります。このように、日本の社会全体が、人口減少と超高齢化社会を迎えようとする中、本市では、財政基盤が決して安定しているとは言えない状況で、公共施設の建替え等の事業を進めようとしており、そのため、市民の意見を伺おうとしております。そこでお聞きします。大綱の1つ目は、パブリックコメントについてであります。パブリックコメントの手続きについてでありますが、パブリックコメントは、公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとする時に、広く公に意見・情報・改善案を求める手続きを言い、公的な機関が規則等を定める場合に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、より良い行政を目指すものでありますが、このことは、通常パブコメと言われております。本市も平成 19 年から導入しており、10 年が経過したところです。市長は本年3月の第1回市議会定例会の中で、本年度の市政執行方針演説を行った際に、条例制定から 10 年を経過したまちづくり基本条例の精神を決して忘れることなく、温かいヒューマニズムに基づいたまちづくり・地域づくりが重要であるため、市民主体のまちづくり、情報の共有、協働のまちづくりを基本とすることを述べられました。この美唄市まちづくり基本条例で制定している市民参加・参画の機会を保障するため、意見聴取の基本であります機会の1つに、パブリックコメント手続きがありますが、この手続きについて3点ほどお聞きします。その1つ目に、市民周知の方法についてどのように行われているのか。2つ目に、意見収集の手法について。3つ目に、このことからの合意形成の判断についてお伺いします。大綱の2点目は、広域連携についてであります。初めに、行政連携について、連携中枢都市圏構想についてでありますが、これは、一定要件を満たす都市が、連携中枢都市となり、地域において相当の規模と中核性を備える圏域で、近隣市町村と連携協約することで、産業や暮らしの基盤を強化し、人口流出を防ごうとする構想であり、2014 年 12 月に国で閣議決定されました、まち・ひと・しごと創生総合戦略において、地域の広域連携に関し、複数存在する圏域の概念が、連携中枢都市圏に統一されたことに伴い、地方中枢拠点都市圏構想から名称・目的等が変更されたものであります。地域において、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が、近隣の市町村と連携し、コンパクト化とネットワーク化により、経済成長の牽引、高次都市機能の集積・強化、生活関連機能サービスの向上を行うことにより、人口減少・少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持するための拠点を形成することを目的としたところであります。連携中枢都市には、「経済成長のけん引」及び「高次都市機能の集積・強化」の取り組みに対して、圏域人口に応じ、普通交付税として措置されております。また、特別交付税として、「生活関連機能サービスの向上」の取り組みに1市あたり、年間1億 2,000 万円程度を目安として、人口・面積を勘案して上限額が設定されております。一方、連携市町村には、1市町村あたり1,500 万円を上限として特別交付税が措置され、2013 年5月、姫路市が国に対して、地方中枢拠点都市の制度創設と財政措置を提言したところであります。あわせて、改正後の連携中枢都市圏構想推進要綱に基づき連携協約を締結し、連携中枢都市圏ビジョンを策定した中枢都市、連携市町村の取り組みに対する財政措置について、その概要を公表したところであります。そこでお聞きします。道内の動きについては、札幌市では、石狩管内市町村及び札幌市に対する通勤・通学割合が 0.1%以上の市町村であります小樽市や岩見沢市、南幌町、長沼町と協議を進めております。本市におきましても、財政難や移住定住、人口減対策を防ぐ意味も含め、連携中枢都市圏参加、他の自治体、中・北空知と連携を加速すべきだと思います。過去には、平成の大合併、将来を見据えた持続可能な自治体経営を視点に検討を行った経緯があります。私は、人口減少、少子高齢化社会を迎えた現状、連携しコンパクト化やネットワーク化による活力ある社会経済を維持していくことが重要であると考えますが、いかがお考えでしょうか。今一度思い起こし、進めていくべきだと思いますが、今日までの取り組みと今後の考え方についてお聞きします。その2つに、消防の広域化についてであります。平成 25 年 12 月、北海道では、第2次北海道消防広域化推進計画を策定し、その中で、昭和 23 年の消防組織法施行により、市町村消防を原則とする自治体消防制度が確立され、本道の消防体制は、関係各位の努力により、着実に充実・強化が図られ、道民の安全・安心の確保に大きな役割を果たしてきております。そうした中で、小規模消防が、一般に出動要員に十分な余裕がない、財政規模が小さいため、高度な資機材の計画的な整備が困難といった課題があると指摘されており、今後、少子高齢化や人口減少の進行に伴い、さらに小規模化が進むことが見込まれています。人口減少が現実のものとなり、市町村が災害の多様化・大規模化などに対応し、その消防責任を十分に果たしていくため、平成 18 年6月に消防組織法が改正され、消防の規模を拡大することで、行財政上のさまざまなスケールメリットを生かし、消防体制の整備及び充実・強化を図ることを示した自主的な市町村の消防の広域化を推進することとされました。これにより、道は平成 20 年3月、より効果的な消防体制の構築を目指し、北海道消防広域化推進計画を策定し、以来、この計画をもとに、それぞれの地域において、さまざまな議論がされております。消防本部の単位面積や地形など、本道においては、広域化により、初動体制の強化や現場到着時間の短縮などの成果が実現された消防本部がある一方で、広域化によるスケールメリットを見出せないなどの理由により、広域化の実現に至らない消防本部も多く、この5年間で広域化を実現したのは2圏域4本部にとどまっていると伺っております。こうしたことから、道では、地域特性を勘案するとともに、平成 25 年5月の消防庁告示、市町村の消防の広域化に関する基本指針及びこれまでの広域化に関する地域議論や市町村の意向を十分に踏まえながら、新たな第2次北海道消防広域化推進計画を策定したところであります。大規模災害などが発生する懸念が高まっている今日、この計画をもとに消防の広域化を含め、それぞれの地域の実情に即した消防体制の充実・強化に向けたさまざまな方策について、積極的に検討が進められることを期待しています。人口減や高齢化で成り手がいない消防分団を現在の9分団から 30 年間で4分団に統廃合を進めるとお聞きしましたが、そこでお聞きします。これらを踏まえて、本市における今日までの取り組みの経過について。2つ目に、現在、検討しております消防団あり方検討委員会について、現在までの検討結果と今後の協議内容について。3つ目に、広域連携の今後の考え方と進むべき姿についてお聞きします。大綱の3点目は、教育行政についてであります。アルテピアッツァ美唄ビジョンについてであります。アルテピアッツァ美唄は、札幌から北東へおよそ 60 キロ、石狩平野のほぼ中心の美唄市にある野外彫刻公園であります。アルテピアッツァは、イタリア語で芸術広場の意味ですが、かつての炭鉱都市に廃れつつあった小学校校舎や体育館を改修し、姿をほぼそのままに残し、周辺の森林などを含む約3万平方メートルを再生、美唄出身の世界的彫刻家・安田侃氏の彫刻作品を敷地や建物内に展示し、1992 年にオープン、今なお美唄市と安田侃氏が創り続け、現在は約7万平方メートルの広大な野外彫刻公園となっております。木造校舎や旧体育館では、年間を通して展覧会やコンサートなどが多数行われ、木造校舎1階は幼稚園として活用しております。札幌から少し足を延ばすだけで大自然とアートを一緒に楽しめる貴重な空間だと言われております。本年3月、アルテピアッツァ美唄ビジョンが示され、その後、パブコメを行われたところですが、大綱の1点目にも申し上げました、市民周知をどのようにされ意見収集したのか、そして合意形成されたとの判断でビジョンを進めていくのかという疑問は残ります。市民の方から、市立病院と同じように進めるのかとの意見も聞いたところであります。まさに先立て、2045 年の人口推計が出されました。25%減の 400 万人減と、本市に至っては 9,092 人と推計予測が出されました。そこでお聞きします。パブコメでどのような意見が出されたのか。また、新美術館の建設など、どのように考えているのか。3つ目に、第6期総合計画との整合性はどうなっているのかお聞きします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、パブリックコメントについて、パブリックコメントの手続きについてでありますが、市民周知の方法につきましては、市民の皆さんに案件の内容を十分理解いただけるよう、意見提出用紙に関係する資料もあわせて、市民会館や図書館、総合体育館などの公共施設のほか、市民ふれあいサロンに設置するとともに、広報紙メロディーや市のホームページなどで周知を図っているところであります。次に、意見収集の手法につきましては、意見提出用紙に住所・氏名・連絡先とともに、案件に対する意見を記入いただき、担当部署へ直接持参いただくか、郵送やFAX、電子メールにより提出いただいているところであります。次に、合意形成の判断につきましては、各審議会や市民説明会、シンポジウムなど、さまざまな場面を通じて意見交換を行い、策定した素案をパブリックコメント手続きでの意見を参考に、見直しの検討や公表を行い、市民の皆さんとの合意形成を図っているところであります。次に、地域連携ついて、連携中枢都市圏構想についてでありますが、今日までの取り組みにつきましては、道内では、札幌市、旭川市、函館市が連携中枢都市の要件を満たしており、札幌市では、平成 29 年度から連携中枢都市圏構想について、札幌広域圏組合の構成市町村及び通勤・通学者などの一定の交流人口を有する自治体と協議を行っているものの、本市におきましては、この要件に達していないことから、連携自治体としての動きはないところであります。次に、今後の考え方につきましては、近隣の市町が連携し、行政のコンパクト化、ネットワーク化により、人口減少・少子高齢社会に対応した活力あるまちづくりを目指していくことは重要であるものと受け止めており、そのため、この制度に関しましては、引き続き、国の動向を見極めながら情報収集を行うなど、必要な対応に努めてまいります。次に、消防の広域連携についてでありますが、初めに、今日までの経過といたしましては、平成 18 年に消防組織法の一部が改正され、市町村の消防の広域化についての定義と理念の基本指針が示され、推進が図られてきたところであります。北海道におきましても、平成 20 年4月に「北海道消防広域化推進計画」が策定され、本道における基本的な考えや広域化の望ましい組み合わせが示されたところであります。なお、推進計画での広域化の組み合わせとしましては、南空知圏を基本に、本市と岩見沢市、三笠市、夕張市、栗山町、長沼町、由仁町、南幌町、月形町の4市5町の組み合わせが示され、平成 24 年度をめどに広域化の実現を目指すこととされたところであります。このことから、その示された組み合わせをもとに、南空知圏の5消防本部におきまして、平成 22 年6月に南空知消防広域化研究会を立ち上げ、消防の広域化に関する調査・研究を行い、平成 23 年3月に報告書をまとめたところであります。しかしながら、その結果につきましては、広域化することは望ましいが、推進計画で定める平成 24 年度までの広域化は、南空知管内の市町との調整が難しく、期間も短いことから、広域化につきましては、今後も継続的に南空知圏を基本に検討を進めていくこととしたところであります。また、その後、全国的にも広域化が進まないことから、平成 25 年に「消防の広域化に関する基本指針」の一部改正が行われ、推進計画の期限を平成 30 年4月までに延長されたところであります。このため、北海道におきましては、「第2次北海道消防広域化推進計画」が策定され、本市におきましても、引き続き、広域化について検討を進めてまいりましたが、現時点では広域化には至っていないところであります。次に、消防団あり方検討委員会の現在までの結果と、今後の協議内容につきましては、人口減少が進み、消防団員の担い手不足が深刻化する中で、昨年6月、「美唄市消防団あり方検討委員会」を消防関係者と学識経験者の計 33 名をメンバーとして設置し、将来の美唄市消防団のあり方について、「消防団員の確保、処遇」「今後の消防団体制」をテーマとして、委員会を5回開催し、報告書をまとめたところであります。また、消防団員の確保対策といたしましては、市役所職員や郵政職員などへの入団の働きかけや成人式等のイベントでのPR活動、ホームページや各広報媒体を利用した宣伝を行い、団員の確保に努めているところであり、処遇につきましては、出動報酬及び年報酬の段階的な引き上げを行い、あわせて、団員の定年制及び入団年齢制限の見直しを実施し、魅力ある消防団にしてまいりたいと考えております。なお、今後の消防団体制といたしましては、現在の9分団体制を分団詰所の更新時期にあわせて段階的に統合させ4分団とし、あわせて団員定数見直しを行い、実働性ある消防団にしていくところであります。また、今後の協議内容につきましては、消防団員で構成されております消防団活性化推進委員会の中で取り組む内容を具体的にどのようにして行っていくかを協議いたしまして、美唄市消防団が将来において、十分な活動ができる環境をつくり、地域住民の安心・安全確保の中核となる消防団体制に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、広域連携の今後の考え方と進むべき姿といたしましては、消防は、市民生活を守るためには、なくてはならない組織でありますので、今後、この消防力を維持していくため、消防の広域化も1つの手段として考えているところであります。また、国においても自主的な消防の広域化を推し進めるため、今年4月に「市町村の消防の広域化に関する基本指針」の一部が改正され、現状の消防力と、10 年後の消防力の推移を各市町村が作成し、道と連携しながら、今後の消防体制の検討を行い、第2次北海道広域化推進計画を見直し、新たな広域化の組み合わせを示す予定となっており、その広域化の期限が平成 36 年4月まで延長されることとなったところであります。本市といたしましても、今後示される広域化の組み合わせに基づき、北海道及び関係市町と連携を密にして、今後一層進展する人口減少や高齢化に対し、強い危機感を持って、消防の広域化を検討してまいりたいと考えているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えします。安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ビジョンについて、初めに、本ビジョンに関するパブリックコメントの内容についてでございますが、6名の方から意見が寄せられたところでございます。意見の主な内容は、アルテピアッツァ美唄への予算投入に対する反対が1件、新美術館建設反対が2件、作品の保全や維持管理に必要な人材を確保する必要があるとした意見が1件、校舎等既存施設保全の必要性が1件、郷土史料館の整備を優先すべきが1件となっているところでございます。次に、新美術館建設についてでありますが、現在、アルテピアッツァ美唄に展示されている彫刻は、野外に 27 点、屋内に 18 点設置されておりますが、野外展示作品につきましては、豪雪地帯であることから、大理石の劣化が進んでいるところでございます。このことを踏まえ、昨年来、安田侃氏と新たな彫刻の設置について協議を重ね、安田侃氏から、今後作成する彫刻については、屋内設置が望ましいとのご意見をいただいたことから、本年3月、既存施設の維持・保全を含め、新たな美術館棟の整備を盛り込んだビジョン素案を作成したところでございます。次に、第6期美唄市総合計画との整合性についてでございますが、総合計画で、アルテピアッツァ美唄については、施設の充実や情報発信に努めることとしており、また、総合計画の観光・交流分野において、道道美唄富良野線の開通を見据えた交流人口の拡大を施策の方向性として示しているところであり、教育委員会といたしましては、新美術館については、この施策の方向性に示される施設の充実に合致するとともに、一方の施策である交流人口の増加につながるものと判断し、ビジョンとして素案を策定したものでございます。

質問 9番 山崎一広

自席から何点かご質問させていただきます。最初に、パブコメでございますけれども、国において平成 11 年3月に閣議決定され、国民の意見を広く聞く手法として制定されたところですけれども、意見公募手続きの規定が設けられ、行政手続き法に閣議決定の趣旨が引き継がれたところです。本市でも、自立推進計画、美唄 21 世紀まちづくりプラン後期基本計画やまちづくり基本条例等の制定にあたって、平成 17 年・18 年、道や他市を参考に実施してきたところですけれども、それから 10 年経過しました。今3点ほど質問しましたが、当初の目的、定義をいま一度照らし合わせて私は見直すべきではないかと思います。火曜日ですか、市立病院の市民検討委員会を開催されたようですけれども、よく聞かれるのが、市民意見が反映されていないのではないか、説明不足ではないか、どこを見て市政運営をしているのかなど、多くの意見が出てきているとお聞きします。例えば、さまざまな条例でパブコメをしておりますが、4期にも5期にも及ぶこれらの計画、その手法を根底から変えることも必要であり、私は見直すべきではないかと考えております。今ほどご答弁をいただきましたが、市民周知、資料の場所、意見収集の手法、そして合意形成の判断についても、これで良いのかと私は疑問に思います。それと、意見は出したと、行政のアリバイ作りにすぎないのではないかという声も私の耳に届いてきています。ところが、パブリックコメントについては、担当の職員が、限られた期間、これをこなすのに精いっぱいであろうと私は思います。市民にとってもより良い制度のあり方を研究していくべきではないだろうかと考えております。パブリックコメントの時期についても、審議会の議論などを経て、かなりのレベルまでまとまった段階で市民に示されているのが普通でありますけれども、そもそも論的な意見を出されても、今さら全体をひっくり返すことは絶対にないだろうとも考えます。市民の意見が反映できるよう、できるだけ早い時期が望ましいと一般的には言えますが、手間と時間、コストを考えても、通常、1回のパブリックコメントがせいぜいであることから、現在の中間的な考えが最も妥当であると考えざるを得ないとも思いますことから、だとすれば、例えばこの段階で市民が提出して採択してもらえるのは軽い意見しかなく、重い意見は、もともと出しても無駄という制度になっているのではないかと考えます。今ほど教育長から答弁もありましたパブコメは、たった6人です。それで良いのかと私は思います。この計画も、第一に審議会でかなり議論されていることから、形式的になっている。今さら市民が口出しできる余地はないような制度になっていないかとも考えますし、2つ目に、言葉が行政的で固い内容が著しく、その上、資料の量が多いので、書いてあることを理解するだけで一苦労であるとよく言われます。何とか口に出せるのは、基本理念や全体構想についてくらいしかないと考えます。これらのことから、先ほども言いました何期も続く計画、あえてこの場では計画名は言いませんけれども、大きな法改正などは別にして、部分修正など、改めてパブコメをとる必要はないのではないかと考えます。そして、あまりにも多すぎる計画、条例、パブコメもマンネリ化して、市民からの意見やコメントが、最近はごく少数、先ほども言いましたがアルテでは6件と、このような現状で良いと思うのか改めてお聞きします。2つ目に、広域連携です。南空知では、美唄、夕張、三笠、栗山、由仁、月形6市町が声がかかっておりません。消防や水道では連携するということにはなっておりますけれども、より幅広い行政連携の定住自立圏構想は進んでいないのが現状だと考えます。私が元職にいたときから、岩見沢市はもともとあまり音頭をとらないと、そのように私は個人的に理解しておりますし、岩見沢市の方がいたら怒られるかと思いますけれども、今後の要件緩和では検討もという市長のコメントも、紙面でお伺いしました。美唄の将来を決定づけていく、導くトップリーダーとして、今改めて市長には、このような混迷期に、特に圧倒的な影響を与える時代であることは以前から言われております。私は、乱世、戦国時代と明治維新の両時代を合わせた次世戦国時代と考えておりますし、このような時代のトップリーダーの役割と責任は、どんな組織にとっても最大ポイントであることは、歴史が教えていると考えております。リーダーの条件は、さまざまなことがありますけれども、企業リーダーには、夢とロマンが要求されます。そして自己の夢を現実化するロマンの達成、そしてその情熱と執念が必要、人生観としての喜び、悲しみも必要だと考えます。ぜひ、この歴史的な大転換期、美唄の将来を、壮大な夢の実現に向かって、市長自ら今の思いを披れきしていただければと思います。人口減で、社会全体が縮小する中、医療や福祉、防災、住民生活を支えるサービス水準を市町単独で維持するのは難しい、厳しい、例え国からの助成がなくても、自治体同士で連携し、財政負担を減らしていくべきだと考えます。過去にも平成 28 年第3回定例会で私は言いましたが、公共施設等総合管理計画に基づき市営球場の改修が今されておりますけれども、財政的に金がないということで、たぶん、思っていた計画の5分の1程度ではないかと私は思っておりますけれども、例えば、岩見沢、月形も含めて、非常に良い球場です。そのようなところと連携して、大きな大会はそちらでする、南空知圏内でやれるような広域連携も私は必要だと考えておりますので、改めて、どのように連携していくのかお聞きします。3つ目は、アルテピアッツァですけれども、25 周年を迎えて、展示作品も当時より3倍・4倍に増えていると先ほどありました。海外からも注目されております。概要版にも、市民の関心の低さなど、さまざまな問題に対応しながら、この世界でも稀な美術館を、美唄を語れる場所として、将来の市民に受け継げるようにするためのビジョンをまとめましたと記載されております。また、概ね1対9で市外からの来館者が多い状況、不足する管理事業費を補てんして、収支均衡を図っていますが、経営的には厳しい状況が続きます。市民の意識としては、美術館は意識しているが、興味度が低い状況ですと、ビジョンの冒頭に書かれております。関心が低いのにビジョンをまとめたり、来館者は市外からがほとんどで、経常的に厳しい財政状況、市民の興味度が低い中で、なぜビジョンを作成するのかと私は若干疑問に思います。また、第6期総合計画に新美術館の建設が記載されておりませんが、どうしてこのような形で進めようとするのか、過去にも私はお尋ねしました。倉本總さん、花柳鳴介さん、我路の採石場の上で、イベントを開きたいとあります。隣の三笠市が、今年、高校生レストランを開設されます。ものすごい人気になると思います。教育長はご存知だと思いますけれども、三重県の相可高校の「まごの店」、ここは、高校生が土日にレストランを開いております。近所のお年寄り、他県からも訪れて、非常に素晴らしいものを作って、町民だけでなく、さまざまな方が訪れております。高校生レストランができ、道道美唄富良野線ができた時に、本市はそれに間に合うのか。これは前にも市長にも言いましたけれども聞いてほしいと思います。施設の方向性として、施設の充実に合致すると言われましたが、病院も含めて、公共施設の建替えと維持、財政は破綻するのではないかと言われております。改めて、この考え方について、どのように今後進めていくのかお聞きいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えいたします。初めに、パブリックコメント手続きについてでありますが、私は、市民の皆さんとの協働のまちづくりを進めていくためには、条例の制定や改廃をはじめ、総合計画や各種計画の策定段階における市民の皆さんが参画する仕組みづくりとして、重要な制度の1つであると考えておりますので、この制度の運用にあたりましては、多くの意見の提出をいただき、意見交換が活性化されるなど、効果的な仕組みとなるよう研究を行ってまいります。いずれにいたしましても、私は「まちづくり基本条例」に規定する「市民主体のまちづくり、情報の共有、協働のまちづくり」を推進するため、透明性や公平性が高く、市民の皆さんが市政に参加・参画しやすい仕組みづくりに引き続き取り組んでまいりたいと考えております。次に、行政連携についてでありますが、人口減少や少子高齢社会が進む中にあって、行政事務のコンパクト化を推進し、持続可能な自治体経営を目指していくことが重要であると考えております。そのため、引き続き、行財政改革を推進するとともに、医療や上下水道、ごみ処理、情報システムなど、広域で取り組んでいる事務のほか、他の事務の広域的な連携につきましても、空知市長連絡協議会をはじめ、空知地域づくり連携会議や空知地域創生協議会などの広域行政に関する各種会議で情報収集を行うなど、引き続き、調査・研究に努めてまいりたいと考えております。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

山崎議員の質問にお答えします。アルテピアッツァ美唄ビジョン作成の必要性と新美術館の建設、並びに第6期総合計画との整合性についてでございますが、初めに、ビジョン作成の必要性についてでありますが、アルテピアッツァ美唄は、以前から、自然と彫刻との融和を求める市外来訪者から、高い評価をいただいているところでございます。また、ここ数年は、台湾やタイなどを中心とした海外からの来訪者が増加していること、さらには、2022 年度には、道道美唄富良野線の開通が予定されていることに加え、施設の老朽化対応や野外彫刻の損傷などに対応しなければならない状況になっていることなど、これらを総合的に踏まえ、アルテピアッツァ美唄を次代に繋ぐべく、本市の芸術文化の宝として、短期・中期的視点に立って整備する必要があるものとして、ビジョンを作成することとしたところでございます。次に、新美術館の建設と第6期総合計画との整合性についてでございますが、第6期総合計画におきましては、施設の充実に努めることとしていることから、既存施設の保全策に加え、安田侃氏の今後の彫刻活動をお聞きした中で、新たな新美術館棟の整備が必要であるとし、ビジョンに盛り込んだところでございます。いずれにいたしましても、このビジョンにつきましては、第6期総合計画との整合性や本市の財政状況を踏まえるとともに、作家や指定管理者との協議を進めながら、進行管理を図ってまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月15日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる