津別町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月14日
津別病院改築に向けた協議経過と今後の見通しについて
2023年9月14日、津別町議会の一般質問で、渡邊直樹議員が「津別病院改築に向けた協議経過と今後の見通しについて」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長 森井研児が答弁しました。
- 質問者
- 渡邊直樹 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、保健福祉課長 森井研児
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 議長より発言のお許しをいただきましたので、先に通告しています質問をさせていただきます。津別病院改築に向けた協議経過と今後の見通しについてであります。津別町唯一の医療機関である津別病院は、一般診療外に救急医療をはじめ、時間外診療、在宅医療、各種住民健診、乳幼児健診、児童生徒の検診、特養の委託医など重要な役割を果たしています。町は、病院維持のための「地域医療維持補助金」に加えて、令和2年度から、今後、改築する場合に向けて「病院施設整備基金」を設置しています。過疎地域の本町では、今後も医療サービスの充実・維持は、町民の多くが関心や期待を持つ事柄であり、産業福祉常任委員会においても担当課より「令和5年度は協議を加速させたい」との発言もありました。そこで、津別病院改築に向けた協議経過と、今後の見通しについてお伺いいたします。1点目は、令和4年5月に町から丸玉木材株式会社津別病院へ要望書を提出していますが、それに対する回答や会社・病院の受け止めについてお聞きいたします。2点目に、令和5年度での協議経過と今後の予定についてお伺いいたします。3点目に、津別病院改築に向けた具体性や見通しについてお伺いいたします。4点目に、特別養護老人ホームと一体化での建てかえの可能性についてお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、ご質問にお答えしたいと思います。― 11 ―はじめに、令和4年5月に、町から丸玉木材株式会社津別病院に提出した要望書に対する回答や会社・病院の受け止めについてでありますけれども、具体的な正式回答は現時点でまだいただいておりません。また、会社・病院の受け止めについては、今後の人口動態を含め、町の医療・介護福祉環境等を総合的に考え、極めて慎重に検討されているものと推測しているところです。次に、令和5年度での協議経過と今後の予定についてですが、3月定例会の予算審議等の中で、社長と私を交えて近いうちに会談の場を持つとご回答し、実際に5月連休明けに会談を実施したところです。その場では、病院の現状を共有しましたが、先ほど答弁しましたとおり、正式な回答にまでは至りませんでした。しかしながら、その席上で、担当者間で協議を積み上げ議論を進めていくことを確認したところです。この会談の後、担当者間で会談時に検討課題とされた、今後の病院経営や運営の見通しを、できれば専門的な見地も含めて加え、検討材料とする点について重ねてお願いしたところであります。その後、進捗状況の確認などをさせていただいておりますが、直近9月7日現在でありますけれども、引き続き病院・会社として内部検討を継続中であり、具体的に町と協議・検討できる状況にまでは至っていない旨の回答をいただいているところです。先に答弁しましたが、今後の人口動態を含め、町の医療・介護福祉環境等を総合的に考え、極めて慎重に検討されているものと思われます。次に、津別病院改築に向けた具体性や見通しについてですが、企業立病院として、津別町唯一の医療機関として、永年本町の医療を支えていただいている津別病院は、本町の医療、介護、保健のためにも継続的に運営を続けていただきたいと考えております。改築にあたっては、その規模、機能、設備等をどのように考え、施設を整備していくかを十分かつ慎重に検討し進めていくことが求められております。その根幹である規模、機能の部分に関する病院・会社の基本的な考えがなくては、町も一緒に協議・検討を行っていくことはできないと考えております。できるだけ早期に具体的な検討を進めていきたいとの思いは会社と町においても共有できていると考えていますが、病院と会社の事情もあり、その見通しは現時点ではたっておりません。― 12 ―次に、特別養護老人ホームと一体化での建てかえの可能性についてですが、私からも5月の面談の際にお話しさせていただきましたが、この点に関しては、はっきりとできない旨の考えが示されておりますので、ご承知願えればと思います。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 それでは、再質問をさせていただきます。まず、町側の認識についてお伺いしたいのですが、要望書を昨年の5月に提出してから、現在まで時間がたっているわけですが、このような時間経過については要望書を提出する際に想定されていたのか。また、町として、この時間経過に対する現状をどのように受け止めているのかをお聞きしたいというふうに思います。
答弁 町長 佐藤多一
要望書については、例えばですけれども、お医者さんの働き方改革等々も時期が迫ってきている中にあります。社長もおっしゃっておりましたけれども、非常に先生にかなり負担がかかってきているという状況も承知しておりましたので、そういった中で、過疎地の中での医療、そして、この後、山田議員からも質問があると思いますけれども、医療・介護というのは町にとっても非常に重要な問題です。そこをずっと担っていただいている津別病院に対して、やはり引き続いて救急医療も含めてお願いをする、きちんとした要望書を出していこうということで出したわけですけれども、事はやはりそう簡単な問題ではありませんので、そこにどういう形で、引き続いて津別病院さんにお願いするつもりで要望書を出しているわけでありますけれども、5月の面談の冒頭では、社長から「今日は、病院の町立化の話でおいでになったというふうにも思っていたのですが」というお話も出ていましたので、そういうことも頭の中にもっておられるということでありますので、それはしっかりお互いに話し合っていかなければならない問題でもありますので、これはさまざまなことを整理しなくちゃなりませんし、何かを実施するというのは、多方面の調整が必要になってまいります。ですから即答というのは現時点ではできない状況であるということをご理解いただければと思います。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 これからについてお聞きしたいと思います。今、難しい状況が続いているということなのですが、大きな展開なく、時間が大幅に経過した場合、また改めてこの要望書、また別なものをつくるなり、また加えるなり、要望書というものをまた今後提出するということは町側から可能性としてはあるのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
要望書の再提出というのは、ちょっと今のところ考えておりません。協議の場が担当のところで始まっている内容でありますので、そういうふうなことになっております。そこで、あえてまた要望書を出すということは、ちょっと話が違ってまいりますので、そこで積み上げられてきたものを、一定の時期になりましたら、社長とまたそれをベースにして話し合うことになっておりますので、そうしたもので整理ができれば、また所管の委員会に協議をさせていただければというふうに考えております。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 いわゆる待つ時間が今後続くのではないかなというふうに予想されます。そこで数少ない機会としては、先ほどありましたように町長が定例的に行われているという、会社や社長等との会談の機会というものが数少ない機会という部分ではないかなと思います。今後そのような機会が今年度、この後、予定されているのか、また例年、そういう会社や社長との懇談について町長はどの程度の形で行われているのかをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
社長との懇談については、定例的には年に1度行っています。これは寄附をいただいておりますので、毎年それはご承知のとおり基金に積んで森づくりに使わせていただいています。そのお金を一体どういうふうな形で今年は使ったのかということをお話しさせていただくということで、毎年、事務所に訪問して社長と話をさせていただいております。大体1時間程度ですけれども、その際に今の病院の問題だとか、さまざまほかの部分もありますので町政全般の問題も含めて懇談のテーマになるということで、社長からも「ほかに何かありますか?」というようなお話― 14 ―もありますし、私のほうからも「これについては今どうなのでしょうか?」という、そういうやりとりが定期的に毎年あります。それ以外は今お話ししましたとおり、課題が整理されれば、いついつそれでは懇談を始めましょうかということになりますので、これから何回やるというのは現時点ではわかりませんけれども、整理がつき次第、そういう会談が進められていくというふうに認識しております。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 病院改築に向けた具体性や見通しについてですが、認識についてお伺いしたいと思います。昨年、特養の建てかえについての一般質問がありまして、その中で病院は特養よりも老朽化が進んでいるとの答弁がありました。病院の老朽化について、現在もその認識に変わりはないのかお聞きしたいというふうに思います。
答弁 町長 佐藤多一
やはり建設年度は建設年度ですので、大分傷んでいるのは承知しておりますし、病院側のほうからも、こういう所を直したいというリストもつくられておりますので、それに基づいて病院は病院として進めておりますし、医療機器も古くなってきますので、そういうものに対する支援とかというのも含めて、この年度ぐらいに考えたいというような想定もされておりますので、それも参考にしながら判断をしているところですけれども、やはり通常考えても、これだけの年数がたってくれば、やはりあちこち傷んでくるだろうなという認識はしております。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 これは担当課になるかもしれませんが、お聞きしたいと思います。病院の老朽化ということについては、具体的にどのような部分が大きく進んでいるのか、わかれば教えていただきたいと思います。また、現状のままの建物を使用する年数について、過去に協議された経過があるのかどうかもお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 森井研児(保健福祉課長は2024年3月まで)
ただいまのご質問についてですけども、躯体については、かなりしっかりしたものだというようなことは伺っておりますけれども、いわ― 15 ―ゆる配管を含めた設備面、あと町長からもありましたけれども機器面、こういったものがやはり老朽化が進んでいるというところで、建物、壁の中に入っている配管も含めて、かなりいろいろな面で老朽化が進んでいるというところを聞いております。それと現状の建物でどのぐらい使えるかというところについての認識ですけれども、これは具体的には両者とも話をしたことはないかなと思っています。今、お話ししたように、その建物自体はしっかりしているというふうには聞いていますけども、やはりそれを支える設備面、あと機械面がかなり老朽化しているということで、総合的にどのぐらいというところは、まだお互いの認識ができていないというところです。以上です。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 楽観的な見方にはなりますが、協議が今、進んでいないという状況は、当面は現状の体制で維持するという見方もできるというふうに思います。会社・病院側に立って見た場合、改築を進める上で1番大きな課題は何であるというふうに町は想定されているのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
これは答弁でもお答えしましたとおり、根幹である規模と機能です。ここが決まらなければ、どういうサイズにしていくかというのが決まりませんし、それに対してどういうお医者さんや看護師さん、あるいは関連する方たちの配置がどうなっていくのかというのがつかめませんので、ここが1番重要だと思います。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 それでは特別養護老人ホームとの一体化の質問について移りたいと思います。確認になりますが、特養の建てかえへの影響についてお聞きしたいと思います。昨年のやりとりの中で、病院の老朽化について先ほども触れましたが、特養の建てかえについては病院改築との兼ね合いもあるとされていました。今現在は別案件として、それぞれがそれぞれで進めるという考え方を優先的に進めているのか、その考えについてお聞きしたいというふうに思います。
答弁 町長 佐藤多一
特養は特養で、以前から、本来でいけば東京オリンピックの前の段階で何とか建てたいというお話も承ったことがあるのですけれども、ご承知のとおり東京オリンピックの関係で資材費がどんどんどんどん値上がりしていったというのがあって、なかなか難しいと、それともう一つは特養も病院と同じですけれども規模をどれぐらいにしていくのかによって、なかなか確保できない介護人材、こことの関連、いわゆるユニット化していけば当然介護士さんたちの人数も増えてまいります。それが外国人を含めてしっかり確保できるかどうかという問題等々ありまして、そうしているうちに、今ご承知のまちなか再生事業で中心的に町の再生整備をやっている箇所があります、そういったところが一件落着しなければ次に進めませんので、簡単に言えば、こういう過疎地でありますので財源として多くを求めるのは過疎債になってまいります。それは枠が無制限に借りられるわけではありませんので、そうすると今年はこれ、今年はこれという今の流れでいくと、来年は給食センターの整備を検討しておりますし、約 10 億円近いお金、ほぼ枠のところに達してしまうかなという状況ですけれども、それ以外に道営の土地改良事業だとかそういったもの、あるいは歩道除雪する車だとか、さまざま出てきておりますので、それらも過疎債に求めていくと、なかなか来年は無理だろうというのがでてくる。その次の年の令和7年になると、国営農地再編整備事業が終了いたしまして、来年終わって次の年に一括返済をすることになっています。それに過疎債を借り入れて7億円を超えるのではないかというふうに思われますけれども、そういった動き、流れを見ていくと、どう考えてもやはり令和8年以降というところに落ち着かざるを得ないというところになってまいります。ですから、それに向けてお互いの課題としているところを、特養それから病院とつけ合わせながら進めてまいりたいと考えております。
再質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 最後になりますが、津別病院の改築を含む現在の医療体制の継続は、町民の多くの関心ごとでありまして重要課題です。津別町が作成しましたまちなか再生計画においても、津別病院を含む一帯を健康医療ゾーンとして役場内の健康福祉センターや、今後、整備予定である福祉住宅ゾーンとの密な連携を図り、町民が健康で安心して暮らせるまちなかの実現に向けて町の努力だけでは難し― 17 ―い問題ではあると先ほど来ありましたが、課題ではあると思いますが、ぜひ誠心誠意努力していただきたいというふうに思います。最後に町長から一言あればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
大変医療の問題は重要な問題でありまして、ご承知のとおり私が町長になったときに津別病院に対する支援というのは、ちょうど 5,000 万円だったのですけれども、現在ご承知のとおり2億 4,000 万円というところになっております。今後さらに増える要素も出てくるのかというふうにも感じているところでありますけれども、それに対して毎年、政府のほうとか、あるいは自民党の移動政務調査会の中で代議士に対して、こういう町の実情があるので、この部分の助成措置をもう少し上げていただけないか、あるいは津別病院そのものを日赤だとか厚生病院のように公的病院という位置づけにしていただけないかというようなことを毎年要望をしているところでありますけれども、今年も開催されますので、その部分についてまた要請をしていきたいと考えております。あわせて今、俗に言う 2025 年問題というのがあります。そういった中で私もそうですけども、私が最後になりますけれども団塊の世代が 75 歳を迎えるという時、そこを想定して、北海道としても医療構想が平成 26 年、平成 27 年でしたが打ち立てられています。それにあわせて北網圏の中でも医療の協議が調整会議ということで進められているところでありますけれども、これまで例えば青年層の方が救急それから病気にかかって病院に入って、そして退院をして社会復帰していくと、いわゆるそれは病院完結型ということで進められてきましたけれども、この今の時代、高齢化が進む中で非常に慢性期の方が非常にたくさん増えてきているという中で、これを全て病院完結型で解決するということは極めて困難な状況にあるということもあって、地域完結型にもっていこうというのが北海道の医療構想の中にありまして、それに基づいて、それではこの北網医療圏の中で病院の病床数、そういったものがいろいろ急性期だとか慢性期だとか、回復期だとかさまざまありますけれども、どんな具合でどういうふうにもっていったらいいのかという検討も進められているところでありますので、それらとも実は無関係ではないという状況もありますので、その辺もさまざまな要素があ― 18 ―りますので、一つ一つこれはどうなるんだ、こうなったらこれはどうなるということを話し合いながら、また委員会でも協議をさせていただきながら、共通認識をもちながら解決の方向に向かっていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。