みんなの議会

津別町議会 令和7年第2回定例会 2025年3月19日

津別病院改築に向けた協議状況と今後の見通しについて

2025年3月19日、津別町議会の一般質問で、渡邊直樹議員が「津別病院改築に向けた協議状況と今後の見通しについて」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長 仁部真由美が答弁しました。

質問者
渡邊直樹 議員
答弁者
町長 佐藤多一、保健福祉課長 仁部真由美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 議長より、発言のお許しをいただきましたので、先に通告しています一般質問を行いたいと思います。津別病院改築に向けた協議状況と今後の見通しについてであります。津別町唯一の医療機関である津別病院は、一般診療外に救急医療をはじめ、時間外診療、在宅医療、各種住民健診、乳幼児健診、児童生徒の健診、特養の委託医など、重要な役割を果たしています。町は、病院維持のための「地域医療維持補助金」に加えて、令和2年度から、今後、改築する場合に向けて「病院施設整備基金」を設置しています。過疎地域の本町では、今後も医療サービスの充実・維持は、町民の多くが関心や期待を持つ事柄であり、産業福祉常任委員会においても、担当課より「令和5年度は協議を加速させたい」との発言もあったことから、令和5年9月定例会において一般質問を行っています。そこで、その後の津別病院改築に向けた協議の状況と、今後の見通しについてお伺いしたいと思います。一つ目ですが、令和4年5月に、町から丸玉木材株式会社津別病院へ要望書を提出していますが、その回答は得られているのか。二つ目です。令和6年度での協議の状況はどのようであったのか。3点目です。津別病院施設整備基金を設置する際、丸玉木材株式会社、いわゆる会社本社とはどのような協議がなされたのか。また、当初から現在に至るまで、目標額― 6 ―についての変更はあったのか、お聞きしたいと思います。4点目です。令和7年度、これからの協議に向けた取り組みについての考えについてお伺いしたいと思います。最後、5点目ですが、町長の現任期中、令和8年 12 月まででの津別病院改築に向けた具体的な見通しについて、町長はどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

津別病院改築に向けた協議状況と今後の見通しについて、お答え申し上げたいと思います。はじめに、津別病院に提出した要望書への回答についてですが、まだ明確な回答は得られておりません。令和5年9月定例会での質問の際にもお答えしていますが、病院の改築は町の医療や介護福祉環境等を考える上での大きな問題であり、さらに昨今の物価高騰など、経営に悪影響を与える社会状況の変化もあり、時間はかかっていますがご検討いただいているところであります。次に、令和6年度での協議状況についてですが、津別病院との事務レベルでの打ち合わせの場は、町が要望したこともありますので、検討中とは言え定期的にと考え予定しておりましたが、予定通りには進まず、これまで何度かの打ち合わせの場はありますが、建て替えについての具体的な協議は進んでおりません。次に、基金を設置する際の丸玉木材株式会社との協議と目標額についてですが、医療や介護は非常に重要な問題でありながらも、病院経営を町が担うのは困難なことと考えております。現在、地域貢献のため、病院経営を続けていただいている丸玉木材株式会社に、今後とも長く続けていただくための支援になればとの町の考えで基金を設置したものであり、本社との協議を行って始めたものではありません。目標額については、設置条例のご審議をいただいた令和2年 12 月議会での説明において、特に定めていない旨の答弁をさせていただきましたが、これは現在も変わっておりません。病院の改築と増築は、昭和 47 年と昭和 63 年に行っており、これに対し、― 7 ―町は7年から 12 年の分割助成を行っています。今も建設費の上昇が続く中、町の財政状況を勘案し、今後とも毎年1億円程度は積み立ててまいりたいと考えております。次に、令和7年度の協議に向けた取り組みについてですが、現状、大きな進展はありませんが、事務レベルでの定期的な連絡、打ち合わせを続けていく中で、協議を加速させたい考えであります。しかしながら、先にも述べましたとおり、町の医療や介護を支える大きな問題であり、物価高騰等、病院経営に悪影響を与える課題が多くなってきていますことから、まずは一つずつ解決しながら前に進めてまいりたいと考えております。次に、私の任期中での改築の具体的な見通しについての考えについてですが、議員ご承知のとおり、病院の躯体自体に耐震性はあるものの、施設全体の老朽化はかなり進んでいる状況にあります。私の任期で区切るようなものではなく、町民の皆さまにとって安心できる医療の確保に向け、また病院の安定した経営の早期地盤づくりに対して、丸玉木材株式会社と協議を着実に進めていく考えであります。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 それでは再質問させていただきます。令和4年5月に、町から丸玉木材株式会社津別病院へ要望書を提出していますが、改めて確認しておきたいと思いますが、提出している要望書はどのような内容であるのか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、お話をさせていただきます。ちょっと読み上げます。要望書は、令和4年の5月 17 日に出しています。全部読ませていただきます。これは、私のほうから取締役社長の大越社長と津別病院院長の日下先生に宛てて出したものであります。津別病院の改築に向けた要望書ということで、町民の方々のご意見をもとに策定しました、津別町第6次総合計画に盛り込まれていました、保健・医療・福祉分野での将来像は、「誰もが、いつまでも、いきいきと、安心して住み続けられるまち」とし、主な取り組みでは、津別病院を中心とする地域医療体制の維持を一つの柱に据え、地域の実情やニーズに応じた医療を提供できるよう、体制の維持確保に努― 8 ―めること。高齢化に伴う医療・介護ニーズへの対応として、既に取り組んでいただいている在宅医療、介護連携推進事業をはじめとする、地域包括ケアシステムの継続的な実施を目指すため、下記のとおり要望いたしますということで、以下、要望内容ですけれども、一つ目は、救急の維持、継続ということです。二つ目は、在宅医療、介護連携推進事業の維持、継続。それから、三つ目が、現状の診療科維持、継続です。四つ目が、病床数は、実績等から実態に即して会社にてご検討いただきたいと。あわせて人材の有効活用、収入の多様性の観点からも介護病院などへの一部転換や、併設をご検討いただきたいということです。五つ目が、改築に対する町の助成内容については、最大限ご支援する考えですが、病院運営のあり方を実現するための、改築に要する総額を導き出す過程で協議をさせていただきたい。六つ目ですが、改築移転後の平年の運営費助成につきましては、将来にわたり現状の助成金額を維持していくことは極めて困難であり、1番と2番の事項は考慮いただき、4番の収入の多様性も加味した上で、数パターンでの運営内容をご提示、ご回答いただきたい。この時、専門的見地を持つ支援者による検討を必ずお願いしたいということです。これは例えばですけれども、町の要望を実現するためには、平時助成、何億円が必要なのか、町の要望を考慮しつつ平時助成1億円を想定した場合の運営水準はどうなのか。三つ目は、町からの平時助成金を受けないと仮定した場合の会社、病院が考える運営水準はどのようなものか。町の要望を考慮しつつ、19 床の有床診療化した場合の運営、経営状況はどのようになるか。そのほかですけれども、会社病院での任意シミュレーション運営パターンなど、経営分析と運営財政シミュレーションをもとにご提示、ご回答をお願いしたいというふうに話しています。大きな2番目として、町の要望に対する回答を出す過程で、必ず専門的見地を有する医療コンサルタント等の支援を受けていただきたい。― 9 ―大きな三つ目になりますけれども、会社病院からの要望、提案がある場合には、具体的に明示いただき、その後の建設的な協議の材料とさせていただきたいということです。最後に、その他ですけれども、現在の病院施設の老朽化を考慮し、改築後の病院のあり方の検討協議を、極力早期に進め、改築事業に早期着手できる方向で進めたいと考えます。二つ目に、病院の改築に向けては、建築に係る助成金の検討を議会とも相談をさせていただきながら進めることとなります。また、医療に関する許可等においては、厚生労働省、北海道、美幌医師会など関係諸機関の協議、手続き、報告が必要になると想定されます。三つ目は、今後、病院改築がしっかりと推進できますよう、会社、病院と町、双方での円滑なご協議、ご相談の場を設けますようお願い申し上げますということで、要望書を出しております。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 今、要望書についてお聞きいたしました。私のほうでも要望書の骨子ということで、私のほうがいただいている資料では、8項目について、今、町長が詳しくおっしゃっていただきましたが、それらを多分まとめた形で載っているものかなというふうに思います。詳しく町長からご説明いただきまして、その一つ一つが具体的な数字も含めてわかったところであります。その上で、要望書については現状の救急維持の継続ですとか、現状の医療体制の維持ですとか、今現状、津別病院さんがやられていることを引き続きやってほしいということと、それに付随して、今後に向けていろんなシミュレーションを立ててほしいと。いろんな予定をこれから立てていきたいと、協議を進めたいという内容が盛り込まれていたかと思います。そこで、要望書、今、私はいただいている資料では、骨子という形で8項目ありまして、今、町長から詳しく説明をいただいたんですが、その部分を含めた上で、今現状なされていることも引き続きということがあろうかと思います。この要望書を町が提出したということで、今後、例えばどの時期であっても、具体的なこの要望書に対― 10 ―する回答を町としてはいただきたい考えなのかどうかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

これは文書で出していますので、できれば文書でいただきたいなというふうに思っているところです。ただ内容的に、ある意味町の一方的なお願いですので、それが病院側としてできるかできないか、津別病院というのは、ご承知のとおり丸玉木材の一つの会社の部署としてあるものですから、そこが赤字部門として会社の中に存在しているという状況です。そこで町民の皆さんも大変お世話になっているということもあって、町が助成をさせていただいていると。なおかつ、これを建設するにあたっては、今の物価上昇の関係でいけば相当な金額、どれぐらいの規模になるかというのはちょっとわかりませんけれども、それによっては相当なお金が必要とされると。それが全額、丸玉木材さんで対応して地域のためにということは、なかなかこれは難しいというふうに思います。そうすると、この地域の人口の中で、あるいは近間に行くと、美幌や北見にも病院がございますので、そういったところとの協力も含めて、どの程度のものがいいのかというのは、これはなかなかそう簡単には出てこないという状況になると。かといって、現状のまま進んでいくには、議会のほうにも要請書が来ていると思いますけれども、昨年でいくと、会社の負担としては1億 5,500 万円ぐらい出していると。この夏には、また決算がありますので、おそらく想定ではということで、その要請書の中にも2億円を少し超えるような状況になります。ですから、町が2億 4,000 万円、会社は2億円、それで病院がペイできるという状況ですので、それを今度、町が全部引き受けるとなると、これは地域振興基金が何年かで底を突くという状況になってきますので、どうしてもやっぱり規模というものも考えていかなきゃならないなというふうに思いますけれども、そこのところがまだ十分に話が進み切れていないという状況であります。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 今、町長の発言の内容だけもう一度確認したいので、再度お聞きいたしますが、私の記憶ですと病院自体の負債というか赤字というか、何て呼んでいいかわかりませんけど、不足分が3億円程度であったかなと。それを全て賄うのは難しいということで、会社としては 5,000 万円程度ぐらいの負担ならやむ― 11 ―なしということで、町のほうが2億 4,000 万円程度、おそらく3億円弱ということで試算した結果、町のほうが2億 4,000 万円に補助を上げて、会社のほうの負担を極力5,000 万円程度という形で減らしたいきさつがあったかなと記憶しているのですが、今の町長の答弁では、町のほうが2億 4,000 万円負担したとしても、会社のほうで2億円程度、1億いくら程度負担という話があったんですが、その辺の事実確認は私と認識が今違うんですが、その辺のところの事実確認をお願いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

5,000 万円というのは事務レベルの中で、その会社の負担として、地域貢献として、その程度はというお話が出ているようですということでありまして、実際に毎年の赤字については、町が助成してもなおかつ赤字が出ますから、それは全部、丸玉木材として見ていると。いわゆる不採算部門なんですけれども、それで対応しているということです。これは毎年、議会にも決算が報告されていますので、それを見ていただければおわかりかと思いますけれども、私のほうでも自分の資料としてわかりやすいように、過去からの町の病院の収入と支出、それから町がいくら支援してきたにも関わらずどうなっているかというようなことがずっとあるんですけれども、これ平成 22 年までは町が出した、町が支援した後の話ですけれども、丸玉木材としての負担は無かったんです。逆に黒字になっていくという状況です。多い時で8,000 万円ぐらい出ているんですけれども、少ない時で、ちょうど平成 22 年が 399 万1,000 円ということで大分落ちてきています。その翌年の平成 23 年から、ずっと今日まで赤字が続いていると、3,800 万円ぐらいが今期の推計では2億円近くになるだろうという状況です。中間にコロナがありますので、この時だけ1年間だけ 2,300 万円ほど黒字経営になっているということもありますけれども、直近、平成 23 年以降では、その1回限りということで、毎年1億円を超している、2017 年からは1億円をずっと超えてきているという状況になっています。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 細かい数字をここで議論する目的ではないので、この場では、そのことについての話は控えたいと思いますが、そういう形で行われて― 12 ―いるということであります。それでは、令和6年度での協議状況についてに移りたいと思うんですが、答弁によると予定はしていましたが、予定どおりにはうまく進まず、協議については何度かのという話がありました。その何度かの打ち合わせというのは、どのような時期に、令和6年度、どのような場で協議されたのか。また内容についても答えられる範囲でお願いしたいと思います。

答弁 保健福祉課長 仁部真由美(保健福祉課長は2026年3月まで)

協議の場ですが、昨年春ごろに一度。あとは現状を確認するという形でもう一度ぐらいあったかと思いますが、昨年の春ごろにつきましては、町から出した要望書について、どのような進み具合かというのをちょっと確認させていただきました。ですが、先ほど町長からも答弁がありましたけれども、内容が医療や介護に係るもので、とても重いものでしたので、そこのところで明確な答えというふうにはなっておりません。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 令和5年度の私の一般質問の答弁でも、会社、病院としては人口動態を含めた医療環境を総合的に考え検討していくと、そういうふうに推測していると。町のほうとしては、それをあくまでも病院側の答えではなく、町のほうとしてそういうことをされているのではないかと推測しているという答弁をいただいています。そこから現在に至って、今現在、令和6年度は今のように確認を行ったということであります。そこで要望書の中にも触れられていましたが、専門機関への専門的な支援ですとか、運営のシミュレーション等について、その協議の中で行っている、または、これから行うというような具体的な回答は得られているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

以前、要請書を出す前の話ですけれども、お聞きしたところでは、銀行系のコンサルで一度見てもらったことがあるようなお話をしておりました。ただ収益一辺倒の話があったので、その医療というところはちょっとどうなのかなというお話もあったようです。町としては医療コンサルに実際にかけると、どの程度の― 13 ―お金になるのかちょっとわかりませんけれども、できればこれは議会の議決をいただいて、コンサルにかかる費用、それを町のほうで出すことも検討できますというお話はさせていただいています。そういうお話をさせてはいただいているんですけれども、それではというふうにはまだなっておりませんので、コンサルというものに対しての、いろんなものの考え方というのは、きっとあるんだろうというふうに思いますので、一応、投げかけとしてはしております。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 両者があって、その間に病院があるということで、すごくデリケートな微妙な協議がゆっくりと進んでいけばと思うところでありますが、やはり時期的な問題もありまして、なかなか難しいということであります。要望書の中にも、今後、会社、病院、町と双方で円滑な協議、相談の場を持てるよう依頼したいとありますが、なかなかそれが実現されているとまで言えるのかどうか微妙な状態かなというふうに私は今受け取っています。病院整備の問題に限らず、さまざま地域医療を担っていただいている津別病院ですから、やはりその現状と今後について、やはり定期的に、定例的にそういう話し合いの場を持てる環境づくりが必要であるというふうに私は思います。それは相手もあることですから、そこはぜひ、町のほうとしても鋭意努力していただいて、やはり随時連絡待ちという形ではなく、やはり定例的にそれが季節ごとというか、四半期を割って話すべきなのか、もっと細かく刻むべきなのか、その辺は現状あろうかと思いますが、定例的に話し合いを持てるような環境づくりにぜひ努力していただきたいと思います。その上で、3点目の基金の問題について移りたいと思います。町長の答弁では、基金をつくることに際して、会社、いわゆる本社とは協議していませんというご答弁をいただきました。この基金については、基金ですから目的基金というものなのでしょうけど、私の勝手な印象というか、思いとしては、思いやり基金みたいな形なのかなというふうに、町長の答弁を聞きながら思ったわけなんですが、そもそも両者というか、3者というか、会社、病院、町という、その整備に向けた合意のもとで設立すべきでなかったかなというふうに感じる部分があるのですが、その― 14 ―点について町長はどのようにお考えなのか、お聞きしたいというふうに思います。

答弁 町長 佐藤多一

これは今年終了した国営農地再編整備事業の基金を思い出していただきたいと思います。必ず支払いが決められている部分、それから十分支援が想定されている部分、そういうものに対して町としてどう準備をしていくのかということです。ですから、この部分も改築はいずれ必ず来ると思います。その時にお金がないということで、あたふたするような状況はつくりたくないというふうに考えております。ですから、ほかにもいろいろかかる町全体の経費、財政としては大変な部分もありますけれども、一方で2億 4,000 万円支援し、もう一方で1億円を目指して毎年積み立てをしていくということは、町として相当厳しい部分がありますけれども、やはりこれ何年後に建つとは明確に言い切れませんけれども、その時にちゃんと財布にはお金が入っているという、そういう状態を今からしておく必要があろうということであって、これは思いやり基金というものではなくて、必要な基金と、町として対応するための必要な基金として積み立てさせていただいていることです。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 私のほうとしても、議会ですから当然、同意した上で基金が設立されているので、反対の立場で申しているわけではなく、デリケートな問題ですので、やはりそういうことを合意の上で、協議の上で、こういうものをつくるべきでなかったのかなという立ち位置に立って質問させていただいています。両者、三者ともいえますが、はっきりした合意というものがなく、その使用時期、要はそのものを使う時期、時期も定まらない形での基金の設置について、私が思いやりというようなことに対して、町長はそうではないという話だったんですが、ある意味、町としての誠意の見せ方という形が少し先走った感があるのではないかなという部分も、私は少しですが危惧している部分もあります。丸玉木材株式会社が、この基金設置について、好意的に受け止めているかどうかの確証は、町長は持てているのかどうかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それは何て言うんですか、好意的に思ってくれますかなんて― 15 ―ことは言えませんので、多分、そのほかの部分から推測すれば、そう思っていただいているのかなというふうに思います。それは例えば、令和6年度の予算で、いろんな医療機器を購入しました、3,400 万円ほどでしたか、それは町に要望があって、レントゲンの例えばそういう図をシステム化したものだとか、いろんなものが要望の中にあったんですけれども、パソコンの入れ替えだとかさまざまありましたけれども、これと、これと、これは町として見させていただきますということで、去年のこういう議会で議決をいただきまして、そして令和6年度中にそれを執行しているわけですけれども、これだけみてくれるとは思わなかったというふうに言われていますので、町として、いろんなことを地域の住民のための医療確保、そのために動いているということは十分認識していただいていると思っております。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 過去の経緯についてもお聞きいたしました。令和2年度当初より、基金の目標額や使用、その積み立ての時期については、今現在もなお不明確であり、現状5年が経過する、いわゆる大体1億円ほどですから、大体今年度末で5億円程度基金が積み上がるという形になります。現在も、その時期について、金額も使用時期についても不明瞭であるという現状にあります。過去の経緯において、私が過去、行政に携わっていた方からお聞きしている話があります。佐藤町長以前の町の考え方として、地域医療を担うべく、津別病院の未来の改修、建て替えの支援について、町としては地域振興基金を充てるべく、その時期に備えて重点的にいわゆる地域振興基金を積み立てていたというふうに私はお聞きしています。そのような考え方というものがあったということを、今の佐藤町長は認識されているのでしょうか。そして、また今後、この計画が今5年たちました。これが例えば3年また5年たつ上で、基金が積み上がっていくわけですが、そのどこかの段階で基金の目標額というものを設置する、設定する検討すべき課題ではないかというふうに思う部分もあるんですが、そのことについてお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

以前は、私も財政係長、財政課長、財政係も含めて 13 年トータルでいましたので、内容的には記憶に残っていますけれども、地域振興基金に積み立てて、そこで支出するというのは、それはまだ 3,000 万円とか 5,000 万円の話でしたから、それはそれで対応できてきたと思うんです。これがだんだん 7,000 万円になり、7,400 万円になり、そして1億円になって、1億 4,000 万円になって、そしていっぺんに、今、2億 4,000 万円になっている。まずこういう状況の中で、地域振興基金で全部対応するなんてことは、もう既にやっていればパンクしている状態です。そこでずっと国のほうにも要請活動としてさまざま進める中で、なんとかこういう地域に密着している、確かに企業病院ではありますけれども、町立の病院と同じ内容の仕事をしていただいているので、日赤だとかそういったところと同様に特別交付税の措置をお願いできないかということで、ずっと要請活動を進めていたわけです。そういう状況の中で、そうはならなかったんですけれども、過疎債のソフト枠ということで枠はありますけれども、これが一部過疎債で 7,000 万円とか 8,000 万円借りられるようになりましたので、これも先生方に随分努力していただいたおかげだというふうに思っています。そういう状況にもなって、なおかつ、やはり赤字が人口減少の中で増えていくということで、出さざるを得ない。一方で建物がどんどん劣化していっているという状況で、これは必ずどこかで規模は別にして建て替えの時期が来ると、その時に先ほど言いましたとおり、町としてお金がありませんとはなかなか言い切れませんので、それでとりあえず今、財政状況も鑑みながら積み立てられる範囲の中で積み立てを行っているというふうにご理解いただければと思います。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 ということで、ちょっとお聞きしたのか、していないのかということで再度お聞きしたいと思います。今、5年たち、5億円基金が積み上がろうとしています。これがもう5年たてば 10億円、また5年たてば 15 億円ということで、この基金があるという現状と、協議が例えば進まないという現状があると思います。その上で、やはりどこまでいってもというか、どの時期においても、この基金というものは、今現在と同じような形でいくという考えで、今後の質問にも触れるので、この部分についてはあえてお答えいただか― 17 ―なくて結構ですが、町としては病院存続、私も存続を望んでいますので、この重要課題について、誰が町の長であっても、こういうことは懸案事項だと思いますが、今現時点で今の町長の考えとしては、金額は設定せずに、この協議の決着がつくまでいくという考えで基金を積んでいくという考えであるのかどうか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

そうです。それで1億円程度はということで、なんとか捻出しながら積み立てていきたいなというふうに思っています。これはどういうふうになるかわからないんです。例えば丸玉木材さんで病院の部署を撤退しますというふうになったときに、全部町が、それじゃあここに無くなってもいいのかといったら、そういう話にならないですよね。そうすると規模をどれぐらいにするかだとかというので大きく変わってきて、全部今度は町が建設をしていかなくちゃならないという、そういう状況になってきます。その時に、そしてまた丸玉木材さんがもし引き受けてくれて、引き続いて新築もするということになれば、それに対するお金というものも用意しておかなくちゃならないというふうに思っているところです。設置の時だったですか、お話もした記憶があるんですけれども、仮に今は 60 床ですけれども、40 床にした場合、たまたま今、恵和福祉会さんがいちいの園で建設をする特養が 40 床なんですよね、48 床で常時は 40 床ですけれども、相澤先生がいたころでありましたけれども、「先生、もしつくるとしたら、どれくらいかかるものなんですかね、病院って」と、ちょうどそのころも恵和福祉会さんでは 60 床にするか 40 床にするかだとか、80 床にするかだとかとやっている中で、40 床でいけばこれぐらいかかるなというふうに出ていましたので、「大体それぐらいはかかるんじゃないの」と、同じ40 床という見方をすれば、プラス医療機器がいろんなものがまた必要になってきますので、実際にはもっともっとかかるだろうなというところです。当時記憶にあるのは、13 億円かそれぐらいだったんですけれども、今、特養を建てるのに、そんな状況ではないです。実際に令和8年から始まるにしても、まだ当然、人件費等々上がってきますので、それでいけば仮に 40 床の病院を改築するとしても結構なお金がかかると、む― 18 ―しろ今1億円程度では、今までの経過でいけば半分ぐらい出しているんですよね、助成、過去の経過でいけば。そうすると半分といってもそれなりのお金が必要になってきますし、半分でいいのか悪いのかという部分もありますので、ですから何度も申し上げますけれども、やはり今のうちから準備はしておきたいということです。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 町長の話を聞けば聞くほどというか、協議をすればするほどというか、好意的に受けていただいているという答弁もありましたが、この話を進めるにあたっては、逆に言うと1億円じゃなく、もう少し上積みが毎年必要になるのではないかなというような、不安というか、ある意味、話が進むという意味でいえば期待感もありますが、現状、協議がなかなか進まない上で、なおかつ、そのことに対して、基金をつくって積み立てていることに対しては、好意的な印象を受けているのではないかというような話があったかと思います。私も今言った3者、2者と言ってもいいかもしれませんが、うまく協議が進んでいって、この話がまとまっていただきたいと思うものですから、昔のことというか、過去のことも少しほじくり返しながらお聞きしている部分がございます。その上で心配事は、この基金をつくるにあたって町が先行してつくったと。ただ話としては、いつ、いかなる場合という、その時期的な金額的な制約がない中でつくったということに対して、会社のほうが、いわゆる町のほうがその協議もなく先走ってつくってしまったということに対する私の懸念があったものですから、お聞きしたところであります。その上で、4番目のこれから令和7年度に向けての協議のほうに移りたいと思います。先ほどとちょっと重複しますが、基金に対しても協議もなかなか進捗はしていませんが、お互いの意思疎通はしているという状況を受けた上で、令和7年度に挑むわけですが、この現状が今後も続くというふうに見るのが自然かなと思います。私のほうでも時期ですとか、定期的にという話はしましたが、例えてお聞きしたいのですが、このいわゆる病院との協議だけではなく、今後の協議に向けて会社本体と町との協議のチャンネルは可能なのか、あるのかお聞きしたいと思います。― 19 ―

答弁 町長 佐藤多一

それは今もありますので、全然問題なく進んでいます。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 ほっと安心した部分はありますが、その話はその話で受けておきたいと思います。進めていただきたい協議ですので、ぜひ、あらゆる多角的な面に沿って協議を進めていただきたいというふうに思います。それでは最後の5点目、町長の在任中での見通しについてお聞きしたいと思います。令和7年度の町政方針の中で、地域医療を担う津別病院の支援について、例年通りというか、定例的な内容であったかなというふうに思います。病院施設整備基金は、佐藤町長のもとで設置されたわけで、答弁の中でも私の在任期間に区切る意味合いではなくというような答弁もありましたが、改めてお聞きしたいと思いますが、現任期中、我々も含めて任期というものがありますので、佐藤町長、現任期中に、この病院の建て替え問題について、医療維持の問題についてどのような気構えで臨む考えなのか、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

今でもベストは尽くしているつもりでいます。任期というのはお互いに4年間というのがありますけれども、できればそういう中で、何かを達成していきたいというのは当然出てくるかと思いますけれども、それにこだわって無理をすると、やはりいろいろ破綻する部分も出てきますので、そこはやっぱり慎まなくてはならないことはそうすべきじゃないかなというふうに思っています。今お互いにそれぞれ課題の洗い出しをしているところであります。今、病院の改築というお話で質問を受けておりますけれども、これはある意味、町民の医療の確保というものが最前列に今議論の中で出ているわけなんですけれども、一方で働いている人の立場というのも当然会社として考えなきゃならないと思うんです。これ 60 床を例えば 40 床にする、あるいは 20 床にする、あるいは無くしてしまう、そうすると今働いている人が85 人いるんです。その人たちの今度仕事はどうなっていくのかということも、当然会社としては考えていかなくてはならない話ですので、それを一方的に町の都合でどんどん踏み込んでいくというのは、ちょっといろいろ課題が多過ぎるかなと。ですから、― 20 ―それぞれの立場を理解した上で話を進めていくということになると思います。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 先ほど来ありました、町からの補助に対する考え方について、もう一度お聞きしたいと思います。答弁や要望書にもある、いわゆる病院経営ですとか、運営的な課題に向けた考え方についてなんですが、病院関係のいわゆる不足分、町と会社で負担している不足分についてなんですが、会社や町からの補助によって現在担われているわけですが、会社側の今されている内部協議においては、町からの補助金が入った部分、先ほども町長からありましたが、町からの補助という部分を勘案した上で、その上で持続的な病院経営の試算を考えているのか。それとも病院会計単独というか、今現状町が補助している部分を除いた病院全体に対する負担の部分を運営試算で検討をされているのか。その部分について、現状協議の中でその部分が会社側と話し合われているのかどうかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

そういう具体的なことにはなっておりませんけれども、先にも答弁しましたとおり、伝え聞くところによると、やっぱり 5,000 万円ぐらいというようなお話が出ているというふうにも聞いています。これは直接聞いたわけではありませんので、もしかしたら間違っているかもしれませんけれども、仮にそうだとすると、今回おそらく2億円程度、会社の負担として出てくるだろうと。それを 5,000 万円とすると、残り1億 5,000 万円は2億 4,000 万円にプラスした形で町が支援するという形になりますので、それが年々増えていきますので、町の負担がどんどんどんどん増えていくと、それはもう間もなく何かを切っていかないと、そこに対する財源措置ができないという状況になってきますので、そこのところで当然、規模だとか、ものというのが議論になってくるかなというふうに思っているところです。

再質問 9番 渡邊直樹

〔登壇〕 病院という、ある意味今、津別においては民間の企業さんが経営していただいている病院ではありますが、町の中の一病院という立ち位置においては、切り離せない施設でありますので、実際町も多額な負担を負いなが― 21 ―ら、それは町としてのあるべき姿としてやっていただきたいと思います。例えば、その協議の中でどういう話が出ているかわかりませんが、町の水道事業会計も企業会計、簡易水道事業も、例えば企業会計を目指しながら町としては一般会計から繰り入れして、その部分をあわせた上で水道事業というのは成り立っています。ある意味、津別病院さんもそういう意味でいうと町の補助がなければ、なかなか今の負債を会社のほうが負えないということですので、町の補助ありきという形にはなっていますが、これはある意味、町としては町長がおっしゃるように、ある意味基準ですとか、限度額というものはどこかに存在するんでしょうけども、そこを協議しながら、やはり町としては共に支えていかなきゃいけない重要な事業だというふうに私は思っています。その意味でちょっと名目も違いますし、目的も違いますが、繰入金的な話をちょっとしたわけなんですが、最後になりますが、町が作成した、まちなか再生事業計画もこれから見直しを図る予定だという説明を受けています。津別病院を含む一帯、健康医療ゾーンという整備が予定されていますが、津別病院の改築を含む現在の医療体制の維持と継続は、町民の関心ごとで重要な課題であります。町長の現任期中において、これを解決する問題ではなく、引き続き町として継続して取りかかる問題であろうかと思いますが、この現状について、町長から最後に一言あればお伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

仮に建て替えするにしても、多分、今の所だと思うんです。できてから今の所を取り壊すような形におそらくなっていくんだろうというふうに思いますけれども、何度もお話ししていますけれども規模がなかなか決まらないということ、それから救急医療だとか中身の問題、改築するにあたって、救急医療というのを引き続いてできる体制になるのかどうなのか、それが今、一部の先生に負担がすごくかかっているという状況もありますし、検査技師だとか、レントゲン技師だとかという皆さんは、北見市に住まれておりますので、救急で運ばれても、骨折ってレントゲンが撮れないというような、わざわざ北見から来ていただくということにはなりませんので、そういう配置の実態というのもあります。そういうのも考えなきゃいけませんし、一方では、町民の方たちから耳鼻科が欲しいとか、あるいは泌尿科が欲しい― 22 ―だとか、お母さんたちからすれば小児科が欲しいというのがありますけれども、そういったものを一部解決できるとすれば、やはり今の時代の流れからして、オンラインだと思うんです。津別病院と関係する病院と、オンラインで患者を診ていただけるとか、そういったことも可能になる時代かなというふうに思っています。先だっても北見日赤の院長と事務長がお見えになって、町もわずかですけれども建設にあたっての支援もしていますので、年に一度日赤の経営状況等々についてお話に来られるんですけれども、オンラインの部分についても、津別病院でそういう要請が出てくれば対応は可能だと思いますというお話もされていますので、そういったことも時代の流れとして、いろんなことを組み入れながら、町でできることをしっかり整えていくべきではないかなと思っています。これはまだ、今、一般質問を受けているところですけれども、本来的には、もう少し資料が整って、方向性ももう少し見えた中で所管の委員会になるのか、あるいは全員協議会になるのか、それはまたご協議させていただきますけれども、そういった中で我々もお一人一人の皆さんの考えもしっかり聞いていきたいなというふうに思っていますので、そういった上でこの方向で行こうということで町民説明会も含めて進めていきたいなと思っているところです。

出典:津別町議会 令和7年第2回定例会 2025年3月19日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる