みんなの議会

津別町議会 令和4年第7回定例会 2022年12月16日

コロナ禍における子どもたちへの影響とその対策について

2022年12月16日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「コロナ禍における子どもたちへの影響とその対策について」質問し、教育長 近野幸彦が答弁しました。

質問者
小林教行 議員
答弁者
教育長 近野幸彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 小林教行

それでは、次の質問に移りたいと思います。二つ目の質問、コロナ禍における子どもたちへの影響とその対策についてであります。我が国において令和2年の1月に最初のコロナウイルス感染者が確認されてから、間もなく3年がたとうとしております。これまで国や自治体が、さまざまな感染対策を講じながら今日に至っており、ワクチン接種の効果もあり重症化するケースが減ってきたとの数値的結果が出ておりますが、いまだ感染は収まっておりません。津別町でも、先月、小・中学校が学校閉鎖、学年閉鎖の対応をとらざるを得ない状況となりましたが、感染を拡大させないための適切な対応であったと考えております。また、学校が閉鎖されないときもガイドラインに従い、子どもたちが休まざるを得ないなど、まだまだ対策を緩めることができないことは承知しております。コロナ禍により、さまざまなことが制限されており、子どもたちの健やかな成長に影響していると危惧しておりますところから、次の点について伺いたいと思います。1点目に、コロナ禍の影響により、授業日数が足りなくなることはないのか。また、コロナ禍前よりも学ぶ時間が減少しているが、子どもたちの学びについてどのように受け止めているか伺います。2点目に、コロナ禍以前のように自由に体を動かせる時間が減ったことにより、子どもたちの体力の低下が懸念されますが、どのように受け止めているか伺います。3点目に、コロナという病気と隣り合わせの状況で、子どもたちが少なからずストレスを抱えていると推察しますが、どのように受け止めているか伺いたいと思います。以上、お願いいたします。

答弁 教育長 近野幸彦

それでは1項目目の質問にお答えします。まず、学校教育においては、授業日数ではなく、標準授業時間が定められており、これに基づき各教科の授業時間数を決定しております。標準授業時間数は、学習指導― 15 ―要領で示されている各教科等の内容を指導するのに要する時数を基礎として、学校運営の実態などの条件を考慮して国が定めておりますが、現時点で津別町においては、この標準授業時間をクリアする見込みであり、授業時間が足りなくなるということはありません。また、学校においてはiPadの持ち帰りも行い、これまではできなかった欠席者に対するオンライン授業も実施しておりますので、学習時間はそれほど減少していないものと考えております。ICTの活用においては、コロナ禍により「GIGAスクール構想」の推進が加速したことは間違いなく、マイナス面だけではないとも感じております。いずれにしてもコロナ禍が続く限り共存していかなければなりませんので、学校・家庭が協力しながら最善を目指していきたいと考えております。次に、2項目目の質問ですが、確かにコロナ禍による体力低下の可能性について専門家からも指摘されておりますが、コロナ禍前から既に低下してきており、これがどの程度コロナの影響によるものなのかは実態がつかみ切れていないと思います。体力の低下はさまざまな要素が重層的に絡み合って起きているものと考えており、スマホ依存などのスクリーンタイムの増加、運動する子とあまりしない子の二極化、あまり歩かないなど日常生活の中で体を動かすことが少なくなったことによる影響などに加えて、コロナ禍によるさまざまな制限が拍車をかけたのかもしれません。学校においては、体育の時間は確保されておりますが、校内活動は制限しているものもありますし、遊ぶ機会の減少や大きな声を出せないことなども影響があるのかもしれません。しかしながら、コロナ禍が終息しない限り抜本的な解決策はないものと考えておりますので、学習と同じく、これまでどおりコロナと共存しながら学校・家庭それぞれが子どもたちのために最善を尽くしていくしかないと考えております。次に、3項目目ですが、コロナ禍において大人も子どもも少なからずストレスは感じているものと思いますが、これだけ長くなるとそれなりに順応しているようにも感じます。また、ほかにもさまざまなストレスを抱えている児童・生徒もいると思いますが、まずは家庭でのケアが重要だと思っております。― 16 ―学校においては、コロナ禍の影響により大きく不安を抱えているというケースは確認できておりませんが、担任、養護教諭、教育相談員等、相談できる体制は整っております。今後もコロナ禍はしばらく続き、少なからずストレスを抱える児童・生徒もいると思いますので、まずは家庭、そしてそれを学校がどのようにバックアップしていくかというのが重要だと考えています。

質問 3番 小林教行

〔登壇〕 ただいまのお答えの中に、授業時間が足りなくなるということはないとのことで一安心しましたが、コロナ禍の影響により学びの時間が減少するということは、やはり心配があります。ICTの活用等々で授業時間というのがそれほど減少していないというお答えもいただきましたけれども、やはり保護者として、ほかの保護者の方に聞きますと、やはり足りない気がするというところは伺っております。ですけれども、このお答えにありましたオンライン授業が進んだというところは、これは素晴らしいことであると思います。先月の小学校の休校中でも、ICTの活用でオンライン授業が行われたことは、今まで進めてきたことが実を結んだことと考えますが、まだまだ改善の余地があると聞いております。例えば、慣れさせるためにどんどんメールを送ってほしいというふうに担任の方が言ったら、今帰ってきました、ご飯食べます、おやつを食べます、今からお風呂に入ります、こんなたわいもないメールばかりが飛び交ってしまい、肝心な授業に関することが何一つないままメールのボックスが埋まっていくということがあり、そういったメールはやめましょうといった対策がとられたですとか、オンライン授業が始まる10 分前から電源を入れておくのですけれども、電源を入れて5分で充電できていなくて肝心の授業の時にはずっと充電していたとか、さまざまなトラブルも聞いております。これは、やはりやってみなければわからなかったことでありますけれども、今後に向けて、そういった問題点、改善点をどのように把握しているか伺いたいと思います。オンライン授業のことについてお願いします。

答弁 教育長 近野幸彦

まだ、その細かい点について把握はしておりませんけど、結構進んできてはおりますけれども、まだ進めている最中ということで、そういったことも実験段階のところかなと思っています。ただ、そういうトラブルというか、ミス、家庭側のミスもあります、学校側のミスもあると思いますけど、そういうことも進めていく中でやっとわかったことで、お互いそういった点を出し合いながら今後も進めていくしかないのかなと考えております。

質問 3番 小林教行

〔登壇〕 やはりやってみなきゃわからないというところで、トライアンドエラーを繰り返して、効果的に学びを提供していってほしいと考えております。また、この学習の習慣化、定着化というのが課題にあると考えておりますけれども、先週の高校とHALCCとの高大連携の報告会に参加させていただきました。非常に素晴らしいの一言でありました。モニターを使って堂々と資料を作成して、しっかりと自分たちで調べて、それをたくさんの人の前で発表するというのはなかなか高校生のうちにできる経験でもないですし、ほかに集まった保護者の方たちと、自分が高校生の時ここまで考えていなかったなとか、こんなふうに発表はなかなかできなかったなというふうに、素晴らしい高評価を受けているのを聞いておりました。これもやはり、継続して高校が取り組んでいたこと、それを楽しみながら継続して学んだのかなと感じたところであります。その前の週には、第 34 回の読書チャレンジコンクールの表彰式がございました。例年、中学生の応募が少ない中、今年は中学生の応募が多く、素晴らしかったと感じた一方で、小学生は学年によるばらつきが、やっぱり毎年のことでありますけれども多く残念でありました。本に触れる機会として非常によい取り組みであると考えております。低学年のうちから本に触れて、低学年のうちはその感想を絵で表し、慣れてきたら徐々に感想を文章にする。重要な取り組みであり、学校外での学びに強く結びつくと感じております。来年は、新しく図書館で行われると思われますけれども、ぜひ大々的に行い、たくさんの子どもたちに参加を呼びかけてほしいと思います。― 18 ―教育長の考えがあれば伺いたいと思います。

答弁 教育長 近野幸彦

私もHALCCの部分を聞かせていただいたのですけど、大学生と一緒にやっておりますので、北大生のスキルが高いのもあるのかなと思いますけれども、ああいった全員というか全部がああいった立派な発表ができて、高校生の経験としてはあれ以上ないかなというものと考えております。それから読書チャレンジ感想文等ですけれども、昔は学校に強制的に全員書かされていたというのもあったんですけど、今だんだんそういうふうに変わってきて、希望者のみということになっていて、学年によりばらつきが出てしまった。特に多い学年は多かったんですけど、少ないところは全然出てきていないという学年もありまして、そういったことも強制はできませんけれども、図書館が新しくなりますので、なるべく多くの人に参加してもらえるよう、また働きかけ等を行っていきたいと考えております。

質問 3番 小林教行

〔登壇〕 この読書チャレンジは、ぜひ大々的にたくさんの子どもたちが集まるように、皆さんと知恵を出し合いながら工夫していっていただきたいと思います。二つ目の体力の低下についての懸念ですけれども、コロナ禍以前からという回答もございました。ですけれども、やはりこれは解消していかなければならない課題であると感じております。コロナの陽性以外でも家族が濃厚接触ですとか、兄弟のちょっとした体調不良、今までであれば本人が元気であれば学校に行ったり、外に遊びに行ったりすることもできましたが、今はやはり自粛となります。継続は力であるというように、継続ですけれども、継続しづらい事情などがあり、体力の低下、運動不足による睡眠の低下などから成長に影響が出るのではないかと考えております。昨日も実は野球少年団で活動がございまして、体力強化のためというよりも、本当に体を温めるつもりで縄跳びをやってもらいました。私も小学校のころ、休み時間の時にしょっちゅう縄跳びをしておりまして、10 分間ずっと飛びっぱなしでもそんなに疲れなかった記憶があるので、10 分間ちょっと体を温めるために縄跳びをやってみて― 19 ―くれというふうに、今シーズン初めて縄跳びをしました。そこで驚くほど疲れておりまして、びっくりしました。体を温めるつもりが、すごいトレーニングになっておりまして、次のほかのトレーニングに影響するぐらい体力を消耗しておりましたのに非常に驚きました。これを少年団というスポーツをしている子たちですら、これだけ体力が落ちているんだなと。スポーツにあまり縁がない子たち、学校の活動でしか動く機会がない子たちというのは、やはりさらなる体力の低下というのが懸念されているのかなと改めて感じたところでございます。また、この 11 月の休校中に、私のとこの娘は元気でしたので、元気にゴロゴロしていました。私、たまたま天気のいい時に時間があったので外に散歩に行こうと誘いました。そしたら、学校から家から出ちゃだめだと言われているから、出てはだめだと。庭ぐらいならいいと言われたので庭に遊びに行こうと庭に行きました。私のところは庭が広いですので、そこそこ運動はできるのですけれども、そこで授業と同じぐらい40 分か 50 分ぐらい運動しようかなと思って、10 分もしないうちに、もうすぐやめると。お父さんと一緒なのが恥ずかしいからなのか、お父さんが厳しすぎるのか、両方なのかわかりませんけれども、すぐ運動をやめてしまいました。ですけれども、昨日の野球少年団の活動になると楽しく走り回っておりました。やはり1人だけお父さんと一緒、それだけでは楽しんで運動というのはなかなか難しくなってくるのかなと。たくさんの友達の中での運動というのが必要になってくるのかなと思います。これがやはりコロナの中で一番できないところであり、歯がゆいところでありますけれども、これから冬も本格化して、外での遊びの時間というのがさらに減ってくると危惧しております。そこで今後に向けて、スキー、スケート、そういったところもいろいろあるかと思いますけれども、1人ではなかなか続かない外での遊び、みんなと遊びながらの運動が重要と考えますけれども、教育長の今後、冬に向けての考えがあれば伺いたいと思います。

答弁 教育長 近野幸彦

自宅待機のときにそういったことを言ったかもしれませんが、親として理解すれば、人と接しなければ大丈夫だなと理解してもらえばよかった― 20 ―のかなと思っています。人と接する場所へ行かなければ、家庭内でなるべく運動してもらうことはいいことだなと思っております。また、たまたま今、運動しなければということだったんですけども、昔であれば普通に成長期の場合は歩いたり、遊んだり、そういったことだけで成長期の場合は十分体力ができたのかなという考えでした。ただ今、そういう歩いたり、遊んだりということが一番減ってきているということで、そこで体力をつくれないというのが一番の問題になってきているのかなと思います。そういうスポーツ少年団等も入っている子どもと、入っていない子どもがいますけども、昔なら入っていなくても、十分、普段学校へ歩いて行くとか、普段外で遊ぶとか、そういうことだけでも十分体力強化できたものと思いますけれども、今、そういう部分で心配になってきているというのは私も感じております。ただ学校でできる部分というのは限度がありまして、それぞれ家庭の中でそういった歩くことももちろん、遊ぶことももちろん、また家の中で何かお手伝いをするとか、そういうことも体力強化になるともいわれておりますので、やはり家庭の中でしっかり見てもらうということも教育委員会、学校としてもお話ししていきたいと考えております。

質問 3番 小林教行

〔登壇〕 次のストレスのところにも少しかかりますけれども、保護者と子どもが一緒になってスポーツをするというのは、お互いの心、体にいい影響が現れると思います。スキーやスケート等で、親子で参加できるイベントというのをぜひやっていただいて、これもまた難しいのですけれども、コロナ禍において両方集まってというふうにはなかなか言いづらい時期でもあるんですけれども、感染対策をとって一緒になって運動ができるという機会をぜひ設けていただきたいと思います。教育長に再度質問します。もう一度答弁があればお願いいたします。

答弁 教育長 近野幸彦

ちょっと今、雪が降らなくてスケートリンクができるかど― 21 ―うか心配なことですけども、もうちょっとしたら雪が降るという予報もありますので、スケートリンクを整備していきたいと思いますけど、今年度もスキーイベント、スケートイベントもやりますけど、そこにどれだけ参加してくれるかわからないのですけども、貸し出しのスケート靴も用意してありますし、なるべく多くの親子に、大人の分もありますので、なるべく多くの親子にスケート、スキーに親しんでいただければなと思います。

質問 3番 小林教行

〔登壇〕 子どもたちに、また保護者に、楽しみながら運動できる取り組みをぜひ推進していただきたいと思います。三つ目ですけれども、ストレスについてです。小学生低学年ですと、何となく不調が訴えづらい、また高学年、中学生、高校生になってきますと、コロナによるストレスを抱えながらも、コロナだから相談してもしょうがない、これやりたいけどコロナだからどっちみちできないしというふうに考えてしまって、相談がしづらいということもあろうかと思います。先ほどのお答えの中で、相談できる体制は整っているとのことでありましたので、具体的な解決策が出せないようなことでも気づいているよ、相談してほしいというふうに伝えていっていただきたいと思います。また、家庭と保護者での連携が大事というお答えもいただきました。まさにこの部分も重要で、保護者のストレスというのは子どもに伝わるといわれています。保護者自身もストレスに向き合い、子どもたちと楽しく過ごすことが重要であると考えますことから、そのあたりの対策について、教育長の考えが何かあれば伺いたいと思います。

答弁 教育長 近野幸彦

保護者と子どもの関り、家庭教育だと思うのですけど、それをどうしれと言われても困るのですけども、基本的に子どものストレスを一番先に発見できるのは親御さん、保護者だと思いますので、そこで、例えば普段とちょっと生活が変わったとか、何か心配なことを見つけるというのは、やっぱり最初は親だと思うんです。それを学校で見つけるよりも、親が見つけるほうが早いと思いますので、― 22 ―そういう何かしら、ちょっとしたサインというか、そういうものを見つけたときには、やっぱり学校にも相談してもらうということで、お話しさせていただきました。

質問 3番 小林教行

〔登壇〕 家庭と学校で、また感じ方が違う、子どもの出てくる度が違うということもございます。特に小さい低学年ですと、家では元気にしているけど、学校に行くと、休校明けで様子が違うから、また1年生の新学期のころのようになじまないといったところもケースとしてあるというのも聞いたことがあります。そういったところには、家庭では元気だけれども、学校ではちょっと元気がないといったところは、ぜひ学校のほうで目をかけていただきたいと思います。また、先ほどの教育長のお答えの中にもありましたように、子どもたちも順応してきているというお答えもありました。コロナが出始めた時期は情報も少なく、あまりに恐ろしい感染症というイメージがありました。自分たちを守りたいがために人を傷つけてしまうということが世間一般であったと認識しております。しかし、子どもたちは、親の教育もあったかと思われます、学校の教育もあったかと思われますけれども、子どもたちは、誰しもかかる可能性があり、自分がかかったときのことを想像して、人に優しく対応できるように成長していったと考えております。まだまだコロナは収まらず、感染対策を緩めることはできません。学力、体力、心の成長など制限ある中で、子どもたちのために何ができるか、行政が、学校の先生が、保護者が、地域の大人たちが考え取り組み、子どもたちの健やかな育ちのために力をあわせていただきたいと考えますが、教育長の考えを伺いたいと思います。

答弁 教育長 近野幸彦

学校、家庭それぞれやることはあると思いますけど、一番は、学力自体はそう落ちていないというふうなことをいわれておりまして、あと運動能力についても、ほかの原因も結構あり、コロナでそこまで下がったのかということは証明し切れていないというような状況であります。一番心配なのは、やっぱり精神的な部分ということで、そこは、やっぱり保護者が目を光らせてもらうと。それから学校も、毎日、先生が児童、生徒と向き合っておりますので、何か心配なことがあれ― 23 ―ば学校側から保護者のほうに連絡したりして相談するということをしていきたいと思います。とにかく、家庭、保護者、学校一体となって子どもたちのために、ストレスや悩みに気づいて解決していきたいなと考えています。

質問 3番 小林教行

〔登壇〕 最後になります。子どもたちの成長のゴールは各家庭によって違うと思いますけれども、子どもたちが成長した時に、自分たちの進みたい道を自分たちで見つけて、それに伴う学力ですとか、知識、体力が準備できているように、また、そこに向かって足りないようであれば目標に向かって努力することができるように、このコロナ禍で準備ができなかったとならないように、しっかり私たちも地域の大人、行政、学校関係がサポートをしていくべきだと考えております。最後に教育長、何かあれば伺いたいと思います。

答弁 教育長 近野幸彦

今、小林議員がお話されたことと一緒で、学校、保護者や児童、生徒、それから社会も含めて子どもたちの成長のためによりよい方向に向けていければなと思います。

出典:津別町議会 令和4年第7回定例会 2022年12月16日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる