みんなの議会

津別町議会 令和4年第7回定例会 2022年12月15日

障がい者の就労支援の拡大について

2022年12月15日、津別町議会の一般質問で、山田英孝議員が「障がい者の就労支援の拡大について」質問し、町長 佐藤多一、産業振興課長 迫田久、保健福祉課長補佐 仁部真由美が答弁しました。

質問者
山田英孝 議員
答弁者
町長 佐藤多一、産業振興課長 迫田久、保健福祉課長補佐 仁部真由美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 議長から発言のお許しをいただきましたので、先に通告をしています障がい者の就労支援の拡大について一般質問を行わせていただきます。障がい者の就労支援の拡大は、仕事を提供する側(企業など)、仕事を受ける側(障がい者)、その支援と調整をする側(行政、福祉サービス事業者など関係機関)、この3者が同じ土俵で、同じ価値観と理念、それに基づく基本的な考えを持つことが重要です。津別町のような小規模自治体においては、サービス事業者の数も限られており、当事者や企業、関係機関をつなぐことなど、行政が果たすべき役割は大きいと考えています。そこで次の点について伺います。一つ目に、町内在住の障がい者(身体・知的は 18 歳以上 65 歳未満、精神は 25 歳以上 65 歳未満)の障がい別の数及び雇用の現状について(一般就労、就労継続A型・B型)。二つ目に、町内企業、自治体も含みますが国が定める障がい者雇用率の達成状況と、町として障がい者の雇用拡大に向けた取り組みの現状について。三つ目に、町内唯一の障がい者就労継続支援B型事業所の現状認識と福祉的就労を進める上で、働く場、住む場所、生活支援のサポートが必要と考えるが、これらの取り組みについて。四つ目に、障がい者の就労支援を取り組むにあたり地域自立支援協議会の役割は大きいと判断をしていますが、現状と今後の取り組みについて。以上の点について質問をいたしますので、ご答弁方よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、障がい者の就労支援の拡大についてお答えさせていただきます。はじめに、町内に住む障がい者の障がい別の数と雇用の現状についてですが、18 歳以上 65 歳未満の身体障がい者手帳保持者は 37 名、療育手帳保持者は 41 名で、25 歳以上 65 歳未満の精神障がい者福祉手帳保持者は 23 名となっています。障がい者の雇用の状況につきましては、一般就労は雇用状況のわかる統計資料がないため、人数は把握しておりませんが、就労継続支援A型事業には4名、B型事業所には 15 名が就労しています。次に、役場を含む町内企業における国が定める障がい者雇用率の達成状況についてですが、民間企業の障がい者法定雇用率は、2.3%で、正規雇用者を基準として 43.5人に1人の障がい者を雇用することが義務づけられています。従業員が 43.5 人以上の事業主は、毎年6月1日現在の「障がい者雇用状況報告」をハローワークに提出することとされていますが、平成 28 年の経済センサスによると、町内では8ないし9の事業所が該当すると思われますが、調査結果が町に報告されないことから、正確な雇用率は把握できていません。また、法定雇用率が求められない事業所を含め、障がい者雇用に係る調査が行われていないことから、町内で何名の障がい者が雇用されているかにつきましても把握できていません。地方公共団体に対する障がい者雇用率は 2.6%とされており、本町は 3.19%で法定雇用率を満たしています。障がい者の雇用拡大に向けた取り組みの現状につきましては、本町では公共施設の清掃を、津別町の障がい者の方も働く美幌町の就労支援継続事業所「えくぼ」に委託し、働く場を提供しています。次に、町内唯一の障がい者就労継続支援B型事業所の現状認識と福祉的就労を進める上での働く場、住む場所、生活支援サポートの取り組みについてですが、津別町の唯一の障がい者就労継続支援B型事業所である「つむぎ」は、現在、障がい者 10 名が利用登録し、職員5名体制で運営しています。事業内容は、製パン、クッキー等の外販のほか、クマヤキサブレの箱折りや木製ア― 40 ―イススプーンやスティックの選別などの軽作業、さらに畑仕事など支援員が障がい者の特性にあわせて作業訓練を行い、障がい者の就労機会の提供や就労に必要な能力を育む場として大きな役割を担っていると認識しています。福祉的就労を進める上での取り組みについてですが、「働く場所」については、先の「つむぎ」の場合、既に定員 10 名に達しており、パンづくりが事業のメインであるため、作業量に対する収益と利用者への賃金の支払いとのバランスを図ることが課題となっています。こうしたことから、B型事業所より事業拡大のため、役場庁舎等の清掃業務に対する希望もありますことから、来年度より委託したいと考えています。事業所においても職員を増員する計画であり、さらなる事業拡大に対し町としましても支援してまいりたいと考えております。「住む場所」については、町内に株式会社びーとが運営する男性障がい者用グループホーム「くりん荘」がありますが、定員は4名で現在3名の方が入所し、同居する世話人などから生活や健康管理面でのサポートを受けながら共同生活を営んでいます。課題としては女性用のグループホームがないことと、北見市や網走市などの専門医療機関がある所への居住を希望する方が多く、「くりん荘」に空きがあっても町外に転出する現状となっています。居住には本人の考えもあるため、適切な医療につながることも配慮して相談支援を行ってまいります。「生活支援サポート」については、包括支援センターに併設する障がい者相談支援事業所が、町内の就労系サービス利用者全てのケースを担当しているほか、健康推進係の保健師も随時健康相談等の生活面での支援を行っています。また必要に応じて町内外の障がい者支援事業所や社会福祉協議会・医療機関とも連携して対応していますが、支援の求めがない事例への対応や、相談先がわかりにくいという指摘もあることから、いま一度、相談支援事業所や地区担当保健師、福祉係などの相談先を広報等でPRしてまいる考えであります。次に、取り組みにあたっての地域自立支援協議会の現状と今後の取り組みについてですが、これまで協議会は計画の策定や評価のほか、現状報告と情報共有にとどまっており、地域の社会資源の開発や改善などについては、居住地を町外に求める事例も多いことなどから、どこまで広げるかなど課題が多く、全体的な取り組みができずに― 41 ―個々の対応となっていました。北見市では部会をつくり取り組みを行っていますが、社会資源の少ない近隣自治体では本町と同様の状態にあると聞いています。このため、今後の取り組みとしましては、北見地区地域定住自立圏における福祉分野の連携した取り組みとして北見市が中心となり行う内閣府の「広域連携SDGSモデル事業」を活用し、12 月から1月にかけ1市4町内の事業所に対し、障がい者就労に関するアンケート調査を実施し、これを参考に就労支援の充実を目指すこととしています。来年度は本町の自立支援協議会において、「障がい者計画」「障がい福祉計画」「障ががい児福祉計画」を策定する年であることから、独自に実施するアンケートのほか、定住自立圏で行うアンケートも参考にしながら有益な計画を策定していく考えでありますので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 それぞれの項目について答弁をいただきましたので、項目に沿って順に再質問をさせていただきたいと思います。最初の1点目の在宅の障がい者の方の数、そして就労している雇用の状況についてでありますが、3障がいあわせますと、報告をいただいた人数を足しますと 101 名ということで、そのうち障がい者の雇用の状況の部分、一般就労は統計資料がないということでわからない、福祉的就労の分については、足すと 19 名ということであります。それで、なかなかこの一般就労をされている障がい者の数の把握というのは、事前に担当課のほうにもお話を聞いたのですけど、なかなか町としても把握をするといった部分が難しいというようなことも聞いております。また、一般就労をされている方の中でも、自分が障がいだというふうに申告をされていない方もいると思いますし、― 42 ―正確な数の把握という部分の困難性というのは理解をしているところでありますが、ただ、障がい者の就労政策を進めていく上で、いったいどのぐらい津別でありましたら、この町内に働きたいというふうに思っている障がいの方がいるのかという、そういう把握というのはある程度、推計でもいいので必要だなというふうに思いますし、実際、働いている人がどのぐらいの推計値でいるのかという、そういう把握というのは必要ではないかなというふうに思っておりますが、最初にこの一般就労の数が統計上わからないということでありますが、把握するようなことは今後の中で考えているのかどうか、先に、まずその点についてお聞きをしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

障がい者の就労の把握ですけれども、これは1回目の答弁のときに後半の部分でもちょっとお話しさせていただきましたけれども、今、北見地区の広域自立圏の中で、アンケートをやろうとしています。広域連携SDGSモデル事業として採択されまして、これ地方創生交付金を使うのですけれども、1市4町の事業所にアンケートを出すことになっています。これはSDGSの理念そのものが誰もが住み慣れた地域で暮らし続けられる仕組みづくりというのがうたわれておりますので、それに沿っての事業なわけなんですけれども、今、聞いている範囲では、国税庁の法人番号をベースに北見地区定住自立圏の1市4町内の 4,427 事業所、ここに対して障がい就労に関するアンケート調査をこの 12 月から1月にかけて既に始まっているところであります。この結果を見て、大体それによって形が見えてくるのかなと、どの程度の人たちが働いているのかというのも見えてくるのだろうというふうに思います。アンケートの内容をちょっと見させていただいたんですけれども、そんなにたくさん問いとしては6問なんですけれども、細かくいろいろありませんけれども、例えば1問目は、貴社の主な業種についてお答えくださいから始まって、2問目は従業員は何人おられますかということ、それから、そこで働いている障がい者の状況についてお答えくださいというのが3問目になっています。あと4問目が、あなたの会社の今後の障がい者雇用の方向性をお知らせ願います、詳しく言えば4の1、2、3とこう続いていくのですけれども、雇用を進めたいと思っているところ、あるいは雇用したくないと思っているところ、そして、その理由はどういうことですかというようなこと― 43 ―が4問目にあります。5問目が障がい者雇用で必要と思うことについてお答えくださいということです。あと6問目はその他なんですけれども、これが 4,000 社以上の津別も入っておりますけれども、集計がされていくと実態がよりわかってくるのかなというふうに思っています。その中で、今度は定住自立圏の中のところでまた議論も入ってくるというふうに思いますので、その動きを注視していきたいと考えております。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 1市4町でやるアンケートの部分で、今、町長のほうから答弁がありましたが、これは事業所へのアンケートということで、最初のほうで僕のほうで言いたかったのは、在宅で年齢を区切ったというのは、いわゆる就労が可能というか、可能と思われる年齢区分ということで 18 歳以上というような年齢区分を言ったのですけど、101 名のうち、このうち例えば時期がちょっと違ってあれですけど福祉的就労、今は 19 名の方が利用していますと。残りの 80 名近くの人の部分が、例えば一般就労にそのうち数字がわかれば、例えば 20 人働いていました、残り 60 人の人は、そのうち働きたいと思っているんだけどなかなか自信がないだとか、あるいはそういう意欲は持っているんだけど、なかなかそういう機会がなかっただとか、そういうような形で障がい者の就労施策を進めるときに、どのぐらいの人が今、働きたいと思っているんだけどなかなか職につくことができないだとか、そういうような人数を把握する意味で、ですから、いわゆる目標値を設定する上で現状の把握というのが僕は何か大切ではないかなというふうに思っております。今、町長のほうから1市4町のアンケートという、これは先ほど言いましたが事業所側のアンケートだというふうに思っていますし、むしろ障がいを持った方の当事者のアンケートといった部分では、これは町のほうでも3年ごとに取り組んでいる、後のほうでも出てきます障がい福祉計画、そこでもニーズ調査を行っていると思うんです。それで、ちょっと前回のニーズ調査の部分も一定見たんですけど、仕事をしているか、していないかというようなそういう区分でアンケートをとっていて、およそ七割五分ぐらいは仕事をしていない、残りが仕事をしているといった、400 人ぐらいいらして 200 人ぐらいの回答だったというふうに記憶しておりますが、そういった部分だけではちょっとわからないので、僕自身はもうちょっと来年が障がいの福祉計画の策― 44 ―定年だというふうになっているので、そのアンケートの中に仕事をしていない中に具体的に働きたいと思っているんだとか、本人の意欲を問うアンケートも、項目もその中に盛り込んでいただきたいなというふうに思っていますし、働きたいと思っているけど自信がないんだとか、そういったような項目や何かの整理もしながら、もう少しその数値というか、具体的な就労の目標値を町として設定をしていくというような、そんな必要性があるというふうにも思っていますので、その辺で何か考えがあればお聞かせ願いたいなと思います。

答弁 町長 佐藤多一

後ほど担当課のほうでももし不足の部分があれば答えてもらうようにしますけれども、基本的には、今、議員がおっしゃったとおり、来年がいろいろ障がい関係の計画の策定年ということになっておりますので、津別町の障がい者地域自立支援協議会というのは、例えば「ひまわりの会」だとか、「手をつなぐ育成会」だとか、社会福祉協議会ももちろん入っておりますし、民生児童委員、それから小中学校の校長会、そして福祉施設の施設長ですね、そして商工会がNPO法人で身障者2種4級の所持者だとか、障がい者相談支援員、それから特別支援教育の先生、それから小学校の方、中学校の方ということで、合わせて今 12 人の方が協議会の委員としてなっております。ここで障がい計画を中心的に検討されていくことになると思いますけれども、当然アンケートもやるというふうに聞いておりますので、その中でおそらく前回の部分も見直しをして質問項目等も変わってくるのかなというふうに思っているところです。そこをまた町としてこうしてくださいということではなくて、まずは、その協議会の中で、これまで進めてきた経過があると思いますので、そこで進めていたことに対して、町として支援できることがあれば、協力できることについてはそうしていきたいと考えています。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 来年、策定年となる障がい福祉計画の中で、そういった部分も、十分協議会の中で煮詰めながら障がい者のそういう考えといいますか気持ちといいますか、そういうのも把握できるようなアンケートにしていただければ― 45 ―なというふうに思っています。先ほど目標を持つというようなことも言ったんですけど、実は3年前に機会がありまして、岡山県の総社市という倉敷市の隣にある市なんですけど、人口7万人ぐらいの都市なんですが、そこで障がい者千人雇用ということで宣言をした町でもあるんです。その 1,000 人というのはいったいなぜかといったら、当時の市長が住民の方の、それこそ障がい者の雇用の部分でアンケートをとったときに、およそ 1,000 人近くの人が働きたい、働いているという部分とあわせて働きたいというような数が出てきたということで、それで 1,000 人だというふうに目標値を設定したということなんですが、当時は、実際に一般就労も含め福祉的就労も含めて 400 人ぐらいの人が働いているということだったんですが、残りの 600 人の人が働きたいという、それを達成させようじゃないかということで、もちろん自立支援協議会もそうなんですけど、特別な委員会もつくりながら、あと事業所やなんかの誘致も進めながら達成をしたということで、僕が視察に行った時には、もう既に 1,500 人委員会を立ち上げているということで、総社市だけじゃなくて、よその町からも障がい者の方が総社市に行けば働き口があるんだと、そんな形で官民一体となって進めているというようなお話も聞いてきたので、僕自身も何か目標値をきちんと設定をしていく必要性というのを、その時ちょっと感じたものですから、特に、そういう数字をまず確認をしていくというか、目標値を持つというようなことが必要かなというようなことを申し述べておきたいというふうに思います。あと、二つ目の障がい者の雇用率の関係でありますが、これも津別町の民間の雇用率がどのようになっているかといった部分の把握ができないということですが、僕もハローワークのほうにもちょっと行って津別の現状はどうなっていますかということも聞いてきたのですけど、個別の数値は教えられないといいますか、ここでは把握できていないというようなことで言われたのですけど、北見の職安管内といいますか、そこでは北見の職安管内の中では 120 社のうち達成企業は 66 社ということで 55%の達成状況ですというふうに言っていました。もちろんこの中に津別の会社も含まれていますよというようなことなんですが、55%、全国では 47%というようなことも聞いておりますが、毎年というか、昨年ちょうど 2.2%から 2.3%に目標の雇用率が引き上が― 46 ―ったということで、全国ではちょっと達成率が落ちているんですが、今後、この雇用率というか、目標の率というのはどんどん引き上げられていくのかなというふうな感じも持っておりますので、この辺は、先ほどの一般就労の部分とあわせて、町としても何かどういう形でこの数を把握していくのかわかりませんが、数を把握していくような方策を考えていたほうがいいのかなというふうな感じも持っております。町の雇用率は目標 2.6%に対して 3.19%ということで、先ほど報告がありましたが、事業所として、一つの自治体としては、民間よりはやっぱり達成率というかそういうのは必要なことだというふうに思っておりますので、引き続いて雇用の達成に向けて努力をしていただければなというふうに思っております。この中でちょっと聞きたいのは、今、役場の障がい者の雇用政策として、福祉的就労については保健福祉課が担当しております。障がい者の方を雇用するというか、一般就労になると、産業振興課のほうが関わってくるのかなというふうに思っておりますが、この辺で産業振興課、あと保健福祉課の中で、何か町として障がい者雇用に力を入れていこうとしたときに、何らかの形で連携というか、そういうのが必要かなというふうに思っているのですが、今現在、例えば産業振興課、保健福祉課の中でそういった雇用の関係で連絡会議といいますか、対応を話し合ったとか、そういったような経過があったのかどうか、その辺をお聞きしたいなと思っていますので、お願いします。

答弁 産業振興課長 迫田久(産業振興課長は2024年3月まで)

それでは、私のほうから今の関係につきましてのお答えをいたしたいと思います。現在、山田議員のおっしゃる連携というふうな部分については、雇用の福祉的雇用の拡大というふうなものにつきましては、連携会議等々は設置をしていない状況でございます。過去におきましては、それこそ農福連携というふうな中で農業事業者、もしくは農業生産者と、もしくはそういった団体を含めまして保健福祉課とともに、どのような対策がとれるのかというふうなところを議論した経過がございます。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 今、障がいの福祉というか、障がいの就労の関係は国もすごい力を入れている部門かなというふうに思っております。この前、12 月の10 日に統一教会の関係でニュースになっているのは救済法案の関係が大きく取り上げられておりましたけど、あのときに障がい者総合支援法の一部改正も行われてきているんです。その中で、いわゆる障がいを持った方が、就労の選択的サービスという、そういう部門が新たに設置されたということもいわれてきております。それは何かとなったら、例えば障がいを持った方が、今、自分が働きに行くことはどこだろうかといったときに、当然、第一義的にはハローワークかなというふうに思っているんですけど、そのほかに国だとか地方自治体にもその役割を担いなさいよということで、いわゆる自治体の中に就業就労センターみたいな、そんなセンターをつくって、具体的にその人を面談もしながら、この人は一般就労で、この方は福祉的なほうに行ったらどうだというそんなアセスメントをしながら、本人の特性を生かした本人の能力に応じた相談に応じるような、そういう支援センター的な部分を市町村にも設置するというような、そんな改正法案が出ております。そういう意味では、先ほどちょっと例にあげた総社市もそうなんですけど、総社市は、そういうセンターが既に出来上がっていて、そこで障がいを持った方も含めて相談に応じながら一般就労だとかそういった部分に導いているというようなことを聞いておりますので、今、連絡会議というか、具体的にはまだとらえてきていないというようなこともありますので、その辺も今一度雇用の障がいの雇用の関係の部分で、勉強的な部分でこの問題が協議できるような、そういった部分というのは今後連携を進めていっていただきたいなというふうに思っていますが、そういう内部的な対応の部分とあわせて、例えばもう一つ、事業所の皆さんにも働く場というような形で協力をお願いしないとだめだといった部分があると思うんです。例えば町内の事業所、雇用率達成の企業というのは 43.5 人以上で大きな企業になってくると思うんですけど、町内のほかの事業所の方に集まっていただいて、例えばハローワークから来てもらって、障がい者雇用の関係で説明をしてもらうだとか、事業所のほうもある程度何かメリットがないとだめだと思いますので、いろんなトライアル雇用だとか、助成金だとかいろんな形で、今、国のほうもそういった制度もあるので、そういった説明や何かもし― 48 ―ながら事業所の協力を願っていくというか、そういったような取り組みも産業振興課、保健福祉課と一体となってできないかなというような考えを持っておりますが、それについてお考えがあればお聞かせ願いたいなと思います。

答弁 町長 佐藤多一

連携から課間の連携含めて検討してまいりたいというふうに思います。先ほど総社市のお話もされておりましたけれども、町として目標を持つということは、お聞きした範囲で感じたのは、やはりアンケートをとって 1,000 人以上の方が就労を希望していると、その実態が把握された上で、それでは 1,000 人というのを一つの目標にしていこうかというふうになったんだろうなというふうに感じたところです。そういう意味では、今、これから事業所に向けて調査活動は今まさに始まったところでありますので、それをベースにして、十分検討できる内容になってくるのかなというふうに思いますし、その中で、当然、町でいけば産業振興課、それから保健福祉課にそれぞれ該当する部分が、仕事として関係する分野が出てきますので、それはお互いに連携をとりながら、どういう形で進めていくべきか、例えば先ほどお話に出ていました就労センター、こういったものの設置というのがやはり必要になってくるので、それはどういう形でつくっていけばいいのかというようなことだとかというのが当然次の段階で出てくるのではないかなというふうに思います。まずは今、実態把握をさせていただいて、その中で一歩踏み出せることから初めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 ぜひそういった把握の部分について、よろしくお願いしたいと思います。次のB型事業所の現状の部分です。私もこの「つむぎ」のほうの事業所の理事もちょっとやっている関係もあって、状況については把握をしているつもりでもあります。回答があったとおり、定員 10 人で今 10 人の登録ということで、担当されている方に聞きますと、定員を増やしたいんだけど、やる仕事を増やさないと利用者も増やせないと、そういった部分で、今は増やしても今度指導者、職員の人材の不足といった部― 49 ―分もあるといったお話も聞いていますし、4月からはそういった部分が少し解消されるというようなお話も聞いております。それで先ほど回答ありましたけど、庁舎の清掃の部分で今度B型事業所のほうの清掃の委託といった部分があるということも回答でありましたので、ぜひ今後とも、庁舎以外の業務も含めていろんな仕事の部分と仕事の拡大の部分について、町としての協力をお願いしたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。それで実際、障がいを持った方が働くといったことについて、我々は健常者の部分については働くというのは本当に当たり前のことということで、あまり日常的には考えていないと思いますけど、障がいを持った方に今回ちょっと機会があって何人かの人に聞いてみましたら、働けるというのは、すごく幸せだというふうなことも言っておりました。そしてやっぱり自分の人生の中でこういった働くことができたというのは、すごい大きな位置を占めているんだというようなことも聞いて、やっぱり働ける能力、何らかの形で働けるというか、そういった配慮さえすればどんな人もやっぱり働けるというか、そういうことにつながっていくし、それを実現化するというのも周りの人の配慮がやっぱり必要ではないかなというようなことも考えております。ぜひ引き続いてB型事業所の部分への配慮もお願いしたいなというふうに思っていますし、もう一つは、このB型事業所の中でちょっとお話を聞いていたら、このB型事業所で働いていた人が、その後、町外のA型の事業所で働いて、そしてそこを卒業して今度津別に戻ってきて、今度は一般就労としてこの事業所の職員として働いているというそんな事例もあるというようなこともお聞きしました。ぜひそういう意味では、雇用型としてのA型事業所、津別の中にはないのですけど、もしA型があれば順次回っていくといいますか、なかなか就労までいかない人は生活介護ということで昨年達美のほうにニングルの森でしたか、新たに事業所ができて、そして就労継続のB型ができて、A型が本当は町内にできれば一番何かいいのかなというふうに思っていますので、何かA型事業所の誘致と言ったらちょっとあれなんですけど、何かこういった部分で担当課のほうになると思うんですけど、A型事業所の要望といいますか、そういった部分というのは聞いていることがありましたらお聞かせ願いたいなというふうに思いますが。― 50 ―

答弁 町長 佐藤多一

A型の要望があるかどうかについては、後ほど担当のほうから答弁してもらいますけれども、今、議員がおっしゃいましたB型の進めにあたって、来年度の予算にあげたいなと思っているんですけども、庁舎の清掃です。きっかけになったのは、今年のまちづくり懇談会の中で、共和地区でしたかね、そこで実は障がい者の話とは全く別なことだったんですけども、キノスが午後からのオープンになるということで、これはせっかくLukaもオープンして環境が整ってきた中で、町外からもかなりの人たち、お母さんたちが子どもを連れて入る中で、昼から出てきて、そして何といいますか中途半端に帰らざるを得ないと。午前から入ってくると、そこで遊ばせて、そしてLukaで食事をして、そして2階の和室のところ、キノスの和室でちょっと昼寝をさせて帰らせることができるんですよねということで、午前中から 10 時ぐらいから開けることはできないのだろうかというお話が共和地区の銀行の支店長なんですけれどもお話がありまして、それで、じゃあなぜ午前に開けられないんだろうかということで持ち帰っていろいろ内部で担当のほうに聞きますと、それは障がい者の方、いわゆる「えくぼ」の方たちが対応しているということで、さんさん館の清掃が終わった後にキノスに来て清掃をやっていると。ですから、どうしても午後からオープンという形にならざるを得ないんですということで、であれば地元の育成会の皆さんのところで対応できないのだろうかと、できればそれに越したことはないなということで、あたってもらえないかというふうにお話ししたところ、そのまちづくり懇談会、今回は団体ごとにもありまして、障がい者グループの方たちとお話ししたとき、そのお話を育成会の代表といいますか事務局の方たちも来ておりましたので投げかけました。そしたらやってやれないことはないというお話もありましたので、であれば、ぜひそういう方向で進めるよう、清掃ですので、うちでいけば振興公社が対応していますので、そこと組み合わせればできるんじゃないかということで、公社のほうと、それから公社を担当する産業振興課のほうと育成会のほうと話し合ってもらいました。その結果、キノスのほうは「えくぼ」のほうで少し専従をしながら来年1月から対応できるかもしれないという話があったので、それはそれとして、じゃあそれが解決できればあとはないのかという話にはなりませんので、ほかにも障がいを― 51 ―持った方たちができる仕事というのは考えられないだろうかということで出てきたのが役場庁舎の清掃というのが出てきました。今、町のほうでは役場の清掃は午前中だけ振興公社のほうで女性の方がモップをかけたりしているんですけれども、皆さんもご承知だと思いますが、だんだん泥だらけになっていく日もありまして、午後になるとかなり汚くなるというのもありまして、それであればプラスになるんですけれども、プラスというのはオンするような格好になるのですけど、午後から障がいを持った方たちの清掃を新たに加えようかということで、それはできますということでしたので、じゃあそれを新年度予算に組み入れようかなというふうに思っているところです。様子を見ながら、例えばこれからできる大通棟だとか、そういうコミュニティ施設がでてきますので、そういったところの清掃も可能なのかどうなのかというのは、まずは役場で様子を見ていただいて、その後またできる範囲を広げていきたいなというふうに考えているところでありますので、とりあえずそういう形で進めてまいりたいと思います。あとA型ができると、私ももっといいなというふうに、直接雇用契約もできたりとかするような形になってきますので、いいというふうに思いますけれども、そんな話、希望があるかどうかについては、ちょっと担当のほうからお話しさせていただきます。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

現在のところ、障がい者相談支援事業所のほうで個々に対応しております。その中でA型事業所という話が出ているかどうかは現在のところは把握はできておりません。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 町内に、やっぱりA型事業所というのは、今、4人の方が利用されておりますが、多分、美幌と北見の事業所に通っているのかなというふうに思いますが、かねてから言われていた部分なんですけど、交通費をかけて行っていると思うのですけど、働いても半分ぐらいは交通費にとられてしまって、生活費のほうになかなか回ってこないといった部分があって、そういう部分でA型が町内にあれば、そこの部分が解消されるのかなというふうに思いますが、ただ、それこそ働く場所も必要ですし、サービス事業所も当然必要になってくるので、非常に大変な― 52 ―課題だというのは理解をしておりますが、いずれかの段階でA型事業所をどうするのかといった部分も、先ほど申した自立支援協議会の中でも協議があればいいのかなというふうに思っております。それで、この自立支援協議会の機能化に向けた部分なんですが、なかなか新たなサービスの創出だとかそこまではいかないというような答弁でありました。やっぱり事務局で提案したことを承認するという、そういう自立支援協議会から、率直に何か委員の皆さんが意見を出し合いながら、津別町の障がい福祉をどういうふうに担っていくのかというような、そういう場に変えていくというか、今、状況がどういうふうになっているのかがわからないで申し上げるのは失礼なのですが、そういった協議会にしていかなければならないのかなというふうに思っております。例えば、ここら辺の近辺では、網走市の自立支援協議会が結構活発に部会も設置しながら動いているというような話も聞きましたし、津別の場合は当事者にも委員が入っているということですけど、むしろ当事者というのは福祉的なサービスを利用している、福祉サービスの事業を利用している方が当事者というふうに、ここではそのような言い方をしたほうがいいかなというふうに思うんですけど、そういう方は多分委員の中には入っていないというふうに思っていますので、部会を設置したからすぐよくなるというようなことはないんですけど、例えば、就労部会があれば、そういうサービス利用者からのお話だとか、そういう当事者の方の意見も聞けるようになるのかなというふうに思っておりますので、ぜひ津別町の自立支援協議会を機能化させていくというか、そういうところで先進地の協議会のほうから、まずは委員さんの中でどう関わっていくのかということで、まず何か学習会的な、そういう先進地に学びに行くというか、そんなような形も考えてはどうでしょうかというようなことで提案をさせていただきますが、何か考えがあればお聞かせ願いたいなと思います。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

現在、ちょっと部会も以前はあったんですが、津別町の中で先ほど町長の答弁の中にもありましたけども、いろんな支援が少ないということであったり、町外のほうに住む所を求めていたりだとか、あと、いろいろな問題もありまして、ちょっと部会ではなく全体の協議の中で個々に対応という形― 53 ―をしばらくとっておりました。今の議員のお話も伺いまして、来年、計画の策定年になりますので、その中で委員の中でどういうふうに動いていくかだとか、協議会のほうで検討していきたいと思っております。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 ぜひ自立支援協議会の活性化に向けた協議をよろしくお願いしたいなというふうに思っております。それで最後になりますけど、先ほど申し上げましたが、ここ数年の国の障がい福祉の部分というのは、すごく進んでいるといいますか、昨年は差別解消法というような形で障がいの方が働くといった部分に対して、それまでは企業は努力義務だったんですけど、今度は企業もやっぱり義務として合理的配慮をしなければならないというような法律も改正になってきております。先行している自治体の中では、今、障がい者に障がい者手帳を持っている、持っていないに関わらず、働きづらさを抱えている人たちを全て相談支援にのっていこうということで、ユニバーサル就労という言葉も使っております。実際に静岡県の富士市では、ユニバーサル就労推進条例という条例をつくって、それは市と市議会と事業所と、あと当事者の皆さんで一緒につくった条例だということで聞いておりますけど、手帳を持っている、持っていないに関わらず、働きたいのに働きにくい全ての人が働ける、そんな仕組みをつくっていこうというそんな動きが徐々に広がってきているというような話も聞いております。相談から見学、実習、終了、振り返り、そういったようなことが一体的にプログラムをつくりながら行っているという、そんな自治体もあちこちで出てきているということで、津別町もぜひ障がい者の就労といった部分を総体的に町としてもやっぱり考えていくし、それには先ほど言った自立支援協議会の機能も必要だなというふうに思いますし、いろんな関係機関、当事者も含めた皆さんとの懇談も必要だなというふうに考えておりますので、ぜひ障がい者の就労の部分、いま一度、町総体の中で考えて進めていっていただきたいということをお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。最後に町長のほうで何かありましたら、よろしくお願いします。― 54 ―

答弁 町長 佐藤多一

ありがとうございます。私のほうも、やはり障がい者の就労の場所というのは必要だという認識は思っております。今回の選挙の中でも、会社の方たちともいろいろお話をさせていただく機会があったわけなんですけれども、建設業をされている方の中には、津別のそういう幾つかの企業がお金を出しあって、障がい者の方たちが働けるようなそういう施設ができればいいよなということで、民間で動けないかという提案もしているんだという話も今回の選挙で聞かせていただきましたので、それが実現するように町の支援というのが必要であれば、それは関わっていきたいなというふうに思います。また、今、お話に出ていましたユニバーサル就労でいけば、私の知っている範囲では静岡の浜松市の京丸園さんがユニバーサル農業ということで、障がい者の方たちをたくさん雇って、すごくおいしい芽ネギをつくったりしておりますけれども、人づくりの町の支援も、そのお金を使って町内の方もそちらのほうに勉強に行ったりしているのは承知しておりますけれども、非常に優れた取り組みをしているのは聞いておりますので、そういうところも含めて津別も真似ができることは少しでも真似をして、そして新たなものができるのであれば、また新たなほうに向かっていきたいというふうに考えておりますので、今、北見市を中心に進めようとしているSDGS、いわゆる誰もがここに住んで生活をしていきたいということを保障していくことを念頭に進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:津別町議会 令和4年第7回定例会 2022年12月15日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる