みんなの議会

津別町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日

住民との協働による支えあいのまちづくりについて

2022年3月15日、津別町議会の一般質問で、山田英孝議員が「住民との協働による支えあいのまちづくりについて」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。

質問者
山田英孝 議員
答弁者
町長 佐藤多一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 議長から発言のお許しをいただきましたので、先に通告しています住民との協働による支えあいの町づくりについて、一般質問を行わ― 36 ―せていただきます。津別町では平成 28 年から住民の皆さんと町・社協職員による「身近な福祉相談所ぽっと」を開設し、地域住民の困りごとなど早期発見・早期対応の「予防的福祉」の活動を、町内4自治会で取り組んでいます。また、令和3年度から地域共生社会を目指す国の重層的支援体制整備事業を受託し、複雑・困難な事例に対し、多機関による包括的相談支援体制を図るとともに、地域住民との協働による参加支援事業等に結びつける取り組みが行われています。そこで、住民との協働による予防的福祉を推進し、支えあいの町づくりを進めていくため、下記の点について質問をいたします。1点目は、団塊ジュニア世代が高齢者となる「2040 年問題」は、現役世代の急減により介護福祉人材の不足、社会保障費のさらなる増大などの課題があるが、津別町における 2040 年の人口や高齢化率の推移はどうかお伺いをいたします。2点目、高齢化率の推移を考えると、今から住民との協働による支えあいの仕組みづくりが必要と考えます。予防的福祉を進める「身近な福祉相談所」の拡充についての町長の見解についてお伺いをいたします。3点目は、仮称ですが、「支えあいのまちづくり条例」を制定し、町・社協・自治会・事業者・町民などのそれぞれの役割を明確にし、予防的福祉を推進しながら、地域共生社会を目指した取り組みを推し進めていくべきと考えますが、その見解をうかがいます。以上の点について質問をいたしますので、どうかよろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、山田議員からの住民との協働による支えあいのまちづくりについて答弁を申し上げたいと思います。はじめに、本町の 2040 年の人口と高齢化率についてですが、令和2年度に策定しました「第2期津別町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲載した数値が公式なものになります。2040 年時点の人口は 2,846 人、高齢化率は 48.1%で、この年がピークとなり、以降緩やかに減少すると推計しています。― 37 ―次に、予防的福祉を進めるための「身近な福祉相談所」の拡充についてですが、新たに立ち上げるには、これに関わる時間と専門職等の人員配置が必要であり、現状としては余裕のない状況にあります。「身近な福祉相談所ぽっと」は、平成 28 年に旭町第3、活汲中央の二つの自治会に始まり、以降、平成 30 年に豊永第3、平成 31 年に緑町第2の自治会に設置され、これに社会福祉協議会職員と役場保健福祉課4係職員全員で対応しているところであります。これまで「ぽっと」の取り組み成果としましては、地域の見守りで不在にいち早く気づき無事発見につながった、根気よく地域の声かけにより人を避けていた人が相談できる状況になり、その後、話し相手が増えた、ひきこもりの人に関わり続ける中で、母親の体調不良を知り救急搬送ができたなどの事例を聞いているところです。このように毎年事業効果の検証を行っており、それを踏まえた上で方向性や役割、担当の配置、他の事業との関連などの整理を行い、拡充できるかどうかの検討を行っていく考えであります。次に、「支えあいまちづくり条例(仮称)」ということでありますけれども、この条例の制定についてですが、平和3年度より重層的支援体制整備事業を開始し、福祉問題を包括的に取り組めることとなったことから、まず今年度の取り組みを点検し、そこから各「ぽっと」の今後の目標立てにつなげ、住民との協働を充実させる役場職員、社協職員の効果的な取り組みと役割を検討することとしています。こうした活動の中で、関わる住民の皆さんの理解を深め、条例の制定も含め検討してまいりたいと考えておりますが、多くの市町村で自治体の憲法として制定されている「まちづくり基本条例」を優先して制定すべきであるとも考えますが、ご提案の条例がそれに「支えあい」の冠をつけたものであるなら、それも参考にすべきではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 今、回答をいただきました。1点目の人口減少の部分なんですけど、2040 年まで、今年 2022 年なので後 18 年なんです。今の人口の約 65%ぐらいが 2040 年のお答えがあったこの人口になるのかなと― 38 ―思っております。こういった急激な人口減少というのは、津別の農業・林業といった基幹産業も、本当にどうやってこれから進めていくのかといった大きな課題もあると思いますし、今これから私が言う福祉の部分についても、高齢化率も 50%近い高齢化率になるということで、生産年齢の人と高齢者の割合で見たら、1人が1人というよりは、1人以下の人が1人を支えるというか、そんなような体制になってくるということで、私自身は果たして今の福祉の行政というか、これをこのまま進めていっていいのだろうかという、そういう危機的というか危惧も持っているところであります。こういった人口減少、高齢化が進む津別町の中で、2040 年を考えたときの、町長としてはどうですか、そういう危機的な部分といった何か考えがもしありましたらお答えいただければと思います。

答弁 町長 佐藤多一

確かに人口が減って、なおかつ高齢化がどんどん進んでいくという状況であります。人生が 100 年時代に入ってきたという状況は、これは少し前までは考えられなかったことではないのかなと思います。ちなみに、今の国民年金が制度化されたのは昭和 34 年ですから、その後すぐに施行されて、そして保険料の徴収と、それから支給が2年後に始まったところでありますけれども、その時の制度設計でいけば、人の命と言うか寿命というのが 100 年ということはとても想定していなかったというふうに思うんです。それとまた 65 歳というのが一応高齢者の目安といわれてますけれども、正確に何がベースになっているかというのは具体的にこれだというものはないと言われていますけれども、ただ、一般的にいわれているのは、ちょうど戦後、国連が調査をして、65 歳以上の人口が7%を超えたところは高齢化社会だと、そういう地域なんだというふうなことを言いましたけれども、それが一つのベースになっているんだというふうに思いますし、それにあわせて今度、今の介護保険法が前期高齢者と後期高齢者ということで 65 歳から 74 歳で、75 歳以上ということで区切りをつけていますので、65 歳というのが一つの目安になっているというふうに言われていますけれども、この 65 歳というのは、当時、国連が高齢化社会というのは 65 歳以上の方が7%以上を占めた場合というふうなことですけれども、当時の日本の平均寿命は 65 歳だったそうです。ですから、そんなに今のように長生きするというか、人間― 39 ―の寿命がこれほど伸びていくというのは、いろんな制度設計をする上で想定されていなかったんだろうと思います。それはやはり医療の進歩といいますか、それが大きく貢献しているのではないかというふうに思いますけれども、そういう時代を今、迎えたものですから、何か対策をやらなければならないという状況になっていると思います。そこで、国のほうもさまざま支援を市町村に対して行っていますけれども、お話にもありました重層的というような言葉で出てきたりしていますけれど、あまり個人的には何かものものしすぎて、いいネーミングではないなというふうな感じもしておりますけれども、いずれにしても長生きをすることによって、健康寿命が切れた時に非常に困ってくる人たちが増えてくるというのも事実です。それを支えていくというのは、おそらくかなり人材、お金だとか、あるいは時間だとかを見ていくと結構難しい問題に入っていかざるを得ないのだろうなというふうに感じています。ですから、そこをどうしていくのかというのは、当然、行政や社会福祉協議会も対策をとっていくんですけれども、基本的にはできることなら、昔から言われている向こう3軒両隣と言いますけれども、そういう近間の人たちにあいさつがきちんとできるような関係を構築していけば、何かあったときには対応してもらえるような、いわゆる住民同士のゆるいつながりというんですかね、それが確保できていれば、それなりの対応が図られていくのかなというふうにも思いますし、ひどい状態の人というのもまたおりますので、そこはやはり専門職がしっかり関わっていくことが望ましいのではないかと考えています。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 今、町長のお答えを聞きまして、僕自身もちょっと最初の答弁からはその辺の町長の気持ちというか、そういうのが伝わらなかったので、あえてちょっとお聞きしたのですけど、確かに町長が言われたとおり、当時そういう年金だとか医療も含め、介護保険も含め、これだけやっぱり年齢構成が急激に高齢化に向かっていくというのは本当に想定していなかった部分だと思います。2040 年まで 18 年ありますけど、その間に多分今の年金制度をはじめ、医療制度、介護保険制度も多分、大幅な変更といいますか、そういうのがこの 18 年の間に多分出てくるので― 40 ―はないかなというふうに思っております。働く年代の部分も定年年齢の引き上げだとか、そういった部分も含めて社会全体が変わろうとする 18 年になるのかなというふうに僕自身は思っております。ただ最後に、町長のほうで言われました、ゆるい住民同士のつながりといいますか、この部分というのは、僕は黙っていてもこのつながりといった部分はできないのではないのかなと思っております。昔はそういったつながりといったことはあったと思うんですけど、それは働きかけをしないと、そういうつながりといった部分はつなげていけないのかなというふうに思っています。それで、2番目の質問の中で、この身近な福祉相談所の拡充の部分でも回答のあった部分では、人的な配置等の部分で、現状ではちょっと余裕がない状態だという回答でありました。この部分については、私も社会福祉協議会にいますので、社協の職員のほうからも人数の後補充がされていないという現状もありますけど、なかなか今の中では難しいなといった話も聞いておりますので、この部分については、現状の認識は同じな部分もあります。ただ、私が言っているこの予防的福祉という部分は、今までの行政、社協活動もそうですし福祉だけではないと思うんですけど、事後対応型福祉というふうに言われてきております。いわゆる困った時、あるいはどうしたらいいのかなって悩んだときに、町だとか、あるいは社協に相談に来て、そういった相談を聞いて職員の方が、あなたはこういった制度を使いましょう、こういったサービスを使いましょうといった形で相談にのると、そういう事後対応型の福祉だったんですけど、ただ、これからは、そういう支える側がより少なくなっていくという中で、事後対応方ではなくて、予防的に相談にのっていこうというのが、この予防的福祉の部分です。いわゆる早期に困りごとを発見しようと、早期に対応していこうと、いわゆる健康の部分と何か似ている部分があるのかなと思うんです。重い病気にならないように健診に行ったりだとかそういう予防活動と同じような形で、重たくならないうちに早く発見しようということなんですけど、この部分というのは、これは町とか社協だとか、ほかの福祉事業所の方だけではできない取り組みで、やっぱり日常的に地域の中で暮らしている地域住民の皆さんの目なり声なり、そういった力が一緒じゃないと、そういった発見というのはできないことなんですけど、それがいわゆる身近な福祉相― 41 ―談所の「ぽっと」の中でそういう予防的な部分をやっていこうということでスタートした部分です。回答があったとおり、いろんなプラスのメリットの部分もあったんですけど、だから、それじゃ行政としてはどうなのかといったときに、そういう予防的な行政を進めていくかいかないかの考えだと思うんです。いわゆる今までの国の制度だとか、あるいは町の制度を使って1人の町民の方、多くの地域の町民の方たちを支援していくという、そういった行政から、もっと早く対応していく福祉の行政にかえていくというような考えが予防的福祉の行政としての考えだと思うんですけど、拡充はちょっと今難しいといった部分はあるのですけど、こういった予防的福祉の考えについて、町長の見解といいますか、どんなふうな考えをもって身近な福祉相談所の取り組みを聞いているのか、その点も含めてお考えがあればお願いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

「ぽっと」の開設の時にも出席させていただきまして、ごあいさつもしているところでありますけれども、ここの相談所が意図しているところというのは十分承知していますし、そこに行政のほうも職員がしっかり関わっているという認識をしているところです。それだけでは足りませんので、人数的に、いろんな現場ではさまざまな状況が生まれてくるというか、発生してくると思いますけれども、その解決能力といいますか、解決していくには当然人的なこと、それから金銭、お金の財政支援のことだとか、そして体制をつくっていく上での時間的なことだとかっていうのは当然あるわけでありますけれども、今その四つの中で、自治会の役員の方々のご協力もしっかり受けながら、議員がおっしゃる予防的な福祉というのがまさに遂行されているんだろうというふうに認識しています。ただ、言われている、これから増やしていくということになれば、当然それに対応する人がお金も含めて必要になってきます。この間、私が町長になってから社会福祉協議会もそうですし、保健福祉課も職員の数がかなり増えているという認識をもっています。ですから、そういった時代に対応するような職員配置もしているところですけれども、これでOKという状況にはなかなかならないという、それもまた承知しているところです。今はまだ3月ですから、来月から新年度になりますけれども、幸いにも募集していて社会福祉士の資格を持った女性を1人採用することができましたの― 42 ―で、スタッフ的にはまた一つ充実できたかなと思います。ただ、これを毎年2人も3人も入れていくということにはなりませんので、やはりそこに住んでおられる方、先ほど申しました最低でも向こう3軒両隣というんですか、そういう範囲の中で何か目くばせだとか、そういうのをするとやっぱり嫌な感じも受けますので、そうではなくて普通な形でどうしたのかなというようなこと、何か様子が変だなということがあれば、また社会福祉協議会の職員だとか、あるいは自治会の役員の方、あるいは役場の担当課だとかということにお知らせをしていただければ、今までもすぐに動いていたというふうに認識しておりますので、この身近な福祉相談所、ここが予防的な福祉を担っているという認識はもっております。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 3番目の質問の中で、条例制定、仮称のなんですけど、条例制定の部分でも質問をさせていただきました。私が何らかの形でこの条例制定が必要だなというふうに判断したのは、今の身近な福祉相談所の取り組みといった部分は、重層的支援体制の整備事業の計画の中には盛り込まれていますけど、例えば何かに規定に基づいた取り組みだとか、あるいは当然、条例にもうたっていませんし、この町政方針の中にもちょっとうたっているものでもないんですよね、直接的に予算化を伴ったものでもないということで、今の町長をはじめとした町の保健福祉課の皆さんや理事者の皆さんの考えで継続的になっている部分なんですが、それが例えば担当者が毎年毎年少しずつ移動になってきますし、社協の職員も入れ替わってきたりだとか、そういった部分で、この取り組み自体が認識の部分がやっぱりだんだん薄れていくのかなといった部分をすごく危惧もしているところです。それで例えば、この支えあいまちづくり条例なんですけど、ちょっと書いてあるとおりまちづくり基本条例とあわせるというかそういった部分は、僕はそういう認識はもっていなくて、まちづくり基本条例は本当に住民の皆さんで福祉だけじゃなくていろんな生活をしていく上での大きな本当に町全体での住民の皆さんとの協働の町をつくっていこうというそういう部分の、いわゆる理念的な部分が多いのかなと思いますが、私が考えている条例の制定の部分は、もちろん町の役割だとか、あるいは住民の皆さんの役割だとか、そういう理念的な部分を含みつつも、具体的な施策の部分の中に取り入れていきたい― 43 ―なと、そこには当然、そういう身近な相談所の拡充といった一つの施策の部分も加わってくるかなというふうにも思っていますし、ただ、その部分は具体的な本当に何か時間をかけて住民の皆さんと条例制定の部分で図っていきたいなというか、そんな思いももっているところです。それで、こういった何かしらの形といいますか基本となる柱をつくっていきたいなというそんな思いで、それでは条例が一番いいのかなというか、そんなふうにも思ったところなんですけど、そういう意味でまちづくり条例とは別な支えあいの条例だという考えでいるんですけど、この点は町長どうでしょうか。

答弁 町長 佐藤多一

多分そうではないのかなというふうには勝手に思っていたわけでありますけれども、今こういう名称は別として、何かいろんな自治体でも検討されているというふうなことは担当のほうから聞いております。北海道内でいけば旭川市さんがこの議会でもっと違う長い名前のようですけれどもつくられるというのを聞いています。どんなことなのかなというふうに見ていると、議員がおっしゃるとおり、それぞれ行政機関だとか民間だとか、個人だとか、さまざまな人たちの役割はこういうものですということをずっと書いてありますけれども、その上にはやはりまちづくり基本条例があるんですよね、そしてまちづくり基本条例第何条のこの精神により、これこれこれをということで条例化していっているというのを見ていくと、やはり一番基本となるところの基本条例が最初に町づくりは福祉ばかりではありませんので、教育もさまざまな分野がありますので、それらを考えると基本条例がやっぱりあって、そしてその下にまた関連する条例だとか、規則だとか、要綱だとかそういったものがつくられていくのかなというふうに認識しておりますけれども、いずれにしても何らかの形では必要だろうなという認識はもっております。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 必要だという認識をもっているということでありますので、いずれかのタイミングで何とかそういうもとになるものができていければなというふうに思っております。ちょうど令和2年度から第2期の地域福祉計画がスタートして、5年間の計画なので令和6年度までの計画かなというふうに思っていま― 44 ―す。それで、できれば例えば第3期の地域福祉計画に向けて何らかのこういった身近な福祉相談所を中心とした地域の支え合いの部分を規定をしていくだとか、そういった部分が具体的な住民等の皆さんとの協議というかそういった部分ができてくればなというふうに思っています。つくるのが目的じゃなくて、そのつくる過程のプロセスを僕は何かすごく大事にしていただきたいなと思っております。何で取り組まなければならないのだとか、どういった活動が今の時点でできるんだとか、あるいは 2040 年を見据えると、本当に3軒のうち1軒はいなくなるというようなそんな状況になると思うんですけど、そういった時に動ける人間がどのぐらいいるのかだとか、そういったような話し合いも含めて、そういうプロセスの中から身近な福祉相談所の拡充といった部分が見えてくればいいのかなというふうな考えをもったところです。この活動の回答でもありましたとおり、今5年が過ぎて6年目に入っている活動なんです。それぞれそこで活動を担っている担い手の皆さんもやっぱり実感しているというか、この取り組みのよさというか、お互いに我々専門職との部分との話し合いだとか、一緒に訪問に行ったりだとか、そういった活動をとおしながら住民の皆さんがお互いに支え合っているといった部分を感じているのではないかなと思っております。それで、本当に最後になりますが、この身近な福祉相談所の取り組みは確かに課題としてあります、そういった町だとか社協職員の人的な部分もそうですし、地域の担い手の皆さんも最初から関わっている人たちがずっと来て、なかなか新しい人が入っていない、担い手の確保をどうするんだといった課題も抱えてきております。そんな中で、この取り組みの優位性といった部分はそれぞれが職員も含めて担い手の皆さんも感じている部分でもありますし、この津別の取り組みといった部分は、地域共生社会を目指して、ちょうどこの活動に携わってもらっています大阪市立大学の野村先生が中心となって全国に広めていこうじゃないかということで、神戸の東灘区の大崎地区だとか、この前4月には大阪の住吉区にある朝霞地区という所があるんですけど、そこでもこの津別の取り組みと同じような形で専門職と住民の皆さんとの協働の拠点地域の中に拠点をつくっていこうと、そんな取り組みが今、全国の中でも少しずつですが広まってきているということで、津別は高齢化の部分でいったら本当に日本の先進課題地域でもありますので、そういう部分では本当にそういう支え合いの部分でも― 45 ―先進地域で進んでいって、何かそれが一つ全国に発信できるようなそんな地域になればいいかなというふうにも思いますし、何よりもここに暮らしている人が安心して、心の通い合うそんな地域社会になれば一番町もそうですし社協もそうですし、携わっている皆さんが思っていることかなというふうに思っておりますので、ぜひその取り組みが継続できるような方策の町も真剣に考えて引き継いでいただきたいなというようなことを申し上げまして私の質問とさせていただきます。最後に町長からコメントがありましたらお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

ありがとうございます。非常に議員も職員時代、社会福祉協議会時代から、この関係については随分骨を折って、そして献身的な努力をされていたのはよく承知しております。そういうことがあって今、他からも評価を受けているんだろうなというふうに考えています。福祉関係も講演会だとかシンポジウムだとか、あるいはこの間、満足度調査をやりましたけれども、福祉関係の満足度調査というのは非常に高い回収率です。今まで見ていても8割ぐらいはすぐ超えてしまうと、そして先ほど言いましたとおりシンポジウムにしても勉強会にしても中央公民館でもたくさんの高齢者の方が集まられる、高齢者に限ってはおりませんけれども、そういう状況を見て意識は非常に高いなというふうに認識しているところです。その気持がさらに結束して共助につながっていくというんですか、自助は大切ですけれども、その自助の共同体が共助であるというふうに考えておりますので、そこがしっかり組織化されてくるとかなり注目するような存在になってくるかなというふうに思っています。山田議員さんから一般質問の事前通告を受けて、ちょっと個人的にふとそういえばと思い出したものをちょっと手元に持ってきたのですけれども、自分としてもこういう気持ちでいたいなというふうなものの文章が、実はここでは篠原議員さんもとっておりますけれどもかがり火という本がありまして、今回廃止というか編集長が年齢が高くなりまして本はこれで絶版になったわけなんですけども、最終号をお届けいたしますということで書いて皆さんに読者に送られてきた文書がちょっとよかったんです。なるほどなと思って、その部分だけちょっと最後に読ませていただきたいと思うんですけれども、「薬物が検出されたワリエワ選手はかわいそうでした、小生などは順天堂― 46 ―医院を退院以来、薬物漬けの日々です。つくづく日本の高齢者は恵まれていると実感したのは入院費の精算です。肋骨を縦に半分に割って、そこからメスを入れて冠動脈の詰まった血管と健全な血管を取り替えるという難度の高い手術を看護師さんたちの手厚い看護を受け、15 日間も3度の食事をいただき、レンタルの寝巻やら何やら全てひっくるめて費用が 19 万円でした。医療費が安く済んだのは高齢者の1割負担のおかげですが、社会保障費をそれだけ圧迫したに違いありません。どこか後ろめたさを感じながらも個人的には大変ありがたいと思ったものです。それなのに年金が減るという新聞記事を読むと舌打ちしたくなるのですから、年寄りは勝手なものです。生活保護を受給する高齢者が増えているのですから、能天気なことは言ってられませんが、大方の高齢者は治療費だけでなくシルバーシートに座り、映画館や美術館や公共交通で優待割引を受け、年金支給日には外食を楽しみ、孫たちの誕生日にはお小遣いをあげ、時々には旅行にも出かけ、おおむね平穏で幸せな老後といってもいいのではないでしょうか。一方、最近死刑になりたかった、誰でもいいから道連れにしたかったという犯罪が増えています。これは自分には未来がない、将来がない、自分はどうなっても悲しむ人はいないという絶望感からくるものでしょう。表面的には福祉国家でも、内実は酷薄な社会になってしまったのです。高齢者世代は、経済成長期に現役だった人たちで、昼も夜も猛烈に働き日本を経済的に豊かにした人たちです。しかし関係性を断絶させ、優しさのない社会をつくってしまったのもこの世代です。希望のもてる未来をつくるのは若者たちではない、今、病院通いをしている老人たちの奮起にかかっていると思うようになりました。」というふうなことが書かれていまして、非常に私は感銘を受けて、このようなことを心に入れながら行政対応をしてまいりたいなというふうに思います。

出典:津別町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる