津別町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日
特別養護老人ホームの施設管理について
2022年3月15日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「特別養護老人ホームの施設管理について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 高橋剛 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 議長より発言のお許しをいただきましたので、先に通告をいたしました件につきまして質問をはじめさせていただきます。特別養護老人ホームの施設管理についてということでございます。町内唯一の特別養護老人ホームは、昭和 58 年4月に町立として開設され、以来 39年が経過し、建物の損傷が目立ってきました。平成 26 年4月に社会福祉法人に経営は― 47 ―譲渡されていますが、その際、小破の修繕に関しましては移譲先である社会福祉法人が行い、施設や設備等の修繕は、町が補助金の形で支出をすることにしています。そこで、次の点についてお伺いいたします。一つ目、老朽化が目立つ特養の修繕について、町はどう考えているのか。二つ目、建て替えの計画は令和7年度と聞いているが、現時点で変更はないのか。以上についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、特別養護老人ホームの施設管理についてお答え申し上げたいと思います。はじめに、特養の修繕についてですが、平成 26 年4月1日より社会福祉法人恵和福祉会への経営移譲に向け、前年の平成 25 年3月 17 日に「津別町特別養護老人ホームいちいの園等の経営移譲に係る協定書」を締結しています。内容は、土地の無償貸し付け、建物・車両・備品等の無償譲渡に関するものです。施設設備と備品の修繕・購入に関しましては、平成 27 年1月 23 日付文書にて通知し、1件当たりの費用が 10 万円を超えるものは町が助成することとし、法人側で 10万円以下のものが積み重なり 150 万円を超える場合は双方協議するとして今日に至っています。なお、平成 26 年度から現在までの助成総額は 1,900 万円ほどになっております。次に、建て替え計画についてですが、美幌町の緑の園と同様に、経営移譲の段階から、いずれ建て替えするものと双方で確認しておりましたが、当時の道の老人福祉施設等整備方針において、改築にあたっては昭和 56 年5月 31 日以前に建築したものと規定されていたことから、昭和 58 年に建設したいちいの園は対象外でありました。このため毎年、自民党移動政調会や道議会有志会への要請活動を行いまして、平成 31 年の整備方針において、「築後 30 年以上が経過する老朽施設」と改められ、本町においても補助金を受けての建設が可能となりました。そうしたことから、令和2年9月 30 日に札幌より恵和福祉会役員の方々が来庁され、その時点での検討内容について説明がありました。内容は、市街地内での建設を希望― 48 ―し、現在の人員で対応できる 40 床ユニット型にした場合、外構工事を含めて約 12 億円、60 床多床室だと約 14 億円と試算していましたが、どの方式にするかは、なお検討したいとのことでありました。建設にあたっては、土地の提供と補助金の応分の負担についても要請があったところであります。その後、令和3年3月 25 日に先の役員が来庁され、介護人材の確保が厳しい折、具体的な規模等は固まっていないものの、希望としては第9期介護保険事業計画(令和6年度から令和8年度)のうちに建設したい旨の話がありましたが、その際に町側からは、津別病院の改築に対する考えも説明したところであります。その後、昨年末の 12 月 29 日に年末のあいさつを兼ねて役員が来庁され、いちいの園の改築はなお検討中であり、津別病院については、いちいの園より老朽化が進んでいることから、どちらを先に改築するかは、現在のいちいの園が全く使えないわけではないことから、場合によっては後になっても構わない旨の話もされたところであります。特別養護老人ホームの改築については、前期過疎計画(令和3年度から令和7年度)の中において、令和6年度の建設としていますが、これはあくまでも目安としているものであり、津別病院との兼ね合いを含めて進めていく考えでありますので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 まず修繕に関しましては、以前お伺いをしたところ、大規模修繕は行わないというお答えをいただいております。その理由といたしましては、近い将来改築ということもあるので、今、大規模改修をするとお金が無駄になってしまうというか、使える期間が短くなってしまうのでということでお答えいただいていたかと思います。これが実は今回ご答弁いただきまして、少し私の認識とずれていたところがあるのかなと思いました。というのは、具体的に近々改修等々があるのではないかなということを思っていたのですけれども、ご答弁書のほうを見させていただきますと、整備方針で、それが築後 30 年以上が経過する老朽化施設に改められたので本町においても補助金を受けての建設が可能となり、それを受けて経営は福祉会の役員の方々が、建設にあたっては土地の提供と補助金の応分の負担についてお― 49 ―願いをしたいということで要請があったということでございます。その後に同じ役員の方が来られて具体的な規模は決まっていないけれども、第9期の介護保険事業計画、令和6年から令和8年の間なんですが、このうちに建設したいという旨の話があって、その際に町からは、津別病院のこともあるのでということでお話しをされたのかなということです。さらに去年の年末ということなんですけれども、いちいの園が全く使えないわけではないので、場合によってはこちらのほうが後になっても構いませんと、そのようなやり取りがあったと、そうしますと、こういうやり取りがあったということなので、津別病院の改築が鍵を握っているのかなと思います。その意味では特養の建て替えというのは、ボールは津別町にあるのかなという感想をもちました。ちょっと先に認識をお伺いさせていただければと思うのですけれども、今の流れを見ますと、改築は先ほどもありましたけど、過疎計画の中で令和6年ということであったんだけれども、それは一応ということで、現段階では、改築等々は決まっていない、大体このぐらいというのも決まっていないという認識でよろしいのか、町もそのように考えているということでいいのかどうか、そこをまず確認させていただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
この年にやるというのは決まっておりません。したがいまして、皆さんにお話もしていないと思います。ただ、この辺になるのかなということで過疎計画に載せていないと、これは過疎債を借りる予定をしておりますので、もし話が進んでいけば当然計画に載っていなければいけませんから、それは載せさせていただいているということであります。ただ建設年度は、先ほどの津別病院がこれまたいつになる、これも過疎債を考えて補助金として出すような形になると思いますけれども、それの財源として過疎債を借りる予定をしていますけれども、この令和6年の年というのは国営農地の事業も完了することになっています。そこで今度、津別の負担分を過疎債で借り入れる予定をしています。そうすると幾らでも借りられるという状態ではありませんので、年度ごとのバランスを見ていかなくてはなりません、結構大きな額がその年にいっぺんに借りられるという状況ではありませんので、そういう財政の流れというのも見ながら決めていくという形になると思います。― 50 ―
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 津別病院のことに関しては、今回の趣旨とは外れるかなと思いますので、これはまた議論は別の機会に譲りたいなと思うんですけれども、もう一つ今の話で、ちょっとお伺いさせていただきたいなと思うんですけれども、私の個人的な認識としては、建設にあたっては特養のほうは管理者が中心となって町がバックアップをするという形で、今のお話を聞いていますと病院のほうも病院が主となって病院を建設し、それを津別町がバックアップしてつくっていくと、そういう形なのかなという認識をもちました。間違っていたらご指摘ください。そんな中で、今過疎債のお話を町長のほうからいただきましたけれども、両方とも津別町にとって津別病院も特養も非常に重要な施設であることは間違いがないかなと思います。ただ、老朽化が両方とも進んでいるのもこれもまた間違いがないところで、両方同じ時期ということも考えられるとは思うのですが、やはり財政的に設計から建設にどのぐらいかかるというのは私はちょっと素人なので判然とはしませんけれども、同じような時期に要請が来た場合、それは町はお応えになるのでしょうか、それとも財政のことも考えてずらすという形でいくのか、その辺のお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それは今の時点で何とも言えません。その全額助成するつもりはありませんので、どの程度になるかというのは、例えば特養でいけばやり取りしなくちゃなりませんし、先ほどの道の老人施設等整備方針というのは民間が建てる前提になっていますので、それに対して町が助成する、それで基金を下して支払いをするという方法もありますけれども、そうすると基金がなくなってしまいますから、過疎債を借り入れて、それを財源としてお支払いすると、そして7割交付税で見てくれますから3割分を町として準備して貯めておくだとか、12 年払いになってきますけれども、そういう財政的なやり繰りというのはきちんとしておかなくちゃならないと思いますし、まずは、いずれの施設も町立のものではありませんので、そこがどういう規模も含めて、1番大きなことは規模をどれぐらいのものにしていくのかというのは何も決まっておりませんので、そこに対して今こうする、ああするというのがこちら― 51 ―側の、町立病院であれば、あるいは町立の特養であれば、それはお話しできますけれども、やり取りをしながらするということでありますので、現段階では今のご質問にはちょっと答弁は難しい状況になります。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 具体的な特養の修繕のことに触れさせていただければと思います。特養は、今お話にもございましたけれども、移譲されておりますけれども町にとって重要な施設であることは私は間違いがないのかなと思います。そこで、特養の施設の現状について少しお話しさせていただければなと思います。特養に行ったことがある方でしたら何となくわかるかなと思うんですけれども、特養は老朽化が大変進んでおります。例えば入り口でも壁を見ていただければ縦に横に亀裂が入っておりまして、中に入っても場所によってはコンクリートの部分は亀裂が入っております。また、厨房の奥の床の部分なんですけれど、上に貼ってあるフローリングというかがもう剥げて、中にあるモルタル、石膏、そういうやつがもう出てきているので、掃除をするたびに何かかすみたいのが出てきたりとかそういうこともあったり、トイレのドアはベニヤでできているんですけど、下のほうがもうささくれ立っていまして、非常にこちらのほうも見栄えもよくない。あと利用者さんの例えば大きい食堂、食事をする大きなスペースがあるんですけど、そこに小さい飲み残しを捨てたりとかする流しがあったりするのですが、こちらのほうも下のほう、配管のところにドアをつけているんですけど、このドアも全然だめで、何度修理をしてももう結局だめになって、今、職員の方が小さいカーテンをつけて配管を見えないようにしているというような老朽化が進んでいます。ただ、そんな中でもちょっと問題だなと思うことがございまして、暴風雪が先月の末にあったと思うんですけど、その次の日に私はちょうど仕事をしておりまして6時ぐらいに軒下から落ちる雨のような音が室内でずっと聞こえてきまして、何だろうなと思って調べてみたら、これがすが漏りだったんです。いろいろ処置をしまして、かなり時間がかかったんですけど、最終的に守衛の方にお願いをしてこうこうこうですということでいろんなところに連絡をしてやったんですけれど、後日お話を聞いたら、― 52 ―水が止まったのが大体夜中の3時と言ってましたので、9時間ぐらいすが漏りをしていたと。場所に関しましても、私もちょっと存じ上げなかったのですが、少なくとも3カ所、今の厨房で2回、それから医務室の廊下の前、それと洗濯機を置いてある部屋、全部毎回ではないんですけどすが漏りを起こしたりとか、そういうことがあると。すが漏りを起こすと、いろんな所で今私が知っているだけで3カ所、4回以上ということで複数あるんですけれど、こういうことを考えてもきっと屋根裏とか、夏場とかだったらどうしてもカビ等も発生しますし、やはり人がいるときに上からぽたぽた落ちるというのはあまりよくないのではないかなと思います。ですから、単純に言ってどのぐらいかかるかわからないですけど、お金はそこそこかかるとは思うのですが、そういうのを前向きに大規模改修になるかどうかはちょっとわからないのですけれども、特養側と話をして、そのような所を修繕するというほうがよろしいのではないかなと思います。そのような大規模になるかどうかはわからないのですが、原因は少なくとも止めて、利用者さんが使いやすい施設を目指していったらいいのではないかなと思うんですが、緊急性のあるものはやったらどうかと思うんですが、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、改修に対しての考え方といいますか、いろいろ事例を出されてお話をされたところでありますけれど、先ほど答弁でも申し上げましたとおり、この平成 26 年に経営移譲してから、これまで 1,900 万円ほど助成をしています。件数にすると 45 件です。結構な額を支援しているわけですけど、これはいずれも文書でやり取りをして、それに基づいた要望とを受けて、こちらで話し合いながら、じゃあこれはいきましょう、これはそうですねと、これは今、例えばどこかで使って― 53 ―いるやつをかわりに持ってきましょうかとか、いろいろやり取りをしてやっておりますので、今後につきましても新しく新築、改築されるまでの間は、この方法でいくんだろうというふうに考えておりますし、今、いろいろお話しされた部分については、恵和福祉会さんがもう経営移譲して向こうが本体になっておりますので、そこからの要望というのは、今言われた部分については出ておりませんので、今ここでお答えするというのはできません。議員もそこで働いておられますから、いろいろ見聞きしている部分はあるかというふうに思いますけれども、何となく聞いていると圧力をかけられているような感じもしないでもないのですけれども、いずれにしても恵和福祉会さんの要望が出てくれば協議をするということになります。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 圧力はかけてないですよ。最後になりますけれども、ちょっとポイントとしてあげておきたいのが、いちいの園とその隣のデイサービスセンターと両方とも津別町のホームページにも出ておりますけれども、福祉避難所に指定されているかと思います。今のお話をずっとお聞きしていますと、本来であれば何か災害等々があったときに、体が動かせなかったり介助等が必要ということで、そういう方たちが避難する場所かなということなんですけれども、そこで、災害の種類ですとか季節によって変わりますので何とも言えないですけれども、そういうことがあったときにすが漏り等があるというのは非常に現場が混乱するかなと、そういう思いもあります。昨今のテレビを見ていますと、ウクライナの状況とかを見ていますと、あんなことはないだろうとも思いつつ、特に足の悪い方ですとか、認知が進んだ方ですとか、そういった方はやはり避難するのも大変なものですから、その時にあの施設は拠点になる施設だと思いますので、当然、改修されれば新しいところがそういう機能を担っていくのかなと思いつつ、あそこは確か本体とデイケアサービスのセンターと確か建てた時期がデイケアのほうが新しいと思うので、その辺りの運用の方法等々も考えなければいけないのかなと思うんですけれども、それは経営を譲渡されたということもありますので、町のほうとしても、その辺、心のどこかに置いておいていただければなと思います。改修に関しましては、今なかなかお答えするのは難しいというご答弁でございまし― 54 ―たので、こちらのほうもそういったような実体で、町として施設の老朽化がかなり進んでいるんだなということで、その辺をご認識いただければいいかなと思いますので、私の一般質問はこれで終わらせていただければと思います。最後に何かございましたら町長のほうからコメントいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
改修につきましては、多額なお金を投資することはどうかなというのは恵和福祉会さんのほうからも時々聞かれております。いずれは改築することになりますので、そこに今これだけのものをというのは、やはり考えていることは同じだと思っていますし、そういう会話もやり取りもしていますので、ただ、その中で必要最小限のものは対応せざるを得ないだろうなというふうに思っておりますので、これは、これからも双方の協議の上で、何かあった場合、対応していくということになると思います。