津別町議会 令和3年第7回定例会 2021年9月16日
防災用備蓄について
2021年9月16日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「防災用備蓄について」質問し、町長 佐藤多一、防災危機管理室長 宮脇史行が答弁しました。
- 質問者
- 高橋剛 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、防災危機管理室長 宮脇史行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 議長より発言のお許しをいただきましたので、先に通告いたしました件につきまして質問のほうをさせていただければと思います。質問事項一つ目、防災用備蓄についてでございます。近年、50 年に一度と言われるような災害が毎年のように発生し、災害は津別町にとっても人ごとではないと感じております。いざという時、自治体ベースでも個人ベースでも食料等の備蓄は大変重要だと考えております。そこで、次の点についてお伺いをしたいと思います。一つ目、現在、町が進めている備蓄の進捗状況はどうなっておりますでしょうか。二つ目、フェーズフリー(備えない防災)この考え方を町民に紹介して活用する取り組みをしてはどうかと思いますが、町長のご見解をお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、防災用備蓄についてお答え申し上げます。はじめに、町が進めている防災用備蓄の進捗状況についてですが、庁舎及び防災倉― 56 ―庫、また学校など6カ所の拠点避難所にそれぞれ一定の備蓄を行っています。さらに現下の新型コロナウイルス感染症対策上、昨年度において避難所用テントとベッド 100セットのほか、消毒液や非接触式検知器などの整備を行ったところです。今年度は、IP無線機、投光器、車両用拡声器を購入することとしておりまして、食料品については、今後、消費期限を確認して随時更新していく予定であります。次に、フェーズフリー(備えない防災)の考え方を町民に紹介し、活用する取り組みについてですが、フェーズフリーは、平成 26 年に社会起業家の方が提唱したもので、身の回りにあるものやサービスを日常時のみならず、非常時にも使えるようにする考えです。平成 30 年に一般社団法人フェーズフリー協会が設立され、令和元年から企業から申請された商品の認証を行う認証制度をスタートさせています。例えば、認証商品には水も運べる撥水バック、手指消毒剤、紙コップ、急速充電器、強化ダンボールなどがあり、現在、日常的に広く使われているものが数多く含まれています。いざというときにも役に立つものだということを何らかの機会でお知らせすることも必要と考えますけれども、この「フェーズフリー」という言葉を使うべきかどうかについては、また一考が必要ではないかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 まず、この防災用の備蓄についてなのですが、冒頭にも触れましたけれども、本年も集中豪雨の被害、特に西日本を中心として非常に大きいものがございました。そのたびに天気予報を見ておりますと、50 年に一度、または、たまには 100 年に一度というような単位で非常に大きな豪雨が発生しておりまして、大きな被害をあちらこちらの住民に与えております。後ほど2番目でもやろうかなと思いますが、津別町においては、雨が降るのではなくて干ばつですとか高温ということで、非常に農産物の生育のほうにも影響が出ておりまして、本当に防災というのは人ごとではないのかなと考えております。その中で、今、進捗状況をお伺いさせていただきましたけれども、その中で食料品については今後、消費期限を確認して随時更新していく予定ですということで、当然、食べ物は期限があるわけですから、その都度替えられていくのかなと思いますが、一つお伺いし― 57 ―たいのですが、更新計画みたいなのはあるのでしょうか、それとも、そういうものはなくて、普通に廃棄ではないと思いますが、そのような形で進めていくお考えなのかお聞かせいただければと思います。
答弁 防災危機管理室長 宮脇史行(防災危機管理室長は2022年3月まで)
特に計画は立てていないのですが、買った年で、その買ったものの食糧品の消費期限がわかりますので、期限が来る前に次年度またそろえるということにして、期限が来るものについては、今、ちょっとコロナの関係でできていませんが、自治会等が防災の訓練をしたときに食べていただくとか、あとは児童・生徒さんにも食べていただいて、その食べていただいた結果で味とかこんな種類をそろえてほしいという希望をとりまして、それを更新計画に生かしていきたいと考えています。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 わかりました。後で少しお話ししようかなと思ったのですけども、ちょうど今朝、全国のテレビでもやっていましたけど、福井の学校の話ですけど給食に非常食を出して、みんなで非常食を食べようということで実際にやっているという取り組みが紹介されておりました。今のお話を聞いていても、津別でも同じようなことをやってらっしゃるのかなということで、非常によいのではないかなと思いました。それと、先ほど備蓄の中身についてもいろいろお伺いをしたのですけれども、計画どおりに進んでいて非常にいいなと思いましたが、今どうしてもコロナ禍なので通常時よりも種類ですとか、どうしても多くなってきてしまうのかなと、そうするとどうしても予算のほうもかかってきてしまうので、その辺に関しては大変なのかなと思いますが、今はコロナですけれども、これが別な感染症等でも全部有効になってくると思いますので、ぜひとも町にはその辺も考慮していただいて、やっていただければと、進めていただければと希望いたします。それと避難訓練、私、共和第3の警防部長も仰せつかっているものですから、避難訓練を今年も 10 月3日にさせていただきますけれども、今はちょっとコロナで大規模なものはできないのですが、例えばベッドの組み立てですとか、そういったような訓― 58 ―練も一緒にさせていただければ、いざという時にすぐに役に立てられるのかなという気もいたしますので、機会があれば、ぜひそういうこともご検討いただければと、サンプルというか試供品じゃないですけれども、これは、そういう訓練のときに使えるものというのがあればいいのかなと思いますので、そういったようなことも今後ご検討いただければと思います。それで、今のお話しさせていただいた部分というのは、これは公助の部分でございまして、以前にも防災のときにお話しさせていただきましたけれども、基本というのは当然自助でなければならないかなと思います。なぜなら災害の種類によっては、避難所に行かないで家で過ごす場合ということがでてくるのではないかなと思います。そういう場合は、公的な支援にどうしても頼れない場合もでてきますので、自助がやはり基本なのかなと思います。その場合、防災グッズを備えているかどうかというのは非常に大きいことなのかなと思うのですが、津別町における自助の防災グッズ、これの備えの把握、どのぐらいの家庭にあるとか、そのような把握というのは町のほうではされていらっしゃるのでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
コロナも含めて十分な備蓄をということで、この先のウイルスの関係にも言及されておりましたけど、そこはちょっとどのようなものが出てくるかわかりませんけれども、現下の中においては消毒液も含めてしっかりマスクだとかを備えておりますので、それぞれまた各人でも用意しているかというふうに思いますけれども、いざ複合的に災害が重なって、どうしても拠点避難所に行かざるを得ないということになれば、それに対応する備蓄は備えてあるという認識に立っているところです。10 月3日に自治会のほうでされるようですけれども、これはできるかどうかは担当のほうでちょっと検討させていただきますけれども、ちょっと今、ここでやりますというのは私のほうからはちょっと控えさせていただきたいと思います。防災グッズの備えについては、これは調べたことはありません。基本的にはハザードマップ等でも最低これだけはそれぞれの家庭で用意してくださいというものがイラ― 59 ―ストつきで皆さんにお配りしておりますので、全世帯に配られています。それに基づいて、それぞれ準備をされているのではないかという認識に立っていますので、こちらのほうとしては1軒1軒に備えていますかというようなことは調査したことはございません。以上です。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 今、津別町のほうでは把握をされていないということでご答弁いただきましたけれども、これで一つ参考になるのではないかなと思いますのが、美幌町さんの取り組みでございまして、となりの美幌町は、各家庭に防災グッズを配っているということでございます。状況について役場のほうにも問い合わせをさせていただきまして、いろいろお伺いをさせていただきました。費用としては、1セット、2,754 円ということで、これを年に 400 セット分の予算を確保してあるということでございました。費用に関しましては全て単費ということで、町から補助を受けずに単費でやっているということでございます。加えまして、いただいた後に美幌町を出て行くというときに、防災グッズというのは置いていくのですかということをお伺いしましたところ、所有権は住民に渡したときに所有権も移るということで、そのまま持って行っていただくということでございました。町民の反応はどのような感じなのでしょうかということでお伺いをしたのですけれども、こちらのほうは、少なくともネガティブな反応はないと。例えば、「ここまで町のお金を使って、何で町がこんなお金を出すんだ」ですとか、そういったようなネガティブな反応はないと。感謝はされるということでございました。それで先ほど年に 400 セットということなのですけれども、期間を決めてらっしゃるんですかと、この施策、例えばあと5年続けようとか、10 年続けようとか、そういったような期間は決めていらっしゃいますかというお話を聞いたのですけれども、こちらのほうは、期間に関しては今のところ考えていないと、だから終了も決まっていないので、とりあえず当面は、美幌町は続けていくというお答えでございました。これは、いろんな事情がありますので、一概に津別と美幌が一緒にはならないのですけれども、津別の世帯がホームページに出ているのは 2,249 世帯で、美幌町と同じ、― 60 ―例えば 2,754 円だとすると単純計算で 619 万 3,746 円となるのですけれども、これをいきなりというのは非常に金額的にも大きいので、美幌も一気にではなくて、確か自治体、町内会ごとに何年か期間を区切ってやったと思うんですけれど、そういったような取り組みというのも津別町で考えてみてはどうかなと思うのですが、これに関して町長のご見解があればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
美幌町の取り組みは、それこそ前の土谷町長から聞いていまして、今回やるんだという話しを聞いたのをよく覚えています。津別がこういう公共部門で行政のほうでやるということはしておりませんけれども、以前、自治会連合会の会長の大江さんが会長をされていたころ、市街地区自治会連合会として防災グッズの配布をしております。それが行政ではないのですけれども、そういう取り組みがされていました。薬だとかカット絆だとか、そういうものがかなりの数があって、実は、私も当時、大江さんからいただいた品書きというか何が入っているという一覧表をA4版でもらっていて、それをずっと取っていたんですけれども、たまたま新庁舎に移動するときに、いろんなものを処分したものですから、もうちょっとこの質問があるのであれば持っておけばよかったなというふうに思っていたりするのですけれども、自治会でもそういう連合会でも気になってそういう取り組みをしているところは承知しています。行政として、これをまた町民に対応するとなれば、また、そこそこの費用もかかってまいります。おそらくこれだけ毎年いろんな災害が、かつて経験したことのないというのを、もう耳にタコができるぐらい聞いていますけれども、あのそういう状況の中で、どこかに買い物に行ったとき、これ、ちょっとうちは子どもがこれぐらいだから、これも用意しておこうかなだとか、それぞれのそのときの家庭状況にあわせて必要なものだとか量だとかというのは、きっと揃えられているというふうに思います。そういう中で、これで美幌町さんのはいろいろ考えられて、この配布の内容を決めたというふうに思いますけれども、それはまた美幌町さんの考えでありますので、津別町としてはできるだけ自分で自分の家庭にあったものを揃えていただけませんかという方向で進めてまいりたいというふうに思っています。ただ、その中で要援護者だとか、そういうところは自治会とも協力して、このひと― 61 ―り暮らしのおじいちゃんだとかおばあちゃんは、何かをちゃんと持っているのだろうかだとか、持ってないんだろうかっていうのは、やはり自治会の協力を得ながら点検をして、必要であれば町でその部分を少し用意するだとか、そういうことは考えられるのではないかというふうに思います。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 以前、うちの町内会で避難訓練をやった時に、避難袋というか防災グッズの袋だったりとかリュックだったりとかを持たれて来た方がほとんど多分いない、持って来たのが私と中橋さんぐらいじゃないかなと思うのですが、ほかにいらっしゃらなかったんじゃないかぐらい非常に少なくて、それでいろいろ聞いていても、なかなか特別用意するのが難しいご家庭というか、例えば高齢者のひとり暮らしですとか、なかなか難しいのかなというのがあったものですから、この機会に提案をさせていただきました。町長の今のご答弁ですと、そういう用意ができない家庭は少し考えてみてもというようなことだったかと思います。ぜひとも、それも含めて一度ご検討いただければと思いますので、よろしくお願いをしたいなと思います。なぜこの防災グッズの話をしたかと言いますと、ここの2番目です、フェーズフリーの話ということで、ここにつながってくるのですけれども、フェーズフリーというのは、日常と非日常ですとか、二つの場面のフェーズをなくすということでフェーズフリーでございます。災害に関して言えば、いつ起きるかわからない災害に、どれだけの人が備えをしているかというのは疑問でございます。水や非常食を準備しても、それだけで安全・安心を確保できるわけではないですし、災害発生時は、思いもしない事態が発生する。日常時において非常時を想像し、備えをし続けることが難しいと。ですから、この災害のときに用意するもの、それを普段使いして二つのフェーズをなくしましょうということがフェーズフリーでございます。聞きなれない言葉なので、もう少し詳しく言いますと、フェーズフリーには重要なことが五つあると。一つは常活性、どのような状態においても利用ができること。二つ目が日常性、日常から使えること。直感性、使い方、使用限界、利用限界がわかりやすいこと。触発性、気づき、災害に対するイメージを生むということでございます。最後、五つ目が普及性、参加― 62 ―できて広めたりできることということで、先ほどのご答弁にもありましたけれども、協会の方がそのようなお話をされております。要するに、いつもやっていることを非常時ということで、それを一体化させようという考え方でございます。先ほどのご答弁にもありましたけれども、フェーズフリーという言葉自体に全然こだわりはなくて、先ほども言いましたが津別の場合は高齢化が進んでいて、高齢化率の高い町、そこで特別にこれだけそろえてねということでやるというのは、私はちょっと難しいのかなと思いまして、それで、もっと具体的に言ってしまえば非常袋の中に缶詰とかを入れておくと。ある程度の期間が来れば、その缶詰を食べてしまって新しい缶詰を入れると、そんなようなことを、これだけで災害の時の備えになるんだよということで、それをぜひ紹介していただいて町の防災意識の向上、あとは津別町民の少しでも命を守ることにつながる、例えば広報等で、こういう考えもありますと紹介をしていただいて、ぜひとも使っていただければなということで今回この質問をさせていただきました。最後に、私自身のやっているフェーズフリーは、飲み物等を箱で買っていて常にそれを飲んで、なくなったら補充をして、ですから電気だとか水道が止まっても飲み物はある状態になっています。それとガス等が止まっても煮炊きができるような準備を私自身しております。そういったことも一つのフェーズフリーですし、それは普通の生活の中でも私も使っております。ぜひとも、こういったことを津別町のほうでもこういった考えがあるよと、繰り返しになりますがご紹介していただければいいのではないかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。最後に町長のお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
災害に必要なものというのをそれぞれのところで、それぞれの家庭にあわせていろいろ取りそろえているのではないかなというふうに思いますけれども、その中で日常的に使えるものというのも相当数あるのではないかなというふうに思いますので、それを言ってみれば、日常と非日常の間で両方使えるものについて、もう一度、再認識しておくというか、そして、できれば使いながら新しくしていって、そして必要なものが十分いつでも取りそろえられてあるという、そういう状況― 63 ―になっていればいいのかなと思います。これまでも、おそらくこういう物事の進め方というのは、やっている家庭はやっているのでしょうし、どこかでそういう非日常で使うものも日常で回しながら使いながら、そしていざというときにも使えるようにということで、そういう考えを一面持っていただけるようなPRだとか、どういうふうにすればいいか、ちょっと今、具体的には申し上げられませんけれども、担当を含めてちょっと考えてもらいたいなと思っています。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 それでは、二つ目の質問項目のほうに移らせていただきます。